JP4625745B2 - ギヤードモータ、扉開閉装置、および冷蔵庫 - Google Patents

ギヤードモータ、扉開閉装置、および冷蔵庫 Download PDF

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Description

本発明は、ギヤードモータ、扉開閉装置、および冷蔵庫に関するものである。
従来より、砕氷を行うアイスクラッシャには、特許文献1記載の製氷装置のように、回転軸を水平に保ち、表面に螺旋状の溝を設けた一対の粉砕ロール刃をそれぞれ逆方向に回転させることにより、上部の製氷皿より落下させた角氷を巻き込んで細かく粉砕するタイプのものがある。一対の粉砕ロール刃の下部には砕氷が収納される氷容器が配設され、製氷皿、一対の粉砕ロール刃、および氷容器は、全て製氷室に収納されている(例えば特許文献1参照)。
実開平5−69575号公報
近年、製氷室で製造した砕氷を、製氷室とは別の貯氷室に貯えたり、直接外部に供給する冷蔵庫が望まれている。このような冷蔵庫としては、製氷室と貯氷室との間、または製氷室と外部との間に扉体を設け、製氷室と貯氷室、または製氷室と外部との間を扉体で仕切っており、製氷室から貯氷室、または製氷室から外部に氷を移動させる際には、扉体を変位させて製氷室と貯氷室、または製氷室と外部とを連通させることになる。
このような扉体を変位させるギヤードモータとしては、モータと、このモータの回転駆動力を減速するための減速輪列と、減速輪列を構成する歯車の欠歯対策としてのトルクリミッタを有する構造になる。
しかしながら、機械式のトルクリミッタを用いた場合では、トルクリミッタの作動トルクを超えた後、常時、トルクリミッタが接触状態で空転するため、磨耗が発生するという問題がある。また、磨耗によって長期に亘り作動トルクの精度維持が困難であるという問題がある。
本発明は、トルクリミッタが作動する際に磨耗がなく、しかも、長期に亘り作動トルクの精度を維持することができるトルクリミッタを有するギヤードモータ、扉開閉装置、および冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、モータと、該モータに連結されて回転駆動する出力軸と、該出力軸と前記モータとの連結を継断するクラッチ手段と、該クラッチ手段の継断を行うクラッチ操作手段とを有するギヤードモータにおいて、前記クラッチ操作手段は、マグネットおよび磁性体のいずれか一方側と、該一方側との磁気吸引力によって、前記クラッチ手段を継ぐ前記マグネットおよび前記磁性体のいずれか他方側とを有し、前記クラッチ手段は、前記遊星歯車を支持する遊星歯車支持歯車と、前記遊星歯車と噛合する太陽歯車およびリング歯車とから構成された遊星歯車機構であって、前記遊星歯車支持歯車、太陽歯車、およびリング歯車のいずれか1つの回転が、前記クラッチ操作手段における前記マグネットと前記磁性体との磁気吸引力によって阻止され、他の2つの歯車を介して前記モータと前記出力軸とが連結されて、該出力軸が回転駆動されるようになっており、前記クラッチ操作手段における前記マグネットと前記磁性体との磁気吸引力は、前記出力軸にかかる負荷により、前記モータが停止する前に前記クラッチ手段を断つように設定されていることを特徴とする。
本発明においては、前記マグネットと前記磁性体との磁気吸引力は、前記出力軸にかかる負荷により、前記モータが停止する前に前記クラッチ手段を断つように設定されている。このように構成すると、モータと出力軸とをギヤ輪列を介して連結した場合、ギヤ輪列に過大な負荷がかからないので欠歯のような深刻な損傷を回避できる。なお、前記マグネットおよび前記磁性体は、ともに共通の軸線上を回転駆動されることが好ましい。このように構成すると、クラッチ操作手段をコンパクトに構成することができる。
