JP4626289B2 - 電子機器の製造方法、基板の製造方法、電子機器及び基板 - Google Patents

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本発明は、多層基板に回路素子が内蔵されて構成される電子機器を製造する方法、基板を製造する方法、電子機器及び基板に関する。
電子ナンバープレートやETC車載器などの車載狭域通信機では、機密データを処理したり記憶したりすることから、容易に外部から解析できないように機密データの外部への流出を防止するセキュリティ構造が要求されていると共に、車両のノイズや電磁波などの外乱ノイズに対するシールド性もが要求されており、それらの要求に応じる構造として、回路素子が例えば熱可塑性樹脂を原料とする多層基板に内蔵される(埋設される)構造が供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−197849号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載されているように回路素子が多層基板に内蔵される構造では、回路素子が多層基板に内蔵されることから、基板に内蔵された状態での回路素子の単体検査及び品質保証が課題であり、製品段階での最終検査を行うのみでは不良品を特定することが困難であるという問題がある。
そこで、回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドを表面実装することにより、基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行う方法が考えられる。しかしながら、これでは、最終的な製品として検査用チェックランドが表面に露出され外部から信号解析できることになるので、セキュリティ性を適切に確保することができないという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、最終的な製品の不良率を低減することができると共に、セキュリティ性及びシールド性をも適切に確保することができる電子機器の製造方法、基板の製造方法、電子機器及び基板を提供することにある。
請求項1に記載した電子機器の製造方法によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されている回路素子内蔵基板と回路素子と電気的に接続されている電子部品が実装されている電子部品実装基板とを両者が並設するように同一のフレキシブル基板から形成し、検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行った後に、検査用チェックランドが電子部品実装基板により覆い隠されるようにフレキシブル基板を折り曲げて電子機器を製造する。
これにより、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランドを電子部品実装基板により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができ、さらに、回路素子を多層基板に内蔵しているので、シールド性をも適切に確保することができる。
請求項2に記載した電子機器の製造方法によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に回路素子と電気的に接続されている第1の電磁結合部が実装されている回路素子内蔵基板を形成し、電子部品が実装されていると共に電子部品と電気的に接続されている第2の電磁結合部が実装されている電子部品実装基板を形成し、検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行った後に、検査用チェックランドが電子部品実装基板により覆い隠されると共に第1の電磁結合部と第2の電磁結合部とが電磁結合可能となるように回路素子内蔵基板と電子部品実装基板とを重ね合わせて電子機器を製造する。
これにより、上記した請求項1に記載したものと同様にして、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランドを電子部品実装基板により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができ、さらに、回路素子を多層基板に内蔵しているので、シールド性をも適切に確保することができる。
請求項3に記載した電子機器の製造方法によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に回路素子と電気的に接続されている第1のランドが実装されている回路素子内蔵基板を形成し、電子部品が実装されていると共に電子部品と電気的に接続されている第2のランドが実装されている電子部品実装基板を形成し、検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行った後に、検査用チェックランドが電子部品実装基板により覆い隠されると共に第1のランドと第2のランドとが導体部材を介して電気的に接続されるように回路素子内蔵基板と電子部品実装基板とを重ね合わせて電子機器を製造する。
これにより、上記した請求項1に記載したものと同様にして、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランドを電子部品実装基板により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができ、さらに、回路素子を多層基板に内蔵しているので、シールド性をも適切に確保することができる。
請求項4に記載した電子機器の製造方法によれば、電子部品実装基板として一方の側にアンテナが表面実装されていると共に他方の側にアンテナのグランドとして作用するグランドパターンが表面実装されているアンテナ実装基板を形成する。これにより、電子ナンバープレートやETC車載器などのアンテナを必要とする車載狭域通信機を製造する場合において、最終的な製品の不良率を低減することができると共に、セキュリティ性及びシールド性をも適切に確保することができる。また、この場合は、アンテナとグランドパターンとをアンテナ実装基板に実装するので、アンテナ実装基板を形成する工程で両者の間隔を自在に調整することができ、両者を最適な特性が得られる間隔に保持することにより、アンテナ性能を高めることができる。
