JP4626787B2 - 携帯端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御対象機器の遠隔的な制御に関し、特にテレビやラジオなどの放送受信装置およびその録音装置、録画装置等を含むAV(オーディオ・ビジュアル)機器を代表とする制御対象機器の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭内では、TVやラジオ、ビデオ等のAV機器を、直接機器に触ることによって操作したり、少なくとも見通し範囲内でリモコン(リモートコントローラ)等を使って操作していた。
【0003】
現在、携帯電話等の携帯端末装置を用いてインターネットに接続し、任意の外出場所で種々の情報を取得できるようになってきている。例えば、通勤や通学途上の電車の中等で、従来、新聞や雑誌で放送番組をチェックしていたのが、最近では携帯電話等からインターネットを利用して番組情報を見ることができるようになってきている。ユーザは番組情報に基づいてどの番組を見たいかを頭の中で決定し、帰宅時にテレビをONしてその番組を見ることができる。
【0004】
しかし、ユーザは帰宅時に、見たい番組があったことを忘れている場合がある。あるいは、覚えていてもその時刻までに帰宅できない場合もある。また、翌日以降に放送される番組で見逃せないものについては、帰宅してビデオ録画装置の電源を入れて、チャンネルと時間を設定して録画予約の設定を行う必要があり、この操作も煩雑であり、かつ帰宅時に予約動作を行うことを失念する場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題に対して、特開2000-67488号公報は、外出先などにおいて携帯端末装置で通信網を介して番組情報を取得するだけでなく、携帯端末装置からビデオ録画予約装置にアクセスして録画予約を行う方法および装置を開示している。この方法および装置によれば、ユーザは外出時に見たい番組を確認するとともに、その時点で録画の予約を行うことが可能となる。したがって、番組開始時刻までに帰宅できなくても、また、番組のことを忘れていても、一旦予約設定した後は自動的にその番組を録画することができる。
【0006】
ところで、外出時に録画予約した後、その予約した番組の開始に間に合う時刻に帰宅できる場合もある。このような場合にその番組を直接視聴することにより録画を行う必要がなくなる場合もある。また、そのような時刻に帰宅できていても番組視聴を忘れていた場合には、録画はされるが、気が付いていれば録画せずに番組を直接視聴したかったというような場合もありうる。
【0007】
さらには、放送番組のように特定の時刻を予約するのではなく、帰宅時に特定の制御対象機器を制御することを自動的に行いたい場合もある。
【0008】
本発明は、このような背景において、ユーザが外出先で制御対象機器の制御予約を行うとともに、帰宅したか否かに応じてその制御予約の実行処理の有無や内容を決定することができる制御対象機器の制御予約方法および携帯端末装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による携帯端末装置は、携帯端末装置の現在の位置を検出する位置検出手段と、制御対象機器に対する制御予約情報を一時的に保存する情報保存手段と、近距離範囲内に位置する制御対象機器との間で無線通信を行う近距離無線通信手段と、前記位置検出手段により携帯端末装置の現在位置が予め登録した位置範囲に入ったとき、または、入った後、前記制御予約情報に従って前記近距離無線通信手段により前記制御対象機器の制御を行う制御手段とを備え、前記制御予約情報で予約された日時の到来時より前に前記携帯端末装置の現在位置が前記予め登録した位置範囲内に入ったとき、前記制御手段は、前記近距離無線通信手段により前記制御予約情報を前記制御対象機器へ転送することを特徴とする。
【0010】
制御手段による制御の態様としては、次のような種々のものが考えられる。
(1)前記制御予約情報で予約された日時の到来時に前記携帯端末装置の現在位置が前記予め登録した位置範囲内に入っていたとき、前記制御手段は、前記近距離無線通信手段により前記制御予約情報に従って前記制御対象機器の制御を行う。
(2)通信網を介して通信を行う通信手段を備え、前記制御予約情報で予約された日時の到来時に前記携帯端末装置の現在位置が前記予め登録した位置範囲内に入っていなかったとき、前記通信手段により前記通信網を介して前記制御予約情報に従って前記制御対象機器を制御する。
(3)インターネットまたはデータ放送を経由して取得することができる制御予約のための情報は放送番組の番組表データであり、前記制御対象機器は、番組受信装置および/または記録装置を含むAV記録装置であり、その制御は前記AV記録動作の制御である場合、前記制御手段は、予約日時の到来時に前記携帯端末装置の現在位置が予め登録した位置範囲内に入っている場合、前記番組受信装置および/または記録装置をONするか否かをユーザに確認することができる。あるいは、前記制御手段は、予約日時の到来後、予約時間範囲内に前記携帯端末装置の現在位置が予め登録した位置範囲内に入ったとき、前記番組受信装置および/または記録装置をONするか否かをユーザに確認することができる。
