JP4624252B2 - データパケット転送装置、データパケット転送方法、及び、データパケット転送プログラム - Google Patents

データパケット転送装置、データパケット転送方法、及び、データパケット転送プログラム Download PDF

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Description

本発明は、転送先からの応答を受信する毎に順次データパケットを転送するデータパケット転送装置、データパケット転送方法、及び、データパケット転送プログラムに関する。
従来、例えばパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)とその周辺機器(プリンタ、スキャナ等の電子機器)や携帯電話機及びPDA等の携帯通信機器等を接続してデータ転送を行うデータ転送手段として各種のインターフェースが開発され、又データ転送に関する各種の発明が行われている。近年では、情報技術の発達により、転送するデータの容量も膨大になり、より高速なデータ通信を可能とする発明が行われている。例えば特許文献1には、ホスト〜クライアント間でのデータ転送を高速化する発明が開示されている。
データ転送プロトコルの1つであるXMODEM通信形式は、信頼性の高いデータ転送手順であるため従来から広く利用されている。
XMODEMのデータ転送手順について図4を用いて説明する。XMODEMは送信するべきデータを、最小単位であるブロックデータに分割し、このブロックデータを所定byteにまとめ単位長当たりのデータを生成する。この単位長当たりのデータに各種通信キャラクタを付与してデータパケットを生成し、パケット毎にデータ転送を行う。各パケットのヘッダ部分には、データアドレスが付与されており、データ受信機側では、分割して転送されるデータパケットをデータアドレスに基づいて再構築し、元データの再現を行う。
図4において、先ず、データ転送装置であるPC側から1つめのデータパケットであるnパケットをデータ受信機である端末側(周辺機器)に送信する(ステップS501)。
端末側は、nパケットの受信処理を行い(ステップS601)、データパケットを正常に受信したと判断する場合に、肯定応答を示すACK(Acknowledge)をPCに応答返信する(ステップS602)。なお、データパケットを正常に受信できない場合は、否定応答を示すNAK(Negative Acknowledge)をPCに応答返信する。
PC側は、nパケットの肯定応答であるACK(n)を受信すると(ステップS502)、先に送信したデータパケットが正常に受信されたことを認識し、2つめのデータパケットであるn+1パケットを端末側に送信する。逆に、NAKを受信したり所定時間が過ぎても応答信号を受信しない場合(タイムアウト)は、1つ目のデータパケットを再送し、その後の応答信号の受信に備えて待機状態となる。
端末側は、n+1の受信処理を行い(ステップS603)、その後ACK(n+1)を返信する(ステップS604)。
PC側は、n+1パケットに対するACK(n+1)を受信すると(ステップS504)、3つ目のデータパケットであるn+2パケットを送信し(ステップS505)、その後n+1の受信処理及びACK(n+2)の返信(ステップS605及びS606)を経て、ACK(n+2)を受信すると(ステップS506)、n+4を送信する。この様に、1つのデータパケット毎に送信と受信状態を示す応答信号とやり取りすることにより安定的なデータ転送を行うようになっている。
特開2002‐344537号公報
しかしながら、上記のXMODEM通信形式では、送信側からデータパケットを受信側に送信するとき、及び、受信側から送信側に応答信号を返信するときの両方で、データパケットへの分割、もしくは結合・復元処理にかかる負担、すなわちオーバーヘッドが生じ、このオーバーヘッドが終了しない限り応答信号が送信されないので、次のデータパケットの送信というステップを踏めないという問題がある。特に、転送するデータが大容量である場合は、このようなオーバーヘッドに要する時間は膨大であり、データの転送時間が長くなるという問題がある。