請求項5に記載した電子機器の製造方法によれば、電子部品実装基板としてアンテナが実装されているアンテナ実装基板を形成し、回路素子内蔵基板としてアンテナのグランドとして作用するグランドパターンが実装されている基板を形成する。これにより、上記した請求項4に記載したものと同様にして、電子ナンバープレートやETC車載器などのアンテナを必要とする車載狭域通信機を製造する場合において、最終的な製品の不良率を低減することができると共に、セキュリティ性及びシールド性をも適切に確保することができる。
請求項6に記載した回路素子内蔵基板の製造方法によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装され、前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、前記検査用チェックランドが当該回路素子と電気的に接続されている電子部品を実装している電子部品実装基板により覆い隠されるように基板を形成する。これにより、検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行った後に、検査用チェックランドが覆い隠されるように電子機器を製造することにより、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができる。
請求項7に記載したフレキシブル基板の製造方法によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されている回路素子内蔵基板と回路素子と電気的に接続されている電子部品が実装されている電子部品実装基板とを両者が並設するように、且つ前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、折り曲げられることで前記検査用チェックランドが前記電子部品実装基板により覆い隠されるように同一のフレキシブル基板を形成する。これにより、検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行った後に、検査用チェックランドが電子部品実装基板により覆い隠されるようにフレキシブル基板を折り曲げて電子機器を製造することにより、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランドを電子部品実装基板により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができる。
請求項8に記載した回路素子内蔵基板の製造方法によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に回路素子と電気的に接続されて電子部品実装基板の第2の電磁結合部と電磁結合可能な第1の電磁結合部が実装されている回路素子内蔵基板を形成する。これにより、検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行った後に、検査用チェックランドが電子部品実装基板により覆い隠されると共に第1の電磁結合部と第2の電磁結合部とが電磁結合可能となるように回路素子内蔵基板と電子部品実装基板とを重ね合わせることにより、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランドを電子部品実装基板により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができる。
請求項9に記載した回路素子内蔵基板の製造方法によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に回路素子と電気的に接続されて電子部品実装基板の第2のランドと導体部材を介して電気的に接続される第1のランドが実装されている回路素子内蔵基板を形成する。これにより、検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行った後に、検査用チェックランドが電子部品実装基板により覆い隠されると共に第1のランドと第2のランドとが導体部材を介して電気的に接続されるように回路素子内蔵基板と電子部品実装基板とを重ね合わせることにより、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランドを電子部品実装基板により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができる。
請求項10に記載した電子機器によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されている回路素子内蔵基板と回路素子と電気的に接続されている電子部品が実装されている電子部品実装基板とが両者が並設するように同一のフレキシブル基板から形成され、検査用チェックランドが用いられて回路素子の単体検査が行われた後に、検査用チェックランドが電子部品実装基板により覆い隠されるようにフレキシブル基板が折り曲げられて製造されている。これにより、上記した請求項1に記載した製造方法にしたがって製品を製造することにより、不良率を低減することができ、セキュリティ性及びシールド性をも適切に確保することができる。
請求項11に記載した電子機器によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に回路素子と電気的に接続されている第1の電磁結合部が実装されている回路素子内蔵基板が形成され、電子部品が実装されていると共に電子部品と電気的に接続されている第2の電磁結合部が実装されている電子部品実装基板が形成され、検査用チェックランドが用いられて回路素子の単体検査が行われた後に、検査用チェックランドが電子部品実装基板により覆い隠されると共に第1の電磁結合部と第2の電磁結合部とが電磁結合可能となるように回路素子内蔵基板と電子部品実装基板とが重ね合わされて製造されている。これにより、上記した請求項2に記載した製造方法にしたがって製品を製造することにより、不良率を低減することができ、セキュリティ性及びシールド性をも適切に確保することができる。
