JP4628262B2 - フィルタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば携帯電話や無線LAN等の無線通信機器その他の各種通信機器等において使用されるフィルタ装置に関するものである。
近年、携帯電話機等の移動体通信機器等に使用されるフィルタ装置は、移動体通信機器等の薄型化、小型化の要求に伴い、誘電体同軸型共振器を用いたフィルタから分布定数回路を共振器に用いた積層ストリップラインフィルタへと進展してきている。
また、これらの積層ストリップラインフィルタは、通過周波数帯域の低周波側および高周波側の減衰帯域にそれぞれ減衰極を備えて尖鋭な帯域通過特性を有し、無線通信機などにおいて、所望周波数帯域の信号のみを選択的に通過させるとともに、通過帯域の低周波側および高周波側に近接した信号帯域における不所望信号の混入を防止して、良質の通信を行ない得るようにするために利用されている。
このような従来の積層ストリップラインフィルタとして、例えば、下記特許文献1に示されたものがある。特許文献1に示された従来の積層ストリップラインフィルタを、図9に回路構成図、図10に透視平面図、図11に断面図として示す。
図9に示すように、従来の積層ストリップラインフィルタは、先端短絡線路111〜115と、先端開放線路121〜125とで構成されている。そして、先端短絡線路111と、先端開放線路121とが並列に接続されることにより、並列共振線路B1が形成されている。また、片端短絡終端線路112と、先端開放線路122とが並列に接続されて、並列共振線路B2が形成されている。また、先端短絡線路113と、先端開放線路123とが並列に接続されて、並列共振線路B3が形成されている。また、先端短絡線路114と、先端開放線路124とが並列に接続されて、並列共振線路B4が形成されている。また、先端短絡線路115と、先端開放線路125とが並列に接続されて、並列共振線路B5が形成されている。
そして、並列共振線路B2の一方の端子は、並列共振線路B1を介して接地されるとともに、入出力端子の一方が接続され、並列共振線路B2の他方の端子は、並列共振線路B3を介して接地されるとともに、並列共振線路B4の一方の端子が接続され、並列共振線路B4の他方の端子は、並列共振線路B5を介して接地されるとともに、入出力端子の他方が接続されてフィルタを構成している。
この構成において、一般に、フィルタの通過帯域を狭帯域化するためには、接地された並列共振線路B1,B3,B5を形成する先端短絡線路111,113,115の特性インピーダンスZL1b,ZL3b,ZL5bと先端開放線路121,123,125の特性インピーダンスZC1b,ZC3b,ZC5bを小さくするか、もしくは、入出力端子間に直列に接続された並列共振線路B2,B4を形成する先端短絡線路112,114の特性インピーダンスZL2b,ZL4bと先端開放線路122,124の特性インピーダンスZC2b,ZC4bを小さくする必要がある。
しかし、狭帯域な通過帯域の近傍の減衰極f1,f2を通過周波数帯域のより近傍に移動させるためには、接地された並列共振線路B1,B3,B5の特性インピーダンスを大きくし、または入出力端子間に直列に接続された並列共振線路B2,B4の特性インピーダンスを小さくする必要があり、接地された並列共振線路B1,B3,B5の特性インピーダンスは狭帯域化と相反する傾向にある。
そこで、必要な通過帯域を確保した上でその近傍に減衰極を有する狭帯域化を実現するには、接地された並列共振線路の特性インピーダンスも入出力端子間に直列に接続された並列共振線路の特性インピーダンスも共に小さくし、それらの大きさを、そのフィルタ回路の入出力インピーダンスよりも十分小さくすることで、通過帯域の近傍に急峻な減衰極を有する狭帯域なフィルタを実現していた。
特開平10−276005号公報