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、データパケットへの分割、もしくは結合・復元処理にかかる負担を考慮した転送を行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、転送順序が割り当てられた複数のデータパケットを転送先の装置から送信される応答信号を受信する毎に順次転送する転送装置において、前記複数のデータパケットの最初の転送または転送再開時に、前記複数のデータパケットのうち転送順序に従った所定数のデータパケットを一度に転送する第1の転送手段と、前記第1の転送手段によって転送された前記所定数のデータパケットの次以降に転送される転送順序のデータパケットを、前記所定数のデータパケットの数よりも少ない数のデータパケット単位で順次転送する第2の転送手段と、この第1の転送手段によって一度に転送された前記所定数のデータパケットの一つに対応する応答信号を受信する受信手段と、この受信手段によって応答信号を受信すると、この応答信号の内容に応じて、前記第1の転送手段及び前記第2の転送手段によって転送されるデータパケットの転送を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記第1の転送手段によって前記一度に転送された前記所定数のデータパケットの少なくとも一つに対応する応答信号を受信する前に、前記一度に転送された前記所定数のデータパケットの次に転送される転送順序のデータパケットを送信するよう前記第2の転送手段によって転送されるデータパケットの転送を制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記応答信号の内容とは、転送されたデータパケットが正常に受信されたことを示すものであり、前記制御手段は、前記受信手段が前記第1の転送手段によって前記一度に転送された前記所定数のデータパケットの一つについて正常に受信されたことを受信すると、前記所定数のデータパケットの次に転送順序が割り当てられたデータパケットを転送するよう前記第2の転送手段によって転送されるデータパケットの転送を制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記応答信号の内容とは、転送されたデータパケットが正常に受信されなかったことを示すものであり、前記制御手段は、前記受信手段が前記第1の転送手段によって前記一度に転送された前記所定数のデータパケットの一つについて正常に受信されなかったことを受信すると、前記第1の転送手段によって一度に転送された前記所定数のデータパケットに対応する残りの応答信号が受信されるまで前記第2の転送手段によるデータパケットの転送を停止するとともに、前記受信手段が前記第1の転送手段によって前記一度に転送された前記所定数のデータパケットに対応する残りの応答信号を受信すると、前記転送された前記所定数のデータパケットを再転送するよう前記第1の転送手段に戻って、前記複数のデータパケットの転送を制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、転送順序が割り当てられた複数のデータパケットを転送先の装置から送信される応答信号を受信する毎に順次転送するデータパケット転送方法であって、前記複数のデータパケットの最初の転送または転送再開時に、前記複数のデータパケットのうち転送順序に従った所定数のデータパケットを一度に転送する第1の転送ステップと、前記第1の転送ステップによって転送された前記所定数のデータパケットの次以降に転送される転送順序のデータパケットを、前記所定数のデータパケットの数よりも少ない数のデータパケット単位で順次転送する第2の転送ステップと、この第1の転送ステップにて一度に転送された前記所定数のデータパケットの一つに対応する応答信号を受信する受信ステップと、この受信ステップにて応答信号を受信すると、この応答信号の内容に応じて、前記第1の転送ステップ及び前記第2の転送ステップによって転送されるデータパケットの転送を制御する制御ステップとからなることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、転送順序が割り当てられた複数のデータパケットを転送先の装置から送信される応答信号を受信する毎に順次転送するコンピュータを、前記複数のデータパケットの最初の転送または転送再開時に、前記複数のデータパケットのうち転送順序に従った所定数のデータパケットを一度に転送する第1の転送手段、前記第1の転送手段によって転送された前記所定数のデータパケットの次以降に転送される転送順序のデータパケットを、前記所定数のデータパケットの数よりも少ない数のデータパケット単位で順次転送する第2の転送手段、この第1の転送手段によって一度に転送された前記所定数のデータパケットの一つに対応する応答信号を受信する受信手段、この受信手段によって応答信号を受信すると、この応答信号の内容に応じて、前記第1の転送手段及び前記第2の転送手段によって転送されるデータパケットの転送を制御する制御手段として機能させることを特徴とする。