請求項12に記載した電子機器によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に回路素子と電気的に接続されている第1のランドが実装されている回路素子内蔵基板が形成され、電子部品が実装されていると共に電子部品と電気的に接続されている第2のランドが実装されている電子部品実装基板が形成され、検査用チェックランドが用いられて回路素子の単体検査が行われた後に、検査用チェックランドが電子部品実装基板により覆い隠されると共に第1のランドと第2のランドとが導体部材を介して電気的に接続されるように回路素子内蔵基板と電子部品実装基板とが重ね合わされて製造されている。これにより、上記した請求項3に記載した製造方法にしたがって製品を製造することにより、不良率を低減することができ、セキュリティ性及びシールド性をも適切に確保することができる。
請求項13に記載した電子機器によれば、電子部品実装基板として検査用チェックランドが表面実装されている側と反対側にアンテナが表面実装されていると共に検査用チェックランドが表面実装されている側と同一側にアンテナのグランドとして作用するグランドパターンが表面実装されているアンテナ実装基板が形成されている。これにより、上記した請求項4に記載した製造方法にしたがって製品を製造することにより、電子ナンバープレートやETC車載器などのアンテナを必要とする車載狭域通信機を製造する場合において、最終的な製品の不良率を低減することができると共に、セキュリティ性及びシールド性をも適切に確保することができ、また、アンテナ実装基板を形成する工程でアンテナとグランドパターンとの間隔を自在に調整することができ、両者を最適な特性が得られる間隔に保持することにより、アンテナ性能を高めることができる。
請求項14に記載した電子機器によれば、電子部品実装基板としてアンテナが実装されているアンテナ実装基板が形成され、回路素子内蔵基板としてアンテナのグランドとして作用するグランドパターンが実装されている基板が形成されている。これにより、上記した請求項5に記載した製造方法にしたがって製品を製造することにより、電子ナンバープレートやETC車載器などのアンテナを必要とする車載狭域通信機を製造する場合において、最終的な製品の不良率を低減することができると共に、セキュリティ性及びシールド性をも適切に確保することができる。
請求項15に記載した回路素子内蔵基板によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装され、前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、前記検査用チェックランドが当該回路素子と電気的に接続されている電子部品を実装している電子部品実装基板により覆い隠される。これにより、上記した請求項6に記載した製造方法にしたがって製品を製造することにより、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができる。
請求項16に記載したフレキシブル基板によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されている回路素子内蔵基板と回路素子と電気的に接続されている電子部品が実装されている電子部品実装基板とが両者が並設するように、且つ前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、折り曲げられることで前記検査用チェックランドが前記電子部品実装基板により覆い隠されるように形成されている。これにより、上記した請求項7に記載した製造方法にしたがって製品を製造することにより、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランドを電子部品実装基板により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができる。

請求項17に記載した回路素子内蔵基板によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に回路素子と電気的に接続されて電子部品実装基板の第2の電磁結合部と電磁結合可能な第1の電磁結合部が実装されている。これにより、上記した請求項8に記載した製造方法にしたがって製品を製造することにより、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランドを電子部品実装基板により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができる。
請求項18に記載した回路素子内蔵基板によれば、回路素子が内蔵されていると共に回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に回路素子と電気的に接続されて第2のランドと導体部材を介して電気的に接続される電子部品実装基板の第1のランドが実装されている。これにより、上記した請求項9に記載した製造方法にしたがって製品を製造することにより、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランドを用いて回路素子の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランドを電子部品実装基板により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を車両狭域通信機の一つである電子ナンバープレートの構成部品である電波モジュールを製造する方法に適用した第1の実施形態について、図1を参照して説明する。この第1の実施形態は、本発明でいう請求項1、4、6、7、10、13、15及び16の発明に相当する。
図1は、電波モジュールの製造方法を概略的に示すもので、(a)は電波モジュールを製造する途中でのフレキシブル基板の平面図を示しており、(b)は電波モジュールを製造する途中及び製造を終了した時点でのフレキシブル基板の側面図を示している。フレキシブル基板1は、熱可塑性樹脂を原料とする複数枚の基材が積層された多層基板から構成されている。ここでいう熱可塑性樹脂は、例えばPEN(ポリエチレンナフタレート、融点は約270〜280℃)、PET(ポリエチレンテレフタラート、融点は約250℃)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン、融点は約340℃)或いはPPS(ポリフェニレンサルファイト、融点は約250℃)などである。