しかしながら、近年の情報伝送容量の増加に伴い、無線通信機器は従来の周波数帯域では足りなくなり、高周波化と広帯域化で、利用帯域幅を拡張し情報伝送容量を確保するようになってきている。そこで、通過帯域が広く、そして通過帯域の近傍に減衰極を有するフィルタが求められるようになってきている。
このような状況において従来の積層ストリップラインフィルタでは、通過帯域を広帯域化し、近傍に減衰極を得ようとすると、接地された並列共振線路の特性インピーダンスを大きくする必要がある。そして、接地された並列共振線路の特性インピーダンスを大きくするには誘電体層131,133の厚みを厚くする必要がある。
に接地された線路の特性インピーダンスZ0と線路幅Wと誘電体厚みhの比との関係を示している。
本発明は、上記問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、通過帯域の低周波側の近傍に第1の減衰極を、高周波側の近傍に第2の減衰極を有する周波数帯域特性を持つフィルタにおいて、フィルタの広帯域化によって、構成する線路の特性インピーダンスは増加する傾向にあるが、従来の構成と比較して線路の特性インピーダンスの増加を低減し、結果として厚みの増加を低減させ、小型化が容易なフィルタおよびフィルタ装置を提供することにある。
本発明のフィルタ装置は、通過帯域の低周波側の近傍に第1の減衰極を、高周波側の近傍に第2の減衰極を有する周波数帯域特性を持つフィルタであって、第1および第2の入出力端子と、基準電位が供給される基準ノードと、前記第1の入出力端子と前記基準ノードとの間に接続され、第1の先端短絡線路と第1の先端開放線路とが並列に接続されて形成された第1の並列共振線路と、前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間に直列接続され、第2乃至第4の先端短絡線路と第2乃至第4の先端開放線路とがそれぞれ並列に接続されて形成された第2乃至第4の並列共振線路と、前記第2の入出力端子と前記基準ノードとの間に接続され、第5の先端短絡線路と第5の先端開放線路とが並列に接続されて形成された第5の並列共振線路とを備えているフィルタを備えたフィルタ装置において、対向するように配置された第1および第2の接地電極と、前記第1および第2の接地電極間に積層された第1乃至第5の誘電体層と、該第1乃至第5の誘電体層の各層間に形成され、前記第1および第2の接地電極に電気的に接続された先端短絡電極と先端開放電極とを有する第1乃至第4の導体パターンとを備え、前記第1の並列共振線路が、前記第1の接地電極および前記第1の導体パターンにより構成され、前記第2乃至第4の並列共振線路が、前記第1乃至第4の導体パターンの各導体パターンにより構成され、前記第5の並列共振線路が、前記第2の接地電極および前記第4の導体パターンにより構成されており、前記第1および第4の導体パターンは、前記第2および第3の導体パターンと平面視で重なるように配置されており、かつ、前記第2および第3の導体パターンより幅が広いことを特徴とするものである。
また、本発明のフィルタ装置は、上記構成において好ましくは、前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子とをコンデンサを介して接続したフィルタを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のフィルタ装置は、上記構成において好ましくは、前記第1乃至第5の並列共振線路の長さ、または、前記第1乃至第4の導体パターンの短絡端から開放端までの長さが、通過帯域の中心周波数の波長の1/2以下であることを特徴とするものである。
また、本発明のフィルタ装置は、上記構成のフィルタ装置において、好ましくは、前記第1および第2の接地電極と前記第1乃至第4の導体パターンの短絡端とが、前記第1乃至第5の誘電体層内に形成された貫通導体または前記第1乃至第5の誘電体層の側面に形成された側面導体により電気的に接続されていることを特徴とするものである。
