JP5150319B2 - バルブ用アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、ボールバルブやバタフライバルブ等の回転弁に搭載するバルブ用アクチュエータに関し、特に、大型の回転弁に適したバルブ用アクチュエータに関する。
従来より、大減速比により全体のコンパクト性を維持しながら大型の回転弁を自動操作するためのバルブ用アクチュエータとして、例えば、ウォームギアを使用した歯車機構や、内接式遊星歯車機構を有するアクチュエータが知られている。この種の歯車機構を有するアクチュエータは、より大型用になるにつれて出力軸にかかるトルクが大きくなるため、トルク対策としてトルクリミッタを搭載することが通常になっている。トルクリミッタは、一般に、バルブに異物が噛み込んだ場合など、アクチュエータの出力軸に過大な負荷が加わった場合に、モータから出力軸への動力伝達を遮断することにより、出力軸を保護するものである。
ウォームギアを有する歯車機構のアクチュエータにトルクリミッタを設ける場合には、スライディング式のウォームギアを利用した機構が用いられることが多い。このウォームギアは、通常、歯車機構の最終段に設けられる。歯車機構は、発生した過負荷に対して、ウォームギアがスプリングを圧縮しながらスライドし、このときのスライド量をリミットスイッチで検出するようになっている。更に、場合によっては、直交する歯車等を用いて、リミットスイッチ検出用の軸を、回転方向の動きに変換してリミットスイッチを作動させるようにしたものもある。
この種のウォームギアを用いたアクチュエータとして、例えば、特許文献1の弁駆動用アクチュエータがある。
また、内接式遊星歯車機構を有するアクチュエータにトルクリミッタを設けたものとして、例えば、遊星歯車の内歯歯車の外周をばねで固定したものがある。このアクチュエータは、過負荷が発生すると、この過負荷に対して外周の回転しようとする力がばねによる保持力を超え、この回転力をリミットスイッチで検出するものである。
一方、トルクリミッタを有するその他の構造のアクチュエータとして、特許文献2のバルブ用アクチュエータがある。このアクチュエータは、モータの回転トルクが異常になったときにモータを停止させるトルクリミッタと、制御回路とを有している。制御回路は、回転トルクの異常値発生時にバルブの異常信号を出力する開閉信号弁別回路と、その異常信号によりモータの駆動を停止するモータ駆動回路と、トルクリミッタ作動時にモータを元の位置に復帰させるタイマー回路とを含んでいる。
このアクチュエータのトルクリミッタは、歯車機構の中間段に設けられ、ボール(硬球)を用いた機構になっている。ボールは、円錐状の穴に嵌っており、過負荷が生じたときにこのボールを押し込んでいるばねの弾発力に抗して穴から抜け出すようになっており、ボールが穴から抜け出したときの軸方向への移動量がセンサにより検出されて過負荷の発生が検出される。
特許第3386409号公報 特開2004−232821号公報
しかしながら、特許文献1のようなウォームギア使用のアクチュエータや遊星歯車の内歯歯車をリミットスイッチで検出するアクチュエータは、機械的に噛み合った状態を常時維持する構造になっている。このため、過負荷が生じたときにリミットスイッチの作動により電気的に動力を遮断しない限り、トルクがギアやバルブに伝達されて故障に至ることがある。
更に、ウォームギア使用のアクチュエータは、最終段のウォームギアに対してスプリングを設けているため負荷が大きくなって、スプリングが強い弾性力を有する必要があり、また、ウォームギアをスライドさせる構造であるため広い空間が必要になって全体が大型化していた。
一方、同文献2のようなボールを用いたトルクリミッタは、ボール移動時の軸方向への移動量をセンサにより検知し、直動方向の1つの信号を検知するようにしているため、過負荷時におけるモータ(出力軸)の開・閉の回転方向の信号の検知が困難になっている。このため、過負荷時における出力軸の回転方向を確認し難く、バルブの異常停止を解消する際に、バルブをトルクが作動した方向と反対方向に作動させることが難しくなっている。よって、過負荷が生じてアクチュエータが停止した場合には、自動制御による復旧ができずに作業者が設置現場まで出向いて回転方向を確認した上で、直接アクチュエータを回転して復旧させなければならなかった。更に、この種のアクチュエータは、停止時における回転方向を外方から目視して確認することも難しくなっている。