フレキシブル基板1は、肉厚な部分(図1中左側の部分)が回路素子内蔵基板2として形成されていると共に肉薄な部分(図1中右側の部分)が可撓性を有するアンテナ実装基板3(本発明でいう電子部品実装基板)として形成されており、それら回路素子内蔵基板2とアンテナ実装基板3とが並設されている。回路素子内蔵基板2は、電波信号を送受信処理する回路素子4が内蔵されていると共に、回路素子4の単体検査を行うための複数(ここでは6個)の検査用チェックランド5a〜5fが上面2a側に表面実装されている。ここでいう回路素子4とは、RFやマイコン、メモリなどのLSIチップ及び抵抗やコンデンサなどを総称するものである。また、検査用チェックランド5a〜5fは、図示しない配線により回路素子4と電気的に接続されている。
アンテナ実装基板3は、電波を放射・捕捉するアンテナ6が下面3b側に表面実装されていると共に、アンテナ6のグランドとして作用するグランドパターン7が上面3a側に表面実装されている。アンテナ6は、チップアンテナまたはパッチアンテナから構成されるもので、アンテナ実装基板3の下面3bに形成されている配線パターン8、アンテナ実装基板3の上面3aと回路素子内蔵基板2の上面2aとに跨って形成されている配線パターン9及び回路素子内蔵基板2に形成されている配線パターン10を介して上記した回路素子4と電気的に接続されている。また、配線パターン9と配線パターン10とは、例えば銅めっきなどの導電ペースト11がビアホール12に埋設されているビア接続により電気的に接続されている。
ここで、上記したフレキシブル基板1の製造方法について簡単に説明すると、熱可塑性樹脂を原料とする複数枚の基材を積層し、その積層された複数枚の基材の周囲に所定形状の型を配置し、所定温度(例えば200〜350℃)の下で所定圧力(例えば1〜10Mpa)を加えて一括多層加圧する。このとき、複数枚の基材を積層するときに上記した回路素子4、検査用チェックランド5a〜5f、アンテナ6及びグランドパターン7を所定位置に配置して一括多層加圧することにより、フレキシブル基板1を製造する工程で回路素子4を内蔵させることができ、検査用チェックランド5a〜5f、アンテナ6及びグランドパターン7を表面実装させることができる。
さて、本実施形態では、作業者は、以下の手順により、フレキシブル基板1から電波モジュールを製造する。すなわち、作業者は、フレキシブル基板1を形成した後に検査用チェックランド5a〜5fを用いて回路素子4の単体検査を行う。そして、作業者は、検査結果が正常である旨を確認した後に、検査用チェックランド5a〜5fがアンテナ実装基板3により覆い隠されるようにフレキシブル基板1を回路素子内蔵基板2とアンテナ実装基板3との境界に相当する所定部位(図1中破線Aにて示す部位)で折り曲げ、回路素子内蔵基板2とアンテナ実装基板3との間に樹脂スティフナ13を介在させて電波モジュールを製造し、製品段階での例えば無線検査などをも含む最終検査を行う。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、回路素子4が内蔵されていると共に回路素子4の単体検査を行うための検査用チェックランド5a〜5fが表面実装されている回路素子内蔵基板2と回路素子4と電気的に接続されているアンテナ6が実装されているアンテナ実装基板3とを両者が並設するように同一のフレキシブル基板1から形成し、検査用チェックランド5a〜5fを用いて回路素子4の単体検査を行った後に、検査用チェックランド5a〜5fがアンテナ実装基板3により覆い隠されるようにフレキシブル基板1を折り曲げて電波モジュールを製造するようにした。
これにより、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランド5a〜5fを用いて回路素子4の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランド5a〜5fをアンテナ実装基板3により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができ、さらに、回路素子4を回路素子内蔵基板2に内蔵しているので、シールド性をも適切に確保することができる。また、この場合は、アンテナ6とグランドパターン7とをアンテナ実装基板2に実装するので、アンテナ実装基板2を形成する工程で両者の間隔を自在に調整することができ、両者を最適な特性が得られる間隔に保持することにより、アンテナ性能を高めることができる。さらに、この場合は、最終的な製品としてアンテナ6を露出させることができるので、電波の放射効率及び捕捉効率を高めることができ、アンテナ性能をより高めることもできる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図2を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。この第2の実施形態も、本発明でいう請求項1、4、6、7、10、13、15及び16の発明に相当するもので、上記した第1の実施形態とはアンテナ及びグランドパターンの実装態様が異なっている。すなわち、図2において、フレキシブル基板21にあってアンテナ実装基板22は、アンテナ23が上面22a側に表面実装されていると共に、アンテナ23のグランドとして作用するグランドパターン24が下面22b側に表面実装されている。つまり、アンテナ23とグランドパターン24との実装態様が上記した第1の実施形態で説明したアンテナ6とグランドパターン7との実装態様とは反対になっている。アンテナ23は、アンテナ実装基板22の上面22aと回路素子内蔵基板2の上面2aとに跨って形成されている配線パターン25及び回路素子内蔵基板2に形成されている配線パターン10を介して上記した回路素子4と電気的に接続されている。
