JP4626109B2 - 伝送信号処理装置およびそれを使用したデジタル再生装置 - Google Patents

伝送信号処理装置およびそれを使用したデジタル再生装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばデジタルVTR(ビデオテープレコーダ)の再生系等に使用して好適な伝送信号処理装置およびそれを使用したデジタル再生装置に関する。詳しくは、この発明は、等化器を通した伝送信号から第1の識別データを得る第1の識別器と、この等化器を通さない伝送信号から第2の識別データを得る第2の識別器と、第1の識別データまたは第2の識別データを出力識別データとして取り出すセレクタとを備え、セレクタでは等化器の動作が発散状態にあるとき第1の識別データに代わって第2の識別データを出力識別データとして取り出し、等化器を通した伝送信号の波形がセレクタより取り出される出力識別データの波形に近づくように等化器の波形等化特性を更新する構成とすることによって、適応型等化器の動作の発散状態を抑圧し、等化器で最適な波形等化が行われるようにした伝送信号処理装置等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、一般的なデジタルVTR(Video Tape Recorder)200の基本的構成を示している。
まず、記録系を説明する。入力端子201に供給される入力ビデオ信号ViはA/Dコンバータ202でデジタル信号に変換されて画像圧縮部203に供給される。画像圧縮部203では、例えばブロック符号化を用いたデータ圧縮処理が行われる。画像圧縮部203より出力される圧縮符号化データは、パリティ・シンク・ID付加部204に供給される。付加部204では、圧縮符号化データのシンクブロック毎に、エラー訂正用のパリティ、シンクブロックの開始を示すシンク、シンクブロックの識別のためのIDコードの付加が行われる。
【0003】
付加部204より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データは、チャネルエンコーダ205で所定の方式でデジタル変調される。チャネルエンコーダ205より出力されるデジタル変調信号は、記録アンプ206で増幅された後に記録ヘッド207に供給され、磁気テープ208の記録トラックに順次記録される。
【0004】
次に、再生系を説明する。磁気テープ208の記録トラックより再生ヘッド209で再生された再生信号は再生アンプ210で増幅された後にチャネルデコーダ211で復調される。チャネルデコーダ211より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データはシンク検出・エラー訂正部212に供給される。シンク検出・エラー訂正部212では、シンクブロック毎に付加されているパリティを使用してエラー訂正が行われる。
【0005】
シンク検出・エラー訂正部212より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データは画像伸長部213に供給される。画像伸長部213では、上述の記録系の画像圧縮部203とは逆のデータ伸長処理が行われる。画像伸長部213より出力されるデジタルデータはD/Aコンバータ214でアナログ信号に変換され、出力端子215に出力ビデオ信号Voが出力される。
【0006】
図10は、図9に示すデジタルVTR200の再生系のチャネルデコーダ211からシンク検出・エラー訂正部212に対応した構成を示している。
すなわち、再生ヘッド209(図9参照)からの再生信号Spは、再生アンプ210で増幅された後にアナログ等化器221に供給されて、ある程度の波形等化が行われる。アナログ等化器221で波形等化された再生信号はA/Dコンバータ222に供給されると共に、PLL(Phase-Locked Loop)回路223に供給される。PLL回路223では、再生信号からクロックCLKが抽出される。A/Dコンバータ222では、PLL回路223で抽出されたクロックCLKを使用して再生信号がデジタル信号に変換される。
【0007】
A/Dコンバータ222より出力されるデジタルデータは適応型等化器224を介して識別器としてのビタビ復号器225に供給される。ビタビ復号器225で識別されて得られた識別データは適応型等化器224に供給される。適応型等化器224では、例えばLMS(Least Mean Square)アルゴリズムにより、当該適応型波形等化器224からの出力データの波形がビタビ復号器225からの識別データの波形(目標波形)に近づくように波形等化特性、例えばトランスバーサルフィルタのタップ係数が適応的に変更され、これにより最適な波形等化が行われるようにしている。
【0008】
ビタビ復号器225からの識別データは再生データとして復調器226に供給されて復調される。この復調器226より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データは誤り訂正器227に供給され、シンクブロック毎に付加されているパリティを使用してエラー訂正が行われる。誤り訂正器227でエラー訂正された圧縮符号化データDpは画像伸長部213(図9参照)に供給される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
適応型等化器224では、上述したように、LMSアルゴリズムにより、当該適応型波形等化器224からの出力データの波形がビタビ復号器225からの識別データの波形(目標波形)に近づくように、波形等化特性、例えばトランスバーサルフィルタのタップ係数が適応的に変更される。
【0010】
この場合、適応型等化器224においてLMSアルゴリズムが収束した後はビタビ復号器225で識別された識別データの誤り率は低く、適応型等化器224で最適な波形等化を行うことができるが、LMSアルゴリズムが収束に至るまでの間にビタビ復号器225で識別された識別データの誤り率が高い場合には、適応型等化器224においてLMSアルゴリズムが上手く収束できずに、波形等化特性を誤った方向に更新し、これによりビタビ復号器225で識別された識別データはさらに誤りが増大して適応型等化器224が発散した状態となるため、適応型等化器224で最適な波形等化を行うことが困難となる。
そこで、この発明の目的は、適応型等化器の発散状態を抑圧し、等化器で最適な波形等化が行われるようにした伝送信号処理装置等を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る伝送信号処理装置は、伝送信号に対して波形等化を行う等化器と、この等化器で波形等化された信号より伝送されたデータを識別して第1の識別データを出力する第1の識別器と、伝送信号より伝送されたデータを識別して第2の識別データを出力する第2の識別器と、第1の識別器より出力される第1の識別データまたは第2の識別器より出力される第2の識別データを出力識別データとして取り出す識別出力セレクタとを備え、識別出力セレクタは、等化器の動作が発散状態にあるときは、第1の識別データに代わって第2の識別データを出力識別データとして取り出し、等化器は、波形等化された信号の波形が識別出力セレクタより取り出される出力識別データの波形に近づくように波形等化特性を更新するものである。
