JP4641166B2 - 固体撮像装置の電荷転送デバイスおよび固体撮像装置の電荷転送デバイスの駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置の電荷転送デバイスおよび固体撮像装置の電荷転送デバイスの駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、固体撮像装置の電荷転送デバイスおよびそれの電荷転送デバイスの駆動方法に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなど、固体撮像装置を搭載したデジタル画像撮影装置が普及してきている。固体撮像装置は、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)センサと、そのCCDセンサの出力を増幅して出力する増幅器と、その増幅器からの出力をデジタル信号に変換するA/D変換器などから構成されている。
CCDセンサは、フォトダイオードに代表される受光素子(照射された光子の量に応答して電荷を発生させる素子)と、その受光素子が発生させた電荷を転送する電荷転送デバイスとで構成されている。電荷転送デバイスが転送する電荷は、電荷検出装置に供給される。電荷検出装置は、供給される電荷に対応する電気信号に変換して増幅器に出力している。増幅器は、電荷検出装置から供給される電気信号を増幅して出力している。
電荷検出装置によって電荷を検出する方法としては、一般的に、FDA(Floating Diffusion Amplifier:フローティングディフュージョン増幅)法と呼ばれる方法が採用されている。FDA法では、電荷転送領域の後段にフローティング拡散層を備え、そのフローティング拡散層の電位変動を検出することで、転送された電荷の検出を行っている(例えば、特許文献1参照。)。FDA法を採用している電荷転送デバイスでは、上記のフローティング拡散層の電荷のリセット(フローティング拡散層の電荷の排出)が必要である。したがって、FDA法を採用している電荷転送デバイスには、リセットトランジスタが備えられている。
リセットトランジスタは、例えば、電荷転送デバイスがP型半導体基板に形成されている場合、前述のフローティング拡散層と、リセットドレインと、リセットゲート電極とで構成されている。リセットトランジスタは、そのリセットゲート電極にリセットパルスが印加されることで、Nチャネル領域を形成し、フローティング拡散層の電荷の排出を行っている。リセットゲートに印加されるリセットパルスの振幅を、電荷転送クロックより大きくしてリセット動作を確実に実行させる技術が知られている。
半導体回路において、その半導体回路を動作させるための電源電圧の低電圧化が要求されてきている。このような低電圧化の要求は、上述のCCDセンサであっても例外ではない。CCDセンサにおける低電圧化や単一電源化の要求に対応するために、上記特許文献1に記載の技術では、電荷転送段(特許文献1の図1における、n型拡散層12、転送ゲート電極14、15、出力ゲート16)の後段の半導体基板の表面領域内に、フローティング拡散層、リセットドレイン、吸収ドレインを設けている。そのフローティング拡散層とリセットドレインとの間の半導体基板上にリセットゲート電極を設け、リセットドレインと吸収ドレインとの間の半導体基板上にバリアゲート電極を設けている。そして、リセットドレインに電子引き抜き用の抵抗Rを接続している。リセットゲート電極には、Hレベルが5V、Lレベルが0VのリセットパルスφRを印可し、バリアゲート電極には、電源電圧VB (5V)を、吸収ドレインには昇圧回路の出力電圧(12V)を印加している。
この電荷転送装置においては、バリアトランジスタTBRは常時オン状態にあるので、リセットドレインの電位はバリアトランジスタTBRのチャネルポテンシャルに保持される。昇圧回路は、ダイオードによる整流回路を多段に接続したものであり、図示されていないが転送クロックが印加されている。
この固体撮像装置では、固体撮像装置に備えられた受光素子(フォトダイオード)から、電荷の読み出しが実行されている場合、電荷転送デバイスは、その動作を実行する必要がない。したがって、受光素子から電荷の読み出しが実行されている場合、転送クロックを停止している。また、電荷転送が行われていないので、リセットトランジスタを動作させる必要も無い。さらに、転送クロックが停止するので昇圧回路も、その動作を停止することとなる。