本発明のフィルタ装置によれば、フィルタが、第1および第2の入出力端子と、基準電位が供給される基準ノードと、第1の入出力端子と基準ノードとの間に接続され、第1の先端短絡線路と第1の先端開放線路とが並列に接続されて形成された第1の並列共振線路と、第1の入出力端子と第2の入出力端子との間に直列接続され、第2乃至第4の先端短絡線路と第2乃至第4の先端開放線路とがそれぞれ並列に接続されて形成された第2乃至第4の並列共振線路と、第2の入出力端子と基準ノードとの間に接続され、第5の先端短絡線路と第5の先端開放線路とが並列に接続されて形成された第5の並列共振線路とを備えていることにより、広帯域化による線路の特性インピーダンスの増加を低減でき、結果として厚みの増加を低減し、小型化が容易なフィルタ装置を提供することができる。また、上記構成のフィルタを備えたフィルタ装置において、対向するように配置された第1および第2の接地電極と、第1および第2の接地電極間に積層された第1乃至第5の誘電体層と、第1乃至第5の誘電体層の各層間に形成され、第1および第2の接地電極に電気的に接続された先端短絡電極と先端開放電極とを有する第1乃至第4の導体パターンとを備え、第1の並列共振線路が、第1の接地電極および第1の導体パターンにより構成され、第2乃至第4の並列共振線路が、第1乃至第4の導体パターンの各導体パターンにより構成され、第5の並列共振線路が、第2の接地電極および第4の導体パターンにより構成されていることにより、小型化が容易なフィルタ装置を提供することができる。また、第1および第4の導体パターンは、第2および第3の導体パターンと平面視で重なるように配置されており、かつ、第2および第3の導体パターンより幅が広いことから、特性劣化の原因となる浮遊容量を低減でき、高性能なフィルタ装置を提供することができる。
また、本発明のフィルタ装置は、第1の入出力端子と第2の入出力端子とをコンデンサを介して接続したフィルタを備えたことにより、第1および第2の入出力端子間を伝送される信号について、接続されたコンデンサにより位相を進ませることができる。したがって、通過帯域より高周波側の周波数において、位相を急激に変化させることができるため、通過帯域の高周波側のより近傍に第2の減衰極を設けることができるものとなる。このことから、広帯域化により通過帯域と高域側の第2の減衰極が近づいた(急峻度が増す)際に生じる、線路の特性インピーダンスの増加をより低減できるため、高インピーダンス化による厚みの増加をより効果的に低減し、更なる小型化が容易なフィルタ装置を提供することができる。
また、本発明のフィルタ装置は、第1乃至第5の並列共振線路の長さ、または、第1乃至第4の導体パターンの短絡端から開放端までの長さが、通過帯域の中心周波数の波長の1/2以下であることから、小型化が容易なフィルタおよびフィルタ装置を提供することができる。
本発明のフィルタ装置は、第1および第2の接地電極と第1乃至第4の導体パターンの短絡端とが、第1乃至第5の誘電体層内に形成された貫通導体または第1乃至第5の誘電体層の側面に形成された側面導体により電気的に接続されていることにより、積層された複数の誘電体層の内部に形成するフィルタ装置の設計自由度が向上するとともに、小型で高性能なフィルタ装置を提供することができる。
本発明のフィルタ装置について以下に詳細に説明する。図1は、本発明のフィルタ装置
を構成するフィルタの実施形態を示す回路構成図である。図2〜図4は図1のフィルタを積層構造で構成したフィルタ装置の実施形態の一例である。また、図5及び図6は図1のフィルタを積層構造で構成したフィルタ装置の他の実施形態の一例である。図2は実施形態の一例であるフィルタ装置の透視斜視図、図3は実施形態の一例であるフィルタ装置を平面視した(積層方向から見た)透視平面図、図4(a)は図3におけるa−a’線断面図、図4(b)は図3におけるb−b’線断面図である。図5は他の実施形態の一例であるフィルタ装置を平面視した(積層方向から見た)透視平面図、図6(a)は図4におけるa−a’線断面図、図6(b)は図4におけるb−b’線断面図である。
