JP4632691B2 - 枕 - Google Patents
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Description
すなわち請求項1記載の枕によれば、頭部支持凹部によって特に頭の後頭部の収まりがよく、寝返りを打って横向きになった時には、左右のサイドサポート部により頬が支持され、また頸椎部が頸椎部サポート部によって支持され、寝やすいとともに健康に良い。また枕基体部は複数のブロック要素が組み合わされて成るため、サイドサポート部や頸椎部サポート部などの各部位によって高さや硬度を変更でき、使用者の要求に応じて設定変更することが容易に行うことが可能である。またチップ状フォーム層によってブロック要素の凹凸感が緩和され、頭部に対しソフトな接触感となる。またチップ状フォーム層は、多数のチップ状フォームから成るため、空隙率が高く全体として通気性に優れ、更に頭部と接触する上面も僅かに凹凸となり空隙が生じるため、蒸れにくい。また感触も羽毛の感触に似た独特の良い感触感を得ることができる。また種々の硬度や材質(低反発や高反発のものなど)のチップ状フォームを混ぜ合わせ、全体として種々の特性にすることを容易に行うことができる。また更に使用者がチップ状フォームを意図的に偏在させ、チップ状フォーム層を好みの形態に変形させることが可能である。
更にまた、枕基体部は、横長平板形状をした軟性フォームのベースブロック上に、上部に角部を有するサイドブロックとセンターブロックを設けた構成であるため、部材点数が少なく、組立てがしやすい。またベースブロックは横長平板形状で、サイドブロック及びセンターブロックは、上部に角部を有するような単純な形状であるため、各ブロック要素の加工もしやすい。そして以上のようにブロック要素の加工や組み立てが行いやすいため、例えば製造が手作業によるところが多くなっても製造コストを低く抑えることができる。また製造コストを考慮してサイドブロック及びセンターブロックは、上部に角部を有するような単純な形状であるため、その結果、枕基体部の上面に角部を有することとなるが、これがチップ状フォーム層によって均され、頭部に対しソフトな接触感となり、安眠を妨げない。またサイドブロックとセンターブロックとが別体であり、独立クッション性を有しているため、頭を載せた個所のブロック要素の沈み込みに引っ張られるようにして近接するブロック要素が反り上がるようなことが防止される。従って常に枕は比較的平坦な状態が保たれるものであり、寝やすい。
なお本発明の枕1の前後左右上下は、本明細書では図2に示されるように、枕1の手前側で使用者Mに接触する側の面を前面とし、その反対側の隠れた面を後面、右側の側面を右側面、左側の隠れた側面を左側面、また上方の面を上面、その反対面を下面と定義する。
図1及び図3等に示されるように、前記枕基体部2は、ブロック要素20が組み合わされて中央上面が凹陥した頭部支持凹部2Aを形成し、その周囲は相対的に高く形成された左右のサイドサポート部2Bと、その間に設けられる頸椎部サポート部2Cとが形成されている。具体的には枕基体部2は、それぞれ軟性フォームのブロック要素20であるベースブロック21と、サイドブロック22と、センターブロック23とから構成されるものであって、横長平板形状をした軟性フォームのベースブロック21の上面左右に対し、サイドブロック22を接着剤で貼設するとともに、このサイドブロック22の間のベースブロック21の上面における前後両端部に対し、センターブロック23を接着剤で貼設して成る。なおサイドブロック22及びセンターブロック23は、直方体形状の軟性フォームの上辺部を面取り加工した略直方体形状を成し、形成加工及び組み立てが行いやすい。なお前記面取り加工は、当接感を向上させるために行うものであり、従って枕1の左右端部個所となる左右の各サイドブロック22の外側辺と、前後の各センターブロック23における頭部支持凹部2Aに臨む中央寄りの上辺及び左右両端の上辺は、面取り加工がなされていない。なお本実施例では、サイドブロック22及びセンターブロック23の上辺部全てを角部2Pと定義するものであり、前記面取り加工された個所も角部2Pに含まれる。
チップ状フォーム30の素材について説明すると、一例として75%程度を低反発性ウレタンフォームから成る低反発性チップ状フォーム31を用い、残りの25%程度を低反発性ではないソフトウレタンフォームから成るソフトチップ状フォーム32を適用している。なお低反発性チップ状フォーム31とソフトチップ状フォーム32の混合割合は、例えば低反発性ウレタンフォームを100%としたり、あるいは25%程度にしたりと、適宜の割合で混合できるものであり、軟性フォームの種類も含めてセミオーダー的に注文に応じて変更することが可能である。なおチップ状フォーム30のため、空隙率が高く通気性に優れ、触感は羽毛枕に似た独特の触感を有する。更に、枕基体部2や他製品等から出た切れ端などの廃材フォームを粉砕して用いることができるため、非常に経済性に優れる。なお低反発性チップ状フォーム31は、フォーム硬度約60N(JIS K6400)で、フォーム密度約60kg/m3 のものを用いている。