この場合も、作業者は、フレキシブル基板21を形成した後に検査用チェックランド5a〜5fを用いて回路素子4の単体検査を行う。そして、作業者は、検査結果が正常である旨を確認した後に、検査用チェックランド5a〜5fがアンテナ実装基板22により覆い隠されるようにフレキシブル基板21を回路素子内蔵基板2とアンテナ実装基板22との境界に相当する所定部位(図2中破線Bにて示す部位)で折り曲げ、回路素子内蔵基板2とアンテナ実装基板22との間に樹脂スティフナ13を介在させて電波モジュールを製造し、製品段階での例えば無線検査などをも含む最終検査を行う。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、上記した第1の実施形態に記載したものと同様にして、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランド5a〜5fを用いて回路素子4の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランド5a〜5fをアンテナ実装基板22により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができ、さらに、回路素子4を回路素子内蔵基板2に内蔵しているので、シールド性をも適切に確保することができる。また、この場合も、アンテナ23とグランドパターン24とをアンテナ実装基板22に実装するので、アンテナ実装基板22を形成する工程で両者の間隔を調整することができ、両者を最適な特性が得られる間隔に保持することにより、アンテナ性能を高めることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図3を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。この第3の実施形態は、本発明でいう請求項1、5、6、7、10、14、15及び16の発明に相当するもので、上記した第1の実施形態とはアンテナ及びグランドパターンの実装態様が異なっている。すなわち、図3において、フレキシブル基板31にあって回路実装基板32は、アンテナ34のグランドとして作用するグランドパターン35が検査用チェックランド5a〜5fと共に上面32a側に表面実装されており、アンテナ実装基板33は、アンテナ34が上面33a側に表面実装されている。アンテナ34は、アンテナ実装基板33の上面33aと回路素子内蔵基板32の上面32aとに跨って形成されている配線パターン36及び回路素子内蔵基板2に形成されている配線パターン9を介して上記した回路素子4と電気的に接続されている。
この場合も、作業者は、フレキシブル基板31を形成した後に検査用チェックランド5a〜5fを用いて回路素子4の単体検査を行う。そして、作業者は、検査結果が正常である旨を確認した後に、検査用チェックランド5a〜5fがアンテナ実装基板33により覆い隠されるようにフレキシブル基板31を回路素子内蔵基板32とアンテナ実装基板33との境界に相当する所定部位(図3中破線Cにて示す部位)で折り曲げ、回路素子内蔵基板32とアンテナ実装基板33との間に樹脂スティフナ13を介在させて電波モジュールを製造し、製品段階で例えば無線検査などをも含む最終検査を行う。
以上に説明したように第3の実施形態によれば、上記した第1の実施形態に記載したものと同様にして、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランド5a〜5fを用いて回路素子4の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランド5a〜5fをアンテナ実装基板33により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができ、さらに、回路素子4を回路素子内蔵基板32に内蔵しているので、シールド性をも適切に確保することができる。
尚、この第3の実施形態では、アンテナ34がアンテナ実装基板33の上面33a側に表面実装される構成を説明したものであるが、最終的に製品にされたときのアンテナ34とグランドパターン35との間隔が考慮された上でアンテナ34がアンテナ実装基板33の下面側に表面実装される構成であっても良く、そのように構成すれば、上記した第1の実施形態に記載したものと同様にして、最終的な製品としてアンテナ34を露出させることができるので、電波の放射効率及び捕捉効率を高めることができ、アンテナ性能を高めることもできる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について、図4を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。この第4の実施形態は、本発明でいう請求項2、5、6、8、11、14、15及び17の発明に相当する。回路素子内蔵基板41は、熱可塑性樹脂を原料とする複数枚の基材が積層された多層基板から構成されており、電波信号を送受信処理する回路素子42が内蔵されていると共に、アンテナ43のグランドとして作用するグランドパターン44、回路素子42と電気的に接続されているストリップライン45(本発明でいう第1の電磁結合部)及び回路素子42の単体検査を行うための複数個(ここでは16個)の検査用チェックランド46a〜46pが上面41a側に表面実装されている。ストリップライン45は、回路素子内蔵基板41に形成されている配線パターン47を介して上記した回路素子42と電気的に接続されている。
この場合も、複数枚の基材を積層するときに上記した回路素子42、検査用チェックランド46a〜46p、グランドパターン44及びストリップライン45を所定位置に配置して一括多層加圧することにより、回路素子内蔵基板41を製造する工程で回路素子4を内蔵させることができ、検査用チェックランド46a〜46p、グランドパターン44及びストリップライン45を表面実装させることができる。
一方、アンテナ実装基板48は、アンテナ43及びアンテナ43と電気的に接続されているストリップライン49(本発明でいう第2の電磁結合部)が上面48a側に表面実装されている。この場合、ストリップライン49は、回路素子内蔵基板41とアンテナ実装基板48とが重ね合わされたときにストリップライン45と対向する位置に形成されている。
この場合、作業者は、以下の手順により、回路素子内蔵基板41とアンテナ実装基板48とから電波モジュールを製造する。すなわち、作業者は、回路素子内蔵基板41を形成した後に検査用チェックランド46a〜46pを用いて回路素子42の単体検査を行う。そして、作業者は、検査結果が正常である旨を確認した後に、検査用チェックランド46a〜46pがアンテナ実装基板48により覆い隠されると共にストリップライン45とストリップライン49とが電磁結合可能となるように回路素子内蔵基板41とアンテナ実装基板48とを例えば接着剤を介して重ね合わせて接合して電波モジュールを製造し、製品段階での例えば無線検査などをも含む最終検査を行う。
