JP4632349B2 - 変速機用歯車機構および変速機 - Google Patents
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Description
(1)この発明の変速機用歯車機構は、回転軸と;この回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ半径が大きくなる2つの変速歯車と;この2つの変速歯車の間に、2つの前記変速歯車に軸方向で接した状態で前記回転軸に取り付けられたアイドル歯車とで構成され;前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されていることを特徴とする。
(2)この発明の変速機用歯車機構は、回転軸と;この回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ順次半径が大きくなる3つ以上の変速歯車と;隣り合う前記変速歯車の間に、隣り合う前記各変速歯車に軸方向で接した状態で前記回転軸に取り付けられた複数のアイドル歯車とで構成され;前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されていることを特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の変速機用歯車機構において、前記変速歯車から前記アイドル歯車へ渡れるように、または、前記アイドル歯車から前記変速歯車へ渡れるように同位相となる前記歯部の範囲を広くしたことを特徴とする
(4)この発明の変速機は、第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ半径が大きくなる2つの変速歯車と、この2つの変速歯車の間に、2つの前記変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられたアイドル歯車とで構成され;前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;第2回転軸と;この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;移動杆と、この移動杆を前記変速機用歯車機構の軸方向の一方と他方とへ付勢するとともに、前記一端側の前記変速歯車と前記他端側の前記変速歯車との一方から他方へ順次噛み合うように前記中間歯車を、前記移動杆および前記中間歯車付勢機構を介して前記変速機用歯車機構の軸方向へ付勢する2つの付勢部材と、この2つの付勢部材を装着する装着部と、この装着部を前記変速機用歯車機構の軸方向へ移動させる装着部駆動部とで構成された中間歯車駆動機構と;前記第1回転軸に取り付けられ、前記歯部の一部分でのみ前記中間歯車が前記一端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間を移行できるように前記移動杆を移動させる第1移動制御回転部材と、前記第1回転軸に取り付けられ、前記歯部の一部分でのみ前記中間歯車が前記他端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間を移行できるように前記移動杆を移動させる第2移動制御回転部材とで構成された中間歯車切替制御機構とを備えていることを特徴とする。
(5)この発明の変速機は、第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ半径が大きくなる2つの変速歯車と、この2つの変速歯車の間に、2つの前記変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられたアイドル歯車とで構成され;前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;第2回転軸と;この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;移動杆と、この移動杆を前記変速機用歯車機構の軸方向の一方と他方とへ付勢するとともに、前記一端側の前記変速歯車と前記他端側の前記変速歯車との一方から他方へ順次噛み合うように前記中間歯車を、前記移動杆および前記中間歯車付勢機構を介して前記変速機用歯車機構の軸方向へ付勢する2つの付勢部材と、この2つの付勢部材を装着する装着部と、この装着部を前記変速機用歯車機構の軸方向へ移動させる装着部駆動部とで構成された中間歯車駆動機構と;前記一端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間に配置され、前記歯部の一部分でのみ前記一端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間を移行できるように前記中間歯車を移動させる第1移動制御回転部材と、前記他端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間に配置され、前記歯部の一部分でのみ前記他端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間を移行できるように前記中間歯車を移動させる第2移動制御回転部材とで構成された中間歯車切替制御機構とを備えていることを特徴とする。
(6)この発明の変速機は、第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ順次半径が大きくなる3つ以上の変速歯車と、隣り合う前記変速歯車の間に、隣り合う前記各変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられた複数のアイドル歯車とで構成され;前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;第2回転軸と;この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;移動杆と、この移動杆を前記変速機用歯車機構の軸方向の一方と他方とへ付勢するとともに、前記一端側の前記変速歯車と前記他端側の前記変速歯車との一方から他方へ順次噛み合うように前記中間歯車を、前記移動杆および前記中間歯車付勢機構を介して前記変速機用歯車機構の軸方向へ付勢する2つの付勢部材と、この2つの付勢部材を装着する装着部と、この装着部を前記変速機用歯車機構の軸方向へ移動させる装着部駆動部とで構成された中間歯車駆動機構と;前記第1回転軸に取り付けられ、前記歯部の一部分でのみ前記中間歯車が前記一端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記他端側で接する前記アイドル歯車との間を移行できるように前記移動杆を移動させる第1移動制御回転部材と、前記第1回転軸に取り付けられ、前記歯部の一部分でのみ前記中間歯車が前記他端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記一端側で接する前記アイドル歯車との間を移行できるように前記移動杆を移動させる第2移動制御回転部材とで構成された中間歯車切替制御機構とを備えていることを特徴とする。
