JP4634975B2 - 視触覚融合提示装置 - Google Patents

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Description

この発明は視覚に対して映像を提示すると共に、視覚によって知覚される空間に対象物を位置させ、人間がその対象物をある部位でなぞる時、そのなぞっている部分の映像に対応した触覚を前記部位を通じて人間に知覚させる装置に関する。
なぞり動作を利用することにより物体形状を提示する手法が非特許文献1に記載されている。この非特許文献1に記載されている手法は指によってなぞられる対象物(接触対象)をなぞり動作時に移動させることによって対象物の幅を錯覚させるもので、指と対象物との相対速度を変化させることにより、任意の物体幅を触覚として提示することができるものとなっている。
安藤,仲谷,渡邊,前田,舘、「なぞり動作を利用した触形状提示手法の検討」、日本バーチャルリアリティ学会論文誌、Vol.11,No.1,2006
しかるに、上記非特許文献1に記載されている手法は単に触覚を提示するもので、その触覚を生起させている対象を視覚によって人間に知覚させることについては考慮されていない。
この発明の目的は任意の凸面の長さ(幅)や有限長さの直線や曲線の触覚、表面粗さの触覚、粘性や弾性の触覚に加え、その触覚を生起させている対象を視覚によって同一の空間位置に知覚させることを可能とする視触覚融合提示装置を提供することにある。
この発明によれば、視触覚融合提示装置は、映像情報と、その映像情報に基づいて提示される映像の各位置の映像に対応した触覚情報とを組にして、各種映像情報と触覚情報とを記憶する知覚情報記憶部と、知覚情報記憶部に記憶されている映像情報を選択する選択部と、板状の背面投影可能な材質で構成され、2次元平面上を移動可能なステージと、ステージよりも小さく、板状かつ透明な材質で、ステージ上に固定され対象物と、ステージとは物理的に離れた位置に設置され、ステージの上記対象物が固定された面の反対面側から、選択部によって選択された映像情報をステージに投影する映像提示部と、上記対象物と接触している人間の部位の映像上の位置を検出する部位位置検出部と、上記選択された映像情報と組の触覚情報と、部位位置検出部によって検出された上記部位の位置とに基づき、上記部位に知覚させる触覚を決定し、その触覚を知覚させるためにステージの移動を制御するパラメータを生成するパラメータ生成部と、パラメータ生成部により生成されたパラメータにより、ステージの移動を制御する制御部とを有し、映像提示部からステージに直接映像提示が可能なように、ステージの映像が投影される面と映像提示部との間に障害物を含まないものとされる。
この発明による視触覚融合提示装置によれば、視覚に対して映像を提示すると共に、その映像空間に位置する対象物を人間の部位がなぞることにより、その位置の映像に対応した触覚を提示することができ、つまり視覚情報と触覚情報とを同じ空間位置に提示することができ、よって仮想物体の存在感を増強でき、より現実に近いものとすることができる
この発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1はこの発明による視触覚融合提示装置の一構成例を示したものであり、この例では視触覚融合提示装置は知覚情報記憶部100と選択部200と映像提示部300とステージ装置400と対象物500と部位位置検出部600とパラメータ生成部700と制御部800とを備えている。
知覚情報記憶部100は映像情報と、その映像情報に基づいて提示される映像の各位置の映像に対応した触覚情報とを組にして、各種映像情報と触覚情報とを記憶している。触覚情報として記憶されている触覚はこの例では長さ、表面粗さ、粘性及び弾性とされる。
選択部200は知覚情報記憶部100に記憶されている各種映像情報の中から所望の映像情報を選択する。
映像提示部300は選択部200によつて選択された映像情報に基づき、情報提示対象者(人間)の視覚に対して映像を提示する。
ステージ装置400はステージ410を備え、ステージ410は2次元(直交2方向)に移動される。
対象物500は人間の部位によってなぞられるものであり、この例では方形板状とされ、ステージ410上に搭載されて視覚によって知覚される空間に位置される。人間の部位は図1中に示したように、この例では人間の指10とされる。なお、人間の部位は指に限らず、例えば足などでもよい。
