JP2007292381A - ダンパー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作が確実であり、信頼性が高く、かつ構造が簡単で組立て性が良く安価なダンパー装置を提供する。
【解決手段】駆動部8は、正逆回転可能なモータ9と、軸方向に高さが異なると共に円周方向に対して角度の異なる位置に配置された3つの送り部を有する駆動歯車11と、駆動歯車11の第1の送り部と係合し回転駆動するとともに前記第1のフラップに連結し回転駆動させる第1の従動歯車12と、駆動歯車11の正転時に第2の送り部と係合し、かつ駆動歯車11の逆転時に第3の送り部と係合し回転駆動するとともに前記第2のフラップに連結し回転駆動させる第2の従動歯車13を有し、駆動歯車11を回転制御することによって、前記第1のフラップと前記第2のフラップを開閉させるようにしたことを特徴とするダンパー装置としたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、開口部をフラップにより開閉させるダンパー装置で、特に冷蔵庫内部の冷風の風路を開閉して、温度を調節するダンパー装置に関するものである。
従来から冷蔵庫庫内にある複数の冷蔵室温度を制御する手段として、冷却器から各冷蔵室へ通じる冷風の風路をフラップにて開閉し、各冷蔵室に流入する冷風量を制御するダンパー装置が採用されており、これらは大別して1つの駆動源により1つのフラップを動作させる方式、1つの駆動源により2つのフラップを動作させる方式がある。
前記1つの駆動源により2つのフラップを動作させる方式は、モータの回転制御により、2つの開口部を各々開開、開閉、閉開、閉閉の状態にフラップを動作させるもので、この代表的なダンパー装置として、特許文献1に記載されたものが知られている。
図10から図13は、特許文献1に記載された従来のダンパー装置を示すもので、図10はダンパー装置の側面図、図11は同正面図、図12は駆動部の平面図、図13は駆動部の要部説明図である。図10から図13に示すように、このダンパー装置は駆動部101と、駆動部101の両側に配置された2つのフレーム102、103と、このフレーム102、103にそれぞれ形成される開口部104、105と、この開口部104、105を開閉する2枚のフラップ106、107とから構成され、駆動部101はケース体108と、正逆回転可能なモータ109と、モータ109の回転軸に取り付けられたピニオン109aの回転を減速するための4つの歯車からなる減速歯車列110と、減速歯車列110により減速されたモータ109の回転が伝達される第1の駆動歯車111と、この第1の駆動歯車111に特定の区間だけ噛み合う第1の従動歯車112と、第1の駆動歯車111と同軸上に配置され、所定領域のみ第1の駆動歯車111に従動して回転する第2の駆動歯車113と、この第2の駆動歯車113と所定の区間だけ噛み合う第2の従動歯車114から構成されている。
また、第2の駆動歯車113を所定領域のみ第1の駆動歯車111と従動して回転させるため、第1の駆動歯車111の第2の駆動歯車113と対向する面に設けられた係合凸部111aと、第2の駆動歯車113の第1の駆動歯車111と対向する面で、係合凸部111aの回転奇跡上に設けられた係合凸部113aとから構成されている。
以上のように構成されたダンパー装置について、以下その動作を説明する。まず、2つのフラップ106、107ともに閉じた状態から、モータ109を正転させると、第1の駆動歯車111と第1の従動歯車112が噛み合い、第1の従動歯車112が回転し、第1のフラップ106は開状態となる。さらにモータ109を正転させると、第1の駆動歯車111の係合凸部111aと第2の駆動歯車113の係合凸部113aが当接し、第2の駆動歯車113は第1の駆動歯車111に従動して回転し、第2の従動歯車114噛み合うことにより、第2の従動歯車114が回転し、第2のフラップ107も開状態となる。
