JP2002182817A - 力覚呈示装置 - Google Patents

力覚呈示装置

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JP2002182817A
JP2002182817A JP2000376753A JP2000376753A JP2002182817A JP 2002182817 A JP2002182817 A JP 2002182817A JP 2000376753 A JP2000376753 A JP 2000376753A JP 2000376753 A JP2000376753 A JP 2000376753A JP 2002182817 A JP2002182817 A JP 2002182817A
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Kazuyuki Nagata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間の指先にカ覚を呈示するととも
に、人間が実際に物に触れたときのカ覚データを記録・
再生することができるカ覚呈示装置を実現する。 【解決手段】 力覚センサ1を人間の指先に装着可
能として、これを小型マニピュレータ2を介してベース
3と連結し、この小型マニピュレータには呈示するカ覚
成分に応じてアクチュエータと角度検出センサから成る
複数の能動関節と角度検出センサのみから成る受動関節
が選択的に配置されており、呈示しようとするカ覚と上
記力覚センサの出力値との差に基づいて能動関節のアク
チュエータを駆動することで、人間の指先にカ覚を呈示
する。また、小型マニピュレータの能動関節に作用する
トルクがゼロとなるようにアクチュエータを制御し、小
型マニピュレータが自由に動ける状態で指を動かして、
実際に物に触ったときのカ覚データおよび指先の運動デ
ータを計測、記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔にある物体
や、計算機内部に構築した仮想物体を、操作者の指先に
あたかもその物体が実在しているかのように感じさせる
力覚呈示装置に関し、さらに、本発明は、人間が実際に
物に触れたときの力覚データや物体のインピーダンス特
性(バネ特性、ダンピング特性)を記録・再生できる力
覚呈示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人間の手指に力覚を呈示する装置
として、小型マニピュレータの先端に指を挿入し、マニ
ピュレータの駆動により力を呈示するもの(例えば岩田
ほか:[力感覚に対応した人工現実感ー多次元力感覚帰
還装置の開発]、 第5回ヒューマンインターフェイスシ
ンポジウム、1989、やSensAble Technologies社 PHANTo
M)、指先に取付けた部材をワイヤーで牽引することに
より力覚を呈示するもの(例えば佐藤ほか:「空間イン
ターフェイス装置SPIDARの提案」、電子情報通信学会論
文誌、 D-ll、 Vol. J74-D-ll、 No.7、 1991 、や Vir
tual Technologies 社CyberGrasp)、指の腹面に風船状
の空気圧ポンプを埋め込み、指に圧覚を呈示するもの
(例えば伊福部:「触覚のテレイグジスタンスに関する
研究」ロボット、 Vol. 77、 1990)が開発されてい
る。
【0003】また、本発明者は、「指装着型6軸力覚セ
ンサ」(特願平11-193719)、「把握データ入力装置」
(特願2000-126400)において、すでに、本発明に関連
する発明を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】遠隔にある物体や、計
算機内部に構築した仮想物体を、操作者の指先にあたか
もその物体が実在しているかのように力覚を呈示できれ
ば、遠隔にある物体の質感を確かめながらロボットを遠
隔操作したり、仮想データを用いてロボットによる把握
操作を教示したり、外科手術などの指操作をシミュレー
ションすることができる。
【0005】また、力覚呈示装置に、人間が実際に物に
触れた時の指先に作用する力覚データや物体のインピー
ダンス特性(バネ特性、ダンピング特性)を記録・再生
する機能をもたせれば、計算機内部によりリアルな仮想
世界を構築したり、手作業を主とする職人の手指の感覚
