JP4633950B2 - 異物除去装置 - Google Patents

異物除去装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4633950B2
JP4633950B2 JP2001083136A JP2001083136A JP4633950B2 JP 4633950 B2 JP4633950 B2 JP 4633950B2 JP 2001083136 A JP2001083136 A JP 2001083136A JP 2001083136 A JP2001083136 A JP 2001083136A JP 4633950 B2 JP4633950 B2 JP 4633950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foreign matter
magnet
pulley
endless belt
belt conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001083136A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002272367A (ja
Inventor
太山 内田
好美 山田
浩史 藤田
康成 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Kiko Co Ltd
Original Assignee
Kawasaki Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Kiko Co Ltd filed Critical Kawasaki Kiko Co Ltd
Priority to JP2001083136A priority Critical patent/JP4633950B2/ja
Publication of JP2002272367A publication Critical patent/JP2002272367A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4633950B2 publication Critical patent/JP4633950B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製茶工場等において各乾燥工程間を搬送される茶葉から、混入してしまった異物を除去するための異物除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な製茶加工ラインは、生茶葉を製品茶(緑茶)に加工するために複数の製茶機から構成されており、例えば茶園から運搬された生茶葉を受け入れる受入部、生葉を適度な温度及び湿度条件にて一時貯留するための生葉自動コンテナを有する生葉管理部、生葉を蒸すための蒸機を有する蒸熱システム、各種揉乾機が配設された中火システム、揉み上げた茶を十分に乾燥させるための乾燥機等を有する仕上げシステムを備え、これらが成す工程を経ることにより、所望品質の緑茶を得ている。
【0003】
ところで、上記工程を経る過程において、茶葉に鉄片や鉄粉等の金属類等の異物が混入する可能性が指摘されており、かかる異物を除去するための従来の手段として、実開平1−163447号公報で開示されているような異物除去装置が提案されている。当該従来の異物除去装置は、所定間隔離間した2つのプーリ間に無端ベルトを懸架させたベルトコンベア内に略平面状の磁石を配設しておき、無端ベルト上を流れる茶葉のうち混入した金属類のみを吸引して茶葉から金属類を除去するよう構成されたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の異物除去装置においては、茶葉をベルトコンベアで流し続ける過程においても、吸引した金属類から成る異物は磁石上に留まることとなってしまうため、一端磁石に吸引した異物が茶葉の流れによって剥がされてしまったり、或いは磁石の吸引限度量を超えたりした場合には異物は磁石で吸引されず、搬送される茶葉と共に次工程へ流れてしまう虞があり、異物除去が不十分であるという問題があった。
【0005】
また、磁石に吸引された異物を取り除くには、ベルトコンベアの駆動を一旦停止させる必要があったため、その停止時間が製茶ライン全体に悪影響を及ぼす虞があるとともに、吸引された異物を頻繁に取り除かなければならず、作業効率が悪化する原因となる問題もあった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ベルトコンベアを停止させることなく、且つ作業効率を維持しつつ異物除去を十分に行うことができる異物除去装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、所定間隔離間して配設された駆動プーリ及び従動プーリに無端ベルトを無端状に懸架して成るベルトコンベアと、前記無端ベルト上を流れる茶葉に混入した異物を吸引する磁石とを具備し、前記駆動プーリを回転駆動させて前記無端ベルトを回転させ、無端ベルトの搬送面の始端から終端まで所定の乾燥工程を経た茶葉を搬送しつつ前記磁石にて異物を吸引する異物除去装置において、前記ベルトコンベアの終端側に位置する駆動プーリ又は従動プーリは、前記磁石から成ることを特徴とする。