【0012】
この発明に係るデジタル再生装置は、記録媒体より再生された再生信号を処理してデータの識別を行う信号処理部を有するデジタル再生装置であって、信号処理部は、再生信号に対して波形等化を行う等化器と、等化器で波形等化された信号より、再生されたデータを識別して第1の識別データを出力する第1の識別器と、伝送信号より再生されたデータを識別して第2の識別データを出力する第2の識別器と、第1の識別器より出力される第1の識別データまたは第2の識別器より出力される第2の識別データを出力識別データとして取り出す識別出力セレクタとを備え、識別出力セレクタは、等化器の動作が発散状態にあるときは、第1の識別データに代わって第2の識別データを出力データとして取り出し、等化器は、波形等化された信号の波形が識別出力セレクタより取り出される出力識別データの波形に近づくように波形等化特性を更新するものである。
【0013】
この発明においては、伝送信号に対して等化器で波形等化が行われる。この等化器で波形等化された信号より伝送されたデータが識別されて、第1の識別データが得られる。また、伝送信号より伝送されたデータが識別されて第2の識別データが得られる。識別出力セレクタでは、これら第1の識別データまたは第2の識別データが出力識別データとして取り出され、等化器では、波形等化された信号の波形が識別出力セレクタより取り出される出力識別データの波形に近づくように波形等化特性が更新される。
【0014】
ここで、等化器の動作が発散状態にある場合は、第1の識別データに代わって第2の識別データが出力識別データとして取り出される。
例えば、第1、第2の識別器がそれぞれビタビ復号器で構成される場合、第1の識別器のメトリックの値をM1とし、第2の識別器のメトリックの値をM2とし、ばらつきを考慮した任意の値をAとするとき、M1<M2+Aを満たさなくなるとき、第1の識別データに代わって第2の識別データが出力識別データとして取り出される。すなわち、等化器の動作が発散状態となる場合は、第1の識別器のメトリックの値M1が大きくなり、M1<M2+Aを満たさなくなる。これにより、等化器の動作が発散状態となる場合は、第1の識別データに代わって第2の識別データが出力識別データとして取り出されることとなる。
【0015】
また例えば、第1の識別器の後段に配置される第1の誤り訂正器と、第2の識別器の後段に配置される第2の誤り訂正器とをさらに備える場合、第1の誤り訂正器における所定期間の誤り訂正数をE1とし、第2の誤り訂正器における所定期間の誤り訂正数をE2として、ばらつきを考慮した任意の数をAとするとき、E1<E2+Aを満たさなくなるとき、第1の識別データに代わって第2の識別データが出力識別データとして取り出される。すなわち、等化器の動作が発散状態となる場合は、第1の誤り訂正器の誤り訂正数E1が大きくなり、E1<E2+Aを満たさなくなる。これにより、等化器の動作が発散状態となる場合は、第1の識別データに代わって第2の識別データが出力識別データとして取り出されることとなる。
【0016】
第2の識別器で得られる第2の識別データは等化器で波形等化された信号より伝送されたデータを識別して得られたものではなく、等化器の動作が発散状態にある場合には、第1の識別データに比べて誤り率の低いものとなっている。そのため、等化器の波形等化特性は正しい方向に向かって更新されていく。これにより、等化器の動作の発散状態を抑圧でき、適応型等化器で最適な波形等化が行われるようにできる。
【0017】
また、上述した識別出力セレクタの後段に、所定単位毎にデータの誤りを検出して訂正する誤り訂正器が備えられる。この場合、等化器の動作が発散状態にある場合には、第2の識別器で得られる第2の識別データに対応する信号が誤り訂正器に供給されて誤り訂正される。第2の識別データは等化器で波形等化された信号より伝送されたデータを識別したものではなく、等化器の動作が発散状態にある場合にも第1の識別データに比べて誤り率の低いものとなることから、等化器の動作が発散状態にある場合であっても誤り訂正器における誤り訂正数が極端に多くなることはなく、最終的な所定単位のデータの誤り数(誤り率)を低減可能となる。
【0018】
また例えば、第1の識別器の後段に配置され、所定単位毎にデータの誤りを検出して訂正する第1の誤り訂正器と、第2の識別器の後段に配置され、所定単位毎にデータの誤りを検出して訂正する第2の誤り訂正器と、第1の誤り訂正器より出力される第1の出力データまたは第2の誤り訂正器より出力される第2の出力データを所定単位毎に取り出す訂正出力セレクタとを備え、訂正出力セレクタは、第1の誤り訂正器および第2の誤り訂正器で得られる所定単位毎の出力データの誤り情報に基づき、第1の出力データおよび第2の出力データの双方が誤っていないときはいずれか一方を取り出し、第1の出力データまたは第2の出力データが誤っているときは誤っていない方を取り出すようにしてもよい。これにより、最終的な所定単位のデータの誤り数(誤り率)を低減することが可能となる。
【0019】
なおこの場合、第1、第2の識別器を異なるパーシャルレスポンス方式を組み合わせたビタビ復号器とすることで、第1,第2の識別データにおける誤り位置のずれを期待でき、これにより最終的な所定単位のデータの誤り数(誤り率)をさらに低減可能となる。またこの場合、第1の識別器の出力データに対応する第1のデータおよび第2の識別器の出力データに対応する第2のデータの誤りを、1個の誤り訂正器で、時分割的に検出して訂正する構成とすることで、回路規模を小さくできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態としてのデジタルVTRの再生系100の要部構成を示している。
このデジタルVTRの再生系100は、再生信号Spを増幅するための再生アンプ101と、この再生アンプ101で増幅された再生信号に対して波形等化を行うアナログ等化器102と、このアナログ等化器102で波形等化された再生信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ103と、この波形等化された再生信号よりクロックCLKを抽出するPLL回路104とを有している。A/Dコンバータ103では、PLL回路104で抽出されたクロックCLKがサンプリングクロックとして使用される。
【0021】
また、再生系100は、A/Dコンバータ103より出力されるデジタルデータu(n)に対して適応的に波形等化を行う適応型等化器105と、この適応型等化器105で波形等化されて得られたデジタルデータy(n)より伝送データとしての再生データを識別する識別器としてのビタビ復号器106と、A/Dコンバータ103より出力されるデジタルデータu(n)より再生データを識別する識別器としてのビタビ復号器107と、ビタビ復号器106で得られる識別データd1(n)またはビタビ復号器107で得られる識別データd2(n)を出力識別データd(n)として取り出すセレクタ(識別出力セレクタ)108とを有している。