を記録・再生し、職人技能の伝承や技能訓練に用いるこ
とができる。
【0006】これまで、人間の手指に力覚を呈示する装
置として、小型マニピュレータの先端に指を挿入し、マ
ニピュレータの駆動により力を呈示する装置(例えば岩
田ほか: [力感覚に対応した人工現実感ー多次元力感覚
帰還装置の開発]、 第5回ヒューマンインターフェイス
シンポジウム、1989、やSensAble Technologies 社 PHA
NToM)が開発されている。
【0007】これらの装置は、マニピュレータの先端に
目標の力が発生できるようフィードフォワード制御によ
り関節トルクを制御し、力覚を呈示するものである。こ
の方式の場合、マニピュレータの慣性力や重力、関節や
トルク伝達系の摩擦が力覚呈示装置の精度に影響を与え
るため、マニピュレータを軽量化し、関節の摩擦が無視
できるほど小さくなるように設計しなければならないと
いった問題がある。
【0008】SensAble Technologies 社の PHANToM
は、この問題をクリアし、高感度で力覚を呈示すること
に成功している。しかしながら、この装置には、マニピ
ュレータに力覚センサを装備していないため、人間の指
が実際に物に触れた時の力覚データを記録する機能はな
い。
【0009】また、手指に装着した部材を1本のワイヤ
ーで牽引することにより力覚を呈示する装置としてVirt
ual Technology 社 はCyberGrasp を開発している。し
かし、この装置で呈示できる力は、手指に装着した部材
と連結したワイヤー方向の1方向のみである。
【0010】この欠点を補うため、指にはめたキャップ
に4本のワーヤーを取付け、ワイヤーを張力制御するこ
とにより力覚を呈示する装置が開発されている(佐藤ほ
か:「空間インターフェイス装置SPIDARの提案」、 電
子情報通信学会論文誌、D-ll、 Vol. J74-D-ll、 No.
7、1991)。しかし、この装置は大掛かりになるといっ
た問題があり、しかも人間が実際に物に触れた時の力覚
データを記録する機能はない。
【0011】更に、指の腹面に風船状の空気圧ポンプを
埋め込み、指に圧覚を呈示するもの(例えば伊福部:
「触覚のテレイグジスタンスに関する研究」ロボット、
Vol.77、 1990)が開発されているが、呈示できる感覚
は圧力感覚のみである。
【0012】力覚呈示装置に、人間の指先に作用する力
覚データの記録・再生機能をもたせるためには、人間の
指先に装置することのできる力覚センサが必要となる。
【0013】本発明の目的は、上記従来の問題点を考慮
し、人間の指先に装着できる6軸力覚センサとリンク機
構、アクチュエータ、角度検出センサから構成され、人
間が実際に物に触ったときの力覚データを記録・再生で
きる力覚呈示装置を提供することを課題とするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、指に装着できる力覚センサ、マニピュレー
タ、ベースおよび制御装置を備えた力覚提示装置であっ
て、上記ベースは、外部固定部材に固定可能又は上記力
覚提示装置の使用者の手に装着可能であり、上記マニピ
ュレータは、アクチュエータと角度検出センサから成る
能動関節、角度検出センサのみから成る受動関節、およ
びリンクを備えており、上記アクチュエータおよび角度
検出センサは、夫々リンク機構を構成するリンクとリン
クの枢支部および上記リンクとベースの枢着部に選択的
に取り付けられており、上記角度検出センサにより上記
リンク機構の動きを計測することにより手指の3次元運
動を計測できるとともに、上記力覚センサにより人間の
指先の接触力を計測することができ、上記アクチュエー
タは、指先に呈示しようとする力覚と上記力覚センサの
出力値との差に基づいて上記制御装置で制御され、力覚
を指先に呈示することを特徴とする力覚呈示装置を提供
する。
【0015】上記アクチュエータは、直流電動モータ又
は交流電動モータとしてもよい。又、上記角度検出セン
サは、ポテンショメータ又はエンコーダとしてもよい。
【0016】上記ベースは、手袋に固着されており、該
手袋を人間が着用することで、上記ベースは人間の手に
装着可能とする構成としてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づいて図面を参照して説明する。図1は、本発明の力覚