以上に説明したように第4の実施形態によれば、回路素子42が内蔵されていると共に回路素子42の単体検査を行うための検査用チェックランド46a〜46pが表面実装されていると共に回路素子42と電気的に接続されているストリップライン45が実装されている回路素子内蔵基板41を形成し、アンテナ43が実装されていると共にアンテナ43と電気的に接続されているストリップライン49が実装されているアンテナ実装基板48を形成し、検査用チェックランド46a〜46pを用いて回路素子42の単体検査を行った後に、検査用チェックランド46a〜46がアンテナ実装基板48により覆い隠されると共にストリップライン45とストリップライン49とが電磁結合可能となるように回路素子内蔵基板41とアンテナ実装基板48とを重ね合わせて電波モジュールを製造するようにした。
これにより、上記した請求項1に記載したものと同様にして、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランド46a〜46pを用いて回路素子42の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランド46a〜46pをアンテナ実装基板48により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができ、さらに、回路素子42を回路素子内蔵基板41に内蔵しているので、シールド性をも適切に確保することができる。また、この場合も、最終的な製品としてパッチアンテナ43を露出させることができるので、電波の放射効率及び捕捉効率を高めることができ、アンテナ性能を高めることもできる。
尚、この第4の実施形態では、グランドパターン44が回路素子実装基板41の上面41a側に表面実装される構成を説明したものであるが、グランドパターン44がアンテナ実装基板48の下面側に表面実装される構成であっても良く、そのように構成すれば、上記した第1の実施形態に記載したものと同様にして、アンテナ実装基板48を形成する工程で両者の間隔を自在に調整することができ、両者を最適な特性が得られる間隔に保持することにより、アンテナ性能を高めることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。この第5の実施形態は、本発明でいう請求項3、5、6、9、12、14、15及び18の発明に相当する。回路素子内蔵基板51は、熱可塑性樹脂を原料とする複数枚の基材が積層された多層基板から構成されており、電波信号を送受信処理する回路素子52が内蔵されていると共に、アンテナ53のグランドとして作用するグランドパターン54、回路素子52の単体検査を行うための複数個(ここでは6個)の検査用チェックランド55a〜55f及び回路素子52と電気的に接続されているランド56(本発明でいう第1のランド)が上面51a側に表面実装されている。
この場合も、複数枚の基材を積層するときに上記した回路素子52、グランドパターン54、検査用チェックランド55a〜55f及びランド56を所定位置に配置して一括多層加圧することにより、回路素子内蔵基板51を製造する工程で回路素子52を内蔵させることができ、グランドパターン54、検査用チェックランド55a〜55f及びランド56を表面実装させることができる。
一方、アンテナ実装基板57は、アンテナ53及びアンテナ53と配線パターン58を介して電気的に接続されているランド59(本発明でいう第2のランド)が上面57a側に表面実装されている。
この場合、作業者は、以下の手順により、回路素子内蔵基板51とアンテナ実装基板57とから電波モジュールを製造する。すなわち、作業者は、回路素子内蔵基板51を形成した後に検査用チェックランド55a〜55fを用いて回路素子52の単体検査を行う。次いで、作業者は、検査結果が正常である旨を確認した後に、金属棒60(本発明でいう導体部材)の下部60a側を例えばはんだ付けによりランド56に接合し、内部に空洞部61aを有する樹脂スティフナ61と回路素子内蔵基板51とを例えば接着剤を介して重ね合わせる。そして、作業者は、金属棒60の上部60b側がランド59に形成されているスルーホール59aに挿通されるようにアンテナ実装基板57と樹脂スティフナ61とを例えば接着剤を介して重ね合わせ、金属棒60の上部60b側を例えばはんだ付けによりランド59に接合して電波モジュールを製造し、製品段階での例えば無線検査などをも含む最終検査を行う。
以上に説明したように第5の実施形態によれば、回路素子52が内蔵されていると共に回路素子52の単体検査を行うための検査用チェックランド55a〜55fが表面実装されていると共に回路素子52と電気的に接続されているランド56が実装されている回路素子内蔵基板51を形成し、アンテナ53が実装されていると共にアンテナ53と電気的に接続されているランド59が実装されているアンテナ実装基板57を形成し、検査用チェックランド55a〜55fを用いて回路素子52の単体検査を行った後に、検査用チェックランド55a〜55fがアンテナ実装基板57により覆い隠されると共にランド56とランド59とが金属棒60を介して電気的に接続されるように回路素子内蔵基板51とアンテナ実装基板57とを重ね合わせて電子機器を製造するように構成した。
これにより、上記した請求項1に記載したものと同様にして、製品段階での最終検査を行う以前に半製品状態の基板内蔵段階で検査用チェックランド55a〜55fを用いて回路素子52の単体検査を行うことができるので、最終的な製品の不良率を低減することができ、また、最終的な製品として検査用チェックランド55a〜55fをアンテナ実装基板57により覆い隠すことができるので、セキュリティ性を適切に確保することができ、さらに、回路素子52を回路素子内蔵基板51に内蔵しているので、シールド性をも適切に確保することができる。また、この場合も、最終的な製品としてアンテナ53を露出させることができるので、電波の放射効率及び捕捉効率を高めることができ、アンテナ性能を高めることもできる。
尚、この第5の実施形態でも、グランドパターン54が回路素子実装基板51の上面51a側に表面実装される構成を説明したものであるが、グランドパターン54がアンテナ実装基板57の下面側に表面実装される構成であっても良く、そのように構成すれば、上記した第1の実施形態に記載したものと同様にして、アンテナ実装基板57を形成する工程で両者の間隔を自在に調整することができ、両者を最適な特性が得られる間隔に保持することにより、アンテナ性能を高めることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