【0022】
ここで、セレクタ108は、ビタビ復号器106のメトリックの値M1とビタビ復号器107のメトリックの値M2とを用いて、適応型等化器105の動作が発散状態にないときは、識別データd1(n)を出力識別データd(n)として取り出し、一方適応型等化器105の動作が発散状態にあるときは、識別データd2(n)を出力識別データd(n)として取り出す。
【0023】
すなわち、セレクタ108は、ばらつきを考慮した任意の値をAとするとき、M1<M2+Aを満たさなくなるときは、識別データd1(n)に代わって識別データd2(n)を出力識別データd(n)として取り出す。適応型等化器105の動作が発散状態となる場合は、ビタビ復号器106のメトリックの値M1が大きくなり、M1<M2+Aを満たさなくなる。よって、セレクタ108では、適応型等化器105の動作が発散状態となる場合は、識別データd1(n)に代わって識別データd2(n)が出力識別データd(n)として取り出されることとなる。
【0024】
また、セレクタ108で取り出された出力識別データd(n)は適応型等化器105に供給される。適応型等化器105は、本実施の形態においてはLMSアルゴリズムにより、当該適応型等化器105からのデジタルデータy(n)の波形がセレクタ108からの出力識別データd(n)の波形(目標波形)に近づくように波形等化特性、つまりトランスバーサルフィルタのタップ係数が適応的に変更され、これにより最適な波形等化を行う。
【0025】
また、再生系100は、セレクタ108からの出力識別データd(n)に対して復調処理を行う復調器109と、この復調器109より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データに対して、シンクブロック毎に付加されているパリティを使用して誤り訂正を行って、圧縮符号化データDpを得る誤り訂正器110を有している。
【0026】
適応型等化器105についてさらに詳細に説明する。図2は、適応型等化器105の構成を示している。
この適応型等化器105は、トランスバーサルフィルタ111、判定器112、制御回路113を含んで構成される。トランスバーサルフィルタ111は、A/Dコンバータ103(図1参照)より出力される波形等化すべきデジタルデータu(n)と、制御回路113から出力されるタップ係数ベクトルH(n)を入力し、デジタルデータu(n)に対して伝送路の周波数対振幅・位相特性の補償を行い、波形等化されたデジタルデータy(n)を生成し、判定器112および識別器としてのビタビ復号器106(図1参照)に出力する。また、トランスバーサルフィルタ111はデジタルデータベクトルU(n)を制御回路113に出力する。トランスバーサルフィルタ111の具体的な回路構成については後に述べる。
【0027】
上述せずも、ビタビ復号器106は、入力されたデジタルデータy(n)に対して、所定の符号点配置上、y(n)に最も近いデータd1(n)を、再生されたデータとして識別し、これを識別データd1(n)として出力する。同様に、ビタビ復号器107は、入力されたデジタルデータu(n)に対して、所定の符号点配置上、y(n)に最も近いデータd2(n)を、再生されたデータとして識別し、これを識別データd2(n)として出力する。
【0028】
判定器112は、セレクタ108で取り出された識別データd(n)と、波形等化されたデジタルデータy(n)との差を求め、差分結果を誤差信号e(n)として制御回路113に出力する。判定器112は加算器により構成されている。d(n)、y(n)、e(n)には、(1)式の関係がある。
e(n)=d(n)−y(n) ・・・(1)
【0029】
制御回路113は、誤差信号e(n)およびデジタルデータベクトルU(n)を入力し、LMSアルゴリズムに従って、デジタルデータベクトルU(n)が入力される度毎に、逐次的に複数のタップ係数を更新して設定する。設定された複数のタップ係数はタップ係数ベクトルH(n)としてトランスバーサルフィルタ111に出力される。ここで、タップ係数ベクトルH(n)はM個の複数のタップ係数をベクトルの要素としており、(2)式で定義される。
H(n)=[h1(n),h2(n),・・・,hM(n)]‘・・・(2)
ここで、「‘」はベクトルの転置を表している(以下同じ)。また、ベクトルの要素hi(n)(i=1,・・・,M)はスカラー量とする。
【0030】
以上のような構成の適応型等化器に105により、時々刻々入力されるデジタルデータu(n)が等化され、波形等化されたデジタルデータy(n)が出力されていく。
【0031】
ここで、M個のタップを有するトランスバーサルフィルタ111の構成例を図3に示す。このトランスバーサルフィルタ111は、デジタルデータ入力端子121、デジタルデータベクトル出力端子122、タップ係数ベクトル入力端子123、レジスタ群124、乗算器群125、加算器126、デジタルデータ出力端子127を含んで構成される。
【0032】
レジスタ群124は入力端子121からデジタルデータu(n)を入力し、1サンプル期間Tだけ保持してそのデータを順送りするシフトレジスタである。このレジスタ群124は第1のレジスタ124-1、第2のレジスタ124-2、・・・、第Mのレジスタ124-Mより構成される。また、乗算器群125は、第1の乗算器125-1、第2の乗算器125-2、・・・、第Mの乗算器125-Mより構成される。
【0033】
トランスバーサルフィルタ111の各構成要素の動作と相互関係を説明する。デジタルデータu(n)は入力端子121を介してレジスタ124-1へ供給される。レジスタ群124内の隣り合う各レジスタは互いに接続されているので、1周期T毎にレジスタ124-1の出力はレジスタ124-2の入力として、レジスタ124-2の出力はレジスタ124-3の入力として与えられる。また、レジスタ群124内の各レジスタ124-1〜124-Mの出力は、乗算器群125の各乗算器125-1〜125-Mの入力端にそれぞれ与えられる。さらに、レジスタ群124内の各レジスタ124-1〜124-Mの出力は、デジタルデータベクトルU(n)の要素として出力端子122を介して出力される。
【0034】
レジスタ群124の各レジスタは所定の1サンプル期間Tの間信号を保持した後、1サンプル期間ずつずれたデジタルデータu(n-1),u(n-2),・・・,u(n-)を出力する。これらのデジタルデータはデジタルデータベクトルU(n)のベクトル成分となる。したがって、デジタルデータベクトルU(n)は、(3)式のように表される。
U(n)=[u(n-1),u(n-2),・・・,u(n-M)]‘・・・(3)
【0035】
入力端子123からは、M個のタップ係数h1(n),h2(n),・・・,hM(n)を要素とするタップ係数ベクトルH(n)が、乗算器群125のM個の乗算器125-1〜125-Mにそれぞれ入力される。そして各乗算器125-1〜125-Mによってデジタルデータとタップ係数の乗算が行われる。それぞれの乗算結果は加算器126に与えられて加算される。
