JP4632441B2 - インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出口からインクを吐出することによって記録媒体へ記録を行うのに好適に用いられるインクジェット記録ヘッド、およびそのインクジェット記録ヘッドを有するインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッドに設けられた微細な吐出口からインク滴を吐出し、吐出したインク滴を紙や樹脂シートなどの記録媒体に付着させることにより所望のパターンで記録を行う。従来のインクジェット記録ヘッドとしては、エネルギー発生素子が設けられた基体と、インク流路を形成するために基体上に接合された流路部材と、吐出口が開口されて流路部材に接合されたオリフィス部材とを有するものが知られている。エネルギー発生素子は、インクに与える吐出用のエネルギーを発生するもので、インク流路に対応する位置に設けられている。エネルギー発生素子を駆動すると、インク流路内のインクに吐出用のエネルギーが付与され、吐出口からインク滴が吐出する。エネルギー発生素子としては、発熱抵抗体などの電気熱変換体を用いたもの、あるいはピエゾ素子などを用いたものなどがある。
インクジェット記録ヘッドにおいては、インクの吐出を繰り返していくうちに、吐出するインク滴に付随してインクミストが発生する。このインクミストが、インクジェット記録ヘッドの吐出口が開口した面である吐出口面に付着すると、インクの吐出方向がずれてしまうといった不具合を生じさせることがある。以下に、この不具合について図8(a)〜(d)を参照して説明する。
図8(a)に、インクミスト110aがオリフィスプレート101の表面である吐出口面101aの、吐出口102の近傍に付着している状態を示す。この状態でインク110を吐出させると、インク110は、図8(b)に示すように、吐出口102を越えた段階で、吐出口面101aに付着しているインクミスト110aに引き寄せられて一体となる。その結果、図8(c)〜(d)に示すように、吐出口102aに対するインク110の吐出方向にずれが生じる。インク110の吐出方向がずれると、記録媒体への着弾位置がずれ、画像品位の低下を招く。インクの吐出方向のずれは、「ヨレ」とも呼ばれる。
このような、吐出口面に付着したインクによるインクの吐出方向のずれを防止するため、従来のインクジェット記録装置では、インクジェット記録ヘッドの吐出口面に付着したインクをゴム製のブレードで拭き取るワイピング処理が行われている。しかし、ワイピング処理を行っても、吐出口面に付着したインクを完全に拭き取ることはできず、インクが吐出口面に残ってしまうこともある。
そこで、吐出口面に付着したインクをより効果的に付き取ることができるようにするために、特許文献1には、吐出口面を撥水(撥インク)処理することが開示されている。また、特許文献2には、吐出口の内周面に撥水性を有する保護膜を形成するとともに、この保護膜の先端部を吐出口面から突出させ、さらに、吐出口面全体に撥水膜を形成したオリフィスプレートを有するインクジェット記録ヘッドが開示されている。吐出口面から保護膜を突出させた構造は、オリフィスプレートの作製工程において、吐出口の内周壁に、撥水性を有する保護膜を形成し、その後、エッチングにより保護膜を残してオリフィスプレートの表面を除去することで形成される。
特開2000−326515号公報 特開2001−71510号公報
インクジェット記録ヘッドに用いられるインクとしては、一般に、染料インクと顔料インクがある。染料インクは写真などの高解像度の画像を印刷する際に用いられ、顔料インクは文字などを印刷する際に用いられることが多い。顔料インクは、染料インクと比べて、物質表面に対して固着しやすいという性質がある。そこで、顔料インクを用いる場合、撥インク層の接触角を、染料インク用のインクジェット記録ヘッドの場合よりも高くすることで、オリフィスプレート表面のインクの固着を抑制することができる。