このため、同文献2のアクチュエータは、制御回路(制御基板)を設けて判定用のバルブ開閉信号を記憶し、異常発生後の再起動時に予め記憶したバルブの開閉信号に基づいて判定しているが、この制御回路をあらたに設ける必要があるため構造が複雑化し、全体も大型化していた。更に、この制御基板を動作させるための専用の電源が必要になり、これらの停電やノイズ対策も必要になっていた。
本発明は、従来の課題点を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、コンパクト性を発揮しながら過負荷時にトルクリミッタで動力の伝達を機械的に遮断して内部機構を保護するアクチュエータであり、簡単な内部機構により過負荷の発生と遮断時におけるバルブの回転方向とを検知して回転を制御することができるバルブ用アクチュエータを提供することにある。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、モータと、このモータからの回転を減速する歯車減速機構と、この歯車減速機構からの回転を出力する出力軸とを有するバルブ用アクチュエータであって、歯車減速機構の中間軸にトルクリミッタを設け、このトルクリミッタは、通常時にはモータからの回転を出力軸側に伝達し、出力軸に過負荷が生じたときにこの出力軸との接続が切り離されるクラッチ部と、過負荷発生時にクラッチ部と連動してこのクラッチ部の回転方向に回転して回転側に設けた制御用スイッチを作動させるカム部とを有し、クラッチ部の出力側にボールガイドを設け、このボールガイドは、回転方向に傾斜する溝部を有し、クラッチ部側からの押圧により溝部とクラッチ部との間にボールを保持してモータ側からの回転をクラッチ部に伝達し、過負荷時にはボールが溝部の頂部側に形成された平面部に乗り上げてクラッチ部への回転伝達を遮断すると共に、ボールの乗り上げによりクラッチ部がカム部側に移動したときにこのクラッチ部とカム部とがクラッチ部又はカム部の何れか一方に設けた連動部により結合してクラッチ部とカム部とが一体に回転するようにしたバルブ用アクチュエータである。
請求項に係る発明は、溝部の底側に設けた直線部と平面部との間に曲線部を設け、この曲線部の半径をボールの直径の少なくとも1/2以上に設けたバルブ用アクチュエータである。
請求項に係る発明は、カム部を回転可能に芯出し保持する保持部材を設け、この保持部材にカム部を自動復帰させる戻りばねを装着したバルブ用アクチュエータである。
請求項1に係る発明によると、コンパクト性を発揮しながら過負荷時にトルクリミッタで動力の伝達を機械的に遮断して内部機構を保護するアクチュエータであり、簡単な内部機構により過負荷の発生と遮断時の回転方向を検知して回転を制御することができるバルブ用アクチュエータである。従って、トルクリミッタの作動後に、仮に開閉の動作を繰り返すような確認動作をおこなったとしてもバルブや本体の内部機構が破損することを防止できる。
しかも、過負荷に対して簡単な機構により確実に動力を遮断でき、ボールの移動により開・閉側の異なる制御用スイッチを個別に作動でき、過負荷時におけるバルブ動作の状態を確認しながら制御用スイッチが動作した側と反対側に動作させて安全に元の状態に復帰させることができるバルブ用アクチュエータである。また、外方から容易に回転状態を視認でき、トルクリミッタを単独で内部に設けることができるため制御用スイッチの信号を簡単に取り出すこともでき
さらに、ボールの位置を保持することができるため組立てが容易なバルブ用アクチュエータである。また、モータからの駆動力を確実に2次側に伝えることができ、過負荷時においてはカム部の損傷を防止することができる。更に、手動操作時においてもボールを保持した状態を維持でき、手動操作から自動操作に戻したときに確実に再駆動できると共に、過負荷発生時に、クラッチ部の回転方向がリミットスイッチにより直接検出され、動力遮断後の再起動時の反転方向を確実に決定することができ、クラッチ作動時における出力軸に接続したバルブの回転方向を明確に把握することができる