なお熱伝導性ゲル層4の設置態様は、使用者Mの頭部Maに間接的に当接する範囲内で、種々の適宜の設置手法を採ることができるものであり、チップ状フォーム収容袋33の内面や外面に設ける他、枕カバー5や別体の枕基体部2及びチップ状フォーム層3を覆う袋状体や筒状体の内面や外面に設けることが可能である。また具体的な設置部材への取付態様として、前述したように着脱不可能に縫い付ける他、ポケット状などの熱伝導性ゲル収容部を設けてそこに熱伝導性ゲル41を挿入支持させて着脱自在としたり、あるいは面ファスナ等を用いて着脱自在に設けるようにしてもよい。
2 枕基体部
2A 頭部支持凹部
2B サイドサポート部
2C 頸椎部サポート部
2P 角部
3 チップ状フォーム層
4 熱伝導性ゲル層
5 枕カバー
20 ブロック要素
21 ベースブロック
22 サイドブロック
23 センターブロック
24 枕基体部収容袋
24a 結束用紐
30 チップ状フォーム
31 低反発性チップ状フォーム
32 ソフトチップ状フォーム
33 チップ状フォーム収容袋
33a 熱伝導性ゲル収容部
33b 結束用紐
41 熱伝導性ゲル
42 フィルム材
H 熱
M 使用者
Ma 頭部
Claims (12)
- 枕基体部と、この枕基体部の上部に積み重ねられるチップ状フォーム層とを具えて成る枕であって、前記枕基体部は、軟性フォームから成るブロック要素が複数組み合わされて構成されるものであり、且つ前記ブロック要素は上部に角部が形成されたものであり、前記枕基体部には、横長平板形状をした軟性フォームのベースブロックの上面の左右に対しサイドブロックを設けるとともに、前記ベースブロックの上面の前後両端部に対しセンターブロックを設けることによって、中央上面が凹陥した頭部支持凹部が形成されるとともに、その周囲が相対的に高く形成された左右のサイドサポート部と、その間の頸椎部サポート部とが形成され、一方前記チップ状フォーム層は、チップ状に形成された多数の軟性フォームから成るチップ状フォームをチップ状フォーム収容袋に充填して成るものであり、前記頭部支持凹部とブロック要素に形成された角部とが、前記チップ状フォーム層によって被覆されていることを特徴とする枕。
- 前記枕基体部とチップ状フォーム層の少なくとも一辺を、固定部材を用いて固定していることを特徴とする請求項1記載の枕。
- 前記枕基体部とチップ状フォーム層とを一つの袋状体もしくは筒状体を用いて収容し、これら枕基体部とチップ状フォーム層とを一体化していることを特徴とする請求項1記載の枕。
- 前記チップ状フォームの全部または一部は、廃材のフォームを粉砕機により粉砕して得られることを特徴とする請求項1、2または3記載の枕。
- 前記チップ状フォーム層は、チップ状フォームの全部または一部に低反発性チップ状フォームを適用し全体として低反発性を有するよう特性付けられていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の枕。
- 前記低反発性チップ状フォームは、チップ状に形成された低反発性ウレタンフォームであることを特徴とする請求項5記載の枕。
- 前記チップ状フォーム層の上部に対し、熱伝導性の高い熱伝導性ゲル層を設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の枕。
- 前記熱伝導性ゲル層は、高熱伝導性フィラーを添加した熱伝導性シリコーンゲルをフィルム材で被覆して成ることを特徴とする請求項7記載の枕。
- 前記熱伝導性ゲル層は、複数枚の短冊状の熱伝導性ゲルを左右方向へそれぞれ張り渡し各熱伝導性ゲルが隣り合う熱伝導性ゲルに対しほぼ平行となるように並べて設けたものであることを特徴とする請求項7または8記載の枕。
- 前記熱伝導性ゲル層は、前記低反発性チップ状フォーム層の上部の前側半分ほどに設けられることを特徴とする請求項7、8または9記載の枕。
- 前記熱伝導性ゲル層は、前記チップ状フォームを充填したチップ状フォーム収容袋に固定されることを特徴とする請求項7、8、9または10記載の枕。
- 前記熱伝導性ゲル層は、前記枕基体部とチップ状フォーム層とを覆う枕カバーに着脱自在に固定されることを特徴とする請求項7、8、9または10記載の枕。
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