JP2000259074A - 道具媒介型の力覚呈示システム - Google Patents

道具媒介型の力覚呈示システム

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JP2000259074A
JP2000259074A JP6444599A JP6444599A JP2000259074A JP 2000259074 A JP2000259074 A JP 2000259074A JP 6444599 A JP6444599 A JP 6444599A JP 6444599 A JP6444599 A JP 6444599A JP 2000259074 A JP2000259074 A JP 2000259074A
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virtual object
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electromagnet
magnetic field
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Hideki Osada
英喜 長田
Kazuhiko Ishimaru
和彦 石丸
Kosei Kobayashi
孝生 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道具を媒体とした仮想物体の力覚を、高い自
由度で操作性良くフィードバックすることが可能な力覚
呈示システムを提供する。 【解決手段】 メス7はヘッド部7aとハンドル部7b
から成り、ヘッド部7aは永久磁石を内蔵している。セ
ンサーユニット9a内の電磁石で、仮想物体V1とヘッ
ド部7aとの位置関係に応じた磁場を発生させてヘッド
部7aに反力を与え、メス7を介して仮想物体V1の力
覚を呈示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は力覚呈示システムに
関するものであり、例えば、仮想現実空間における仮想
物体の力覚を、道具体を介して呈示する道具媒介型の力
覚呈示システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】バーチャルリアリティの技術によって作
り出される仮想現実空間においては、CG(computer gr
aphics)映像や遠隔操作されるカメラからの映像が、H
MD(head mounted display)等の表示装置によってオペ
レータに示される。それとともに、仮想現実空間内での
オペレータの手や道具等も、データグローブ等の入力装
置により得られたデータに基づくCG映像として示され
る。しかし、現実の手に仮想物体の存在を力感覚(力覚)
としてフィードバックすること(いわゆるフォースフィ
ードバック)ができないため、仮想物体からの反力は得
られない。したがって、映像を通してしか仮想物体を認
識することができず、高度な現実感を得ることは困難で
ある。これを解決するために、フォースフィードバック
を可能にする道具媒介型の力覚呈示装置が、特開平7−
146751号公報,特開平10−91327号公報,
特開平10−171542号公報等で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来より提案
されている道具媒介型の力覚呈示装置では、道具が複雑
な機械構成によって拘束されているため、呈示する仮想
物体に制約があるとともに操作性に劣るといった問題が
ある。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであって、道具を媒体とした仮想物体の力覚を、高
い自由度で操作性良くフィードバックすることが可能な
力覚呈示システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の力覚呈示システムは、空間的に仮想的
な3次元物体を生成する仮想物体生成装置と、少なくと
も一部が磁性体で構成されているヘッド部とハンドル部
から成る道具体と、この道具体の位置を検出する位置検
出装置と、前記3次元物体と前記道具体との空間的な関
係に応じて磁場を発生させる磁場発生装置と、を有する
ことを特徴とする。
【0006】第2の発明の力覚呈示システムは、上記第
1の発明の構成において、前記道具体が、共通に使用さ
れるヘッド部と、そのヘッド部に対して交換可能に構成
されたハンドル部と、から成ることを特徴とする。
【0007】第3の発明の力覚呈示システムは、上記第
