JP2004215031A - 番組予約制御システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザ携帯端末101は、放送局からのTV放送信号に含まれている番組関連データから、既定の番組編成が変更されたこと及び変更後の番組編成を知得したときは、既に登録済みの1以上の番組予約情報を取得し、放送時間帯が変更されたTV番組に関する番組予約情報があるか否かを判断する。もし、そのような番組予約情報があれば、ユーザ携帯端末101は、変更後の番組編成に基づいて、その番組予約情報の内容を変更した新たな番組予約情報を作成して記録制御装置103に送信する。記録制御装置103は、その新たな番組予約情報を、既存の番組予約情報に上書きする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送信号に含まれている番組信号を記録するための記録予約情報に基づいて番組を記録する際の記録予約の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の技術に、例えば、携帯電話機を用いて外出先から自宅の家庭用ビデオサーバに対しテレビジョン番組(以下、「TV番組」と略記する)の録画予約を行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。この従来技術は、以下のようになっている。
【0003】
すなわち、ユーザは、TV番組の番組予約をするために、携帯電話機を用いて、番組表配信サーバにアクセスし、その番組表配信サーバから番組表を取得する。そして、ユーザは、携帯電話機のディスプレイ画面に表示された番組表から、録画予約したい番組を選択し、番組予約サーバにアクセスする。そして、ユーザは、携帯電話機から、録画予約を希望する番組の番組コードと転送先コードとを番組予約サーバに送信する。番組予約サーバは、携帯電話機から受信した番組コード及び転送先コードから予約コードを生成して、その予約コードを家庭用ビデオサーバに送信し、家庭用ビデオサーバが、番組予約サーバから受信した予約コードを用いて番組予約をする。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−238157号公報(例えば第9頁、第1図)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、放送されるTV番組の番組編成(例えば、どの時間帯にどのTV番組を放送するかを定めたもの)は、流動的に変更される場合がある。具体的には、例えば、スポーツ番組が、予め決められている終了予定時間を過ぎたにも拘わらず、試合が終わらないために放送され続けたり、突然の事件発生により放送が予定されていた番組が急にニュース番組に変更されたり等の原因により、番組の放送時間帯が変更されたり、或いは番組の放送自体が中止される場合がある。この場合に、ビデオレコーダ又はDVD(Digital Versatile Disc)レコーダ等のような録画装置に録画予約が設定されていたとき、その録画予約に基づいてTV番組が録画されても、実際に録画されたTV番組は、ユーザが録画したいTV番組と異なってしまうことがある。このため、録画予約を設定した後に、TV番組の番組編成が流動的に変更されたとしても、自分が所望するTV番組を正確に録画されることが望まれる。
【0006】
しかし、上述した従来技術では、そうすることは必ずしもできない。
【0007】
なぜなら、上述した従来技術によれば、録画予約をしたりそれを変更したりするためには、ユーザが、携帯電話機を用いて番組表配信サーバへアクセスして番組表を取得したり、その番組表の中から所望のTV番組を選択して更に番組予約サーバへアクセスしたりすることが不可欠であるといった煩雑な操作を必要とする、換言すれば、オーバヘッドが生じてしまうからである。また、番組表配信サーバの番組表の更新が遅いことがあるからである。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録予約を設定する際若しくはそれを設定した後でも、確実に、流動的な番組編成に即座に対応することができるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に従う番組予約制御システムは、放送局から発信された放送信号に含まれている番組信号の記録を制御する記録制御装置と、前記記録制御装置と通信ネットワークを介して通信可能な指示装置とを備える。指示装置は、前記放送局から発信された、番組関連情報と番組信号とを含んだ放送信号を受信する放送信号受信手段と、前記受信した放送信号に含まれている前記番組関連情報から、既定の番組編成が変更されたこと及び変更後の番組編成を知得する知得手段と、前記知得された変更後の番組編成又はそれに関する番組変更情報を、前記通信ネットワークを介して前記記録制御装置に送信する送信手段とを有する。記録制御装置は、前記指示装置から前記変更後の番組編成又は前記番組変更情報を受信する受信手段と、番組を記録すべき記録時間帯と、その記録時間帯における複数の放送信号のうちのどの放送信号中の番組信号を記録するかを表した記録番組情報とを含んだ記録予約情報を取得する取得手段と、前記受信した変更後の番組編成又は番組変更情報に基づいて、前記取得された記録予約情報の内容を変更する、又は前記記録予約情報を消去する予約変更手段とを有する。
【0010】
前記指示装置は、例えば、前記通信ネットワーク上に備えられているサーバマシン、又は、ユーザが使用する据置型又は携帯型の端末装置(例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、テレビジョン装置、携帯電話機、PDA、又はPHS等)である。また、記録制御装置は、例えば、番組をビデオ、CD、MD、DVD、或いはハードディスク等の記憶装置に記録するレコーダに内蔵されても良いし、そのレコーダと通信可能なサーバ、チューナ等であっても良い。
【0011】
また、「番組編成」とは、例えば、複数の番組と、それら複数の番組の各々の放送時間帯とを定めた放送スケジュールである。また、「変更後の番組編成」とは、変更後の放送予定の2以上の番組及び各番組の放送時間帯を定めた変更後の放送スケジュール、或いは、2以上の番組の放送時間帯がどのぐらいの時間だけ繰り下がるか又は繰り上がるかを表したもの、又はどの番組の放送が中止になったかを表したものである。
【0012】
また、「変更後の番組編成に関する番組関連情報」とは、例えば、変更後の番組編成に基づいて指示装置によって作成された予約変更命令である。具体的には、指示装置は、例えば、過去に入力された録画予約情報を取得し、取得した録画予約情報と変更後の番組編成とに基づいて、放送時間帯の変更又は放送の中止に係る番組に関する録画予約情報の有無を検出し、そのような録画予約情報があったときに、放送時間帯の変更又は中止の情報に基づいて、その録画予約情報の内容を変更又は削除するための予約変更命令を作成する。予約変更命令には、例えば、内容変更後の記録予約情報が含まれており、それが、予め登録されているターゲットの記録予約情報に上書きされる。
【0013】
「記録予約情報」は、例えば、指示装置内のメモリ等の記憶手段、記録制御装置内のメモリ等の記憶手段、或いは、別のマシン(例えば通信ネットワーク上のサーバ、又は、ビデオ、CD、MD、DVD、或いはハードディスクを用いるレコーダ)に登録されていて、そこから取得することができる。
【0014】
本発明の好適な実施形態では、前記予約変更手段は、前記記録予約情報中の記録時間帯を変更する場合に、変更後の記録時間帯が、他の記録予約情報に含まれている他の記録時間帯の全部又は一部と重複することになるならば、前記変更後の記録時間帯と前記他の記録時間帯とが重複することが無いように、対象となっている前記記録予約情報と前記他の記録予約情報との少なくとも一方の記録時間帯を変更する又は消去する。具体的には、例えば、前記予約変更手段は、前記指示装置又は前記記録制御装置のユーザによる操作に応答して、或いは予め設定されている優先順位に基づいて、前記2つ以上の記録時間帯のうちどの記録時間帯を長くし、どの記録時間帯を短くする又は消去するかを決定する。
【0015】
本発明の別の好適な実施形態では、前記予約変更手段は、前記記録予約情報中の記録時間帯を変更する場合に、変更後の記録時間帯が、他の記録予約情報に含まれている他の記録時間帯の全部又は一部と重複することになるならば、
(1)変更後の前記記録予約情報に基づいて記録すべき番組信号が第1の記録装置に記録されるように前記第1の記録装置を制御し、
(2)前記他の記録予約情報に基づいて記録すべき番組信号が第2の記録装置に記録されるように前記第2の記録装置を制御する。
【0016】
