JP4626097B2 - 車載用燃料電池システム - Google Patents

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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車載用燃料電池システムに用いられる加湿モジュールを車両内に配置するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載される燃料電池システムにおいては、大気中の空気が酸化ガスとして取り込まれて、コンプレッサで加圧された後、加湿モジュールを介して燃料電池に供給される。供給された酸化ガスは、燃料電池内において、触媒を利用した電気化学反応に供された後、酸素オフガスとして排出される。排出された酸素オフガスは、上述の加湿モジュールを再び介して、車両外の大気中に排気される。
【0003】
加湿モジュールは、酸化ガスと酸素オフガスとの間で、酸素オフガスから酸化ガスへ、ガス中に含まれている水分の受け渡しを行い、燃料電池に供給される酸化ガスをよりウェットに、車両外の大気中に排気される酸素オフガスをよりドライに、なるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
燃料電池に供給される酸化ガスは、上記したとおりコンプレッサによって加圧されるため、昇温されて高温となる。従って、このような酸化ガスを、このまま、燃料電池に供給すると、燃料電池内において、電解質膜の温度が高くなりすぎて、電解質膜の耐熱温度を超えてしまう恐れがあった。
【0005】
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、加圧されて高温となった酸化ガスなどのガスの温度を低下させて、燃料電池に供給することが可能な車載用燃料電池システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の第1の形態は、車両に搭載され、燃料電池と、加湿モジュールと、ガス加圧手段と、を備え、前記ガス加圧手段によって加圧された酸化ガスを前記加湿モジュールによって加湿して前記燃料電池に供給する車載用燃料電池システムであって、
前記加湿モジュールは、前記酸化ガスと、前記燃料電池から排出された酸素オフガスと、の間で水分の受け渡しを行うことにより、前記酸化ガスを加湿するモジュールであり、
前記加湿モジュールを前記車両内における走行風が当たる位置に配置して、前記加湿モジュールで加湿された前記酸化ガスが前記走行風により冷却されるようにしたことを要旨とする。
【0007】
ガス加圧手段により加圧されて高温となった酸化ガスは加湿モジュールを介して燃料電池に供給されるため、本発明では、この加湿モジュールを車両内における走行風の当たる位置に配置して、加湿モジュール全体を空気冷却することにより、この加湿モジュールを通過する酸化ガスの温度を低下させるようにしている。
【0008】
このように、加湿モジュールにおいて酸化ガスの温度を低下させることにより、燃料電池にガスを適温にて供給させることができるため、燃料電池内において、電解質膜の温度が耐熱温度を超えるほど高くなることはない。また、燃料電池に供給されるガスをよりウェットにしつつ、燃料電池から排出され車両外に排気される酸素オフガスをよりドライにすることが可能である。
【0009】
また、走行風によって加湿モジュールを空気冷却するようにしているため、加湿モジュールを冷却するための特別な装置や設備が不要である。
【0010】
本発明の車載用燃料電池システムにおいて、前記加湿モジュールの配置される位置は、前記車両におけるフロントバンパの裏側であることが好ましい。
【0011】
このように、加湿モジュールをフロントバンパの裏側に配置することにより、車両が走行した際に、走行風が加湿モジュールによく当たり、加湿モジュールを十分に空気冷却することができる。
【0012】
また、加湿モジュールが配置される位置はフロントバンパの裏側であるため、車両のフロント部に、燃料電池やパワーコントロールユニットや駆動モータなどを配置した場合でも、加湿モジュールが位置的に邪魔になることはない。
【0019】
本発明の車載用燃料電池システムにおいて、前記ガス加圧手段はコンプレッサであることが好ましい。
【0020】
コンプレッサを用いることにより、より簡単な構成でガスを加圧することができる。
【0021】