(7)この発明の変速機は、第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ順次半径が大きくなる3つ以上の変速歯車と、隣り合う前記変速歯車の間に、隣り合う前記各変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられた複数のアイドル歯車とで構成され;前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;第2回転軸と;この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;移動杆と、この移動杆を前記変速機用歯車機構の軸方向の一方と他方とへ付勢するとともに、前記一端側の前記変速歯車と前記他端側の前記変速歯車との一方から他方へ順次噛み合うように前記中間歯車を、前記移動杆および前記中間歯車付勢機構を介して前記変速機用歯車機構の軸方向へ付勢する2つの付勢部材と、この2つの付勢部材を装着する装着部と、この装着部を前記変速機用歯車機構の軸方向へ移動させる装着部駆動部とで構成された中間歯車駆動機構と;前記一端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記他端側で接する前記アイドル歯車との間に配置され、前記歯部の一部分でのみ前記一端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記他端側で接する前記アイドル歯車との間を移行できるように前記中間歯車を移動させる第1移動制御回転部材と、前記他端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記一端側で接する前記アイドル歯車との間に配置され、前記歯部の一部分でのみ前記他端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記一端側で接する前記アイドル歯車との間を移行できるように前記中間歯車を移動させる第2移動制御回転部材とで構成された中間歯車切替制御機構とを備えていることを特徴とする。
(8)この発明の変速機は、第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ半径が大きくなる2つの変速歯車と、この2つの変速歯車の間に、2つの前記変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられたアイドル歯車とで構成され;前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;第2回転軸と;この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;前記第1回転軸に取り付けられ、前記一端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記他端側で接する前記アイドル歯車との同位相となる前記歯部の一部分に対応する第1被検出部と、前記他端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記一端側で接する前記アイドル歯車との同位相となる前記歯部の前記一部分に対応する第2被検出部とが設けられた被検出部材と;前記第1被検出部を検出する第1センサ、および、前記第2被検出部を検出する第2センサと;前記中間歯車の、前記変速機用歯車機構の歯車と前記伝達歯車との噛み合わせ位置の切替を指示する中間歯車切替手段と;前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに噛み合わせるように前記中間歯車を移動させる中間歯車駆動手段と;前記中間歯車切替手段、前記第1センサおよび前記第2センサの出力に基づき、前記中間歯車駆動手段を動作させることにより、前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに噛み合う前記中間歯車の位置を移動させる中間歯車制御手段とを備えていることを特徴とする。
(9)この発明の変速機は、第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ順次半径が大きくなる3つ以上の変速歯車と、隣り合う前記変速歯車の間に、隣り合う前記各変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられた複数のアイドル歯車とで構成され;前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;第2回転軸と;この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;前記第1回転軸に取り付けられ、前記一端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記他端側で接する前記アイドル歯車との同位相となる前記歯部の一部分に対応する第1被検出部と、前記他端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記一端側で接する前記アイドル歯車との同位相となる前記歯部の前記一部分に対応する第2被検出部とが設けられた被検出部材と;前記第1被検出部を検出する第1センサ、および、前記第2被検出部を検出する第2センサと;前記中間歯車の、前記変速機用歯車機構の歯車と前記伝達歯車との噛み合わせ位置の切替を指示する中間歯車切替手段と;前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに噛み合わせるように前記中間歯車を移動させる中間歯車駆動手段と;前記中間歯車切替手段、前記第1センサおよび前記第2センサの出力に基づき、前記中間歯車駆動手段を動作させることにより、前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに噛み合う前記中間歯車の位置を移動させる中間歯車制御手段とを備えていることを特徴とする。