部位位置検出部600は対象物500上に位置する人間の部位の位置を検出するもので、部位位置検出部600により、この例では対象物500に接触している指10の、その指10が位置する映像上の位置(x,y座標)が検出される。
パラメータ生成部700は選択部200によって選択された映像情報と組の触覚情報と、部位位置検出部600によって検出された指10の位置とに基づき、指10に知覚させる触覚を決定し、その触覚を知覚させるためにステージ410の移動を制御するパラメータを生成する。
制御部800はパラメータ生成部700により生成されたパラメータによりステージ410の移動を制御する。
上記のような構成を有する視触覚融合提示装置によれば、映像提示部300によって映像が提示され、その映像空間に位置する対象物500を指10で触れ、なぞることにより、その部分の映像に対応する触覚を指10を通じて人間に知覚させることができる。
図2はパラメータ生成部700の構成を示したものであり、選択部200によつて所望の映像情報を選択することにより、判断部710にはその選択された映像情報と組の触覚情報が選択部200から入力され、一方部位位置検出部600からは指10の位置(x,y座標)が入力される。判断部710は入力された触覚情報と指10の位置から知覚させるべき触覚を決定する。以下、長さの触覚、表面粗さの触覚、粘性の触覚及び弾性の触覚を指10に与える場合の方法、構成について説明する。
<長さの触覚>
長さの触覚は指10が対象物500を、その一端から他端までなぞつている際に、対象物500を移動させることによって対象物500の幅を錯覚させることにより提示することができる。つまり、指10の移動方向と同じ方向に対象物500を移動させれば対象物500の長さ(幅)を実際の長さよりも長く感じることになり、また指10の移動方向と逆方向に対象物500を移動させれば対象物500の長さを実際の長さよりも短く感じることになる。
ここで、知覚させたい長さをL、対象物500の長さをLとし、指10の速度をV、ステージ410の速度をVとする。長さ比L/Lと速度比V/Vとは図3のグラフに示したような関係となり、長さ比L/LをY、速度比V/VをXとおくと、Y=1/(1−X)の関係となる。
知覚させる触覚が長さの場合、判断部710よりその長さLが長さ比計算部720に入力される。レジスタ730には標準長さとして対象物500の長さLが予め設定・格納されており、長さ比計算部720は判断部710より入力された長さLとレジスタ730に設定されている長さLとの比L/Lを計算する。
長さ比計算部720で計算された長さ比L/Lはテーブル740に入力される。テーブル740には上述の図3に示したグラフで表される長さ比L/Lと速度比V/Vとの関係が格納されており、長さ比L/Lでテーブル740を参照することにより速度比V/Vがパラメータとして読み出されて生成される。
図4はステージ装置400の構成及び知覚させる触覚が長さの場合の制御部800の構成を示したものであり、ステージ装置400はこの例ではモータ駆動部420、モータ430、ステージ位置検出部440、運動変換部450及びステージ410によって構成されている。モータ430の回転運動は運動変換部450で直線運動に変換され、これによりステージ410が移動される。
パラメータ生成部700で生成された速度比V/Vは制御部800の更新速度計算部811に入力される。一方、部位位置検出部600によって検出される指10の位置は制御部800の部位速度計算部812に入力され、部位速度計算部812は指10の位置(座標情報)から指10の速度Vを求める。速度Vは更新速度計算部811に入力され、更新速度計算部811は速度比V/Vと速度Vとを乗算してステージ410の更新すべき速度Vを求める。
更新速度計算部811は求めた速度Vでステージ410を移動させる速度指令を生成し、この速度指令がモータ駆動部420に入力される。ステージ410は速度指令に基づき移動され、つまり更新された速度Vで移動され、これにより知覚させるべき長さLの触覚を指10に与えることができる。
<表面粗さの触覚>
表面粗さの触覚は指10が対象物500をなぞっている際に、対象物500の速度と指10の速度とが等しい場合と対象物500の速度が0の場合とを交互に繰り返し、つまり指10の移動に対して対象物500が追従、停止を断続的に繰り返すようにし、指10と対象物500表面との間にスティック・スリップを生じさせることによって提示することができる。