一方、近年、高画質を実現する際に印刷物の保存性能を向上させることを目的として、顔料インクを用いることがある。この場合、従来のような文字などを印刷する場合と比較して、インクの吐出量は数pl程度と微小滴化し、ノズルの配列密度は1200dpi程度と高密度化することとなる。ここで、従来と同様の撥インク層をオリフィスプレートに設けたところ、オリフィスプレート上の固着インクの有無にかかわらず、吐出口の周囲に、吐出口と連続して部分的な接触角の低下領域が発生、すなわち撥インク層の劣化が発生することを新たに見出した。
このような現象は、染料インクを吐出するインクジェット記録ヘッドでは見られなかった現象であり、上述のような高解像度の画像を記録するため、微小液滴を吐出する高密度配列の記録ヘッドで顔料インクを用いることによって新たに確認された課題である。
本発明の目的は、微小液滴を吐出する高密度配列の記録ヘッドで顔料インクを吐出する場合においても、撥インク層の劣化を抑制することによって、インクの吐出方向の安定したインクジェット記録ヘッドおよび記録装置を提供することである。
上記目的を達成するため本発明のインクジェット記録ヘッドは、インクを吐出するノズルが形成されたノズル部材を有し、該ノズル部材が、前記ノズルの開口端である吐出口が開口した吐出口面を形成する撥インク層を備え、吐出するインクとして顔料インクを用いるインクジェット記録ヘッドにおいて、前記吐出口の周囲には、前記吐出口面に対して前記ノズルの中心軸方向に突出した突出部を備えるとともに、前記ノズルの中心軸を通る断面における前記ノズルの輪郭は、曲率半径が変化する曲線を備え、前記曲線の曲率半径が最小となる点が、前記突出部内に含まれ、前記断面における前記吐出口面からの高さが最も高いことを特徴とする。
また本発明の他の形態のインクジェット記録ヘッドは、インクを吐出するノズルが形成されたノズル部材を有し、該ノズル部材が、前記ノズルの開口端である吐出口が開口した吐出口面を形成する撥インク層を備え、吐出するインクとして顔料インクを用いるインクジェット記録ヘッドにおいて、前記ノズルの中心軸を通る断面における前記ノズルの輪郭は、曲率半径が変化する曲線を備え、前記曲線の前記曲率半径が最小となる点を境界にした前記ノズルの内側および外側の、曲率半径が最大となる前記境界に最も近い点でのそれぞれの接線が成す角度が40°以上75°以下であるとともに、前記吐出口の周囲には、前記吐出口面に対して突出した突出部を備え、前記ノズルの中心軸方向に関する前記吐出口面からの前記突出部の高さが0.05μm以上0.5μm未満であることを特徴とする。
本発明によれば、上記のような突出部を吐出口の周囲に設けることで、顔料インクを用いた場合でもノズル内でインクの凝集物が生成されにくくなり、吐出口面のワイピングを繰り返し行っても吐出口面に施した撥インク性が良好に維持される。その結果、吐出口面に付着したインクに起因するインクの吐出方向のずれを効果的に抑制し、安定した吐出を行うことができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、顔料インクを吐出するインクジェット記録ヘッドにおいて吐出口面に撥インク層を形成した場合の、撥インク性の劣化のメカニズムについて説明する。
撥インク性の劣化のメカニズムを解析するにあたり、本発明者等は、インクの吐出方向にずれが生じた、吐出口の周囲に突出部を有していない従来のインクジェット記録ヘッドの吐出口面を観察した。その結果、図1に示すように、吐出口面には撥インク層103が除去されてインクに対して濡れ易い領域104が存在していることが分かった。この濡れ易い領域104は、吐出口101に隣接し、かつワイピング処理の際のワイピング方向に対して下流側に延びている。
