JPH05294827A - 医療用シート - Google Patents

医療用シート

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JPH05294827A
JPH05294827A JP14617092A JP14617092A JPH05294827A JP H05294827 A JPH05294827 A JP H05294827A JP 14617092 A JP14617092 A JP 14617092A JP 14617092 A JP14617092 A JP 14617092A JP H05294827 A JPH05294827 A JP H05294827A
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JP
Japan
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sheet
medical
microcapsules
medicine
gauze
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Application number
JP14617092A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Inoue
直行 井上
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Abstract

(57)【要約】 目的 心臓疾患や皮膚に関する疾患全般に使用すること
が可能でマイクロカプセルを利用することによって、薬
剤の効力を半永久的に保て、消毒・殺菌・治療の目的が
有効的に達成出来る。 構成 外装シート1上部にガーゼ部2を有し、そのガー
ゼ部2上部に薬剤3を内包したシート状マイクロカプセ
ル4を装着した医療用シート。

Description

【発明の詳細な説明】
〔0001〕産業上の利用分野 本発明は医療行為又は一般に繁用の簡易救急絆創膏等に
使用される医療用シートに関する 〔0002〕従来の技術 従来の医療用シートにおいては、殺菌消毒剤、創傷治療
剤を含浸させた医療用パットを使用する際、医療用パッ
トを傷口局部に当て固定用テープ等によって固定させ
る。又医療用パットを有する救急絆創膏においては、前
記殺菌消毒剤、創傷治療剤を含浸させた医療用パットを
傷口局部に当てて使用する物であった。 〔0003〕発明が解決しようとする課題 従来の医療用パットにおいては、予めガーゼ部に殺菌消
毒剤、創傷治療剤等の薬剤を含浸させておくが為に、実
際使用する時には薬剤が蒸散し効力の低下を来すばかり
でなく、ガーゼ部が乾燥する為傷口を傷める恐れもある
と言う問題点があった。 〔0004〕本発明は薬剤を内包したマイクロカプセル
を有する、医療用シートに関する物で有り従来の上記問
題点を解決するものと考えられる。 〔0005〕課題を解決する為の手段 上記目的を解決する為に、本発明の医療用シートにおい
ては従来薬剤を含浸させていたガーゼに代わって薬剤を
内包したマイクロカプセルを用いた物である。 〔0006〕本発明に使用する薬剤に付いては、抗生物
質としてクロラムフェニコール、硫酸フラジオマイシ
ン、バシトラシン、テトラサイクリン等、鎮薬としてニ
トログリセリン、スコロポラミン等、精神活力剤として
3−〔2−アミノプロピル〕インドールアセテイト等、
鎮静剤および催眠剤としてカリブロマール、コデイン、
ペンタパルビタールソジュウム、フェノパルビタール
等、神経安定剤としてチオプロパゼートハイドロコロラ
イド等、ホルモン剤としてアドレノコルチコステロイド
〔トリアンシノロン、コルチゾール、コルチゾン〕等、
解熱剤としてアスピリン、チロキシン、サリチルアマイ
ド、アンドロゲンステロイド、エストロゲンステロイ
ド、プロゲステーショナルステロイド等、痙攣止めとし
てアトロピン、メススコポールアミノプロマイド等、抗
マラリヤ剤として4−アミノキノリン、ピリメサミン
等、殺菌消毒剤としてグルコン酸クロルヘキシジン、塩
化ベンザルコニュム、クロルキシレノール、アクリノー
ル、チアントール、塩化デカリニウム、スルフィソミジ
ン、スルファミン、ニトロフラゾン、ほう酸、ホモスル
ファミン、トリクロカルパン、等があり創傷部治癒促進
剤として酸化亜鉛ジバルミチン酸ピリドキシン、塩酸ピ
リドキシン、酢酸トコフェロール、等止血剤としては塩
酸エフェドリン、塩酸ナファゾリン、硫酸亜鉛等、抗炎
症剤としてはデキサメサゾン、プレドニゾロン、酢酸コ
ルチゾン等のステロイド剤、グリチルレチン、塩化リゾ
チーム等、抗ヒスタミン剤としてマレイン酸クロルフェ
ニラミン、塩酸ジフェンヒドラミン等がある。また局麻
剤としてはリドカイン、塩酸プロカイン、塩酸ジプカイ
ン、塩酸テトラカイン、塩酸パラフプチルアミノ安息香
酸ジエチルアミノエチル、アミノ安息香酸エチル等、が
ある。これら薬剤は目的に合わせ、単味でまたは複数の
配合剤とすることができる。 〔0007〕薬剤をマイクロカプセルに封入すること
は、すでに確立された技術であり最もよく利用されてい
る相分離によるマイクロカプセル封入法の一つを以下に
述べる。 (a)バイオ相溶性ポリマをまず水と混和しない有機性