また、本発明においては、前記クラッチ手段は、前記遊星歯車を支持する遊星歯車支持歯車と、前記遊星歯車と噛合する太陽歯車およびリング歯車とから構成された遊星歯車機構であって、前記遊星歯車支持歯車、太陽歯車、およびリング歯車のいずれか1つの回転が、前記クラッチ操作手段における前記マグネットと前記磁性体との磁気吸引力によって阻止され、他の2つの歯車を介して前記モータと前記出力軸とが連結されて、該出力軸が回転駆動されるようになっている。この場合、遊星歯車機構の太陽歯車は、前記モータからの回転駆動力を受ける受け歯車および前記遊星歯車に回転駆動力を伝達する伝達歯車を備えるとともに、前記リング歯車は、遊星歯車に噛合する内周歯車部およびクラッチ操作機構に連結された外周歯車部を備え、前記遊星歯車支持歯車がロックされたときには、前記リング歯車の外周歯車部を介してクラッチ操作手段であるマグネットと磁性体とを相対回転させ、遊星歯車機構であるクラッチ手段を断つように構成することが好ましい。
本発明において、前記モータとしてDCモータを採用することができる。
本発明を適用したギヤードモータは、例えば、開閉部材を開閉駆動する開閉装置に採用してもよい。
本発明を適用した開閉装置は、例えば、開閉部材によって砕氷供給部の開閉を行う冷蔵庫に適用される。
本発明においては、クラッチ手段は、遊星歯車を支持する遊星歯車支持歯車と、前記遊星歯車と噛合する太陽歯車およびリング歯車とから構成された遊星歯車機構であって、前記遊星歯車支持歯車、太陽歯車、およびリング歯車のいずれか1つの回転が、クラッチ操作手段におけるマグネットと磁性体との磁気吸引力によって阻止され、他の2つの歯車を介してモータと出力軸とが連結されて、該出力軸が回転駆動されるようになっており、マグネットと磁性体との磁気吸引力を利用したクラッチ操作手段により継ぐように構成されている。クラッチ手段は、出力軸にかかる負荷が増加し、この負荷がマグネットと磁性体との磁気吸引力を超えたときに断たれる。そのため、非接触式のトルクリミッタを構成することができるので、トルクリミッタが作動する際に磨耗がない。しかも、長期に亘り作動トルクの精度を維持することができる。
図面を参照して、本発明を適用した扉開閉装置および冷蔵庫を説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したギヤードモータ備えた扉開閉装置を冷蔵庫に適用し、その一部を側方より見たときの断面図である。図2は、本発明を適用したギヤードモータを備えた扉開閉装置の分解斜視図である。
図1および図2において、本形態の扉開閉装置50は、ギヤードモータ1と開閉部材8とから構成され、開閉部材8は、砕氷を供給するために冷蔵庫100の外壁100aに形成された砕氷供給部100bを開閉動作するための開閉部材としての開閉板81を有している。図1は、開閉板81が砕氷供給部100bを閉鎖した閉位置にある状態を示しており、この状態から開閉板81が回動して砕氷供給部100bを開口することにより、点線の矢印で示すように砕氷が砕氷供給部100bから外部に供給されるようになっている。
図2に示すように、開閉板81は、裏面の3箇所に形成された係合突起が、ベースプレート83に回動可能に支持されたレバー82の係合孔82aに係合することにより支持されている。レバー82は、回転軸線上の一端82bおよび他端82cが、それぞれベースプレート83の軸受け83a、83aに支持され回動可能になっている。故に、開閉板81は、レバー82を介して回動可能にベースプレート83に支持され、このベースプレート83が、ネジ84、84によってギヤードモータ1に固定されている。なお、他端82cの先端には、後述するボス7に形成されたプラス(+)状の係合孔7aに係合するプラス(+)状の係合部82dが形成されている。
(ギヤードモータ)
図3は、本発明を適用したギヤードモータの縦断面を模式的に示す説明図である。図4は、本発明を適用したギヤードモータの分解斜視図である。
一方、ギヤードモータ1は、図3に示すように、駆動源となるDCモータ10と、DCモータ10からの回転出力を減速して出力軸3に伝達する減速輪列2を介して連結された出力軸3と、DCモータ10と出力軸3との連結を継断するクラッチ手段5と、このクラッチ手段5を継断操作するクラッチ操作手段としてのクラッチ操作機構6と、これらの各機構を内部に収納するケース本体12a、ケース上蓋12b、および地板を兼ねた中間ケース12cからなるケース体12(図4参照)とから構成されている。