「第1の記録装置」とは、例えば、ビデオ、CD、MD、DVD、或いはハードディスクを用いるレコーダそれ自体、又は、そのレコーダ内の第1の記録メディア(例えばビデオテープ又はCD等)のことである。また、「第2の記録装置」とは、例えば、第1の記録装置が指すレコーダとは異なるレコーダ、又は、同一レコーダ内の第1の記録メディアとは異なる記録メディアのことである。
【0017】
本発明に従う指示装置は、放送局から発信された放送信号に含まれている番組信号の記録を制御する記録制御装置と通信ネットワークを介して通信可能な指示装置であって、前記放送局から発信された、番組関連情報と番組信号とを含んだ放送信号を受信する放送信号受信手段と、前記受信した放送信号に含まれている前記番組関連情報から、既定の番組編成が変更されたこと及び変更後の番組編成を知得する知得手段と、前記知得された変更後の番組編成又はそれに関する番組変更情報を、前記通信ネットワークを介して前記記録制御装置に送信する送信手段とを有し、それにより、前記記録制御装置をして、番組を記録すべき記録時間帯と、その番組記録時間帯における複数の放送信号のうちのどの放送信号中の番組信号を記録するかを表した記録番組情報とを含んだ記録予約情報を取得し、前記送信した変更後の番組編成又は番組変更情報に基づいて、前記取得された記録予約情報の内容を変更する、又は前記記録予約情報を消去することを可能にならしめる。
【0018】
本発明に従う記録制御装置は、放送局から発信された放送信号に含まれている番組信号の記録を制御する記録制御装置であって、遠隔の装置から、変更後の番組編成又はそれに関する番組変更情報を受信する受信手段と、番組を記録すべき記録時間帯と、その番組記録時間帯における複数の放送信号のうちのどの放送信号中の番組信号を記録するかを表した選択放送情報とを含んだ記録予約情報を取得する取得手段と、前記受信した変更後の番組編成又は番組変更情報に基づいて、前記取得された記録予約情報の内容を変更する、又は前記記録予約情報を消去する予約変更手段とを備える。
【0019】
なお、本発明のシステム、指示装置、及び記録制御装置を構成する複数の手段はコンピュータにより実施することができるが、そのためのコンピュータプログラムは、ディスク型ストレージ、半導体メモリ及び通信ネットワークなどの各種媒体を通じてコンピュータにインストール又はロードすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明は、TV番組やラジオ番組等の種々の番組の記録予約に適用し得るが、以下、デジタルテレビジョン放送信号に含まれているTV番組の録画予約に本発明が適用された場合の一実施形態を、図1乃至図9を用いて説明する。
【0021】
図1は、本実施形態に係る番組録画制御システムの構成例を示すブロック図である。
【0022】
図1において、101は、ユーザが携帯するユーザ携帯端末(例えば、携帯電話機、PHS、PDA等)、102は、インターネット等の公衆回線網(通信ネットワーク)、104は、ユーザの住居内等に設置されているビデオレコーダ又はDVDレコーダ等の記録装置、103は、記録装置104を制御する記録制御装置である。ユーザ携帯端末101と、記録制御装置103は、公衆回線網102を介して一方向に又は双方向に通信可能である。
【0023】
図1を参照して、まず、本実施形態の大枠について説明する。
【0024】
同図において、放送局からは、高レートなデジタルテレビジョン放送信号(以下、「TV放送信号」と略記)と、低レートなTV放送信号とが、例えばISDB−Tの伝送方式により、階層伝送される。ここで言う「階層伝送」とは、低レートなTV放送信号が、高レートなTV放送信号のサイマル放送で放送されることを意味し、各TV放送信号に含まれているTV番組は同内容である。しかし、各TV放送信号に含まれている情報量は著しく異なっている。
【0025】
具体的には、例えば、高レートなTV放送信号は、伝送速度が数十Mbpsであって、表示機能に比較的優れた装置向けの放送信号(一例として、大型のディスプレイ装置を備えたテレビジョン装置等の固定機向けの放送信号)であり、以下のような比較的大サイズのデータ、例えば、高精細な(つまり高解像度の)動画像データ、高音質なサウンドデータ(例えば音声データ)、及び、大サイズの番組関連データ(例えば、当該放送信号に含まれているTV番組から1週間後までの当該放送局における番組関連情報)が含まれている。一方、低レートなTV放送信号は、例えば、伝送速度が数百kbpsであって、表示機能に比較的優れていない装置向けの放送信号(一例として、TV番組の表示をメインの機能としていない装置、例えば、小サイズのディスプレイ画面を有する携帯電話機、PHS、PDA等の携帯機向けの放送信号)であり、以下のような比較的小サイズのデータ、例えば、小サイズのディスプレイ画面に十分に表示できる程度の粗い(つまり低解像度の)動画像データ、小型スピーカなどで十分な視聴が可能な程度の音質の(つまり低音質の)サウンドデータ、及び、低サイズの番組関連データ(例えば、当該放送信号に含まれているTV番組から数十個先までの当該放送局における番組関連情報)が含まれている。これらのTV放送信号は、多重化されて、放送局から送出される。なお、例えば、将来、携帯電話機等の携帯端末がより高機能になった等の場合には、低レートのTV放送信号に、高解像度の動画像データ、高音質の音声データ、及び大サイズの番組関連データのうちの少なくとも一つを含めても良いし、携帯電話機等の携帯端末が高レートのTV放送信号をそのまま受信しても良い。
【0026】
この実施形態では、低レートのTV放送信号はユーザ携帯端末101が受信し、高レートのTV放送信号は記録制御装置103が受信するようになっている。
【0027】
ユーザ携帯端末101は、放送局から発信された低レートのTV放送信号を受信し、そのTV放送信号に含まれている低サイズの番組関連データを抽出し、その番組関連データに基づいて、比較的少数のTV番組の中から所望のTV番組を選択することができるようにしたGUI画面を自機のディスプレイ画面(図示せず)に表示する(例えば、比較的少数のセルから成る番組表を、所望のセルを選択することで所望のTV番組が選択されるようなGUI画面を表示する)。また、ユーザ携帯端末101は、その所望のTV番組について録画予約するか否か、及び、録画予約をキャンセル(消去)するか否かを、GUI画面を介してユーザから受け付ける。そして、ユーザ所望のTV番組が選択され且つそのTV番組の録画予約が指定されたときには、ユーザ携帯端末101は、ユーザ所望のTV番組についての録画予約情報を表す制御情報を作成し、一方、ユーザ所望のTV番組について録画予約キャンセルが指定されたときには、それについての録画予約キャンセル情報を表す制御情報を生成し、公衆回線網102を介して記録制御装置103に送信する。
【0028】
また、ユーザ携帯端末101は、放送局から受信した低レートのTV放送信号に含まれている番組関連データに基づいて、番組編成(例えば、どの時間帯にどのTV番組を放送するかを定めたもの)の変更があったこと及び変更後の番組編成を知得することができる。この場合の番組関連データには、例えば、番組編成の変更ありを示すデータや、変更後の番組編成を表すデータ(一例として、番組編成の変更によって放送されることになる複数のTV番組と、それら複数のTV番組の各々の放送時間帯とを含んだデータ、或いは、放送時間帯がどれぐらい繰り下がるかを示したデータ)とが含まれている。ユーザ携帯端末101は、その番組関連データから、番組編成の変更及び変更後の番組編成を知得した場合には、例えば以下の第1及び第2の処理のうちの少なくとも1つの処理を実行する。
【0029】
(1)第1の処理
第1の処理は、予め録画予約情報が設定されている場合についての処理である。具体的に言うと、第1の処理は、知得された変更後の番組編成と、予め登録されている録画予約情報とを比較して、放送時間帯の変更等がある番組の録画予約情報があれば、それをユーザに通知しユーザの指示に従って修正する、或いはユーザに問い合わせずに自動的に修正する、というものである。以下、詳細に説明する。
ユーザ携帯端末101が、過去に入力された録画予約情報を、自機に搭載されているメモリ等の記憶媒体から、或いは公衆回線網102を介して外部の装置(例えば、記録制御装置103、或いは公衆回線網102上にあるサーバやストレージ等)から取得する。録画予約情報には、例えば、録画すべき録画時間帯(一例として、録画開始日時と録画終了日時とから成る情報)と、録画すべきTV番組を識別するための録画番組情報(例えば、放送信号の周波数帯域、放送局名、番組名、或いはチャンネル名等)とが含まれている。ユーザ携帯端末101は、知得した変更後の番組編成と、記憶している1以上の録画予約情報とに基づいて、放送時間帯の変更又は放送の中止に係るTV番組に関する録画予約情報の有無を検出する。