図1において、11〜15は第1〜第5の先端短絡線路、21〜25は第1〜第5の先端開放線路であり、第1の先端短絡線路11と第1の先端開放線路21とが並列に接続されて第1の並列共振線路A1が形成され、第2の先端短絡線路12と第2の先端開放線路22とが並列に接続されて第2の並列共振線路A2が形成され、第3の先端短絡線路13と第3の先端開放線路23とが並列に接続されて第3の並列共振線路A3が形成され、第4の先端短絡線路14と第4の先端開放線路24とが並列に接続されて第4の並列共振線路A4が形成され、第5の先端短絡線路15と第5の先端開放線路25とが並列に接続さ
れて第5の並列共振線路A5が形成されている。
1および2は第1および第2の入出力端子であり、3は基準電位が供給される基準ノードである。基準電位は、例えば、接地電位GND等である。
本発明のフィルタ装置を構成するフィルタは、第1の入出力端子1と基準ノード3との間に接続された第1の並列共振線路A1と、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間に直列接続された第2乃至第4の並列共振線路A2〜A4と、第2の入出力端子2と基準ノード3との間に接続された第5の並列共振線路A5とを備えている。そして、本発明のフィルタ装置を構成するフィルタは、伝送線路を介して外部回路に電気的に接続され、第1の入出力端子1、第2の入出力端子2から高周波信号が入出力される。
第1および第2の入出力端子1,2は、高周波信号の入力および出力の端子として用いられる場合と、入力若しくは出力のどちらかに用いられる場合とがある。第1および第2の入出力端子1,2が、入力若しくは出力のどちらかに用いられる場合は、例えば、第1の入出力端子1から高周波信号が入力されて、第2の入出力端子2から信号が出力される。
また、図2〜図4に示すように、31は第1の誘電体層、32は第1の誘電体層31の上に積層された第2の誘電体層、33は第2の誘電体層32の上に積層された第3の誘電体層、34は第3の誘電体層33の上に積層された第4の誘電体層、35は第4の誘電体層34の上に積層された第5の誘電体層である。41は第1の誘電体層31の下面に配された第1の接地電極、51ならびに61はそれぞれ第1および第2の誘電体層31,32の間に配された第1の先端短絡電極ならびに第1の先端開放電極、52ならびに62はそれぞれ第2および第3の誘電体層32,33の間に配された第2の先端短絡電極ならびに第2の先端開放電極、53ならびに63はそれぞれ第3および第4の誘電体層33,34の間に配された第3の先端短絡電極ならびに第3の先端開放電極、54ならびに64はそれぞれ第4および第5の誘電体層34,35の間に配された第4の先端短絡電極ならびに第4の先端開放電極、42は第5の誘電体層35の上面に配された第2の接地電極である。
第1の接地電極41、第2の接地電極42は本発明のフィルタ装置を構成するフィルタの基準ノード3に相当する。そして、第1〜第4の先端短絡電極51〜54の各先端は、ビア導体や側面導体などを介して第1および第2の接地電極41,42に電気的に接続されている。
また、第1の先端短絡電極51と第1の先端開放電極61との接続部には第1の入出力端子が接続され、第4の先端短絡電極54と第4の先端開放電極64との接続部には、第2の入出力端子が接続される。
そして、第1の先端短絡電極51と、第1の先端開放電極61が接続されて短絡端と開放端とを有する第1の導体パターン1が形成され、第2の先端短絡電極52と、第1の先端開放電極62が接続されて短絡端と開放端とを有する第2の導体パターン2が形成され、第3の先端短絡電極53と、第3の先端開放電極63が接続されて短絡端と開放端とを有する第3の導体パターン3が形成され、第4の先端短絡電極54と、第4の先端開放電極64が接続されて短絡端と開放端とを有する第4の導体パターン4が形成されている。