知覚させる触覚が表面粗さの場合、判断部710から表面粗さの度合いとしてピッチPがテーブル750に入力される。テーブル750にはピッチPと、指10の移動に対して対象物500が断続的に追従、停止を繰り返す周期Tとの関係が格納されており、ピッチPでテーブル750を参照することにより周期Tがパラメータとして読み出されて生成される。
ここで、テーブル750に格納されているピッチPと周期Tとについて説明する。
ピッチPは表面に凹凸が一定のピッチで一方向に配列形成されている試験片における凹凸の配列ピッチを表し、ピッチPの値が大きい時はざらざらした触覚となり、ピッチPの値が小さい時はつるつるとした触覚となる。
各種ピッチPの試験片を用意し、指でなぞり動作を行う。この時の指の速度をVFDとする。一方、凹凸のないなめらかな標準片(対象物500に相当するもの)を用意し、指でなぞり動作を行う。このとき、指10の速度は試験片をなぞる場合と同様、VFDとし、また標準片が指10の速度VFDと速度0とで指10の移動に対して追従、停止を断続的に繰り返すように操作する。この繰り返し周期を調整することにより、試験片をなぞった時の触覚と標準片をなぞった時の触覚が一致する周期を各試験片に対して求め、これによってピッチPと周期Tとの関係を求める。テーブル750にはこのピッチPと周期Tとの関係をグラフ化したものが格納されている。
図5はステージ装置400の構成及び知覚させる触覚が表面粗さの場合の制御部800の構成を示したものであり、図4と対応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
パラメータ生成部700で生成された周期Tは制御部800の補正部821に入力される。一方、部位位置検出部600によって検出される指10の位置は部位速度計算部812に入力され、部位速度計算部812は指10の速度Vを求める。レジスタ822には上述のピッチPと周期Tとの関係を求めた際の指10の速度VFDが基準速度として予め設定・格納されており、補正係数生成部823はレジスタ822に設定されている基準速度VFDを部位速度計算部812から入力された速度Vで除算して補正係数g=VFD/Vを生成する。
補正係数生成部823で生成された補正係数gは補正部821に入力され、補正部821はパラメータ生成部700から入力された周期Tと補正係数gを乗算して補正された周期T′=gTを生成する。
周期T′は方形波生成部824に入力され、周期T′、デューティ50%の方形波信号が生成される。この方形波信号によってスイッチ825が制御される。即ち、方形波信号の“1”レベルで部位速度計算部812からの指10の速度Vが速度指令としてモータ駆動部420に入力され、方形波信号の“0”レベルで速度0部826より速度0(ゼロ)指令がモータ駆動部420に入力される。これら交互の速度指令に基づき、ステージ410は移動され、これによりピッチPと対応する表面粗さの触覚が指10に与えられる。
<粘性の触覚>
粘性の触覚は指10が対象物500をなぞっている際に、対象物500がFの力を指10に与えるものとし、指の速度をVとして、FがF=DVを満たす時、粘性係数Dの粘性のある物体をなぞっている触覚が知覚されるという錯覚現象を利用することによって提示される。
知覚させる触覚が粘性の場合、判断部710から粘性Wがテーブル760に入力される。粘性とは例えばSAE(米国自動車技術者協会)で定められているオイル粘度分類などを示すものである。テーブル760には粘性Wと粘性係数Dとの関係が格納されており、粘性Wでテーブル760を参照することにより粘性係数Dがパラメータとして読み出されて生成される。
図6はステージ装置400の構成及び知覚させる触覚が粘性の場合の制御部800の構成を示したものであり、図4と対応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
パラメータ生成部700で生成された粘性係数Dは制御部800の粘力計算部831に入力される。指10は対象物500から離れないものとし、指10が対象物500をなぞり始めた際、それに伴いステージ410が動き、ステージ位置検出部440によりステージ410の位置が検出される。ステージ位置検出部440は例えばエンコーダのようなもので構成される。