次に、2つのフラップ106、107ともに開いた状態から、モータ109を逆転させると、第1の駆動歯車111と第1の従動歯車112が噛み合い、第1の従動歯車112が回転し、第1のフラップ106は閉状態となる。さらにモータ109を逆転させると、第1の駆動歯車111の係合凸部111aと第2の駆動歯車113の係合凸部113aが当接し、第2の駆動歯車113は第1の駆動歯車111に従動して回転し、第2の従動歯車114と噛み合うことにより、第2の従動歯車114が回転し、第2のフラップ107も開状態となる。以上のように、モータ109の回転方向と時間によって、2つのフラップ106、107の開閉状態を制御している。
特開平10−306970号公報
しかしながら、上記従来の構成では、2つのフラップ106、107の開閉状態を制御するために、第1の駆動歯車111の係合凸部111aと、第2の駆動歯車113の係合凸部113aを当接させることにより、第2の駆動歯車113と所定の領域のみ第1の駆動歯車113に従動して回転させる構成のため、モータ109のロック等により、係合凸部111a、113aに異常な負荷がかかり変形した場合や繰り返し動作により係合凸部111a、113aが磨耗した場合、第2の駆動歯車113の回転のタイミングがずれることにより、第2の従動歯車114との噛み合いのタイミングがずれ、2つのフラップ106、107の確実な開閉動作ができなくなるという課題を有していた。
また、前記従来の構成では、駆動部101はケース体108、4つの歯車からなる減速歯車列110、第1の駆動歯車111、第2の駆動歯車113、第1の従動歯車112、第2の従動歯車114等が必要で、部品点数が多く、さらなる小型化が困難であり、また組立てに時間がかかるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、動作が確実であり、信頼性の高く、かつ構造が簡単で組立て性が良く安価なダンパー装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のダンパー装置は、第1の開口部を開閉する第1のフラップと、第2の開口部を開閉する第2のフラップと、前記第1のフラップと前記第2のフラップとを駆動する駆動部を有するダンパー装置において、前記駆動部は、正逆回転可能な駆動源と、軸方向に高さが異なると共に円周方向に対して角度の異なる位置に配置された3つの送り部を有する駆動歯車と、前記駆動歯車の第1の送り部と係合し回転駆動するとともに前記第1のフラップに連結し回転駆動させる第1の従動歯車と、前記駆動歯車の正転時に第2の送り部と係合し、かつ前記駆動歯車の逆転時に第3の送り部と係合し回転駆動するとともに前記第2のフラップに連結し回転駆動させる第2の従動歯車を有し、前記駆動歯車を駆動源により回転制御することによって、前記第1のフラップと前記第2のフラップを開閉させるようにしたものである。
本発明のダンパー装置は、動作が確実であり、信頼性の高いものとすることができる。また構造が簡素化できるため組立て性が良く安価とすることができる。
請求項1に記載の発明は、第1の開口部を開閉する第1のフラップと、第2の開口部を開閉する第2のフラップと、前記第1のフラップと前記第2のフラップとを駆動する駆動部を有するダンパー装置において、前記駆動部は、正逆回転可能な駆動源と、軸方向に高さが異なると共に円周方向に対して角度の異なる位置に配置された3つの送り部を有する駆動歯車と、前記駆動歯車の第1の送り部と係合し回転駆動するとともに前記第1のフラップに連結し回転駆動させる第1の従動歯車と、前記駆動歯車の正転時に第2の送り部と係合し、かつ前記駆動歯車の逆転時に第3の送り部と係合し回転駆動するとともに前記第2のフラップに連結し回転駆動させる第2の従動歯車を有し、前記駆動歯車を駆動源により回転制御することによって、前記第1のフラップと前記第2のフラップを開閉させるようにしたことを特徴とするダンパー装置としたものである。