図1に示した第1の並列共振線路A1が、第1の接地電極41および第1の導体パターンM1により構成されており、第5の並列共振線路A5が、第2の接地電極42および第4の導体パターンM4により構成されている。また、図1に示した第2乃至第4の並列共振線路A2〜A4が、第1乃至第4の導体パターンM1〜M4の各導体パターンにより構成されている。詳細には、第2の並列共振線路A2が第1の導体パターンM1および第2の導体パターンM2により構成され、第3の並列共振線路A3が第2の導体パターンM2および第3の導体パターンM3により構成され、第4の並列共振線路A4が第3の導体パターンM3および第4の導体パターンM4により構成されている。
そして、第1の接地電極41および第1の先端短絡電極51は第1の誘電体層31を挟んで平面視で重なるように平行に配されて、第1の先端短絡線路11を構成し、第1および第2の先端短絡電極51,52は第2の誘電体層32を挟んで平面視で重なるように平行に配されて、第2の先端短絡線路12を構成し、第2および第3の先端短絡電極52,53は第3の誘電体層33を挟んで平面視で重なるように平行に配されて、第3の先端短絡線路13を構成し、第3および第4の先端短絡電極53,54は第4の誘電体層34を挟んで平面視で重なるように平行に配されて、第4の先端短絡線路14を構成し、第2の接地電極42および第4の先端短絡電極54は第5の誘電体層35を挟んで平面視で重なるように平行に配されて、第5の先端短絡線路15を構成している。
また、第1の接地電極41および第1の先端開放電極61は第1の誘電体層31を挟んで平面視で重なるように平行に配されて、第1の先端開放線路21を構成し、第1および第2の先端開放電極61,62は第2の誘電体層32を挟んで平面視で重なるように平行に配されて、第2の先端開放線路22を構成し、第2および第3の先端開放電極62,63は第3の誘電体層33を挟んで平面視で重なるように平行に配されて、第3の先端開放線路23を構成し、第3および第4の先端開放電極63,64は第4の誘電体層34を挟んで平面視で重なるように平行に配されて、第4の先端開放線路24を構成し、第2の接地電極42および第4の先端開放電極64は第5の誘電体層35を挟んで平面視で重なるように平行に配されて、第5の先端開放線路25を構成している。
図3では、第1〜第4の先端短絡電極51〜54と第1〜第4の先端開放電極61〜64についての構成を示すため、第1および第2の接地電極41,42を図示から省いている。
また、第1乃至第5の並列共振線路A1〜A5の長さ、または、第1乃至第4の導体パターンM1〜M4の短絡端から開放端までの長さが、通過帯域の中心周波数の波長の1/2以下としている。
さらには、第1および第4の導体パターンM1,M4は、第2および第3の導体パターンM2,M3と平面視で重なるように配置されており、かつ、第2および第3の導体パターンより幅が広くされている。
このような構成の本発明のフィルタ装置は、第1および第2の接地電極41,42と第1乃至第4の導体パターンM1〜M4の短絡端とが、第1乃至第5の誘電体層31〜34内に形成された貫通導体または第1乃至第5の誘電体層31〜34の側面に形成された側面導体(図示せず)を用いて構成することにより、3次元的な配線設計が可能となり、積層された複数の誘電体層の内部に形成するフィルタ装置の設計自由度が向上するので、小型で高性能なフィルタ装置となる。
他の実施形態の一例である図5と図6について説明する。先の実施形態の一例である図2と図3と比較してさらに誘電体層、接地電極、先端開放電極が積層方向にされている。
31’aと31’bは第1の誘電体層31を構成する誘電体層、35’aと35’bは第5の誘電体層35を構成する誘電体層、33’aと33’bと33’cは第3の誘電体層33を構成する誘電体層である。41’aと41’bは第1の接地電極41を構成する接地電極であり、42’aと42’bは第2の接地電極42を構成する接地電極である。62’aと62’bは第2の先端開放電極62を構成する先端開放電極であり、63’aと63’bは第3の先端開放電極63を構成する先端開放電極である。
