JP4627595B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機等に代表される弾球遊技機に関し、さらに詳しくは、入賞装置内に遊技球が入り込んだことに基づいて遊技者に賞品球の還元を行うように構成された弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機は遊技領域内に複数の入賞装置を備えた遊技盤と、この遊技領域内に遊技球を発射する発射装置とを有して構成され、遊技領域内を遊技釘などに反射されながら落下移動する遊技球が入賞装置内に入ったとき(入賞したとき)に、これに対応して所定の数の賞品球を払い出し口から払い出し還元するようになっている。このように入賞装置内に遊技球が入賞したことに応じて賞品球を払い出す機構としては、入賞球の重量を利用した機械的な払い出し機構がかなり以前から知られていたが、現在では入賞装置への遊技球の入賞を検出する検出器を設け、この検出器からの電気検出信号を用いて電気的に払い出し機構の作動を制御するものが一般的である。
【0003】
このような入賞検出器を用いる場合、遊技盤上には複数の入賞装置が設けられて各入賞装置毎に入賞検出器が設けられており、これら各入賞検出器から検出信号の有無を検出して払い出し機構の作動を制御する遊技制御装置が必要である。このため、遊技制御装置は各入賞検出器からの検出信号をそれぞれ入力させる複数の入力ポートを備え、これら複数の入力ポートにおける入力信号を所定の割込間隔で読み込んで各入賞装置への遊技球の入賞の有無を検出するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようにして入賞球の有無を検出する場合、入賞した遊技球が入賞装置における入賞検出器を通過する速度に対して、この入賞検出器に繋がる入力ポートでの入力信号検出のための割込間隔が長すぎると、入賞球の検出が不正確となるという問題がある。
【0005】
入賞球の検出精度向上のためには割込間隔を短くすれば良いのであるが、遊技制御装置のCPU(中央演算処理ユニット)の演算処理負荷が大きくなりすぎるという問題がある。これについて簡単に説明する。遊技装置のCPUにおいては、複数の入賞装置における入賞球の検出に対して、賞品球の払い出し制御、遊技盤において入賞を知らせるランプ類の点灯制御および音声による入賞通知制御等といった種々の制御を演算処理する必要がある。これら入賞球の検出に対応して行う種々の制御をこの割込間隔内に行う必要があるが、入賞球の検出のための割込間隔を短くするとCPUの演算処理負荷が大きくなりすぎ、これら種々の制御のための演算処理が間に合わなくなるおそれがある。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みたもので、入賞球の検出精度を低下させることなくCPUの演算処理負荷を低減させることができるように構成された弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、本発明においては、遊技領域内に複数の入賞装置を備えた遊技盤と、遊技球を遊技領域内に発射する発射装置と、前記複数の入賞装置に対応して配設され、発射装置から発射されて遊技領域内を移動する遊技球が入賞装置内に入り込んで入賞したときに入賞装置内への遊技球の入賞を検出する複数の入賞検出器と、これら複数の入賞検出器に接続され、各入賞検出器からの検出信号を受けて遊技盤上における遊技全般を制御する遊技制御装置とを備えて弾球遊技機が構成される。遊技球の前記入賞装置内での移動速度により、前記入賞検出器に対応する前記入力信号の長さが決定され、そして、遊技制御装置は、前記複数の入賞検出器からの信号をそれぞれ入力させる複数の入力ポートを備え、これら複数の入力ポートにおける入力信号を所定の割込間隔で読み込んで入賞装置内への遊技球の入賞を検出するように構成され、この割込間隔が入力ポート毎に入力信号の長さに対応して設定される。
【0008】