これによって、モータのロックによる異常な負荷や繰り返し動作による磨耗等によって、駆動歯車と第1の従動歯車および第2の従動歯車との噛み合いのタイミングがずれることがなく、動作が確実であり、信頼性の高いものとすることができる。また構造が簡素化できるため組立て性が良く安価とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、駆動歯車に設けた円柱部と第1の従動歯車の所定の歯を接触させ、前記第1の従動歯車を所定の期間回転させずに待機させるようにしたことを特徴とするダンパー装置としたものである。
これによって、所定の期間、第1のフラップの開状態および閉状態を保持でき、動作が確実で信頼性の高いものとすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、駆動歯車と同軸上に配置された円盤状の保持部材の外周と第2の従動歯車の所定の歯を接触させ、前記第2の従動歯車を所定の期間回転させずに待機させるようにしたことを特徴とするダンパー装置としたものである。
これによって、所定の期間、第2のフラップの開状態および閉状態を保持でき、動作が確実で信頼性の高いものとすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、円盤状の保持部材の一部に切欠き部を有し、駆動歯車と第2の従動歯車が噛み合うときのみ、前記第2の従動歯車と保持部材が接触しないよう所定の角度回転自在に配置するとともに、前記保持部材の回転に抵抗を与えることにより、所定の位置を保持する構成としたことを特徴とするダンパー装置としたものである。
これによって、所定の位置を保持する構成としたことにより、第2の従動歯車を所定の期間回転させずに待機させるとともに、第2の駆動歯車を回転させるときは、待機を解除させることにより、第2のフラップの開閉動作を確実に達成できる、信頼性の高いものとすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、駆動源を内部に減速機構を有するギヤードモータとしたことを特徴とするダンパー装置としたものである。
これによって、減速歯車を少なくできるため、駆動部を小型化できるとともに、構造が簡素化でき、組立て性の良い安価なものとすることができる。
なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のダンパー装置の側面図、図2は図1のダンパー装置の一部断面構成を含む正面図、図3(a)は第1フラップ、第2フラップが共に閉じた状態の駆動部の平面図、図3(b)は第1フラップ、第2フラップが共に開いた状態の駆動部の平面図、図4(a)は駆動歯車の平面図、図4(b)は駆動歯車の側面図、図5(a)は第1の従動歯車の平面図、図5(b)は第1の従動歯車の側面図、図6(a)は第2の従動歯車の平面図、図6(b)は第2の従動歯車の側面図、図7(a)は保持部材の平面図、図7(b)は保持部材の側面図、図8(a)は駆動部の正転時の動作説明図、図8(b)は駆動部の逆転時の動作説明図、図9はモータの回転に対する駆動歯車の回転と第1のフラップと第2のフラップの動作の関係を示した図である。
図1の本発明の実施の形態1のダンパー装置の側面図および図2のダンパー装置の一部断面構成を含む正面図に示すように、ダンパー装置1は、第1の開口部2を有する第1のフレーム3と、第2の開口部4を有する第2のフレーム5と、第1の開口部2を開閉する第1のフラップ6と、第1のフラップ6の第1の開口部2に対向する面に設けられた緩衝部材6aと、第2の開口部4を開閉する第2のフラップ7と、第2のフラップ7の第2の開口部4と対向する面に設けられた緩衝部材7aと、第1のフラップ6と第2のフラップ7を駆動する駆動部8とから構成されている。
また、第1のフレーム3の側面に設けられた蓋部3aと、第2のフレーム5の側面に設けられたケース部5aとにより、駆動部8の外郭を形成しており、第1のフレーム3と第2のフレーム5の間に駆動部8を配置する構成となっている。これによって、構造が簡素化でき、安価なものとすることができる。