呈示装置の基本構成である。図1に示すとおり、本力覚
呈示装置は、人間の指にはめることのできる力覚センサ
1、小型マニピュレータ2、ベース3から構成される。
【0018】図2に、本発明の力覚呈示装置で使用する
力覚センサ1の構成を示す。力覚センサ1は、図2に示
すとおり、指サック20、弾性構造体21、指カバー2
2、リンク結合部23から構成される。
【0019】弾性構造体21は、特定の力覚成分に対し
て歪み易い構造をもっている。図3に弾性構造体21の
一例を示す。これは、基部30と周辺リング31を3本
のビーム32を介して連結したもので、ビーム32の各
面には歪みゲージ33が貼られている。
【0020】この弾性構造体21に外力がはたらくと、
外力成分に応じてビーム32が歪む。この歪みを歪みゲ
ージ33により電気信号に変換することにより、力覚成
分を歪みゲージ33の電気信号として取り出すことがで
きる。
【0021】弾性構造体21に作用する6軸力(3方向
の力とモーメント)と各ビームの歪みゲージの出力の関
係を表す歪みスティフネス行列は予めキャリブレーショ
ンにより求められている。歪みスティフネス行列とは、
各ビームの歪みゲージの出力を力覚に変換する行列であ
る。歪みスティフネス行列を用い、歪みゲージの出力信
号から、弾性構造体21に作用する6軸力を計算により
求めることができる。
【0022】弾性構造体21の構造は、6軸の力覚が検
出できれば、上記構造にとらわれることなく、どのよう
な構造でも良い。指サック20は、人間の指12を挿入
する部分で、弾力性のある部材(例えばエンジニアリン
グプラスチック、リン青銅、バネ鋼など)でつくられて
おり、指の大きさの個人差に対応できるよう、切り込み
25が入れられている。指サック20は弾性構造体21
の基部30と連結している。
【0023】指カバー22は、実際に物体と触れる部分
で、取付けブロック24を介して弾性構造体21の周辺
リング31と連結している。リンク結合部23は、指カ
バー22と連結しており、力覚呈示装置の小型マニピュ
レータ2と連結する。
【0024】本力覚呈示装置の小型マニピュレータ2
は、能動関節および受動関節の少なくとも能動関節を有
する。ここで、「能動関節」とは、アクチュエータ4
(DCモータやACモータなどの電動機)と角度検出セ
ンサ5(エンコーダまたはポテンショメータ)の組から
成る関節をいう。「受動関節」とは、角度検出センサ5
のみから成る関節をいう。
【0025】小型マニピュレータ2の終端部は力覚セン
サ1およびベース3と連結する。ベース3は人間の手に
固定しても、外部の部材に固定しても良い。人間の手に
固定する場合は、ベース3を手袋に固着し、この手袋を
人間が着用することで、ベース3を人間の手に装着可能
とする。
【0026】指先に力覚を呈示するためには、能動関節
の数は呈示したい力覚成分と同数以上必要となる。従っ
て、指先に3軸の力のみを呈示する場合には、必要な能
動関節の数は3以上となり、6軸力全てを呈示する場合
には、必要な能動関節の数は6以上となる。
【0027】能動関節の自由度の配置は、小型マニピュ
レータ2の先端が呈示したい力覚成分の全ての方向に運
動が生成できるように配置される。受動関節は、小型マ
ニピュレータ2の先端が能動関節の自由度のみで人間の
指の運動に追従できないときに必要となる。受動関節の
数は、人間の指の自由度の数と、人間の指の自由度と一
致する能動関節の数の差となる。
【0028】そして、これらの能動関節、受動関節によ
って、リンク機構を構成するリンク6を連結している。
【0029】本発明の力覚呈示装置の基本原理は以下の
通りである。本力覚呈示装置の力覚センサ1の指サック
20に指12を挿入し、小型マニピュレータ2を駆動す
ると、能動関節の数に応じて人間の指先12に力を加え
ることができる。この小型マニピュレータ2が指先12
に加えた力は、指先に装着した6軸力覚センサにより検
出される。
【0030】計算機内部に構築した仮想モデルに基づ
き、計算機8により与えられる目標力と、小型マニピュ
レータ2により人間の指先12に加えられる力が等しく
なるように、6軸力覚センサ1の出力をフィードバック
しながら小型マニピュレータ2を制御することで、人間
の指先12に力覚を呈示することができる。
【0031】図4に、本力覚呈示装置の制御原理を説明
する図を示す。力覚呈示装置の6軸力覚センサ1の力覚
データおよび小型マニピュレータ2の角度検出センサ5