ステージ位置検出部440によって検出されるステージ410の位置は制御部800のステージ速度計算部832に入力され、ステージ速度計算部832はステージ410の位置(座標情報)からステージ410の速度Vを求める。なお、速度Vはこの場合、指の速度Vと同じであり、速度Vは粘力計算部831に入力される。
粘力計算部831は速度Vに粘性係数Dを乗算して粘力F=DVを計算し、この粘力Fを推力としてステージ410を移動させる推力指令を生成し、この推力指令がモータ駆動部420に入力される。ステージ410は推力(=粘力F)を指10に与えるよう移動制御され、これにより知覚させるべき粘性Wの触覚を指10に与えることができる。
<弾性の触覚>
弾性の触覚は指10が対象物500をなぞっている際に、対象物500がFの力を指10に与えるものとし、指10の初期位置をP、移動したときの指10の位置をPとして、FがF=K(P−P)を満たす時、弾性係数Kの弾性のある物体をなぞっている触覚が知覚されるという錯覚現象を利用することによって提示される。
知覚させる触覚が弾性の場合、判断部710から弾性Hがテーブル770に入力される。弾性とは例えばJIS K6253で定められているゴム硬度などを示すものである。テーブル770には弾性Hと弾性係数Kとの関係が格納されており、弾性Hでテーブル770を参照することにより弾性係数Kがパラメータとして読み出されて生成される。
図7はステージ装置400の構成及び知覚させる触覚が弾性の場合の制御部800の構成を示したものであり、図4と対応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
パラメータ生成部700で生成された弾性係数Kは制御部800の弾力計算部841に入力される。指10は対象物500から離れないものとし、指10が対象物500をなぞり始めた際、それに伴い、ステージ410が動き、ステージ位置検出部440によりステージ410の位置Pが検出される。
制御部800の初期位置記憶部842にはステージ410の初期位置Pが記憶されており、この初期位置Pと位置Pとが弾力計算部841に入力される。なお、初期位置P及び位置Pはこの場合、指10の初期位置及びなぞり始めて移動した位置と同じである。
弾力計算部841は初期位置Pと位置Pとの差に弾性係数Kを乗算して弾力F=K(P−P)を計算し、この弾力Fを推力としてステージ410を移動させる推力指令を生成し、この推力指令がモータ駆動部420に入力される。ステージ410は推力(=弾力F)を指10に与えるよう移動制御され、これにより知覚させるべき弾力Hの触覚を指10に与えることができる。
以上、長さL、表面粗さ(ピッチP)、粘性W及び弾性Hの各触覚を指10に与える場合の方法、構成について、個別に説明したが、図1に示した視触覚融合提示装置の制御部800は図4乃至7に示した構成を全て有するものであり、即ち制御部800は更新速度計算部811、部位速度計算部812、補正部821、レジスタ822、補正係数生成部823、方形波生成部824、スイッチ825、速度0部826、粘力計算部831、ステージ速度計算部832、弾力計算部841及び初期位置記憶部842を備えるものとされる。
なお、上記においては各触覚の提示を便宜上、1次元として、つまり1次元的な指10の動きに対して触覚を与えるものとして説明したが、図1に示した視触覚融合提示装置は2次元的な触覚提示を行えるものであり、即ち知覚情報記憶部100に記憶されている触覚情報は2次元情報であり、また2次元的な触覚提示を行うべく、例えば制御部800及びステージ装置400におけるモータ駆動部420、モータ430、ステージ位置検出部440、運動変換部450等は直交2方向(x,y2方向)用にそれぞれ設けられているものとされる。
次に、図1における映像提示部300の具体的各種構成例について説明する。
図8は映像提示部にシースルー型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)310を用いる例を示したものであり、図8中、311はディスプレイを示し、312はハーフミラーを示す。ディスプレイ311は例えば液晶ディスプレイと(LCD)される。この例では情報提示対象者(人間)はシースルー型ヘッドマウントディスプレイ310を装着することにより映像(視覚情報)を得ることができ、その映像空間に対象物500が位置される。