なお、本発明は、上記した車載用燃料電池システムなどの態様に限ることなく、そのようなシステムを搭載した車両としての態様や、そのようなシステムに用いる加湿モジュールとしての態様や、そのような加湿モジュールを車両内に配置する方法としての態様で実現することも可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例としての車載用燃料電池システムを示す構成図である。本実施例の燃料電池システム100は、自動車などの車両に搭載されるものであって、主として、水素ガスの供給を受けて電力を発生する燃料電池200と、その燃料電池200に水素ガスを供給する高圧水素ガスタンク300と、を備えている。
【0023】
このうち、燃料電池200は、水素を含んだ水素ガスの他、酸素を含んだ酸化ガス(例えば、空気)の供給を受けて、水素極と酸素極において、下記に示すような反応式に従って、電気化学反応を起こし、電力を発生させている。
【0024】
即ち、水素極に水素ガスが、酸素極に酸化ガスがそれぞれ供給されると、水素極側では式(1)の反応が、酸素極側では式(2)の反応がそれぞれ起こり、燃料電池全体としては、式(3)の反応が行なわれる。
【0025】
2 → 2H++2e- …(1)
2H++2e-+(1/2)O2 → H2O …(2)
2+(1/2)O2 → H2O …(3)
【0026】
このような燃料電池200を車両の動力源として用いる場合、燃料電池200から発生された電力によって駆動モータ(図示せず)を駆動し、その発生トルクをギア(図示せず)によって車軸(図示せず)に伝達して、車両の推進力を得る。
【0027】
また、燃料電池200は、複数の単セルが積層された燃料電池スタックによって構成されており、1つの単セルは、電解質膜(図示せず)と、それを両側から挟み込む拡散電極(図示せず)である水素極及び酸素極と、さらにそれらを両側から挟み込む2枚のセパレータ(図示せず)と、で構成されている。セパレータの両面には、凹凸が形成されており、挟み込んだ水素極と酸素極との間で、単セル内ガス流路を形成している。このうち、水素極との間で形成される単セル内ガス流路には、前述したごとく供給された水素ガスが、酸素極との間で形成される単セル内ガス流路には、酸化ガスが、それぞれ流れている。なお、燃料電池スタックは、スタックケース内に収納されて、車両に搭載されている。
【0028】
高圧水素ガスタンク300は、内部に高圧の水素ガスを蓄えており、根本に取り付けられたシャットバルブ302を開くことにより、およそ20〜35MPaの圧力を有する水素ガスが放出する。実施例の場合、図2に示すように、高圧水素ガスタンク300は、車両後部床下に、計4本搭載されている。
【0029】
その他、本実施例の燃料電池システム100は、図1に示すように、システム内で水素ガスを流通させるための水素ガス流路(図1では実線で表示)と、酸化ガスを流通させるための酸化ガス流路(図1では一点鎖線で表示)と、酸素オフガスに含まれる水を循環させるための水循環流路601(図1では破線で表示)と、システム全体を制御するためのパワーコントロールユニット700を備えている。
【0030】
このうち、水素ガス流路は、高圧水素ガスタンク300の放出口から燃料電池200の供給口に至る本流流路401と、燃料電池200の排出口からポンプ410を介して本流流路401に戻る循環流路403と、循環している水素ガス中の不純物を排出するための排出流路405と、圧力異常時に水素ガスを排出するためのリリーフ流路407,409と、水素ガス漏れをチェックする際に用いるリークチェック流路411と、水素ガス供給ポート428から高圧水素ガスタンク300の充填口に至る供給流路413と、を備えている。本実施例では、水素ガスの供給源として高圧水素ガスタンク300を用いているため、高圧の水素ガスを放出することができる。
【0031】
本流流路401には、高圧水素ガスタンク300の放出口にシャットバルブ302および放出マニュアルバルブ304が配置されており、流路途中に減圧バルブ418,熱交換器420および減圧バルブ422がそれぞれ配置されており、燃料電池200の供給口にシャットバルブ202が配置されている。また、循環流路403には、燃料電池200の排出口にシャットバルブ204が配置されており、流路途中に、気液分離器406,ポンプ410及び逆止弁419がそれぞれ配置されている。また、供給流路413には、高圧水素ガスタンク300の充填口に逆止弁306および充填マニュアルバルブ308が配置されている。さらに、排出流路405にはシャットバルブ412および水素希釈器424が、リリーフ流路407にはリリーフバルブ414が、同じくリリーフ流路409にはリリーフバルブ416が、リークチェック流路411には、リークチェックボート426が、それぞれ配置されている。
【0032】
一方、酸化ガス流路は、燃料電池200に酸化ガスを供給するための酸化ガス供給流路501と、燃料電池200から排出された酸素オフガスを排出するための酸素オフガス排出流路503と、水素希釈器424に酸素オフガスを導くための酸素オフガス導入流路505と、を備えている。