(10)(4)から(9)のいずれか1つに記載の変速機において、前記変速歯車から前記アイドル歯車へ渡れるように、または、前記アイドル歯車から前記変速歯車へ渡れるように同位相となる前記歯部の範囲を広くしたことを特徴とする。
そして、第1変速歯車12とアイドル歯車15との歯部が一部分12a,15aで渡れる(移行できる)ように同位相で、第2変速歯車13とアイドル歯車15との歯部が、第1変速歯車12およびアイドル歯車15の一部分12a,15aから円周方向へ180度離れた対向部分(一部分)13b,15bで渡れる(移行できる)ように同位相である。
各歯車12,13,15に噛み合うように付勢され、入力軸11の軸方向へ移動させられる中間歯車(図示省略)を、一部分12a,15aで第1変速歯車12とアイドル歯車15との間を移行させたり、対向部分13b,15bで第2変速歯車13とアイドル歯車15との間を移行させることにより、入力軸11を駆動する動力を、変速機用歯車機構GAを介して中間歯車へ伝達し、変速して出力することができる。
そして、クラッチを使用することなく変速できるので、変速時の切替ショックをなくすことができる。
そして、第1変速歯車12とアイドル歯車15との歯部が一部分12a,15aで渡れる(移行できる)ように同位相で、第2変速歯車13とアイドル歯車15との歯部が、第1変速歯車12およびアイドル歯車15の一部分12a,15aから円周方向へ180度離れた対向部分(一部分)13b,15bで渡れる(移行できる)ように同位相で、第2変速歯車13とアイドル歯車16との歯部が、第2変速歯車13およびアイドル歯車15の対向部分13b,15bから180度離れた一部分13a,16aで渡れる(移行できる)ように同位相で、第3変速歯車14とアイドル歯車16との歯部が、第2変速歯車13およびアイドル歯車16の一部分13a,16aから円周方向へ180度離れた対向部分(一部分)14b,16bで渡れる(移行できる)ように同位相である。
各歯車12〜16に噛み合うように付勢され、入力軸11の軸方向へ移動させられる中間歯車(図示省略)を、一部分12a,15aで第1変速歯車12とアイドル歯車15との間を移行させたり、対向部分13b,15bで第2変速歯車13とアイドル歯車15との間を移行させたり、一部分13a,16aで第2変速歯車13とアイドル歯車16との間を移行させたり、対向部分14b,16bで第3変速歯車14とアイドル歯車16との間を移行させることにより、入力軸11を駆動する動力を、変速機用歯車機構GBを介して中間歯車へ伝達し、変速して出力することができる。
そして、少ない歯車数で多段変速を可能にすることができる。
なお、移動杆52自身は、回転せず、出力軸21の軸方向へのみ移動する。
そして、装着部駆動部55は、図示を省略した操作レバーまたはステッピングモータなどにより、出力軸21の軸方向へ所定ピッチずつ駆動される。
なお、初期状態では、図3および図4に示すように、中間歯車31が第1変速歯車12に噛み合っているものとする。
まず、例えば、図示を省略した操作レバーを操作することにより、中間歯車31を第1変速歯車12に噛み合う位置から第2変速歯車13に噛み合う位置へ移動させる位置に、装着部駆動部55を介して装着部54を移動させると、移動杆52も一緒に移動しようとするが、図5に示すように、移動杆52は第1移動制御回転部材64に衝合する。
したがって、スプリング53Aが縮小して付勢力を蓄えるとともに、スプリング53Bは伸長して付勢力を蓄える。
そして、第1移動制御回転部材64が回転して切欠部分64aが移動杆52と対向すると、スプリング53A,53Bの付勢力により、図6に示すように、中間歯車31は第1変速歯車12の一部分12aからアイドル歯車15の一部分15aへ移行する。
しかし、移動杆52はスプリング53A,53Bの付勢力によって第2移動制御回転部材65に衝合する。
そして、第2移動制御回転部材65が回転して切欠部分65aが移動杆52と対向すると、スプリング53A,53Bの付勢力により、図7に示すように、中間歯車31はアイドル歯車15の対向部分15bから第2変速歯車13の対向部分13bへ移行する。
このように中間歯車31が第2変速歯車13へ移行すると、スプリング53Aおよびスプリング53Bの移動杆52を移動させる付勢力は打ち消し合うので、中間歯車31および移動杆52は移動しなくなる。
したがって、スプリング53Aが伸長して付勢力を蓄えるとともに、スプリング53Bは縮小して付勢力を蓄える。
そして、第2移動制御回転部材65が回転して切欠部分65aが移動杆52と対向すると、スプリング53A,53Bの付勢力により、中間歯車31は第2変速歯車13の対向部分13bからアイドル歯車15の対向部分15bへ移行する。
しかし、移動杆52はスプリング53A,53Bの付勢力によって第1移動制御回転部材64に衝合する。
そして、第1移動制御回転部材64が回転して切欠部分64aが移動杆52と対向すると、スプリング53A,53Bの付勢力により、図4に示すように、中間歯車31はアイドル歯車15の一部分15aから第1変速歯車12の一部分12aへ移行する。
このように中間歯車31が第1変速歯車12へ移行すると、スプリング53Aおよびスプリング53Bの移動杆52を移動させる付勢力は打ち消し合うので、中間歯車31および移動杆52は移動しなくなる。
そして、クラッチを使用することなく変速できるので、変速時の切替ショックをなくすことができる。
なお、移動杆52自身は、回転せず、出力軸21の軸方向へのみ移動する。
そして、装着部駆動部55は、図示を省略した操作レバーまたはステッピングモータなどにより、出力軸21の軸方向へ所定ピッチずつ駆動される。
なお、初期状態では、図3に示すように、中間歯車31が第1変速歯車12に噛み合っているものとする。
そして、中間歯車31の第1変速歯車12から第2変速歯車13への移行、および、第2変速歯車13から第1変速歯車12への移行は、先の実施例(図4〜図7)と同様になるので、その説明を省略する。
しかし、中間歯車31が第2変速歯車13に噛み合っている状態は、図8に示す状態である。
したがって、スプリング53Aが縮小して付勢力を蓄えるとともに、スプリング53Bは伸長して付勢力を蓄える。
そして、第1(第3)移動制御回転部材66が回転して切欠部分66aが移動杆52と対向すると、スプリング53A,53Bの付勢力により、図10に示すように、中間歯車31は第2変速歯車13の一部分13aからアイドル歯車16の一部分16aへ移行する。
しかし、移動杆52はスプリング53A,53Bの付勢力によって第2(第4)移動制御回転部材67に衝合する。