図9は映像提示部を、ディスプレイ321とステージ410の上方に配置したハーフミラー322とよりなるシースルー型ディスプレイ320としたものである。これら図8及び9に示した構成では対象物500上に映像によって提示される仮想物体が位置することになるため、対象物500の表面(指10によってなぞられる表面)を白色無地とするのが好ましい。また、同様にステージ410の表面も白色無地とするのが好ましい。
図10は映像提示部を、ディスプレイ(図示せず)と、そのディスプレイの映像を対象物500の指10によってなぞられる表面に投射するプロジェクタ331とによって構成する例を示したものであり、プロジェクタ331は図10に示したようにステージ410の上方に位置される。この例では良好な映像品質が得られるよう、対象物500の表面にスクリーンを配置するのが好ましく、またステージ410上にもスクリーンを配置するのが好ましい。
図11は映像提示部を、液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)、エレクトロルミネセンスディスプレイ(ELD)といった平板状のディスプレイ340としてステージ410上に搭載し、そのディスプレイ340上に対象物500′を搭載した例を示したものであり、このような構成を採用することもできる。この例では対象物500′は樹脂やガラス製とされ、透明とされる。
前述の図8乃至10に示した各構成では映像提示部が指10より目に近い位置関係にあるため、本来指下にあるべき仮想物体が指10よりも手前に知覚されてしまい、指10の上に映像がのるといった状況になるが、この図11に示した構成では常に指下に物体があるように知覚させることができ、その点で指10と仮想物体との良好な奥行き関係を得ることができ、また指10の上に映像がのり、指10によって映像が隠蔽されるといった問題を解消することができる。
なお、この図11に示した構成ではディスプレイ340(映像提示部)はステージ410と共に移動することになるため、映像による仮想物体が静止しているように知覚させる必要がある。この点については後で説明する。
図12は映像提示部をディスプレイ350としてステージ410′の対象物搭載面と反対面側に配置し、つまりステージ410′の下方にディスプレイ350が位置するようにした例を示したものである。このような構成を採用すれば、図11の場合と異なり、ディスプレイ350は移動せず、ディスプレイ350上を、対象物500′を搭載したステージ410′が移動することになる。なお、この例ではステージ410′及び対象物500′は共に透明とされる。
図13は映像提示部を、図10の場合と同様、ディスプレイ(図示せず)と、そのディスプレイの映像を投射するプロジェクタ331とによって構成し、プロジェクタ331をステージ410″の下方に配置してステージ410″の対象物搭載面と反対面側から映像を投射するようにした例を示したものである。この例ではステージ410″には例えばくもりガラスなどが用いられ、ステージ410″は光を拡散透過するものとされる。対象物500′は透明とされる。
以上説明したように、映像提示部300には各種構成を採用することができる。
図14は図11に示した例のように映像提示部300がステージ410上に搭載されてステージ410と共に移動する場合の視触覚融合提示装置の構成を示したものであり、この例では視触覚融合提示装置は映像情報制御部900を具備するものとされる。
映像情報制御部900には選択部200から映像情報が入力され、またステージ装置400のステージ位置検出部440からステージ410の位置が入力される。映像情報制御部900は入力されるステージ410の位置をもとにステージ410の移動方向と逆方向に映像を移動制御して映像提示部300に表示させる。これにより、映像提示部300がステージ410と共に移動しても映像による仮想物体は静止しているように見せることができる。