このように撥インク層103が除去される理由は、以下のように考えられる。図2の断面図(ノズルの中心軸(不図示)を通る断面)に示すように、吐出口101が開口したノズル102内には、インク105がその表面張力によりメニスカスMを形成した状態で保持されている。また、吐出口101は一般に直径が10〜数十μm程度と微細であり、吐出口面100aとノズル102の内周面102aとの境界部は微視的に見れば連続した曲面で構成されている。この境界部では、吐出口面100aとノズル102の内周面102aとがなだらかにつながるように、曲率半径が連続的に変化している。インクジェット記録ヘッドのノズル部の断面での輪郭の曲率半径が最小になる点をAとしたとき、点Aはインク105中に位置している。なお、図2では撥インク層は図示していない。
ここで、吐出口101からインク105を吐出する際のインク105の挙動に着目する。インク105が吐出されるとき、インク105はノズル102の内周面102aに沿って押し出される。その際、吐出口面100aの近傍では、上記のように境界部が曲面で構成されていることから、ノズル102の断面は、インクの吐出方向にいくにつれて拡がった形状となっている。従って、断面が拡がった部分では、インクを吐出していない状態ではインク105の流れが少なく、淀みが生じやすい。今、吐出口面100aから点Aを経由してノズル102の内周面102aへ至る、吐出口101の周囲での断面の輪郭を考える。このとき、インク105の淀みが生じやすい領域である淀み領域105aは、点Aから内周面102aまでの範囲のうち曲率半径が最大になる点B(複数ある場合は、そのうちで最も点Aに近い点)での内周面102aとの接線の外側の領域となる。
淀み領域105aでは、インクを吐出していないときにはインク105の流れが生じにくいため、インク105が凝集し易い。ノズルが高密度に配列されたインクジェット記録ヘッドでは、特定のノズルを使わない時間が増加する傾向にあるため、このようなインクジェット記録ヘッドに顔料インクを用いた場合に上述の現象は顕著である。また、高画質化を実現するために吐出量が小さい場合、吐出口の大きさも小さくなるため、吐出口が大きい場合に比べ、この現象は顕著となる。淀み領域105aにインク105の凝集物が生成されている状態でワイピング処理を行うと、ブレードが凝集物をノズル102内から掻き取り、そのまま吐出口面100a上に凝集物を擦り付けてしまう。そのことにより、ノズル102内から掻き取られた凝集物は砥粒として作用し、吐出口面100aに形成した撥インク層103を損傷させる。ワイピング処理を繰り返していくと、撥インク層103の損傷が累積され、結果的には撥インク層103が摩耗し、図1に示したような濡れ易い領域104が形成される。
以上が、撥インク層104の劣化によるインク吐出方向のずれの原因として考えられる理由である。したがって、本発明者らは、上述した淀み領域105aを少なくし、凝集物の生成を少なくすれば、撥インク層104の損傷が抑制され、結果的にインク吐出方向のずれを抑制できると考えた。淀み領域105aを如何にして少なくするかについて発明者らが鋭意検討を重ねた結果、吐出口面100aからノズル102の内周面102aに至る幾何学的形状を特定の形状とすればよいという結論に達した。
以下に、本発明によるインクジェット記録ヘッドについて詳細に説明する。
図3Aは、本発明の一実施形態によるインクジェット記録ヘッドの、吐出口側から見た要部平面図であり、図3Bは、図3Aの3B−3B線断面図である。なお、図3Bは、ノズルの中心軸(図中点線で表示)を通る断面となっている。
まず、インクジェット記録ヘッド1の全体構造を説明する。図3Aおよび図3Bに示すように、インクジェット記録ヘッド1は、エネルギー発生素子として複数の発熱抵抗体4が形成された基体2と、基体2の上面に接合されたノズル部材3とを有する。発熱抵抗体4は、一列に並んで(本実施形態の場合、ノズル12の配列密度が600dpiとなるように)配置されている。ただし、カラー用のインクジェット記録ヘッドの場合は、色ごとに、複数列に配列することもできる。各発熱抵抗体4には配線(不図示)を介して個別に電圧が印加される。