【0030】
もし、放送時間帯が変更されたTV番組に係る録画予約情報(以下、「時間変更予約情報」と言う)が有る場合には、ユーザ携帯端末101は、その旨をユーザに通知し、その時間変更予約情報の内容を変更するか否かをユーザに問い合わせる。変更するという回答が入力された場合には、ユーザ携帯端末101は、変更後の放送時間帯に応じて録画時間帯を変更した新たな録画予約情報を作成し、その新たな録画予約情報を記録制御装置103に送信する(例えば、後述するように変更後の録画時間帯が他の録画時間帯と重複することがなければ、ユーザに問い合わせることなく自動的に新たな録画予約情報を作成して送信しても良い)。記録制御装置103は、ユーザ携帯端末101から受信した新たな録画予約情報に基づいて、所定の記録領域(例えば記録制御装置103又は記録装置104内の所定のメモリ)に記録されている1以上の録画予約情報のうちの、上述した時間変更予約情報を新たな録画予約情報に変更し、記録装置104が、その記録領域に記録されたその新たな録画予約情報に基づいて録画を実行する。それにより、例えば、スポーツ番組の次のTV番組の録画予約情報を入力した後に、スポーツ番組の放送終了時刻の30分の延長により、次のTV番組の放送開始が30分遅くなった場合には、TV放送信号中のその旨を表す番組関連情報に基づいて、入力した録画予約情報中の録画時間帯を30分繰り下げた新たな録画予約情報が作成されその新たな録画予約情報に基づいて録画が行われるので、ユーザにとって便利である。なお、以上の処理において、ユーザ携帯端末101は、新たな録画予約情報を作成して送信する代わりに、TV放送信号から抽出した番組関連情報を記録制御装置103に転送しても良い。
【0031】
また、もし、放送が中止されたTV番組に係る録画予約情報(以下、「中止予約情報」と言う)が有る場合には、ユーザ携帯端末101は、その旨をユーザに通知し、その中止予約情報を削除するか否かをユーザに問い合わせる。削除するという回答が入力された場合には、ユーザ携帯端末101は、中止予約情報を削除するための制御情報を作成し、その制御情報を記録制御装置103に送信する。記録制御装置103は、ユーザ携帯端末101から受信した制御情報(中止予約情報を削除するための命令)に基づいて、所定の記録領域に記録されている1以上の録画予約情報のうちの、上述した中止予約情報を削除する。これにより、ユーザにとって不要な番組が記録装置104により録画されることがない。なお、以上の処理において、ユーザ携帯端末101は、制御情報を作成して送信する代わりに、TV放送信号から抽出した番組関連情報を記録制御装置103に転送しても良い。
【0032】
また、もし、録画予約情報中の録画時間帯を変更する場合に、変更後の録画時間帯が、他の記録予約情報に含まれている他の記録時間帯の全部又は一部と重複することになるならば、ユーザ携帯端末101は、例えば以下のようにして、変更後の録画時間帯と他の録画時間帯とが重複することが無いように、変更後の録画予約情報と他の記録予約情報との少なくとも一方の録画時間帯を変更する又は消去する。以下、図2〜図4を用いて例を説明する。
【0033】
図2に示す通り、初め、2:00〜3:00に放送される第1のチャンネルの第1のTV番組(具体的には、第1の放送局によって放送されるTV番組)を録画するための第1の録画予約情報と、3:00〜5:00に放送される第2のチャンネルの第2のTV番組を録画するための第2の録画予約情報があったとする。そして、図2に示す通り、第1のTV番組の放送終了時刻が30分延長され、そのために、第1のTV番組の録画時間帯を30分延ばすと、第2の録画予約情報中の録画時間帯との重複が生じてしまう。
【0034】
その場合、ユーザ携帯端末101は、ディスプレイ画面に、図2に示すように、重複する録画時間帯がどこかが分かり易いようにその部分を強調表示し、且つ、第1と第2のTV番組のどちらを優先するかを選択させるための選択カーソル2を表示する。ユーザ携帯端末101は、ユーザからの操作に応答して、選択カーソル2の表示位置を変更する、例えば、図3に示すように、ユーザが第1のTV番組を選択するための操作に応答して、選択カーソル2を第1のTV番組の表示欄に変更し、第1のTV番組の表示欄を強調表示する。その後、ユーザ携帯端末101は、端末101に設けられている所定のボタンが押下されたときは、図4に示すように、第1の録画予約情報中の録画時間帯を「2:00〜3:00」から「2:00〜3:30」に変更した新たな録画予約情報を作成し、それを記録制御装置103に送信する。なお、言うまでもなく、第2のTV番組が選択された場合には、ユーザ携帯端末101は、第1のTV番組の放送時間帯の延長に関わらず、第1のTV番組の録画時間帯を「2:00〜3:00」に維持する、すなわち、第1の録画予約情報も第2の録画予約情報も変更しない。
【0035】
なお、上記例は、2つの録画予約情報中のそれぞれ2つの録画時間帯が重複した場合の例であるが、3つ以上の録画時間帯が重複した場合も同様の方法により、或いは別の方法により、どれを優先するかの選択が可能である。重複の仕方によっては、削除することになる録画予約情報が有り得る。
【0036】
また、どのTV番組の録画を優先するかの優先順位は、上記のように、番組編成の変更がある都度にユーザに問い合わせても良いし、ユーザが録画予約情報を入力する際に予め設定し、もし、番組編成の変更があった場合には、その予め設定された優先順位に基づいてユーザに問い合わせることなく優先すべき録画予約情報が選択されても良い(確認のために問い合わせても良い)。
【0037】
また、ユーザ携帯端末101は、録画予約情報中の録画時間帯を変更する場合に、変更後の録画時間帯が、他の記録予約情報に含まれている他の記録時間帯の全部又は一部と重複することになるならば、
(1)変更後の録画予約情報に基づいて録画すべき第1のTV番組が第1の記録装置に記録されるように第1の記録装置を制御し、
(2)他の録画予約情報に基づいて録画すべき第2のTV番組が第2の記録装置に録画されるように第2の記録装置を制御するようにするための記録場所制御情報を作成しそれを記録制御装置103に送信しても良い。それにより、記録制御装置103により、その記録場所制御情報に基づいて、どのTV番組がどの記録装置に記録されるかが制御される。
【0038】
ここで、「第1の記録装置」とは、例えば、ビデオ、CD、MD、DVD、或いはハードディスクを用いるレコーダそれ自体、又は、そのレコーダ内の第1の記録メディア(例えばビデオテープ又はCD等)のことである。また、「第2の記録装置」とは、例えば、第1の記録装置が指すレコーダとは異なるレコーダ、又は、同一レコーダ内の第1の記録メディアとは異なる記録メディアのことである。また、「記録場所制御情報」とは、例えば、録画予約情報に付加される情報であって、記録先の装置又はメディアを表した情報である。
【0039】
(2)第2の処理
第2の処理は、これから録画予約情報を設定する場合についての処理である。具体的に言うと、第2の処理は、携帯電話機101が、番組編成の変更を記憶しておいて、ユーザが録画時間帯等を入力したときは、入力された録画時間帯等と変更後の番組編成とを比較して、ユーザが入力した録画時間帯等に誤りがある可能性があると判断したときには、それをユーザに通知するというものである(自動的に修正しても良い)。このため、ユーザは、番組編成の変更があったことを知らずに録画予約情報を入力しても、誤った入力をしなくて済む。以下、第2の処理について詳細に説明する。
ユーザ携帯端末101が、放送局から受信するTV放送信号に含まれている番組関連情報(例えば変更後の番組編成)を、例えばそれが記憶されている自機内のメモリ又は他の外部機器(例えば所定のサーバ等)から取得する。また、ユーザ携帯端末101は、ユーザから、録画予約情報の入力を受け付ける。録画予約情報の入力の方法としては、例えば、
(a)ユーザ携帯端末101に予め用意されている録画予約フォーマット画面(例えば、録画時間帯、チャンネル、又はGコードの入力欄が設けられた画面)上に所定の必要情報を入力する、
(b)TV放送信号に含まれている番組関連情報に基づいて所望放送局の番組一覧を表示しその番組一覧から所望の番組を選択する、
(c)所定のサーバ(例えば、TV放送信号を受信し、そのTV放送信号から番組関連情報を抽出し、且つ、番組編成の変更及び変更後の番組編成を知得可能なコンピュータ)にアクセスしてそのサーバから配信される画面(例えば録画時間帯、Gコードの入力欄などが設けられている画面)を用いて入力する、
といった(a)〜(c)の方法がある。
【0040】