【0033】
酸化ガス供給流路501には、エアクリーナ502と、コンプレッサ504と、加湿モジュール506と、が配置されている。また、酸素オフガス排出流路503には、調圧弁508と、前述の加湿モジュール506と、気液分離器510と、消音器512と、オフガス排出口514が配されている。
【0034】
また、水循環流路601には、ポンプ602,606と、加湿水タンク604と、インジェクタ608と、が配されている。
【0035】
さらに、パワーコントロールユニット700は、図示せざる各種センサから得られた検出結果を入力すると共に、各バルブ202,204,302,412や、ポンプ410,602,606や、コンプレッサ504をそれぞれ制御する。なお、図面を見やすくするために、制御線等は省略されている。また、ポンプ410や、コンプレッサ504や、ポンプ602,606などは、それぞれ、モータによって駆動されるが、それらについても省略されている。なお、放出マニュアルバルブ304および充填マニュアルバルブ308は、それぞれ、手動で開閉されるようになっている。
【0036】
それではまず、酸化ガスの流れについて説明する。パワーコントロールユニット700によってコンプレッサ504を駆動すると、大気中の空気が酸化ガスとして取り込まれ、エアクリーナ502によって浄化され、酸化ガス供給流路501を通り、加湿モジュール506を介して燃料電池200に供給される。大気中の空気を酸化ガスとして用いる場合、そのままでは酸化ガス中の酸素濃度が低い。そのため、上記したコンプレッサ504によって、酸化ガスを加圧することにより、酸化ガス中の酸素濃度を上げて、燃料電池200に供給するようにしている。
【0037】
燃料電池200に供給された酸化ガスは、燃料電池200内において、上述した電気化学反応に使用された後、酸素オフガスとして排出される。排出された酸素オフガスは、酸素オフガス排出流路503を通り、調圧弁508を介した後、再び、加湿モジュール506に流入される。
【0038】
前述したように、燃料電池200内の酸素極側では、式(2)に従って水(H2O)が生成されるため、燃料電池200から排出される酸素オフガスは、非常にウェットで、多くの水分を含んでいる。従って、このような酸素オフガスを、酸素オフガス排出流路503を通してそのまま車両外部の大気中に排出すると、冬場など周囲温度が非常に低い場合には、車両のオフガス排出口514からもうもうとした水蒸気の煙が出る恐れがある。また、一方、大気中から取り入れて、コンプレッサ504によって加圧された酸化ガス(空気)を、酸化ガス供給流路501を通してそのまま燃料電池200に供給すると、燃料電池200内における電解質膜の酸素極側の表面が乾燥してしまい、上述した電気化学反応の反応効率を下げてしまう恐れがある。
【0039】
そこで、本実施例では、酸化ガス供給流路501と酸素オフガス排出流路503の各々の流路中に加湿モジュール506を設けて、両者の間で水蒸気交換を行うことにより、非常にウェットな酸素オフガスからドライな酸化ガスへ水分を与えるようにしている。この結果、加湿モジュール506から流出され燃料電池200へ供給される酸化ガスは或る程度ウェットになり、加湿モジュール506から流出され車両外部の大気中へ排出される酸素オフガスは或る程度ドライになるため、上記した2つの問題を同時に解決することができる。
【0040】
こうして、加湿モジュール506において或る程度ドライになった酸素オフガスは、次に、気液分離器510に流入される。気液分離器510では、加湿モジュール506からの酸素オフガスを気体分と液体分に気液分離し、酸素オフガスに含まれている水分を液体分としてさらに除去して、よりドライにしている。また、除去された水分は回収水として回収され、ポンプ602によって汲み上げられて、加湿水タンク604に蓄えられる。そして、この回収水はポンプ606によってインジェクタ608に送り出され、コンプレッサ504の流入口で、インジェクタ608により霧吹きされて、エアクリーナ502からの酸化ガスに混合される。こうすることによって、酸化ガス供給流路501を通る酸化ガスをさらにウェットにしている。
【0041】
以上のようにして、気液分離器510においてさらにドライになった酸素オフガスは、その後、消音器512に導かれることで、圧力の変動が緩和されて消音作用を受け、オフガス排出口514から車両外部の大気中に排出される。
【0042】
次に、水素ガスの流れについて説明する。高圧水素ガスタンク300の放出マニュアルバルブ304は、通常時は、常に開いており、充填マニュアルバルブ308は、常に閉じている。
【0043】
