JP2005074911A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信専用に大容量の記憶手段を用意することなく、多量のデータの受信に対処する。
【解決手段】通常モードでは、ネットワークを介して到来したデータは、通信専用バッファ34に一時的に格納された後に、メインメモリ24にDMA転送されて処理される。省電力モードでは、ネットワークを介して到来したデータは、通信専用バッファ34、画像処理用バッファ42A,42Bに格納されて、後に省電力モードから通常モードに移行した時に、メインメモリ24にDMA転送されて処理される。省電力モード時のデータ格納先として、通信以外の用途に設けられた画像処理用バッファ42A,42Bを利用することにより、十分な記憶容量が確保される。
【選択図】図2

Description

本発明は、動作状態として通常モードと省電力モードを有し、省電力モード時には、到来したデータを通常モード移行後に処理するために所定の記憶手段に一時的に格納する画像処理装置に関する。
近年、コンピュータの普及に伴い、プリンタ等のデータ処理装置をネットワークを介して共有するケースが増えている。このようなネットワークを介して多数のパーソナルコンピュータ(以下、PCという)に接続されたデータ処理装置においては、PCからデータが事前に設定された時間受信されないときに、データ処理装置の一部、例えばプリンタの場合であれば定着部やCPUなどの消費電力の大きい部分への電源供給を停止する、いわゆる省電力モードによる制御を行っている。
このようなデータ処理装置の一例が、特開2000−318265号公報に示されている。この文献に記載されるデータ処理装置は、ファクシミリ機能、プリンタ機能などの複数の機能を有するデジタル複合機であり、省電力モード中にファクシミリ機能が受信したデータをメモリに保持し、後にプリンタ機能がデータを受信したときに一括して印刷出力を行う。これにより、通常モードの時間を短くしている。
特開2000−318265号公報
図5に示すプリンタ装置20では、プリンタ装置20が省電力モードの時、メインCPU(Central Processing Unit)22、メインメモリ24、バスブリッジ26、プリンタ出力エンジン50には電力が供給されず、通信制御部30にのみ電力が供給される。このとき、通信制御部30はネットワークを介してデータを受信すると、通信専用バッファ34に一時的に受信データを蓄積するが、バスブリッジ等の構成に給電されていないため、すぐには受信データをメインメモリ24にDMA(Direct Memory Access)転送することができない。この状態で、さらにデータが送られてくると、通信専用バッファ34の残り記憶容量がなくなり、データを通信専用バッファ34に蓄積することができず、通信制御部30は受信データを破棄してしまう。このため従来のプリンタ装置20では、到来したデータを確実に受信するために、記憶容量の大きな通信専用バッファ34を設ける必要があった。
この問題は、通信制御部30がデータを受信すると、直ちにメインCPU22に通知して省電力モードから通常モードに移行するように設定したとしても生じうる。すなわち、メインCPU22がメモリ管理モジュール、データバスなどの周辺装置のエラーやメインCPU22へのコマンドエラーに対してエラーリカバリ処理を行う場合には、省電力モードから通常モードに移行するまでに長時間を要し、通信専用バッファ34に蓄積しきれず、受信データを破棄することが発生しうる。また、DMA転送のスピードよりもネットワークからのデータ受信が速い場合にも、同様に、受信データを破棄することが発生しうる。
なお、プリンタ装置を例として問題が発生する状況を説明したが、ファクシミリ装置、又はプリンタ機能、ファクシミリ機能などの複数の機能を併せもつデジタル複合機などの他の画像処理装置でも同様な問題は発生し得る。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、通信専用に大容量の記憶手段を用意することなく、多量のデータの受信に対処することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像処理装置は、外部から到来したデータを直ちに処理する通常モードと、外部から到来したデータを通常モード移行後に処理するために所定の記憶手段に格納する省電力モードと、を動作状態として有する画像処理装置において、省電力モード時の記憶手段として、外部との通信以外の用途に設けられた記憶手段を利用するものである。これにより、他の用途に設けられた記憶手段を利用して、省電力モード時に到来したデータを格納するために、より大きな記憶容量を確保することができる。
外部との通信以外の用途に設けられた記憶手段としては、記憶容量の大きな画像処理用バッファを用いることが好ましい。画像処理用バッファとしては、例えばページ記述言語形式で送られてきた画像データをビットマップ形式に変換するためのバッファや、画像データを拡大又は縮小するためのバッファ、又は画像データを回転するためのバッファなどである。また、画像処理用バッファ以外に、メインメモリやユーザインターフェースのために設けられたバッファなど他の記憶手段を用いてもよい。