そして、第2(第4)移動制御回転部材67が回転して切欠部分67aが移動杆52と対向すると、スプリング53A,53Bの付勢力により、図11に示すように、中間歯車31はアイドル歯車16の対向部分16bから第3変速歯車14の対向部分14bへ移行する。
このように中間歯車31が第3変速歯車14へ移行すると、スプリング53Aおよびスプリング53Bの移動杆52を移動させる付勢力は打ち消し合うので、中間歯車31および移動杆52は移動しなくなる。
したがって、スプリング53Aが伸長して付勢力を蓄えるとともに、スプリング53Bは縮小して付勢力を蓄える。
そして、第2(第4)移動制御回転部材67が回転して切欠部分67aが移動杆52と対向すると、スプリング53A,53Bの付勢力により、中間歯車31は第3変速歯車14の対向部分14bからアイドル歯車16の対向部分16bへ移行する。
しかし、移動杆52はスプリング53A,53Bの付勢力によって第1(第3)移動制御回転部材66に衝合する。
そして、第1(第3)移動制御回転部材66が回転して切欠部分66aが移動杆52と対向すると、スプリング53A,53Bの付勢力により、図8に示すように、中間歯車31はアイドル歯車16の一部分16aから第2変速歯車13の一部分13aへ移行する。
このように中間歯車31が第2変速歯車13へ移行すると、スプリング53Aおよびスプリング53Bの移動杆52を移動させる付勢力は打ち消し合うので、中間歯車31および移動杆52は移動しなくなる。
そして、少ない歯車数で多段変速を可能にすることができる。
なお、ラック102自身は、回転せず、出力軸21の軸方向へのみ移動する。
そして、ラック102は、ステッピングモータ103により、出力軸21の軸方向へ所定ピッチずつ駆動される。
なお、初期状態では、図12に示すように、中間歯車31が第1変速歯車12に噛み合っているものとする。
まず、制御部114Aは、増速させるために中間歯車切替釦92Aが操作されるのを待機し(ステップST11)、中間歯車切替釦92Aが操作されると、第1センサ81Aが被検出部材71の第1被検出部71aを検出するのを待機し(ステップST12)、第1センサ81Aが第1被検出部71aを検出すると、中間歯車31を第1変速歯車12に噛み合う位置からアイドル歯車15に噛み合う位置へ移動させるピッチ分だけステッピングモータ103を動作させてラック102を移動させる(ステップST13)。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31は第1変速歯車12の一部分12aからアイドル歯車15の一部分15aへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車としてアイドル歯車15を記憶させる。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31はアイドル歯車15の対向部分15bから第2変速歯車13の対向部分13bへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車として第2変速歯車13を記憶させる。
そして、ステップST17の判定で中間歯車切替釦92Bが操作されていなければ、ステップST16へ戻る。
しかし、ステップST17の判定で中間歯車切替釦92Bが操作されていれば、第2センサ81Bが第2被検出部71bを検出するのを待機し(ステップST18)、第2センサ81Bが第2被検出部71bを検出すると、中間歯車31を第2変速歯車13に噛み合う位置からアイドル歯車15に噛み合う位置へ移動させるピッチ分だけステッピングモータ103を動作させてラック102を移動させる(ステップST19)。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31は第2変速歯車13の対向部分13bからアイドル歯車15の対向部分15bへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車としてアイドル歯車15を記憶させる。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31はアイドル歯車15の一部分15aから第1変速歯車12の一部分12aへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車として第1変速歯車12を記憶させる。
しかし、ステップST12の判定で中間歯車切替釦92Aが操作されていなければ、停止釦91が操作されたかを判定する(ステップST13)。
そして、ステップST13の判定で停止釦91が操作されていなければ、ステップST12へ戻る。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31は第2変速歯車13の対向部分13bからアイドル歯車15の対向部分15bへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車としてアイドル歯車15を記憶させる。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31はアイドル歯車15の一部分15aから第1変速歯車12の一部分12aへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車として第1変速歯車12を記憶させる。
そして、クラッチを使用することなく変速できるので、変速時の切替ショックをなくすことができる。
なお、ラック102自身は、回転せず、出力軸21の軸方向へのみ移動する。
そして、ラック102は、ステッピングモータ103により、出力軸21の軸方向へ所定ピッチずつ駆動される。
なお、初期状態では、図16に示すように、中間歯車31が第1変速歯車12に噛み合っているものとする。
まず、制御部114Bは、増速させるために中間歯車切替釦92Aが操作されるのを待機し(ステップST31)、中間歯車切替釦92Aが操作されると、第1センサ81Aが被検出部材71の第1被検出部71aを検出するのを待機し(ステップST32)、第1センサ81Aが第1被検出部71aを検出すると、中間歯車31を第1変速歯車12に噛み合う位置からアイドル歯車15に噛み合う位置へ移動させるピッチ分だけステッピングモータ103を動作させてラック102を移動させる(ステップST33)。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31は第1変速歯車12の一部分12aからアイドル歯車15の一部分15aへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車としてアイドル歯車15を記憶させる。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31はアイドル歯車15の対向部分15bから第2変速歯車13の対向部分13bへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車として第2変速歯車13を記憶させる。