ユーザ携帯端末101は、ユーザから録画予約情報を入力された場合、取得した番組関連情報(例えば変更後の番組編成)に基づいて、入力された録画予約情報の適否を判断する。例えば、ユーザ携帯端末101は、入力された録画予約情報が、或る放送局Aが放送するTV番組であって録画時間帯が「4:00〜5:00」であるのに対して、取得されている番組関連情報が、放送局Aが放送する予定の3:00以降の各TV番組の放送開始時刻が30分繰り下がることを含んだ情報であったときは、ユーザから入力された録画時間帯が「4:00〜5:00」は誤りの可能性があると判断し、番組編成が変更されこと(又は変更後の番組編成)をユーザに報知すると共に、入力した録画予約情報に誤りがないか否か(例えば正しい録画時間帯は「4:30〜5:30」ではないか)をユーザに問い合わせる。その結果、ユーザから誤りであった旨が回答されたときには、ユーザ携帯端末101は、入力された録画時間帯「4:00〜5:00」を「4:30〜5:30」に変更した新たな録画予約情報を作成してそれを記録制御装置103に送信し、一方、誤りでない旨が回答されたときには、初めに入力された録画予約情報を変更することなく記録制御装置103に送信する。
【0041】
なお、上記処理において、ユーザ携帯端末101は、放送の中止を表す番組関連情報を記憶していた場合には、ユーザに、入力された録画予約情報を削除するか否かの問い合わせをしても良い。また、ユーザ携帯端末101は、例えば番組名或いはGコード等の方法によりTV番組それ自体を特定できる方式で録画予約情報が入力された場合であって、上記取得された番組関連情報を基に上記入力された録画予約情報に誤りがあることが判断された場合には、ユーザに問い合わせることなく、自動的に、誤りを正した新たな録画予約情報を作成しても良い。
【0042】
また、もし、録画予約情報中の録画時間帯を変更する場合に、変更後の録画時間帯が、他の記録予約情報に含まれている他の記録時間帯の全部又は一部と重複することになるならば、ユーザ携帯端末101は、例えば上記「第1の処理」で説明した方法により、変更後の録画時間帯と他の録画時間帯とが重複することが無いように、対象となっている録画予約情報(ここでは上記入力された録画予約情報)と他の記録予約情報との少なくとも一方の録画時間帯を変更する又は消去する。
【0043】
以上が、ユーザ携帯端末101についての説明である。なお、ユーザ携帯端末101は、放送局からのTV放送信号から番組関連データを抽出することに代えて、そのTV放送信号を受信し番組関連データを抽出することができる他の装置(以下、「第3装置」と言う)からその番組関連データを受信することで番組関連データを取得しても良い。この場合、その第3装置は、ユーザ携帯端末101及び/又は記録制御装置103からの問い合わせの有無に関わらず、自動的に、例えば電子メール等の方法で、取得した番組関連データをユーザ携帯端末101及び/又は記録制御装置103に送信することができる(「第3装置」は、例えば、通信ネットワーク上に備えられるサーバマシンである)。
【0044】
さて、次に、記録制御装置103について説明する。
【0045】
記録制御装置103は、放送局から発信された高レートのTV放送信号を受信し、そのTV放送信号に含まれている高サイズの番組関連データを抽出し、その番組関連データに基づいて、比較的多数のTV番組の中から所望のTV番組を選択することができるようになったGUI画面を、テレビジョン装置等の所定の表示装置に表示する(例えば、比較的多数のセルから成る番組表を、所望のセルを選択することで所望のTV番組が選択されるようなGUI画面を表示する)。また、記録制御装置103は、その所望のTV番組について録画予約するか否か、及び、録画予約をキャンセル(消去)するか否かを、GUI画面を介してユーザから受け付ける。そして、ユーザ所望のTV番組が選択され且つそのTV番組の録画予約が指定されたときには、記録制御装置103は、ユーザ所望のTV番組についての録画予約情報を表す制御情報を作成し、一方、ユーザ所望のTV番組について録画予約キャンセルが指定されたときには、それについての録画予約キャンセル情報を表す制御情報を生成し、その制御情報に基づいて、録画予約情報を所定の記録領域(例えば自機又は記録装置104)に設定したり、或いは、所定の記録領域に設定されている録画予約情報を削除したりする。
【0046】
また、記録制御装置103は、放送局から受信した高レートのTV放送信号に含まれている番組関連データに基づいて番組編成の変更があったこと及び変更後の番組編成を知得し、その変更後の番組編成、又はユーザ携帯端末101から受信した制御信号に基づいて、上記所定の記録領域に記録されている録画予約情報の内容を変更する又は削除することができる。
【0047】
すなわち、記録制御装置103は、単独で、放送局からのTV放送信号から取得した番組関連データから番組編成の変更及び変更後の番組編成を知得し、その変更後の番組編成に基づいて、予め記録されている1以上の録画予約情報のうちどの録画予約情報の内容をどのように変更するか又はどれを削除するかを、ユーザからの指示に従って又はユーザに問い合わせることなく自動的に決定することができるし、また、ユーザ携帯端末101からの制御情報に基づいて、予め記録されている1以上の録画予約情報のうちどの録画予約情報の内容をどのように変更するか又はどれを削除するかを決定することもできる。更に、記録制御装置103は、変更後の番組編成を知得した場合、又は、ユーザ携帯端末101(又は第3装置)から制御情報(又は変更後の番組編成)を受信した場合には、ユーザ携帯端末101についての説明で詳細に述べた第1の処理及び第2の処理の少なくとも一方を実行することが可能である。
【0048】
以下、上述したユーザ携帯端末101が、変更後の番組編成を知得して上述した制御情報、すなわち、録画予約情報を変更する又は削除するための制御情報を作成して記録制御装置103に送信し、記録制御装置103がその制御情報に基づいて録画を制御する場合を例に採り、ユーザ携帯端末101及び記録制御装置103の機能及び動作について説明する。
【0049】
図5は、本実施形態の上記例に係るユーザ携帯端末101の構成例を示すブロック図である。
【0050】
図5において、201は放送情報受信手段、202は情報分離手段、203は記憶手段、204は番組ガイド作成手段、205は映像・音声復号手段、206は表示出力手段、207は選択・記憶手段、208は付加手段、209は制御情報作成・抽出手段、210は通信情報送受信手段である。
【0051】
同図において、放送情報受信手段201は、放送局から、低レートのTV放送信号(例えば携帯受信向けサービス)のみを受信し、選局、検波処理を施した後、デジタル復調及び、誤り訂正処理を施し、処理後の出力は、情報分離手段202に供給される。
【0052】
情報分離手段202は、選局された映像・音声情報(動画像データ・サウンドデータ)及び、番組関連データなどの分離処理を施し、分離された番組関連データは、記憶手段203に、また、分離された映像・音声情報は、映像・音声復号手段204にそれぞれ供給される。
【0053】
記憶手段203は、例えば、ユーザ携帯端末101に内蔵されている電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリのEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )の一種であるフラッシュメモリ素子、或いはメモリカードなどの記憶媒体であり、情報分離手段202において分離された番組関連データ(又は記録制御装置103から送信された所定の情報)の記憶処理を施し、記憶処理より前、或いは記憶処理と同時、又は記憶処理が完了した時に、番組関連データは番組ガイド作成手段205に供給される。
【0054】
番組ガイド作成手段205は、記憶手段203からの番組関連データに対して、後で説明するユーザ携帯端末101の表示出力手段206に、番組ガイド(例えば、所望のTV番組を選択するための番組表)を表示することができるように、番組ガイドの作成処理を施し、作成された番組ガイドは、表示出力手段206に供給される。
【0055】
一方、映像・音声復号手段205は、情報分離手段202からの圧縮されている映像情報(例えばMPEG形式で圧縮されている)及び音声情報の復号処理を施し、復号処理された映像・音声情報は、表示出力手段206に供給される。
【0056】
表示出力手段206は、番組ガイド作成手段204からの番組ガイド及び、映像・音声復号手段205からの映像・音声を出力するための出力手段で、CRT、或いは液晶、或いはPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)を利用した表示装置、及びスピーカ装置を有している。
【0057】
選択・記憶手段207は、表示出力手段206に表示された番組ガイドを利用して、ユーザが録画予約を行う場合に、図示しないユーザ携帯端末101のボタンキーなどを操作して所望の番組選択を可能とする選択処理を施し、選択された番組情報を記憶する。