図2のダンパー装置の一部断面構成を含む正面図、図3(a)の第1フラップ、第2フラップが共に閉じた状態の駆動部の平面図、図3(b)の第1フラップ、第2フラップが共に開いた状態の駆動部の平面図に示すように、駆動部8は、駆動源である正逆回転可能で、内部に減速機構を有するギヤードタイプのモータ9と、モータ9の回転を伝える第1の歯車10と、第1の歯車10とかみ合い、モータ9の回転を減速させるとともに、第1のフラップ6と第2のフラップ7の開閉動作を制御するための駆動歯車11と、駆動歯車11と噛み合うとともに、第1のフラップ6に連結し、駆動歯車11の回転を第1のフラップ2に伝達する第1の従動歯車12と、駆動歯車11と噛み合うとともに、第2のフラップに連結し、駆動歯車11の回転を第2のフラップ7に伝達する第2の従動歯車13と、所定の領域のみ駆動歯車11に従動回転し、第2の従動歯車13を所定期間回転させずに待機させる保持部材14を有する構成となっている。
図4(a)の駆動歯車の平面図、図4(b)の駆動歯車の側面図に示すように、駆動歯車11は軸方向に対して高さが異なるとともに、円周方向に対して、角度の異なる位置に配置されている第1の送り部11a、第2の送り部11b、第3の送り部11cを有しており、第1の送り部11aは第1の従動歯車12と噛み合い、第1のフラップ6を開閉させ、第2の送り部11bはモータ9が正回転するときのみ第2の従動歯車13と噛み合い、第2のフラップ7を開け、第3の送り部11cはモータ9が逆回転するときのみ第2の従動歯車13と噛み合い、第2のフラップ7を閉じるよう構成されている。
また、駆動歯車11は、第1の従動歯車12の第2の歯12c(所定の歯)と接触し、第1の従動歯車12を駆動歯車11の第1の送り部11aと噛み合っていない所定の期間回転させずに待機させるための円柱部11dを有するとともに、保持部材14と当接し、保持部材14が当接している所定領域のみ回転させる凹部11eを有している。
図5(a)の第1の従動歯車12の平面図、図5(b)の第1の従動歯車12の側面図に示すように、第1の従動歯車12は、第1のフラップ6と連結する軸部12aと、軸方向の高さが異なる第1の歯12bと第2の歯12cを有し、第1の歯12bは駆動歯車11の第1の送り部11aと噛み合い第1のフラップ6を開閉させ、第2の歯12cは駆動歯車11の円柱部11dと接触し、第1の従動歯車12を駆動歯車の第1の送り部11aと噛み合っていない所定の期間回転させずに待機させる構成となっている。
図6(a)の第2の従動歯車13の平面図、図5(b)の第2の従動歯車13の側面図に示すように、第2の従動歯車13は、第2のフラップ7と連結する軸部13aと、軸方向の高さが異なる第1の歯13b、第2の歯13c、第3の歯13dを有し、第1の歯13bは駆動歯車11の第2の送り部11bとのみ噛み合い、第2のフラップ7を開動作させ、第2の歯12cは駆動歯車11の第3の送り部11cとのみ噛み合い、第2のフラップ7を閉動作させ、第3の歯13dは保持部材14の外周部と接触し、第2の従動歯車13を駆動歯車11の第2の送り部11bおよび第3の送り部11cと噛み合っていない所定の期間回転させずに待機させるよう構成されている。
図7(a)の保持部材14の平面図、図7(b)の保持部材14の側面図に示すように、保持部材14は、外周の一部に切欠き部14aを有するとともに底面に凸部14bを有しており、保持部材14は駆動歯車11と同軸上に配置されるとともに凸部14bが駆動歯車11の凹部11e内に配置され、駆動歯車11の回転により、凹部11eの端部と凸部14bが接することにより、保持部材14が回転する構成であり、モータ9が正回転時、切欠き部14aが駆動歯車11の第2の送り部11b上に配置され、モータ9が逆回転時、切欠き部14aが駆動歯車11の第3の送り部11c上に配置されるよう構成されている。
また、保持部材14は中心に保持部14cと、凸部14bと反対の面に凹部14dを有し、保持部14cは、保持部材14が回転していないときに駆動歯車11と供回りしないように、第2のフレーム5に設けられた軸部5b(図3参照)に圧接させており、凹部14dは第2のフレーム5に設けられた凸部5c(図3参照)と接することにより、駆動歯車11の回転角度を360°に規制するよう構成されている。