また、外部との通信以外の用途に設けられた記憶手段は、モード移行時にこの記憶手段からデータが転送されるまでは、通信以外の用途に使用されない記憶手段であることが好ましい。このような記憶手段であれば、省電力モード時に蓄積されたデータが、記憶手段の本来の用途による処理を妨げることがないためである。このような記憶手段としては、
例えば、多数のパケットとして外部から到来したデータが結合処理された後に、該データの転送をうけて使用が開始される記憶手段である。より具体的には、圧縮データのパケットが結合処理されてから、圧縮データの転送をうけて伸長処理を開始する圧縮データ伸長処理用バッファや、一枚の画像データのパケットが結合処理されてから、画像データの転送をうけて、レンダリング、拡大/縮小、回転などの処理を開始する画像処理用バッファなどである。
また、本発明に係る画像処理装置において、省電力モード時の記憶手段が、外部との通信以外の用途に設けられた記憶手段を含んで複数設けられている場合には、これら複数の記憶手段から、データを格納する記憶手段を選択する格納先選択手段を備えることが好ましい。これにより、データを格納するのに好適な記憶手段を選択することができる。ここで、格納先選択手段による選択の条件は、例えば、記憶手段の残り記憶容量や不具合の有無などの記憶手段自体の状態である。また、別の選択の条件は、画像処理装置の動作状態である。通常モード、省電力モードなどの各動作状態に応じて記憶手段を選択してもよいし、モード移行後の動作状態を予測して記憶手段を選択してもよい。なお、モード移行後の動作状態は、外部から到来したデータに基づいて判断すればよい。
また、画像処理装置に、省電力モード時に到来したデータの良否を判定し、不良と判定されたデータを破棄するデータ破棄手段を設ければ、格納するデータを少なくすることができ好ましい。
また、本発明は、外部から到来したデータを直ちに処理する通常モードと、外部から到来したデータを通常モード移行後に処理するために所定の記憶手段に格納する省電力モードと、を動作状態として有する画像処理装置のデータ格納方法であって、省電力モード時に、外部から到来したデータの格納先を、通信専用に設けられた記憶手段から通信以外の用途に設けられた記憶手段に切り替える格納先切り替えステップと、外部から到来したデータを、通信以外の用途に設けられた記憶手段に格納するデータ格納ステップと、を含む方法である。
また、本発明は、外部から到来したデータを直ちに処理する通常モードと、外部から到来したデータを通常モード移行後に処理するために所定の記憶手段に格納する省電力モードと、を動作状態として有する画像処理装置のデータ格納プログラムであって、省電力モード時に、外部から到来したデータの格納先を、通信専用に設けられた記憶手段から通信以外の用途に設けられた記憶手段に切り替える格納先切り替え工程と、外部から到来したデータを、通信以外の用途に設けられた記憶手段に格納するデータ格納工程と、を実行させるためのプログラムである。
以下に、図面を参照して、本発明の実施形態に係る画像処理装置を説明する。 なお、本実施形態では、画像処理装置をプリンタ装置とした一例を説明するが、画像処理装置は他の装置でもよく、これに限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係るプリンタ装置20を含むデータ処理システムの構成を示す概略図である。このデータ処理システムでは、ネットワーク12に複数のPC10A,10B,10Cと一台のプリンタ装置20が接続されており、各PC10A,10B,10Cからプリンタ装置20にプリントデータや動作指令が送信される。これらのデータを送信するに際して、各PC10A,10B,10Cはデータを複数のパケットに分割して送信し、プリンタ装置20は分割されたパケットを結合処理して元のデータを復元する。なお、本実施形態では各装置がネットワーク接続されているが、例えば電話回線などの他のデータ伝送方法により接続されたシステムについても本発明は適用可能である。
図2は、プリンタ装置20の内部構成を示す概略図である。図2に示される構成は、1または複数枚の回路基板を含んで構成され、互いにバス(例えばPCIバス)46により接続される。プリンタ装置20は、装置全体の動作を制御するための構成として、メインCPU22と、メインCPU22のワークスペースとなるメインメモリ24と、を備えている。また、PCIバス46とCPUバス28との間にはバスブリッジ26が配置されている。
また、プリンタ装置20は、PC10からプリントデータや動作指令を受信するための構成として、通信制御部30を備えている。この通信制御部30は、ネットワークとのデータの送受信を制御するデータ送受信処理部32と、ネットワークを介して到来したデータを一時的に格納する通信専用バッファ34と、この通信専用バッファ34に格納されたデータをメインメモリ24に転送するDMAコントローラ36と、ネットワークを介して到来したデータの格納先を選択するデータ格納先切替処理部38と、到来したデータがエラーであるか否かを判定するエラー判定処理部39と、を主要な構成としている。なお、データ送受信処理部32、データ格納先切替処理部38、エラー判定処理部39などは、処理装置(Processing Unit)にプログラムを実行させてその機能を実現することできるが、専用のアナログ回路で実現してもよい。