ノズル部材3には、各発熱抵抗体4と対向する位置に、それぞれノズル壁5によって仕切られた個別流路6が形成されている。各個別流路6には、それぞれ吐出口11が開口したノズル12が連通している。本実施形態の場合、ノズル12からのインクの吐出量は2plであり、吐出口11の直径は17μmである。ノズル部材3の、吐出口11が開口した面は、吐出口面1aという。吐出口面1aには撥インク層13が形成されている。さらに、ノズル部材3には、各個別流路6を繋ぐ共通流路7が形成され、この共通流路7は、基体2をその厚み方向に貫通して形成された供給口(不図示)と連通している。
インクは、供給口から供給され、共通流路7を通って各個別流路6へ供給される。個別流路6に供給されたインクは、吐出口11の近傍でメニスカスを形成した状態でノズル12内を満たしている。この状態で発熱抵抗体4に通電して熱エネルギーを発生させると、発熱抵抗体4上のインクに膜沸騰に伴う気泡が発生し、この気泡による圧力で吐出口11からインクが吐出する。ここではエネルギー発生素子として発熱抵抗体4を示したが、本発明においては、その他に、ピエゾ素子といった電気機械変換体など、インクに吐出用のエネルギーを付与することができるものであれば任意の手段を用いることができる。
図4に、本実施形態のインクジェット記録ヘッドの、吐出口近傍での拡大断面図を示す。なお、図4では、撥インク層は図示していない。図4に示すように、本実施形態のインクジェット記録ヘッドは、ノズル12の中心軸を通る断面におけるノズル12の輪郭が、曲率半径が変化した曲線部を有している。より具体的には、ノズル12の軸線方向に沿ったノズル部材3の断面でのノズル12の輪郭は、以下のような、曲率半径を変化した曲線を備えており、その曲線は吐出口面1aおよびノズル12の内周面12aと連続している。この曲線部は、曲率半径が最小となる点である頂点Aが、吐出口面1aから突出しており、吐出口11の周囲に、その全周にわたって、吐出口面1aから突出した突出部8を形成している。本実施形態では、頂点Aで構成される。突出部8は、その頂点Aにおいて、曲率半径が最小となる。ここで、頂点Aの吐出口面1aからの高さは、突出部8の高さhと一致しており、吐出口面1aからの高さが最も高くなっている。この頂点Aを基準にして突出部8の内側(ノズル12の内周面12a側)および外側(吐出口面1a側)で、曲率半径は大きくなっていく。ノズル部材3の断面での輪郭は、突出部8の内側では、最終的には曲率半径は無限大、すなわち直線となる。一方、突出部8の外側では、変曲点を境に凹曲線に転じ、そこから吐出口面1aに繋がる。
このように、頂点Aが突出部8の最も高い位置にあるため、頂点Aは、ノズル12内をインクで満たしたときに、インクと接触しない位置にある。頂点Aをこの位置に設定することによって、個別流路6(図3B参照)から吐出口11に至るまでのノズル12の断面の拡がりが最小限に抑えられる。そのことにより、ノズル12内におけるインクの淀み領域15aを小さくすることができ、結果的に、ノズル12内にインクの凝集物が生成されにくくなる。したがって、ブレード(不図示)による吐出口面1aを摺擦するワイピング処理を繰り返し行っても、凝集物をブレードで吐出口面1aに擦り付けることが少なくなり、吐出口11の周囲における撥インク層13が良好に維持される。吐出口11の周囲に撥インク層13が存在することにより吐出口11近傍にインクが付着しにくくなるので、インクの吐出方向が安定する。
上述した突出部8の頂点AのメニスカスMに対する関係は、本実施形態のように、頂点Aが突出部8内に含まれ、かつ、吐出口面1aからの高さが最も高いことが望ましい。しかしながら、実用上は、頂点Aが突出部8に形成されていれば、吐出口面1aからの高さが頂点Aで最も高い必要はなく、突出部8の広がり角度および突出高さを一定の範囲とすることで達成することができる。すなわち、以下に述べる突出部8の広がり角度および突出高さを一定の範囲とすることで、頂点Aが突出部8内で最も吐出口面1aからの高さが高い場合と同等の効果を奏することができる。