そして、ステップST37の判定で中間歯車切替釦92Aまたは中間歯車切替釦92Bが操作されていなければ、ST36へ戻る。
しかし、ステップST37の判定で中間歯車切替釦92Aまたは中間歯車切替釦92Bが操作されていれば、中間歯車切替釦92Aが操作されたかを判定し(ステップST38)、中間歯車切替釦92Aが操作されていれば、第1センサ81Aが第1被検出部71aを検出するのを待機し(ステップST39)、第1センサ81Aが第1被検出部71aを検出すると、中間歯車31を第2変速歯車13に噛み合う位置からアイドル歯車16に噛み合う位置へ移動させるピッチ分だけステッピングモータ103を動作させてラック102を移動させる(ステップST40)。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31は第2変速歯車13の一部分13aからアイドル歯車16の一部分16aへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車としてアイドル歯車16を記憶させる。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31はアイドル歯車16の対向部分16bから第3変速歯車14の対向部分14bへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車として第3変速歯車14を記憶させる。
そして、ステップST44の判定で中間歯車切替釦92Bが操作されていなければ、ST43へ戻る。
しかし、ステップST44の判定で中間歯車切替釦92Bが操作されていれば、第2センサ81Bが第2被検出部71bを検出するのを待機し(ステップST45)、第2センサ81Bが第2被検出部71bを検出すると、中間歯車31を第3変速歯車14に噛み合う位置からアイドル歯車16に噛み合う位置へ移動させるピッチ分だけステッピングモータ103を動作させてラック102を移動させる(ステップST46)。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31は第3変速歯車14の対向部分14bからアイドル歯車16の対向部分16bへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車としてアイドル歯車16を記憶させる。
このようにステッピングモータ103を駆動させると、中間歯車31はアイドル歯車16の一部分16a第2変速歯車13の一部分13aへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車として第2変速歯車13を記憶させる。
そして、ステップST50の判定で中間歯車切替釦92Aまたは中間歯車切替釦92Bが操作されていなければ、ST49へ戻る。
しかし、ステップST50の判定で中間歯車切替釦92Aまたは中間歯車切替釦92Bが操作されていれば、中間歯車切替釦92Bが操作されたかを判定し(ステップST51)、中間歯車切替釦92Bが操作されていなければ、すなわち、中間歯車切替釦92Aが操作されていれば、ステップST39へ戻る。
また、ステップST51の判定で中間歯車切替釦92Bが操作されていなければ、第2センサ81Bが第2被検出部71bを検出するのを待機し(ステップST52)、第2センサ81Bが第2被検出部71bを検出すると、中間歯車31を第2変速歯車13に噛み合う位置からアイドル歯車15に噛み合う位置へ移動させるピッチ分だけステッピングモータ103を動作させてラック102を移動させる(ステップST53)。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31は第2変速歯車13の対向部分13bからアイドル歯車15の対向部分15bへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車としてアイドル歯車15を記憶させる。
このようにステッピングモータ103を駆動させると、中間歯車31はアイドル歯車15の一部分15aから第1変速歯車12の一部分12aへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車として第1変速歯車12を記憶させる。
しかし、ステップST56の判定で中間歯車切替釦92Aが操作されていなければ、停止釦91が操作されたか判定し(ステップST57)、停止釦91が操作されていなければ、ステップST56へ戻る。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31は第2変速歯車13の対向部分13bからアイドル歯車15の対向部分15bへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車としてアイドル歯車15を記憶させる。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31はアイドル歯車15の一部分15aから第1変速歯車12の一部分12aへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車として第1変速歯車12を記憶させる。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31は第3変速歯車14の対向部分14bからアイドル歯車16の対向部分16bへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車としてアイドル歯車16を記憶させる。
このようにステッピングモータ103を動作させると、中間歯車31はアイドル歯車16の一部分16aから第2変速歯車13の一部分13aへ移行する。
なお、RAM113には、中間歯車31に噛み合っている歯車として第2変速歯車13を記憶させる。
次に、ステップST61の後、または、ステップST57の判定で停止釦91が操作されていれば、制御部114Bは制御を終了する。
そして、少ない歯車数で多段変速を可能にすることができる。
なお、図22(a)は、図1の左側から見た側面図に相当する。
そして、第1変速歯車および第2変速歯車は、アイドル歯車と区別できるように、点線で図示されている。