請求項1、及びに記載の発明によれば、
ータパケットへの分割、もしくは結合・復元処理にかかる負担を考慮した転送を行うことができる。
次に、図を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1に、本発明を適用したデータ転送システム1の概要構成を示す。データ転送システム1はPC2及び端末12が伝送路20により接続されて構成される。PC2は、データ転送装置として適用されるものであり、民生用のワークステーションを適用することもできる。
PC2には、制御部3、記憶部4、XMODEM通信部5及び入出力バッファ6が設けられる。制御部3はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等から構成され、プログラムに従いPC2の全体制御を行うものである。また、PC2〜端末12間で行われるデータ転送を行う際にデータ転送の制御を行う。なお、制御部3とは独立してデータ転送制御ICを設ける構成とすることもできる。
記憶部4は、ハードディスク等から構成され、PC2で使用するオペレーションプログラム、各種のアプリケーションプログラム及び端末12に転送する各種のデータ等を記憶する。XMODEM通信部5は、端末12に転送するデータの供給を受け、所定のデータサイズ(例えば、128バイト)に分割してデータパケットを生成する。その後、XMODEM通信部5は、生成したデータパケットを入出力バッファ6に送信し伝送路20を介して端末12にデータを出力する。具体的なデータパケットの転送手順については後述する。
入出力バッファ6は、PC2〜端末12間のデータ処理速度の効率化を図るために、転送データを一時的に記憶し、PC2及び端末12のデータ処理速度に合わせて適宜データの入出力を行うものである。
端末12は、データ受信機として適用されるものであり、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistance)、デジタルカメラ、ポータブルミュージックプレーヤ、ゲーム機等の携帯端末機やプリンタ、スキャナ及び外部からのデータ入力手段(外部端子)を備える電子機器等を適用することができる。
端末12は、入出力バッファ16、XMODEM通信部15、記憶部14及び端末用制御部13が設けられる。
入出力バッファ16は、入出力バッファ6と同様に、伝送路20と接続され、PC2及び端末12のデータ処理速度に合わせて適宜データの入出力を行うものである。
XMODEM通信部15は、入出力バッファ16からデータの供給を受け、ノイズ等によりデータが損傷しているか否か即ちデータが正常に受信されたか否かを検出する。正常に受信されている場合は肯定応答としてACKを、正常に受信されていない場合は否定応答としてNAKをPC2に送信する。
端末用制御部13は、端末12及びXMODEM通信部15の制御を行うものである。受信したデータパケットの受信処理及びこのデータパケットの受信状態を示す応答返信(ACK、NAK等)の出力指示を行う。
記憶部14は、ハードディスク、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrical Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の随時読み書き可能な不揮発メモリから構成される記憶媒体である。XMODEM通信部15から送信されたデータを記憶し、端末12の仕様にあわせてデータの読出し及び書き込みが行われる。
伝送路20は、PC2〜端末12間の信号伝送を行う通信ケーブルである。本実施の形態では、USBやIEEE1394等のシリアルインターフェースを適用する。
次に、PC2〜端末12間のデータ転送手順を示す。データ転送手順は、PC2からのデータパケットの送信に対しACKを応答返信する場合(通常転送処理)と、NAKを応答返信する場合(再転送処理)とに分けて説明する。