発射装置から発射されて遊技盤上を移動する遊技球の移動速度は遊技領域の位置に応じて変化するため、各入賞装置に入り込むときの遊技球の移動速度も各入賞装置毎に相違する。このため、上記の本発明において、入賞装置毎にそこに遊技球が入賞するときの移動速度に対応した適切な割込間隔で入賞球の検出することにより、入賞球の検出精度を低下させることなく、CPUの処理負担を低減させることができる。
【0009】
なお、入賞装置としては入賞球を遊技盤の裏側に導いて検出するものや、遊技盤上において上方に開口した入賞入口と下方に開口した入賞出口とを有して上下に貫通する入賞空間を備えた球通過式の入賞装置等があるが、本発明は球通過式の入賞装置に適用するのに適しており、この場合、入賞検出器は入賞空間を通過する遊技球を検出するように構成される。
【0010】
このような球通過式の入賞装置の場合には、この入賞装置を通過した遊技球がそのまま遊技盤上を移動して別の入賞装置に入賞する可能性があり、遊技者にとって入賞の楽しみが増える遊技機、すなわち遊技性の高い遊技機となる。このようなことに鑑みれば、遊技盤上に配設された全ての入賞装置を球通過式の入賞装置から構成しても良く、このように全ての入賞装置を球通過式とすれば、遊技盤の後側に入賞球を導いてこれを検出する機構が不要となり、遊技盤の裏機構が簡単になる。
【0011】
ここで、一般的に弾球遊技機において遊技盤は立設配置され、発射装置から発射された遊技球は遊技盤前面の遊技領域内を上方から下方に落下移動するように構成されており、遊技球の移動速度は遊技領域の上側において遅く下側において速くなる。このため、遊技盤の上側に配置された入賞装置に繋がる入力ポートにおける割込間隔を、遊技盤の下側に配置された入賞装置に繋がる入力ポートにおける割込間隔より長く設定するのが好ましい。
【0012】
また、遊技制御装置は、入賞検出器により各入賞装置内への遊技球の入賞を検出したことを報知する報知手段を有して構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1に本発明に係る弾球遊技機の代表的実施形態として、パチンコ機を示している。このパチンコ機は、機枠又は機体として所定の外郭方形枠サイズに構成された固定保持用の外枠1の前側に、これに合わせた方形枠サイズに構成された前枠2が、互いの正面左側上下部に配設された開閉連結支持機構3a,3b及び正面右側内部に配設された施錠装置4を利用して、開閉(片持ち横開き)及び着脱が可能に組付けられて閉鎖状態に保持される。
【0014】
そしてこの前枠2の各部に必要な遊技構成部材として、前枠2の前側面域に合わせた方形枠サイズの開閉自在なガラス扉(ガラス窓ともいう)5、上、下の球皿7a,7b及び打球発射ハンドル8等が夫々装備される。さらに、パチンコゲームを展開し得る遊技盤10が、前枠2の収容面域に対して水平姿勢・位置の縦向きで、前枠2と一体に構成された内枠(図示せず)により着脱交換可能にセット保持されて、前面の遊技領域11を前記ガラス扉5の正面に臨ませている。遊技盤10の前面はガラス扉5によって覆われ、ガラス扉5の矩形状開口部に取り付けられた透明ガラス板5aとの間に位置して遊技盤10の前面に遊技領域11が形成されている。また、前枠2の裏側に球貯留装置、賞球払い出し装置、遊技制御装置等からなる裏機構が装備されている。
【0015】
遊技盤10の前面には、外レール14,内レール15およびファウル止め部材16が図示のように設けられており、内レール15に囲まれて遊技領域11が形成される。外レール14は、遊技盤10の下部において前枠2に設けられた図示されない打球発射装置に延びており、遊技者による発射ハンドル8の操作に応じて打球発射装置から発射される遊技球を外レール14により案内して遊技領域11内に導く。このようにして遊技球が外レール14から遊技領域11内に入り込む位置に、可撓性を有する薄い板材からなるファウル止め部材16が設けられている。打球発射装置から発射されて外レール14上を案内されて移動する遊技球はファウル止め部材16を撓ませて遊技領域11内に入り込むが、一旦遊技領域11内に入り込んだ遊技球はファウル止め部材11により阻止されて外レール14の方に戻ることがないように構成されている。
【0016】