この発明による視触覚融合提示装置の一実施例を示すブロック図。 図1におけるパラメータ生成部の構成を示すブロック図。 知覚させたい長さLと対象物の長さLとの長さ比と、ステージの速度Vと指の速度Vとの速度比との関係を表わすグラフ。 長さの触覚を提示する場合の制御部及びステージ装置の構成を説明するためのブロック図。 表面粗さの触覚を提示する場合の制御部及びステージ装置の構成を説明するためのブロック図。 粘性の触覚を提示する場合の制御部及びステージ装置の構成を説明するためのブロック図。 弾性の触覚を提示する場合の制御部及びステージ装置の構成を説明するためのブロック図。 映像提示部の第1の構成例を説明するための図。 映像提示部の第2の構成例を説明するための図。 映像提示部の第3の構成例を説明するための図。 映像提示部の第4の構成例を説明するための図。 映像提示部の第5の構成例を説明するための図。 映像提示部の第6の構成例を説明するための図。 映像提示部がステージ上に搭載される場合の視触覚融合提示装置の構成例を示すブロック図。

Claims (5)

  1. 映像情報と、その映像情報に基づいて提示される映像の各位置の映像に対応した触覚情報とを組にして、各種映像情報と触覚情報とを記憶する知覚情報記憶部と、
    上記知覚情報記憶部に記憶されている映像情報を選択する選択部と、
    板状の背面投影可能な材質で構成され、2次元平面上を移動可能なステージと、
    上記ステージよりも小さく、板状かつ透明な材質で、上記ステージ上に固定され対象物と、
    上記ステージとは物理的に離れた位置に設置され、上記ステージの上記対象物が固定された面の反対面側から、上記選択部によって選択された映像情報を上記ステージに投影する映像提示部と、
    上記対象物と接触している人間の部位の、上記映像上の位置を検出する部位位置検出部と、
    上記選択された映像情報と組の触覚情報と、上記部位位置検出部によって検出された上記部位の位置とに基づき、上記部位に知覚させる触覚を決定し、その触覚を知覚させるために上記ステージの移動を制御するパラメータを生成するパラメータ生成部と、
    上記パラメータ生成部により生成されたパラメータにより、上記ステージの移動を制御する制御部とを有し、
    上記映像提示部から上記ステージに直接映像提示が可能なように、上記ステージの映像が投影される面と上記映像提示部との間に障害物を含まないことを特徴とする視触覚融合提示装置。
  2. 請求項1記の視触覚融合提示装置において、
    上記部位に知覚させる触覚が長さの場合、
    上記パラメータ生成部は上記知覚させる長さと予め設定された標準長さとに基づいて速度比を生成し、
    上記制御部は上記部位位置検出部が検出する位置をもとに上記部位の速度を求め、その速度と上記速度比とから上記ステージの更新速度を計算し、その更新速度で上記ステージを移動させる速度指令を生成することを特徴とする視触覚融合提示装置。
  3. 請求項1記の視触覚融合提示装置において、
    上記部位に知覚させる触覚が表面粗さの場合、
    上記パラメータ生成部は上記知覚させる表面粗さに基づいて周期を生成し、
    上記制御部は上記部位位置検出部が検出する位置をもとに上記部位の速度を求め、予め設定された基準速度を上記部位の速度で除算して補正係数を生成し、その補正係数と上記周期を乗算して上記周期を補正し、その補正された周期の方形波を生成して、その方形波によりスイッチを切替えることにより上記部位の速度及び速度ゼロで上記ステージを移動させる速度指令を生成することを特徴とする視触覚融合提示装置。
  4. 請求項1記の視触覚融合提示装置において、
    上記部位に知覚させる触覚が粘性の場合、
    上記パラメータ生成部は上記粘性から粘性係数を生成し、
    上記制御部は上記ステージに設けられたステージ位置検出部が検出するステージ位置をもとにステージの速度を求め、その速度に上記粘性係数を乗算して粘力を計算し、その粘力を推力として上記ステージを移動させる推力指令を生成することを特徴とする視触覚融合提示装置。
  5. 請求項1記の視触覚融合提示装置において、
    上記部位に知覚させる触覚が弾性の場合、
    上記パラメータ生成部は上記弾性から弾性係数を生成し、
    上記制御部は上記ステージに設けられたステージ位置検出部が検出するステージ位置と、ステージの初期の位置との差に上記弾性係数を乗算して弾力を計算し、その弾力を推力として上記ステージを移動させる推力指令を生成することを特徴とする視触覚融合提示装置。
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