上記特許文献1に記載された固体撮像素子において、フローティング拡散層からCCD出力端子からCCD出力端子へ出力される信号電圧は、増幅回路に供給されて信号出力Voutを得る。増幅回路は、信号出力Voutのオフセット電圧を規定するクランプ回路が設けられている。リセットトランジスタおよび昇圧回路と同様、電荷の読み出しが実行されている間は、クランプ回路も動作させる必要がないため、その動作を停止している。
このような電荷読み出しが実行されている期間、すなわち、転送クロック停止時の動作について、図1を参照して説明を行う。図1は、従来の電荷転送デバイスにおける転送クロック停止時の動作を示すタイミングチャートである。図1に示されているように、時刻t1で転送クロックφ1およびφ2、リセットパルスφRSおよびクランプ回路に供給されるクランプパルスφCLPが停止する。転送クロックφ1およびφ2が停止することで、昇圧回路の動作が停止し、吸収ドレインに印加されていた昇圧回路の出力電圧VRD0は、徐々に下がり始める。
本来、バリアトランジスタのゲートに一定電圧がかけられているためリセットドレイン電圧VRD1は変動しない。しかし、フローティング拡散層に蓄積された電荷をすばやくリセットドレインに引き抜くために、バリアトランジスタのゲート長Lを短くした場合、昇圧回路の出力電圧が下がるとその影響をうけてリセットドレイン電圧VRD1も下がってしまう。
リセットドレイン電圧VRD1が本来の電圧より下がっているため、信号出力Voutのオフセット電圧も規定の電圧より下がってしまう。時刻t2において、この状態で転送クロックの供給が開始された場合、最初の何ビットかは正常な電圧にクランプされず、有効画素から正常な出力波形を得ることが困難になってしまう。
上述のような有効画素から正常な出力波形を得るために、固体撮像装置に無効画素を備えておく技術が知られている。この技術により、有効画素にくるまでにオフセット電圧を安定させることが可能になる。しかしながら、無効画素を備えることで、固体撮像装置の回路面積が大きくなってしまう。
特開平6−338525号公報
本発明が解決しようとする課題は、昇圧回路を備える固体撮像装置において、その昇圧回路の動作停止に影響されること無く、安定した出力信号を得ることができる固体撮像装置の電荷転送デバイスおよびそれの電荷転送デバイスの駆動方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする他の課題は、昇圧回路を備える固体撮像装置において、無効画素を備えることなく、その昇圧回路の動作停止に影響されること無く、安定した出力信号を得ることができる固体撮像装置の電荷転送デバイスおよびそれの電荷転送デバイスの駆動方法を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、半導体基板(1)と、前記半導体基板(1)に形成され、照射された光子の量に応答して電荷を発生させる画素から読み出された電荷を、転送クロックに同期して転送する水平電荷転送領域と、前記水平電荷転送領域の後段に形成され、前記電荷が供給されるフローティング拡散層(21)と、リセットゲート電極(24)とリセットドレイン(22)とを有し、前記リセットゲート電極(24)に印加されるリセットパルス(φRS)に応答して前記フローティング拡散層(21)の電荷を前記リセットドレイン(22)に流入させるリセットトランジスタ(26)、バリアゲート電極(25)と吸引ドレイン(23)とを有し、前記バリアゲート電極(25)に印加されるバイアス電圧に応答して前記リセットドレイン(22)の電位を特定するバリアトランジスタ(27)と、前記吸収ドレインに接続され、前記転送クロックに同期してバリア電圧を生成する昇圧回路と、前記フローティング拡散層(21)に接続され、前記フローティング拡散層(21)の電荷に応答して信号電圧を生成して出力する増幅回路(30)と、前記増幅回路(30)に接続され、印加されるクランプパルスに応答して前記増幅回路(30)の電位を基準電位にクランプするクランプ回路(8)とを備える固体撮像装置を構成する。そして、前記リセットトランジスタ(26)と前記クランプ回路(8)との各々は、前記昇圧回路が停止している間も動作させておく。