請求項に係る発明によると、過負荷時における遮断の動作を滑らかにおこなうことができ、確実に遮断することができ
請求項に係る発明によると、戻りばねが外部にむき出しの状態になることがなく、全体のコンパクト性を維持しながら、動力遮断後にカム部を自動復帰させることができ、動作の安定を図りながら安全に使用することができる
また、大減速比の減速機構を構成することができ、小型でありながら大型のバルブに適用することができ
以下に、本発明におけるバルブ用アクチュエータの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至4においては、本発明のバルブ用アクチュエータの好ましい一例を示している。本発明のバルブ用アクチュエータは、モータ1と、このモータ1からの回転を減速する1次側のギア2やピニオン部材3等を有する歯車減速機構4と、この歯車減速機構4からの回転を出力する出力軸5とを有している。モータ1からの回転は、歯車減速機構4を介して出力軸5に伝達される。出力軸5は、図示しないバルブのステムと接続されており、この出力軸5の回転は、ステムと接続された弁体に伝達される。これにより、バルブは、開閉又は中間開度に制御可能に設けられている。歯車減速機構4の中間軸6には、トルクリミッタ7が設けられ、バルブに過負荷が生じたときには、このトルクリミッタ7によってモータ1からの回転を遮断できるようになっている。
図2において、トルクリミッタ7は、ギア2と中間歯車8との間に配置され、クラッチユニット9とピニオンユニット10により構成されている。
クラッチユニット9は、ギア2の回転軸であるシャフト11の上部にキー12を介して接続され、一方、ピニオンユニット10は、ギア2とクラッチユニット9との中間位置であり、且つ、シャフト11の外周側に配設されている。本実施形態では、図のように、クラッチユニット9を上方側、ピニオンユニット10を下方側に配置することで、歯車減速機構4と制御用スイッチ類の区画を分けており、調整作業がしやすくなっている。
クラッチユニット9は、クラッチ部15、スプリング部16、カム部17を有している。
クラッチ部15は、ギア2とピニオン部材3との間に配置され、環状のクラッチ板18とこのクラッチ板18の上面の凸部19に装着された環状の磁性体20により構成される。クラッチ板18は、下面側に略半球凹状のボール収容部21が複数箇所に等間隔に形成され、このボール収容部21には金属製のボール22が回転可能に収容されている。このボール22の個数は、クラッチ板18の水平状態を常に維持して傾くことを防止するため、3個以上とするのがよい。
磁性体20は磁石からなり、この磁性体20がボール収容部21付近に配置されることで磁力で磁着(吸着)してボール22をクラッチ板18に保持する機能を有している。これにより、アクチュエータの組立時にボール22をクラッチ部15と一体化しながら装着可能になっている。また、後述するように、手動操作時にも、ボール22がクラッチ部15に保持された状態が維持される。クラッチユニット9は、複数のボール22を介して通常時にはモータ1からの回転を出力軸5側に伝達し、出力軸5に過負荷が生じたときにこの出力軸5との接続が切り離されるようになっている。
スプリング部16は、ナット25とスプリング押え26とスプリング部材27とにより構成される。ナット25は、シャフト11の上部に形成されたおねじ部11aに螺合されている。また、スプリング押え26は、シャフト11の外周側に装着され、且つ、ナット25の下面に当接した状態で配置されている。スプリング部材27は、異線形ばねを用いることで短く形成することができ、スプリング押え26とクラッチ板18との間に弾発状態で装着されている。
スプリング部16は、スプリング部材27の弾性力によりクラッチ板18をピニオンユニット10側に付勢しており、このスプリング部材27によるクラッチ板18を押圧する力はナット25の締め込み具合を変えることにより調整可能になっている。
