JP4628717B2 - 薬液剤含浸押圧シート体 - Google Patents

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本発明は、フェイスパックシート、保湿シート、頭髪育毛剤含浸シート、熱冷ましシートなどに適用される薬剤含浸のシート体に関する。
本発明は、化粧用薬液剤、或いは医療用薬液剤を含有する保液シートを主体とする多層構造のシート体であるが、この種のシート体は、例えば特許文献1や特許文献2に記載されており公知である。特許文献1はフェイスパックシートに関するものであり、そこでは顔面形状に形成された不織布などからなる保水シートの上面に、使用時における有効成分の蒸散を防ぐことを目的として、非透水性の樹脂フィルムを結着してある。特許文献2のフェイスパックシートでは、展開作業時に折り重なった保水シートどうしが剥がれやすくなるように、保水シートの片面又は両面に、ネット状のシートを結着してある。
特開2003−135146号公報 特開2000−287751号公報
本発明者は、マッサージを行いながら、化粧用薬液剤や医療用薬液剤を人体皮膚に与えることができれば、当該マッサージによる血行促進作用と相俟って、薬液剤に由来する美容効能や医療効能の格段の向上を図ることができると考え、かかる使用形態に適したシート体の開発を試みた。具体的には以下の二点を主要解決課題として、シート体の開発を試みた。(1)シート体を介して人体皮膚にマッサージを施す際に、該シート体に含浸されている薬液剤が指先に付着することがなく、べたべたした不快感を使用者が感じることがないこと。(2)押圧動作によって的確に薬液剤を人体皮膚側に移行させることができること。しかも、押圧動作を止めると人体皮膚側に移行した余分な薬液剤を再吸液することができ、したがって薬液剤がぽたぽたと垂れ落ちるような不具合がないこと。
特許文献1と特許文献2とを単に組み合わせにすぎない形態、すなわち保液シートの上面に非透水性の樹脂フィルムを結着するとともに、保液シートの下面にネット状のシートを結着しただけの形態であっても、上記(1)の課題は良好に解決できる。すなわち、保液シートの一側面に非透水性の樹脂フィルムを結着してあれば、手指が直接的に保液シートに触れることはなく、したがって指先に薬液剤が付着する不具合は生じ難い。
しかし、上記組み合わせ形態では、上記(2)に係る課題を満足に解決できない。つまり、上面側の樹脂フィルムを介して保液シートに押圧力を与えると、薬液剤は当該押圧部分から保液シート内で横方向に広がるだけで、薬液剤を人体皮膚側へ的確に移行させることは困難である。加えて、人体皮膚側に移行した薬液剤のうち、押圧状態を解除したときに再び保液シートに吸液されるものは極めて僅かであり、したがって、マッサージを行ったときに薬液剤が人体皮膚上で垂れ落ちやすい点にも不利がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、例えばフェイスパックシート、保湿シート、頭髪育毛剤含浸シート、熱冷ましシートなどのごとく、人体皮膚上に載置されたうえでマッサージに供されて好適な薬液剤含浸のシート体において、指先に薬液剤が付着することなくシート体を介して人体皮膚に対してマッサージを行うことができること、および、当該マッサージ時に薬液剤を人体皮膚側へ過不足なく供与できるようにすることを目的とする。