【0011】
なお、制御予約時に通信手段により予約サーバに対して、制御予約情報を送信し、予約サーバにより、制御予約情報で予約された日時の到来時に携帯端末装置の現在位置が予め登録した位置範囲内に入っておらず、かつ、携帯端末装置が通信網を介して制御対象機器と通信可能な状態にない場合、送信した制御予約情報に従って制御対象機器を制御させるようにしてもよい。
【0012】
好ましくは前記制御予約情報にはその設定時にタイムスタンプが付加され、前記制御対象機器の制御において複数の制御予約情報の内容が互いに衝突する場合にはタイムスタンプの新しい方が優先されるようにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る機器予約制御システムの概略構成を示す略線図である。このシステムは、主として、電子番組表データを提供するインターネット15上の番組サーバ200、この番組サーバ200から、インターネット15経由で交換局13および最寄りの基地局11を含む通信網を介してテレビの電子番組表データを取得するデータ通信機能付きの携帯端末装置(以下、単に携帯端末という)100、およびこの携帯端末100の所有者(ユーザ)の自宅500内のAV機器300からなる。図示しないが、AV機器300以外の他の機器をも制御対象としてもよい。本実施の形態では携帯端末の一例として携帯電話機を想定しているが、通信機能を内蔵または装備できるPDA(Personal Digital Assistant)等、任意の携帯型の端末装置に対して本発明を適用することができる。携帯端末100は、現在位置検出手段としてのGPS(Global Positioning System)機能を備えている。AV機器300は、ここでは、アンテナ301により地上波または衛星波を受信するテレビ受像機(番組受信装置)および録画装置(記録装置)からなる。このAV機器300と携帯端末100とは、ブルートゥース(Bluetooth:商標)等の相互に近距離無線通信を行うための手段を備えており、これにより携帯端末100からAV機器300を直接的に制御することができる。ここで、近距離とは例えば数mないし10m前後を想定している。近距離無線通信を行うための手段としては、障害物による通信阻害がないブルートゥース等の電波による通信が好ましいが、赤外線を利用することを排除するものではない。但し、赤外線を利用する場合には、自動操作時にアラーム等を発生してユーザの援助を要する場合がありうる。
【0015】
携帯端末100のユーザは、外出先で任意の時点に番組サーバ200にアクセスして、電子番組表データを受信し、所望のテレビ番組を確認して、その録画予約情報(本発明における制御予約情報の一種)を携帯端末100内に保存しておく。特定の番組の録画予約情報は、少なくとも番組を特定するための情報からなり、例えば、放送チャンネル、開始時刻、終了時刻、および、予約時(予約行為を行った時点)のタイムスタンプを含む。ユーザが帰宅すると、携帯端末100の位置検出手段によりそのことが自動的に検出され、携帯端末100は、近距離無線通信により録画予約情報に応じてAV機器の制御を行う。その具体的な制御態様については、後に詳述する。
【0016】
図2に、携帯端末100の概略構成を表したブロック図を示す。携帯端末100は、制御手段としての制御回路107を中心として、これによりそれぞれ制御される携帯端末通信回路105、位置検出装置(GPS)106、ブルートゥース通信回路108、制御スケジュール記録装置110、キー入力処理回路112、LCD信号処理回路115を備えている。携帯端末通信回路105は、アンテナ101に接続され、音声およびデータ通信に関する処理を行う。位置検出装置106はGPS用の衛星からの電波受信のためのアンテナ102に接続され、必要時に携帯端末100の現在の位置をチェックする。ブルートゥース通信回路108は、近距離無線通信のためのアンテナ103に接続され、AV機器300との間の通信、特に、携帯端末100からAV機器300への制御信号の送信に利用される。キー入力処理回路112は、制御回路107の制御下で、携帯端末100の各種入力操作のためのキーを含むキー入力部113からのキー入力操作を処理する。LCD信号処理回路115は、制御回路107からの表示信号制御信号に従って、液晶ディスプレイ(LCD)116の表示制御を行う。制御スケジュール記録装置110は、好ましくは不揮発性のメモリを含み、ユーザが電子番組表データのなかから選択した番組の制御予約情報を格納しておくためのものである。なお、現在の日時情報は制御回路107内で更新・管理されている。
【0017】
