JP4640934B2 - 積層体および板の利用方法 - Google Patents
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Description
前記樹脂層が、水溶性樹脂、アルカリ可溶性樹脂、溶剤可溶性樹脂うちのいずれかからなっていてもよい。
前記シートは、厚さが25μm〜100μmの発泡樹脂シートであってもよい。
また前記シートは、発泡ポリエステルシートであってもよい。
また、前記保護層が水溶性樹脂からなり、前記保護層を除去する工程は、水で洗い流すことを特徴としてもよい。
あるいは、前記保護層がアルカリ可溶性樹脂からなり、前記保護層を除去する工程は、アルカリ性水溶液で洗い流すことを特徴としてもよい。
前記保護層が溶剤可溶性樹脂からなり、前記保護層を除去する工程は、有機溶剤で洗い流すことを特徴としてもよい。
前記シートは、厚さが25μm〜100μmの発泡樹脂シートであってもよい。また前記シートは、発泡ポリエステルシートであってもよい。
図1は、第1の実施形態に係るカラーフィルタ基板1を示す図であり、図2は、積層体17を示す断面図である。
これは、シート15が熱分解を起すと、シート15内の成分の一部が溶け出してカラーフィルタ基板1を汚染する恐れがあるからである。
このような温度条件を満たす材料としてはポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタンからなるものが好適に使用でき、特に好ましくは、ポリプロピレンである。
これは、発泡倍率が20倍以下である場合はシート15の弾性が足りず、積層体17に衝撃が加わった場合にこれを十分に吸収することができず、カラーフィルタ基板1が傷つく恐れがあるからであり。一方で、発泡倍率が40倍以上の場合はシート15の強度が低く、カラーフィルタ基板1の自重を支えることができないからである。
保護層13は、保護性能の点からある程度の厚みがあることが好ましく、また着色層着色層7a、7b、7c、透明電極9等と相互作用せず、また、第1の実施形態の保護層13は一時的な保護であることから後で比較的簡単に除去できるものであることが必要である。
粘着シートは、基材表面に粘着剤を有するシート又は基材と粘着剤との共押しシートが用いられる。シートに用いる基材は、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等であり、粘着剤は、ゴム系又はアクリル系である。特に好ましくは、基材がポリエチレンであり、粘着剤がゴム系であることである。
カラーフィルタ基板1は、通常ガラス基板3上に、ブラックマトリックス5、着色層7a、7b、7c、透明電極9及びスペーサ11等の突起物を形成させた状態で、液晶表示装置メーカーに搬送される。
第2の実施形態は、第1の実施形態において、保護層21および23を、着色層側の面だけでなく、反対側の面にも設けたカラーフィルタ基板25を積層させたものである。
図3は、第2の実施形態に係る積層体27を示す断面図である。
また、保護層21、23の組成と形成方法およびカラーフィルタ基板25の利用方法は、第1の実施形態と同様であるため、省略する。
第3の実施形態は、第1の実施形態において、カラーフィルタ基板1ではなく、ガラス31を積層させたものである。
図4は、第3の実施形態に係る積層体33を示す断面図である。
ガラス31を、シート15bを介して積層させ、積層体33としている。なお、シート15bは、第1の実施形態におけるシート15と同様の組成、構造であるため、説明を省略する。
Display Panel)、プロジェクションスクリーン基板、電界放出ディスプレイ基板(FED:Field
Emission Display)等のディスプレイ基板が挙げられるほか、プレセンシタイズド(PS:Pre Sensitized)基板などの印刷用の版材にも応用することができる。
大きさが、縦100mm、横100mmのカラーフィルタ基板を、隣り合うカラーフィルタ基板間に、株式会社JSP製のポリプロピレン発泡シートを挟み込んで積層体とし、これを50℃で6ヶ月間保管し、その後2000km以上輸送した場合を想定した加速試験を行った。
いずれの積層体の基板も容易にシートから分離することができ、シートによって基板が汚染されることもなかった。
3…………ガラス基板
5…………ブラックマトリックス
7a………着色層
7b………着色層
7c………着色層
9…………透明電極
11………スペーサ
13………保護層
15………シート
15a……シート
15b……シート
17………積層体
21………保護層
23………保護層
25………カラーフィルタ基板
27………積層体
31………ガラス
33………積層体
Claims (12)
- 複数枚の、画像を形成するための表面を持ち、前記表面に、層中に空隙を含んだ樹脂層である保護層が設けられた板を積層させ、隣り合う前記板の間にクッション性を有するシートを介在させてなる積層体であって、
前記シートは、−10℃〜60℃の範囲において、熱分解を起さないことを特徴とする積層体。 - 前記樹脂層が、水溶性樹脂からなることを特徴とする請求項1記載の積層体。
- 前記樹脂層が、アルカリ可溶性樹脂からなることを特徴とする請求項1記載の積層体。
- 前記樹脂層が、溶剤可溶性樹脂からなることを特徴とする請求項1記載の積層体。
- 前記シートは、厚さが25μm〜100μmの発泡樹脂シートであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の積層体。
- 前記樹脂シートは、発泡ポリエステルシートであることを特徴とする請求項5に記載の積層体。
- 第1の地点で、画像を形成するための表面を持つ板の前記表面側に層中に空隙を含んだ樹脂層である保護層を設ける工程と、前記保護層を設けた板を、隣り合う板の間にクッション性を有し、−10℃〜60℃の範囲において熱分解を起さないシートを介在させながら、複数枚積層させて積層体を形成させる工程と、
前記第1の地点で形成させた積層体を、前記第1の地点から第2の地点へ搬送する工程と、
前記第2の地点で、前記保護層を除去する工程とを具備することを特徴とする板の利用方法。 - 前記樹脂層が水溶性樹脂からなり、前記保護層を除去する工程は、水で洗い流すことを特徴とする請求項7記載の板の利用方法。
- 前記樹脂層がアルカリ可溶性樹脂からなり、前記保護層を除去する工程は、アルカリ性水溶液で洗い流すことを特徴とする請求項7記載の板の利用方法。
- 前記樹脂層が溶剤可溶性樹脂からなり、前記保護層を除去する工程は、有機溶剤で洗い流すことを特徴とする請求項7記載の板の利用方法。
- 前記シートは、厚さが25μm〜100μmの発泡樹脂シートであることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の板の利用方法。
- 前記樹脂シートは、発泡ポリエステルシートであることを特徴とする請求項11に記載の板の利用方法。
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