1又は第2の発明の構成において、前記ヘッド部又はハ
ンドル部に重りを有することを特徴とする。
【0008】第4の発明の力覚呈示システムは、上記第
3の発明の構成において、前記重りの位置が可変である
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した道具媒介
型の力覚呈示システムを、図面を参照しつつ説明する。
なお、実施の形態相互で同一の部分や相当する部分には
同一の符号を付して重複説明を適宜省略する。
【0010】《システムの概略構成(図1)》図1に、本
発明に係る力覚呈示システムの概略構成を示す。この力
覚呈示システムは、道具体6を介して仮想物体(3次元
物体)の力覚を呈示する道具媒介型のフォースフィード
バックシステムであって、CPU(central processing
unit)1,視点検出装置2,映像表示装置3,マーカー
追跡装置4,磁場発生装置5及び道具体6で構成されて
いる。そして、CGによって構成される仮想現実空間に
限らず、映像表示装置3を通して実際の物体を遠隔操作
するシステム、例えば、顕微鏡に設置して用いるマイク
ロマニピュレータ,遠隔操作される医療用・工業用ロボ
ットのマニピュレータ等のシステムにも適用されうるも
のである。
【0011】視点検出装置2は、仮想現実空間において
オペレータが見ている位置を検出する装置である。視点
検出装置2としては、例えば、オペレータの頭部の位置
と傾き角度を検出するヘッドトラッキングシステム(H
MDに内蔵)が挙げられる。映像表示装置3は、CPU
1からのデータに基づいて仮想現実空間を視覚情報とし
てオペレータに呈示する表示装置(例えばHMD)であ
る。その表示映像はCG映像,遠隔操作されるカメラか
らの映像等であり、仮想現実空間においてオペレータが
見ている仮想物体を中心とした映像が、視点検出装置2
からのデータに基づいて表示される。またこのとき、仮
想現実空間内での道具体6やオペレータの身体(例え
ば、指,手,腕等)も、マーカー追跡装置4により得ら
れたデータに基づくCG映像として示される。したがっ
て、現実の道具体6で仮想物体を切るという動作をすれ
ば、映像中の仮想の道具体6が現実の道具体6の動きに
合わせて仮想物体を切ることになる。また、シースルー
構造での仮想空間呈示も可能である。この場合は、現実
の道具体6とオペレータに対して、HMDから仮想の映
像と、力覚呈示システムによる仮想の形状と、が呈示さ
れることになる。
【0012】道具体6は、ヘッド部6aとハンドル部6
bから成っている。ヘッド部6aの少なくとも一部は、
磁場内において引力,斥力のうちの少なくとも一方を磁
力として受ける磁性体で構成されている。磁性体として
は、例えば、鉄,ニッケル,コバルト等の金属材料やそ
の合金,酸化鉄,金属酸化物(フェライト)等の磁性材
料;そのような磁性材料から成る永久磁石等が挙げられ
る。ハンドル部6bは、少なくとも手で持つことができ
るように構成されており、道具体6によっては指で操作
することができるように構成されていてもよい。道具体
6としては、例えば、手術用のメス等の医療器具;ペン
等の筆記用具;野球用バット,テニス用ラケット等のス
ポーツ用具等が挙げられる。また、道具体6にはマーカ
ーが設けられており、マーカー追跡装置4によって道具
体6の位置を検出することができるようになっている。
なお、マーカー追跡装置4として、一般的なモーション
キャプチャーシステムを用いてもよい。
【0013】CPU1は、マーカー追跡装置4により検
出された道具体6の位置から、仮想現実空間における仮
想物体とヘッド部6aとの位置関係を算出し、その位置
関係に基づいてヘッド部6aに与える反力を算出する演
算装置である。磁場発生装置5は、磁場を発生させるこ
とによって、CPU1の算出結果に応じた反力をヘッド
部6aに与える装置であり、例えばコイルから成る電磁
石等により構成されている。上記のように仮想物体生成
装置として機能するCPU1が、空間的に仮想的な3次
元物体を生成し、その3次元物体と道具体6との空間的
な関係に応じて、磁場発生装置5が磁場を発生させる。
すると、仮想物体とヘッド部6aとの位置関係に応じた
磁場の発生によりヘッド部6aに反力が与えられ、その
結果、道具体6を介して現実の手に仮想物体の存在が力
覚としてフィードバックされることになる。
【0014】《第1の実施の形態(図2〜図6)》図2
に、第1の実施の形態の使用状態を示す。第1の実施の
形態は、仮想物体V1に対応したフォースフィードバッ
クを、道具体6に相当するメス7を介して行う、外科手
術(シミュレーション手術,遠隔操作手術等)用の力覚呈