図3は、AV機器300の概略構成を表したブロック図である。AV機器300は、制御回路305を中心として、これによりそれぞれ制御されるTV放送受信回路303、映像信号記録装置316、映像信号表示装置312、ネットワーク接続処理回路309、制御スケジュール記録装置308、およびブルートゥース通信回路307を備える。TV放送受信回路303は、前述のようにアンテナ301に接続され、地上波または衛星波を受信する回路である。映像信号記録装置316は、ビデオテープやハードディスク等の記録媒体に映像信号を記録する、いわゆる「ビデオ」側に相当する。映像信号表示装置312は、CRT(Cathod Ray Tube)、LCD等の表示装置であり、いわゆる「テレビ」側に相当する。特に図示しないが、音声信号の記録および再生も行われる。ネットワーク接続処理回路309は、インターネットなどの通信網への接続を行うための回路である。この回路309は、本実施の形態においては必須ではないが、後述する他の実施の形態において利用するものであり、便宜上、本図に示してある。制御スケジュール記録装置308は、携帯端末100における制御スケジュール記録装置110と類似の機能を有するが、本機器は携帯用ではないので具体的な記録デバイスとしては同じである必要はない。この制御スケジュール記録装置308は、既存のVCR(Video Cassette Recorder)に内蔵の録画予約情報の記録装置と基本的には同じである。ブルートゥース通信回路307は、アンテナ302と接続され、前述した携帯端末100側のブルートゥース通信回路108との間で近距離無線通信を行うための回路である。現在の日時情報は制御回路305内で更新・管理されている。なお、この例ではテレビとビデオでTV放送受信回路303を共用している形として示しているが、TV放送受信回路303内にはテレビ用とビデオ用の別々のチューナーが内蔵されていることが好ましい。また、テレビとビデオで一つのブルートゥース通信回路307を共用する形となっているが、別々に用意してもよい。
【0018】
図4は、前述した携帯端末100側の制御スケジュール記録装置110と、AV機器300側の制御スケジュール記録装置(情報保存手段)308に保存される制御予約情報の具体的な内容例を模式的に表した制御予約情報テーブル400を示す。本実施の形態では、両制御スケジュール記録装置に保存される内容は重複しない。すなわち、携帯端末100側の制御スケジュール記録装置110には、携帯端末100の操作により入力された制御予約情報が保存され、AV機器300側の制御スケジュール記録装置308にはAV機器300での操作により入力された制御予約情報が保存される。
【0019】
この例では、制御予約情報の各レコード(テーブル400の1行分)は、入力の順に付与されるシリアル番号、番組の選択入力が行われた日時(タイムスタンプ)、番組識別情報(番組ID)、開始日時、終了日時、放送チャンネル、変更内容(延長の有無等)、番組タイトル、番組内容、キャスト、画質/音質の各項目からなる。この制御予約情報は、逐次監視され、現在時刻が開始日時に達したときには、後述するような所定の処理が実行される。利用が終了したレコードは自動的に消去または無効化される。制御スケジュール記録装置110、308の各々の内部では、互いに衝突する(日時が重複する)予約は調整することができるが、両者の間では衝突する予約が設定されることはありうる。図4の例では説明の便宜上、1つのテーブル400に互いに衝突する予約が重複した例を示してある。
【0020】
次に、図5および図6により、本実施の形態におけるそれぞれ携帯端末100での予約処理および予約監視実行処理の具体的な処理手順の例について説明する。これらの処理は、制御回路107(図2)により実行される。
【0021】
図5の予約処理(1)は、ユーザによる操作に応じて実行される。まず、携帯端末100は、ユーザによるキー操作部113の操作に応じて、携帯端末通信回路105を介してインターネットに接続するとともに番組サーバ200にアクセスしてテレビ電子番組表を取得し、LCD116上に表示する(S11)。ついで、ユーザにより特定のテレビ番組が選択されるのを受け付ける(S12)。この選択されたテレビ番組の開始日時から終了日時までの間の時間が、制御スケジュール記録装置110に既保存のレコードの当該時間と部分的にでも重複する(衝突する)場合には(S13,Yes)、例えば、衝突する既予約情報を消去してもよいか、ユーザの確認をとる(S14)。消去OKでなければ、この処理を終了する。あるいは、ステップS12に戻って再度別の番組の選択を受け付けるようにしてもよい。消去OKであれば(S15,Yes)、当該衝突する既予約情報を消去し(S16)、新たな予約情報のレコードを保存する(S17)。ステップS13で衝突する予約が存在しない場合には、そのままステップS17へ進み、その新たな予約情報のレコードを保存する。
【0022】
このようにして携帯端末100の制御スケジュール記録装置110には互いに衝突することのない制御予約情報のレコードが保存される。携帯端末100は、このような制御予約情報に基づいて、図6の予約監視実行処理(1)を行う。この予約監視実行処理は、周期的または間欠的(例えば数秒ないし数十秒毎)に自動的に実行される。ここで、周期的とは一定時間間隔でという意味であり、間欠的とは必ずしも一定時間間隔ではないが時間を置いて継続的に、という意味である。
【0023】
まず、現在、携帯端末100内に制御予約情報が存在するか否かを、制御スケジュール記録装置110内の制御予約情報テーブル400を参照することによりチェックする(S21)。存在しなければ、今回の本処理を終了する。存在すれば次に、現在日時に照らして、録画予約されたいずれかの番組の開始日時が到来したかをチェックする(S22)。この到来時刻のチェックは、番組の開始部分を逃さないために、本予約監視実行処理の実行時間間隔および制御所要時間を考慮して、実際の番組開始時刻より若干早めの時刻をチェック対象としてもよい。開始日時前の場合(S34,Yes)、そのまま今回の処理を終了する。開始日時前でもなく、また、予約時間範囲(開始日時から終了日時までの範囲)内でもない(S35,No)ときは、当該制御予約情報は不要となったと判断して、テーブル400から消去する(S32)。