電子ナンバープレートの構成部品である電波モジュールを製造する方法に適用することに限らず、他の車載通信機の構成部品を製造する方法に適用しても良い。また、車載通信機の構成部品を製造する方法に限らず、他の電子機器を製造する方法に適用しても良い。
電子部品実装基板は、アンテナが表面実装されているアンテナ実装基板から構成されるものに限らず、他の電子部品が実装されている基板から構成されても良い。
本発明の第1の実施形態を示すものであって、電波モジュールが製造される態様を概略的に示す図 本発明の第2の実施形態を示すものであって、電波モジュールが製造される態様を概略的に示す図 本発明の第3の実施形態を示すものであって、電波モジュールが製造される態様を概略的に示す図 本発明の第4の実施形態を示すものであって、電波モジュールが製造される態様を概略的に示す図 本発明の第5の実施形態を示すものであって、アンテナ実装基板及び回路素子内蔵基板の平面図 電波モジュールが製造される態様を概略的に示す側面図
符号の説明
図面中、1はフレキシブル基板、2は回路素子内蔵基板、3はアンテナ実装基板(電子部品実装基板)、4は回路素子、5a〜5fは検査用チェックランド、6はアンテナ、7はグランドパターン、21はフレキシブル基板、22はアンテナ実装基板(電子部品実装基板)、23はアンテナ、24はグランドパターン、31はフレキシブル基板、32は回路素子内蔵基板、33はアンテナ実装基板(電子部品実装基板)、34はアンテナ、35はグランドパターン、41は回路素子内蔵基板、42は回路素子、43はアンテナ、44はグランドパターン、45はストリップライン(第1の電磁結合部)、46a〜46pは検査用チェックランド、48はアンテナ実装基板(電子部品実装基板)、49はストリップライン(第2の電磁結合部)、51は回路素子内蔵基板、52は回路素子、53はアンテナ、54はグランドパターン、55a〜55fは検査用チェックランド、56はランド(第1のランド)、57はアンテナ実装基板(電子部品実装基板)、59はランド(第2のランド)である。

Claims (18)

  1. 多層基板に回路素子が内蔵されて構成される電子機器を製造する方法であって、
    前記回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されている回路素子内蔵基板と前記回路素子と電気的に接続されている電子部品が実装されている電子部品実装基板とを両者が並設するように同一のフレキシブル基板から形成し、前記検査用チェックランドを用いて前記回路素子の単体検査を行った後に、前記検査用チェックランドが前記電子部品実装基板により覆い隠されるように前記フレキシブル基板を折り曲げて電子機器を製造することを特徴とする電子機器の製造方法。
  2. 多層基板に回路素子が内蔵されて構成される電子機器を製造する方法であって、
    前記回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に前記回路素子と電気的に接続されている第1の電磁結合部が実装されている回路素子内蔵基板を形成し、電子部品が実装されていると共に前記電子部品と電気的に接続されている第2の電磁結合部が実装されている電子部品実装基板を形成し、前記検査用チェックランドを用いて前記回路素子の単体検査を行った後に、前記検査用チェックランドが前記電子部品実装基板により覆い隠されると共に前記第1の電磁結合部と前記第2の電磁結合部とが電磁結合可能となるように前記回路素子内蔵基板と前記電子部品実装基板とを重ね合わせて電子機器を製造することを特徴とする電子機器の製造方法。
  3. 多層基板に回路素子が内蔵されて構成される電子機器を製造する方法であって、
    前記回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に前記回路素子と電気的に接続されている第1のランドが実装されている回路素子内蔵基板を形成し、電子部品が実装されていると共に前記電子部品と電気的に接続されている第2のランドが実装されている電子部品実装基板を形成し、前記検査用チェックランドを用いて前記回路素子の単体検査を行った後に、前記検査用チェックランドが前記電子部品実装基板により覆い隠されると共に前記第1のランドと前記第2のランドとが導体部材を介して電気的に接続されるように前記回路素子内蔵基板と前記電子部品実装基板とを重ね合わせて電子機器を製造することを特徴とする電子機器の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載した電子機器の製造方法において、
    前記電子部品実装基板として一方の側にアンテナ部品が実装またはアンテナパターンが形成されていると共に他方の側に前記アンテナのグランドとして作用するグランドパターンが実装されているアンテナ実装基板を形成することを特徴とする電子機器の製造方法。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載した電子機器の製造方法において、
    前記電子部品実装基板としてアンテナ部品が実装またはアンテナパターンが形成されているアンテナ実装基板を形成し、前記回路素子内蔵基板として前記アンテナのグランドとして作用するグランドパターンが実装されている基板を形成することを特徴とする電子機器の製造方法。
  6. 回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装され、前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、前記検査用チェックランドが当該回路素子と電気的に接続されている電子部品を実装している電子部品実装基板により覆い隠されるように基板を形成することを特徴とする回路素子内蔵基板の製造方法。
  7. 回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されている前記回路素子内蔵基板と前記回路素子と電気的に接続されている電子部品が実装されている前記電子部品実装基板とを両者が並設するように、且つ前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、折り曲げられることで前記検査用チェックランドが前記電子部品実装基板により覆い隠されるように同一のフレキシブル基板を形成することを特徴とするフレキシブル基板の製造方法。