カム部17は、環状のカム部材28と2本のピン29、30により構成される。カム部材28は、断面逆L字型の上カム板31と、板状の下カム板32からなり、上カム板31の下部に形成された段部31aに下カム板32を係止することにより、断面コの字型の開口部33が外周側に向けて形成される。上カム板31と下カム板32は、シャフト11の軸方向に配置された2本のねじ34、35により固定されている。ピン29、30は、カム部材28の上面に装着され、カム部材28の回転とともに円周方向に移動してバルブ開又は閉側となる制御用スイッチであるリミットスイッチ36又は37と接触するようになっている。これにより、カム部17は、過負荷発生時にクラッチ部15と連動してこのクラッチ部15の回転方向に回転して回転側に設けたリミットスイッチ36又は37を作動できるようになっている。カム部17は、保持部材38により保持されている。
保持部材38は、略環状に形成され、取付ボルト39によりアクチュエータのベース体40に固定されている。この保持部材38には2条の円弧状溝41、42が形成され、これらの円弧状溝41、42は、同じ形状になっている。円弧状溝41、42には、上記した2本のねじ34、35が挿入され、これにより、カム部材28が保持部材38に対して円弧状溝41、42の範囲内において回転自在に保持されている。しかも、カム部材28は、外周面側が保持部材38の内周面側に接することにより芯出し保持され、径方向への振れが防がれている。
保持部材38におけるねじ34、35と円弧状41、42の非回転規制側との間には、図5に示すように、戻りばね43、44が装着されている。戻りばね43、44は、一端側が円弧状溝41、42の非回転規制側の端部側に固定され、また、2本の戻りばね43、44は等しい弾発力になっている。この戻りばね43、44により、後述のようにカム部17を自動復帰させることが可能になる。
一方、ピニオンユニット10は、ピニオン部材3とボールガイド48とにより構成される。
ピニオン部材3は、ベアリング49を介してシャフト11に回転自在に取付けられ、また、中間歯車8と噛合して取付けられている。
ボールガイド48は、ピニオン部材3の上面側に取付ねじ50により固定されてクラッチ部15の出力側に設けられている。このボールガイド48は、上面に回転方向に傾斜する略V字形状の溝部51を所定間隔で有しており、本実施形態では、この溝部51は3箇所に等間隔で形成されている。
ボールガイド48は、スプリング部材27によるクラッチ部15側からの押圧により溝部51とクラッチ部15との間にボール22を保持して、モータ1側からの回転をクラッチ部15側に伝達するようになっている。また、このボールガイド48は、過負荷時にボール22が溝部51の頂部側に形成された平面部52に乗り上げてクラッチ部15への回転伝達を遮断するように設けられている。このとき、ボール22の乗り上げによりクラッチ部15がカム部17側に移動したときにこのクラッチ部15とカム部17とが磁性体20により磁着するようになっている。
図6においては、ボールガイド48の外観形状を示している。ここで、溝部51の形状は、製作時と検査時におけるコスト削減も考慮し、底側の直線部53と曲線部54との組合わせとなっている。直線部53は、曲線部54を介して平面部52と繋がっており、図7においては、直線部53と平面部52とを繋ぐ曲線部54の各種の形状を示している。
図7(a)は、曲線部54をゼロに設けた場合を示している。この場合、直線部53と平面部52との境界でボール22とボールガイド48との接触点の位置が急激に変化してボール22が垂直方向に移動することになる。このため、ボール22(クラッチ板18)に対して衝撃の大きい荷重が一度に加わることになる。このとき、スプリング部材27は、この動きに対して追従し難くなって動作不能に陥ったり動作時の荷重が安定し難くなるという問題が生じる。
一方、図7(b)〜図7(d)においては、直線部53と平面部52とを所定の曲線部54で繋いで衝撃を緩和しようとしたものである。図7(b)においては、曲線部54の半径Rをボールの直径Dの1/2、図7(c)においては、曲線部54の半径Rをボール直径Dと等しくし、また、図7(d)においては、曲線部54の半径Rをボール直径Dの5倍に設けたものである。