〔通常転送処理〕
図2に、PC2〜端末12間で行われる通常転送処理の流れを模式的に示す。なお、以下の説明において、送信されるデータパケットの送信順序はnを基調として示すものとし、1つ目に送信されるデータパケットをn、2つ目に送信されるデータパケットをn+1、3つ目に送信されるデータパケットをn+2と表す。また、これに従い端末12から送信される応答返信であるACK等も、データパケットに対するACKをACK()、データパケット+1に対するACKをACK(+1)として説明するものとする。
また、制御部3はXMODEM通信部5及び16を通じて、既にデータリンクを確立しているものとする。
先ず、制御部3は転送するデータをXMODEM通信部5に送信する。XMODEM通信部5は、制御部3から送信される指示信号に基づいて転送するデータを所定のデータサイズ(例えば、128バイト)に分割し、このデータサイズ毎に分割されたデータ毎に伝送制御キャラクタを付加してデータパケットを生成する。
T0のタイミングにおいて、制御部3は指示信号を送信し、XMODEM通信部5から所定数「i(本実施の形態では2パケット)」のデータパケットを入出力バッファ6に送信する。即ち、1つ目のデータパケットであるnパケットと2つ目のパケットデータであるn+1パケットのデータパケットとを入出力バッファ6に送信する(ステップS101)。
nパケット及びn+1パケットは伝送路20を介して端末12側の入出力バッファ16に出力されXMODEM通信部15に供給される。
XMODEM通信部15は、受信処理を行う(ステップS201)。受信処理とは、先ず、nパケットに含まれるchecksumを参照し、受信データを正常に受信したかの判断を行う。その後、データを正常に受信した旨を示す肯定応答であるACK(n)を入出力バッファ16に送信する(ステップS202)。
T1において、入出力バッファ16から入出力バッファ6にACK(n)を出力し、XMODEM通信部5に応答返信が行われる。
更に、このT1のオーバーヘッド時間に、XMODEM通信部15はn+1パケットの受信処理を行う(ステップS203)。その後、ACK(n+1)を入出力バッファ16に送信する(ステップS204)。
T2において、XMODEM通信部5は、ACK(n)を受信する(ステップS102)。このACK(n)の受信に基づいて、3つ目のデータパケットであるn+2パケットを入出力バッファ6に送信する(ステップS103)。より詳細には、ACK(n)の返信順であるnに、データ転送処理の開始時に転送した所定数のデータパケットの数「i=(本実施の形態では)2」を加算することにより得られる値「n+2」の転送順に割り当てられたデータパケットを抽出し入出力バッファ6に送信する。
ステップS103で入出力バッファ6に送信された+2パケットは、入出力バッファ16に出力される。
その後、端末用制御部13は、XMODEM通信部15に+2パケットを送信し、受信処理を行う(ステップS205)。その後、+2パケットの応答信号であるACK(n+2)を入出力バッファ16に送信する。
一方、ステップS103で入出力バッファ6に送信された+2パケットが入出力バッファ16に出力されるオーバーヘッド時間と同時あるいは重複して、入出力バッファ16から入出力バッファ6に、n+1パケットの応答信号であるACK(n+1)が出力される。
T3において、制御部3は、入出力バッファ6からXMODEM通信部5にACK(n+1)を受信する(ステップS104)。このACK(n+1)の受信に基づいて、n+3パケットを入出力バッファ6に送信する(即ち、(n+1)+2=(n+3))(ステップS105)。
制御部3は、ステップS105で入出力バッファ6に送信したn+3パケットを入出力バッファ16に出力する。次いで、端末用制御部13は、XMODEM通信部15にn+3パケットを受信し、受信処理を行う(ステップS207)。その後、n+3パケットの応答信号であるACK(n+3)を入出力バッファ16に送信する(ステップS208)。
更に、このT3のステップS105〜ステップS207のオーバーヘッド時間と同時あるいは重複して、ステップS206で入出力バッファ16に送信されたn+2パケットの応答信号であるACK(+2)が入出力バッファ6に出力される。