ギヤードモータ1は、クラッチ手段5を継ぐと、DCモータ10の回転駆動力は出力軸3側へ伝達され、出力軸3の先端に圧入固定されたボス7が回動されるようになっている。ボス7には上述の通り、レバー82の他端82が支持されているため、ボス7の回動に伴って開閉板81の開動作を行わせることができる。
本形態において、出力軸3は、その外周に図示しないコイルバネが装着されており、開閉板81を閉動作する方向に付勢している。従って、DCモータ10は、コイルバネの付勢力に抗して開閉板81の開動作を行っている。
図3、図4に示すように、クラッチ操作機構6は、リング状マグネット11bおよびリング状マグネット11bの内側に配置されたリング状の磁気回転体16から構成され、リング状マグネット11bは、周方向に多極着磁されて、ケース本体12aの底面11dから円筒状に立設された円筒壁部11cの内壁に固定されている。なお、リング状マグネット11bは、内外単極着磁であってもよい。また、その円筒壁部11cの中央には、底面11dからは、磁気回転体16を回転可能に軸支する回転支承部11aが突出している。
一方、磁気回転体16は、その外周に、リング状マグネット11bと磁気吸引可能に対向した磁性体としての鉄リング16aが固定されている。また、鉄リング16aの軸方向上端の樹脂部には、ピニオン部16dが形成されている。なお、本形態では、鉄リング16aも、リング状に形成されているが、鉄リング16aに換えて、複数の鉄板を磁気回転体16の外周に固定してもよい。この場合、周方向に隣接する鉄板の間にクリアランスを設けることによりリング状マグネット11bとの磁気吸引力を高めることができる。
なお、磁気回転体16は、ピニオン部16dの内周面が、回転支承部11aの上端側外周面のラジアル軸受け部11fによって支承されるとともに、筒状部16cの下端部が、回転支承部11aの下端近傍の外周側部分、すなわち、磁気回転体16をスラスト方向とラジアル方向の軸受けを兼ねているスラスト軸受け部11eによって支承され、回転可能に構成されている。
磁気回転体16は、ピニオン部16dが噛合する大径歯車を有する第1歯車14と、この第1歯車14の小径歯車に噛合する大径歯車を有する第2歯車18と、この第2歯車18の小径歯車と噛合する大径歯車を有する第3歯車19と、この第3歯車19の小径歯車と噛合する大径歯車を有する第4歯車20と、この第4歯車20の小径歯車に噛合するアイドラ21とを介して遊星歯車機構22に連結されている。なお、アイドラ21は、遊星歯車機構22の後述するリング歯車33の外周歯車部33bに噛合する第1アイドラ部材21aと、第4歯車20の小径歯車に噛合する第2アイドラ体21bとから構成され、両者はセレーション等の連結手段により一体回転可能に連結されている。
また、モータ10の回転は、モータピニオン15と、このモータピニオン15と噛合した大径歯車を有する1番車17と、この1番車17の小径歯車と噛合する太陽歯車32を備えたクラッチ手段5としての遊星歯車機構22と、この遊星歯車機構22の回転力を受けるアイドラ24とからなる減速輪列2を介して出力軸3の出力歯車部3aへ伝達されるように構成されている。
遊星歯車機構22は、1番車17の小径歯車と噛合してDCモータ10側からの回転駆動力を受ける受け歯車32bおよび遊星歯車36に回転駆動力を伝達する伝達歯車32aを備えた太陽歯車32と、遊星歯車36に噛合する内周歯車部33aおよびクラッチ操作機構5の最終部のアイドラ21に噛合する外周歯車部33bを備えたリング歯車33と、遊星歯車36をそれぞれ回転自在に支承する支承板34aおよびアイドラ24と噛合するピニオン部34bを備えた遊星歯車支持歯車34から構成されている。
(動作)
次に、クラッチ手段5の動作について、図3および図4を用いて説明する。
磁気回転体16の鉄リング16aは、円筒壁部11cに固定されたリング状マグネット11bに磁気吸引されている。そのため、磁気回転体16は自由に回転することはできない。この鉄リング16aとリング状マグネット11bとの磁気吸引力は、DCモータ10からの回転駆動力を出力軸3に伝達可能に設定されている。すなわち、鉄リング16aとリング状マグネット11bとの磁気吸引力は、上述したコイルバネの付勢力に抗してリング歯車33の回転を阻止し、DCモータ10からの回転駆動力を出力軸3に伝達可能に設定されている。従って、開閉部材81の通常の開動作においては、DCモータ10の回転駆動力が遊星歯車機構22の太陽歯車32から遊星歯車36を介して遊星歯車支持歯車34に伝達され、開閉板81の開動作を行うことができる。