ここで、突出部8の広がり角度とは、ノズル12の軸線(ノズルの中心軸)方向に沿った断面において、ノズル12の内側の曲率半径が最大となる点Bでの接線と、ノズル12の外側の曲率半径が最大となる点Cでの接線との成す角度θで定義される。なお、ノズル12の内側、外側において、曲率半径が最大となる点が複数ある場合は、いずれも頂点Aに近い点をそれぞれB,Cとする。
この角度θを40°以上75°以下とし、吐出口面1aからの突出部8の突出高さh(図4参照)を、0.05μm以上0.5μm未満とすることによって、ノズル12の断面の拡がりが抑制される。角度θが小さすぎると、突出部8がなだらかになりすぎ、突出部8を形成したことによる効果が得られにくくなる。逆に、角度θが大きすぎると、突出部8が鋭利になりすぎ、突出部8自身の強度の低下を招く。
一方、突出高さhは、吐出口面1aからのノズル12の中心軸方向の高さで決定される。この突出高さhが0.05μm未満であると、上述したような、吐出口面1aに対する頂点Aの位置をノズル12内に形成されるメニスカスMの位置よりも高い位置とすることが困難になる。逆に、突出部8の突出高さhが0.5μm以上であると、インクジェット記録ヘッドを実際に記録装置に搭載して記録を行った場合の記録媒体の搬送性に影響を及ぼすことがある。近年は、記録画像の高精細化の観点から吐出インクの小滴化が進んできている。それに伴い、吐出したインク滴の記録媒体への着弾位置精度を高めるため、インクジェット記録ヘッドと記録媒体との間のギャップが従来よりも小さく設定される傾向がある。インクジェット記録ヘッドと記録媒体との間のギャップが従来よりも小さい場合において、突出部8の突出高さhが大きくなりすぎると、記録媒体の搬送中に記録媒体の先端が突出部8に引っ掛かり、正常な搬送が行えなくなる場合が生じる。
このように形成された本発明のインクジェット記録ヘッドを、図5に示すように、ブレード18によるワイピング処理を実施する場合を考える。ブレード18は、吐出口面1a上のインクを確実に拭き取るために、ゴムといった弾性部材で構成され、撓みを生じさせながらワイピング処理を実施する。ブレード16が吐出口面1aに対して矢印方向に移動する場合を考えると、ブレード16が吐出口11上にあるとき、すなわち突出部8を乗り越えている最中(破線で示すブレード位置)は、ブレード16は最も撓んだ状態にある。その後、ブレード16が突出部8を越えると、ブレード16はそれ自身の復元力で復元して吐出口面1aに接触する。この際、ブレード16が突出部8を乗り越えた直後は、この間もブレード16は吐出口面1aに対して矢印方向に移動しているので、一点鎖線で示すように、ブレード16は突出部8を飛び越え、吐出口面1aには接触しない。そして、ブレード16は実線で示すように、突出部8から離れた位置で吐出口面1aに接触する。
ブレード16は、吐出口面1aに対して以上のような挙動を示すので、仮にノズル12内からインクの凝集物を掻き取ってしまった場合、突出部8から離れた位置で凝集物を吐出口面1aに擦り付けることになる。その結果、凝集物の擦り付けによる吐出口面1aの損傷は、吐出口11から離れた位置で生じる。よって、図6に示すように、撥インク層13の損傷(摩耗)によって形成されるインクが濡れ易い領域14は吐出口から離れて位置する。また、このときに形成されるインクが濡れ易い領域14の大きさは、そもそもノズル12内にインクの凝集物が生成されにくくなっているため、図1に示す従来の場合と比較して小さいものとなる。吐出口11の周囲では撥インク層13が存在しており、吐出口11からのインクの吐出時に濡れ易い領域14にインクが付着していたとしても、インクの吐出には影響を与えない。
以上のように、吐出口11の周囲に突出部8が形成され、かつ、吐出口11近傍での断面形状が上述した特定の形状を有していることで、吐出口面1aの撥インク性能を良好に維持できる。
上述した広がり角度θの好ましい範囲、および突出高さhの好ましい範囲を満たすような突出部8を有するインクジェット記録ヘッドの作製方法の一例について、図3B等を参照して以下に説明する。