その固体撮像装置において、前記リセットトランジスタ(26)前記クランプ回路(8)の各々は、前記転送クロックの供給停止に応答して動作を停止し、前記転送クロックの供給再開時刻より早い時刻に動作を再開する固体撮像装置を構成する。
その固体撮像装置において、前記リセットトランジスタ(26)前記クランプ回路(8)の各々は、前記転送クロックの供給再開時刻に前記増幅回路(30)の電位を基準電位にクランプするように、前記転送クロックの供給再開時刻より早い時刻に動作を再開するように固体撮像装置を構成する。
また、上記課題を解決するために、以下の駆動方法で電荷転送装置を駆動させる。その駆動方法は、半導体基板(1)と、前記半導体基板(1)に形成され、照射された光子の量に応答して電荷を発生させる画素から読み出された電荷を、転送クロックに同期して転送する水平電荷転送領域と、前記水平電荷転送領域の後段に形成され、前記電荷が供給されるフローティング拡散層(21)と、リセットゲート電極(24)とリセットドレイン(22)とを有し、前記リセットゲート電極(24)に印加されるリセットパルス(φRS)に応答して前記フローティング拡散層(21)の電荷を前記リセットドレイン(22)に流入させるリセットトランジスタ(26)、バリアゲート電極(25)と吸引ドレイン(23)とを有し、前記バリアゲート電極(25)に印加されるバイアス電圧に応答して前記リセットドレイン(22)の電位を特定するバリアトランジスタ(27)と、前記吸収ドレインに接続され、前記転送クロックに同期してバリア電圧を生成する昇圧回路と、前記フローティング拡散層(21)に接続され、前記フローティング拡散層(21)の電荷に応答して信号電圧を生成して出力する増幅回路(30)と、前記増幅回路(30)に接続され、印加されるクランプパルスに応答して前記増幅回路(30)の電位を基準電位にクランプするクランプ回路(8)と備える固体撮像装置の駆動方法であって、
(a)前記リセットトランジスタ(26)前記クランプ回路(8)の各々が、前記転送クロックの供給停止に応答して動作を停止するステップと、
(b)前記リセットトランジスタ(26)前記クランプ回路(8)の各々が、前記転送クロックの供給再開時刻より早い時刻に動作を再開するステップ
を具備する固体撮像装置の駆動方法で駆動させる。
その固体撮像装置の駆動方法において、前記リセットトランジスタ(26)前記クランプ回路(8)の各々は、前記転送クロックの供給再開時刻に前記増幅回路(30)の電位を基準電位にクランプするように、前記転送クロックの供給再開時刻より早い時刻に動作を再開する。
本発明によると、昇圧回路を備える固体撮像装置において、その昇圧回路の動作停止に影響されること無く、安定した出力信号を得ることができる。
さらに、本発明によると、昇圧回路を備える固体撮像装置において、安定した出力信号を得るために無効画素を備える必要が無く、回路面積が小さい固体撮像装置を構成することができる。
[実施の形態の構成]
以下に、図面を使用して本発明の実施の形態の構成について述べる。図2は、本発明の実施の形態における、電荷転送装置の出力段付近の構成を示す断面図である。以下に述べる電荷転送装置は埋め込みチャネル型電荷転送装置であることが好ましい。図2に示されているように、本実施の形態の電荷転送装置10は、画素(図示されず)から読み出された電荷を転送する電荷転送領域と、その電荷転送領域で転送された電荷に対応して信号電圧を出力するフローティング拡散層21と、そのフローティング拡散層21から電荷を排出するリセット領域とを含んで構成されている。電荷転送領域は、第1クロックφ1と第2クロックφ2とに同期して画素(図示されず)から読み出された電荷を転送する領域である。また、上述の固体撮像装置は、タイミング制御回路28と、昇圧回路20とを有している。タイミング制御回路28は、第1クロックφ1と第2クロックφ2とを生成して、電荷転送デバイスに供給している。
ここで、昇圧回路20とタイミング制御回路28とは互いに電気的に接続され、昇圧回路20にはタイミング制御回路28から出力される第1クロックφ1と第2クロックφ2とが供給されている。昇圧回路20は、そのタイミング制御回路28から供給される第1クロックφ1、第2クロックφ2に基づいて昇圧回路20に備えられたチャージポンプ(図示されず)を駆動し、所定の電圧を生成している。