また、高圧水素ガスタンク300のシャットバルブ302と、燃料電池200のシャットバルブ202,204は、それぞれ、パワーコントロールユニット700によって、燃料電池システムの運転時には開いているが、停止時には閉じている。
【0044】
その他、排出流路405のシャットバルブ412は、パワーコントロールユニット700によって、運転時には、基本的に閉じている。なお、リリーフバルブ414,416は、圧力異常時などの場合以外は閉じている。
【0045】
運転時において、前述したとおり、パワーコントロールユニット700がシャットバルブ302を開くと、高圧水素ガスタンク300からは水素ガスが放出され、その放出された水素ガスは、本流流路401を通って燃料電池200に供給される。供給された水素ガスは、燃料電池200内において前述の電気化学反応に使用された後、水素オフガスとして排出される。排出された水素オフガスは、循環流路403を通って本流流路401に戻され、再び、燃料電池200に供給される。このとき、循環流路403の途中に設けられているポンプ410が駆動することによって、循環流路403を通る水素オフガスは勢いをつけて本流流路401に送り出される。こうして、水素ガスは、本流流路401及び循環流路403を通って循環している。なお、循環流路403中において、本流流路401との接続点と、ポンプ410と、の間には、循環している水素オフガスが逆流しないようにするために、逆止弁419が設けられている。
【0046】
このように、水素オフガスを本流流路401に戻して水素ガスを循環させることにより、燃料電池200で使用される水素量は同じであっても、燃料電池200に供給される水素ガスの見かけの流量が多くなり、流速も速くなるため、燃料電池200に対する水素の供給という観点からは有利となって、燃料電池200の出力電圧も上がる。
【0047】
また、燃料電池200内では、酸化ガスに含まれる窒素などの不純物が酸素極側から電解質膜を透過して水素極側に漏れ出してくるが、上述したように、水素ガスを循環するようにしていれば、その不純物が、水素ガス流路全体で均一化するため、燃料電池200内の後段部において、水素極にその不純物が溜まることもなく、燃料電池200の発電動作に支障を来して出力電圧が落ちてしまうということもない。
【0048】
なお、ポンプ410は、パワーコントロールユニット700によって、その駆動が制御されており、燃料電池200の発生した電力の消費量に応じて、循環流路403を流れる水素オフガスの流速を変化させている。
【0049】
また、前述したように、水素ガス中に含まれる不純物を均一化させるために、水素ガスを循環させているが、水素ガスを均一化させたとしても、燃料電池200内において、酸素極側から水素極側には不純物が常時漏れ出してくるため、長時間経てば、均一化された水素ガス中の不純物の濃度は次第に上がり、それに連れて水素の濃度が下がる。そのため、循環流路403から分岐した排出流路405に、シャットバルブ412を設け、パワーコントロールユニット700によって、このシャットバルブ412を定期的に開いて、循環している不純物を含む水素ガスを排出することにより、不純物を含んだ水素ガスを、高圧水素ガスタンク300からの純粋な水素ガスに置き換えるようにしている。これにより、水素ガス中の不純物の濃度は下がり、逆に水素の濃度は上がるため、燃料電池200の発電を適切に行うことができる。シャットバルブ412を開く時間間隔は、条件、出力により異なるが、例えば5secに1回程度としてもよい。
【0050】
なお、燃料電池200の発電動作中にシャットバルブ412を開けたとしても、燃料電池200の出力電圧は一瞬下がるだけで、大きな電圧低下にはならないため問題はない。シャットバルブ412の開放時間としては、1sec以下が好ましく、例えば、500msec程度がより好ましい。
【0051】
シャットバルブ412から排出された水素ガスは、排出流路405を通って、水素希釈器424に供給される。水素希釈器424には、酸素オフガス排出流路503から分岐した酸素オフガス導入流路505を通って、酸素オフガスも供給されている。水素希釈器424では、これら供給された水素ガスと酸素オフガスとを混合することによって、シャットバルブ412から排出された水素ガスを希釈している。希釈された水素ガスは、酸素オフガス排出流路503に送り込まれ、酸素オフガス排出流路503を流れる酸素オフガスとさらに混合される。そして、混合されたガスは、オフガス排出口514から車両外の大気中に排気される。
【0052】