【0024】
ステップS22で、録画予約された番組の開始日時到来と判断されたら、携帯端末100の現在の位置を位置検出装置106により検出する(S23)。本実施の形態では、位置検出装置106は常時動作している必要はなく、このような番組開始日時の到来時にのみ動作させればよい。現在位置が、予め登録したユーザの自宅の範囲(在宅位置範囲)内でなければ(S23,No)、今回の処理をそのまま終了する。在宅位置範囲内であれば、ブルートゥース通信回路108の電源をONし、制御対象機器すなわちAV機器300との間でブルートゥースによる通信が可能であるかを調べる(S24)。ブルートゥース通信回路108は電波を送信するために比較的大きい電力を消費するので、このように必要時にのみ電源をONすることにより、バッテリで動作する携帯端末100の消費電力を節減することができる。ブルートゥースによる通信が不能の場合には(S25,No)、ユーザ初期設定によりメッセージ表示要と設定されているとき(S36,Yes)、その旨をユーザに伝えるメッセージ表示をLCD116上に行う(S37)。このメッセージは、ブルートゥースによる通信を行おうとしたが不可であったことを、アラームや音声メッセージ等の発生と共に、表示するものである。メッセージ表示不要の場合は、そのまま本処理を終了する。
【0025】
ブルートゥースの通信が可能であれば(S25,Yes)、このような場合の録画が不要である旨のユーザ初期設定がなされているかを調べる(S26)。このようなユーザ初期設定がなされていれば、テレビをONする信号をブルートゥース回路108から出力する(S33)。これは、在宅しているときには録画をせずに直接テレビを視聴する、とユーザが予め判断・設定した場合に相当する。なお、テレビON制御信号には、チャンネルの指示信号も含まれているものとする。テレビON後には、当該制御予約情報を消去する(S32)。録画不要のユーザ初期設定がない場合、ユーザの確認要のユーザ初期設定があるかを調べる(S27)。この確認の意味は、テレビをONするか否か(S28)、録画を行うか否か(S30)をユーザに問い合わせるものであり、好ましくは携帯端末のLCDに確認画面が表示される。この際にも、ユーザが確認画面に気づくようにアラーム音や音声メッセージ等を発生することが好ましい。ユーザは携帯端末を鞄や衣服のポケットに入れたままである可能性があるからである。ユーザによるテレビONの指示があれば、ブルートゥースによりテレビをONする(S29)。さらに、録画する場合には(S30,Yes)、ブルートゥースにより録画指示を行う(S31)。ユーザによる録画の指示がなければ、録画を行うことなく、当該制御予約情報は役目を終えたとして、これを消去し(S32)、本処理を終了する。
【0026】
ここでの録画指示の態様は、大別して二つの方法が考えられる。一つは、携帯端末の制御スケジュール記録装置110の少なくとも当該番組の制御予約情報(レコード)を、AV機器側の制御スケジュール記録装置308に転送し、その後の処理をAV機器に任せるものである。この場合、AV機器側の制御スケジュール記録装置308には互いに衝突する制御予約情報が保存された状態となることがありうる(図4参照)。他の一つは、携帯端末から直接的にAV機器に対して録画開始を指示するものである。この場合、既に録画動作中であったり、他の既保存の制御予約情報と衝突する場合には、いずれかを優先するかを初期的に設定したり、ユーザに問い合わせたりすることが好ましい。また、直接録画開始を指示する場合であっても、録画の終了処理はAV機器に任せることが好ましい。
【0027】
なお、先のステップS35において現在日時が予約時間範囲内の場合には、前述したステップS23へ進む。これは、番組の開始時刻経過後、放送時間中に帰宅したような場合にも制御対象機器の所望の制御を可能とするものである。
【0028】
図7に、本実施の形態における第2の予約監視実行処理を示す。図6に示した第1の予約監視実行処理では制御予約情報が存在する場合、まず予約日時到来チェックを行い、このチェック結果を位置検出実行の契機(トリガ)とした。これに対して、第2の予約監視実行処理では、まず位置チェックを行い、次に予約日時到来チェックを行う。
【0029】
図7の予約監視実行処理(2)も、周期的または間欠的に自動的に実行される。その実行時間間隔は、図6の処理と同じでよい。あるいは、現在位置から自宅までの距離に応じて次回実行までの時間間隔を決定するようにしてもよい。例えば、自宅からの所定の距離(一例として数km)以内であれば短周期、それ以上であれば長周期としてもよい。
【0030】