そして、第1変速歯車12とアイドル歯車15Aとの歯部が一部分12a,15aで渡れる(移行できる)ように同位相で、第2変速歯車13とアイドル歯車15Aとの歯部が、第1変速歯車12およびアイドル歯車15Aの一部分12a,15aから180度離れた対向部分(一部分)13b,15bで渡れる(移行できる)ように同位相である。
なお、アイドル歯車15Aは、一部分15aと、対向部分15bとの範囲を広くした卵形とされている。
なお、図23(a)は、図1の左側から見た側面図に相当する。
そして、図23(a)における第1変速歯車および第2変速歯車は、アイドル歯車と区別できるように、点線で図示されている。
そして、第1変速歯車12とアイドル歯車15Bとの歯部が一部分12a,15aで渡れる(移行できる)ように同位相で、第2変速歯車13とアイドル歯車15Bとの歯部が、第1変速歯車12およびアイドル歯車15Aの一部分12a,15aから90度離れた一部分13c,15cで渡れる(移行できる)ように同位相である。
なお、アイドル歯車15Bは、短軸の長さが第1変速歯車12の直径とされ、長軸の長さが第2変速歯車13の直径とされるとともに、長軸の範囲を広くした楕円形状とされている。
したがって、一部分12a,15a,12c,15cは、2個所ずつ設けられている。
なお、図24(a)は、図1の左側から見た側面図に相当する。
そして、図24(a)における第1変速歯車および第2変速歯車は、アイドル歯車と区別できるように、点線で図示されている。
そして、第1変速歯車12とアイドル歯車15Cとの歯部が一部分12a,15aで渡れる(移行できる)ように同位相で、アイドル歯車15Cとアイドル歯車15Dとの歯部が、第1変速歯車12およびアイドル歯車15Cの一部分12a,15aから180度離れた対向部分15b,15dで渡れる(移行できる)ように同位相で、第2変速歯車13とアイドル歯車15Dとの歯部が、アイドル歯車15Cおよびアイドル歯車15Dの一部分15b,15dから180度離れた一部分13a,15eで渡れる(移行できる)ように同位相である。
なお、アイドル歯車15C,15Dは、一部分15a,15eと、対向部分15b,15dとの範囲を広くした卵形とされている。
そして、この変速機TAにおいても、図3に示した変速機TAと同様な効果を得ることができる。
また、第1回転軸を入力側とし、第2回転軸を出力側とした例で説明したが、第2回転軸を入力側とし、第1回転軸を出力側としてもよい。
そして、変速歯車とアイドル歯車とを別体構成とした例で説明したが、変速歯車とアイドル歯車とを一体的に構成した一体型としてもよい。
さらに、図22〜図24に示した変速機用歯車機構のアイドル歯車の構成は、変速歯車が3つ以上で、各変速歯車の間にアイドル歯車を配置した変速機用歯車機構にも適用できる。
そして、図22〜図24に示した変速機用歯車機構を使用した変速機、および、変速歯車が3つ以上で、各変速歯車の間に図22〜図24に示したアイドル歯車を配置した変速機も、図3〜図21に示した実施例のように、同位相の歯部の一部分で渡り合えるようにした中間歯車切替制御機構または中間歯車制御手段を設けることにより、動作させることができる。
また、図25に示した中間歯車切替制御機構は、他の変速機にも適用できる。
さらに、同位相となる歯部の一部分を円周方向へ90度または180度離した例を示したが、図24に示した実施例のアイドル歯車同士の同位相となる一部分を、第1変速歯車とこの第1変速歯車に隣り合うアイドル歯車との同位相となる一部分から円周方向へ(180±α)度(ただし、0度<α<90度、または、90度<α<180度)とすることにより、同位相となる歯部の一部分を90度または180度以外の任意のα度とすることができる。
TA〜TE 変速機
11 入力軸(回転軸、第1回転軸)
12 第1変速歯車
12a 一部分
13 第2変速歯車
13a,13c 一部分
13b 対向部分
14 第3変速歯車
14b 対向部分
15,16 アイドル歯車
15A〜15D アイドル歯車
15a,15c 一部分
15e,16b 一部分
15b,15d 対向部分
16b 対向部分
21 出力軸(第2回転軸)
22 伝達歯車
31 中間歯車
41 中間歯車付勢機構
42A,42B 支持部材
43 回転支持軸(第3回転軸)
51 中間歯車駆動機構
52 移動杆
53A,53B スプリング(付勢部材)
54 装着部
55 装着部駆動部
61A,61B 中間歯車切替制御機構
61C 中間歯車切替制御機構
62,62C 第1端移動阻止回転部材
63A,63B 第2端移動阻止回転部材
63C 第2端移動阻止回転部材
64,64C 第1移動制御回転部材
64a 切欠部分
65,65C 第2移動制御回転部材
65a 切欠部分
66 第1(第3)移動制御回転部材
66a 切欠部分
67 第2(第4)移動制御回転部材
67a 切欠部分
71 被検出部材
71a 第1被検出部
71b 第2被検出部
81A 第1センサ
81B 第2センサ
91 停止釦
92A,92B 中間歯車切替釦
101 中間歯車駆動機構
102 ラック
103 ステッピングモータ
103a 歯車
111A 中間歯車制御部
111B 中間歯車制御部
112A ROM
112B ROM
113 RAM
114A 制御部
114B 制御部
a〜c,e 範囲
Claims (10)
- 回転軸と;
この回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ半径が大きくなる2つの変速歯車と;
この2つの変速歯車の間に、2つの前記変速歯車に軸方向で接した状態で前記回転軸に取り付けられたアイドル歯車とで構成され;
前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されていることを特徴とする変速機用歯車機構。 - 回転軸と;
この回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ順次半径が大きくなる3つ以上の変速歯車と;
隣り合う前記変速歯車の間に、隣り合う前記各変速歯車に軸方向で接した状態で前記回転軸に取り付けられた複数のアイドル歯車とで構成され;
前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されていることを特徴とする変速機用歯車機構。 - 請求項1または請求項2に記載の変速機用歯車機構において;
前記変速歯車から前記アイドル歯車へ渡れるように、または、前記アイドル歯車から前記変速歯車へ渡れるように同位相となる前記歯部の範囲を広くしたことを特徴とする変速機用歯車機構。 - 第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ半径が大きくなる2つの変速歯車と、この2つの変速歯車の間に、2つの前記変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられたアイドル歯車とで構成され;