【0036】
例えば、乗算器125-1では、デジタルデータu(n-1)とタップ係数h1(n)の乗算が行われる。また乗算器125-2では、デジタルデータu(n-2)とタップ係数h2(n)の乗算が行われる。これらの各乗算結果は加算器126に出力される。加算器126は乗算器群125から入力される乗算結果の総和を演算し、波形等化されたデジタルデータy(n)として出力端子127を介して出力する。このデジタルデータy(n)は、(4)式で表される。
y(n)=h1(n)u(n-1)+h2(n)u(n-2)+・・・+hM(n)u(n-M)・・・(4)
【0037】
図2に示した適応型等化器105において用いられるLMSアルゴリズムは、等化器の出力と期待される信号波形との差の2乗平均値を評価量とし、この評価量が最小となるように逐次的にトランスバーサルフィルタのタップ係数を更新するアルゴリズムである。LMSアルゴリズムについては、例えば、羽鳥ほか:“ディジタル信号処理”、丸善、6-3-2節(1994.1)などにも記載されている。
【0038】
一般に、LMSアルゴリズムによるMタップのトランスバーサルフィルタの各タップ係数hi(n)(i=1,・・・M)の更新式は、図2に示したe(n)、u(n)を用いると、(5)式で与えられる。
i(n+1)=hi(n)+μ・e(n)・u*(n-i)
(但し、i=1,・・・,M) ・・・(5)
【0039】
ここで、u*(n)はu(n)の複素共役を表す(以下同じ)。(5)式において、μはステップサイズパラメータと呼ばれる微小量の実数係数である。(5)式をH(n)、U(n)を用いてベクトル表現すれば、LMSアルゴリズムは、(6)式のようになる。
H(n+1)=H(n)+μ・e(n)U*(n) ・・・(6)
【0040】
ここで、U*(n)はU(n)の複素共役を表す(以下同じ)。(6)式に示すように、タップ係数はデジタルデータベクトルU(n)の複素共役と誤差信号e(n)との積に、微小係数μを乗算した修正値によって更新される。
【0041】
続いて、タップ係数が収束する条件について述べる。デジタルデータu(n)の自己相関行列をRとすると、Rは次の(7)式で定義される。
R=E[U(n)・U“(n)] ・・・(7)
【0042】
ここで、「“」は複素共役転置を表し、E[]は平均値を表すものとする(以下同じ)。このとき、自己相関行列Rの最大固有値をλとすれば、タップ係数が収束するための条件は、(8)式で表される。ステップサイズパラメータμはこの(8)式を満たす値で与える必要がある。
0<μ<2/λ ・・・(8)
【0043】
ここで、適応型等化器のタップ係数の更新アルゴリズムの例として、LMSを用いた場合の具体的な構成例について述べる。基本的な回路構成としては図2に示したトランスバーサルフィルタ111をもつ適応型等化器105と同じでもよい。このうち、上記のLMSアルゴリズムの機能を制御回路113内において具体的に実現してもよい。
【0044】
LMSアルゴリズムを実現する制御回路113の構成例を図4に示す。この制御回路113は、トランスバーサルフィルタ111の各タップ係数を設定する複数のタップ係数設定回路を有しており、その個数はタップ係数の個数Mに等しい。
【0045】
図4に示すように制御回路113は、誤差信号入力端子131、デジタルデータベクトル入力端子132、タップ係数設定回路133-1,133-2,・・・,133-M、タップ係数ベクトル出力端子134を含んで構成される。
【0046】
次に制御回路113の各構成要素の動作と相互関係について述べる。入力端子131より誤差信号e(n)が入力され、タップ係数設定回路133-1,133-2,・・・,133-Mに与えられる。また、入力端子132よりデジタルデータベクトルU(n)が入力されると、U(n)の各要素であるu(n-1),u(n-2),・・・,u(n-M)がタップ係数設定回路133-1,133-2,・・・,133-Mにそれぞれ与えられる。
【0047】
M個のタップ係数設定回路133-1,133-2,・・・,133-Mは、所定のアルゴリズムに基づき、それぞれタップ係数h1(n),h2(n),・・・,hM(n)を演算して出力する。出力されたタップ係数h1(n),h2(n),・・・,hM(n)は、これらを要素とするタップ係数ベクトルH(n)として、出力端子134より出力される。
【0048】
M個のタップ係数設定回路133-1,133-2,・・・,133-Mは同一機能を有するが、これらのうちの第k番目のタップ係数設定回路133-kの動作を説明する。タップ係数設定回路133-kは、誤差信号e(n)およびデジタルデータU(n)の要素であるu(n-k)を入力し、タップ係数を所定のアルゴリズムによって計算し、その結果をタップ係数hk(n)として出力する。
【0049】
ここで、LMSアルゴリズムに基づいてタップ係数を設定するタップ係数設定回路133-kの具体的な構成例を、図5に示す。このタップ係数設定回路133-kは、誤差信号入力端子141、デジタルデータ入力端子142、ステップサイズパラメータ設定器143、複素共役器144、乗算器145、乗算器146、加算器147、レジスタ148、タップ係数出力端子149を含んで構成される。
【0050】
タップ係数設定回路133-kの各構成要素の相互関係と動作を説明する。入力端子141を介して誤差信号e(n)が乗算器145に入力される。また、入力端子142を介してデジタルデータu(n-k)が複素共役器144に入力される。複素共役器144はデジタルデータu(n-k)の複素共役データu*(n-k)を演算し、乗算器145に与える。乗算器145は、複素共役器144からの複素共役データu*(n-k)と誤差信号e(n)との乗算を行い、乗算結果u*(n-k)・e(n)を、乗算器146に与える。
【0051】
一方、設定器143より、所定の値のステップサイズパラメータμが乗算器146に入力される。乗算器146は、乗算器145の出力信号u*(n-k)・e(n)と、ステップサイズパラメータμとの乗算を行って、乗算結果であるμ・u*(n-k)・e(n)を加算器147に出力する。加算器147は乗算器146の出力信号μ・u*(n-k)・e(n)と、レジスタ148が出力するタップ係数hk(n)との加算を行って、加算結果をhk(n+1)としてレジスタ148に出力する。レジスタ148は1サンプル期間Tの間データを遅延し、これをタップ係数hk(n)として出力端子149を介して出力する。
【0052】
図1に示す再生系100の動作を説明する。
図示しない磁気テープから再生ヘッドで再生された再生信号Spは、再生アンプ101で増幅された後にアナログ等化器102に供給されて、ある程度の波形等化が行われる。アナログ等化器102で波形等化された再生信号はA/Dコンバータ103に供給されると共に、PLL回路104に供給される。PLL回路104では、再生信号からクロックCLKが抽出される。A/Dコンバータ103では、PLL回路104で抽出されたクロックCLKを使用して再生信号がデジタル信号に変換される。