また、このタイミング制御回路28は、電荷転送装置10に信号電荷を読み出すためのシフトゲートに印加する読出しゲートパルスVOGや、電荷転送装置10を2相駆動するための第1クロックφ1および第2クロックφ2、電荷検出部14のFDをリセットするリセットパルスφRS、読み出しゲートパルスVOGに基づくクランプパルスφCLPを、外部から入力されるマスタークロックφclkに基づいて生成するとともに、読出しゲートパルスVOG及び第1転送クロックφ1に基づいて最終的なクランプパルスφCLPを生成している。
また、フローティング拡散層21は、読み出しゲート電極6とリセットゲート電極24との間のn型拡散層2内に形成されている。フローティング拡散層21は、後述する増幅回路30に接続され、フローティング拡散層21から読み出された電荷は、CCD出力端子CCDoutを介してその増幅回路30出力されている。
図2に示されているように、電荷転送領域は、p型半導体基板1と、n型拡散層2と、ゲート酸化膜3と、転送ゲート電極(4a、4b、5a、5b)と、読み出しゲート電極6と、バリア層7で構成されている。その転送ゲートは、第1転送クロックφ1に同期して動作する第1転送ゲート電極対(5a、5b)と、第2転送クロックφ2に同期して動作する第2転送ゲート電極対(4a、4b)とで構成されている。さらに、その第1転送ゲート電極対は、第1ストレージ電極5bおよび第1バリア電極5aとを含み、その第2転送ゲート電極対は、第2ストレージ電極4bおよび第2バリア電極4aとを含んで構成されている。
n型拡散層2は、p型半導体基板1の境界面に形成されたn型拡散層2である。転送ゲート電極(4a、5a)に対応するn型拡散層2の領域には、バリア層7が形成されている。図2に示されているように、転送電極は、その下の電位が深いストレージ電極と、電位の浅いバリア電極とで構成されている。バリア層7が設けられている転送ゲート(4a、5a)は、バリア電極であり、転送ゲート(4b、5b)はストレージ電極である。そのストレージ電極とバリア電極とは、各々一対一に対応するように構成され、同一の駆動パルス(φ1、φ2)が印加されている。
ゲート酸化膜3は、そのn型拡散層2と、各ゲート電極との間に形成される絶縁膜である。
ゲート酸化膜3のn型拡散層2に対向する面には、第1ストレージ電極5b、第1バリア電極5a、第2ストレージ電極4b、第2バリア電極4a、読み出しゲート電極6が設けられている。第1ストレージ電極5bおよび第2ストレージ電極4bは、バリア層7に対向するように設けられている。第1転送ゲート電極対には第1転送クロックφ1が印加され、第2転送ゲート電極対には第2転送クロックφ2が印加されている。第1転送クロックφ1、第2転送クロックφ2の各々は、例えば、ハイレベルが5Vでローレベルが0Vのクロックであり、第1転送クロックφ1と第2転送クロックφ2とは位相が互いに180度異なるクロックである。また読み出しゲート電極6には、一定電圧(例えば1V)のゲート電圧VOGが印加されている。
リセット領域は、リセットトランジスタ26とバリアトランジスタ27とで構成されている。リセットトランジスタは、フローティング拡散層21とリセットドレイン22とリセットゲート電極24とチャネル領域26aとを含んで構成されている。図2に示されているように、リセットゲート電極24はゲート酸化膜3を介してチャネル領域26aに対向して形成されている。リセットゲート電極24は、リセット端子RSに接続され、リセットパルスφRSが印加される。ここで、リセットパルスφRSは、第1クロックφ1 と同相で、ハイレベル期間が第1転送クロックφ1より短く、ハイレベルが5Vでローレベルが0Vのクロックである。また、リセットドレイン22は、抵抗成分Rを介して基板電位端に接続されている。
バリアトランジスタ27は、リセットドレイン22と吸収ドレイン23とバリアゲート電極25と、チャネル領域27aとで構成されている。図2に示されているようにバリアゲート電極25は、直流電流源に接続されバイアスVが印加されている。吸収ドレイン23は昇圧回路20に接続され、昇圧回路20から出力される電圧VRD0(12V)が供給されている。昇圧回路は例えばダイオードによる整流回路を多段に接続した回路を用いることでも実現可能である。