示システムであり、メス7,HMD8,仮想物体呈示装
置9及び制御ユニット10等で構成されている。このシ
ステムを使用する際には、オペレータPは頭部にHMD
8を装着し、手に持ったメス7を仮想物体呈示装置9上
に位置させる。HMD8内には前述の視点検出装置2が
内蔵されており、また、制御ユニット10内には前述の
CPU1が内蔵されている。
【0015】オペレータPによって把持されるメス7の
構造を、図3〜図5に示す。図3はメス7の上面図、図
4はメス7の下面図、図5はメス7の縦断面図(すなわ
ち図3におけるA−A線断面図)である。メス7はヘッ
ド部7aとハンドル部7bから成っており、ヘッド部7
aとハンドル部7bとはプラスチックで一体成型されて
いる。ヘッド部7aには、永久磁石7cが内蔵されてい
る。この永久磁石7cは、下面側にN極部αが位置し、
上面側にS極部βが位置するように配置されている。ま
たヘッド部7aの下面には、メス7の位置を検出するた
めの指標となる2つのマーカー7Mが設けられている。
【0016】ハンドル部7bには、図5に示すように重
り7fが内蔵されている。この重り7fによってメス7
の重量やバランスが呈示されるため、メス7のリアルな
保持感覚を得ることができる。スライド部7d(図3)を
溝7eに沿って移動させると、ハンドル部7b内の重り
7f(図5)がスライド部7dと共に移動する。このよう
に重り7fの位置が可変に構成されているため、メス7
の重心位置を変化させることにより、単一のメス7で様
々な種類のメス7の使用感を呈示することができる。な
お、各部7a,7bの長さや永久磁石7cの重さ等との
関係で良好なバランスをとるために、ヘッド部7aに重
り7fを設けてもよい。
【0017】図2に示す仮想物体呈示装置9は、多関節
駆動機構9bと、その先端に設けられたセンサーユニッ
ト9aと、で構成されており、図6はその外観を示して
いる。センサーユニット9aは、マーカー追跡装置4を
構成するCCD(Charge Coupled Device)カメラ11
と、磁場発生装置5を構成する2つの電磁石12と、を
備えている。CCDカメラ11によってメス7を中心と
した空間内の映像データが取り込まれ、マーカー7Mの
位置からメス7の位置を検出するために用いられる。な
お、メス7の傾きは、CCDカメラ11から各マーカー
7Mまでの距離差から検出される。
【0018】手に持ったメス7を仮想物体呈示装置9上
に持っていくと、CCDカメラ11がメス7のマーカー
7Mを検出し、その検出結果に基づいて、メス7とセン
サーユニット9aとの間隔が一定に保たれるように、多
関節駆動機構9bがトラッキングを行う。そして、仮想
現実空間内でのメス7が仮想物体V1との接触位置に到
達すると、電磁石12はメス7側がN極となるように励
磁される。永久磁石7cのN極部αはヘッド部7aの下
面側(すなわち電磁石12側)を向いているので(図5参
照。)、永久磁石7cと電磁石12との間の斥力によっ
てメス7が反力を受けることになる。メス7が受けた反
力は、オペレータPの手に伝えられる。例えば、図2に
示すようにメス7を仮想物体V1内に進入させると、仮
想物体V1が切れたときの感触が反力として得られる。
このようにして仮想物体V1の力覚がメス7を介して手
にフィードバックされるが、メス7は複雑な機械構成で
拘束されていないため、高い自由度で操作性良くフォー
スフィードバックが達成される。
【0019】上記のようにしてメス7に与えられる反力
は、制御ユニット10内のCPU1が、CCDカメラ1
1により検出されたメス7の位置から、仮想現実空間内
における仮想物体V1とメス7との位置関係を算出し、
その位置関係に基づいて算出される。例えば、メス7に
与えられる反力の大きさは、励磁電流値の制御や時分割
による間欠的駆動制御等によって調整可能である。そし
て、電磁石12が磁場を発生させることによって、CP
U1の算出結果に応じた反力をメス7に与えるのであ
る。さらに、仮想物体V1の特性(例えば、硬さ,軟ら
かさ,弾性,脆性等)に関するデータを用いれば、メス
7に与える反力に仮想物体V1の特性を反映することも
可能である。また、仮想物体V1との接触状態でメス7
が移動したときには、磁場の反転を繰り返すことによっ
てメス7に振動を与え、それによって触感(滑らかさ,
ざらつき等)をも呈示することが可能である。例えば、
仮想物体V1をメス7で切る動作を行ったときに、仮想
物体V1が切れたときの感触を触感として与えることが
できる。
【0020】上述したシステム構成では、仮想物体呈示
装置9によってメス7の下方からマーカー追跡及び磁場