T4において、制御部3は、入出力バッファ6からXMODEM通信部5にACK(n+2)を受信する(ステップS106)。このACK(n+2)の受信に基づいて、n最終パケットを入出力バッファ6に送信する(ステップS107)。
制御部3は、ステップS107で入出力バッファ6に送信したn最終パケットを入出力バッファ16に出力する。次いで、端末用制御部13はXMODEM通信部15にn最終パケットを送信し、受信処理を行う(ステップS209)。その後、n最終パケットの応答信号であるACK(n最終)を入出力バッファ16に出力する(ステップS209)。
更に、このT4のタイミングにおいて、入出力バッファ6に送信したn最終パケットが入出力バッファ16に出力されるオーバーヘッド時間と同時あるいは重複して、入出力バッファ16から入出力バッファ6に、ACK(n+3)を出力する。
T5において、制御部3は、ACK(n+3)を受信する(ステップS108)。
端末用制御部13は、ステップS210で入出力バッファ16に送信したACK(n最終)を入出力バッファ6に送信する。
その後、T6において、制御部3は、ACK(n最終)を入出力バッファ6からXMODEM通信部5に受信し(ステップS109)、通常転送処理を終了する。
このように、T2のタイミング以降は、データパケットを出力するオーバーヘッド時間と、応答返信(ACK)を出力するオーバーヘッド時間とが同一タイミング内で送受信することができる。従って、従来応答返信(ACK)を受信するまで要していた待機時間を著しく短縮し、データ転送の高速化を図ることができる。更に、送出するデータパケットの2つ前の応答返信(ACK)に基づいて順次データパケットを送出するため、個々のデータパケットの送受信に対する信頼性を損なうことなくデータ転送を行うことができる。
次に、受信したデータパケットに対し、XMODEM通信部15で正確にデータを受信しない場合、即ち応答返信としてNAKを返信する場合の処理(再転送処理)について説明する。図3に、PC2〜端末12間の再転送処理の流れを示す。なお、図3は、データパケットを正常に送受信している途中の状態を示している。また、各データパケットはnを基調とし、n+1パケットはnパケットの次のデータパケットを示し、n‐1パケットはnパケットの1つ前のデータパケットを示す。
T10において、XMODEM通信部5は、n‐2パケットの応答返信であるACK(n‐2)を受信する(ステップS301)。このACK(n‐2)の受信に基づいて、nパケットを入出力バッファに送信する(ステップS302)。
その後、nパケットは、入出力バッファ6から入出力バッファ16に出力される。
その後、端末用制御部13は、入出力バッファ16に出力されたnパケットをXMODEM通信部15に受信し、受信処理を行う(ステップS401)。このステップS401の受信処理でデータが正常に受信されていないことを検出すると、XMODEM通信部15はNAKを入出力バッファ16に送信する(ステップS402)。
T11において、制御部3はXMODEM通信部5にACK(n‐1)を受信する(ステップS303)。このACK(n‐1)の受信に基づいて、制御部3はn+1パケットをXMODEM通信部5から入出力バッファ6に送信する(ステップS304)。
その後、n+1パケットは、入出力バッファ6から入出力バッファ16に出力される。
端末用制御部13は、入出力バッファ16からXMODEM通信部15にn+1パケットを受信すると、従前の応答返信処理(ステップ:S402)が否定応答を送信しているため、NAK(n+1)を入出力バッファ16に送信する(ステップS403)。
T12において、制御部3は、入出力バッファ6からXMODEM通信部5にNAK(n)を受信する(ステップS305)。XMODEM通信部5は、NAKを受信する場合には、データパケットの送信を行わずに、次のデータパケット(つまり、n+1パケット)のNAK(NAK(n+1))を受信するまでデータパケットの送信を一時停止する(ステップ:S306)。
T13において、XMODEM通信部5がNAK(n+1)を受信すると(ステップ:S307)、先にNAKが返信されたnパケットと次にNAKが返信されたn+1パケットとの2つのデータパケットを入出力バッファ6に送信する(ステップ:S308)。より詳細には、所定数「i(本実施例では2パケット)」に基づいて、最初にNAKを返信されたnパケット及びn+1パケットという2つのデータパケットを入出力バッファ6に送信する(ステップS308)。