【0008】
かかる構成によれば、ベルトコンベアを構成する2つのプーリのうち駆動プーリ(無端ベルトの始端側及び終端側のいずれのものも含む)が回転して無端ベルトを回転させると、無端ベルトの搬送面(即ち上面)上の茶葉は、当該無端ベルトの始端側から終端側へ搬送され、当該終端から下方に落下する。この時、茶葉に混入した金属類等の異物は、無端ベルトを介して磁石から成る終端側に位置するプーリ(駆動プーリ又は従動プーリ)に吸引されるので、無端ベルトの終端においても落下せず、磁力が及ばなくなった時点で落下する。従って、茶葉の落下位置と異物の落下位置とを異ならせることができ、それぞれを別々に回収又は搬送すれば、異物を除去しつつ茶葉を次工程へ搬送することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記磁石から成る駆動プーリ又は従動プーリに代えて、異物を吸引するための磁石を具備した駆動プーリ又は従動プーリとしたことを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、前記ベルトコンベアの終端側に位置する磁石から成るプーリを駆動プーリとするとともに、前記無端ベルトの終端下方に、前記茶葉を搬送するための別途の搬送手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
かかる構成によれば、無端ベルトの搬送面上をその始端側から終端側へ搬送された茶葉は、当該終端から落下して別途の搬送手段で更に搬送されるのに対し、茶葉に混入した異物は、別途の搬送手段には落下せず、別の位置(即ち、茶葉の落下位置より始端側)で落下して回収されることとなる。ここでは、終端側に位置する磁石から成るプーリが無端ベルトに動力を伝達する駆動プーリとされている。
【0012】
請求項4記載の発明は、前記ベルトコンベアが、その基端側が仕上げ工程に配設された乾燥機における茶葉の吐出口下方に位置され、当該吐出口から排出された茶葉を搬送するものであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本発明の第1の実施形態に係る異物除去装置は、乾燥機から排出された茶葉を次工程へ搬送しつつ異物を除去するものであり、図5に示すように、茶葉を乾燥機1から次工程へ搬送する搬送経路を成す振動コンベア25、垂直バケットコンベア26及びベルトコンベア27のうちベルトコンベア27(第1ベルトコンベア28及び第2ベルトコンベア29)を構成するものである。
【0014】
乾燥機1は、製茶工程における仕上げ工程に配設され、中火工程で揉み上げた茶を十分に乾燥させるためのものであり、図6に示すように、乾燥機本体2と熱風発生装置3とで主に構成されている。このうち乾燥機本体2は、内部の乾燥室4内に4台のキャタピラ5がそれぞれ略水平状態にて配設され、この各キャタピラ5の上下の搬送面5a、5bが各段を形成している。
【0015】
そして、各キャタピラ5の搬送面5a、5bは、茶葉が通過しない内径の孔を有する多孔板又は金網で形成されるとともに、各キャタピラ5の上段の下流側と下段の下流側には茶葉を下段に排出するための排出機構部6、7がそれぞれ設けられている。また、最下段のキャタピラ5の下方には、粉取装置8が傾斜した状態で配設され、該粉取装置8の一端側(最下段の搬送面5bの下流側)には、茶葉を排出する吐出口としてのチャージングバルブ9が配設されている。
【0016】
更に、最上段のキャタピラ5の他端側(最上段の搬送面5aの下流側)上方には、排気ファン10とサイクロン11及び排気フード12が配設され、最上段のキャタピラ5の一端側の上部には、投入口13を介して昇降機14が連結されている。なお、乾燥室4の昇降機14下部の側壁には、キャタピラ5や昇降機21を作動させるインバータ15及び駆動部16が配設され、乾燥室4の側壁内面には各キャタピラ5に対応してジャマ板17がそれぞれ配設されている。
【0017】
また、この乾燥機2における側板には丸型温度計18が配設されており、乾燥室4内の温度を計測している。かかる丸型温度計18により、乾燥室4内が設定温度に達したことを検知して茶葉の投入を行うよう制御したり、製茶中の乾燥室4内の温度をモニタリングすることができる。
【0018】
一方、熱風発生装置3は、熱風ダクト21を介して乾燥室4内に熱風を供給するガンタイプのバーナ20と、冷風ダクト22を介して乾燥室4内に冷風を供給する冷却ファン23と、バーナ20及び冷却ファン23を制御するバーナ制御部24等を有している。また、熱風ダクト21の下流側は、4台のキャタピラ5のうち下方の2台のキャタピラ5の上面側及び粉取装置8の上面側に連通し、冷風ダクト22の下流側は熱風ダクト21と同一のキャタピラ5の上面側に連通した状態となっており、同図中の入口a、bにおける温度が略同一となるように設定されている。
【0019】
また、熱風ダクト21の下流入口b近傍には、乾燥室4内に供給する熱風の温度を計測するためのサーミスタ型温度センサ19が配設されており、該サーミスタ型温度センサ19で検知された熱風温度の検知信号はバーナ制御部24に送信され、この信号に基づいて熱風発生装置3内に配設されたバーナ20の燃焼量が調整され得るよう構成されている。