発明は、図3および図4に示すような薬液剤含浸押圧シート体を対象とする。すなわち、当該シート体は、化粧用薬液剤又は医療用薬液剤を含有する保液シート6と、該保液シート6を収容する非透水性樹脂フィルムからなる扁平状の袋体7とからなり、袋体7の一側面には、貫通孔9となり得る複数個の易破断部10が、ハーフカット状に設けられていて、当該易破断部10の形成部分には、接着剤層13を備える蓋ラベル12が貼り付けられており、蓋ラベル12を剥がしたときに、接着剤層13の接着力により易破断部10が切断されて、袋体7の一側面に貫通孔9が形成されるようにしてある。そして、貫通孔9を有する一側面が人体皮膚に接するような使用姿勢としたうえで、袋体7ごと保液シート6に押圧力を与えると、薬液剤が保液シート6から搾り出されて貫通孔9を介して人体皮膚側に移行する吐液作用が発揮され、上記の押圧状態から押圧動作を止めると、貫通孔9を介して薬液剤が保液シート6内に吸い込まれる吸液作用が発揮されるようにしてあることを特徴とする。ここで言う「ハーフカット状」には、図示例のようなフィルムの上面側から切り込み11が入れられた形態のほか、ミシン目状に易破断部10が形成された形態をも含まれる。
本発明に係る薬液剤含浸押圧シート体によれば、該シート体を介して人体皮膚に対してマッサージを行って血行促進を図りながら、保液シート1に含浸された化粧用薬液剤や医療用薬液剤を与えることができるので、当該薬液剤に由来する美容効能や医療効能の格段の向上を図ることができる。
そのうえで、請求項1に係る薬液剤含浸押圧シート体(図1参照)によれば、保液シート1の上面に、非透水性の樹脂フィルム2を結着してあるので、手指に薬液剤が付着することをよく防ぎながら、シート体の展開作業や人体皮膚上への載置作業、さらに当該シート体を介しての人体皮膚に対するマッサージ動作などを行うことができる。つまり、最上面に非透水性の樹脂フィルム2を配置して、薬液剤を含浸する保液シート1が肌に直接触れないようにしてあるので、マッサージ時などに手指に薬液剤が付着することがなく、マッサージ動作をべたつくことなく快適に実施できる。
また、過剰の薬液剤が人体皮膚側へ吐液された場合でも、孔3を介して薬液剤を保液シート1に再吸収させることができるので、薬液剤が人体皮膚上で液垂れするような不具合の発生を効果的に抑えることができる。これにて、本発明に係る薬液剤含浸押圧シート体の実用利便性の格段の向上を図ることができる。
図1に示すごとく、上方側の樹脂フィルム2の外表面に、滑り止め用の凹凸を形成してあると、指先の滑りを抑えて、顔や頭部等に対するマッサージ動作を的確に実施できる。当該凹凸形態は、両者1・2の一体化を目的とする熱エンボス加工により形成することができる。このことは、接着剤等が不要となることを意味し、したがって材料コストおよび製造コストの低減化に資する。
下方側の樹脂フィルム4の孔3は、熱針を用いた孔開け加工により形成することが好ましく、当該方法は打ち抜き加工のように抜きカスを生じることがない点で優れている。また、保液シート1に樹脂フィルムを重ね合わせたうえで、熱針を用いた孔開け加工を施すようにしてあると、熱針によって溶けた樹脂が保液シート1の繊維ウェブと熱結着するので、当該加工だけで両者1・4を一体化することができる。これにより、保液シート1と樹脂フィルム4とを結着させるための別段の作業工程を廃することができるので、シート体全体の製造コストの削減化に貢献できる。
請求項4に係る薬液剤含浸押圧シート体(図3参照)によれば、保液シート6を袋体7内に収容してあるので、手指に薬液剤が付着することをよく防ぎながら、シート体の展開作業や人体皮膚上への載置作業、さらに当該シート体を介しての人体皮膚に対するマッサージ動作などを行うことができる。つまり、保液シート6を非透水性樹脂フィルムからなる袋体7内に収容して、薬液剤を含浸する保液シート6が肌に直接触れないようにしてあるので、マッサージ時などに手指に薬液剤が付着することがなく、したがって、マッサージ動作をべたつくことなく快適に実施できる。
また、過剰の薬液剤が人体皮膚側へ吐液された場合でも、貫通孔9を介して薬液剤を保液シート1に再吸収させることができるので、薬液剤が人体皮膚上で液垂れするような不具合の発生を効果的に抑えることができる。これにて、本発明に係る薬液剤含浸押圧シート体の実用利便性の格段の向上を図ることができる。