その後、nパケット及びn+1パケットは入出力バッファ16に出力される。
端末用制御部13は入出力バッファ16からXMODEM通信部にnパケットを受信し、再受信処理を行う(ステップS404)。その後、ACK(n+1)を入出力バッファ16に送信する(ステップ:S405)。
T14において、端末用制御部13は、XMODEM通信部15でn+1パケットの受信処理を行い(ステップ:S406)、ACK(n+1)を入出力バッファ16に送信する(ステップ:S407)。
T15からは、通常転送処理の状態に復帰する。即ち、XMODEM通信部5がACK(n)を受信し(ステップ:S309)、n+2パケットを入出力バッファ6に送信する(ステップ:S310)。
その後、n+2パケットが入出力バッファ16に出力され、端末用制御部13がXMODEM通信部15で+2パケットの受信処理を行い(ステップ:S408)、ACK(n+2)を入出力バッファ16に送信する(ステップ:S409)。
n+2パケットのオーバーヘッド時間及びXMODEM通信部15のS408及びS409における各種処理の時間のバックグラウンドでACK(n+1)のオーバーヘッドが行われる。
このように、PC側が応答返信としてNAKを受信する場合には、新たにデータパケットを送信せずに次のNAKを受信待機し、その後次のNAKを受信したときに、所定数「i(本実施の形態では2パケット)に基づいて、先に受信したNAKに対応するデータパケット及び次のデータパケットを再送信することで、通常転送処理に復帰することができる。従って、各データパケット転送の信頼性を損なうことなく従来に比して著しく高速なデータ転送を実現することができる。
以上、本発明を適用したデータ転送システムによれば、送信するデータパケットのオーバーヘッド時間及びこのデータパケットの端末側での処理時間を利用して、1つ前に送信したデータパケットの応答返信(ACK等)に要するオーバーヘッドが同時並行的に行われる。従って、従来送信側〜受信側間のオーバーヘッド時間は、PC2側から端末12側あるいは端末12側からPC2側の何れか一方にのみ要されていたが、同一タイミング内に両方向の通信を行うことで全体としてのデータ転送時間を著しく短縮することができ、データパケットの転送がより高速になるという効果がある。
更に、データパケットの送信のタイミングは、2つ前に送信した応答返信(ACK又はNAK)に基づいて行われるため、各データパケット転送の信頼性を損なうことがないという効果がある。
以上本発明を適用したデータ転送システムについて説明したが、本発明は上記種々の例に限定されるものではない。特に、2つ前の応答返信に基づいて新たなデータパケットを送信する構成としているが、送信側及び受信側の処理能力に合わせて更に前の応答返信(例えば、3つ前あるいは4つ前の応答返信)に基づいて新たなデータパケットを送信する構成としても、本発明の効果を十分に発揮することができる。
本発明を実施するための最良の形態における、データ転送システムの構成例を示したブロック図である。 図1に示したデータ転送システムの通常転送処理におけるデータパケットの流れ及び送信側(PC)と受信側(端末)との処理手順の例を示したフロー図である。 図1に示したデータ転送システムの再転送処理におけるデータパケットの流れ及び送信側(PC)と受信側(端末)との処理手順の例を示したフロー図である。 従来例であるXMODEM通信形式のデータパケットの流れを示したフロー図である。
符号の説明
1 データ転送システム
2 PC
3 制御部
4、14 記憶部
5、15 XMODEM通信部
6、16 入出力バッファ
12 端末
13 端末用制御部
20 伝送路

Claims (6)

  1. 転送順序が割り当てられた複数のデータパケットを転送先の装置から送信される応答信号を受信する毎に順次転送する転送装置において、
    前記複数のデータパケットの最初の転送または転送再開時に、前記複数のデータパケットのうち転送順序に従った所定数のデータパケットを一度に転送する第1の転送手段と、
    前記第1の転送手段によって転送された前記所定数のデータパケットの次以降に転送される転送順序のデータパケットを、前記所定数のデータパケットの数よりも少ない数のデータパケット単位で順次転送する第2の転送手段と、
    この第1の転送手段によって一度に転送された前記所定数のデータパケットの一つに対応する応答信号を受信する受信手段と、