前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;
第2回転軸と;
この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;
この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;
前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;
移動杆と、この移動杆を前記変速機用歯車機構の軸方向の一方と他方とへ付勢するとともに、前記一端側の前記変速歯車と前記他端側の前記変速歯車との一方から他方へ順次噛み合うように前記中間歯車を、前記移動杆および前記中間歯車付勢機構を介して前記変速機用歯車機構の軸方向へ付勢する2つの付勢部材と、この2つの付勢部材を装着する装着部と、この装着部を前記変速機用歯車機構の軸方向へ移動させる装着部駆動部とで構成された中間歯車駆動機構と;
前記第1回転軸に取り付けられ、前記歯部の一部分でのみ前記中間歯車が前記一端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間を移行できるように前記移動杆を移動させる第1移動制御回転部材と、前記第1回転軸に取り付けられ、前記歯部の一部分でのみ前記中間歯車が前記他端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間を移行できるように前記移動杆を移動させる第2移動制御回転部材とで構成された中間歯車切替制御機構とを備えていることを特徴とする変速機。 - 第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ半径が大きくなる2つの変速歯車と、この2つの変速歯車の間に、2つの前記変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられたアイドル歯車とで構成され;
前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;
第2回転軸と;
この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;
この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;
前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;
移動杆と、この移動杆を前記変速機用歯車機構の軸方向の一方と他方とへ付勢するとともに、前記一端側の前記変速歯車と前記他端側の前記変速歯車との一方から他方へ順次噛み合うように前記中間歯車を、前記移動杆および前記中間歯車付勢機構を介して前記変速機用歯車機構の軸方向へ付勢する2つの付勢部材と、この2つの付勢部材を装着する装着部と、この装着部を前記変速機用歯車機構の軸方向へ移動させる装着部駆動部とで構成された中間歯車駆動機構と;
前記一端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間に配置され、前記歯部の一部分でのみ前記一端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間を移行できるように前記中間歯車を移動させる第1移動制御回転部材と、前記他端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間に配置され、前記歯部の一部分でのみ前記他端側の前記変速歯車と前記アイドル歯車との間を移行できるように前記中間歯車を移動させる第2移動制御回転部材とで構成された中間歯車切替制御機構とを備えていることを特徴とする変速機。 - 第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ順次半径が大きくなる3つ以上の変速歯車と、隣り合う前記変速歯車の間に、隣り合う前記各変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられた複数のアイドル歯車とで構成され;
前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;
第2回転軸と;
この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;
この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;
前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;
移動杆と、この移動杆を前記変速機用歯車機構の軸方向の一方と他方とへ付勢するとともに、前記一端側の前記変速歯車と前記他端側の前記変速歯車との一方から他方へ順次噛み合うように前記中間歯車を、前記移動杆および前記中間歯車付勢機構を介して前記変速機用歯車機構の軸方向へ付勢する2つの付勢部材と、この2つの付勢部材を装着する装着部と、この装着部を前記変速機用歯車機構の軸方向へ移動させる装着部駆動部とで構成された中間歯車駆動機構と;
前記第1回転軸に取り付けられ、前記歯部の一部分でのみ前記中間歯車が前記一端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記他端側で接する前記アイドル歯車との間を移行できるように前記移動杆を移動させる第1移動制御回転部材と、前記第1回転軸に取り付けられ、前記歯部の一部分でのみ前記中間歯車が前記他端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記一端側で接する前記アイドル歯車との間を移行できるように前記移動杆を移動させる第2移動制御回転部材とで構成された中間歯車切替制御機構とを備えていることを特徴とする変速機。 - 第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ順次半径が大きくなる3つ以上の変速歯車と、隣り合う前記変速歯車の間に、隣り合う前記各変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられた複数のアイドル歯車とで構成され;
前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;
第2回転軸と;