図7の処理において、制御予約情報がなければ(S41,No)、本処理を終了し、制御予約情報があれば携帯端末の現在位置をチェックする(S42)。現在位置が在宅位置範囲内でなければ、予約日時到来か否かを調べる(S65)。予約日時到来でなければ本処理を終了する。予約日時到来であれば、このような場合のメッセージ表示を表示するか否かのユーザ初期設定に応じて(S66)、メッセージ表示を行う(S67)。このメッセージは例えばアラーム音等とともに表示される、予約日時が到来したが制御対象機器を制御できなかった旨のメッセージである。ON処理に置いて、ステップS65〜S67はユーザに対するサービスであり、特に必須のものではない。
【0031】
ステップS42において在宅位置範囲内であれば、まず前述したような時刻不定制御予約情報があるかを調べる(S43)。ここで、「時刻不定制御予約情報」とは、放送番組のように時刻が予定されているものの予約ではなく、帰宅時に自動的に制御したい風呂などの制御対象機器に対する時刻不定の制御予約情報である。このような時刻不定制御予約情報があれば、ブルートゥース通信回路108の電源をONし、ブルートゥースによる通信が可能かを調べる(S44)。通信不能の場合には(S45,No)、ステップS48へ進む。通信可能な場合にはブルートゥースを介して当該制御対象機器の制御を実行する(S46)。ついで、当該制御予約情報を携帯端末内から消去する(S47)。
【0032】
その後、予約日時前か否かをチェックする(S48)。予約日時前でなければ、予約時間範囲(予約番組の開始から終了までの時間範囲)内か否かをチェックする(S63)。予約時間範囲内でなければ、既に番組が終了しているので、当該制御予約情報を消去し(S59)、本処理を終了する。
【0033】
ステップS48において予約日時前であれば、AV機器の制御予約情報をAV機器へ転送するか否かをチェックする(S49)。この判定は、ユーザ初期設定に基づいて自動的に行うことができる。制御予約情報を転送する場合には、ブルートゥース通信回路108の電源をONし、ブルートゥースによる通信が可能かを調べる(S60)、通信可能でなければ(S61,No)本処理を終了し、通信可能であれば制御予約情報を転送する(S62)。AV機器へ転送された制御予約情報は、AV機器内の制御スケジュール記録装置308(図3)に格納されて、以後、AV機器内での予約監視実行処理に任される。その後、携帯端末内の当該制御予約情報を消去する(S59)。
【0034】
制御予約情報転送を行わない場合には(S49,No)、予約日時が到来したかをチェックする(S50)。予約日時到来でなければ、本処理を終了する。予約日時到来であれば、ブルートゥース通信回路108の電源をONし、ブルートゥースによる通信が可能かを調べる(S51)。通信不能の場合には(S52,No)、本処理を終了する。通信可能な場合には、録画不要か否かをユーザ初期設定に基づいて判断する(S53)。録画不要であれば、テレビをONし(S64)、当該制御予約情報を消去する(S59)。録画要の場合には、ユーザの確認要か否かをチェックする(S54)。確認不要の場合には上記ステップS64へ移行する。確認要の場合には、ユーザにテレビをONするか、録画を行うかを問い合わせて(S55,S57)、テレビON(S56)および/または録画指示(S58)を行い、当該制御予約情報を消去する(S59)。
【0035】
このように、第2の予約監視実行処理では、時刻不定の予約情報にも対応することができる。また、第1の予約監視実行処理と同じく、予約日時到来後であってもその帰宅が予約時間範囲内であれば、制御対象機器の所定の操作を自動または手動で行うことができる。
【0036】
次に図8に、AV機器300の録画装置における録画処理の具体的な処理手順を示す。この処理は、AV機器300の制御回路305(図3)により周期的または間欠的に実行される。
【0037】
まず、予約された番組の録画開始日時が到来したかをチェックする(S71)。到来していない間は、ブルートゥースによる直接指示があったかをチェックする(S91)。直接指示があった場合、その指示が録画指示かそれ以外の指示かをチェックする(S92)。録画指示でなければ、その指示をそのまま実行する(S95)。録画指示であれば、この新たな指示に対して衝突する既予約情報が存在するかを調べる(S93)。存在しなければ、そのまま当該指示を受け入れて実行する(S95)。衝突する予約が存在する場合、当該予約をキャンセルして(S94)、当該指示を実行する(S95)。このとき、ユーザにその可否を確認するようにしてもよい。
【0038】
最初のステップS71において、録画開始日時が到来した場合には、現在録画動作中であるかを調べる(S72)。録画動作中であれば、ユーザの指示を受け付ける(S77)。この際、例えば録画装置の表示部において、現在実行中の録画動作を中止するか否かをユーザに問い合わせる。ブルートゥースを介して携帯端末の表示部にも同様のメッセージを表示し、携帯端末から応答できるようにしてもよい。但し、この時点でユーザが自宅に居るとは限らない。在宅していない場合には、ユーザの指示がないと判定され(S78,No)、この例では現在録画中の動作がそのまま継続され、当該予約がキャンセルされる(S81)。逆に、予約分の方を優先するようにすることも可能である。いずれを優先するかはユーザ初期設定でユーザが選択的に定めるようにしてもよい。
【0039】