第1の接地電極41を構成する接地電極41’a,41’bは、誘電体層31’aの内部に形成された貫通導体(図示せず)で接続されて、接地電極41’を成しており、第2の接地電極42を構成する接地電極42’a,42’bは誘電体層35’aの内部に形成された貫通導体(図示せず)で接続されて、接地電極42’を成している。また、第2の先端開放電極62を構成する先端開放電極62’a,62’bは、誘電体層33’aの内部に形成された貫通導体(図示せず)で接続されて、先端開放電極62’を成しており、第3の先端開放電極63を構成する先端開放電極63’a,63’bは誘電体層3
3’cの内部に形成された貫通導体(図示せず)で接続されて、先端開放電極63’を成している。
本発明のフィルタ装置は、このような構成により、積層された複数の誘電体層の内部に形成するフィルタ装置の設計自由度が向上するので、小型で高性能なフィルタ装置とすることができる。
本発明のフィルタ装置に用いる第1〜第5の誘電体層31〜35としては、例えば、アルミナセラミックス,ムライトセラミックス等のセラミックス材料やガラスセラミックス等の無機系材料、あるいは四ふっ化エチレン樹脂(ポリテトラフルオロエチレン;PTFE),四ふっ化エチレン−エチレン共重合樹脂(テトラフルオロエチレン−エチレン共重合樹脂;ETFE),四ふっ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂(テトラフルオロエチレン−パーフルテロアルキルビニルエーテル共重合樹脂;PFA)等のフッ素樹脂やガラスエポキシ樹脂,ポリイミド等の樹脂系材料等が用いられる。これらの材料による第1〜第3の誘電体層21〜23の形状や寸法(厚みや幅,長さ)は、使用される周波数や用途等に応じて設定される。
本発明のフィルタ装置における第1および第2の接地電極41,42、第1乃至第4の導体パターンM1〜M4、貫通導体は、高周波信号伝送用の金属材料の導体層、例えばCu層、Mo−Mnのメタライズ層上にNiメッキ層およびAuメッキ層を被着させたもの、Wのメタライズ層上にNiメッキ層およびAuメッキ層を被着させたもの、Cr−Cu合金層、Cr−Cu合金層上にNiメッキ層およびAuメッキ層を被着させたもの、Ta2N層上にNi−Cr合金層およびAuメッキ層を被着させたもの、Ti層上にPt層およびAuメッキ層を被着させたもの、またはNi−Cr合金層上にPt層およびAuメッキ層を被着させたもの等を用いて、厚膜印刷法あるいは各種の薄膜形成方法やメッキ法等により形成される。その厚みや幅も、伝送される高周波信号の周波数や用途等に応じて設定される。
本発明のフィルタ装置に用いる第1〜第5の誘電体層31〜35の形成にあたっては、例えば誘電体層がガラスセラミックスから成る場合であれば、まず誘電体層となるガラスセラミックスのグリーンシートを準備し、これに所定の打ち抜き加工を施して貫通導体となる貫通孔を形成した後、スクリーン印刷法によりCu等の導体ペーストを貫通孔に充填するとともに、所定の伝送線路パターンおよびその他の導体層のパターンを印刷塗布する。次に、850〜1000℃で焼成を行ない、最後に外表面に露出している導体層上にNiメッキおよびAuメッキを施す。
図7は、図1〜図6に示す構成の本発明のフィルタ装置のフィルタ特性の代表例を示したものである。図12は、図9〜図11に示す従来のフィルタにおいて得られるフィルタ特性を示したものである。
図7において横軸は通過帯域の中心周波数で規格化した周波数を、縦軸は挿入損失(単位:dB)を、f−1,f+1は低周波側及び高周波側の通過帯域の周波数を、f−∞,f+∞は低周波側及び高周波側の減衰極の周波数を、fw1は通過帯域幅を、fw∞は減衰極間の幅を表す。従来のフィルタ装置のフィルタ特性図である図12と比較して、広帯域な特性を有している。
また、本発明のフィルタ装置において、第1および第2の入出力端子1,2は、図13に示すように、コンデンサ26を介して接続されていることが好ましい。