図に示すように、曲線部54をより大きく設けた場合には直線部53と平面部52との繋ぎ部位におけるボール22との接触点の位置変化がなだらかとなり、急激な荷重の変化が発生し難くなる。図において、曲線部54は、少なくともボール直径Dの1/2以上に設けるのがよく、望ましくは、ボール直径Dと同等以上とするのがよい。
また、クラッチ部15の上昇量は、溝部51の深さGとボール直径Dとにより決定されるため、クラッチ部15が上昇したときにリミットスイッチ36、37を作動させるためにはこれらを所定以上の寸法に設ける必要がある。このとき、図7(d)のように直線部53から曲線部54までの距離を短くし、また、曲線部54を大きくすることが望ましい。
これにより、作動トルクが比例するように増加するゾーンである直線部53の距離も短くなり耐久性も向上する。更に、曲線部54を大径に形成することで上昇量もより大きくできるようになっている。
また、曲線部54は、スプリング部材27の弾性力やクラッチ部15の回転数などに基づいて適宜設定し、動力遮断時にボール22が確実に溝部51から外れるようにする。
更に、溝部51の傾斜角θを変えることでトルクリミッタ7の作動トルクを変更することもでき、また、この溝部51の長さを左右(回転方向)で変えることにより、開・閉時の作動トルクに差を設けることも可能になっている。
なお、本実施形態のアクチュエータ内に搭載される歯車減速機構4は、図8に示すように、中間軸6に設けた中間歯車8からの回転が入力されたときに偏心量eにより揺動回転する外歯歯車55と、この外歯歯車55と内接噛合する内歯歯車56とを備え、出力軸5に外歯歯車55の揺動回転から取り出された自転回転を伝達する内接噛合遊星歯車伝達機構である。
以上の構成により、図3において、モータ1を回転させると、この回転力は、ギア2、シャフト11、キー12、クラッチユニット9のクラッチ部15、ボール22、ピニオンユニット10を介し、中間歯車8を経由して出力軸5に伝達される。
一方、図2において、バルブに異物が噛み込むなどの原因により出力軸5に過負荷が加わってピニオンユニット10がロックした場合には、回転を継続するクラッチ部15によりボール22がボールガイド48の溝部51を乗り越えるようにして外れ、クラッチ部15とカム部17とが縁切りされる。これにより、モータ1から出力軸5への動力の伝達が遮断され、過負荷が継続的に加わることが防がれ、出力軸5の損傷や故障が防止される。
また、トルクリミッタ7を中間軸6に設けているため負荷を小さくでき、このトルクリミッタ7は、クラッチ部15がスプリング部材27の弾発力に抗してシャフト11に沿って上下動する構造であるため、全体のコンパクト性も維持される。
動力遮断時には、過負荷が発生したことと上昇したクラッチ部15の回転方向がリミットスイッチ36、37により直接検出され、動力遮断後の再起動時の反転方向が決定される。
以下に、トルクリミッタ7を介して動力が伝達する場合と、トルクリミッタ7により動力が遮断される場合について、より詳細なメカニズムを説明する。
先ず、図3に示すように、トルクリミッタ7を介して動力が伝達される場合には、クラッチ部15がスプリング部16により押し下げられ、クラッチ部15のボール収容部21に収容されたボール22が、ピニオンユニット10のボールガイド48の溝部51に嵌合している。
このとき、カム部17は、上カム板31が保持部材38に下側で支えられて中吊り状態となり、クラッチ部15から離間した状態になっている。従って、図において、シャフト11が回転したときに、クラッチ部15は、ボール22を介してピニオンユニット10と共に回転するが、カム部17は回転しない。
次いで、トルクリミッタ7が作動して動力伝達が断たれる場合には、ボール22が溝部51から外れ、クラッチ部15はこのボール22によってスプリング部16の弾発力に抗して押し上げられる。押し上げられたクラッチは、カム部17に当接し、このカム部17には磁性体20が配置されていることから、クラッチ部15とカム部17とが密着状態となる。