ステップS77において、ユーザからの指示があった場合(S78,Yes)、それが現在の録画を中止する旨の指示であれば(S79,Yes)、録画を中止して(S80)、ステップS73へ進む。録画中止指示でなければ、当該予約をキャンセルして(S81)、今回の処理を終了する。
【0040】
ステップS72において現在録画中でなければ、当該予約番組と衝突する予約があるかないかを調べる(S73)。なければ、後述するステップS76へ進む。衝突する予約があれば、当該録画開始日時到来した予約情報は最新のタイムスタンプを有するかをチェックする(S74)。そうであれば、古いタイムスタンプの予約をキャンセルして(S75)、当該最新タイムスタンプの予約による録画を開始して(S76)、今回の本処理を終了する。最新のタイムスタンプの予約でなければ、当該予約をキャンセルして(S81)、本処理を終了する。
【0041】
以上説明した第1の実施の形態によれば、ユーザが帰宅したときに、制御予約された番組の開始日時が到来すれば、ユーザ初期設定に応じて、自動的にその番組の録画が開始されるか、もしくはテレビがONされ、または、いずれを選択するかをユーザに問い合わせてくれる。よって、ユーザが予約番組の開始日時に自宅に居ながらその番組の視聴も録画もできないという場合が回避される。また、予約時間範囲内に帰宅したときにも、所望の機器制御を行うことができる。
【0042】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、携帯端末に保存した制御予約情報が機能するためには、ユーザが少なくともその予約番組の開始日時に自宅に居る必要があった。これに対して、第2の実施の形態では、第1の実施の形態に加えて、番組の開始日時に自宅に居ない場合には、自動的に録画が行えるようにするものである。そのために、図9に示すように、自宅500内のAV機器300は、モデム等(前記ネットワーク接続処理回路309に含まれる)を用いて電話線304を介して交換局13と接続されるか、または、任意の通信網306を介してインターネット15に接続される(接続プロバイダは図示省略)。任意の通信網306には、例えば、ISDN、ケーブルTVのような有線接続もしくはHDR(High Data Rate)やWLL(Wireless Local Loop)等の無線接続によるものを含みうる。電話線304を介する場合にも、インターネットを利用することは可能である。いずれの場合もインターネット15との接続形態は常時接続が好ましい。ユーザがインターネットを利用してAV機器を制御する場合には、インターネット上の特定のWWWサーバのウェブページ上でAV機器の制御予約情報を設定し、当該WWWサーバからAV機器へ制御予約情報を送信するようにしてもよい。
【0043】
いずれにせよ、携帯端末100が自宅外で予約番組開始日時の到来を迎えた場合、携帯端末100は自動的に上記いずれかのルートを通じて、AV機器300へ制御予約情報を転送する。
【0044】
図10に、第2の実施の形態における携帯端末装置100の予約監視実行処理(3)の具体的な処理手順を示す。この処理は図6に示した予約監視実行処理(1)と類似しており、両処理のステップS21〜S35は同じである。したがって、重複した説明は省略する。異なる点は、図6の処理において、ステップS38,S39が追加されていることである。すなわち、ステップS25においてブルートゥースによる通信が不能であると判断された場合に、さらに、AV機器300に対して通信網による録画指示が可能であるかをチェックし(S38)、可能である場合にはそのような通信網を介して録画指示を行う(S39)。
【0045】
なお、第2の実施の形態の変形例として、携帯端末100が自宅外で予約番組開始日時の到来を迎えた時点で制御予約情報をAV機器300への転送を行うのではなく、番組予約時に転送するようにすることも可能である。但し、前者の場合は、所定時間に帰宅していれば自宅のAV機器300への通信網を利用した無駄なアクセスを不要とすることができる。
【0046】
図11は、図7で説明した位置チェックを予約日時到来チェックより先に行う手法を、第2の実施の形態に適用したものである。したがって、この処理フローは図7に示した予約監視実行処理(2)と類似しており、その相違点は、ステップS68,S69が追加されている点のみである。すなわち、ステップS65において在宅位置範囲外で予約日時到来と判断された場合に、さらに、AV機器300に対して通信網による録画指示が可能であるかをチェックし(S68)、可能である場合にはそのような通信網を介して録画指示を行う(S69)。録画処理(図8)等の他の処理は、第1の実施の形態の場合と同様である。
【0047】
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加えて、在宅位置範囲外で予約日時到来時にも制御対象機機の制御を行うことが可能となる。
【0048】
次に、図12により本発明の第3の実施の形態について説明する。以上説明したいずれの実施の形態においても、自宅外での予約監視実行処理は、携帯端末100において行うこととした。AV機器300においても予約監視実行処理を行っているが、これはAV機器300の制御スケジュール記録装置308(図3)に対して予約が行なわれたものについてのみである。したがって、携帯端末において行った制御予約は、予約番組開始時にユーザが外出先にいる場合であって、かつ、圏外等の理由により携帯端末が通信可能状態にない場合には、第2の実施の形態で説明した、通信網を介する録画指示も行えないことになる。そこで、この第3の実施の形態では、図12に示すようにインターネット上に予約サーバ202を設ける。この予約サーバ202は、ユーザ毎に予約監視実行処理を行い、予約日時到来時に通信網306を介して、当該ユーザの制御対象機器の制御を行う。