袋体7の一側面に、貫通孔9となり得る複数個の易破断部10をハーフカット状に設けて、蓋ラベル12を剥がしたときに、接着剤層13の接着力により易破断部10が切断されて袋体7の一側面に貫通孔9が形成されるようにしてあると、当該蓋ラベル12を剥がしていない未開封状態においては、袋体7内の密封状態を確実に確保できる。したがって、外部からの雑菌等の侵入を防いで、安全性に優れたシート体を得ることができる。また、蓋ラベル12を剥がしたとき、易破断部10から先破れするため、容易に開封作業を進めて、貫通孔9を形成でき、使い勝手が良い。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態に係る薬液剤含浸押圧シート体を示す。この薬液剤含浸押圧シート体は、例えばフェイスパックシート、保湿シート、頭髪育毛剤含浸シート、熱冷ましシートなどのごとく、人体皮膚上に載置されたうえでマッサージに供されて好適なものである。図1に示すように、薬液剤含浸シート体は、化粧用薬液剤又は医療用薬液剤を含有する保液シート1と、保液シート1の上面に結着された非透水性の樹脂フィルム2と、保液シート1の下面に結着された複数個の微小孔(孔)3を有する非透水性の樹脂フィルム4とからなる三層構造をなしている。かかる薬液剤含浸押圧シート体は、その種別によって、種々の形態で輸送・販売に供される。具体的には、例えばフェイスパックシートや熱冷ましシートでは、小さく折り畳まれたうえで、一枚ごとにアルミフィルムパックに収容された形態で輸送・販売に供される。保湿シートや頭髪育毛剤含浸シートでは、小さく折り畳んだうえで、一枚毎、あるいは数枚〜数十枚ごとに、アルミフィルムパックに収容された形態で輸送・販売に供される。
保液シート1の具体例としては、脱脂綿ウェブをシート化したもの、パルプと熱可塑性樹脂繊維とを混合・熱溶着し、クッションシート化したもの、ウレタン樹脂などの高分子発泡体からなるもの、パルプと合成樹脂繊維とを水流交絡法によりシート化したものなどを挙げることができる。
保液シート1に含浸される化粧用薬液剤や医療用薬液剤などは、薬液剤含浸押圧シート体の用途によって異なる。例えば、頭髪育毛剤含浸シートに含浸される育毛剤に含まれる有効成分としては、酢酸トコフェロール(ビタミンE誘導体)、グリチルリチン酸ジカリウム、ニンジンエキス、センブリエキス、ショウキョウチンキ、L−メントール等を挙げることができ、これらは、脱毛予防や発毛促進などの良好な育毛効果を発揮する。
保液シート1の上下面に結着される樹脂フィルム2・4は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアルコールなどの各種樹脂からなるフィルムである。これら樹脂フィルム2・4は、それ自体は非透水性のフィルムである。
保液シート1の上面に、非透水性の樹脂フィルム2を結着してあると、マッサージ時に手指に薬液剤が付着することをよく防止できる。これにて、薬液剤が手先に付いてべたつくのを効果的に解消できるので、マッサージを行いながらの薬液剤の投与作業を快適に実施できる。
本実施形態のごとく、樹脂フィルム2の外表面を凹凸状にしてあると、指先の滑りを抑えて、顔や頭部等に対するマッサージを的確に実施できる。当該凹凸形態は、両者1・2の一体化を目的とする熱エンボス加工により形成することができる。このことは、接着剤等が不要となることを意味し、したがって材料コストおよび製造コストの低減化に資する。