また、本流流路401の途中には、1次減圧用の減圧バルブ418と2次減圧用の減圧バルブ422の2つ減圧バルブが設けられている。これらの減圧バルブは、高圧水素ガスタンク300内の高圧の水素ガスを、2段階で減圧している。即ち、具体的には、1次減圧用の減圧バルブ418によって、およそ20〜35MPaからおよそ0.8〜1MPaに減圧し、さらに2次減圧用の減圧バルブ422によって、およそ0.8〜1MPaからおよそ0.2〜0.3MPaに減圧する。この結果、高圧の水素ガスを燃料電池200に供給して、燃料電池200を傷めるということがない。
【0053】
なお、1次減圧用の減圧バルブ418によって、高圧の水素ガスはおよそ20〜35MPaからおよそ0.8〜1MPaに減圧される。高圧水素ガスタンク300からの水素放出は、膨張を伴うために、圧力,流量によって放出温度が変化する。そこで、本実施例では、1次減圧用の減圧バルブ418と2次減圧用の減圧バルブ422との間に、熱交換器420を配置して、減圧後の水素ガスに対して熱交換する仕組みを採用している。この熱交換器420には、図示していないが、燃料電池200を循環した冷却水が供給されており、その冷却水と水素ガスとの間で熱交換が行われる。従って、温度変化した水素ガスは、この熱交換器420を通過することによって、ほぼ適正な温度範囲となり、燃料電池200に供給することができる。よって、燃料電池200内では、十分な反応温度が得られるため、電気化学反応が進み、適正な発電動作を行うことができる。
【0054】
また、前述したように、燃料電池200内の酸素極側では、式(2)に従って水(H2O)が生成され、その水は水蒸気として酸素極側から電解質膜を通して水素極側にも入ってくる。従って、燃料電池200から排出される水素オフガスは、ウェットで、かなり多くの水分を含んでいる。本実施例では、循環流路403の途中に気液分離器406を設け、この気液分離器406によって、水素オフガスに含まれる水分を気液分離し、液体分を除去して、気体(水蒸気)分のみを他の気体と共にポンプ410に送るようにしている。これにより、水素ガスに含まれる水分は気体分のみとなり、燃料電池200には、水分が気液混合体として供給されることがなく、発電動作は良好に継続される。
【0055】
一方、減圧バルブ418や422が故障するなどの異常が生じた場合には、燃料電池200に供給される水素ガスの圧力が異常に高くなることがあり得る。そのため、本実施例では、本流流路401における減圧バルブ418の後段で分岐したリリーフ流路407の途中に、リリーフバルブ414を設けると共に、減圧バルブ422の後段で分岐したリリーフ流路409の途中に、リリーフバルブ416を設けて、減圧バルブ418から減圧バルブ422に至る本流流路401中の水素ガスの圧力が所定値以上に上がった場合に、リリーフバルブ414が開いて、また、減圧バルブ422から燃料電池200に至る本流流路401中の水素ガスの圧力が所定値以上に上がった場合には、リリーフバルブ416が開いて、車両外の大気中に水素ガスを排気して、水素ガスの圧力がそれ以上上がるのを防いでいる。
【0056】
また、高圧水素ガスタンク300に水素ガスを充填する場合には、車両の側面に設けられている水素ガス供給ポート428に、水素ガス供給パイプ(図示せず)をつなぎ、高圧水素ガスタンク300に取り付けられている充填マニュアルバルブ308を手動で開くことによって、水素ガス供給パイプから供給される高圧の水素ガスが、供給流路413を介して高圧水素ガスタンク300に流入して充填される。なお、このとき、高圧水素ガスタンク300に充填された水素ガスが逆流しないようにするために、高圧水素ガスタンク300の根本には逆止弁306が設けられている。
【0057】
図2は図1の燃料電池システムを搭載した車両を側方から見た断面を模式的に示した断面図である。本実施例の燃料電池システム100は、図2に示すように、車両10全体にわたって配置されている。このうち、車両10のフロント部10aには、主として、燃料電池200や、パワーコントロールユニット700や、コンプレッサ504などが配置され、床下部10bには、水素ガス流路401,403やポンプ410などが配置され、リア部10cには、高圧水素ガスタンク300や水素ガス供給ポート428などが配置されている。
【0058】
図1に示した燃料電池システムの他、フロント部10aには、燃料電池200によって発生された電力により車両10の推進力を生じさせる駆動モータ800や、駆動モータ800の発生したトルクを車軸に伝えるギヤ810や、駆動モータ800を冷却させるためのラジエタ820や、エアコン用のコンデンサ830や、燃料電池200を冷却するためのメインラジエタ840などが配置され、床下部10bには、燃料電池200を冷却するためのサブラジエタ850などが配置され、リア部10cには、燃料電池200を補助するための2次電池860などが配置されている。
【0059】
それでは、次に、本実施例の特徴部分である加湿モジュール506についてさらに詳細に説明する。