【0058】
付加手段208は、選択・記憶手段207により選択処理が実行された場合に、番組ガイド上の選択された番組欄を未選択の番組欄と異なる色や文字などで表示したり、或いは番組ガイド上の選択された番組欄に録画予約要求されたことが理解することができるような文字や記号を付加するなどの付加処理(例えば、図2〜図4を参照して説明した強調表示のための処理)を施し、選択されたことがユーザに対して視覚的にも理解しやすいように表示する。また、後で説明するが、制御情報作成・抽出手段209からの予約一覧情報(例えば、記録制御装置103から受信した既に登録済みの1以上の録画予約情報)のパラメータに基づいて、複数の表示欄から成る番組ガイド上において、既に録画予約情報が登録されている番組欄を未予約の番組欄(すなわち録画予約情報が登録されていない番組欄)と異なる色や文字で表示したり、或いは番組ガイド上の番組欄に予約されたことが理解することができるような文字や記号を付加するなどの付加処理も施し、既に予約登録されていることがユーザに対して視覚的に理解しやすいように表示する。
【0059】
制御情報作成・抽出手段209は、前記選択・記憶手段207において選択された番組の録画予約情報を記録制御装置103に送信することができるように情報を作成し、作成された情報は通信情報送受信手段210に供給される。また、制御情報作成・抽出手段209は、前記の通信情報送受信手段210から受信した、記録制御装置103に既に登録されている予約一覧情報からパラメータを抽出し、抽出されたパラメータは、記憶手段203に記憶され、更に付加手段208に供給される。
【0060】
通信情報送受信手段210は、情報作成・抽出手段209からの録画予約情報を公衆回線網102を介して、記録制御装置103に送信する。また、通信情報送受信手段210は、公衆回線網102を介して送信される、記録制御装置103からの情報を受信し、受信された情報は情報作成・抽出手段209に供給される。
【0061】
図6は、本実施形態の上記例に係る記録制御装置103の構成例を示すブロック図である。
【0062】
図6において、301は放送情報受信手段、302は情報分離手段、303は記憶手段、304は番組ガイド作成手段、305は映像・音声復号手段、306は表示出力手段、307は選択・記憶手段、308は付加手段、309は制御情報作成・抽出手段、310は通信情報送受信手段、311は記録装置入出力手段である。
【0063】
同図において、放送情報受信手段301は、放送局からの放送波の高レートのTV放送信号(例えば固定受信向けサービス)を受信し、選局、検波処理を施した後、デジタル復調及び、誤り訂正処理を施し、処理後の出力は、情報分離手段302に供給される。
【0064】
情報分離手段302は、選局された映像・音声情報及び、番組情報などの分離処理を施し、分離された番組情報は、記憶手段303に、また、分離された映像・音声情報は、映像・音声復号手段304にそれぞれ供給される。
【0065】
記憶手段303は、例えば、記録制御装置103に内蔵されている電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROMの一種であるフラッシュメモリ素子などで、情報分離手段302において分離された番組情報の記憶処理を施し、記憶処理より前、或いは記憶処理と同時、または記憶処理が完了した時に、番組情報は、番組ガイド作成手段305に供給される。
【0066】
番組ガイド作成手段305は、記憶手段303からの番組情報に対して、後で説明する記録制御装置103の表示出力手段306に、番組ガイドを表示することができるように、番組ガイド作成処理を施し、作成した番組ガイドは、表示出力手段306に供給される。
【0067】
一方、映像・音声復号手段305は、情報分離手段302からの圧縮されている映像(例えばMPEG画像)・音声情報の復号処理を施し、復号処理された映像・音声情報は、表示出力手段306に供給される。
【0068】
表示出力手段306は、番組ガイド作成手段304からの番組ガイド及び、映像・音声復号手段305からの映像・音声を出力するための出力部で、CRT、或いは液晶、或いはPDPを利用した表示装置、及びスピーカ装置を有している。
【0069】
選択・記憶手段307は、表示出力手段306に表示した番組ガイドを利用して、ユーザが録画予約を行う場合に、図示しない記録制御装置103のリモコンのボタンキーなどを操作して所望の録画予約番組選択を可能とする選択処理を施し、選択された情報を記憶する。また、後で説明する制御情報作成・抽出手段309からのユーザ携帯端末101から送信される予約情報に基づいて、所望の番組の録画予約選択処理を施し、選択された情報を記憶する。
【0070】
付加手段308は、選択・記憶手段307により選択処理が実行された場合に、番組ガイド上の選択された番組欄を未選択の番組欄と異なる色や文字などで表示したり、或いは番組ガイド上の選択された番組欄に録画予約要求されたことが理解することができるような文字や記号を付加するなどの付加処理を施し、録画予約選択されたことがユーザに対して視覚的にも理解しやすいように表示する。また、後で説明する制御情報作成・抽出手段309からのユーザ携帯端末101から送信される録画予約情報に基づいて、番組ガイド上の予約された番組欄を未予約の番組欄と異なる色や文字で表示したり、或いは番組ガイド上の番組欄に予約されたことが理解することができるような文字や記号を付加するなどの付加処理を施す。
【0071】
制御情報作成・抽出手段309は、前記選択・記憶手段307で選択された番組の予約一覧情報、或いは録画予約処理制御情報をユーザ携帯端末101に送信することができるように情報を作成し、作成された情報は通信情報送受信手段310に供給される。また、制御情報作成・抽出手段309は、前記通信情報送受信手段310から受信したユーザ携帯端末101から送信される予約情報をからパラメータを抽出し、抽出されたパラメータは付加手段308に供給される。
【0072】
通信情報送受信手段310は、情報作成・抽出手段309からの情報を公衆回線網102を介して、ユーザ携帯端末101に送信する。また、通信情報送受信手段310は、公衆回線網102を介して送信される、ユーザ携帯端末101からの情報を受信し、受信した情報は情報作成・抽出手段309に供給される。
【0073】
記録装置入出力手段311は、記録装置104が例えばVCR(Video Cassette Recorder)の場合は、アナログ信号が入出力となり、表示出力手段306の出力が接続される。また、記録装置104が例えばDVCR(Digital Video Cassette Recorder)などのデジタル記録装置の場合は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394を介してデジタルデータに対応する画像および音声入出力となり、例えば情報分離手段302の出力が接続される。
【0074】
次に、図7のフローチャートを用いて、本実施形態の上記例においてユーザ携帯端末101が実行する、録画予約の設定処理について説明する。
【0075】
初めに、ステップS1において、ユーザにより表示出力手段206へ所望チャンネルの番組ガイドの表示が要求されたか否かを判定し、表示要求されたと判定された場合には、ステップS2に進み、未だ表示要求されないと判定された場合には、本ステップS1の処理を繰返し実行する。
【0076】
ステップS2において、放送情報受信手段201、情報分離手段202により、放送局からの放送波のうち低レートのTV放送信号(例えば携帯受信向けサービス)から最新の番組関連データを受信・取得し、受信・取得が完了次第、番組関連データを記憶手段203に記憶・更新し、ステップS3に進む。
【0077】
ステップS3において、制御情報作成・抽出手段209、通信情報送受信手段210により、公衆回線網102を介して記録制御装置103に接続し、記録制御装置103に既に登録されている予約情報一覧を要求・取得すると、ステップS4に進む。このとき、録画予約情報が存在しない場合には、その旨がわかる情報を記録制御装置103から受信する。
【0078】
ステップS4において、ステップS2で取得した番組関連データに基づいて番組ガイド作成手段204により作成された番組ガイドを表示出力手段206で表示し、同時にステップS3で取得した予約一覧情報を、付加手段208により前記表示された番組ガイド上で予約登録されていることが理解できるように、その番組欄の色を未予約の番組欄と異なる色に変更したり、或いは文字や記号などを付加するとステップS5に進む。また、例えば、番組ガイド作成手段204により、番組編成の変更及び変更後の番組編成を取得されたときにも、付加手段208により前記表示された番組ガイド上で、放送時間帯が変更又は中止されたTV番組に係る録画予約情報がどれであるかを理解できるように別の態様で表示する。