また、プリンタ装置20は、メインメモリ24に格納されたプリントデータを受け取って処理する画像処理部40と、2つの画像処理用バッファ42A,42Bを備えている。画像処理用バッファ42Aは、ネットワークを介してページ記述言語形式で送られてきたプリントデータを、ビットマップ形式のプリントデータに変換するレンダリング処理を行うために設けられている。画像処理用バッファ42Bは、他の画像処理のために設けられている。また、データ格納先切替処理部38と2つの画像処理用バッファ42A,42Bの間はそれぞれ専用線43A,43Bで結ばれており、その途中には、指令に応じて、各画像処理用バッファ42A,42Bの接続先を画像処理部40またはデータ格納先切替処理部38のいずれか一方に切り替えるセレクタ41A,41Bがそれぞれ配置されている。プリンタ出力エンジン50は、印刷用紙に画像をプリント処理する機構を備え、画像処理部40にて変換されたプリントデータにもとづいてプリント処理を行う。
上述した構成のプリンタ装置20は、主に、通常モードと省電力モードの二つの動作状態を持つ。通常モードとは、プリント処理を行うために準備された動作状態である。この通常モードでは、各構成に電力が供給され、動作指令に応じてすぐにプリント処理を行える状態となっている。すなわち、ネットワークを介してパケット分割されたプリントデータが到来すると、そのパケットを一時的に通信専用バッファ34に格納し、直ちに通信専用バッファ34からメインメモリ24にDMA転送する。その後、メインメモリ24に全てのパケットが転送されるとこれらを結合処理して画像処理部40に転送する。これを受けて、画像処理部40はプリントデータのデータ形式を変換し、また必要であれば他の画像処理を行ってから、プリンタ出力エンジン50にプリントデータを送る。プリンタ出力エンジン50はプリント処理を行う。この通常モードでは、直ちにプリント処理を行えるものの、各構成が動作しないときにも電力が消費されるため、省電力の観点からは好ましくない。
また、省電力モードとは、電力の消費を抑制した動作状態であり、その制御としては様々なものがある。例えば、メインCPU22、バスブリッジ26への電力供給やクロック供給を停止してスリープモードとしたり、メインメモリ24を自ら周期的に蓄積データを読出し・再書込みするセルフリフレッシュモードとする。また、プリンタ出力エンジン50の定着部やモータなどへの給電を中止又は抑制することも行われる。本実施形態の省電力モードでは、省電力用の制御により少なくとも通信専用バッファ34からメインメモリ24にデータをDMA転送できない状態となっており、ネットワークを介してプリントデータが到来すると通信専用バッファ34及び画像処理用バッファ42A,42Bにデータを蓄積する。そして、後に省電力モードから通常モードに移行したときにデータをメインメモリ24にDMA転送して、プリント処理を行う。
プリンタ装置20は、通常モードにおいて、ネットワークを介してプリントデータが予め設定された所定時間以上到来しないときには、通常モードから省電力モードに移行して消費電力を少なくする。一方、省電力モードにおいて、ネットワークを介してプリントデータが到来すると、省電力モードから通常モードに移行してプリント処理を行う。なお、プリンタ装置20は、ユーザによる解除ボタンの押下などを契機として、省電力モードから通常モードに移行することもある。
また、プリンタ装置20は、別の動作状態として、状態確認モードを持つ。状態確認モードとは、プリンタ装置20の状態を問い合わせる状態確認信号がPC10から到来した場合に、これに応答するための動作状態である。省電力モードにおいて、PC10から状態確認信号が到来し、通信制御部30がこれを受信すると、通信制御部30は状態確認信号の到来があった旨をメインCPU22に通知する。これにより、メインCPU22,メインメモリ24,バスブリッジ26が起動され、メインCPU22はプリンタ装置20の状態を確認し、その情報を含む回答信号をPC10に返信する。なお、状態確認モードでは、定着部やモータなどへは給電されないため、消費電力は比較的少ない。
次に、図3及び図4のフローチャートを参照して、プリンタ装置20が行う処理を説明する。図3は、プリンタ装置20が、省電力モードにあるとき、ネットワークを介して到来したデータを格納する処理を示すフローチャートである。