発生が行われるが、メス7の上方からマーカー追跡及び
磁場発生を行うように構成してもよい。その場合、メス
7の上面にマーカー7Mを設ければよく、S極部βと電
磁石12(メス7側をN極にする。)との間の引力によっ
てメス7に反力を与えることができる。また、ヘッド部
7aに永久磁石7cを内蔵する代わりに、磁気を帯びて
いない鉄等の金属材料等でヘッド部7aの少なくとも一
部を構成すれば、電磁石12の磁極方向に関係なく、ヘ
ッド部7aと電磁石12との間の引力によってメス7に
反力を与えることが可能である。
【0021】《第2の実施の形態(図7,図8)》図7に
第2の実施の形態を構成する操作ユニット15を示し、
図8に第2の実施の形態の使用状態を示す。第2の実施
の形態は、仮想物体V2(図8)に対応したフォースフィ
ードバックを、道具体6に相当する操作ユニット15を
介して行う、汎用の力覚呈示システムである。そして図
8に示すように、仮想物体呈示装置9を4台用いるとと
もに、前述したメス7の代わりに操作ユニット15を用
いるほかは、第1の実施の形態と同様に構成されてい
る。
【0022】図7に示すように操作ユニット15は、共
通に使用されるヘッド部16と、そのヘッド部16に対
して交換可能に構成されたハンドル部17,18と、か
ら成っている。各ハンドル部17,18には、ヘッド部
16の穴16aと嵌合可能な凸部17a,18aが設け
られている。そして、用途等に応じたハンドル部17,
18がヘッド部16に取り付けられた状態で使用され
る。なお、穴16aと嵌合可能な凸部を有するハンドル
部であれば、図7に示すハンドル部17,18に限らず
使用可能である。例えば、重さの異なる重りを内蔵した
複数のハンドル部,重心位置の異なる(つまり重り位置
が異なる)複数のハンドル部,形状の異なる複数のハン
ドル部等を用意しておけば、様々な用途に対応すること
ができる。そして、用途に応じた様々な種類の道具の使
用感を得ることができる。
【0023】ヘッド部16の各端部には、操作ユニット
15の位置を検出するための指標となるマーカー16M
が4つずつ(計8つ)設けられている。各端部に設けられ
ている4つのマーカー16Mの色は互いに異なってお
り、各CCDカメラ11で取り込まれた映像中のマーカ
ー16Mの色とその配置によって、操作ユニット15の
向きが検出される。またヘッド部16には、永久磁石1
9が内蔵されている。この永久磁石19は、下面側にN
極部αが位置し、上面側にS極部βが位置するように配
置されているが、各マーカー16Mと磁極との位置関係
が適正に設定されていれば、磁極の向きはこれに限らな
い。
【0024】このシステムを使用する際には、オペレー
タPは頭部にHMD8を装着し、図8に示すように上下
左右に配置された4台の仮想物体呈示装置9の間に、手
P1に持った操作ユニット15を位置させる。すると、
各センサーユニット9aのCCDカメラ11がマーカー
16Mを検出し、その検出結果に基づいて、操作ユニッ
ト15とセンサーユニット9aとの間隔が一定に保たれ
るように、各多関節駆動機構9bがトラッキングを行
う。そして、仮想現実空間内での操作ユニット15が仮
想物体V2との接触位置に到達すると、対応する電磁石
12が励磁される。各センサーユニット9aの電磁石1
2と永久磁石19との間の斥力によって操作ユニット1
5が反力を受けて、その反力が手P1に伝えられる。こ
のようにして仮想物体V2の力覚が操作ユニット15を
介して手P1にフィードバックされるが、操作ユニット
15は複雑な機械構成で拘束されていないので、高い自
由度で操作性良くフォースフィードバックが達成され
る。
【0025】上記のようにして操作ユニット15に与え
られる反力は、制御ユニット10内のCPU1が、CC
Dカメラ11により検出された操作ユニット15の位置
から、仮想現実空間内における仮想物体V2と操作ユニ
ット15との位置関係を算出し、その位置関係に基づい
て算出される。例えば、操作ユニット15に与えられる
反力の大きさは、励磁電流値の制御や時分割による間欠
的駆動制御等によって調整可能である。そして、電磁石
12が磁場を発生させることによって、CPU1の算出
結果に応じた反力を操作ユニット15に与えるのであ
る。さらに、仮想物体V2の特性(例えば、硬さ,軟ら
かさ,弾性,脆性等)に関するデータを用いれば、操作
ユニット15に与える反力に仮想物体V2の特性を反映
することも可能である。また、仮想物体V2との接触状
態で操作ユニット15が移動したときには、磁場の反転
を繰り返すことによって操作ユニット15に振動を与
え、それによって触感(滑らかさ,ざらつき等)をも呈示
することが可能である。