このように、磁性体20の磁性を利用してクラッチ部15をカム部17に引き上げていることから、クラッチ部15の上昇が不安定な場合でも磁性体20の磁力によって確実にカム部17と密着させることができる。
続いて、クラッチ部15は、常にキー12を介してシャフト11に接続されているため、押し上げられた状態においてもシャフト11と共に回転する。このとき、上記のように、このクラッチ部15の回転に伴ってカム部17も回転するため、カム部17の上面に配置されたピン29又は30が、開又は閉の何れかのリミットスイッチ36、37を作動させる。
ここで、上記のように、クラッチ部15とカム部17との連動が可能となる条件について述べる。図3に示す動力伝達時のクラッチ部15とカム部17との離間距離をS、この離間距離Sを有する場合の保持部材38と下カム板32との離間距離をTとする。一方、図2におけるトルクリミッタ7作動時のクラッチ部15の上昇量をLとする。
図2に示すトルクリミッタ7作動時において、クラッチ部15がカム部17に当接するための条件として、離間距離Sの寸法は、離間距離S≦上昇量Lの関係が満たされるように設定している。また、下カム板32が保持部材38を下方側から突き上げないための条件として、上昇量Tの寸法は、離間距離L<離間距離S+上昇量T、すなわち、上昇量T>離間距離L−離間距離Sの関係を満たすように設定する。
更に、図5は、図2におけるトルクリミッタ7におけるカム部材28の代表的な状態を示したものである。この図5では、便宜上、主要部品としてカム部材28と保持部材38の断面形状、及びリミットスイッチ36、37の外観形状を記載している。また、カム部材28の上面に設けられているピン29、30を断面として記載している。なお、図5(a)〜図5(c)の各図の下方には、クラッチ部15のボール22とピニオンユニット10のボールガイド48との関係を示している。
図5(a)においては、トルクリミッタ7を介して動力が伝達されている場合、すなわち、クラッチ部15に収容されたボール22がボールガイド48の溝部51に嵌合している状態を示している。この場合、カム部17は、クラッチ部15とは接触しておらず、やや弾発状態に配置されている戻りばね43、44により、保持部材38に対して左右均等の中立状態に配置されている。
図5(b)においては、トルクリミッタ7が作動し、動力伝達が断たれた場合、すなわち、クラッチ部15に収容されたボール22が、ボールガイド48の溝部51を乗り越えて外れた場合を示している。この場合、カム部17は、クラッチ部15と密着状態となり、クラッチ部15と共に回転する。この図においては、カム部17が時計回りに回転した状態を示している。
このときのカム部17のピン29をバルブ開側とすると、このピン29が開側のリミットスイッチ36の作動片36aを押圧したときに、このリミットスイッチ36が作動してモータ1への電力供給回路を開放し、モータ1が停止する。
このリミットスイッチ36の作動により、バルブが開方向に作動中であることと、トルクリミッタ7が作動したことの2つの情報を得ることができる。この情報は、リミットスイッチ36による電気信号となり、更に、図1において、アクチュエータを外方から直接視認することでも確認できる。本実施形態においては、図1に示すようにリミットスイッチ36、37を上下に積層し、この上下のリミットスイッチ36、37のうち一方をモータ1への電力供給用とし、他方を電気信号の検出用として用いている。
そして、図5(b)の状態になったときには、開側の電力供給用リミットスイッチ36の作動により、開側の電力供給回路を解放する一方、閉側の電力供給回路を閉じることにより、再起動時における反転動作を直ちにおこなうようにしている。
このとき、カム部材28は、図5(b)においてリミットスイッチ36の作動位置よりも更にやや時計回りに回転するように設けており、カム部材28と一体に回転していたねじ34が保持部材38における円弧状溝41の端部に当接するようにしている。このように、いわゆるメカストッパ機能を発揮させているためカム部材28の回転が規制され、過度なカム部材28の回転によるリミットスイッチ36の損傷が防止される。