この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;
この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;
前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;
移動杆と、この移動杆を前記変速機用歯車機構の軸方向の一方と他方とへ付勢するとともに、前記一端側の前記変速歯車と前記他端側の前記変速歯車との一方から他方へ順次噛み合うように前記中間歯車を、前記移動杆および前記中間歯車付勢機構を介して前記変速機用歯車機構の軸方向へ付勢する2つの付勢部材と、この2つの付勢部材を装着する装着部と、この装着部を前記変速機用歯車機構の軸方向へ移動させる装着部駆動部とで構成された中間歯車駆動機構と;
前記一端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記他端側で接する前記アイドル歯車との間に配置され、前記歯部の一部分でのみ前記一端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記他端側で接する前記アイドル歯車との間を移行できるように前記中間歯車を移動させる第1移動制御回転部材と、前記他端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記一端側で接する前記アイドル歯車との間に配置され、前記歯部の一部分でのみ前記他端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記一端側で接する前記アイドル歯車との間を移行できるように前記中間歯車を移動させる第2移動制御回転部材とで構成された中間歯車切替制御機構とを備えていることを特徴とする変速機。 - 第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ半径が大きくなる2つの変速歯車と、この2つの変速歯車の間に、2つの前記変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられたアイドル歯車とで構成され;
前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;
第2回転軸と;
この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;
この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;
前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;
前記第1回転軸に取り付けられ、前記一端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記他端側で接する前記アイドル歯車との同位相となる前記歯部の一部分に対応する第1被検出部と、前記他端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記一端側で接する前記アイドル歯車との同位相となる前記歯部の前記一部分に対応する第2被検出部とが設けられた被検出部材と;
前記第1被検出部を検出する第1センサ、および、前記第2被検出部を検出する第2センサと;
前記中間歯車の、前記変速機用歯車機構の歯車と前記伝達歯車との噛み合わせ位置の切替を指示する中間歯車切替手段と;
前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに噛み合わせるように前記中間歯車を移動させる中間歯車駆動手段と;
前記中間歯車切替手段、前記第1センサおよび前記第2センサの出力に基づき、前記中間歯車駆動手段を動作させることにより、前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに噛み合う前記中間歯車の位置を移動させる中間歯車制御手段とを備えていることを特徴とする変速機。 - 第1回転軸と、この第1回転軸に中心が取り付けられた、一端側から他端側へ順次半径が大きくなる3つ以上の変速歯車と、隣り合う前記変速歯車の間に、隣り合う前記各変速歯車に軸方向で接した状態で前記第1回転軸に取り付けられた複数のアイドル歯車とで構成され;
前記回転軸の一端側の前記変速歯車と、該変速歯車と隣接する前記アイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されると共に、回転軸の他端側の変速歯車の歯部と、隣接するアイドル歯車の歯部とが一部分で同位相に形成されており、当該一端側と他端側とで同位相に形成される両部分が、アイドル歯車の円周方向で離間して配置されている変速機用歯車機構と;
第2回転軸と;
この第2回転軸に中心が取り付けられた伝達歯車と;
この伝達歯車と前記変速機用歯車機構の歯車の1つとに噛み合う中間歯車と;
前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに前記中間歯車を噛み合わせるように付勢する中間歯車付勢機構と;
前記第1回転軸に取り付けられ、前記一端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記他端側で接する前記アイドル歯車との同位相となる前記歯部の一部分に対応する第1被検出部と、前記他端側の前記変速歯車とこの変速歯車に前記一端側で接する前記アイドル歯車との同位相となる前記歯部の前記一部分に対応する第2被検出部とが設けられた被検出部材と;
前記第1被検出部を検出する第1センサ、および、前記第2被検出部を検出する第2センサと;
前記中間歯車の、前記変速機用歯車機構の歯車と前記伝達歯車との噛み合わせ位置の切替を指示する中間歯車切替手段と;
前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに噛み合わせるように前記中間歯車を移動させる中間歯車駆動手段と;
前記中間歯車切替手段、前記第1センサおよび前記第2センサの出力に基づき、前記中間歯車駆動手段を動作させることにより、前記変速機用歯車機構の各歯車と前記伝達歯車とに噛み合う前記中間歯車の位置を移動させる中間歯車制御手段とを備えていることを特徴とする変速機。 - 請求項4から請求項9のいずれか1項に記載の変速機において;
前記変速歯車から前記アイドル歯車へ渡れるように、または、前記アイドル歯車から前記変速歯車へ渡れるように同位相となる前記歯部の範囲を広くしたことを特徴とする変速機。
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