【0079】
ステップS5において、選択・記憶手段207により番組ガイド上で、予約番組の選択されたか否か、又は、既に登録された録画予約情報を変更するか否かを判定し、予約番組の選択されたと判定された場合、又は、録画予約情報を変更すると判定された場合には、ステップS6に進む。一方、未だ予約番組の選択されないと判定された場合、又は、録画予約情報の変更又は削除の要求がされていないと判定された場合には、本ステップS5の処理を繰返し実行する。
【0080】
ステップS6において、制御情報作成・抽出手段209によりステップS5で選択された番組の録画予約情報を作成すると、或いは、選択された録画予約情報の変更又は消去のための制御情報を作成すると処理は終了される。
【0081】
次に、図8のフローチャートを用いて、ユーザ携帯端末101が実行する、録画予約情報の送信処理について説明する。
【0082】
始めに、ステップS11において、図7のフローチャートに基づいて、録画予約の設定処理又は制御情報(すなわち、変更対象の録画予約情報及びその録画予約情報の変更後の内容、又は削除対象の録画予約情報の削除命令)の作成処理が終了されたか否かを判定し、録画予約の設定処理が終了されたと判定された場合には、ステップS12に進み、録画予約の設定処理が終了されないと判定された場合には、本ステップS11の処理を繰返し実行する。
【0083】
ステップS12において、通信情報送受信手段210により公衆回線網102を介して記録制御装置103に接続すると、ステップS13に進む。
【0084】
ステップS13において、通信情報送受信手段210により録画予約情報又は制御情報を記録制御装置103に送信すると、ステップS14に進む。
【0085】
ステップS14において、通信情報送受信手段210により記録制御装置103との接続を解除すると、処理は終了される。
【0086】
次に、図9のフローチャートを用いて、記録制御装置103が実行する、録画予約情報の受信処理について説明する。
【0087】
始めに、ステップS21において、通信情報送受信手段310によりユーザ携帯端末101から録画予約情報又は制御情報を受信したか否かを判定し、受信されていないと判定された場合には、本ステップS21の処理を繰返し実行し、録画予約情報又は制御情報が受信されるまで待機する。そして、ステップS21において、受信されていると判定されると、ステップS22に進む。
【0088】
ステップS22において、制御情報作成・抽出手段309により受信された録画予約情報又は制御情報を読み出し、読み出した情報が、録画予約情報(又はそれの設定を命ずるコマンド)又はどの録画予約情報をどのように変更するかの情報(又は変更後の録画予約情報の設定を命ずるコマンド)である否かを判定する(変更後の録画予約情報は例えばユーザ携帯端末101の付加手段208及び/又は制御情報作成・抽出手段209によって作成される)。その判定の結果、否定的であれば、ステップS24に進み、肯定的であれば、ステップS23に進み、録画処理を実行する。
【0089】
ここで、図10のフローチャートを用いて、記録制御装置103が実行する録画予約処理について更に詳細に説明する。
【0090】
ステップ31において、制御情報生成・取得手段309により録画予約情報(具体的には、例えば、新規の録画予約情報又は既存の録画予約情報の変更後のもの)からパラメータを抽出し、抽出されたパラメータを記憶手段303に記憶して、ステップS32に進む。このパラメータには、例えば、チャンネル情報、日付情報、録画開始時間情報、録画終了時間情報、番組の放送時間情報が含まれる。
【0091】
ステップS32において、図示せぬ記録制御装置103に内蔵されている時計(タイマ装置)から、現在時刻を読み出すと、ステップS33に進む。
【0092】
ステップS33において、選択・記憶手段307によりステップS31で抽出されたパラメータにおける録画開始時刻情報が、ステップS32で読み出した現在時刻より進んでいるか否かを判定し、開始時間情報が現在時刻情報より進んでいると判定した場合には、ステップS34に進む。
【0093】
ステップS34において、選択・記憶手段307、記録装置入出力手段311により記録制御装置101が現在録画開始中でないか否かを判定し、現在録画中である場合には、ステップS40に進み、現在録画中でない場合には、ステップS35に進む。
【0094】
ステップS35において、選択・記憶手段307により現在時刻から終了時間情報までの間に、既に登録されている予約がないか否かを判定し、既に登録されている予約がある場合には、ステップS40に進み、既に登録されている予約がない場合には、ステップS36に進む。
【0095】
ステップS36において、記録装置入出力手段311により録画を開始すると、ステップS31で抽出されたパラメータにおけるチャンネル情報に基づいて、このチャンネルが選局できるよう放送情報受信手段301及び、情報分離手段302に対して設定され、記録装置入出力手段311により所望の番組が記録装置104に出力されると同時に、記録装置104に録画制御を施すと、ステップS37に進む。
【0096】
ステップS37において、制御情報作成・抽出手段309、通信情報送受信手段310により録画開始処理が完了したことの通知情報を、例えば、電子メールなどを用いて、ユーザ携帯端末101に送信すると、ステップS37に進む。
【0097】
ステップS38において、選択・記憶手段307により図示せぬ記録制御装置103に内蔵されている時計から、現在時刻を読み出し、読み出した現在時刻と記憶手段303から読み出された録画予約情報に含まれる録画終了時間情報とを比較し、録画予約を終了する時間か否かを判定し、未だ録画を終了しないと判定された場合には、本ステップS38の処理を繰返し実行する。ステップS38において、録画を終了すると判定されると、処理は、図9のステップS23にリターンする。
【0098】
ステップS40において、制御情報作成・抽出手段309、通信情報送受信手段310により録画開始処理が不能であることの通知情報を、例えば、電子メールなどを用いて、ユーザ携帯端末101に送信すると、処理は、図9のステップS23にリターンする。ステップS33において、開始時間情報が現在時刻情報より遅れていると判定した場合には、ステップS39に進み、予約処理を実行する。
【0099】
ここで、図11のフローチャートを用いて、記録制御装置103が実行する予約処理について更に詳細に説明する。
【0100】
ステップS52において、選択・記憶手段307によりステップS31で抽出されたパラメータの設定内容が正常である(例えば、録画時間帯が既に登録されている予約と重複しない)か否かを判定し、設定内容が正常であると判定した場合には、ステップS52に進み、設定内容が正常ではない、すなわち、既に登録されている録画予約時間と今回受信した録画予約時間が一部重複すると判定された場合には、ステップS54に進む。
【0101】
ステップS52において、選択・記憶手段307によりステップS31で抽出されたパラメータに基づいて、予約タイマの処理を実行させると、ステップS53に進む。
【0102】
ステップS53において、制御情報作成・抽出手段309、通信情報送受信手段310により録画予約処理が完了したことの通知情報を、例えば、電子メールなどを用いて、ユーザ携帯端末101に送信すると、処理は、図10のステップS39にリターンする。
【0103】
ステップS54において、制御情報作成・抽出手段309、通信情報送受信手段310により録画予約処理が不能であることの通知情報を、例えば、電子メールなどを用いて、ユーザ携帯端末101に送信すると、処理は、図10のステップS39にリターンし、さらに、処理は、図9のステップS23にリターンする。そして、ステップS23の処理にリターンされた後、ステップS21に戻り、上述した処理が繰り返される。
【0104】
図9に戻り、ステップS24において、制御情報作成・抽出手段309により受信された録画予約情報を読み出し、読み出したデータが、キャンセル制御コマンド情報(すなわち、例えば、既に登録されている録画予約情報のうちユーザに選択された録画予約情報がどれかということと、その情報を消去する旨のコマンド)が含まれているか否かを判定し、含まれていると判定した場合には、ステップS25に進み、予約キャンセル処理を実行する。
【0105】
ここで、図12のフローチャートを用いて、記録制御装置103が実行する予約キャンセル処理について更に詳細に説明する。
【0106】