まず、発熱抵抗体4が形成された基体2を用意する。次いで、用意した基体2に対して、溶解可能な樹脂にて個別流路6および共通流路7のパターンを形成する。このパターンの形成には、好適にはポジ型レジストを用いることができる。ポジ型レジストとしては、特に、後工程でノズル部材3を積層したときに型崩れが起きないように、分子量が比較的高い光分解型のポジレジストを用いることが好ましい。
次いで、個別流路6および共通流路7のパターンが形成された基体2上に、個別流路6および共通流路7のパターンを覆って樹脂材料を積層し、ノズル部材3を形成する。さらに、ノズル部材3の上に、撥インク層13を形成する。撥インク層13としては、後工程で吐出口11の周囲に突出部8を形成するために、エポキシ基を含む樹脂を用いる。さらに、高い撥インク性、ブレードによる拭きやすさ、ブレードに対する耐久性(撥インク能力の維持)、およびノズル部材3との高い密着力を同時に実現できるものが好ましい。このような撥インク層13の材料としては、紫外線照射で硬化が開始する含フッ素エポキシ樹脂などが適している。ノズル部材3および撥インク層13は、スピンコート法やダイレクトコート法等で形成することができる。
次いで、ノズル部材3および撥インク層13に対し、マスク(不図示)を介してパターン露光および現像処理を行うことにより、吐出口11が開口したノズル12を形成する。
その後、熱、光、あるいは電子線等のエネルギーを与えることによって、撥インク層13を架橋させ、硬化させる。この際、エポキシ樹脂のない吐出口11の周囲の部分でノズル部材3が熱によって硬化収縮し、吐出口11の周囲に上向きの応力が働く。これによって、吐出口11の周囲に突出部8が形成される。
次いで、基体2に供給口を形成し、この供給口から、個別流路6および共通流路7のパターンを溶出させ、個別流路6および共通流路7を形成する。最後に、必要に応じて加熱処理を施し、ノズル部材3および撥インク層13を完全に硬化させる。以上によってインクジェット記録ヘッド1が完成する。
このように、ノズル部材3を樹脂材料で形成するとともに、撥インク層13を、エポキシ基を含む樹脂で形成し、露光・現像処理によって吐出口11を形成し、撥インク層13に架橋処理を施すことにより、吐出口11の周囲に突出部8を形成することができる。また、この方法でインクジェット記録ヘッド1を作製することで、撥インク層13の架橋処理条件等を適宜変更することで、突出部8の広がり角度θおよび突出高さhを調整することができる。
次に、上述したインクジェット記録ヘッド1を搭載して記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置について説明する。
図7は、本発明によるインクジェット記録ヘッドを搭載するインクジェット記録装置の一例の、筐体の一部を破断して示す斜視図である。
図8において、キャリッジ52は、ガイドレール53に沿って往復移動可能に支持されている。キャリッジ52には、4個のヘッドカートリッジ51A〜51Dが着脱自在に搭載される。ヘッドカートリッジ51A〜51Dは、インクジェット記録ヘッドとインクタンクとが一体的に構成されたものであり、それぞれ異なる色のインクを収容している。ヘッドカートリッジの数は4個に限られるものではなく、適宜増減することができる。
キャリッジ52は、キャリッジ駆動モータ54に連結されたプーリ55と回転自在に設けられたプーリ56とに掛け回されたベルト57の一部に固定されている。キャリッジ駆動モータ54を正転および逆転させることによって、キャリッジ52はガイドレール53に沿って往復移動する。
記録媒体58は、キャリッジ52に搭載されたヘッドカートリッジ51A〜51Dの吐出口(不図示)と対向する位置を、キャリッジ52の移動方向と交差する方向に搬送される。記録媒体58の搬送は、搬送ローラ59,60,61,62によって行われる。