【0060】
前述したように、大気中の空気を酸化ガスとして用いる場合、そのままでは酸化ガス中の酸素濃度が低いため、コンプレッサ504によって酸化ガスを加圧することにより、酸化ガス中の酸素濃度を上げて、燃料電池200に供給するようにしている。しかしながら、このように、酸化ガスをコンプレッサ504によって加圧すると、酸化ガスの温度は上昇し、高温となってしまう。具体的には、コンプレッサ504が最大出力で回転している際、コンプレッサ504内での酸化ガスの温度は160〜180℃にもなり、上述したコンプレッサ504の流入口における、インジェクタ608による回収水の霧吹きによって、酸化ガスの温度は或る程度低下するものの、定常的には、コンプレッサ504から排出される酸化ガスの温度は120℃ぐらいと、未だ高温である。このように高温となった酸化ガスを、そのまま燃料電池200に供給すると、燃料電池200内において、電解質膜の温度が高くなりすぎて、電解質膜の耐熱温度を超えてしまう恐れがある。
【0061】
そこで、本実施例では、コンプレッサ504によって加圧された酸化ガスが、水蒸気交換を行うために用いられる加湿モジュール506を介して、燃料電池200に供給されることに着目し、このような加湿モジュール506を、車両10内において、走行風がよく当たる位置に配置して、加湿モジュール506全体を空気冷却することにより、この加湿モジュール506を通過する酸化ガスの温度を低下させるようにしている。
【0062】
図3および図4は図1における加湿モジュール506の車両内での配置を示す説明図である。図3において、(a)は車両10におけるフロント部10aを側方から見た断面を示し、(b)は上方から見た断面を示している。また、図4は車両10におけるフロント部10aを斜めから見た図である。
【0063】
これら図に示すとおり、本実施例において、加湿モジュール506は、車両10のフロント部10aにおけるフロントバンパ910の裏側であって、左側前車輪900の前あたりで、左側ヘッドライト920の下あたりに配置されている。
【0064】
加湿モジュール506をこのような位置に配置することにより、車両10が走行している最中には、車両の前方からフロントバンパ910の下にあるグリル930のスリットの隙間を通って吹いてくる走行風が、加湿モジュール506に直接当たるため、加湿モジュール506全体は空気冷却されて、温度が下がる。この結果、加湿モジュール506を通過する酸化ガスの温度も低下するため、その後、酸化ガス供給流路501を通って燃料電池200に供給される頃には、酸化ガスの温度は適温となっている。
【0065】
具体的には、前述したように、コンプレッサ504から排出される酸化ガスの温度は120℃ぐらいであるが、加湿モジュール506を通過することによって、酸化ガスの温度は90℃ぐらいに低下する。その後、酸化ガス供給流路501を通る間にさらに10度ほど低下して、燃料電池200に供給される際には、酸化ガスの温度は80℃ぐらいになっている。
【0066】
燃料電池200内における、電解質膜の耐熱温度を考慮した適正な温度は60〜100℃であるので、供給される酸化ガスの温度は、その適正温度範囲に入っている。従って、そのような酸化ガスが燃料電池200に供給されても、電解質膜の温度が耐熱温度を超えるほど高くなることはない。
【0067】
また、加湿モジュール506を、車両走行の際の走行風によって空気冷却するようにしているため、加湿モジュール506を冷却するための特別な装置や設備が不要である。
【0068】
また、図2に示したように、フロント部10aに、燃料電池200や、パワーコントロールユニット700や、駆動モータ800などが配置されても、加湿モジュール506の配置される位置は、図3および図4に示したとおり、フロントバンパ910の裏側であるため、燃料電池200などを搭載する際に、加湿モジュール506が邪魔になることはない。
【0069】
次に、加湿モジュール506の内部構成および水蒸気交換の動作について、図5を用いて説明する。図5は図1における加湿モジュール506の内部構成を概略的に示した説明図である。
【0070】
加湿モジュール506は、図5に示すように、例えば、アルミニウムで構成された四角いケース状になっており、寸法としては、例えば、幅,奥行き25cm程度で、高さが30cm程度である。酸化ガスは、上方の酸化ガス流入口506aから流入して、内部で複数に分岐し、それぞれ、中空糸膜など、多数の細孔506eを有する膜506fで形成された酸化ガス管506gを通った後、集合されて下方の酸化ガス流出口506bから流出する。一方、酸素オフガスは、左方の酸素オフガス流入口506cから流入して、複数の酸化ガス管506gの間を通って、右方の酸素オフガス流出口506dから流出する。