【0053】
A/Dコンバータ103より出力されるデジタルデータu(n)は適応型等化器105を介してビタビ復号器106に供給される。ビタビ復号器106では、適応型等化器105で波形等化されて得られたデジタルデータy(n)より再生データが識別されて識別データd1(n)が生成される。また、A/Dコンバータ103より出力されるデジタルデータu(n)はビタビ復号器107に供給される。ビタビ復号器107では、デジタルデータu(n)より再生データが識別されて識別データd2(n)が生成される。
【0054】
ビタビ復号器106,107より出力される識別データd1(n),d2(n)はそれぞれセレクタ108に供給される。このセレクタ108には、さらに、ビタビ復号器106のメトリックの値M1とビタビ復号器107のメトリックの値M2とが供給される。セレクタ108では、メトリックの値M1,M2に基づいて、適応型等化器105の動作が発散状態にないときは、識別データd1(n)が出力識別データd(n)として取り出され、一方適応型等化器105の動作が発散状態にあるときは、識別データd2(n)が出力識別データd(n)として取り出される。
【0055】
このセレクタ108で取り出される出力識別データd(n)は適応型等化器105に供給される。適応型等化器105では、上述したようにLMSアルゴリズムにより、当該適応型波形等化器105からのデジタルデータy(n)の波形がセレクタ108からの出力識別データd(n)の波形(目標波形)に近づくように波形等化特性、つまりトランスバーサルフィルタのタップ係数が適応的に変更され、これにより最適な波形等化を行う得るようにされる。
【0056】
また、セレクタ108で取り出される出力識別データd(n)は再生データとして復調器109に供給されて復調される。そして、この復調器109より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データは誤り訂正器110に供給され、シンクブロック毎に付加されているパリティを使用してエラー訂正が行われる。誤り訂正器110でエラー訂正された圧縮符号化データDpは、図示しない画像伸長部に供給される。なお、誤り訂正器110から画像伸長部には、エラー訂正された圧縮符号化データDpの各シンクブロックに誤りがあるか否かを示す誤り情報EIも供給される。
【0057】
以上説明したように、第1の実施の形態においては、適応型等化器105の動作が発散状態にある場合、セレクタ108でビタビ復号器106からの識別データd1(n)に代わってビタビ復号器107からの識別データd2(n)が出力識別データd(n)として取り出される。この識別データd2(n)は適応型等化器105で波形等化されたデジタルデータy(n)より再生データを識別して得られたものではなく、適応型等化器105の動作が発散状態にある場合には、ビタビ復号器106で得られる識別データd1(n)に比べて誤り率の低いものとなっており、そのため、適応型等化器105の波形等化特性は正しい方向に向かって更新されていく。このように、第1の実施の形態においては、適応型等化器105の動作の発散状態を抑圧でき、当該適応型等化器105で最適な波形等化が行われるようにできる。
【0058】
また、第1の実施の形態においては、セレクタ108で取り出された出力識別データd(n)が復調器109に供給されて復調され、さらにこの復調器109より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データに対して誤り訂正器110で誤り訂正が行われる。この場合、適応型等化器105の動作が発散状態にある場合には、ビタビ復号器107で得られる識別データd2(n)に対応する圧縮符号化データが誤り訂正器110に供給される。この識別データd2(n)は適応型等化器105で波形等化されたデジタルデータy(n)より再生データを識別して得られたものではなく、適応型等化器105の動作が発散状態にある場合には、ビタビ復号器106で得られる識別データd1(n)に比べて誤り率の低いものとなっている。したがって、第1の実施の形態においては、適応型等化器105の動作が発散状態にある場合であっても誤り訂正器110における誤り訂正数が極端に多くなることはなく、最終的に誤り訂正できない誤り数を低減できる。
【0059】
次に、第2の実施の形態について説明する。図6は、第2の実施の形態としてのデジタルVTRの再生系100Aの要部構成を示している。この図6において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0060】
このデジタルVTRの再生系100Aは、ビタビ復号器106,107で得られる識別データd1(n),d2(n)に対して復調処理を行う復調器109-1,109-2と、これら復調器109-1,109-2より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データに対して、シンクブロック毎に付加されているパリティを使用して誤り訂正を行って、圧縮符号化データDp1,Dp2を得る誤り訂正器110-1,110-2と、誤り訂正器110-1で得られる圧縮符号化データDp1または誤り訂正器110-2で得られる圧縮符号化データDp2を出力圧縮符号化データDpとして取り出すセレクタ(訂正出力セレクタ)115とを有している。
【0061】
セレクタ108は、誤り訂正器110-1,110-2より出力される所定期間毎、例えばシンクブロック毎の誤り訂正数E1,E2を用いて、適応型等化器105の動作が発散状態にないときは、識別データd1(n)を出力識別データd(n)として取り出し、一方適応型等化器105の動作が発散状態にあるときは、識別データd2(n)を出力識別データd(n)として取り出す。
【0062】
すなわち、セレクタ108は、ばらつきを考慮した任意の数をAとするとき、E1<E2+Aを満たさなくなるときは、識別データd1(n)に代わって識別データd2(n)を出力識別データd(n)として取り出す。適応型等化器105の動作が発散状態となる場合は、誤り訂正器110-1における誤り訂正数E1が大きくなり、E1<E2+Aを満たさなくなる。よって、セレクタ108では、適応型等化器105の動作が発散状態となる場合は、識別データd1(n)に代わって識別データd2(n)が出力識別データd(n)として取り出されることとなる。
【0063】
また、セレクタ115は、誤り訂正器110-1,110-2より出力される誤り情報EI1,EI2を用いて、圧縮符号化データDp1,Dp2のいずれを取り出すかを決める。ここで、誤り情報EI1,EI2は、それぞれ圧縮符号化データDp1,Dp2の各シンクブロックに誤りがあるか否かを示す情報である。セレクタ115では、圧縮符号化データDp1,Dp2のシンクブロックのいずれにも誤りがない場合、またはいずれにも誤りがある場合には、例えば圧縮符号化データDp1のシンクブロックが取り出される。一方、圧縮符号化データDp1,Dp2のシンクブロックのいずれかに誤りがある場合には、誤りのない方のシンクブロックが取り出される。