遊技盤10の前面構成を図2に詳しく示している。この図からも分かるように、内レール15に囲まれた遊技領域11内においては、上部に位置する小入賞装置21,22,23と、下部に位置する小入賞装置24,25,26,27、チューリップ型入賞装置28および大入賞装置29とからなる複数の入賞装置が設けられている。さらに、遊技領域11のほぼ中央に位置して液晶表示を行う表示装置30が遊技盤10の上に設けられている。遊技領域11の下端に位置して球排出口31も遊技盤10に形成されており、遊技領域11内を落下移動した遊技球は全てこの球排出口31から遊技盤10の裏面側に排出される。
【0017】
なお、図示していないが、遊技領域11内に発射された遊技球が落下するときに遊技球の落下経路を多様に変化させるため、多数の遊技釘が遊技盤10に打設されている。さらに、風車32a,32a,32b,32b、左右ランプ飾り33,33、中央ランプ飾り34等が図示のように遊技盤10の前面に設けられている。
【0018】
以上のように構成されパチンコ機において、遊技領域11内に設けられた複数の入賞装置、すなわち、上部小入賞装置21,22,23、下部小入賞装置24,25,26,27、チューリップ型入賞装置28および大入賞装置29は全て通過型構成となっている。すなわち、それぞれ上側に開口した入賞入口および下側に開口した入賞出口を有して上下に貫通形成された入賞空間を備えて各入賞装置が構成されている。
【0019】
これら入賞装置にはそれぞれ入賞空間を通過する入賞球の有無を検出する磁気センサ、光センサ等からなる入賞検出器が設けられており、これら入賞検出器により入賞検出に基づいて遊技制御装置により種々の制御が行われる。この遊技制御装置の構成を、図3を参照して説明する。
【0020】
遊技制御装置は、CPU(中央演算処理ユニット)51、ROM52、RAM53、クロック発生回路54、リセット回路55、割込回路56、第1および第2入力ポート57a,57b、第1〜第3出力ポート58a〜58c等を有する制御基盤50を備えて構成される。CPU51としては、ここでは8ビットCPUが用いられる。ROM52として64kビットメモリのものが用いられ、遊技制御用のプログラムが記憶されている。RAM53としては512ビットメモリのものが用いられ、遊技制御実行上で必要なデータがRAM53に一時的に保存される。
【0021】
クロック発生回路54は、水晶発振器、コンデンサ、抵抗器、分周器などから構成され、CPU51の基準動作クロック信号を発生されるものであり、本例では約4.096MHzのクロック信号を発生させている。リセット回路55は、クロック発生回路54により発生した基準動作クロック信号を分周した所定のパルス信号をCPU51のリセット端子に入力させるものである。本例では、基準動作クロック信号を分周し、約4ms間隔でリセットパルスをCPU51のリセット端子に入力している。割込回路56は、基準動作クロック信号を分周した所定の割込信号をCPU51のINT(割込)端子に入力させるものである。本例では、基準動作クロック信号を分周した約2ms間隔で発生する第1割込信号と、約1ms間隔で発生する第2割込信号を発生させ、これら割込信号に基づいてそれぞれ対応する割込フラグ(第1および第2割込フラグ)をオンさせる。
【0022】
一方、遊技領域11内に設けられた通過型の入賞装置、すなわち、上部小入賞装置21,22,23、下部小入賞装置24,25,26,27、チューリップ型入賞装置28および大入賞装置29には、それぞれ入賞空間を通過する入賞球の有無を検出する磁気センサ、光センサ等からなる入賞検出器21a〜29aが設けられている。これらのうち、遊技領域11の上側に位置する上部小入賞装置21,22,23にそれぞれ設けられた入賞検出器21a,22a,23aは、第1入力ポート57aに繋がる。また、遊技領域の下側に位置する下部小入賞装置24,25,26,27、チューリップ型入賞装置28および大入賞装置29にそれぞれ設けられた入賞検出器24a〜29aは、第2入力ポート57bに繋がる。これら第1および第2入力ポート57a,57bはともにバッファなどから構成され、所定の割込信号に基づいて入賞検出器21a〜29aからの入力信号をCPU51のデータバスに接続する。
【0023】