なお、駆動源として正逆回転可能なモータ9としたが、モータ9はDC、ACを電源とする各種のモータでよく、またモータによらず駆動歯車11を正逆に回転可能な機構によるものであってもよい。
以上のように構成されたダンパー装置について、以下その動作、作用を説明する。
図8(a)は駆動部8の正転時の動作説明図、図8(b)は駆動部8の逆転時の動作説明図であり、駆動歯車11の回転による、第1の従動歯車12、第2の従動歯車13および保持部材14の動作を説明したものである。また、図9はモータ9の回転に対する駆動歯車11の回転と第1のフラップ6と第2のフラップ7の動作の関係を示した説明したものである。
まず、第1のフラップ6、第2のフラップ7が共に閉じた状態から、モータ9を正転させ、駆動歯車11を120°正転させると駆動歯車11の第3の送り部11cは、第1の従動歯車12の第1の歯12bとの高さ方向が異なる位置のため噛み合わず、また第2の従動歯車13の第1の歯13bとの高さ方向も異なり、噛み合わないため、第1の従動歯車12、第2の従動歯車13ともに閉状態を維持する。この時、駆動歯車11の円柱部11dと第1の従動歯車12の第2の歯12cが接するため、第1の従動歯車12は閉位置を保持されている。
また、保持部材14の凸部14bと駆動歯車11の凹部11eの端部が接しないので、保持部材14は回転せず、第2の従動歯車13の第3の歯13dと保持部材14の外周が接触するため、第2の従動歯車13は閉位置を保持されている。
次に、駆動歯車11を240°正転させると、駆動歯車11の第1の送り部11aと記第1の従動歯車12の第1の歯12bの高さが同じであるため噛み合い、第1の従動歯車12が回転し、第1のフラップ6を開け、第2の従動歯車13の第1の歯13bは高さが異なるため噛み合わず、第2の従動歯車13は閉状態を維持する。この時、駆動歯車11の円柱部11dと第1の従動歯車12の第2の歯12cが接するため、第1の従動歯車12は開位置を保持される。
また、保持部材14の凸部14bと駆動歯車11の凹部11eの端部が接しないので、保持部材14は回転せず、第2の従動歯車13の第3の歯13dと保持部材14の外周が接するため、第2の従動歯車13は閉位置を保持されている。
次に、駆動歯車11を360°正転させると、駆動歯車11の凹部11eの一端と保持部材14の凸部14bが当接し、駆動歯車11の第2の送り部11b上に、保持部材14の切欠き部14aが配置された状態で、保持部材14は駆動歯車11に従動するとともに、駆動歯車11の第2送り部11bと第2の従動歯車13の第1の歯13bの高さが同じであるため噛み合い、第2の従動歯車13を回転させ、第2のフラップ7を開ける。この時、第1の従動歯車12の第1の歯12bは高さ方向が異なるため噛み合わず開状態を維持する。
そして、駆動歯車11の円柱部11dと第1の従動歯車12の第2の歯12cが接するため、第1の従動歯車12は開位置を保持されており、第2の従動歯車13の第3の歯13dが保持部材14の外周と接する為、第2の従動歯車13は開位置を保持される。また保持部材14の凹部14eの一端と第2のフレーム5の凸部5cとが接し、駆動歯車11の正転を停止させる(図3(b)参照)。
次に、第1のフラップ6、第2のフラップ7が共に開いた状態から、モータ9を逆転させ駆動歯車11を120°逆転させると、駆動歯車11の第2の送り部11bは、第1の従動歯車12の第1の歯12bとの高さ方向が異なる位置のため噛み合わず、また第2の従動歯車13の第2の歯車13cとの高さ方向も異なり、噛み合わないため、第1の従動歯車12、第2の従動歯車13ともに開状態を維持する。
この時、駆動歯車11の円柱部11dと第1の従動歯車12の第2の歯12cが接するため、第1の従動歯車12は開位置を保持されている。また保持部材14の凸部14bと駆動歯車11の凹部11eの端部が接しないので、保持部材14は回転せず、第2の従動歯車13の第3の歯13dと保持部材14の外周が接するため、第2の従動歯車13は開位置を保持されている。