【0071】
従って、上方の酸化ガス流入口506aから、コンプレッサ504からの比較的ドライな酸化ガスが流入し、また、左方の酸素オフガス流入口506cから、燃料電池200からの比較的ウェットな酸素オフガスが流入すると、酸化ガス管506gにおける膜506fの内側では、比較的ドライな酸化ガスが存在し、膜506fの外側では、比較的ウェットな酸素オフガスが存在することになるため、膜506fの外側に付着した水分が毛細管現象により細孔506eを通って膜506fの内側に染み出し、膜506fを介して、酸素オフガスから酸化ガスへ、ガスに含まれる水分の受け渡しが行われる。こうして、酸化ガスはよりウェットになって下方の酸化ガス流出口506bから流出して、燃料電池200に供給され、酸素オフガスはよりドライになって右方の酸素オフガス流出口506dから流出して、車両外の大気中へ排気される。
【0072】
以上のような動作原理によって、加湿モジュール506では、酸化ガスと酸素オフガスとの間で水蒸気交換を行っている。
【0073】
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
【0074】
上記した実施例では、加湿モジュール506を、走行風が当たる位置として、車両10のフロント部10aにおけるフロントバンパ910の裏側に配置するようにしていたが、本発明は、これに限定されるものではなく、車両10のフロント部10aにおける低い位置(例えば、コンプレッサ504や駆動モータ800の近く)に配置するようにしても良い。このような位置であっても、車両が走行した際に、下方から走行風が当たり、加湿モジュール506を空気冷却することができるからである。
【0075】
このように、本発明では、加湿モジュールは車両内において走行風が当たる位置であれば、どのような位置に配置しても良く、そのような走行風が当たることにより、加湿モジュールの空気冷却が可能であればよい。
【0076】
上記した実施例では、加湿モジュール506は、コンプレッサ504で加圧されて燃料電池200に供給される酸化ガスと、燃料電池200から排出された酸素オフガスと、の間で水蒸気交換を行うことにより、上記酸化ガスを加湿するようにしていたが、本発明は、このような水蒸気交換を利用してガスを加湿する加湿モジュールに限定されるものではなく、例えば、コンプレッサ504で加圧されて燃料電池200に供給される酸化ガスに、インジェクタなどを用いて水を噴霧することにより、上記酸化ガスを加湿する加湿モジュールに適用することも可能である。
【0077】
上記した実施例では、加湿モジュール506は、図5に示すように、四角いケース状を成していたが、配置される位置に応じて、様々な形状で構成することができる。また、空気冷却効率を上げるために、加湿モジュール506の周囲にフィンなどを設けるようにしても良い。また、車両が停止した際には、走行風が吹かないため、加湿モジュール506の近傍にファンを設け、車両停止時など必要に応じて、そのファンを回して、強制的に空気冷却を行っても良い。
【0078】
上記した実施例では、加湿モジュールは、燃料電池に供給される酸化ガスを加湿するようにしていたが、本発明は、酸化ガスに限るものではなく、ガス加圧手段によって加圧されて燃料電池に供給されるガスであって、加湿が必要なガスであれば、どのようなガスであっても良い。
【0079】
上記した実施例では、水蒸気交換を行うことによりガスを加湿する加湿モジュール506として、図5に示すような内部構造を有し、上述したような動作原理によって水蒸気交換を行う加湿モジュールを用いていたが、本発明は、これに限定されるものではなく、燃料電池に供給されるガスと燃料電池から排出されるオフガスとの間で水蒸気交換ができるものであれば、どのような構造を有し、どのような動作原理で水蒸気交換を行うものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての車載用燃料電池システムを示す構成図である。
【図2】図1の燃料電池システムを搭載した車両を側方から見た断面を模式的に示した断面図である。
【図3】図1における加湿モジュール506の車両内での配置を示す説明図である。
【図4】図1における加湿モジュール506の車両内での配置を示す説明図である。
【図5】図1における加湿モジュール506の内部構成を概略的に示した説明図である。
【符号の説明】
10…車両
10a…フロント部
10b…床下部
10c…リア部
100…燃料電池システム
200…燃料電池
202…シャットバルブ
204…シャットバルブ
300…高圧水素ガスタンク
302…シャットバルブ
304…放出マニュアルバルブ
306…逆止弁
308…充填マニュアルバルブ
401…本流流路