  8. 電子部品が実装されていると共に前記電子部品と電気的に接続されている第2の電磁結合部が実装されている電子部品実装基板と重ね合わされる回路素子内蔵基板を製造する方法であって、
    回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に前記回路素子と電気的に接続されて前記第2の電磁結合部と電磁結合可能な第1の電磁結合部が実装されている回路素子内蔵基板を形成することを特徴とする回路素子内蔵基板の製造方法。
  9. 電子部品が実装されていると共に前記電子部品と電気的に接続されている第2のランドが実装されている電子部品実装基板と重ね合わされる回路素子内蔵基板を製造する方法であって、
    回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に前記回路素子と電気的に接続されて前記第2のランドと導体部材を介して電気的に接続される第1のランドが実装されている回路素子内蔵基板を形成することを特徴とする回路素子内蔵基板の製造方法。
  10. 多層基板に回路素子が内蔵されて構成される電子機器であって、
    前記回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されている回路素子内蔵基板と前記回路素子と電気的に接続されている電子部品が実装されている電子部品実装基板とが両者が並設するように同一のフレキシブル基板から形成され、前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、前記検査用チェックランドが前記電子部品実装基板により覆い隠されるように前記フレキシブル基板が折り曲げられて製造されたことを特徴とする電子機器。
  11. 多層基板に回路素子が内蔵されて構成される電子機器であって、
    前記回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に前記回路素子と電気的に接続されている第1の電磁結合部が実装されている回路素子内蔵基板が形成され、電子部品が実装されていると共に前記電子部品と電気的に接続されている第2の電磁結合部が実装されている電子部品実装基板が形成され、前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、前記検査用チェックランドが前記電子部品実装基板により覆い隠されると共に前記第1の電磁結合部と前記第2の電磁結合部とが電磁結合可能となるように前記回路素子内蔵基板と前記電子部品実装基板とが重ね合わされて製造されたことを特徴とする電子機器。
  12. 多層基板に回路素子が内蔵されて構成される電子機器であって、
    前記回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に前記回路素子と電気的に接続されている第1のランドが実装されている回路素子内蔵基板が形成され、電子部品が実装されていると共に前記電子部品と電気的に接続されている第2のランドが実装されている電子部品実装基板が形成され、前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、前記検査用チェックランドが前記電子部品実装基板により覆い隠されると共に前記第1のランドと前記第2のランドとが導体部材を介して電気的に接続されるように前記回路素子内蔵基板と前記電子部品実装基板とが重ね合わされて製造されたことを特徴とする電子機器。
  13. 請求項10ないし12のいずれかに記載した電子機器において、
    前記電子部品実装基板として一方の側にアンテナが表面実装されていると共に他方の側に前記アンテナのグランドとして作用するグランドパターンが表面実装されているアンテナ実装基板が形成されていることを特徴とする電子機器。
  14. 請求項10ないし12のいずれかに記載した電子機器において、
    前記電子部品実装基板としてアンテナが実装されているアンテナ実装基板が形成され、前記回路素子内蔵基板として前記アンテナのグランドとして作用するグランドパターンが実装されている基板が形成されていることを特徴とする電子機器。
  15. 回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装され、前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、前記検査用チェックランドが当該回路素子と電気的に接続されている電子部品を実装している電子部品実装基板により覆い隠されることを特徴とする回路素子内蔵基板。
  16. 回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されている前記回路素子内蔵基板と前記回路素子と電気的に接続されている電子部品が実装されている前記電子部品実装基板とが両者が並設するように、且つ前記検査用チェックランドが用いられて前記回路素子の単体検査が行われた後に、折り曲げられることで前記検査用チェックランドが前記電子部品実装基板により覆い隠されるように形成されていることを特徴とするフレキシブル基板。
  17. 電子部品が実装されていると共に前記電子部品と電気的に接続されている第2の電磁結合部が実装されている電子部品実装基板と重ね合わされる回路素子内蔵基板であって、
    回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に前記回路素子と電気的に接続されて前記第2の電磁結合部と電磁結合可能な第1の電磁結合部が実装されていることを特徴とする回路素子内蔵基板。
  18. 電子部品が実装されていると共に前記電子部品と電気的に接続されている第2のランドが実装されている電子部品実装基板と重ね合わされる回路素子内蔵基板であって、
    回路素子が内蔵されていると共に前記回路素子の単体検査を行うための検査用チェックランドが表面実装されていると共に前記回路素子と電気的に接続されて前記第2のランドと導体部材を介して電気的に接続される第1のランドが実装されていることを特徴とする回路素子内蔵基板。

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