次に、駆動歯車11を240°逆転させると、駆動歯車11の第1の送り部11aと第1の従動歯車12の第1の歯12bの高さが同じであるため噛み合い、第1の従動歯車12が回転し、第1のフラップ6を閉じ、第2の従動歯車13の第1の歯13bは高さが異なるため噛み合わず、第2の従動歯車13は開状態を維持する。この時、駆動歯車11の円柱部11dと第1の従動歯車12の第2の歯12cが接するため、第1の従動歯車12は閉位置を保持される。
また、保持部材14の凸部14bと駆動歯車11の凹部11eの端部が接しないので、保持部材14は回転せず、第2の従動歯車13の第3の歯13dと保持部材14の外周が接するため、第2の従動歯車13は閉位置を保持されている。
次に、駆動歯車11を360°逆転させると、駆動歯車11の凹部11eの他端と保持部材14の凸部14bが当接し、駆動歯車11の第3の送り部11c上に、保持部材14の切欠き部14aが配置された状態で、保持部材14は駆動歯車11に従動するとともに、駆動歯車11の第3送り部11cと第2の従動歯車13の第2の歯13cの高さが同じであるため噛み合い、第2の従動歯車13を回転させ、第2のフラップ7を閉じる。
この時、第1の従動歯車12の第1の歯12bは高さ方向が異なるため噛み合わず閉状態を維持する。そして、駆動歯車11の円柱部11dと第1の従動歯車12の第2の歯12cが接するため、第2の従動歯車12は閉位置を保持されており、第2の従動歯車13の第3の歯13dが保持部材14の外周と接するため、第2の従動歯車13は閉位置を保持される。また、保持部材14の凹部14eの他端と第2のフレーム5の凸部5bとが接し、駆動歯車11の逆転を停止させる(図3(a)参照)。
以上のように、本実施の形態のダンパー装置においては、駆動部8を正逆回転可能な駆動源であるモータ9と、軸方向の高さが異なると共に円周方向に対して角度の異なる位置に配置された3つの送り部を有する駆動歯車11と、駆動歯車11の第1の送り部11aと係合し回転駆動するとともに第1のフラップ6に連結し回転駆動させる第1の従動歯車12と、駆動歯車11の正転時に第2の送り部11bと係合し、かつ駆動歯車11の逆転時に第3の送り部11cと係合し回転駆動するとともに第2のフラップ7に連結し回転駆動させる第2の従動歯車13を有し、駆動歯車11をモータ9により回転制御することによって、第1のフラップ6と第2のフラップ7を開閉させる構成としたものであり、1つの駆動歯車11で開閉動作を制御するため、モータのロックによる異常な負荷や繰り返し動作による磨耗等によって、駆動歯車11と第1の従動歯車12および第2の従動歯車13との噛み合いのタイミングがずれることがなく、動作が確実であり、信頼性の高いものとすることができる。また、構造が簡素化できるため安価とすることができる。
また、駆動歯車11に設けた円柱部11dと第1の従動歯車12の第2の歯12cを接触させ、第1の従動歯車12を記駆動歯車11と噛み合っていない所定の期間回転させずに待機させる構成とすることにより、所定の期間、第1のフラップ6の開状態および閉状態を保持でき、動作が確実で信頼性の高いものとすることができる。
また、駆動歯車11と同軸上に配置された円盤状の保持部材14の外周と第2の従動歯車13の第3の歯13dを接触させ、第2の従動歯車13を駆動歯車11の第2の送り部11bおよび第3の送り部11cと噛み合っていない所定の期間回転させずに待機させる構成とすることにより、所定の期間、第2のフラップ7の開状態および閉状態を保持でき、動作が確実で信頼性の高いものとすることができる。
