JP4631435B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、トレッド面に鋭角の隅部と鈍角の隅部とを有するブロックを配置したタイヤの偏摩耗の発生を抑制するようにした空気入りタイヤに関する。
トレッド面にタイヤ周方向に延びる主溝とこれに交差してタイヤ幅方向に傾斜するラグ溝とを形成し、これら主溝とラグ溝とによって鋭角と鈍角とからなる隅部を有するブロックを区画形成した空気入りタイヤが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
図4はこのようなタイヤのトレッドパターンの代表例を示すもので、トレッド面にタイヤ周方向Tに延びる主溝Mとこれに交差してタイヤ幅方向に傾斜するラグ溝Sとを形成し、これら主溝Mとラグ溝Sとによって鋭角と鈍角とからなる隅部を有するブロックBを区画したものである。かかるブロックパターンでは、タイヤ周方向Tに隣接するブロックBの鋭角側の隅部Qと鈍角側の隅部Rとの間でブロックBの剛性が異なることから、これによってラグ溝Sを挟んだブロックB、B間に偏摩耗が生ずると共に、摩耗の進行に伴い騒音が発生し易くなるという問題があった。
特開平11−245621号公報 特開2000−94907号公報
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、トレッド面に鋭角の隅部と鈍角の隅部とを有するブロックを配置したタイヤの偏摩耗の発生を抑制するようにした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の主溝と、該主溝に交差してタイヤ幅方向に傾斜して延びる複数のラグ溝とを形成し、これら主溝とラグ溝とによって鋭角の隅部と鈍角の隅部とを有する多数のブロックを区画形成した空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝の両側壁を前記トレッド面の法線方向に対して同一方向に傾斜させると共に、前記ブロックの隅部が鋭角αである箇所で前記ラグ溝の溝壁がトレッド面に対してなす角度θ1を90°<θ1≦110°にし、かつ前記ブロックの隅部が鈍角βである箇所で前記ラグ溝の溝壁がトレッド面に対してなす角度θ2を90°>θ2≧70°にしたことを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤは、ラグ溝の両側壁をトレッド面の法線方向に対して同一方向に傾斜させると共に、ブロックの隅部が鋭角である箇所でラグ溝の溝壁がトレッド面に対してなす角度を90°<θ1≦110°にし、かつブロックの隅部が鈍角である箇所でラグ溝の溝壁がトレッド面に対してなす角度を90°>θ2≧70°にしたので、ブロックの鋭角側の隅部近傍のゴム量を増加させて隅部における剛性を高め、ラグ溝を挟んで隣接するブロックとの間で剛性を均等化することによって、ブロックの隅部における偏摩耗の発生を抑制することができる。さらに、ブロックの隅部における偏摩耗の発生を抑制することにより、摩耗進行時における騒音の発生を抑制することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態による空気入りタイヤのトレッド面を示す一部平面図で、図2は図1のトレッド面に配置されたブロック列の一部を取り出して示す斜視図である。
図1において、空気入りタイヤのトレッド面には、タイヤ周方向に延びる複数の主溝1と、これに交差してタイヤ幅方向に傾斜して延びる複数のラグ溝2とが形成され、ラグ溝2によって鋭角の隅部Qと鈍角の隅部Rとを有する多数のブロック3がタイヤ周方向に隣接して区画されている。
図2は図1のタイヤ周方向に配置されたブロック列3aの一部を取り出して示す斜面図で、ブロック3を区画するラグ溝2の両側壁をトレッド面の法線方向に対して同一方向に傾斜させると共に、ブロックの隅部が鋭角αである隅部Qの箇所でラグ溝2の溝壁がトレッド面に対してなす角度θ1を鈍角にし、かつブロックの隅部が鈍角βである隅部Rの箇所でラグ溝2の溝壁がトレッド面に対してなす角度θ2を鋭角にしている。
このようにラグ溝2の両側壁をトレッド面の法線方向に対して同一方向に傾斜させると共に、ブロック3の鋭角の隅部Q側から隣接するブロック3の鈍角の隅部R側に向かってトレッド面の法線方向に対して広がる傾斜面に形成したことにより、ブロック3を区画するラグ溝2はタイヤ幅方向に対して溝底に向かって捩れた形状に形成され、ラグ溝2の溝長がトレッド面側から溝底側に向かって漸増するように形成される。ラグ溝2の捩れ形状は、図1及び図2に例示するようにタイヤ幅方向に対してなだらかに捩れるようにするとよい。
これにより、ブロック3の鋭角側の隅部Q近傍のゴム量を増加させて隅部Qにおける剛性を高め、ラグ溝2を挟んで隣接するブロック3との間で剛性を均等化することによって、ブロック3の隅部における偏摩耗の発生を抑制することができる。さらに、ブロック3の隅部における偏摩耗の発生を抑制することにより、摩耗進行時における騒音の発生を抑制することができる。