【0064】
図6に示すデジタルVTRの再生系100Aのその他の構成は図1に示すデジタルVTRの再生系100と同様とされている。
図6に示す再生系100Aの動作を説明する。
適応型等化器105、ビタビ復号器106,107、セレクタ108の部分の動作は、図1に示す再生系100の動作と同様であるのその説明は省略する。ここでは、復調器109-1,109-2以降の動作について説明する。
【0065】
ビタビ復号器106で得られる識別データd1(n)は再生データとして復調器109-1に供給されて復調される。そして、この復調器109-1より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データは誤り訂正器110-1に供給され、シンクブロック毎に付加されているパリティを使用してエラー訂正が行われる。
【0066】
同様に、ビタビ復号器107で得られる識別データd2(n)は再生データとして復調器109-2に供給されて復調される。そして、この復調器109-2より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データは誤り訂正器110-2に供給され、シンクブロック毎に付加されているパリティを使用してエラー訂正が行われる。
【0067】
誤り訂正器110-1,110-2でエラー訂正された圧縮符号化データDp1,Dp2はセレクタ115に供給される。また、セレクタ115には、誤り訂正器110-1,110-2より出力される誤り情報EI1,EI2も供給される。そして、セレクタ115では、圧縮符号化データDp1,Dp2のシンクブロックのいずれにも誤りがない場合、またはいずれにも誤りがある場合には、例えば圧縮符号化データDp1のシンクブロックが出力圧縮符号化データDpとして取り出される。一方、圧縮符号化データDp1,Dp2のシンクブロックのいずれかに誤りがある場合には、誤りのない方のシンクブロックが出力圧縮符号化データDpとして取り出される。
【0068】
図7A〜Fは、セレクタ115の動作例を示している。図7Aは誤り訂正器110-1からの誤り情報EI1を示し、図7Bは誤り訂正器110-1からの圧縮符号化データDp1を示し、図7Cは誤り訂正器110-2からの誤り情報EI2を示し、図7Dは誤り訂正器110-2からの圧縮符号化データDp2を示し、図7Fはセレクタ115より出力される出力圧縮符号化データDpを示し、図7Eは圧縮符号化データDpの各シンクブロックに誤りがあるか否かを示す誤り情報EIを示している。圧縮符号化データDp1,Dp2,Dpで、誤りがあるシンクブロックはハッチングして示している。
【0069】
このようにセレクタ115で取り出される出力符号化データDpは、図示しない画像伸長部に供給される。なお、セレクタ115から画像伸長部には、出力圧縮符号化データDpの各シンクブロックに誤りがあるか否かを示す誤り情報EIも供給される。
【0070】
以上説明したように、第2の実施の形態においても、適応型等化器105の動作が発散状態にある場合、セレクタ108でビタビ復号器106からの識別データd1(n)に代わってビタビ復号器107からの識別データd2(n)が出力識別データd(n)として取り出される。したがって、この第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様に、適応型等化器105の動作の発散状態を抑圧でき、当該適応型等化器105で最適な波形等化が行われるようにできる。
【0071】
また、セレクタ115は、誤り訂正器110-1,110-2からの誤り訂正情報に基づき、圧縮符号化データDp1,Dp2のシンクブロックのいずれにも誤りがない場合、またはいずれにも誤りがある場合には、例えば圧縮符号化データDp1のシンクブロックを出力圧縮符号化データDpとして取り出し、圧縮符号化データDp1,Dp2のシンクブロックのいずれかに誤りがある場合には、誤りのない方のシンクブロックを出力圧縮符号化データDpとして取り出すものであり、最終的なシンクブロックの誤り数(誤り率)を低減できる。
【0072】
なお、図6に示すデジタルVTRの再生系100Aでは、セレクタ108は、誤り訂正器110-1,110-2より出力される所定期間毎、例えばシンクブロック毎の誤り訂正数E1,E2に基づいて適応型等化器105の動作が発散状態にあるか否かを判断して、識別データd1(n)または識別データd2(n)を取り出すものであったが、図1に示すデジタルVTRの再生系100と同様にして、セレクタ108は、ビタビ復号器106,107より出力されるメトリックの値M1,M2に基づいて適応型等化器105の動作が発散状態にあるか否かを判断して、識別データd1(n)または識別データd2(n)を取り出すようにしてもよい。
【0073】
また、図6に示すデジタルVTRの再生系100Aにおけるビタビ復号器106,107を異なる方式のパーシャルレスポンス方式を組み合わせたものとして、最終的なシンクブロックの誤り数(誤り率)を低減する効果を高めることが考えられる。例えば、ビタビ復号器106はPR(1,−1)を組み合わせたものとし、ビタビ復号器107はPR(1,1)を組み合わせたものとする。
【0074】
その場合、ビタビ復号器106は、PR(1,−1)の伝達特性により低域の信号成分が少なく、高域の信号成分が多い。逆に、ビタビ復号器107は、PR(1,1)の伝達特性により高域の信号成分が少なく、低域の信号成分が多い。このように伝達特性の異なったビタビ復号器106,107は、それぞれ異なった帯域での誤り率が高いことが期待され、互いに補完し得る状態となる。したがって、セレクタ115より出力される圧縮符号化データDpにおけるシンクブロックの誤り数(誤り率)を一層低減することができる。
【0075】
また、図6に示すデジタルVTRの再生系100Aでは、識別器として2個のビタビ復号器106,107を設けたものであるが、識別方式を異にするさらに多くの識別器を並列的に設け、それらの識別データを復調する複数の復調器と、さらにこれらの復調器の出力データに対して誤り訂正をする複数の誤り訂正器を設け、セレクタ115でそれら複数の誤り訂正器の出力データのうち誤りのないシンクブロックを出力圧縮符号化データDpとして取り出す構成とすることで、最終的なシンクブロックの誤り数(誤り率)を低減する効果をさらに高めることができる。
【0076】
次に、第3の実施の形態について説明する。図8は、第3の実施の形態としてのデジタルVTRの再生系100Bの要部構成を示している。この図8において、図6と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0077】
このデジタルVTRの再生系100Bは、復調器109-1,109-2より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データに対して、シンクブロック毎に付加されているパリティを使用して誤り訂正を行って、圧縮符号化データDp1,Dp2を得る誤り訂正器110Bを有している。
【0078】