【0020】
上記構成により、昇降機14を介して投入口13から投入された茶葉は、各段のキャタピラ5における搬送面5a、5bを経てチャージングバルブ9から排出されるまでの間に、所望水分に乾燥されることとなる。尚、茶葉の搬送経路については、同図において実線の矢印で示しており、熱風の流路については破線の矢印で示している。
【0021】
チャージングバルブ9から排出された茶葉は、図5に示すように、同図紙面垂直方向に延びる振動コンベア31を経て同図左右方向に延びる振動コンベア25に搬送され、その後当該振動コンベア25により垂直バケットコンベア26下端まで搬送され、当該垂直バケットコンベア26により上方へ搬送される。そして、垂直バケットコンベア26で搬送された茶葉は、当該垂直バケットコンベア26の排出口26a下方に略水平状態にて配設された第1ベルトコンベア28を経て、その終端から落下し、当該終端の下方から略水平状態にて配設された第2ベルトコンベア29により次工程へ搬送される。
【0022】
ここで、第1ベルトコンベア28は、図1に示すように、所定間隔離間して配設された駆動プーリ28b及び従動プーリ28cに無端状に無端ベルト28aを懸架して成るものであり、終端側の駆動プーリ28bが永久磁石から成るものである。当該永久磁石から成る駆動プーリ28bは、モータMと連結されており、回転駆動することにより無端ベルト28aを回転させ、その搬送面上の茶葉を始端28aa側から終端28ab側へ搬送させて当該終端28abから落下させ得るよう構成されている。
【0023】
一方、駆動プーリ28bが及ぼす磁力は、無端ベルト28aにおける終端28ab側の駆動プーリ28bが位置する範囲(同図における網掛けして示した部分)で生じ、かかる範囲内において茶葉に混入した金属類から成る異物を吸引することとなる。吸引した異物は、無端ベルト28aと共に移動し、上記範囲を過ぎると磁力が付与されなくなって落下することとなるので、その落下位置には異物を回収するための回収箱30が配設されている。
【0024】
尚、駆動プーリ28bは、希土類磁石等の磁性体粉をプーリの形状に焼き固めたものであるが、これに代えて電圧を印加することにより磁力を生じさせる電磁石としてもよい。かかる場合、印加する電圧により生じる磁力の強さ(磁束密度)を調整することができるので、除去したい異物に応じた磁力を生じさせることができる。
【0025】
更に、図3で示すように、円筒状に形成された非磁性体Aの外周面に永久磁石Bを巻き付けて固定させた駆動プーリ28’としてもよく、図4で示すように、円筒状に形成された永久磁石Bの外周面を非磁性体Aで覆った駆動プーリ28”としてもよい。特に、図4で示した駆動プーリ28”によれば、非磁性体Aの外周面にセレーションやエンボス等を容易に形成することができるため、無端ベルト28aとの相対的すべりを防止してモータMの駆動力を効率的に伝達させることができる。
【0026】
また、駆動プーリ28’、28”のように、駆動プーリに磁石を具備させるようにすれば、磁石を交換することにより磁力を選択することができ、任意の異物を吸引することができる。即ち、混入が予想される異物等が明確であれば、それに応じた吸引力(磁力)を生じさせる磁石に交換することができるのである。また、磁石が汚損等した場合であっても、当該磁石を交換すれば異物の吸引力を維持させることができる。
【0027】
更に、回収箱30内に異物を確実に落下させるべく、図8に示すように、無端ベルト28aの搬送面にその幅方向に延びる複数の棧28acを形成するのが好ましい。これにより、駆動プーリ28bの磁力が強力で大きな異物を強固に引き付けた場合、無端ベルト28aが回転する一方で当該異物が静止した状態となってしまうが、かかる静止した異物を棧28acによって強制的に落下させ、回収箱30にて回収することができる。尚、無端ベルト28aに棧28acを形成するのに代え、所望位置にスクレーパ等を配設して、磁力で強固に引き付けられた異物を強制的に落下させるようにしてもよい。
【0028】
第2ベルトコンベア29は、図2に示すように、第1ベルトコンベア28における無端ベルト28aの終端28ab下方から略水平に延設されたもので、2つのプーリ29b及び29cに無端状に懸架された無端ベルト29aを有し、第1ベルトコンベア28から落下した茶葉を始端(プーリ29c側)から終端(プーリ29b側)へ搬送し、次工程へ送るものである。尚、第2ベルトコンベア29におけるプーリ29b及び29cは汎用的に用いられているものであり、駆動側のプーリが磁石から成る第1ベルトコンベア28とは異なる。
【0029】
このように、異物の除去機能を有した第1ベルトコンベア28と通常の構成を採る第2ベルトコンベア29とを2段で配設することにより、異物除去機能を有するベルトコンベアの長手方向寸法を短くすることができ、駆動プーリ28bによる駆動力が十分に無端ベルト28aに伝達され得る。
【0030】
即ち、本実施形態においては駆動プーリ28bを永久磁石で形成しているのであるが、当該永久磁石から成る駆動プーリ28bは、その外周面の摩擦係数が小さくなってしまい、無端ベルト28aが長い場合には、回転力を伝達する際に相対的に滑って伝達ロスを生じてしまったり、或いは伝達不能となってしまう虞があるので、第1ベルトコンベア28の長手方向寸法が長くなるのはなるべく抑えたいところであるが、工場のレイアウトの観点等から長くせざるを得ない場合がある。