の角度データは、周期的に計算機8に取り込まれてい
る。
【0032】力覚呈示装置の指先位置および指先速度
は、小型マニピュレータ2の各リンク6のパラメータが
既知であることから、角度検出センサ5の角度データを
用いて計算することができる。
【0033】計算機8の内部には、仮想物体10と、そ
の仮想物体10を操作する仮想的な指9(以後、仮想指
と呼ぶ)が構築されている。仮想指9は、力覚呈示装置
の指先の運動に応じて計算機内部の仮想世界を自由に運
動することができる。
【0034】人間は、力覚呈示装置の力覚センサ1に指
を挿入し、指を動かす。このとき、小型マニピュレータ
2の角度検出センサ5の角度データを用い、指先位置・
指先速度が計算される。その指先位置・指先速度のデー
タに応じて仮想指9は計算機内部の仮想空間内を運動す
る。その結果、仮想指9は力覚呈示装置を装着した人間
の指12によって操られる。
【0035】計算機8は、仮想指9が仮想世界を運動し
たり、仮想物体10を操作しているときに、仮想指9に
作用する力覚を計算する。この計算された力覚は、小型
マニピュレータ2の力制御の目標値として与えられる。
【0036】計算機8により計算された目標力は、力覚
呈示装置の6軸力覚センサ1の力覚データと比較され、
その差がゼロとなるように、小型マニピュレータ2のア
クチュエータ4に与える指令値が計算機8により計算さ
れる。計算された指令値は、計算機8からアクチュエー
タ4のサーボドライバ11に出力され、指先の6軸力覚
センサ1の力覚データが目標力に収束するようアクチュ
エータ4が駆動される。
【0037】これより、指の運動により計算機内部の仮
想指9を操り、計算機8は仮想指9の運動に応じて仮想
指9に作用する力覚を計算し、その力覚を目標力として
小型マニピュレータ2を力制御することで、操作者の指
先にあたかも仮想物体が実在し、操作しているかのよう
に感じさせることができる。
【0038】例えば、仮想指9が自由空間を運動してい
るときには、目標力をゼロとすることで、人間の指12
は物に触れていないことを感じる。仮想指9が仮想物体
10の表面上にあるときは、指の運動に対して、仮想物
体表面上の垂直抗力や摩擦力を目標力として与えること
で、人間はその仮想物体10をなぞっているかのように
感じることができる。
【0039】また、指が仮想物体10を押し込む方向に
動かしたとき、 Δf=KΔx・・・・・(1) (ここで、Δfは力の増分、Kは物体のバネ係数、Δx
は指の変位である。)となるよう目標力を与えること
で、人間の指は物体の剛性(バネ特性)を感じる。
【0040】そして、指が仮想物体10を押し込む方向
に動かしたとき、 f=μv・・・・・(2) (fは力、μは物体のダンピング係数、vは指の速度で
ある。)となるよう目標力を与えることで、人間の指は
物体の粘性(ダンピング特性)を感じることができる。
【0041】このように、物体の重さや摩擦力、インピ
ーダンス特性(バネ特性、ダンピング特性)を呈示する
ことにより、物体の質感を指先に呈示することができ
る。
【0042】また、アクチュエータ4のトルクをゼロと
して、小型マニピュレータ2が自由に動ける状態で指を
動かし、物体に触ったときの力覚データや指先位置、指
先速度のデータを計測し記録することにより、その物体
の重さや摩擦力、インピーダンス特性(バネ特性、ダン
ピング特性)を記録することができる。
【0043】こうして記録された力覚データや物体のイ
ンピーダンス特性は、先に示したように小型マニピュレ
ータ2を力制御することで人間の指先に再び呈示するこ
とができる。
【0044】図5は、呈示する力覚成分を3軸の力と
し、ベース3を環境に固定した場合の一実施例である。
この実施例では、原理をより明確にするため、人指し指
のみで実施した例について述べる。他の指についても同
様に実施でき、5本指全てに力覚を呈示することも可能
である。
【0045】図5に示すとおり、本力覚呈示装置は、人
間の指に装着できる力覚センサ1、アクチュエータ4a
〜4c、角度検出センサ5a〜5d、リンク6、ベース
3から構成されている。
【0046】本力覚呈示装置では、呈示する力覚成分を
3軸の力としているので、必要な能動関節の数は3であ
り、その自由度の配置は、小型マニピュレータ2の運動
により、小型マニピュレータ2の先端の指先位置が三軸
方向に運動できるように配置している。