    この受信手段によって応答信号を受信すると、この応答信号の内容に応じて、前記第1の転送手段及び前記第2の転送手段によって転送されるデータパケットの転送を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とするデータパケット転送装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記第1の転送手段によって前記一度に転送された前記所定数のデータパケットの少なくとも一つに対応する応答信号を受信する前に、前記一度に転送された前記所定数のデータパケットの次に転送される転送順序のデータパケットを送信するよう前記第2の転送手段によって転送されるデータパケットの転送を制御することを特徴とする請求項1に記載のデータパケット転送装置。
  3. 前記応答信号の内容とは、転送されたデータパケットが正常に受信されたことを示すものであり、
    前記制御手段は、前記受信手段が前記第1の転送手段によって前記一度に転送された前記所定数のデータパケットの一つについて正常に受信されたことを受信すると、前記所定数のデータパケットの次に転送順序が割り当てられたデータパケットを転送するよう前記第2の転送手段によって転送されるデータパケットの転送を制御することを特徴とする請求項1に記載のデータパケット転送装置。
  4. 前記応答信号の内容とは、転送されたデータパケットが正常に受信されなかったことを示すものであり、
    前記制御手段は、前記受信手段が前記第1の転送手段によって前記一度に転送された前記所定数のデータパケットの一つについて正常に受信されなかったことを受信すると、前記第1の転送手段によって一度に転送された前記所定数のデータパケットに対応する残りの応答信号が受信されるまで前記第2の転送手段によるデータパケットの転送を停止するとともに、前記受信手段が前記第1の転送手段によって前記一度に転送された前記所定数のデータパケットに対応する残りの応答信号を受信すると、前記転送された前記所定数のデータパケットを再転送するよう前記第1の転送手段に戻って、前記複数のデータパケットの転送を制御することを特徴とする請求項1に記載のデータパケット転送装置。
  5. 転送順序が割り当てられた複数のデータパケットを転送先の装置から送信される応答信号を受信する毎に順次転送するデータパケット転送方法であって、
    前記複数のデータパケットの最初の転送または転送再開時に、前記複数のデータパケットのうち転送順序に従った所定数のデータパケットを一度に転送する第1の転送ステップと、
    前記第1の転送ステップによって転送された前記所定数のデータパケットの次以降に転送される転送順序のデータパケットを、前記所定数のデータパケットの数よりも少ない数のデータパケット単位で順次転送する第2の転送ステップと、
    この第1の転送ステップにて一度に転送された前記所定数のデータパケットの一つに対応する応答信号を受信する受信ステップと、
    この受信ステップにて応答信号を受信すると、この応答信号の内容に応じて、前記第1の転送ステップ及び前記第2の転送ステップによって転送されるデータパケットの転送を制御する制御ステップと、
    からなることを特徴とするデータパケット転送方法。
  6. 転送順序が割り当てられた複数のデータパケットを転送先の装置から送信される応答信号を受信する毎に順次転送するコンピュータを、
    前記複数のデータパケットの最初の転送または転送再開時に、前記複数のデータパケットのうち転送順序に従った所定数のデータパケットを一度に転送する第1の転送手段、
    前記第1の転送手段によって転送された前記所定数のデータパケットの次以降に転送される転送順序のデータパケットを、前記所定数のデータパケットの数よりも少ない数のデータパケット単位で順次転送する第2の転送手段、
    この第1の転送手段によって一度に転送された前記所定数のデータパケットの一つに対応する応答信号を受信する受信手段、
    この受信手段によって応答信号を受信すると、この応答信号の内容に応じて、前記第1の転送手段及び前記第2の転送手段によって転送されるデータパケットの転送を制御する制御手段、
    として機能させるデータパケット転送プログラム。
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