403…循環流路
405…排出流路
406…気液分離器
407…リリーフ流路
409…リリーフ流路
410…ポンプ
411…リークチェック流路
412…シャットバルブ
413…供給流路
414…リリーフバルブ
416…リリーフバルブ
418…減圧バルブ
419…逆止弁
420…熱交換器
422…減圧バルブ
424…水素希釈器
426…リークチェックボート
428…水素ガス供給ポート
501…酸化ガス供給流路
502…エアクリーナ
503…酸素オフガス排出流路
504…コンプレッサ
505…酸素オフガス導入流路
506…加湿モジュール
506a…酸化ガス流入口
506b…酸化ガス流出口
506c…酸素オフガス流入口
506d…酸素オフガス流出口
506e…細孔
506f…膜
506g…酸化ガス管
508…調圧弁
510…気液分離器
512…消音器
514…オフガス排出口
601…水循環流路
602…ポンプ
604…加湿水タンク
606…ポンプ
608…インジェクタ
700…パワーコントロールユニット
800…駆動モータ
810…ギヤ
820…ラジエタ
830…コンデンサ
840…メインラジエタ
850…サブラジエタ
900…左側前車輪
910…フロントバンパ
920…左側ヘッドライト
930…グリル

Claims (9)

  1. 車両に搭載され、燃料電池と、加湿モジュールと、ガス加圧手段と、を備え、前記ガス加圧手段によって加圧された酸化ガスを前記加湿モジュールによって加湿して前記燃料電池に供給する車載用燃料電池システムであって、
    前記加湿モジュールは、前記酸化ガスと、前記燃料電池から排出された酸素オフガスと、の間で水分の受け渡しを行うことにより、前記酸化ガスを加湿するモジュールであり、
    前記加湿モジュールを前記車両内における走行風が当たる位置に配置して、前記加湿モジュールで加湿された前記酸化ガスが前記走行風により冷却されるようにしたことを特徴とする車載用燃料電池システム。
  2. 請求項1に記載の車載用燃料電池システムにおいて、
    前記加湿モジュールの配置される位置は、前記車両におけるフロントバンパの裏側であることを特徴とする車載用燃料電池システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載用燃料電池システムにおいて、
    前記ガス加圧手段はコンプレッサであることを特徴とする車載用燃料電池システム。
  4. 請求項1から請求項3のうちの任意の1つに記載の車載用燃料電池システムにおいて、
    前記加湿モジュールで加湿された前記酸化ガスが、前記走行風により、前記酸化ガスの温度が前記燃料電池の電解質膜の耐熱温度を考慮した適正温度範囲に入るまで冷却されることを特徴とする車載用燃料電池システム。
  5. 請求項1から請求項のうちの任意の1つに記載の車載用燃料電池システムを搭載したことを特徴とする車両。
  6. 車両に搭載される燃料電池システムに用いられ、ガス加圧手段により加圧されて燃料電池に供給される酸化ガスを加湿する加湿モジュールであって、
    前記加湿モジュールは、前記酸化ガスと、前記燃料電池から排出された酸素オフガスと、の間で水分の受け渡しを行うことにより、前記酸化ガスを加湿するモジュールであり、
    前記車両内における走行風が当たる位置に配置され、前記加湿モジュールで加湿された前記酸化ガスが前記走行風により冷却されることを特徴とする加湿モジュール。
  7. 請求項6に記載の加湿モジュールにおいて、
    前記加湿モジュールで加湿された前記酸化ガスが、前記走行風により、前記酸化ガスの温度が前記燃料電池の電解質膜の耐熱温度を考慮した適正温度範囲に入るまで冷却されることを特徴とする加湿モジュール。
  8. 車載用燃料電池システムに用いられ、ガス加圧手段により加圧されて燃料電池に供給される酸化ガスを加湿する加湿モジュールを、車両内に配置する方法であって、
    前記加湿モジュールは、前記酸化ガスと、前記燃料電池から排出された酸素オフガスと、の間で水分の受け渡しを行うことにより、前記酸化ガスを加湿するモジュールであり、
    前記加湿モジュールを前記車両内における走行風が当たる位置に配置して、前記加湿モジュールで加湿された前記酸化ガスが前記走行風により冷却されるようにしたことを特徴とする加湿モジュール配置方法。
  9. 請求項8に記載の加湿モジュール配置方法において、
    前記加湿モジュールで加湿された前記酸化ガスが、前記走行風により、前記酸化ガスの温度が前記燃料電池の電解質膜の耐熱温度を考慮した適正温度範囲に入るまで冷却されることを特徴とする加湿モジュール配置方法。
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