この誤り訂正器110Bは、復調器109-1,109-2からの圧縮符号化データに対して、時分割的に、かつ図6に示す誤り訂正器110-1,110-2の2倍の動作速度で誤り訂正をする。セレクタ108には、誤り訂正器110から、復調器109-1,109-2の出力に対する所定期間毎、例えばシンクブロック毎の誤り訂正数E1,E2が供給される。
【0079】
また、再生系100Bは、誤り訂正器110Bで得られる復調器109-1の出力に対応した圧縮符号化データDp1を一時的に記憶し、圧縮符号化データDp2との時間軸を合わせるためのメモリ116と、このメモリ116に記憶されている圧縮符号化データDp1または誤り訂正器110Bで得られる復調器109-2の出力に対応した圧縮符号化データDp2を出力符号化データDpとして取り出すセレクタ115Bとを有している。
【0080】
セレクタ115Bには、誤り訂正器110から、圧縮符号化データDp1,Dp2の各シンクブロックに誤りがあるか否かを示す誤り情報EI1,EI2が供給される。セレクタ115Bでは、図6に示すセレクタ115と同様に、誤り情報EI1,EI2を用いて、圧縮符号化データDp1,Dp2のいずれを取り出すかを決める。
【0081】
図8に示すデジタルVTRの再生系100Bのその他の構成は図6に示すデジタルVTRの再生系100Aと同様とされている。
図8に示す再生系100Bの動作を説明する。
セレクタ108には、図6に示す再生系100Aと同様に復調器109-1,109-2の出力に対する所定期間毎、例えばシンクブロック毎の誤り訂正数E1,E2が供給されるものであって、適応型等化器105、ビタビ復号器106,107、セレクタ108の部分の動作は、図6に示す再生系100Aの動作と同様であるのその説明は省略する。ここでは、復調器109-1,109-2以降の動作について説明する。
【0082】
ビタビ復号器106で得られる識別データd1(n)は再生データとして復調器109-1に供給されて復調される。そして、この復調器109-1より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データは誤り訂正器110Bに供給される。また、ビタビ復号器107で得られる識別データd2(n)は再生データとして復調器109-2に供給されて復調される。そして、この復調器109-2より出力される各シンクブロックの圧縮符号化データは誤り訂正器110Bに供給される。
【0083】
誤り訂正器110Bでは、復調器109-1,109-2からの圧縮符号化データに対して、時分割的に、誤り訂正が行われる。そして、誤り訂正器110Bで得られる復調器109-2の出力に対応した圧縮符号化データDp2はセレクタ115Bに供給されると共に、この誤り訂正器110Bで得られる復調器109-1の出力に対応した圧縮符号化データDp1は、メモリ116により圧縮符号化データDp2との時間軸が合わせられてセレクタ115Bに供給される。
【0084】
また、セレクタ115Bには、誤り訂正器110Bより出力される誤り情報EI1,EI2も供給される。そして、セレクタ115Bでは、圧縮符号化データDp1,Dp2のシンクブロックのいずれにも誤りがない場合、またはいずれにも誤りがある場合には、例えば圧縮符号化データDp1のシンクブロックが出力圧縮符号化データDpとして取り出される。一方、圧縮符号化データDp1,Dp2のシンクブロックのいずれかに誤りがある場合には、誤りのない方のシンクブロックが出力圧縮符号化データDpとして取り出される。
【0085】
このようにセレクタ115Bで取り出される出力符号化データDpは、図示しない画像伸長部に供給される。なお、セレクタ115Bから画像伸長部には、出力圧縮符号化データDpの各シンクブロックに誤りがあるか否かを示す誤り情報EIも供給される。
【0086】
以上説明したように、第3の実施の形態においても、適応型等化器105の動作が発散状態にある場合、セレクタ108でビタビ復号器106からの識別データd1(n)に代わってビタビ復号器107からの識別データd2(n)が出力識別データd(n)として取り出される。したがって、この第3の実施の形態においては、第1、第2の実施の形態と同様に、適応型等化器105の動作の発散状態を抑圧でき、当該適応型等化器105で最適な波形等化が行われるようにできる。
【0087】
また、第3の実施の形態においては、セレクタ115Bは、誤り訂正器110Bからの誤り訂正情報EI1,EI2に基づき、圧縮符号化データDp1,Dp2のシンクブロックのいずれにも誤りがない場合、またはいずれにも誤りがある場合には、例えば圧縮符号化データDp1のシンクブロックを出力圧縮符号化データDpとして取り出し、圧縮符号化データDp1,Dp2のシンクブロックのいずれかに誤りがある場合には、誤りのない方のシンクブロックを出力圧縮符号化データDpとして取り出すものであり、第2の実施の形態と同様に、最終的なシンクブロックの誤り数(誤り率)を低減できる。
【0088】
また、第3の実施の形態においては、復調器109-1,109-2からの圧縮符号化データに対して、1個の誤り訂正器110Bで時分割的に誤り訂正を行うものであり、第2の実施の形態に比べて、回路規模を小さくできる。
【0089】
なお、上述実施の形態においては、適応型等化器105はLMSアルゴリズムを使用したものを示したが、その他のアルゴリズム、例えばZF(Zero-Forcing)アルゴリズム等を使用するものであってもよい。
【0090】
また、上述実施の形態においては、識別器としてビタビ復号器106,107を使用したものを示したが、その他の識別器を用いて構成するものにもこの発明を同様に適用できることは勿論である。
【0091】
また、上述実施の形態においては、この発明に係る伝送信号処理装置をデジタルVTRの再生系に適用したものであるが、これに限定されるものではなく、この発明に係る伝送信号処理装置をその他のデジタル再生装置、さらには通信装置の受信系などその他の伝送系にも同様に適用することができる。
【0092】
【発明の効果】
この発明によれば、等化器を通した伝送信号から第1の識別データを得る第1の識別器と、この等化器を通さない伝送信号から第2の識別データを得る第2の識別器と、第1の識別データまたは第2の識別データを出力識別データとして取り出すセレクタとを備え、セレクタでは等化器の動作が発散状態にあるとき第1の識別データに代わって第2の識別データを出力識別データとして取り出し、等化器を通した伝送信号の波形がセレクタより取り出される出力識別データの波形に近づくように等化器の波形等化特性を更新する構成とするものであり、適応型等化器の動作の発散状態を抑圧し、等化器で最適な波形等化が行われるようにすることができる。
【0093】
また、この発明によれば、出力識別データを得るセレクタの後段に、所定単位毎にデータの誤りを検出して訂正する誤り訂正器を備える構成とすることで、等化器の動作が発散状態にある場合には、第2の識別器で得られる第2の識別データに対応する信号が誤り訂正器に供給されて誤り訂正されるため、等化器の動作が発散状態にある場合であっても誤り訂正器における誤り訂正数が極端に多くなることはなく、最終的な所定単位のデータの誤り数(誤り率)を低減することができる。