【0049】
図13に、第3の実施の形態での携帯端末の予約処理(2)を示す。この処理は図5に示した予約処理(2)と殆ど同じであるが、ステップS18が追加されている点で異なる。すなわち、携帯端末での録画予約時の最後に、この予約サーバ202にAV機器300の制御予約情報を転送し、保存させる。予約サーバ202は、この情報にしたがって当該ユーザのAV機器の予約監視実行処理を行うものである。予約サーバ202のサービスは、そのサービスについて登録したユーザが利用でき、そのために、登録ユーザおよびそのAV機器の情報を保存したユーザ情報データベースおよびユーザ毎の予約情報を保存する予約情報データベース(いずれも図示せず)を有する。サーバ202は登録ユーザごとに制御予約情報を保存するとともにその予約監視実行処理を行う。この場合、AV機器300において在宅するユーザの携帯端末100からのブルートゥース経由の制御と、予約サーバ202からの制御が競合することが考えられる。しかし、両制御情報には同じタイムスタンプが付与されているので、AV機器300においてその一方の制御情報を無視するようにすれば、特に問題はない。他の処理は、他の実施の形態と同様である。
【0050】
この実施の形態によれば、より確実に録画予約を実行することが可能となる。また付随的な効果としては、野球ゲームなどの放送時間延長の影響を受けて予約番組の開始時刻が正規の時刻より繰り下がったような場合の対処が行えることが挙げられる。例えば、予約サーバ202ではそのような開始時刻の繰り下がる番組が録画予約されているユーザについては、その保存してある制御予約情報の録画開始および終了時刻をユーザの関与なしに変更することができる。これによって、変更後の正しい時間帯の番組放送を録画することができる。AV機器300での録画処理では、ある予約番組の録画を開始しているときに、既に予約サーバ202が同じ番組について延長後の遅れた時刻に録画指示を送信してきたとき、AV機器は予約サーバ202からの制御を優先して、録画時間を延長する。そのためには、予約番組の繰り下げ開始時刻が判明したときに、上記予約サーバが自己の保存する制御予約情報を書き換えるとともにタイムスタンプをも更新することにより、AV機器は同じ番組の制御予約についてはタイムスタンプの新しい方を優先する。あるいは、予約サーバからAV機器へ転送する制御予約情報に「時間延長」のあった旨の識別子を付加しておくことにより、AV機器ではその識別子に基づいて録画時間を延長するよう制御を行う。さらには、予約サーバは録画開始時刻の繰り下げが判明した時点で、AV機器にアクセスして同じ番組の予約情報が存在すればそれをキャンセルするようにしてもよい。
【0051】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、種々の変形、変更が可能である。例えば、制御予約情報における番組の特定にはGコード(登録商標)を用いてもよい。また、番組の放送信号はアンテナを介して受信する例のみを示したが、ケーブルTVなどの他の通信媒体を介して受信してもよい。電子番組表データはインターネットを介して番組サーバから取り込む例を示したが、携帯端末にデータ放送の受信機能があればデータ放送から取り込んでもよい。位置検出手段は、例えばGPSを利用するものである。GPSに比べて位置検出精度は低下するかもしれないが、PHS(Personal Handyphone System)(登録商標)の利用も可能である。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが外出先で制御対象機器の制御予約を行うだけでなく、帰宅したか否かに応じてその制御予約の実行処理の有無や内容を決定することができる。したがって、ユーザは、いつでもどこでも操作予約を行えるとともに、予約日時到来前に帰宅したときや、予約到来時には間に合わなかったがその予約時間範囲内に帰宅したような場合に、ユーザの希望に応じたきめ細かな制御を行うことが可能となる。その結果、携帯端末装置ひいては制御対象機器の使い勝手が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る機器予約制御システムの概略構成を示す略線図である。