【0031】
そういった場合に、本実施形態の如く、永久磁石から成る駆動プーリ28bを備えた第1ベルトコンベア28と通常のプーリで駆動する第2ベルトコンベア29とを上下2段で構成すれば、第1ベルトコンベア28の長手方向寸法を短くすることができる(その分第2ベルトコンベア29の長手方向寸法を長くする必要はあるが)ので、駆動プーリ28bと無端ベルト28aとの相対的滑りを防止し、駆動力の伝達を効率的に行わせることができる。
【0032】
尚、本実施形態とは逆に、第2ベルトコンベア29を上段に配設して排出口26aからの茶葉を搬送させ、第1ベルトコンベア28を下段に配設して第2ベルトコンベア29から落下した茶葉を次工程へ搬送するとともに異物を除去するよう構成してもよく、駆動力の伝達が効率的に確保される範囲であれば、第1ベルトコンベア28のみによって茶葉を次工程へ搬送しつつ異物を除去するよう構成してもよい。
【0033】
上記異物除去装置によれば、茶葉を次工程へ搬送しつつ異物を除去することができるので、搬送手段と異物除去手段とを兼ね備えた構造とすることができるとともに、製茶の最終工程である乾燥機1から排出された茶葉から異物を除去しているので、製品茶に異物が混入する余地がほとんどなく、当該製品茶に異物が混入するのを確実に防止することができる。また、既設の搬送装置の一部を本装置に変更するのみで、他の据付けの変更がほとんど不要であるため、低コストにて異物を除去することができる。
【0034】
次に、本発明の第2の実施形態に係る異物除去装置について説明する。本実施形態に係る異物除去装置は、図7に示すように、所定間隔離間して配設された駆動プーリ34及び従動プーリ33に無端ベルト32を無端状に懸架して成るベルトコンベアにおいて、駆動プーリ34を始端側、従動プーリ33を終端側に配設するとともに、従動プーリ33が永久磁石から成るものである。
【0035】
上記ベルトコンベアは、床面に載置されるコンベア土台35上に設置され、駆動プーリ34が駆動スイッチ36の操作により回転し得るよう構成されている。また、ベルトコンベアの終端下方には、仕切板39が設けられ、当該仕切板39より前側(同図中右側)には茶葉を落下させるための茶葉用シュータ37が所定角度傾斜して配設されるとともに、仕切板39より後ろ側(同図中左側)には異物を落下させるための異物用シュータ38が所定角度傾斜して配設されている。尚、異物用シュータ38の先端下方には、当該異物用シュータ38に沿って落下した異物を回収する回収箱30(第1の実施形態で示したものと同様のもの)が配設されている。
【0036】
そして、駆動スイッチ36を操作して駆動プーリ34を駆動させた後、調量ホッパ31から無端ベルト32の始端側へ茶葉を供給すると、当該茶葉は無端ベルト32の搬送面上を移動し、終端から茶葉用シュータ37に沿って落下する一方、当該茶葉に混入した鉄片等の異物は、従動プーリ33の磁力で吸引されて仕切板39の後ろ側へ落下し、異物用シュータ38を経て回収箱30内へ収容される。
【0037】
本実施形態の異物除去装置によれば、製茶工場内の如何なる位置へも設置することができるため、汎用的に装置を用いることができるとともに、本装置をオフライン(製茶のための本ラインとは別のライン)として用いることができる。また、第1の実施形態と異なり、駆動プーリ34は通常のプーリ(磁石から成るものではない)であるため、駆動力を無端ベルトに対して有効に伝達すべく駆動プーリ34の外周面にセレーションやエンボス等を形成することが容易である。
【0038】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば乾燥機1以外の乾燥装置から排出された茶葉に対して異物除去を行うようにしてもよい。また、振動コンベア31或いは振動コンベア25の代わりに本異物除去装置を配設し、そこで異物を除去するように構成してもよい。
【0039】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、茶葉の落下位置と異物の落下位置とを異ならせることにより異物を除去するので、ベルトコンベアを停止させることなく、且つ作業効率を維持しつつ異物除去を十分に行うことができる。
【0040】
請求項2の発明によれば、終端側に位置する駆動プーリ又は従動プーリに磁石を具備したので、請求項1の効果に加え、磁石を交換することにより磁力を選択することができ、任意の異物を吸引することができる。また、磁石が汚損等した場合であっても、当該磁石を交換すれば異物の吸引力を維持させることができる。
【0041】
請求項3の発明によれば、前記無端ベルトの終端下方に、前記茶葉を搬送するための別途の搬送手段を設けたので、異物除去機能を有するベルトコンベアの長手方向寸法を短くすることができ、駆動プーリによる駆動力が十分に無端ベルトに伝達され得る。
【0042】