第1〜第3出力ポート58a,58b,58cはDQフリップフロップ等から構成され、賞球払い出し制御装置61,ランプ点灯制御装置62およびスピーカ(音声出力)制御装置63等に対するCPU51からの制御信号を出力する。このようにCPU51から制御信号を出力する場合、対応する出力ポートのアドレス信号を出力し、アドレスデコード回路(図示せず)を経て各出力に対応した出力許可信号および制御データを各出力ポートへ出力する。
【0024】
以上の構成の遊技制御装置による制御内容を、図4〜図6のフローチャートを参照しながら具体的に説明する。この遊技制御装置において、割込回路56から上記第1割込信号(2ms間隔)をCPU51が受けると(ステップS1)、ステップS10に進み割込1処理を行う。なお、第1割込信号を受けないときにはステップS2に進み、第2割込信号をチェックする。
【0025】
この割込1処理(ステップS10)の内容を図5に示しており、まずステップS11において以下の処理がなされる。上記のように第1割込信号を受けたCPU51は第1入力ポート57aに対応するアドレス信号を出力し、アドレスデコード回路(図示せず)を経てこの第1入力ポート57aの入力許可信号端子に入力許可信号を入力する。第1入力ポート57aは、この入力許可信号の入力があると、ここに繋がる入検出器21a,22a,23aからの検出信号をCPU51に入力させる。
【0026】
上部小入賞装置21,22,23のいずれかに遊技球が入賞してその入賞空間を通過したときにおける対応する入賞検出器21a,22a,23aの検出信号を図7(A)に示している。この図において横軸が時間を示し、L線が遊技球未検出状態で、H線が遊技球検出状態を示す。さらに、矢印で示す縦線が、上述した第1割込信号のタイミング、すなわち入力許可信号の出されるタイミングを示し、このタイミングで入賞検出器の検出信号が読みとられる。上部小入賞装置21,22,23に入賞する遊技球は遊技領域11内に打ち出されたばかりの状態なのでその落下速度は比較的遅く、図示のように、比較的長いH状態が続き、約2msという比較的長い間隔の第1割込信号によっても遊技球の入賞の有無を確実に検出可能である。また、このように長い間隔の割込信号を用いることにより、CPU51の演算処理負荷を小さくすることができる。そして、このように読みとられた検出信号に基づいて入賞装置への遊技球の有無を判断する判定処理がなされる(ステップS12)。
【0027】
なお、入賞検出器21a,22a,23aはチャタリング等により瞬間的なH信号となるノイズ信号(図7(A)にHeで示す信号)を出力することがあり、ステップS12において、このHe信号の検出により入賞判断を行ったのでは、実際に遊技球の入賞がないのに入賞したと誤った判断をすることになる。このため、ステップS12においては、上記第1割込信号に基づいて入賞検出器からの入賞検出信号を受けたCPU51は、H信号を連続してすなわち続けて2回以上受けたときに初めて入賞したと判断するようにしている。
【0028】
以上のようにして割込1処理(ステップS10)がなされると、次にステップS2に進み、第2割込信号の有無を判断する。なお、ステップS1において第1割込信号がないと判断されたときも同様にステップS2に進み、第2割込信号の有無を判断する。このときに、割込回路56から第2割込信号(1ms間隔)を受けると、ステップS20に進み、割込2処理がなされる。
【0029】
この割込2処理の内容を図6に示しており、まずステップS21において次の処理がなされる。第2割込信号を受けたCPU51は第2入力ポート57bに対応するアドレス信号を出力し、アドレスデコード回路(図示せず)を経てこの第2入力ポート57bの入力許可信号端子に入力許可信号を入力する。第2入力ポート57bは、この入力許可信号の入力があると、ここに繋がる入検出器24a〜29aの検出信号をCPU51に入力させる。
【0030】
これら入検出器24a〜29aが配設された遊技領域の下側に位置する下部小入賞装置24,25,26,27、チューリップ型入賞装置28および大入賞装置29のいずれかに遊技球が入賞してその入賞空間を通過したときにおける対応する入賞検出器24a〜29aの検出信号を図7(B)に示している。この場合は矢印で示す縦線を図7(A)の矢印で示す縦線と比較すれば分かるように、第2割込信号の間隔に対応する短い間隔(1ms)で入力許可信号が出され、この短いタイミングで入賞検出器24a〜29aの検出信号が読みとられる。