【図2】本発明の実施の形態における携帯端末の概略構成を表したブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるAV機器の概略構成を表したブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態における制御予約情報テーブルを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における携帯端末での予約処理(1)を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態における予約監視実行処理(1)の具体的な処理手順の例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態における予約監視実行処理(2)を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態におけるAV機器の録画装置における録画処理の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る機器予約制御システムの概略構成を示す略線図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における携帯端末の予約監視実行処理(3)の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施の形態における予約監視実行処理(4)の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る機器予約制御システムの概略構成を示す略線図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態における携帯端末での予約処理(2)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…基地局、13…交換局、15…インターネット、100…携帯端末装置、200…番組サーバ、202…予約サーバ、300…AV機器、301…アンテナ、304…電話線、306…通信網、500…自宅
Claims (9)
- 携帯端末装置であって、
携帯端末装置の現在の位置を検出する位置検出手段と、
制御対象機器に対する制御予約情報を一時的に保存する情報保存手段と、
近距離範囲内に位置する制御対象機器との間で無線通信を行う近距離無線通信手段と、
前記位置検出手段により携帯端末装置の現在位置が予め登録した位置範囲に入ったとき、または、入った後、前記制御予約情報に従って前記近距離無線通信手段により前記制御対象機器の制御を行う制御手段と
を備え、
前記制御予約情報で予約された日時の到来時より前に前記携帯端末装置の現在位置が前記予め登録した位置範囲内に入ったとき、前記制御手段は、前記近距離無線通信手段により前記制御予約情報を前記制御対象機器へ転送する
ことを特徴とする携帯端末装置。 - 前記制御予約情報で予約された日時の到来時に前記携帯端末装置の現在位置が前記予め登録した位置範囲内に入っていたとき、前記制御手段は、前記近距離無線通信手段により前記制御予約情報に従って前記制御対象機器の制御を行う
ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。 - 通信網を介して通信を行う通信手段を備え、前記制御予約情報で予約された日時の到来時に前記携帯端末装置の現在位置が前記予め登録した位置範囲内に入っていなかったとき、前記通信手段により前記通信網を介して前記制御予約情報に従って前記制御対象機器を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。 - 前記制御予約情報を決定するための情報をインターネットまたはデータ放送を経由して取得する手段
を備えることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。 - 前記制御予約のための情報は放送番組の番組表データであり、
前記制御対象機器は、番組受信装置および/または記録装置を含むAV記録装置であり、その制御は前記AV記録動作の制御である
ことを特徴とする請求項4記載の携帯端末装置。 - 前記制御手段は、予約日時の到来時に前記携帯端末装置の現在位置が予め登録した位置範囲内に入っている場合、前記番組受信装置および/または記録装置をONするか否かをユーザに確認する
ことを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。 - 前記制御手段は、予約日時の到来後、予約時間範囲内に前記携帯端末装置の現在位置が予め登録した位置範囲内に入ったとき、前記番組受信装置および/または記録装置をONするか否かをユーザに確認する
ことを特徴とする請求項5または6記載の携帯端末装置。 - 制御予約時に前記通信手段により予約サーバに対して、前記制御予約情報を送信し、
前記予約サーバにより、前記制御予約情報で予約された日時の到来時に前記携帯端末装置の現在位置が前記予め登録した位置範囲内に入っておらず、かつ、前記携帯端末装置が前記通信網を介して前記制御対象機器と通信可能な状態にない場合、送信した前記制御予約情報に従って前記制御対象機器を制御させる
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。 - 前記制御予約情報にはその設定時にタイムスタンプが付加され、前記制御対象機器の制御において複数の制御予約情報の内容が互いに衝突する場合にはタイムスタンプの新しい方が優先される
ことを特徴する請求項1,3または8記載の携帯端末装置。
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