そして、本発明では、ラグ溝2の両側壁のトレッド面に対してなす角度θ1を90°<θ1≦110°、好ましくは95°≦θ1≦100°とし、角度θ2を90°>θ2≧70°、好ましくは85°≧θ2≧80°としている。角度θ1及びθ2が上記範囲を逸脱すると互いに隣接するブロック3、3間において剛性の均等化が十分に確保できなくなり、偏摩耗の抑制効果が得難くなる。特に、角度θ1が110°超になったり、角度θ2が70°未満になると、加硫後のタイヤを金型から取り出す際にブロック欠けが生ずるなどの支障の原因となる。
さらに、ラグ溝2の溝幅がトレッド面側から溝底側に向かって同等又は広幅になるように形成するとよい。これにより、摩耗が進行しても湿潤路面を走行する際の排水性が低下することなく、ウェット性能の低下を抑制することができる。この場合において、ラグ溝2の溝幅は、ウェット性能を確保する観点から、溝底における溝幅Wbとトレッド面における溝幅Waとの比Wb/Waが1.00〜1.10、好ましくは1.00〜1.05になるように調整するとよい。Wb/Waが1.10超になると加硫後のタイヤを金型から取り出す際に離型性が悪くなるなどの支障の原因となる。
上述する実施形態ではブロック3が略平行四辺形の形態をなす場合を例示したが、ブロック3の形態はこれに限られることなく、鋭角と鈍角の隅部を有する全てのブロックに対して本発明の構成が適用される。また、ブロック3を区画するラグ溝2の溝壁の捩れ形態についても、上述する実施形態に限定されるものではない。
上述するように、本発明の空気入りタイヤは、ラグ溝の両側壁をトレッド面の法線方向に対して同一方向に傾斜させると共に、ブロックの隅部における鋭角側から隣接するブロックの隅部における鈍角側に向かってトレッド面の法線方向に対して広がる傾斜面に形成することにより、ラグ溝を挟んで隣接するブロック間での剛性を均等化して、ブロックの隅部における偏摩耗の発生を抑制するもので、トレッド面に方向性パターンを有する空気入りタイヤに好ましく適用される。
タイヤサイズを225/60R16、トレッドパターンを図3として、各ブロックを区画するラグ溝の両側壁がトレッド面の法線方向になるようにした従来タイヤ(従来例)と、トレッド面の中央域における3本のブロック列3b、3c、3dにおける各ブロックを区画するラグ溝の両側壁を図2に示すようにトレッド面の法線方向に対して傾斜させ、その傾斜角度θ1、θ2を表1のように異ならせた本発明タイヤ(実施例1、2)をそれぞれ製作した。なお、各タイヤにおけるラグ溝の幅(4mm)及び深さ(6mm)をそれぞれ共通にした。
これら3種類のタイヤをリム(16×7JJ)に嵌合して空気(210kPa)を充填して国産車(セダン)に装着し、以下の方法により耐偏摩耗性の評価を行い、その結果を従来例を100とする指数表示によりそれぞれ表1に記載した。数値が大きいほど優れていることを示す。
〔耐偏摩耗性の評価方法〕
アスファルト路面からなるテストコースを平均速度50km/hにて8000km走行させ、走行後のトレッド面における偏摩耗量を測定し、その逆数を以って耐偏摩耗性とした。
Figure 0004631435
表1から、本発明タイヤは、従来タイヤに比較して耐偏摩耗性が向上していることがわかる。
さらに、平均速度80km/hにて走行を継続して車内のパターンノイズを官能評価したところ、本発明タイヤは、従来タイヤに比較してパターンノイズが低減していることを確認した。
本発明の実施形態による空気入りタイヤのトレッド面を示す一部平面図である。 図1のトレッド面に配置されたブロック列の一部を取り出して示す斜視図である。 実施例において採用したトレッドパターンを示す平面図である。 従来の空気入りタイヤのトレッド面を示す一部平面図である。
符号の説明
1 主溝
2 ラグ溝
3 ブロック
Q 鋭角の隅部
R 鈍角の隅部

Claims (3)

  1. トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の主溝と、該主溝に交差してタイヤ幅方向に傾斜して延びる複数のラグ溝とを形成し、これら主溝とラグ溝とによって鋭角の隅部と鈍角の隅部とを有する多数のブロックを区画形成した空気入りタイヤにおいて、
    前記ラグ溝の両側壁を前記トレッド面の法線方向に対して同一方向に傾斜させると共に、前記ブロックの隅部が鋭角αである箇所で前記ラグ溝の溝壁がトレッド面に対してなす角度θ1を90°<θ1≦110°にし、かつ前記ブロックの隅部が鈍角βである箇所で前記ラグ溝の溝壁がトレッド面に対してなす角度θ2を90°>θ2≧70°にした空気入りタイヤ。
  2. 前記ラグ溝の溝幅がトレッド面側から溝底側に向かって同等又は広幅になるように形成した請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ラグ溝の溝底における溝幅Wbとトレッド面における溝幅Waとの比Wb/Waが1.00〜1.10である請求項2に記載の空気入りタイヤ。
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