請求項4の発明によれば、ベルトコンベアの基端側が仕上げ工程に配設された乾燥機の吐出口下方に配設され、当該吐出口から排出された茶葉を搬送しつつ異物を除去することができるので、従来配設されていた振動コンベア等の代用として使用することができるとともに、製茶の最終工程である乾燥機から排出された茶葉から異物を除去しているので、製品茶に異物が混入する余地がほとんどなく、当該製品茶に異物が混入するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る異物除去装置を示す斜視図
【図2】本発明の第1の実施形態に係る異物除去装置を示す模式図
【図3】本発明の他の実施形態に係る異物除去装置における駆動プーリを示す模式図
【図4】本発明の他の実施形態に係る異物除去装置における駆動プーリを示す模式図
【図5】本発明の第1の実施形態に係る異物除去装置が適用されるライン構成を示す模式図
【図6】本発明の第1の実施形態に係る異物除去装置が適用されるライン構成中に設置された乾燥機を示す模式図
【図7】本発明の第2の実施形態に係る異物除去装置を示す模式図
【図8】本発明の他の実施形態に係る異物除去装置における無端ベルト、駆動プーリ及び従動プーリを示す模式図
【符号の説明】
1…乾燥機
2…乾燥機本体
3…熱風発生装置
4…乾燥室
5…キャタピラ
5a、5b…搬送面
6、7…排出機構部
8…粉取装置
9…チャージングバルブ
10…排気ファン
11…サイクロン
12…排気フード
13…投入口
14…昇降機
15…インバータ
16…駆動部
17…ジャマ板
18…丸型温度計
19…サーミスタ型温度センサ
20…バーナ
21…熱風ダクト
22…冷風ダクト
23…冷却ファン
24…バーナ制御部
25、31…振動コンベア
26…垂直バケットコンベア
27…ベルトコンベア
28…第1ベルトコンベア
28a…無端ベルト
28aa…始端
28ab…終端
28ac…棧
28b…駆動プーリ
28c…従動プーリ
29…第2ベルトコンベア
29a…無端ベルト
29b、29c…プーリ
30…回収箱
31…調量ホッパ
32…無端ベルト
33…従動プーリ
34…駆動プーリ
35…コンベア土台
36…駆動スイッチ
37…茶葉用シュータ
38…異物用シュータ
39…仕切板

Claims (4)

  1. 所定間隔離間して配設された駆動プーリ及び従動プーリに無端ベルトを無端状に懸架して成るベルトコンベアと、
    前記無端ベルト上を流れる茶葉に混入した異物を吸引する磁石と、
    を具備し、前記駆動プーリを回転駆動させて前記無端ベルトを回転させ、無端ベルトの搬送面の始端から終端まで所定の乾燥工程を経た茶葉を搬送しつつ前記磁石にて異物を吸引する異物除去装置において、
    前記ベルトコンベアの終端側に位置する駆動プーリ又は従動プーリは、前記磁石から成ることを特徴とする異物除去装置。
  2. 前記磁石から成る駆動プーリ又は従動プーリに代えて、異物を吸引するための磁石を具備した駆動プーリ又は従動プーリとしたことを特徴とする請求項1記載の異物除去装置。
  3. 前記ベルトコンベアの終端側に位置する磁石から成るプーリを駆動プーリとするとともに、前記無端ベルトの終端下方に、前記茶葉を搬送するための別途の搬送手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の異物除去装置。
  4. 前記ベルトコンベアは、その基端側が仕上げ工程に配設された乾燥機における茶葉の吐出口下方に位置され、当該吐出口から排出された茶葉を搬送するものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の異物除去装置。
JP2001083136A 2001-03-22 2001-03-22 異物除去装置 Expired - Fee Related JP4633950B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001083136A JP4633950B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 異物除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001083136A JP4633950B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 異物除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002272367A JP2002272367A (ja) 2002-09-24
JP4633950B2 true JP4633950B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=18938994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001083136A Expired - Fee Related JP4633950B2 (ja) 2001-03-22 2001-03-22 異物除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4633950B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002272371A (ja) * 2001-03-22 2002-09-24 Kawasaki Kiko Co Ltd 異物除去装置