キャリッジ52が記録媒体58上を走査しながら、ヘッドカートリッジ51A〜51Dのインクジェット記録ヘッドから記録媒体58に対してインクが吐出される。キャリッジ52が記録媒体58の一端まで移動すると、搬送ローラ59〜62によって記録媒体58が所定量だけ搬送される。このように、キャリッジ52を移動させながらの記録ヘッドによる記録と、搬送ローラ59〜62による記録媒体58の搬送とを交互に繰り返すことにより、記録媒体58全体に画像等を形成することができる。
さらに、インクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッドの吐出口面を常に良好に保つための回復機構64を備えている。回復機構64は、吸引キャップ65と、ブレード68とを有する。吸引キャップ65は、非記録時にインクジェット記録ヘッドの吐出口面をキャッピングするとともに、吸引ポンプ66からの吸引力によって、ノズル内に溜まった増粘インクなどを吸い出す。ブレード68は、その先端部で吐出口面を擦る(ワイピング)ことによって、吐出口面に付着したインクや塵埃などを除去する。本例ではインクジェット記録ヘッドごとにブレード68を設けるのではなく、1つのブレード68で全てのインクジェット記録ヘッドのワイピングを行う。ワイピングは、キャリッジ52が定期的にブレード68上を移動することによって行われる。
次に、本発明の具体的な実施例について説明する。
図4に示す突出部8の突出高さhおよび広がり角度θの異なる幾つかのインクジェット記録ヘッドのサンプルを用意した。ここで、各サンプルは、ノズルの配列密度が600dpi、各ノズルからのインクの吐出量は2plであり、吐出口の直径は17μmである。また、突出高さhおよび広がり角度θは、吐出口の直径となる部分をノズルの中心軸方向に切断して測定した。インクの各サンプルを、図7に示したような回復手段を有する通常のインクジェット記録装置に搭載し、そのインクジェット記録装置の通常のシーケンスでA4用紙に10000枚の画像記録を連続して行った。その間、インクジェット記録ヘッドの吐出口面はブレードによって定期的にワイピングされる。10000枚の記録後、吐出方向のずれを評価した。吐出方向のずれの評価は、以下の判定基準に従った。
○:ずれは殆ど認められない。
△:ずれは見受けられるが、記録画像品位に影響はない。
×:ずれが見受けられ、記録画像品位にも影響を及ぼしている。
突出部の突出高さh、開き角度θ、および10000枚記録後の評価結果を表1にまとめる。
Figure 0004632441
表1から、突出部の広がり角度θが40°〜75°の範囲で、吐出方向のずれがない良好な画像記録を行えることがわかる。ただし、突出高さhが0の場合は、広がり角度θが75°であっても吐出方向にずれが生じており、このことから、吐出方向のずれを生じさせないためには吐出口の周囲に突出部を有している必要があることがわかる。
次に、突出部が記録媒体の搬送に及ぼす影響を評価した。評価のサンプルとして、突出部の突出高さhおよび広がり角度θがそれぞれ異なるインクジェット記録ヘッドを用意した。各サンプルのノズルの数は300である。このサンプルを上記と同様のインクジェット記録装置に搭載し、10枚連続の紙送り試験を行った。この紙送り条件は、実際の使用上では殆どあり得ない厳しい条件である。紙送り試験後、インクジェット記録装置からサンプルを取り外して吐出口面を観察し、突出部に欠けが生じているノズルの数をカウントした。突出部の欠けは、記録媒体の先端が突出部に衝突することによって発生する。したがって、突出部の欠けが多ければ多いほど、紙ジャムが起こり易いということができる。
本例での突出部の突出高さh、開き角度θ、および突出部に欠けが発生したノズルの数を表2に示す。
Figure 0004632441
表2より、突出高さhが高くなればなるほど記録媒体の搬送性が悪くなることがわかる。本例で行った紙送り試験では突出高さhが0.5μmでは約半数のノズルについて突出部の欠けが見られたが、実際の使用条件と照らし合わせると、0.5μm未満ならば許容範囲と考える。また、突出高さhが0の場合は、記録媒体の搬送性は良好であるといえるが、表1に示した結果から明らかなように、記録画像品位の点で劣っているので好ましくない。