そのうえで本実施形態では、下方側の樹脂フィルム4を、複数個の微小孔3を有する多孔性フィルムとしてある点が着目される。具体的には、非透水性の樹脂フィルムに対して、熱針を用いた孔開け加工を施すことにより、無数個の微小孔3を縦横等間隔にマトリクス状に開設してある。当該加工方法は、打ち抜き加工のように抜きカスを生じることがない点で優れている。また、保液シート1に樹脂フィルムを重ね合わせたうえで、熱針を用いた孔開け加工を施すようにしてあると、熱針によって溶けた樹脂が保液シート1の繊維ウェブと熱結着し、当該加工だけで両者1・4を一体化できる。これにて、保液シート1と樹脂フィルム4とを結着させるための別段の作業工程を廃することができるので、シート体全体の製造コストの削減化に貢献できる。
本実施形態に係る薬液剤含浸押圧シート体は、以下のようにして使用される。すなわち、シート体をアルミパック等の包装体から取り出して、これを広く展開したうえで、人体皮膚上の必要箇所に載置する。ここでは、下方側の樹脂フィルム4が人体皮膚に接するようにシート体を載置する。次いで、上方側の樹脂フィルム2に手指を当てて、シート体を介して人体皮膚に対してマッサージやパッティングを行う。このときにシート体に加わる押圧力にて保液シート1が圧縮変形し、これにて保液シート1に含浸されている薬液剤が樹脂フィルム4の微小孔3から滲み出て、人体皮膚側へ移行する。すなわち、マッサージやパッティングを行うと、上方側の樹脂フィルム2を介して保液シート1に押圧力が与えられ、これにて薬液剤が保液シート1から搾り出されて、人体皮膚側に吐液される。
かかる押圧状態から手指の力を緩めると、微小孔3を介して人体皮膚側に移行した薬液剤が保液シート1内に吸い込まれる吸液作用が発揮される。これにて、過剰の薬液剤が人体皮膚側へ吐液された場合でも、微小孔3を介して薬液剤を保液シート1に再吸収させることができるので、薬液剤が人体皮膚上で液垂れするような不具合の発生を効果的に抑えて、シート体の実用利便性の格段の向上を図ることができる。なによりも当該シート体を用いれば、マッサージによる血行促進と相俟って、薬液剤に由来する美容効能や医療効能の格段の向上を図ることができる点で優れている。
図2は、第1実施形態に係る薬液剤含浸押圧シート体の別実施形態を示しており、そこでは、上方側の樹脂フィルム2を、凹凸状のないフラットフィルムとしてある点が、先の第1実施形態と相違する。それ以外の構成は、第1実施形態と何ら変わるところは無いので、同一部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
(第2実施形態)
図3および図4に、本発明の第2実施形態に係る薬液剤含浸シート体を示す。このシート体は、化粧用薬剤又は医療用薬剤を含有する保液シート6と、該保液シート6を収容する四角扁平状の袋体7とからなる。当該シート体6は、特に保湿シートや熱冷ましシートなどとして好適に使用できる。
保液シート6の具体例としては、脱脂綿ウェブをシート化したもの、パルプと熱可塑性樹脂繊維とを混合・熱溶着し、クッションシート化したもの、ウレタン樹脂などの高分子発泡体からなるもの、パルプと合成樹脂繊維とを水流交絡法によりシート化したものなどを挙げることができる。
袋体7は、上下二枚の四角形状の樹脂フィルム7a・7bを重ね合わせたうえで、その四周縁の対向面どうしを結着して形成してなるものであり、図3に示すごとく、一側のフィルム(図示例では、上側のフィルム7a)には、貫通孔9(図4参照)となり得る多数個の易破断部10をハーフカット状に設けてある。具体的には、円状の貫通孔9を形成するために、それに対応する部分に、フィルム7aの上面側より深い切り込み11を入れており、これにて、当該切り込み11に対応する薄肉の連結部分のみによって、切り込み11で囲まれた部分(易破断部10)と、その他の部分とを連結してある。