第1の入出力端子1と第2の入出力端子2とをコンデンサ26にて接続したことにより、第1および第2の入出力端子1,2間を伝送される信号について、接続されたコンデンサ26により位相を進ませることができる。したがって、通過帯域より高周波側の周波数において、位相を急激に変化させることができるため、通過帯域の高周波側のより近傍に第2の減衰極を設けることができるものとなる。このことから、広帯域化により通過帯域と高域側の第2の減衰極が近づいた(急峻度が増す)際に生じる、線路の特性インピーダンスの増加をより低減できるため、高インピーダンス化による厚みの増加をより効果的に低減し、更なる小型化が容易なフィルタ装置を提供することができる。
第1および第2の入出力端子1,2をコンデンサ26にて接続したこのフィルタについて、その実施形態の一例を図13と図14に基づいて説明する。図13は、本発明のフィルタ装置を構成するフィルタの他の実施形態を示す回路構成図である。また、図13においては図1に示す回路構成図に対して、第1および第2の入出力端子1,2を接続するコンデンサ26が追加されており、入力された高周波信号はコンデンサ26を介しても出力される。
また、図14において、破線は図1に示す構成の本発明のフィルタ装置を構成するフィルタの他の実施の形態を示すフィルタ特性の例であり、実線は図13に示す破線で示したフィルタ特性を持つ図1に示す構成の本発明のフィルタ装置を構成するフィルタの他の実施の形態の回路構成に、第1および第2の入出力端子1,2をコンデンサ26で接続したフィルタ特性の例である。図14において横軸は周波数(単位:GHz)を、縦軸は挿入損失(単位:dB)を表す。図14より図13に示す本発明のフィルタ装置を構成するフィルタの他の実施の形態は、図1に示す本発明のフィルタ装置を構成するフィルタの実施の形態にくらべ、高域側の第2の減衰極をより通過帯域の近傍に設けることができていることがわかる。このことから、広帯域化により通過帯域と高域側の第2の減衰極が近づいた(急峻度が増す)際に生じる、線路の特性インピーダンスの増加をより低減でき、高インピーダンス化による厚みの増加を低減し、更なる小型化が容易なフィルタ装置を提供することができる。
上記図13のフィルタを有する本発明のフィルタ装置は、図1に示す構成の本発明のフィルタ装置の第1の入出力端子1と第2の入出力端子2とをコンデンサを介して接続することにより構成される。このようなコンデンサは、例えば図15に示すようにフィルタ装置を構成する誘電体層間に一対の電極73を形成して誘電体層を一対の電極73で挟み込むことによって内蔵コンデンサを形成し、この内蔵コンデンサの各電極を配線導体やビア導体などを介して第1および第2の入出力端子71,72にそれぞれ電気的に接続することにより、設けることができる。なお、コンデンサは誘電体層を利用した内蔵コンデンサでなくともよく、チップコンデンサをフィルタ装置の表面に設けたり、フィルタ装置に埋設したりしてもよい。
また、本発明のフィルタ装置は、上記構成において好ましくは、第1および第2の接地電極41,42と第1乃至第4の導体パターン1〜4の短絡端とが、第1乃至第5の誘電体層31〜34内に形成された貫通導体または第1乃至第5の誘電体層31〜34の側面に形成された側面導体により電気的に接続されていることを特徴とするものであり、これにより、積層された複数の誘電体層の内部に形成するフィルタ装置の設計自由度が向上するとともに、小型で高性能なフィルタ装置となる。