また、サンプル1−1〜1−3、2−1〜2−3のノズル断面を観察したところ、そのうちの一部で、点Aで突出高さが最も高くなっていることが確認できた。
吐出口面に突出部を有していない従来のインクジェット記録ヘッドにおける、撥インク性の劣化の状態を示す、吐出口近傍での平面図である。 図1に示すインクジェット記録ヘッドにおける、吐出口近傍での拡大断面図である。 本発明の一実施形態によるインクジェット記録ヘッドの、吐出口側から見た平面図である。 図3Aの3B−3B線断面図である。 図3Bにおける、吐出口近傍での拡大断面図である。 吐出口の周囲に突出部を有するインクジェット記録ヘッドでの、吐出口面のワイピング動作時のブレードの挙動を説明する図である。 吐出口の周囲に突出部を有するインクジェット記録ヘッドでの、ワイピング処理を繰り返し行った場合の、吐出口面での撥インク層の状態を示す、吐出口近傍での拡大断面図である。 本発明によるインクジェット記録ヘッドを搭載するインクジェット記録装置の、筐体の一部を破断して示す斜視図である。 従来のインクジェット記録ヘッドでの不具合を説明する図である。
符号の説明
1 インクジェット記録ヘッド
1a 吐出口面
3 ノズル部材
4 発熱抵抗体
8 突出部
11 吐出口
12 ノズル
13 撥インク層

Claims (6)

  1. インクを吐出するノズルが形成されたノズル部材を有し、
    該ノズル部材が、前記ノズルの開口端である吐出口が開口した吐出口面を形成する撥インク層を備え、
    吐出するインクとして顔料インクを用いるインクジェット記録ヘッドにおいて、
    前記吐出口の周囲には、前記吐出口面に対して前記ノズルの中心軸方向に突出した突出部を備えるとともに、
    前記ノズルの中心軸を通る断面における前記ノズルの輪郭は、曲率半径が変化する曲線を備え、前記曲線の曲率半径が最小となる点が、前記突出部内に含まれ、前記断面における前記吐出口面からの高さが最も高いことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. インクを吐出するノズルが形成されたノズル部材を有し、該ノズル部材が、前記ノズルの開口端である吐出口が開口した吐出口面を形成する撥インク層を備え、吐出するインクとして顔料インクを用いるインクジェット記録ヘッドにおいて、
    前記ノズルの中心軸を通る断面における前記ノズルの輪郭は、曲率半径が変化する曲線を備え、
    前記曲線の前記曲率半径が最小となる点を境界にした前記ノズルの内側および外側の、曲率半径が最大となる前記境界に最も近い点でのそれぞれの接線が成す角度が40°以上75°以下であるとともに、
    前記吐出口の周囲には、前記吐出口面に対して突出した突出部を備え、
    前記ノズルの中心軸方向に関する前記吐出口面からの前記突出部の高さが0.05μm以上0.5μm未満であることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記ノズル部材は樹脂で構成されている、請求項1または2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 前記撥インク層は、エポキシ基を含む樹脂からなる、請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを搭載し、該インクジェット記録ヘッドからインクを吐出することで記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記インクジェット記録ヘッドを搭載するヘッド搭載部と、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 前記インクジェット記録ヘッドの吐出口面を摺擦するブレードをさらに備える、請求項5に記載のインクジェット記録装置。
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