なお、上記のメカストッパ機能が働いたとしても、クラッチ部15には依然として回転による慣性力が加わった状態であることから、クラッチ部15は回転を続け、図5(b)の下方の図に示されるように、ボール22がボールガイド48上を惰走する場合が想定される。この場合でも、クラッチ部15のみがカム部17に当接しつつ回転方向に移動する一方、カム部17はメカストッパにより回転を規制されているので、リミットスイッチ36の損傷が防止される。なお、クラッチ部15の回転は、カム部17との摩擦力と、磁性による保持力により制動されて速やかに停止するようになっている。
次に、トルクリミッタ7を再起動する場合、すなわち動力伝達を再開する場合には、予め閉方向への電力供給回路が形成されていることから、電力供給により直ちに反転動作が行われる。しかも、カム部材28も、図5(b)に示すように、閉側の戻りばね44が圧縮状態となっていることから、この弾発力を利用して中立状態への復帰を開始する。
一方、クラッチ部15は、常にスプリング部材27によってピニオン部材3側に押圧されていることから、ボール22がボールガイド48の溝部51と対向する位置まで移動すると、クラッチ部15はピニオンユニット10側に下がり、カム部17と離れる。これにより、トルクリミッタ7を介した動力伝達が再開される。ここで、磁性体20によるカム部17の保持力は、ボール22がボールガイド48の溝部51と対向する位置において、クラッチ部15がカム部17から離れるように予めスプリング部材27の弾発力よりも小さくなるように設定している。
続いて、図5(c)に示すように、クラッチ部15が惰走してカム部材28が反時計方向に行き過ぎたとしても、開側の戻りばね43の弾性力により、図5(a)の中立状態までカム部材28が自動的に復帰するようになっている。
本例においては、カム部17のピン29が開側のリミットスイッチ36を作動させる場合を説明したが、閉側のリミットスイッチ37を作動させる場合においてもカム部17の回転方向が逆になるだけで上記と同様の動作が行われる。
このように、トルクリミッタ7により、過負荷が発生したことに加えて遮断時の回転方向も検出することができるため、過負荷が発生してバルブが停止した際には、外部から停止方向と逆方向にバルブを回転させる自動制御をおこなって、容易に復旧させることができる。
次に、上記のトルクリミッタ7を装着したアクチュエータを横向きに配置する場合、又は、逆さに配置する場合におけるクラッチ部15とカム部17との連動条件を以下に説明する。
ここで、図3に示したように動力伝達時におけるクラッチ部15とカム部17との離間距離をS、この離間距離Sを有する場合の保持部材38と下カム板32との離間距離をT、また、図2に示したようにトルクリミッタ7作動時におけるクラッチ部15の上昇量をLとしたときに、図2に示すトルクリミッタ7作動時におけるクラッチ部15とカム部17との離間距離Sは、離間距離S=離間距離S+離間距離T−上昇量Lと表すことができる。
また、クラッチ部15に装着した磁性体20による磁着力(吸着力)をFz、カム部17と保持部材38との間の摩擦力をFm(=カム部17の自重×摩擦係数)とする。
アクチュエータを横向きに配置する場合には、磁性体20は、図2に示すトルクリミッタ7作動時において、クラッチ部15とカム部17とが離間距離Sにおいて離間していても、吸着力Fz>摩擦力Fmの関係を維持できるように吸着力Fzの下限値を設定する。これにより、アクチュエータが横向きである場合にも、クラッチ部15とカム部17とを連動させることが可能となる。なお、図3の動力伝達時においては、クラッチ部15とカム部17とが離間して離間距離Sを確保できるような磁性体20の吸着力Fzの上限値を設定する。
一方、アクチュエータを逆さに配置する場合には、トルクリミッタ7作動時において、磁性体20がカム部17をクラッチ部15側に引き上げることができるように、この磁性体20の吸着力Fzの下限値を設定する。