溶剤に溶解させる。(例、CHCl) (b)次に選んだ薬物の水溶液を上記有機溶剤に分散さ
せる。 (c)次にシリコンオイルのような非相溶性ポリマを攪
拌しながら(b)で示した分散液に入れると先に分散し
た薬物に溶解していたポリマの析出によって初期状態の
マイクロカプセルが形成される。 (d)次に(c)で得た混合物を水と混和せず、かつ析
出したポリマを溶解しない過剰の有機溶剤、例えばヘプ
タンに注ぎ込みこれによって析出したポリマに末だ混在
する初期の有機性溶剤(例えばCHCl)を抽出す
るとマイクロカプセルが硬化する。 (e)このようにして硬化したマイクロカプセルを濾過
し洗浄し、乾燥するか又は通常の技術に従って消毒す
る。 作用 〔0008〕以下図面と共に説明すると第1図に於いて
1はガーゼ部2を装着して成る外装シートでありガーゼ
部上部には、上記に示したような製法によって得られた
マイクロカプセルをシート状に形成したシート状マイク
ロカプセル4が装着されている
〔0009〕又、上記外装シート1の代わりに粘着シー
ト6を用いることによって直接患部に当接することも可
能であり、通常よく使用される救急絆創膏のような形状
にすることも出来る。従って本発明の使用範囲、又は使
用目的も多様である。 〔0010〕又、マイクロカプセル内の薬剤を患部に塗
布させる方法は患部を覆うように本発明医療用シートを
貼り、外装シートを押圧する。そうする事によってマイ
クロカプセルの壁膜が破壊され、内包されていた薬剤が
流出する。 〔0011〕よって使用する際に常に新鮮な薬剤を流出
させる事が出来、患部に当接使用する場合マイクロカプ
セルの特徴から薬剤の効力を損なうことなく長期間保て
ることが出来る。 〔0012〕実施例1 マイクロカプセルを有する医療用シートに於いて第1図
に示す実施例は外装シート1上部にガーゼ部2を設け、
そのガーゼ部2上部に薬剤3を内包したシート状マイク
ロカプセル4を有した医療用シート5であり、患部の大
きさによってシートの大きさを変えて使用する。 〔0013〕実施例2 第2図に示す実施例は第1図に示す実施例1に記する外
装シート1の代わりにガーゼ部2及びシート状マイクロ
カプセル4の外周より、若干大きめの粘着シート6を用
い患部の大きさに合わせて様々な形状にすることが出来
る。 〔0014〕実施例3 第3図に示す実施例は一般によく利用される、簡易救急
絆創膏7のパット部8に本発明医療用シート5を装着し
たものである。 〔0015〕発明の効果 以上に示す実施例について使用する薬剤は前記してある
が、実際に医療用シートを皮膚に当接すると言うこと
は、心臓疾患及び皮膚に関する疾病全般、例えばアトピ
ー性皮膚炎・接触性皮膚炎・火傷・打ち身・筋肉痛・関
節炎・創傷・水虫・等に使用することが出来る。マイク
ロカプセルに内包する薬剤を変えるだけで多種多様な用
途があり又、マイクロカプセルを使用している為薬剤は
半永久的に効果を保つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
〔第1図〕 [a]は医療用シートの側面図、〔b〕は同斜視図 〔第2図〕粘着シートを有する医療用シートの斜視図 〔第3図〕医療用シートを有する簡易救急絆創膏の斜視
図 符号の説明 1・・・・外装シート 2・・・・ガーゼ部 3・・・・薬剤 4・・・・シート状マイクロカプセル 5・・・・医療用シート 6・・・・粘着シート 7・・・・簡易救急拌創膏 8・・・・パット部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 〔請求項1〕ガーゼ部を有して成る外装シートに薬剤を
    内包したシート状マイクロカプセルを装着した医療用シ
    ート
  2. 〔請求項2〕ガーゼ部を有して成る粘着シートに薬剤を
    内包したシート状マイクロカプセルを装着した医療用シ
    ート
  3. 〔請求項3〕一般に繁用の簡易救急絆創膏のガーゼ部に
    請求項1に記載する本発明医療用シートを装着した簡易
    救急絆創膏
JP14617092A 1992-04-21 1992-04-21 医療用シート Pending JPH05294827A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034319A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Meisei Sansho Kk 薬液剤含浸押圧シート体
KR101407847B1 (ko) * 2013-05-24 2014-06-16 한수익 캡슐이 들어있는 손-발가락용 파스

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034319A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Meisei Sansho Kk 薬液剤含浸押圧シート体
JP4628717B2 (ja) * 2004-07-22 2011-02-09 明星産商株式会社 薬液剤含浸押圧シート体
KR101407847B1 (ko) * 2013-05-24 2014-06-16 한수익 캡슐이 들어있는 손-발가락용 파스

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