ステップS61において、選択・記憶手段307により指定された録画予約情報が存在するか否か、すなわち、指定された録画予約情報が記憶手段303に記憶されているか否かを判定し、指定された録画予約情報が存在すると判定した場合には、ステップS62に進み、指定された録画予約情報が存在しないと判定した場合には、ステップS64に進む。
【0107】
ステップS62において、選択・記憶手段307により録画予約情報を記憶手段303から削除すると、ステップS63に進む。
【0108】
ステップS63において、制御情報作成・抽出手段309、通信情報送受信手段310により録画予約情報を削除したことの通知情報を、例えば、電子メールなどを用いて、ユーザ携帯端末101に送信する。
【0109】
ステップS64において、制御情報作成・抽出手段309、通信情報送受信手段310により録画予約情報を削除が不能であることの通知情報を、例えば、電子メールなどを用いて、ユーザ携帯端末101に送信する。ステップS63またはステップS64の処理の後、処理は、図6のステップS24にリターンする。
【0110】
以上、本発明の好適な幾つかの実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
【0111】
例えば、上述において、公衆回線網102を介したユーザ携帯端末101と記録制御装置103とのアクセス・接続に関しては、通常のインターネットで使用されている接続方式を用いることができる。
【0112】
また、放送局から送出される放送波の階層伝送を、高レート及び低レートの放送信号がサイマル放送で放送する場合に限らず、サイマル放送されていない場合においても、例えば、記録制御装置103が携帯受信向けサービスの受信が可能なようにすることで、同様の効果を奏することが可能である。
【0113】
また、例えば、ユーザ携帯端末101において、固定受信向けサービスの番組関連情報を受信・取得し、番組ガイドを作成できるようにすることで、現在から約1週間後の番組予約を携帯端末により行うことが可能になる。
【0114】
また、例えば、ユーザ携帯端末101から記録制御装置103に予約登録された後に、記録制御装置103側で予約登録番組の番組編成変更などをチェックすることで、より一層、流動的な番組編成に即座に対応可能になる。
【0115】
また、例えば、上記図7における録画予約の設定処理の説明において、ステップS1における表示要求あったときに、ステップS2における最新の番組情報の受信・取得を実施するようにしたが、番組関連データの受信・取得の実施を常に行うようにすることで、常に最新の番組情報が取得されることになり、このことで、ステップS2の処理がなくなり番組ガイドの表示時の高速化を図れるようになり得る。
【0116】
また、例えば、以上の説明の記録制御装置103において、記録装置104は非内臓としたが、記録装置104が記録制御装置103に内蔵されていてもよい。
【0117】
また、例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアが組み込まれているコンピュータ、或いは各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納媒体からインストールされる。また、コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納する、プログラム格納媒体は、磁気ディスク、光ディスク、DVD,光磁気ディスク、半導体メモリなどによるパッケージメディア、または、プログラムが一時的若しくは永続的に格納されるフラッシュROMや、ハードディスクなどにより構成される。プログラム格納媒体へのプログラム格納は、必要に応じて、ルータ、モデムなどのインタフェースを介して、公衆回線網102、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった有線または無線の通信媒体を利用して行うことが可能である。
【0118】
また、例えば、本明細書において、プログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記述された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的、或いは個別に実行される処理をも含むものである。
【0119】
また、本明細書において、システムとは、複数の端末、或いは装置により構成される全体を表すものである。
【0120】
また、例えば、記録制御装置103からユーザ携帯端末101へ補完番組情報を送信しても良い。具体的には、例えば、ユーザ携帯端末101は、自機が受信した小サイズの番組関連データを用いて番組ガイドを作成するとしているが、携帯端末101側で受信処理をした番組関連データでは情報量が不足している場合には、記録制御装置103で受信処理した高サイズの番組関連データを携帯端末101用に加工した補完番組情報(例えば、解像度が低い番組ガイド画面)を作成し、記録制御装置103がその補完番組情報をユーザ携帯端末101に送信する。
【0121】
また、例えば、番組編成の変更を含んだ番組関連データを受信したとき、既に登録した録画予約情報のうち放送時間帯の変更又は放送の中止に係るTV番組の番組録画情報が有る旨がユーザ携帯端末101又は記録制御装置103で検出されたとき、或いは、その検出された旨を受信したとき等の原因によってユーザに何らかの通知をする際、ユーザ携帯端末101又は記録制御装置103は、以下の(1)〜(8)のうちの少なくとも1つの方法で通知することができる。
【0122】
(1)ユーザ携帯端末101又は記録制御装置103に予め登録されている複数種類のサウンドの中から、所定のサウンド(例えば、ユーザによって現在設定されていないサウンドを選択して出力する。
【0123】
(2)発光可能な複数の色又は複数の発光パターンの中から、所定の色又は発光パターン(例えば、ユーザによって現在設定されていない色又は発光パターン)を選択し、選択した色の光を発光する又は選択した発光パターンで発光する。
【0124】
(3)ユーザ携帯端末101に予め登録されている複数種類のバイブレーションパターンの中から、所定のバイブレーションパターン(例えば、ユーザによって現在設定されていないバイブレーションパターン)を選択し、選択したバイブレーションパターンでバイブレーションを実行する。
【0125】
(4)ユーザ携帯端末101又は記録制御装置103に予め登録されている複数種類のイメージの中から、所定のイメージ(例えば、ユーザによって現在設定されていないイメージ)を選択し、選択されたイメージを表示する。
【0126】
(5)サウンドデータと、そのサウンドデータに基づいてサウンドを出力することを表すデータとを含んだデータを受信し、そのデータ中のサウンドデータに基づいてサウンドを出力する。
【0127】
(6)発光パターンデータと、その発光パターンデータが表す発光パターンで発光することを示すデータとを含んだデータを受信し、そのデータ中の発光パターンデータに基づいて発光する。
【0128】
(7)バイブレーションパターンデータと、そのバイブレーションパターンデータが表すバイブレーションパターンでバイブレーションを実行することを示すデータとを含んだデータを受信し、そのデータ中のバイブレーションパターンデータに基づくバイブレーションパターンでバイブレーションを実行する。
【0129】
(8)イメージデータと、そのイメージデータが表すイメージを表示することを表すデータとを含んだデータを受信し、そのデータ中のイメージデータに基づいてイメージを表示する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る実施の形態における番組録画制御システムの構成を示すブロック図。
【図2】ユーザ携帯端末101において、過去に登録した録画予約情報を変更する際にディスプレイ画面に表示されるGUI画面の例。
【図3】ユーザ携帯端末101において、過去に登録した録画予約情報を変更する際にディスプレイ画面に表示されるGUI画面の例。
【図4】ユーザ携帯端末101において、過去に登録した録画予約情報を変更する際にディスプレイ画面に表示されるGUI画面の例。
【図5】本実施形態に係る番組録画制御システムのユーザ携帯端末の構成を示すブロック図。
【図6】本実施形態における番組録画制御システムの記録制御装置の構成を示すブロック図。
【図7】本実施形態におけるユーザ携帯端末が実行する、録画予約の設定処理について説明するためのフローチャート。
【図8】本実施形態におけるユーザ携帯端末が実行する、録画予約情報の送信処理について説明するためのフローチャート。
【図9】本実施形態における記録制御装置が実行する、録画予約情報の受信処理について説明するためのフローチャート。
【図10】本実施形態における記録制御装置が実行する、録画予約処理について説明するためのフローチャート。
【図11】本実施形態における記録制御装置が実行する、予約処理について説明するためのフローチャート。
【図12】本実施形態における記録制御装置が実行する、予約キャンセル処理について説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
101…ユーザ携帯端末
102…公衆回線網
103…記録制御装置
104…記録装置
201、301…放送情報受信手段
202、302…情報分離手段
203、303…記憶手段
204、304…番組ガイド作成手段
205、305…映像・音声復号手段
206、306…通信情報送受信手段
207、307…選択・記憶手段
208、308…付加手段
209、309…制御情報生成・抽出手段
210、310…通信情報送受信手段
311…記録装置入出力手段
Claims (11)
- 放送局から発信された放送信号に含まれている番組信号の記録を制御する記録制御装置と、前記記録制御装置と通信ネットワークを介して通信可能な指示装置とを備えるシステムであって、
前記指示装置が、
前記放送局から発信された、番組関連情報と番組信号とを含んだ放送信号を受信する放送信号受信手段と、
前記受信した放送信号に含まれている前記番組関連情報から、既定の番組編成が変更されたこと及び変更後の番組編成を知得する知得手段と、
前記知得された変更後の番組編成又はそれに関する番組変更情報を、前記通信ネットワークを介して前記記録制御装置に送信する送信手段と
を有し、前記記録制御装置が、
前記指示装置から前記変更後の番組編成又は前記番組変更情報を受信する受信手段と、
番組を記録すべき記録時間帯と、その記録時間帯における複数の放送信号のうちのどの放送信号中の番組信号を記録するかを表した記録番組情報とを含んだ記録予約情報を取得する取得手段と、
前記受信した変更後の番組編成又は番組変更情報に基づいて、前記取得された記録予約情報の内容を変更する、又は前記記録予約情報を消去する予約変更手段と
を有する、
番組予約制御システム。 - 前記指示装置は、前記通信ネットワーク上に備えられているサーバマシン、又は、ユーザが使用する据置型又は携帯型の端末装置である、
請求項1記載の番組予約制御システム。 - 前記指示装置は、前記番組変更情報として、前記知得された変更後の番組編成に基づいて、過去に登録された記録予約情報の内容を変更する又はその記録予約情報を消去することの予約変更命令を作成する作成手段を有し、
前記予約変更手段は、前記指示装置から受信した前記予約変更命令に基づいて、前記取得された記録予約情報の内容を変更する、又は前記記録予約情報を消去する、
請求項1記載の番組予約制御システム。 - 前記予約変更手段は、前記記録予約情報中の記録時間帯を変更する場合に、変更後の記録時間帯が、他の記録予約情報に含まれている他の記録時間帯の全部又は一部と重複することになるならば、前記変更後の記録時間帯と前記他の記録時間帯とが重複することが無いように、対象となっている前記記録予約情報と前記他の記録予約情報との少なくとも一方の記録時間帯を変更する又は消去する、
請求項1又は3記載の番組予約制御システム。 - 前記予約変更手段は、前記指示装置又は前記記録制御装置のユーザによる操作に応答して、或いは予め設定されている優先順位に基づいて、前記2つ以上の記録時間帯のうちどの記録時間帯を長くし、どの記録時間帯を短くする又は消去するかを決定する、
請求項4記載の番組予約制御システム。 - 前記予約変更手段は、前記記録予約情報中の記録時間帯を変更する場合に、変更後の記録時間帯が、他の記録予約情報に含まれている他の記録時間帯の全部又は一部と重複することになるならば、
(1)変更後の前記記録予約情報に基づいて記録すべき番組信号が第1の記録装置に記録されるように前記第1の記録装置を制御し、
(2)前記他の記録予約情報に基づいて記録すべき番組信号が第2の記録装置に記録されるように前記第2の記録装置を制御する、
請求項1記載の番組予約制御システム。 - 放送局から発信された放送信号に含まれている番組信号の記録を制御する記録制御装置と、前記記録制御装置と通信ネットワークを介して通信可能な指示装置とがあり、
前記指示装置又は前記記録制御装置が、前記放送局から発信された、番組関連情報と番組信号とを含んだ放送信号を受信するステップと、
前記指示装置又は前記記録制御装置が、前記受信した放送信号に含まれている前記番組関連情報から、既定の番組編成が変更されたこと及び変更後の番組編成を知得するステップと、
前記指示装置又は前記記録制御装置が、番組を記録すべき記録時間帯と、その記録時間帯における複数の放送信号のうちのどの放送信号中の番組信号を記録するかを表した記録番組情報とを含んだ記録予約情報を取得する取得手段と、
前記指示装置又は前記記録制御装置が、前記知得された変更後の番組編成又はそれに関する番組変更情報に基づいて、前記取得された記録予約情報の内容を変更する、又は前記記録予約情報を消去するステップと
を有する番組予約制御方法。 - 放送局から発信された放送信号に含まれている番組信号の記録を制御する記録制御装置と通信ネットワークを介して通信可能な指示装置であって、
前記放送局から発信された、番組関連情報と番組信号とを含んだ放送信号を受信する放送信号受信手段と、
前記受信した放送信号に含まれている前記番組関連情報から、既定の番組編成が変更されたこと及び変更後の番組編成を知得する知得手段と、
前記知得された変更後の番組編成又はそれに関する番組変更情報を、前記通信ネットワークを介して前記記録制御装置に送信する送信手段と
を有し、それにより、前記記録制御装置をして、番組を記録すべき記録時間帯と、その番組記録時間帯における複数の放送信号のうちのどの放送信号中の番組信号を記録するかを表した記録番組情報とを含んだ記録予約情報を取得し、前記送信した変更後の番組編成又は番組変更情報に基づいて、前記取得された記録予約情報の内容を変更する、又は前記記録予約情報を消去することを可能にならしめる、
指示装置。 - 放送局から発信された放送信号に含まれている番組信号の記録を制御する記録制御装置であって、
遠隔の装置から、変更後の番組編成又はそれに関する番組変更情報を受信する受信手段と、
番組を記録すべき記録時間帯と、その番組記録時間帯における複数の放送信号のうちのどの放送信号中の番組信号を記録するかを表した選択放送情報とを含んだ記録予約情報を取得する取得手段と、
前記受信した変更後の番組編成又は番組変更情報に基づいて、前記取得された記録予約情報の内容を変更する、又は前記記録予約情報を消去する予約変更手段と
を備える記録制御装置。 - 放送局から発信された放送信号に含まれている番組信号の記録を制御する記録制御装置と通信ネットワークを介して通信可能な指示装置を構築するためのコンピュータプログラムであって、
前記放送局から発信された、番組関連情報と番組信号とを含んだ放送信号に含まれている前記番組関連情報から、既定の番組編成が変更されたこと及び変更後の番組編成を知得するステップと、
前記知得された変更後の番組編成又はそれに関する番組変更情報を、前記通信ネットワークを介して前記記録制御装置に送信するステップと
を有し、それにより、前記記録制御装置をして、番組を記録すべき記録時間帯と、その番組記録時間帯における複数の放送信号のうちのどの放送信号中の番組信号を記録するかを表した記録番組情報とを含んだ記録予約情報を取得し、前記送信した変更後の番組編成又は番組変更情報に基づいて、前記取得された記録予約情報の内容を変更する、又は前記記録予約情報を消去することを可能にならしめる、
コンピュータプログラム。 - 放送局から発信された放送信号に含まれている番組信号の記録を制御する記録制御装置を構築するためのコンピュータプログラムであって、
遠隔の装置から、変更後の番組編成又はそれに関する番組変更情報を受信する受信手段と、
番組を記録すべき記録時間帯と、その番組記録時間帯における複数の放送信号のうちのどの放送信号中の番組信号を記録するかを表した選択放送情報とを含んだ記録予約情報を取得する取得手段と、
遠隔の装置から受信された変更後の番組編成又はそれに関する番組変更情報に基づいて、前記取得された記録予約情報の内容を変更する、又は前記記録予約情報を消去するステップと
を有するコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003000497A JP2004215031A (ja) | 2003-01-06 | 2003-01-06 | 番組予約制御システム及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|
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ID=32818791
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