【0031】
このように遊技領域の下側に位置する入賞装置には、遊技領域の上部から落下してその移動速度が速くなった遊技球が入賞するため、図示のように、短い時間のH状態となる。このため、約1msという短い間隔の第2割込信号を用いることにより遊技球の入賞の有無を確実に検出可能としている。そして、このように読みとられた検出信号に基づいて入賞装置への遊技球の有無を判断する判定処理がなされる(ステップS22)。
【0032】
なお、この場合にも、入賞検出器24a〜29aはチャタリング等により瞬間的なH信号となるノイズ信号を出力することがあるので、ステップS22における判定処理でも、上記第2割込信号に基づいて入賞検出器からの入賞検出信号を受けたCPU51は、H信号を連続してすなわち続けて2回以上受けたときに初めて入賞したと判断するようにしている。
【0033】
以上のようにして、ステップS1およびステップS2により入賞判定が行われた後、ステップS3に進み、入賞が判定されたときには、これに対応する各種出力処理が行われる。具体的には、CPU51から第1〜第3出力ポート58a,58b,58cに出力制御許可信号を出力するとともにこれら各出力ポートを介して賞球払い出し制御装置61,ランプ点灯制御装置62およびスピーカ(音声出力)制御装置63等に制御信号を出力する。これにより、賞球払い出し装置を作動させて賞球の払い出しがなされ、ランプ飾り33,34等のランプを点灯させるとともにスピーカから賞球を知らせる音声を出力させる。
【0034】
なお、上記実施形態においてCPU51を8ビットCPUを用いているため、一度に8カ所の入検出器における入賞検出信号の読み込みしかできない。このため上記実施形態におけるように、合計9カ所にそれぞれ入検出器21a〜29aが設けられている場合には、8ビットCPUではこれら全てに対して同時に入賞検出信号の読み込みができない。しかしながら、上記実施形態におけるように、割込タイミングを異ならせて割込1処理および割込2処理とすることにより、8ビットCPUをそのまま用いて制御処理することが可能である。
【0035】
また、上記実施形態においては全ての入賞装置21〜29を球通過型構成としているが、本発明にかかる弾球遊技機はこのような構成に限られるものではなく、一部もしくは全ての入賞装置を入賞球を基板裏側に導いて賞球払い出し処理を行う従来から良く知られているタイプの入賞装置から構成しても良い。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、弾球遊技機において、遊技盤の入賞装置内への遊技球の入賞を検出する複数の入賞検出器からの検出信号を受けて遊技盤上における遊技全般を制御する遊技制御装置を、各入賞検出器からの信号をそれぞれ入力させる複数の入力ポートを備え、これら複数の入力ポートにおける入力信号を所定の割込間隔で読み込んで入賞装置内への遊技球の入賞を検出するように構成し、この割込間隔を複数の入力ポート毎に各入賞装置に対応して設定しているので、入賞装置毎に遊技球が入賞するときの移動速度に対応した適切な割込間隔で入賞球を検出するように設定でき、これににより、入賞球の検出精度を低下させることなく、CPUの処理負担を低減させることができる。
【0037】
なお、本発明は球通過式の入賞装置に適用するのに適しており、この場合、入賞検出器は入賞空間を通過する遊技球を検出するように構成される。このような球通過式の入賞装置の場合には、この入賞装置を通過した遊技球がそのまま遊技盤上を移動して別の入賞装置に入賞する可能性があり、遊技者にとって入賞の楽しみが増える遊技機を提供することができる。本発明においては、遊技盤上に配設された全ての入賞装置を球通過式の入賞装置から構成しても良く、このように全ての入賞装置を球通過式とすれば、遊技盤の後側に入賞球を導いてこれを検出する機構が不要となり、遊技盤の裏機構が簡単になる。
【0038】