図3は、本実施の形態の固体撮像装置に備えられた増幅器30の構成を示す回路図である。図3を参照すると、増幅回路30には電荷転送装置10からの出力が、ノードN1を介して供給されている。図3に示されているように、この増幅回路30は、増幅器31と、クランプ回路8と、キャパシタ9と、バッファ32とを備えている。増幅回路30は、フローティング拡散層21からCCD出力端子CCDoutを介して信号電圧が供給され、その信号電圧は、増幅器31を介してキャパシタ9に供給されている。クランプ回路8は、キャパシタ9から出力される信号電圧をクランプし、そのクランプレベルをバッファ32を介して出力端子Voutから出力している。クランプ回路8は、クランプノイズを抑制するために、駆動能力の低いトランジスタで構成されていることが好ましい。この増幅回路30は、電荷転送装置10を備えているチップ(CCDチップ)と同一基板上に設けられていることが好ましい。ここで、クランプ回路8のクランプレベルは、基準レベルVcに設定されている。なお、本例では、クランプ回路8を増幅器31の後段に配置してクランプする回路構成を採用しているが、クランプ回路8を増幅器31の前段に配置してフローティング拡散層21の検出出力を直接クランプする回路構成とすることも可能である。
[実施の形態の動作]
以下に、図面を使用して本発明の実施の形態の動作について述べる。図4は、本実施の形態の電荷転送装置の動作を示すタイミングチャートである。本実施の形態の電荷転送装置10を備えている固体撮像装置は、アレイ状に配置された複数の画素(フォトダイオード)を備えている。固体撮像装置は、その複数の画素から電荷を読み出す場合、電荷転送装置10に供給される第1転送クロックφ1および第2転送クロックφ2を停止させることで、消費電力を低減させている。したがって複数の画素から電荷が読み出されてる期間は、第1転送クロックφ1および第2転送クロックφ2の昇圧回路20への供給も停止している。また、タイミング制御回路28は、電荷転送が行われていないため、クランプパルスφCLPの供給も停止している。図4に示されているように、時刻t1で昇圧回路20が停止することで、吸収ドレインに印加されていた昇圧回路の出力電圧VRD0は、徐々に下がり始めてしまう。
本来、バリアトランジスタのゲートに一定電圧がかけられているためリセットドレイン電圧VRD1は変動しない。しかし、フローティング拡散層に蓄積された電荷をすばやくリセットドレインに引き抜くために、バリアトランジスタのゲート長Lを短くした場合、昇圧回路の出力電圧VRD0が下がるとその影響をうけてリセットドレイン電圧VRD1も下がってしまう。
ここで、時刻t3において、タイミング制御回路28は、時刻t2に先だってリセットパルスφRSをリセット端子RSに供給する。また、そのリセットパルスφRSに同期してクランプパルスφCLPをクランプ回路8に供給する。
図4に示されているように、昇圧回路20の出力電圧VRD0が下がるとリセットドレイン電圧VRD1は、吸収ドレイン電圧と同様に下がる。しかし、リセットパルスφRS、クランプパルスφCLPを前もって供給しておくとVRD1と基準オフセット電圧との差が急激に変動することがなくなるので、弱いクランプスイッチでも時刻t2には、出力端子Voutの電位が基準オフセットになるようにすることができる。したがって、無効画素を備えることなく、転送クロックの供給が開始されたあとの有効画素から正常な出力波形を得ることができる。なお、タイミング制御回路28が、リセットパルスφRS、クランプパルスφCLPの供給を開始するタイミング(時刻t3)は、一時的に供給が停止された第1転送クロックφ1および第2転送クロックφ2が、再度供給されるタイミング(t2)において、出力端子Voutの電位が所定の電位であるように設定されている。また、この設定は、任意に変更することが可能であり、消費される電力を抑制する要求がない場合、リセットパルスφRS、クランプパルスφCLPを停止させないようにすることも可能である。また、本発明の実施の形態において、転送電極と昇圧回路とで用いるパルスを同一のものとしたが、同一である必要がないことは明らかである。
図1は、従来の電荷転送装置の動作を示すタイミングチャートである。 図2は、本実施の形態の固体撮像装置に備えられた電荷転送装置の構成を示す断面図である。 図3は、本実施の形態の電荷転送装置の出力を増幅する増幅器の構成を示す回路図である。 図4は、本実施の形態の電荷転送装置の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10…電荷転送装置
1…P型半導体基板