また、円盤状の保持部材14の一部に切欠き部14aを有し、駆動歯車11と前記第2の従動歯車が噛み合うときのみ、第2の従動歯車13の第3の歯13dと保持部材14の外周が接触しないよう駆動歯車11と従動し回転する所定の角度回転自在に配置するとともに、保持部材14の回転に抵抗を与えることにより、駆動歯車11と第2の従動歯車13が噛み合あわないとき、第2の従動歯車13の第3の歯13dと保持部材14の外周が接する所定の位置を保持する構成としたことにより、第2の従動歯車を所定の期間回転させずに待機させるとともに、第2の駆動歯車を回転させるときは、待機を解除させることにより、第2のフラップの開閉動作を確実に達成できる、信頼性の高いものとすることができる。
また、モータ9を内部に減速機構を有するギヤードモータとしたことにより、モータ9のトルクが大きくなる為、減速歯車を少なくでき、駆動部を小型化できるとともに、構造が簡素化でき、組立て性の良い安価なものとすることができる。
以上のように、本発明にかかるダンパー装置は、流体通路を開閉し、流体の供給制御を行う用途に広く適用できる。
本発明の実施の形態1のダンパー装置の側面図 図1のダンパー装置の一部断面構成を含む正面図 (a)第1フラップ、第2フラップが共に閉じた状態の駆動部の平面図(b)第1フラップ、第2フラップが共に開いた状態の駆動部の平面図 (a)駆動歯車の平面図(b)駆動歯車の側面図 (a)第1の従動歯車の平面図(b)第1の従動歯車の側面図 (a)第2の従動歯車の平面図(b)第2の従動歯車の側面図 (a)保持部材の平面図(b)保持部材の側面図 (a)駆動部の正転時の動作説明図(b)駆動部の逆転時の動作説明図 モータの回転に対する駆動歯車の回転と第1のフラップと第2のフラップの動作の関係を示した図 従来のダンパー装置の側面図 従来のダンパー装置の正面図 従来のダンパー装置の駆動部の平面図 従来のダンパー装置の駆動部の要部説明図
符号の説明
2 第1の開口部
4 第2の開口部
6 第1のフラップ
7 第2のフラップ
8 駆動部
9 モータ(駆動源)
11 駆動歯車
11a 第1の送り部
11b 第2の送り部
11c 第3の送り部
11d 円柱部
12 第1の従動歯車
13 第2の従動歯車
14 保持部材
14a 切り欠き部

Claims (5)

  1. 第1の開口部を開閉する第1のフラップと、第2の開口部を開閉する第2のフラップと、前記第1のフラップと前記第2のフラップとを駆動する駆動部を有するダンパー装置において、前記駆動部は、正逆回転可能な駆動源と、軸方向に高さが異なると共に円周方向に対して角度の異なる位置に配置された3つの送り部を有する駆動歯車と、前記駆動歯車の第1の送り部と係合し回転駆動するとともに前記第1のフラップに連結し回転駆動させる第1の従動歯車と、前記駆動歯車の正転時に第2の送り部と係合し、かつ前記駆動歯車の逆転時に第3の送り部と係合し回転駆動するとともに前記第2のフラップに連結し回転駆動させる第2の従動歯車を有し、前記駆動歯車を駆動源により回転制御することによって、前記第1のフラップと前記第2のフラップを開閉させるようにしたことを特徴とするダンパー装置。
  2. 駆動歯車に設けた円柱部と第1の従動歯車の所定の歯を接触させ、前記第1の従動歯車を所定の期間回転させずに待機させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のダンパー装置。
  3. 駆動歯車と同軸上に配置された円盤状の保持部材の外周と第2の従動歯車の所定の歯を接触させ、前記第2の従動歯車を所定の期間回転させずに待機させるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダンパー装置。
  4. 円盤状の保持部材の一部に切り欠き部を有し、駆動歯車と従動歯車が噛み合うときのみ、第2の従動歯車と保持部材が接触しないよう所定の角度回転自在に配置するとともに、前記保持部材の回転に抵抗を与えることにより、所定の位置を保持する構成としたことを特徴とする請求項3に記載のダンパー装置。
  5. 駆動源を内部に減速機構を有するギヤードモータとしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のダンパー装置。
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