【0047】人間の人指し指には、中手指節関節(指根
本の関節)に内転・外転運動および屈伸運動の2自由
度、近位指節間関節(指中心の関節)に屈伸運動の1自
由度、遠位指節間関節(指先端の関節)に屈伸運動の1
自由度の合計4自由度ある(カパンディ「関節の生理
学」医歯薬出版)。
【0048】三つの屈伸運動の自由度のうち、二つの自
由度は屈伸運動面上の指先位置の運動に、一つの自由度
は屈伸方向の指先姿勢の運動に関与している。(屈伸運
動を行う三つの関節のうち、どの関節が指先位置の運動
に関与し、どの関節が指先姿勢の運動に関与しているか
は分離できないが、ここで述べているのは、指先位置の
運動を行うためには、屈伸運動と同一の自由度の方向に
二つの自由度が必要であるという意味)。
【0049】これより、人間の指は、内転・外転運動の
自由度と二つの屈伸運動の自由度により、指先位置の三
軸方向の運動を行っており、本実施例でも、能動関節の
自由度の方向は、内転・外転運動の自由度の方向に一つ
(4a、5a)、屈伸運動の自由度の方向に二つ(4
b、5b)、(4c、5c)設定している。
【0050】能動関節のアクチュエータ4と角度検出セ
ンサ5は、一体で取付けてもトルク伝達機構を介して取
付けても良い。本実施例の場合、アクチュエータ4aと
角度検出センサ5aは一体で取付けられており、能動関
節の回転軸は、アクチュエータ4aおよび角度検出セン
サ5aの回転軸と一致している。
【0051】一方、アクチュエータ4b、4cと角度検
出センサ5b、5cは歯車7a、7b、タイミングベル
ト7cからなるトルク伝達機構を介して取付けられてお
り、能動関節の回転軸は、それぞれ角度検出センサ5
b、5cの回転軸と一致している。
【0052】また人間の指には、屈伸方向の指先姿勢の
運動に関与する一つの屈伸自由度がある。従って、力覚
呈示装置の指先が人間の指先の運動に追従するために
は、屈伸運動の自由度と一致した一つの受動関節が必要
となる。本力覚呈示装置では、屈伸運動の自由度と一致
する方向に受動関節を設け、角度検出センサ5dを取付
けている。
【0053】これにより、力覚呈示装置の指先が人間の
指先の運動に追従することができ、指先位置や指先速度
を関節角センサ4a、4b、4c、4d の出力から計
算することができる。
【0054】指先の力覚センサ1の出力をフィードバッ
クしながら、能動関節に取付けたアクチュエータ4a、
4b、4cを駆動し、小型マニピュレータ2を力制御す
ることで、人間の指先12に3軸の力を呈示することが
できる。
【0055】また、(1)、 (2)式に示すように、
関節角センサ4a、4b、4c、4dの出力を用いて計
算される指先位置や指先速度に応じて目標力を設定し、
指先の力覚センサ1の出力をフィードバックしながら、
小型マニピュレータ2を力制御することで、人間の指先
12に物体のインピーダンス特性を呈示することができ
る。
【0056】また、アクチュエータ4a、4b、4cの
トルクをゼロとし、小型マニピュレータ2が自由に動け
る状態で指を動かして、物体に触ったときの力覚データ
を力覚センサ1の出力から、指先位置と指先速度のデー
タを角度検出センサ4a、4b、4c、4dの出力から
計算し記録すれば、人間が物に触れたときの力覚データ
および物体のインピーダンス特性(バネ特性、ダンピン
グ特性)を記録することができる。
【0057】
【発明の効果】以上の構成による本発明によれば、人間
の指先に装着できる6軸力覚センサ、アクチュエータと
角度検出センサとリンク機構からなる小型マニピュレー
タによって、人間の指先に力覚や物体のインピーダンス
特性(バネ特性、ダンピング特性)を呈示することがで
きる力覚呈示装置が可能である。
【0058】また、本力覚呈示装置を、親指を含む複数
の指について実施することで、物体を把持したり操って
いる時の指の感覚を人間の指先に呈示することができ
る。
【0059】さらに、本装置を指に装着し、小型マニピ
ュレータが自由に動ける状態に制御して、指で物体に触
れることで、その時の力覚データや物体のインピーダン
ス特性(バネ特性、ダンピング特性)を記録することが
できる。
【0060】こうして記録した力覚データを再生するこ
とで、計算機内部にリアルな仮想世界を構築することが
できる。また、本装置を用い、手作業を主とする職人の
手指の力覚データを記録・再生することで、職人技能の