【0026】本実施の形態のように、複数の仮想物体呈
示装置9によって操作ユニット15の四方からマーカー
追跡及び磁場発生を行う構成では、電磁石12と永久磁
石19との間の斥力のみによって操作ユニット15に反
力を与えるだけでなく、電磁石12と永久磁石19との
間の引力,斥力を適宜選択して、様々なバリエーション
の反力を操作ユニット15に与えることが可能である。
また、ヘッド部16に永久磁石19を内蔵する代わり
に、磁気を帯びていない鉄等の金属材料等でヘッド部1
6の少なくとも一部を構成すれば、電磁石12の磁極方
向に関係なく、ヘッド部16と電磁石12との間の引力
によって操作ユニット15に反力を与えることが可能で
ある。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように第1〜第4の発明に
係る力覚呈示システムよれば、複雑な機械構成で拘束さ
れていない道具体を介して磁場内でフォースフィードバ
ックが行われるため、高い自由度で操作性良く仮想物体
の力覚が呈示される。したがって、より高度な現実感を
簡単な構成で達成することが可能である。また第2の発
明によれば、ハンドル部の交換により単一のヘッド部で
様々な道具の使用感を呈示することができる。第3の発
明によれば、重りによって道具体の重量やバランスが呈
示されるため、リアルな保持感覚を実現することができ
る。第4の発明によれば、道具体の重心位置を変化させ
ることにより、単一の道具体で様々な道具の使用感を呈
示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る力覚呈示システムの概略構成を示
すブロック図。
【図2】第1の実施の形態の使用状態を示す図。
【図3】第1の実施の形態を構成するメスの上面図。
【図4】図3に示すメスの下面図。
【図5】図3に示すメスのA−A線断面図。
【図6】第1,第2の実施の形態を構成する仮想物体呈
示装置の外観を示す斜視図。
【図7】第2の実施の形態を構成する操作ユニットの分
解斜視図。
【図8】第2の実施の形態の使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 …CPU(仮想物体生成装置) 2 …視点検出装置 3 …映像表示装置 4 …マーカー追跡装置(位置検出装置) 5 …磁場発生装置 6 …道具体 6a…ヘッド部 6b…ハンドル部 7 …メス(道具体) 7a…ヘッド部 7b…ハンドル部 7c…永久磁石(磁性体) 7d…スライド部 7e…溝 7f…重り 7M…マーカー 8 …HMD 9 …仮想物体呈示装置 9a…センサーユニット 9b…多関節駆動機構 10 …制御ユニット 11 …CCDカメラ(位置検出装置) 12 …電磁石(磁場発生装置) 15 …操作ユニット 16 …ヘッド部 16M…マーカー 17 …ハンドル部 18 …ハンドル部 19 …永久磁石(磁性体) V1 …仮想物体(3次元物体) V2 …仮想物体(3次元物体)
フロントページの続き (72)発明者 小林 孝生 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2F076 BD17 BE05 BE12 3F059 DA07 EA07 5B087 AA07 AB12 CC01 CC26 CC33 DD03 DE07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間的に仮想的な3次元物体を生成する
    仮想物体生成装置と、 少なくとも一部が磁性体で構成されているヘッド部とハ
    ンドル部から成る道具体と、 この道具体の位置を検出する位置検出装置と、 前記3次元物体と前記道具体との空間的な関係に応じて
    磁場を発生させる磁場発生装置と、 を有することを特徴とする力覚呈示システム。
  2. 【請求項2】 前記道具体が、共通に使用されるヘッド
    部と、そのヘッド部に対して交換可能に構成されたハン
    ドル部と、から成ることを特徴とする請求項1記載の力
    覚呈示システム。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド部又はハンドル部に重りを有
    することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の力覚
    呈示システム。
  4. 【請求項4】 前記重りの位置が可変であることを特徴
    とする請求項3記載の力覚呈示システム。
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