弾球遊技機において遊技盤は立設配置され、発射装置から発射された遊技球は遊技盤前面の遊技領域内を上方から下方に落下移動するように構成されており、遊技球の移動速度は遊技領域の上側において遅く下側において速くなるため、遊技盤の上側に配置された入賞装置に繋がる入力ポートにおける割込間隔を、遊技盤の下側に配置された入賞装置に繋がる入力ポートにおける割込間隔より長く設定するのが好ましい。
【0039】
また、遊技制御装置は、入賞検出器により各入賞装置内への遊技球の入賞を検出したことを報知する報知手段を有して構成される。これにより、入賞検出がなされたときには、遊技者に音声およびランプ表示等のような報知手段により確実に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾球遊技機を代表する例としてのパチンコ機を示す正面図である。
【図2】このパチンコ機の遊技盤部分を拡大して詳しく示す正面図である。
【図3】上記パチンコ機の遊技制御装置構成を示すブロック図である。
【図4】上記遊技制御装置による制御内容を示すフローチャートである。
【図5】上記遊技制御装置による制御内容を示すフローチャートである。
【図6】上記遊技制御装置による制御内容を示すフローチャートである。
【図7】入賞検出器による検出信号を示すグラフである。
【符号の説明】
1 外枠
2 前枠
10 遊技盤
11 遊技領域
14 外レール
15 内レール
16 ファウル止め部材
21,22,23 上部小入賞装置
24,25,26,27 下部小入賞装置
28 チューリップ型入賞装置
29 大入賞装置
21a〜29a 入賞検出器
30 表示装置
31 球排出口
32a,32b 風車
33,34 ランプ飾り
50 制御基盤
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 クロック発生回路
55 リセット回路
56 割込回路
57a,57b 第1および第2入力ポート
58a,58b,58c 第1〜第3出力ポート
61 賞球払い出し制御装置
62 ランプ点灯制御装置
63 スピーカ制御装置

Claims (4)

  1. 遊技領域内に複数の入賞装置を備えた遊技盤と、
    遊技球を前記遊技領域内に発射する発射装置と、
    前記複数の入賞装置に対応して配設され、前記発射装置から発射されて前記遊技領域内を移動する遊技球が前記入賞装置内に入り込んで入賞したときに前記入賞装置内への遊技球の入賞を検出する複数の入賞検出器と、
    前記複数の入賞検出器に接続され、前記複数の入賞検出器からの検出信号を受けて前記遊技盤上における遊技全般を制御する遊技制御装置とを備えた弾球遊技機において、
    前記遊技制御装置は、前記複数の入賞検出器からの信号をそれぞれ入力させる複数の入力ポートを備え、前記複数の入力ポートにおける入力信号を所定の割込間隔で読み込んで前記入賞装置内への遊技球の入賞を検出するように構成され、
    前記遊技球の前記入賞装置内での移動速度により、前記入賞検出器に対応する前記入力信号の長さが決定され、
    前記割込間隔が前記入力ポート毎に前記入力信号の長さに対応して設定されていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技盤上に配設された全ての前記入賞装置が、前記遊技盤上において上方に開口した入賞入口と下方に開口した入賞出口とを有して上下に貫通する入賞空間を備えた球通過式の入賞装置から構成され、前記入賞検出器は前記入賞空間を通過する遊技球を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記遊技盤の上側に配置された前記入賞装置に繋がる前記入力ポートにおける前記割込間隔が、前記遊技盤の下側に配置された前記入賞装置に繋がる前記入力ポートにおける前記割込間隔より長く設定されていることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記遊技制御装置は、前記入賞装置内への遊技球の入賞を検出したことを報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の弾球遊技機。
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