伝承や技能訓練に用いることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる力覚呈示装置の基本構成を示す
図である。
【図2】本発明に係わる指装着型6軸力覚センサの基本
構成であり、図2(a)は正面図であり、図2(b)
は、図2(a)のA−A断面図を示す。
【図3】本発明に係わる力覚センサ弾性構造体の一例を
示す図である。
【図4】本発明に係わる力覚呈示装置の制御原理を示す
図である。
【図5】本発明に係わる力覚呈示装置の一実施例を説明
する図である。
【符号の説明】
1 指装着6軸力覚センサ 2 小型マニピュレータ 3 ベース 4 アクチュエータ 4a アクチュエータ 4b アクチュエータ 4c アクチュエータ 5 角度検出センサ 5a 角度検出センサ 5b 角度検出センサ 5c 角度検出センサ 5d 角度検出センサ 6 リンク 7a トルク伝達機構歯車 7b トルク伝達機構 歯車 7c トルク伝達機構 タイミングベルト 8 計算機 9 仮想指 10 仮想物体 11 アクチュエータ サーボドライバ 12 人間の指 20 指サック 21 弾性構造体 22 指カバー 23 力覚センサ リンク結合部 24 取付けブロック 25 指サック切り込み 30 弾性構造体 基部 31 弾性構造体 周辺リング 32 ビーム 33 歪みゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/02 G06F 3/02 A Fターム(参考) 3C007 DS00 DS01 ES12 EU11 EV14 EV23 EW14 KS07 KS30 LV10 3F059 AA00 AA10 AA11 CA05 DA02 DC01 DC04 DE03 FC03 3F061 AA00 AA01 BA11 BC15 BE24 BE43 BF14 DD02 DD03 DD05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指に装着できる力覚センサ、小型マニ
    ピュレータ、ベース及び制御装置を備えた力覚提示装置
    であって、 上記ベースは、外部固定部材に固定可能又は上記力覚提
    示装置の使用者の手に装着可能であり、上記力覚センサ
    は、人間の指先に装着可能であり、上記小型マニピュレ
    ータを介してベースに連結しており、 上記小型マニピュレータは、アクチュエータと角度検出
    センサから成る能動関節、角度検出センサのみから成る
    受動関節、及びリンクを備えており、 上記アクチュエータ及び角度検出センサは、夫々リンク
    機構を構成するリンクとリンクの枢支部及び上記リンク
    とベースの枢着部に選択的に取り付けられており、 上記小型マニピュレータの角度検出センサから人間の指
    先の3次元運動を計測できるとともに、上記力覚センサ
    により人間の指先に作用する力覚を計測することがで
    き、 指先に呈示しようとする力覚と上記力覚センサの出力値
    との差に基づいて上記アクチュエータを駆動すること
    で、人間の指先に力覚を呈示することを特徴とする力覚
    呈示装置。
  2. 【請求項2】 上記小型マニピュレータの能動関節に
    作用するトルクがゼロとなるように上記アクチュエータ
    を制御し、上記小型マニピュレータが自由に動ける状態
    で指を動かして、実際に物に触ったときの力覚データお
    よび指先の運動データを計測し、それを記録することを
    特徴とする請求項1記載の力覚呈示装置。
  3. 【請求項3】 上記アクチュエータは、直流電動モー
    タ又は交流電動モータであることを特徴とする請求項1
    又は2記載の力覚呈示装置。
  4. 【請求項4】 上記角度検出センサは、ポテンショメ
    ータ又はエンコーダであることを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の力覚呈示装置。
  5. 【請求項5】 上記力覚センサと小型マニピュレータ
    から成る組は、1組から最大5組上記ベースに支持され
    ているとを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の力
    覚呈示装置。
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