開閉板81が開位置まで動作されると、開閉板81は、開閉板81の動作を機械的に阻止する不図示の阻止部に当接して位置保持される。なお、阻止部はベースプレート83に形成されているが、ギヤードモータ1のケース体12に形成してもよいし、冷蔵庫100側に形成してもよい。開閉板81の動作が阻止されることにより、遊星歯車機構22の遊星歯車支持歯車34がロックされる。ここで、本形態において、DCモータ10の回転駆動力は、鉄リング16aとリング状マグネット11bとの磁気吸引力より大きく設定されている。そのため、開閉部材81が阻止されて遊星歯車支持歯車34がロックした状態においては、遊星歯車機構22の太陽歯車32から遊星歯車36を介してリング歯車33に伝達され、回転体16を回転させることにより、DCモータ10の回転駆動力をクラッチ操作機構6を通じて逃がすことができる。

このように、クラッチ操作機構6は、鉄リング16aとリング状マグネット11bとの磁気吸引力は、コイルバネの付勢力より大きく、且つDCモータ10の回転駆動力より小さく設定されている。従って、クラッチ操作機構6は、開閉部材81の通常の開動作においては、コイルバネの付勢力に抗してリング歯車33の回転を阻止するクラッチとして機能し、開閉板81の動作が阻止されたときには、DCモータ10の回転駆動力を逃がすトルクリミッタとして機能している。
その後、DCモータ10への通電の停止に伴い、DCモータ10のディテントトルクに抗し、コイルバネの付勢力によって開閉板81が閉位置まで閉動作されるようになっている。故に、コイルバネの付勢力は、DCモータ10のディテントトルクより大きく設定されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のギヤードモータ1では、クラッチ手段5は、リング状マグネット11bと鉄リング16との磁気吸引力を利用したクラッチ操作手段6により継ぐように構成されている。故に、開閉板81の動作が阻止されることにより、遊星歯車機構22の遊星歯車支持歯車34がロックされるが、DCモータ10の回転駆動力をクラッチ操作機構6を通じて逃がすことができる。従って、開閉板81が開位置まで移動した後、減速輪列2を構成する各歯車に大きな負荷をかけることなくDCモータ10への通電を維持することにより、開閉板81を位置保持することができる。このようにクラッチ操作手段6により、開閉板81の動作が阻止されたときには、DCモータ10の回転駆動力逃がすトルクリミッタを構成することができるので、トルクリミッタが作動する際に磨耗がない。しかも、長期に亘り作動トルクの精度を維持することができる。
[その他の実施の形態]
なお、上記形態は、本発明の好適な実施の形態の例であるが、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。例えば、上述した実施の形態では、ケース本体12a側にリング状マグネット11bを取り付け、磁気回転体16側に鉄リング16aが取り付けられているが、鉄リング16aをケース本体12a側に取り付け、リング状マグネット11bを磁気回転体16側に取り付けてもよい。また、鉄リング16aは、磁性体であるその他の金属、またはマグネットを用いて構成してもよい。
また、上記実施の形態では、リング歯車33の回転を停止させ太陽歯車32と遊星歯車支持歯車34とを継いで、DCモータ10の回転力を出力軸3側へ伝達するように構成されているが、これに限定されるものではなく、遊星歯車支持歯車34の回転を停止させ、太陽歯車32とリング歯車33とを継いで、DCモータ10の回転力を出力軸3側へ伝達するように構成してもよい。