【0094】
また、この発明によれば、第1、第2の識別器の後段にそれぞれ所定単位毎にデータの誤りを訂正して第1、第2の出力データを得る第1、第2の誤り訂正器を配置し、第1の誤り訂正器および第2の誤り訂正器で得られる所定単位毎の出力データの誤り情報に基づき、第1の出力データおよび第2の出力データの双方が誤っていないときはいずれか一方を取り出し、第1の出力データまたは第2の出力データのいずれか一方が誤っているときは誤っていない方をセレクタによって取り出すことで、最終的な所定単位のデータの誤り数(誤り率)を低減することができる。
【0095】
この場合、第1、第2の識別器を異なるパーシャルレスポンス方式を組み合わせたビタビ復号器とすることで、第1,第2の識別データにおける誤り位置のずれを期待でき、これにより最終的な所定単位のデータの誤り数(誤り率)をさらに低減可能となる。またこの場合、第1の識別器の出力データに対応する第1のデータおよび第2の識別器の出力データに対応する第2のデータの誤りを、1個の誤り訂正器で、時分割的に検出して訂正する構成とすることで、回路規模を小さくできる。
【0096】
また、この発明によれば、第1,第2の識別器としての複数の識別器を設け、これらの後段にそれぞれ所定単位毎にデータの誤りを検出して訂正する複数の誤り訂正器を配置し、複数の誤り訂正器で得られる所定単位毎の出力データの誤り情報に基づき、複数の誤り訂正器の出力データのうち一部が誤っているときは、誤っていない出力データのいずれかをセレクタで取り出すことで、最終的な所定単位のデータの誤り数(誤り率)を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態としてのデジタルVTRの再生系の要部構成を示すブロック図である。
【図2】適応型等化器の構成例を示すブロック図である。
【図3】適応型等化器内のトランスバーサルフィルタの構成例を示すブロック図である。
【図4】LMSアルゴリズムを実現する適応型等化器内の制御回路の構成例を示すブロック図である。
【図5】制御回路内のタップ係数設定回路の構成例を示すブロック図である。
【図6】第2の実施の形態としてのデジタルVTRの再生系の要部構成を示すブロック図である。
【図7】セレクタの動作例を示すタイミングチャートである。
【図8】第3の実施の形態としてのデジタルVTRの再生系の要部構成を示すブロック図である。
【図9】デジタルVTRの基本的構成を示すブロック図である。
【図10】デジタルVTRの再生系の要部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100,100A,100B・・・デジタルVTRの再生系、105・・・適応型等化器、106,107・・・ビタビ復号器、108,115,115B・・・セレクタ、109,109-1,109-2・・・復調器、110,110-1,110-2,110B・・・誤り訂正器、111・・・トランスバーサルフィルタ、112・・・判定器、113・・・制御回路、116・・・メモリ

Claims (3)

  1. 伝送信号に対して波形等化を行う等化器と、
    上記等化器で波形等化された信号より、伝送されたデータを識別して第1の識別データを出力する第1の識別器と、
    上記伝送信号より、伝送されたデータを識別して第2の識別データを出力する第2の識別器と、
    上記第1の識別器より出力される第1の識別データまたは上記第2の識別器より出力される第2の識別データを出力識別データとして取り出す識別出力セレクタと、
    上記第1の識別器の後段に配置され、所定単位毎にデータの誤りを検出して訂正する第1の誤り訂正器と、
    上記第2の識別器の後段に配置され、上記所定単位毎にデータの誤りを検出して訂正する第2の誤り訂正器と、
    上記第1の誤り訂正器より出力される第1の出力データまたは上記第2の誤り訂正器より出力される第2の出力データを上記所定単位毎に取り出す訂正出力セレクタとを備え、
    上記識別出力セレクタは、上記等化器の動作が発散状態にあるときは、上記第1の識別データに代わって上記第2の識別データを上記出力識別データとして取り出し、
    上記等化器は、上記波形等化された信号の波形が上記識別出力セレクタより取り出される上記出力識別データの波形に近づくように波形等化特性を更新し、
    上記訂正出力セレクタは、上記第1の誤り訂正器および上記第2の誤り訂正器で得られる上記所定単位毎の出力データの誤り情報に基づき、上記第1の出力データおよび上記第2の出力データの双方が誤っていないときはいずれか一方を取り出し、上記第1の出力データまたは上記第2の出力データのいずれか一方が誤っているときは誤っていない方を取り出す
    伝送信号処理装置。
  2. 上記第1の識別器は、第1の方式のパーシャルレスポンスを組み合わせたビタビ復号器であり、上記第2の識別器は、第2の方式のパーシャルレスポンスを組み合わせたビタビ復号器である
    請求項1に記載の伝送信号処理装置。
  3. 記録媒体より再生された再生信号を処理してデータの識別を行う信号処理部を有するデジタル再生装置であって、
    上記信号処理部は、
    上記再生信号に対して波形等化を行う等化器と、上記等化器で波形等化された信号より、再生されたデータを識別して第1の識別データを出力する第1の識別器と、
    上記再生信号より、再生されたデータを識別して第2の識別データを出力する第2の識別器と、
    上記第1の識別器より出力される第1の識別データまたは上記第2の識別器より出力される第2の識別データを出力識別データとして取り出す識別出力セレクタと、
    上記第1の識別器の後段に配置され、所定単位毎にデータの誤りを検出して訂正する第1の誤り訂正器と、
    上記第2の識別器の後段に配置され、上記所定単位毎にデータの誤りを検出して訂正する第2の誤り訂正器と、
    上記第1の誤り訂正器より出力される第1の出力データまたは上記第2の誤り訂正器より出力される第2の出力データを上記所定単位毎に取り出す訂正出力セレクタとを備え、
    上記識別出力セレクタは、上記等化器の動作が発散状態にあるときは、上記第1の識別データに代わって上記第2の識別データを上記出力データとして取り出し、
    上記等化器は、上記波形等化された信号の波形が上記識別出力セレクタより取り出される出力識別データの波形に近づくように波形等化特性を更新し、
    上記訂正出力セレクタは、上記第1の誤り訂正器および上記第2の誤り訂正器で得られる上記所定単位毎の出力データの誤り情報に基づき、上記第1の出力データおよび上記第2の出力データの双方が誤っていないときはいずれか一方を取り出し、上記第1の出力データまたは上記第2の出力データのいずれか一方が誤っているときは誤っていない方を取り出す
    デジタル再生装置。
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