KR101079935B1 (ko) 2009-09-21 2011-11-04 김도훈 철 분진 수거장치
CN105983482A (zh) * 2015-02-10 2016-10-05 镇江荣德新能源科技有限公司 一种滚筒式吸磁装置及其吸磁方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01163447U (ja) * 1988-04-23 1989-11-14
JP2000333645A (ja) * 1999-05-28 2000-12-05 Shizuo Hikita 食品製造工程における異物除去具
JP2002035701A (ja) * 2000-07-25 2002-02-05 Terada Seisakusho Co Ltd 製茶用異物検査方法と製茶用異物検査装置
JP2002125592A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Terada Seisakusho Co Ltd 回転型茶葉切断機
JP2002272371A (ja) * 2001-03-22 2002-09-24 Kawasaki Kiko Co Ltd 異物除去装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2583432B2 (ja) * 1987-12-18 1997-02-19 株式会社京浜精機製作所 気化器の始動装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01163447U (ja) * 1988-04-23 1989-11-14
JP2000333645A (ja) * 1999-05-28 2000-12-05 Shizuo Hikita 食品製造工程における異物除去具
JP2002035701A (ja) * 2000-07-25 2002-02-05 Terada Seisakusho Co Ltd 製茶用異物検査方法と製茶用異物検査装置
JP2002125592A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Terada Seisakusho Co Ltd 回転型茶葉切断機
JP2002272371A (ja) * 2001-03-22 2002-09-24 Kawasaki Kiko Co Ltd 異物除去装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002272367A (ja) 2002-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5038498A (en) Bulk material dryer
JP4633950B2 (ja) 異物除去装置
CN208443157U (zh) 宠物饲料设备用天然气直燃式分区带式干燥机
WO2021047384A1 (zh) 一种低温混流循环花生干燥机及其干燥方法
EP1245919A1 (en) Apparatus for continuously drying unpackaged food products, in particular vegetables
US4854941A (en) Method and apparatus for drying fine coal
WO2006115651A2 (en) Auto shredder air scrubber
JP2002272371A (ja) 異物除去装置
CN210004741U (zh) 一种饲料烘干装置
US3547359A (en) Drying and pulverizing apparatus with recirculation of material
JP3557427B2 (ja) 米飯ほぐし装置
JP2002306069A (ja) 異物除去装置
CN207197198U (zh) 一种颗粒物料冷热气流烘干设备
WO1988004020A1 (en) Drying device for granular material
KR19990086405A (ko) 계분 건조장치
JP2008057913A (ja) 穀物乾燥装置における排塵機構
JP3133705B2 (ja) 循環式穀物乾燥装置
CN212006640U (zh) 一种移动式粮食除尘烘干机
KR20010097704A (ko) 마른 고추 세척탈수 후 건조기
CN215002682U (zh) 一种兽药生产用水分去除装置
CN208462834U (zh) 一种茶叶初制生产线的干燥系统
CN107376531A (zh) 一种基于气流循环的自动化粉尘过滤设备及其工作方法
JP2005073546A (ja) 送帯蒸機
JP2005341932A (ja) 食材冷却装置、これを用いる食材加工システム及び食材冷却方法
US3798786A (en) Drying apparatus and method for particle materials

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees