JP6201185B2 - 遠隔操作システム、及び遠隔操作方法 - Google Patents
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例えば、特許文献1に記載の遠隔操作システムでは、インターネット上にサーバ装置を配置し、ユーザーが外出先から家電装置を操作したい場合には、携帯電話のホームページ閲覧機能を用いてサーバ装置上で機器を選択し、家電装置の情報を確認したり、家電装置の操作を行ったりすることが可能となっている。
以下、第1の実施形態による遠隔操作システムについて図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による遠隔操作システム1の一例を示す概略ブロック図である。
図1に示すように、遠隔操作システム1は、宅外通信端末10と、サーバ装置20と、宅内通信端末30(30−1、30−2、・・・)と、宅内機器40(40−1、40−2、・・・)とを備えている。なお、宅内通信端末30−1、宅内通信端末30−2、・・・は、同一の構成であり、遠隔操作システム1が備える任意の宅内通信端末を示す場合、又は特に区別しない場合には、宅内通信端末30として説明する。また、宅内機器40−1、宅内機器40−2、・・・は、機器通信部41及び操作処理部42に関して同一の構成であり、遠隔操作システム1が備える任意の宅内機器を示す場合、又は特に区別しない場合には、宅内機器40として説明する。
宅外通信端末10と、サーバ装置20と、宅内通信端末30とのそれぞれは、例えば、公衆回線を利用したIP(インターネットプロトコル)網であるネットワークNWに接続される。
表示部12は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどであり、例えば、宅内機器40を操作する際の各種処理に応じた情報を表示する。
UI制御部13(ユーザインターフェイス制御部)は、利用者に対して、各種情報を表示部12に表示させるとともに、利用者からの入力操作(タッチパネルとかキーボードからの入力操作)を操作部11に受け付けさせる。
NW通信部14は、ネットワークNWを介して、自装置(宅外通信端末10)と、サーバ装置20などの他装置との通信を行う。なお、NW通信部14は、例えば、固定回線を用いた有線通信によりネットワークNWに接続してもよいし、無線通信によりネットワークNWに接続してもよい。ここで、無線通信とは、例えば、3G移動通信システムやLTE(Long Term Evolution)などによる携帯キャリア網、又は無線LAN(Local Area Network)等のことである。
また、サーバ装置20は、NW通信部21、記憶部22、及びサーバ制御部23を備えている。
記憶部22は、サーバ装置20が実行する各種処理に利用する情報を記憶する。記憶部22は、例えば、端末情報記憶部221、機器情報記憶部222、及び操作指示記憶部223を備えている。
端末情報記憶部221(管理記憶部)は、利用者が宅内機器40の操作に利用する宅内通信端末30を登録する記憶部であり、宅内通信端末30に関する情報を記憶する。端末情報記憶部221は、例えば、端末識別情報と、宅内通信端末30の接続先情報と、宅内通信端末30の属性情報と、宅内通信端末30が宅内に存在するか否かを示す宅内可否情報とを関連付けて記憶する。ここで、端末識別情報は、宅内機器40の操作に利用する宅内通信端末30を識別する識別情報である。また、接続先情報とは、例えば、携帯電話番号などの接続先を示す情報である。また、宅内通信端末30の属性情報は、例えば、「父親用」など宅内通信端末30の所有者を示す情報や宅内通信端末30の端末名、機種名などの情報である。なお、接続先情報、又は属性情報を端末識別情報として利用してもよい。
操作指示記憶部223(指示記憶部)は、宅外通信端末10からの操作指示を登録する記憶部である。すなわち、操作指示記憶部223は、宅外通信端末10からの操作指示を示す指示情報を記憶する。この指示情報には、操作対象となる宅内機器40を示す機器情報と、操作内容を示す情報が含まれる。なお、機器情報は、上述した機器識別情報を利用してもよいし、機器識別情報に対応付けられた他の形式の情報を用いてもよい。また、同様に、操作内容を示す情報は、上述した操作可能な操作内容を示す情報を利用してもよいし、操作可能な操作内容を示す情報に対応付けられた他の形式の情報を用いてもよい。
端末管理部231(登録部)は、宅内通信端末30からの端末登録、機器登録、及び宅内通信端末30が宅内に存在するか否かを示す宅内可否情報を、NW通信部21を介して受信するとともに、登録した宅内通信端末30を管理する。ここでの端末登録とは、宅内通信端末30の登録を示し、機器登録とは、宅内機器40の登録を示す。端末管理部231は、例えば、宅内通信端末30からの宅内通信端末30の登録要求に応じて、端末識別情報と、宅内通信端末30の接続先情報と、宅内通信端末30の属性情報とを関連付けて端末情報記憶部221に記憶させる。また、端末管理部231は、NW通信部21を介して宅内通信端末30から宅内可否情報を受信し、受信した宅内可否情報を端末識別情報と関連付けて端末情報記憶部221に記憶させる。
また、端末管理部231は、例えば、機器識別情報と、操作可能な操作内容を示す情報と、宅内機器40の属性情報とを関連付けて機器情報記憶部222に記憶させる。
なお、端末管理部231が管理する情報には、「宅内機器の状態(例えば、電源がONかOFFか、エアコンが冷房か暖房か、レコーダが録画中か否かといった情報)」を含めてもよい。また、同様に、端末情報記憶部221に記憶される情報についても、上記の「宅内機器の状態」を含めてもよい。
操作制御部233は、端末指示応答部232が操作指示を受信した場合に、端末情報記憶部221が記憶する宅内可否情報に基づいて、端末情報記憶部221に記憶されている端末識別情報に対応する宅内通信端末30が操作対象となる宅内機器40と同一の宅内に存在するか否かを判定する。操作制御部233は、宅内通信端末30が操作対象となる宅内機器40と同一の宅内に存在する場合に、宅内通信端末30を介して操作指示を宅内機器40に送信する制御を行う。
また、操作制御部233は、宅内通信端末30が操作対象となる宅内機器40と同一の宅内に存在しない場合に、操作指示を操作指示記憶部223に記憶させる。そして、その後に、宅内通信端末30が宅内機器40と同一の宅内に検出された場合に、操作制御部233は、宅内通信端末30を介して、操作指示記憶部223が記憶する操作指示を宅内機器40に送信する制御を行うとともに、操作指示記憶部223が記憶する操作指示(指示情報)を削除する。なお、操作制御部233は、宅内通信端末30が宅内機器40と同一の宅内に検出されたか否かを、端末情報記憶部221が記憶する宅内可否情報に基づいて判定する。
また、宅内通信端末30は、操作部31、表示部32、位置検出部33、NW通信部34、機器通信部35、及び端末制御部36を備えている。
操作部31は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、利用者の操作により上述した端末登録、機器登録などの各種情報の入力操作を受け付ける。
表示部32は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどであり、例えば、端末登録、機器登録などの各種処理に応じた情報を表示する。
位置検出部33は、宅内通信端末30の位置を検出する。位置検出部33は、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用して、宅内通信端末30の位置を検出し、位置を示す位置情報を出力する。
機器通信部35は、例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(例えば、Felica(登録商標)など)の無線通信により、自装置(宅内通信端末30)と、宅内機器40との通信を行う。
端末制御部36は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、宅内通信端末30を統括的に制御する。端末制御部36は、UI制御部361、サーバ登録部362、位置確認部363、サーバ指示応答部364、及び機器制御部365を備えている。
UI制御部361は、利用者に対して、各種情報を表示部32に表示させるとともに、利用者からの入力操作を操作部31に受け付けさせる。
サーバ登録部362は、サーバ装置20に対して、宅内通信端末30の登録、及び宅内機器40の登録を行う。サーバ登録部362は、登録の際に必要な情報を、例えば、UI制御部361を介して取得し、NW通信部34を介して登録の際に必要な情報をサーバ装置20に送信して、宅内機器40を操作する宅内通信端末30、及び操作対象となる宅内機器40をサーバ装置20に登録する。
サーバ指示応答部364は、NW通信部34を介してサーバ装置20から操作指示を受信するとともに、NW通信部34を介して操作結果をサーバ装置20に送信する。
機器制御部365は、サーバ指示応答部364が受信した操作指示を示す指示情報を、機器通信部35を介して操作対象となる宅内機器40に送信する。また、機器制御部365は、機器通信部35を介して宅内機器40の操作結果を取得し、取得したサーバ指示応答部364に出力する。なお、位置確認部363は、所定の時間間隔で上述の判定処理を行い、判定結果に変更があった場合のみサーバ装置20に送信してもよい。
機器通信部41は、例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(例えば、Felica(登録商標)など)等の無線通信により、自装置(宅内機器40)と、宅内通信端末30との通信を行う。
操作処理部42は、機器通信部41を介して宅内通信端末30から受信した操作指示を取得し、取得した操作指示に対応した動作を自装置にさせる。
図2において、まず、宅内通信端末30は、宅内機器40を操作する宅内通信端末30の情報と、宅内通信端末30によって操作される宅内機器40の情報とを、サーバ装置20に登録する(ステップS101)。具体的に、利用者の登録要求の操作に応じて、宅内通信端末30のサーバ登録部362が、登録の際に必要な情報を、例えば、UI制御部361を介して取得し、NW通信部34を介してこれらの登録の際に必要な情報をサーバ装置20に送信する。そして、サーバ装置20の端末管理部231は、宅内通信端末30から受信した宅内通信端末30の情報(例えば、端末識別情報、接続先情報、属性情報など)を端末情報記憶部221に記憶させる。また、端末管理部231は、宅内通信端末30からネットワークNWを介して受信した宅内機器40の情報(例えば、機器識別情報、操作可能な操作内容を示す情報、宅内機器40の属性情報など)を、機器情報記憶部222に記憶させる。
次に、宅内通信端末30は、宅内に存在するか否かを判定し、判定結果をサーバ装置20に送信する(ステップS102)。すなわち、各宅内通信端末30の位置確認部363は、位置検出部33が検出した位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、自装置(宅内通信端末30)が操作対象となる宅内機器40と同一の宅内に存在する否かを判定する。そして、位置確認部363は、この判定結果である宅内可否情報をサーバ装置20に送信する。各宅内通信端末30は、ステップS102の処理を繰り返す。
図3において、宅外通信端末10は、サーバ装置20から宅内通信端末30の状態を取得して表示するとともに、操作指示を受け付ける(ステップS103)。すなわち、宅外通信端末10は、サーバ装置20から各宅内通信端末30の宅内可否情報を取得し、取得した宅内可否情報に基づいて、宅内通信端末30の状態(宅内に存在するか否かの状態)を示す情報を表示部12に表示する。そして、宅外通信端末10は、利用者の操作によって、宅内機器40の操作指示を受け付ける。
次に、サーバ装置20は、機器操作が可能な宅内通信端末30があるか否かを判定する(ステップS104)。例えば、サーバ装置20の操作制御部233は、端末情報記憶部221が記憶する宅内可否情報に基づいて、機器操作が可能な宅内通信端末30が操作対象となる宅内機器40と同一の宅内に存在するか否かを判定する。操作制御部233は、機器操作が可能な宅内通信端末30がある場合(ステップS104:YES)に、処理をステップS105に進める。また、操作制御部233は、機器操作が可能な宅内通信端末30がない場合(ステップS104:NO)に、処理をステップS109に進める。
次に、宅内機器40は、宅内通信端末30及びサーバ装置20を経由して、宅外通信端末10に対して操作結果を送信する(ステップS106)。具体的には、サーバ装置20の操作制御部233が、宅内通信端末30を介して宅内機器40の操作結果を取得し、端末指示応答部232が、取得した操作結果を宅外通信端末10に送信する。そして、宅外通信端末10は、受信した操作結果を表示部12に表示する。
また、宅外通信端末10は、操作結果が成功か否かを判定し(ステップS107)、操作結果が成功でない(失敗である)場合(ステップS107:NO)に、宅外通信端末10は、宅内通信端末30に対して、エラー(失敗)に対する指示を送信し(ステップS108)、処理を終了する。また、宅外通信端末10は、操作結果が成功である場合(ステップS107:YES)に、処理を終了する。
次に、宅内通信端末30が操作可能となった場合に、サーバ装置20は、保存された操作指示を、宅内通信端末30を経由して宅内機器40に送信する(ステップS110)。具体的に、操作制御部233は、端末情報記憶部221が記憶する宅内可否情報に基づいて宅内通信端末30が操作可能となったか否かを判定する。そして、操作制御部233は、宅内通信端末30が操作可能となったと判定した場合に、操作指示記憶部223が記憶する操作指示を、宅内通信端末30を介して宅内機器40に送信する。これにより、宅内機器40は、操作指示に応じて動作を実行する。ステップS110の処理の後、操作制御部233は、処理をステップS106に進める。
図4は、本実施形態における宅外通信端末10の表示部12の表示画面の一例を示す図である。
利用者の操作により、宅外通信端末10が、ネットワークNWを介してサーバ装置20に接続されると、宅外通信端末10は、図4(a)の画面G1に示すように、サーバ装置20に登録されている宅内通信端末30の一覧と宅内通信端末30の状態とを表示部12に表示する。この画面G1は、上述したステップS103における宅外通信端末10の表示画面を示している。なお、複数の宅内通信端末30が宅内に存在する場合には、宅外通信端末10は、宅内に存在する複数の宅内通信端末30のうちのいずれの宅内通信端末30を経由して操作するかを利用者に選択させてもよい。
次に、図4(b)において、操作する宅内機器40(例えば、居間のエアコン)が選択されると、宅外通信端末10は、図4(c)の画面G3に示すように、選択した宅内機器40で可能な操作内容の一覧を表示部12に表示する。なお、操作内容によっては、宅外通信端末10は、さらに設定値を入力する画面を表示部12に表示してもよい。
また、宅内に宅内通信端末30が存在しない場合に、操作内容を受け付けると、宅外通信端末10は、サーバ装置20に操作指示を送信して、図4(e)の画面G5に示すように、操作指示を登録したことを示す内容を表示部12に表示する。その後に、宅内に宅内通信端末30が存在することが確認された場合に、サーバ装置20が、サーバ装置20に登録された操作指示を、宅内通信端末30を経由して宅内機器40に送信する。そして、宅外通信端末10は、図4(f)の画面G6に示すように、サーバ装置20に登録された操作指示を用いて宅内機器40を操作した操作結果を表示部12に表示する。
なお、操作結果が失敗である場合には、宅外通信端末10は、図4(g)の画面G7に示すように、エラーの内容を表示部12に表示する。そして、宅外通信端末10は、操作結果が失敗である場合には、図4(h)の画面G8に示すように、操作に使用した宅内通信端末30に対してメール等で連絡を行うようにしてもよい。
これにより、本実施形態による遠隔操作システム1は、固定回線を使用せずに、外出先から宅内機器40(家電装置)を操作することができる。また、本実施形態による遠隔操作システム1は、宅内通信端末30が宅内機器40と同一の宅内に存在しない場合には、宅内通信端末30が宅内機器40と同一の宅内に検出されるのを待って、操作指示を宅内機器40に送信するので、宅内に一時的に宅内通信端末30が存在しない場合であっても、外出先から宅内機器40を適切に操作することができる。
これにより、本実施形態による遠隔操作システム1は、容易に宅内機器40を操作する宅内通信端末30の追加を行うことができる。
また、本実施形態による遠隔操作システム1は、宅内通信端末30の位置情報を取得し、取得した宅内通信端末30の位置情報に基づいて、宅内通信端末30が操作対象となる宅内機器40と同一の宅内に存在する否かを判定する位置確認部363を備えている。
これにより、本実施形態による遠隔操作システム1は、宅内通信端末30が宅内に存在するか否かを正確に判定し、外出先から宅内機器40を適切に操作することができる。
これにより、宅外通信端末10が、利用者に操作結果を提示することができるので、本実施形態による遠隔操作システム1は、外出先から宅内機器40を操作する際に、利用者の利便性を向上させることができる。なお、サーバ制御部23は、宅内機器40の状態を取得し、取得した宅内機器40の状態を宅外通信端末10に送信してもよい。
また、本実施形態によれば、遠隔操作システム1の遠隔操作方法は、操作受付ステップと、第1の送信ステップと、第2の送信ステップとを含んでいる。操作受付ステップにおいて、宅外通信端末10が、宅内に配置された宅内機器40を操作する操作指示を受け付ける。第1の送信ステップにおいて、サーバ装置20が、宅内機器40と通信可能な宅内通信端末30が操作対象となる宅内機器40と同一の宅内に存在する場合に、宅外通信端末10が受け付けた操作指示を宅内通信端末30に送信し、宅内通信端末30が操作対象となる宅内機器40と同一の宅内に存在しない場合に、操作指示を操作指示記憶部223に記憶させるとともに、宅内通信端末30が宅内機器40と同一の宅内に検出された際に、操作指示記憶部223が記憶する操作指示を宅内通信端末30に送信する。そして、第2の送信ステップにおいて、宅内通信端末30が、サーバ装置20から無線通信により操作指示を受信するとともに、受信した操作指示を宅内機器40に送信する。
これにより、本実施形態による遠隔操作方法は、遠隔操作システム1と同様に、固定回線を使用せずに、外出先から宅内機器40を操作することができる。
図5は、第2の実施形態による遠隔操作システム1aの一例を示す機能ブロック図である。
この図において、遠隔操作システム1aは、宅外通信端末10と、サーバ装置20と、宅内通信端末30a(30a−1、30a−2、・・・)と、宅内機器40(40−1、40−2、・・・)と、宅内確認装置50とを備えている。なお、宅内通信端末30a−1、宅内通信端末30a−2、・・・は、同一の構成であり、遠隔操作システム1aが備える任意の宅内通信端末を示す場合、又は特に区別しない場合には、宅内通信端末30aとして説明する。宅内通信端末30aは、操作部31、表示部32、NW通信部34、機器通信部35、及び端末制御部36aを備えている。また、この図において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
宅内確認装置50は、宅内に設置され、宅内通信端末30aと宅内機器40との通信を仲介する。宅内確認装置50は、例えば、宅内通信端末30aとの間で無線LANを利用して通信し、宅内機器40との間でBluetooth(登録商標)や近距離無線通信を利用して通信する。
機器制御部365aは、宅内機器40と通信する際に、宅内確認装置50を介して宅内機器40と通信する。
位置確認部363a(判定部)は、宅内通信端末30aが操作対象となる宅内機器40と通信可能な状態であるか否かに基づいて、宅内通信端末30aが操作対象となる宅内機器40と同一の宅内に存在するか否かを判定する。位置確認部363aは、例えば、宅内通信端末30aが宅内確認装置50と通信可能である場合に、宅内通信端末30aが操作対象となる宅内機器40と同一の宅内に存在すると判定する。
本実施形態による遠隔操作システム1aの動作は、上述した位置確認部363aの判定処理が異なる点と、機器制御部365aが、宅内確認装置50を介して宅内機器40と通信する点を除いて、図2及び図3に示す第1の実施形態の動作と同様であるので、ここではその説明を省略する。
これにより、本実施形態による遠隔操作システム1aでは、位置検出部33が不要になるので、宅内通信端末30aが宅内に存在するか否かを、より簡易な構成により正確に判定することができる。
例えば、上記の各実施形態は独立して実施される例を説明したが組み合わせて実施してもよい。また、遠隔操作システム1aが宅内確認装置50を備えない場合には、位置確認部363aは、宅内確認装置50を介さずに宅内機器40と通信可能な状態であるか否かを検出し、当該検出結果に基づいて、宅内通信端末30aが宅内に存在するか否かを判定してもよい。また、位置確認部363(363a)は、利用者の手動処理により宅内通信端末30(30a)が宅内に存在するか否かを判定してもよい。また、位置確認部363(363a)の処理の全部又は一部を、サーバ装置20が備えてもよい。
また、サーバ装置20は、複数の住宅HMを管理してもよい。この場合、サーバ装置20は、住宅HMを所有する利用者を示す情報と、端末識別情報と、機器識別情報とを関連付けて記憶部22に記憶させて管理してもよい。
また、上記の各実施形態において、宅外通信端末10は、宅内通信端末30(30a)の機能を備えてもよい。この場合、宅内通信端末30(30a)を、宅外通信端末10としても兼用して使用することができる。
また、上記の各実施形態において、サーバ装置20が記憶部22を備える例を説明したが、これに限定されるものではなく、記憶部22の一部又は全部をサーバ装置20の外部に備えてもよい。この場合、記憶部22の一部又は全部を備える外部装置は、ネットワークNWを介してサーバ装置20に接続されてもよい。例えば、記憶部22の一部(管理記憶部など)又は全部を、宅内確認装置50や宅外通信端末10などが備える形態でもよい。また、サーバ装置20の一部又は全部の機能を、宅内確認装置50や宅外通信端末10などの外部装置が備えてもよい。
また、上記の各実施形態において、宅内通信端末30(30a)及び宅内機器40の情報を登録する登録部(端末管理部231)をサーバ装置20が備える例を説明したが、登録部(端末管理部231)の機能の一部又は全部を外部に備えてもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
Claims (5)
- 宅内に配置された家電装置を操作する操作指示を受け付ける第1の端末装置と、
前記家電装置と通信可能な第2の端末装置であって、前記操作指示を無線通信により受信するとともに、受信した前記操作指示を前記家電装置に送信する第2の端末装置と
を備え、
前記第2の端末装置が操作対象となる前記家電装置と同一の宅内に存在する場合に、前記第2の端末装置を介して前記操作指示を前記家電装置に送信し、
前記第2の端末装置が操作対象となる前記家電装置と同一の宅内に存在しない場合に、前記操作指示を指示記憶部に記憶させるとともに、前記第2の端末装置が前記家電装置と同一の宅内に検出された際に、前記第2の端末装置を介して、前記指示記憶部が記憶する前記操作指示を前記家電装置に送信する
ことを特徴とする遠隔操作システム。 - 前記第2の端末装置を識別する端末識別情報を記憶する管理記憶部に、前記端末識別情報を記憶させる登録部を備え、
前記管理記憶部に記憶されている前記端末識別情報に対応する前記第2の端末装置を介して、前記操作指示を前記家電装置に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の遠隔操作システム。 - 前記第2の端末装置の位置情報を取得し、取得した前記第2の端末装置の位置情報に基づいて、前記第2の端末装置が操作対象となる前記家電装置と同一の宅内に存在する否かを判定する判定部を備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠隔操作システム。 - 前記第2の端末装置が操作対象となる前記家電装置と通信可能な状態であるか否かに基づいて、前記第2の端末装置が操作対象となる前記家電装置と同一の宅内に存在するか否かを判定する判定部を備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠隔操作システム。 - 第1の端末装置が、宅内に配置された家電装置を操作する操作指示を受け付けるステップと、
サーバ装置が、前記家電装置と通信可能な第2の端末装置が操作対象となる前記家電装置と同一の宅内に存在する場合に、前記第1の端末装置が受け付けた前記操作指示を前記第2の端末装置に送信し、前記第2の端末装置が操作対象となる前記家電装置と同一の宅内に存在しない場合に、前記操作指示を指示記憶部に記憶させるとともに、前記第2の端末装置が前記家電装置と同一の宅内に検出された際に、前記指示記憶部が記憶する前記操作指示を前記第2の端末装置に送信するステップと、
前記第2の端末装置が、前記サーバ装置から無線通信により前記操作指示を受信するとともに、受信した前記操作指示を前記家電装置に送信するステップと
を含むことを特徴とする遠隔操作方法。
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