さらに、上記実施の形態において、開閉板81は、冷蔵庫100の外壁100aに形成された砕氷供給部100bを開閉動作し、砕氷を外部に供給するように構成されているが、必ずしも砕氷は、外部に供給されるとは限らない。例えば、共に庫内に区画された製氷室と貯氷室との隔壁に設けた砕氷供給部を開閉板81により開閉動作し、製氷室で作った砕氷を貯氷室に供給するように構成してもよい。
さらにまた、上記実施の形態において、磁気回転体16は回転支承部11aに回転可能に支承されているが、必ずしも回転に限定されるものではない。DCモータ10の回転駆動力をクラッチ操作機構6を通じて逃がすことが可能であれば、磁気回転体16がスライド移動する構成であってもよい。また、磁気回転体16は、必ずしもリング状に形成する必要はない。たとえば、板状であってもよい。
本発明を適用したギヤードモータ備えた扉開閉装置を冷蔵庫に適用し、その一部を側方より見たときの断面図である。 本発明を適用したギヤードモータを備えた扉開閉装置の分解斜視図である。 本発明を適用したギヤードモータの縦断面を模式的に示す説明図である。 図4は、本発明を適用したギヤードモータの分解斜視図である。
符号の説明
1 ギヤードモータ
3 出力軸
5 クラッチ手段
6 クラッチ操作機構
10 DCモータ
11b リング状マグネット(マグネット)
16 磁気回転体
16a 鉄リング(磁性体)
22 遊星歯車機構
32 太陽歯車
33 リング歯車
34 遊星歯車支持歯車
36 遊星歯車
50 扉開閉装置(開閉装置)
81 開閉板(開閉部材)
100 冷蔵庫
100b 砕氷供給部

Claims (6)

  1. モータと、該モータに連結されて回転駆動する出力軸と、該出力軸と前記モータとの連結を継断するクラッチ手段と、該クラッチ手段の継断を行うクラッチ操作手段とを有するギヤードモータにおいて、
    前記クラッチ操作手段は、マグネットおよび磁性体のいずれか一方側と、該一方側との磁気吸引力によって、前記クラッチ手段を継ぐ前記マグネットおよび前記磁性体のいずれか他方側とを有し、
    前記クラッチ手段は、前記遊星歯車を支持する遊星歯車支持歯車と、前記遊星歯車と噛合する太陽歯車およびリング歯車とから構成された遊星歯車機構であって、前記遊星歯車支持歯車、太陽歯車、およびリング歯車のいずれか1つの回転が、前記クラッチ操作手段における前記マグネットと前記磁性体との磁気吸引力によって阻止され、他の2つの歯車を介して前記モータと前記出力軸とが連結されて、該出力軸が回転駆動されるようになっており、
    前記クラッチ操作手段における前記マグネットと前記磁性体との磁気吸引力は、前記出力軸にかかる負荷により、前記モータが停止する前に前記クラッチ手段を断つように設定されていることを特徴とするギヤードモータ。
  2. 請求項1において、
    前記マグネットおよび前記磁性体は、ともに共通の軸線上を回転駆動されることを特徴とするギヤードモータ。
  3. 請求項1ないし2において、
    前記遊星歯車機構の前記太陽歯車は、前記モータからの回転駆動力を受ける受け歯車および前記遊星歯車に回転駆動力を伝達する伝達歯車を備えるとともに、前記リング歯車は、前記遊星歯車に噛合する内周歯車部および前記クラッチ操作機構に連結された外周歯車部を備え、
    前記遊星歯車支持歯車がロックされたときには、前記リング歯車の前記外周歯車部を介して前記磁気吸引力に抗して前記クラッチ操作手段である前記マグネットと前記磁性体とを相対回転させ、前記遊星歯車機構である前記クラッチ手段を断つことを特徴とするギヤードモータ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記モータをDCモータとしたことを特徴とするギヤードモータ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに規定するギヤードモータを備えた開閉装置であって、前記ギヤードモータによって開閉部材を開閉駆動することを特徴とする開閉装置。
  6. 請求項5に規定する開閉装置を備えた冷蔵庫であって、前記開閉部材によって砕氷供給部の開閉を行うことを特徴とする冷蔵庫。
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