2…n型拡散層2
3…ゲート酸化膜
4a、4b…転送ゲート電極
5a、5b…転送ゲート電極
6…読み出しゲート電極
7…バリア層
21…フローティング拡散層
22…リセットドレイン
23…吸収ドレイン
24…リセットゲート電極
25…バリアゲート電極
26…リセットトランジスタ
27…バリアトランジスタ
10…電荷転送デバイス
20…昇圧回路
28…タイミング制御回路
R…抵抗
φ1、φ2…転送クロック
φRS…リセットパルス
8…クランプ回路
9…キャパシタ
30…増幅回路
31…増幅器
32…バッファ

Claims (4)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に形成され、照射された光子の量に応答して電荷を発生させる画素から読み出された電荷を、転送クロックに同期して転送する水平電荷転送領域と、
    前記水平電荷転送領域の後段に形成され、前記電荷が供給されるフローティング拡散層と、
    リセットゲート電極とリセットドレインとを有し、前記リセットゲート電極に印加されるリセットパルスに応答して前記フローティング拡散層の電荷を前記リセットドレインに流入させるリセットトランジスタと、
    バリアゲート電極と吸引ドレインとを有し、前記バリアゲート電極に印加されるバイアス電圧に応答して前記リセットドレインの電位を特定するバリアトランジスタと、
    前記吸収ドレインに接続され、前記転送クロックに同期してバリア電圧を生成する昇圧回路と、
    前記フローティング拡散層に接続され、前記フローティング拡散層の電荷に応答して信号電圧を生成して出力する増幅回路と、
    前記増幅回路に接続され、印加されるクランプパルスに応答して前記増幅回路の電位を基準電位にクランプするクランプ回路と
    を備え、
    前記リセットトランジスタと前記クランプ回路との各々は、
    前記転送クロックの供給停止に応答して動作を停止し、
    前記転送クロックの供給再開時刻より早い時刻に動作を再開する
    固体撮像装置。
  2. 請求項に記載の固体撮像装置において、
    前記リセットトランジスタと前記クランプ回路の各々は、
    前記転送クロックの供給再開時刻に前記増幅回路の電位を基準電位にクランプするように、前記転送クロックの供給再開時刻より早い時刻に動作を再開する
    固体撮像装置。
  3. 半導体基板と、
    前記半導体基板に形成され、照射された光子の量に応答して電荷を発生させる画素から読み出された電荷を、転送クロックに同期して転送する水平電荷転送領域と、
    前記水平電荷転送領域の後段に形成され、前記電荷が供給されるフローティング拡散層と、
    リセットゲート電極とリセットドレインとを有し、前記リセットゲート電極に印加されるリセットパルスに応答して前記フローティング拡散層の電荷を前記リセットドレインに流入させるリセットトランジスタと、
    バリアゲート電極と吸引ドレインとを有し、前記バリアゲート電極に印加されるバイアス電圧に応答して前記リセットドレインの電位を特定するバリアトランジスタと、
    前記吸収ドレインに接続され、前記転送クロックに同期してバリア電圧を生成する昇圧回路と、
    前記フローティング拡散層に接続され、前記フローティング拡散層の電荷に応答して信号電圧を生成して出力する増幅回路と、
    前記増幅回路に接続され、印加されるクランプパルスに応答して前記増幅回路の電位を基準電位にクランプするクランプ回路と
    を備える固体撮像装置の駆動方法であって、
    (a)前記リセットトランジスタと前記クランプ回路の各々が、前記転送クロックの供給停止に応答して動作を停止するステップと、
    (b)前記リセットトランジスタと前記クランプ回路の各々が、前記転送クロックの供給再開時刻より早い時刻に動作を再開するステップ
    を具備する固体撮像装置の駆動方法。
  4. 請求項に記載の固体撮像装置の駆動方法において、
    前記リセットトランジスタと前記クランプ回路の各々は、
    前記転送クロックの供給再開時刻に前記増幅回路の電位を基準電位にクランプするように、前記転送クロックの供給再開時刻より早い時刻に動作を再開する
    固体撮像装置の駆動方法。
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