符号12は、袋体7の易破断部10の形成面に貼着された蓋ラベルを示す。この蓋ラベル12のフィルム7aに対向する裏面側には、該蓋ラベル12が開封操作された際に、易破断部10を確りと接着保持するための接着剤層13を設けてある。これにて、使用者が初めて蓋ラベル12を剥がしたときに、接着剤層13の接着力により易破断部10が破断されて、図4に示すように、袋体7の一側面に、多数個の貫通孔9が形成される。
易破断部10の形成部分を囲むように、上方側のフィルム7aの周縁四箇所には、袋体7を人体皮膚上に貼り付けるための接着剤層15が形成されている。ここでは、人体皮膚を刺激することがないように、接着剤層15を医療用接着剤で形成してある。なお、易破断部10の形成部分を囲むフィルム7aの周縁四箇所だけでなく、易破断部10の形成部分内にも、接着剤層15を形成できることは言うまでもない。
本実施形態に係る薬液剤含浸押圧シート体は、以下のようにして使用される。まず、袋体7から蓋ラベル12を剥がす。これにて、上述のように、接着剤層13の接着力により易破断部10が破断されて、袋体7の表面に、多数個の貫通孔9が形成される。次いで、袋体7側の接着剤層15を使ってシート体を人体皮膚上に貼着させる。
次いで、係る貼着状態から、手指を使って、シート体を介して人体皮膚に対してマッサージやパッティングを行う。このときにシート体に加わる押圧力にて保液シート6が圧縮変形され、これにて保液シート6に含浸されている薬液剤が貫通孔9から滲み出て、人体皮膚側へ移行する。すなわち、マッサージやパッティングを行うと、保液シート6に押圧力が与えられ、これにて薬液剤が保液シート6から搾り出されて、人体皮膚側に吐液される。
かかる押圧状態から手指の力を緩めると、貫通孔9を介して人体皮膚側に移行した薬液剤が保液シート6内に吸い込まれる吸液作用が発揮される。これにて、過剰の薬液剤が人体皮膚側へ吐液された場合でも、貫通孔9を介して薬液剤を保液シート6に再吸収させることができるので、薬液剤が人体皮膚上で液垂れするような不具合の発生を効果的に抑えて、シート体の実用利便性の格段の向上を図ることができる。なによりも当該シート体を用いれば、マッサージによる血行促進と相俟って、薬液剤に由来する医療効能等の格段の向上を図ることができる点で優れている。
本発明の第1実施形態に係る薬液剤含浸押圧シート体の縦断側面図 第1実施形態の変形例に係る薬液剤含浸押圧シート体の縦断側面図 本発明の第2実施形態に係る薬液剤含浸押圧シート体の縦断側面図 第2実施形態に係る薬液剤含浸押圧シート体の斜視図
符号の説明
1 保液シート
2 樹脂フィルム
3 孔(微小孔)
4 樹脂フィルム
6 保液シート
7 袋体
9 貫通孔
10 易破断部
11 蓋ラベル
13 接着剤層

Claims (1)

  1. 化粧用薬液剤又は医療用薬液剤を含有する保液シート(6)と、該保液シート(6)を収容する非透水性樹脂フィルムからなる扁平状の袋体(7)とからなり、
    袋体(7)の一側面には、貫通孔(9)となり得る複数個の易破断部(10)が、ハーフカット状に設けられていて、当該易破断部(10)の形成部分には、接着剤層(13)を備える蓋ラベル(12)が貼り付けられており、
    蓋ラベル(12)を剥がしたときに、接着剤層(13)の接着力により易破断部(10)が切断されて、袋体(7)の一側面に貫通孔(9)が形成されるようにしてあり、
    貫通孔(9)を有する一側面が人体皮膚に接するような使用姿勢としたうえで、袋体(7)ごと保液シート(6)に押圧力を与えると、薬液剤が保液シート(6)から搾り出されて貫通孔(9)を介して人体皮膚側に移行する吐液作用が発揮され、
    上記の押圧状態から押圧動作を止めると、貫通孔(9)を介して薬液剤が保液シート(6)内に吸い込まれる吸液作用が発揮されるようにしてあることを特徴とする薬液剤含浸押圧シート体
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