本発明のフィルタ装置を構成するフィルタの実施の形態を示す回路構成図である。 本発明のフィルタ装置の実施の形態の一例を示す透視斜視図である。 本発明のフィルタ装置の実施の形態の一例を示す透視平面図である。 図3に示す本発明のフィルタ装置の実施の形態の一例の断面図であり、(a)はa−a’線断面図、(b)はb−b’線断面図である。 本発明のフィルタ装置の他の実施の形態の一例を示す透視平面図である。 図5に示す本発明のフィルタ装置の実施の形態の一例の断面図であり、(a)はa−a’線断面図、(b)はb−b’線断面図である。 本発明のフィルタ装置における挿入損失の例を示す線図である。 接地された線路の特性インピーダンスZ0と線路幅Wと誘電体厚みhの比との関係図である。 従来のフィルタ装置の例を示す回路構成図である。 従来のフィルタ装置の例を示す透視平面図である。 図10に示す従来のフィルタ装置の例を示す断面図であり、(a)はa−a’線断面図、(b)はb−b’線断面図である。 従来のフィルタ装置における挿入損失の例を示す線図である。 本発明のフィルタ装置を構成するフィルタの他の実施の形態を示す回路構成図である。 図1および図13における挿入損失の例を示す線図である。 本発明のフィルタ装置の実施の形態の他の例を示す透視斜視図である。
符号の説明
1・・・・第1の入出力端子
2・・・・第2の入出力端子
3・・・・基準ノード
11・・・第1の先端短絡線路
12・・・第2の先端短絡線路
13・・・第3の先端短絡線路
14・・・第4の先端短絡線路
15・・・第5の先端短絡線路
21・・・第1の先端開放線路
22・・・第2の先端開放線路
23・・・第3の先端開放線路
24・・・第4の先端開放線路
25・・・第5の先端開放線路
26・・・コンデンサ
A1・・・第1の並列共振線路
A2・・・第2の並列共振線路
A3・・・第3の並列共振線路
A4・・・第4の並列共振線路
A5・・・第5の並列共振線路

Claims (4)

  1. 第1および第2の入出力端子と、基準電位が供給される基準ノードと、前記第1の入出力端子と前記基準ノードとの間に接続され、第1の先端短絡線路と第1の先端開放線路とが並列に接続されて形成された第1の並列共振線路と、前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子との間に直列接続され、第2乃至第4の先端短絡線路と第2乃至第4の先端開放線路とがそれぞれ並列に接続されて形成された第2乃至第4の並列共振線路と、前記第2の入出力端子と前記基準ノードとの間に接続され、第5の先端短絡線路と第5の先端開放線路とが並列に接続されて形成された第5の並列共振線路とを備えているフィルタを備えたフィルタ装置において、対向するように配置された第1および第2の接地電極と、前記第1および第2の接地電極間に積層された第1乃至第5の誘電体層と、該第1乃至第5の誘電体層の各層間に形成され、前記第1および第2の接地電極に電気的に接続された先端短絡電極と先端開放電極とを有する第1乃至第4の導体パターンとを備え、前記第1の並列共振線路が、前記第1の接地電極および前記第1の導体パターンにより構成され、前記第2乃至第4の並列共振線路が、前記第1乃至第4の導体パターンの各導体パターンにより構成され、前記第5の並列共振線路が、前記第2の接地電極および前記第4の導体パターンにより構成されており、前記第1および第4の導体パターンは、前記第2および第3の導体パターンと平面視で重なるように配置されており、かつ、前記第2および第3の導体パターンより幅が広いことを特徴とするフィルタ装置
  2. 前記第1の入出力端子と前記第2の入出力端子とをコンデンサを介して接続したフィルタを備えたことを特徴とする請求項1記載のフィルタ装置
  3. 前記第1乃至第4の導体パターンの短絡端から開放端までの長さが、通過帯域の中心周波数の波長の1/2以下であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のフィルタ装置。
  4. 前記第1および第2の接地電極と前記第1乃至第4の導体パターンの短絡端とが、前記第1乃至第5の誘電体層内に形成された貫通導体または前記第1乃至第5の誘電体層の側面に形成された側面導体により電気的に接続されていることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか記載のフィルタ装置。
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