なお、アクチュエータを手動操作する場合には、図2又は図3の状態からクラッチ板18を図示しない手動機構により動力伝達の状態を切断することで実施できる。この場合、クラッチ板18のリフト量が極めて大きくなってボール22とボールガイド48との隙間が大きくなる場合にはクラッチ板18の外周縁に図示しない環状突部を設けることが望ましい。この場合、環状突部によりボール22がクラッチ板18の外周側に飛び出すことが防がれ、ボール22の脱落を防ぐことができる。また、上記実施形態のように、ボール22とボールガイド48との隙間が小さい場合には、この環状突部を設けることなく磁性体20の磁力によりボール22を吸着することができ、ボール22の脱落防止部材等を設ける必要がない。
また、磁性体は、本実施形態のようにクラッチ部側に設ける以外にも、カム部側に設けることもできる。
更に、クラッチ部は、上記実施形態のように磁力を利用した磁性体20以外であってもよく、例えば、ばね力を利用したボールプランジャを用いて機械的に結合することもできる。この場合、例えば、クラッチ部15の上面側に3個のボールプランジャを等間隔に配置し、一方、下カム板32の下面側に16個の円錐状の穴を等間隔に設けるようにする。これにより、3個の各ボールプランジャが円錐穴と噛合って動力を伝達することができる。また、動力遮断後に復帰させる場合には、16個の細かく位相をずらした円錐穴に対してボールプランジャが噛合うためボールガイド48の空転を極力少なくして迅速に動力を伝達させることができる。
本発明におけるバルブ用アクチュエータの一例を示した斜視図である。 図1の要部拡大断面図である。 図2のバルブ用アクチュエータが作動した状態を示す断面図である。 トルクリミッタの分解斜視図である。 カム部の状態を示した要部説明図である。(a)は、正常回転時のカム部の状態を示した説明図である。(b)は、過負荷発生時のカム部の状態を示した説明図である。(c)は、カム部の自動復帰直後の状態を示した説明図である。 ボールガイドを示した斜視図である。 溝部とボールとの関係を示した模式図である。 内接式遊星歯車機構を示した概略図である
符号の説明
1 モータ
4 歯車減速機構
5 出力軸
6 中間軸
7 トルクリミッタ
8 中間歯車
15 クラッチ部
20 磁石(磁性体)
22 ボール
28 カム部
36、37 リミットスイッチ(制御用スイッチ)
38 保持部材
43、44 戻りばね
48 ボールガイド
51 溝部
52 平面部
53 直線部
54 曲線部
55 外歯歯車
56 内歯歯車
D ボール直径
R 半径

Claims (3)

  1. モータと、このモータからの回転を減速する歯車減速機構と、この歯車減速機構からの回転を出力する出力軸とを有するバルブ用アクチュエータであって、前記歯車減速機構の中間軸にトルクリミッタを設け、このトルクリミッタは、通常時には前記モータからの回転を前記出力軸側に伝達し、前記出力軸に過負荷が生じたときにこの出力軸との接続が切り離されるクラッチ部と、過負荷発生時に前記クラッチ部と連動してこのクラッチ部の回転方向に回転して回転側に設けた制御用スイッチを作動させるカム部とを有し、前記クラッチ部の出力側にボールガイドを設け、このボールガイドは、回転方向に傾斜する溝部を有し、前記クラッチ部側からの押圧により前記溝部とクラッチ部との間にボールを保持して前記モータ側からの回転を前記クラッチ部に伝達し、過負荷時には前記ボールが前記溝部の頂部側に形成された平面部に乗り上げて前記クラッチ部への回転伝達を遮断すると共に、前記ボールの乗り上げにより前記クラッチ部が前記カム部側に移動したときにこのクラッチ部とカム部とがクラッチ部又はカム部の何れか一方に設けた連動部により結合してクラッチ部とカム部とが一体に回転するようにしたことを特徴とするバルブ用アクチュエータ。
  2. 前記溝部の底側に設けた直線部と前記平面部との間に曲線部を設け、この曲線部の半径を前記ボールの直径の少なくとも1/2以上に設けた請求項に記載のバルブ用アクチュエータ。
  3. 前記カム部を回転可能に芯出し保持する保持部材を設け、この保持部材に前記カム部を自動復帰させる戻りばねを装着した請求項1又は2に記載のバルブ用アクチュエータ。
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