プリンタ装置20は、予め設定された所定時間を超えてパケットが到来しないときには、通常モードから省電力モードに移行する(S301)。このとき、セレクタ41A,41Bの接続先を画像処理部40からデータ格納先切替処理部38に変更する。その後、プリンタ装置20は、パケットの到来を待機する(S302)。通信制御部30がパケットを受信すると、エラー判定処理部39はパケットに含まれる誤り検出用符号(例えば、CRC:Cyclic Redundancy Check)に基づき到来したデータがエラーであるか否かを判定する。そして、エラーである場合にはパケットを破棄し、一方、エラーでない場合には、パケットの格納先が通信専用バッファ34、画像処理用バッファ42A,42Bのいずれに設定されているかを確認して(S303)、設定された格納先にパケットを格納する(S304,S305,S306)。
本実施形態の特徴的事項は、省電力モードにおいてパケットを格納するために通信以外の用途に設けられた記憶手段を利用することである。これにより、通信専用バッファ34の記憶容量を大きくすることなく、必要な記憶容量を確保することができ、記憶容量の不足によるパケットの破棄を防止することができる。特に、プリンタ装置20などの画像処理装置では、ネットワークを介してデータ量の大きな画像データが到来するため、これを格納するには大容量のバッファが必要となる。ここで、通信専用バッファ34を大容量化することは、コスト面から好ましくない。一方、省電力モード時には、プリンタ装置の通信以外の機能はほぼ停止するため、これらの機能のためのバッファは使用されない。本発明は、これに着目したものであり、通信以外の用途に設けられた記憶手段の利用を図って、大容量の通信専用バッファ34を設けることなく、多量のデータの到来に対処している。
通信以外の用途に設けられた記憶手段としては、本実施形態のように、記憶容量が大きな画像処理用バッファ42A,42Bを用いることが好ましい。また、通信制御部30と画像処理用バッファ42A,42Bを結ぶ専用線43A,43Bを設けたため、アクセスできるまでの時間が短く好ましい。但し、利用可能な記憶手段はこれに限られるものでなく、他の記憶手段を利用してもよい。
また、レンダリング処理を行うための画像処理用バッファ42Aを利用するのは、動作タイミングの観点から特に好適である。これについて説明する。省電力モードから通常モードに移行して画像処理が開始されるときには、プリントデータのパケットは、通信専用バッファ34及び画像処理用バッファ42A,42Bからメインメモリ24にDMA転送され、メインCPU22によりパケットの結合処理が行われた後に、メインメモリ24から画像処理用バッファ42Aに転送される。このように、パケットの結合処理が行われるため、画像処理用バッファ42Aが本来の画像処理の用途に用いられるまでには十分な時間がある。この十分な時間を利用して、上述したように、省電力モード時に蓄積されたパケットが画像処理用バッファ42Aからメインメモリ24にDMA転送される。すなわち、画像処理用バッファ42AからDMA転送されるタイミングと、画像処理用バッファ42Aで画像処理が行われるタイミングは重複することがないため、スムーズに処理を行うことができる。
このような画像処理用バッファとしては、他に、画像の拡大/縮小処理に用いられるバッファ、画像の回転処理に用いられるバッファなどがある。また、画像処理用のバッファに限らず、圧縮された形式のデータを伸長するために用いられるバッファも同様な効果を奏する。一方、画像処理用バッファ42Bは、モード移行後にパケットが結合処理されずに転送されて来るため、格納先として選択できないこともある。画像処理用バッファ42Bは、モード移行後に行われる画像処理を把握して、画像処理用バッファ42Bが使用されないときを選んで、データ格納先として選択される。
ステップS304において通信専用バッファ34にパケットを格納した後には、通信専用バッファ34に十分な残り記憶容量があるか否かを判定する(S307)。ここで、残り記憶容量が十分である場合には、ステップS302に戻って次のパケットの到来を待機する。一方、残り記憶容量が十分でない場合には、後のステップS311又はステップS313にてパケットの格納先が切り替えられる。また、ステップS308においても同様に、画像処理用バッファ42Aに十分な残り記憶容量があるか否かが判定され、残り記憶容量が十分である場合にはステップS302に戻り、残り記憶容量が十分でない場合には、後のステップS313でパケットの格納先が切り替えられる。本実施形態では、上記のとおり、残り記憶容量を把握してパケットの格納先を選択するため、各バッファ34,42A,42Bの記憶領域を無駄なく利用することができる。なお、他の実施形態では、各バッファ34,42A,42Bの記憶容量に基づいて格納先を選択することとしたが、各バッファ34,42A,42Bの別の状態に基づいて格納先を選択してもよい。例えば、各バッファ34,42A,42Bの故障の有無を調べ、パケットの格納先を選択してもよい。なお、ステップS306で、画像処理用バッファ42Bにパケットが格納された後は、ステップS302に戻る。
ステップS310では、データ格納先切替処理部38が、既に受信されたパケットの情報から、省電力モードから移行した後の動作状態で画像処理用バッファ42Aが使用されるか否かを判定する(S310)。例えば、パケットが状態確認信号である場合には、省電力モードから状態確認モードに移行するため、モード移行後の動作状態において画像処理用バッファ42A,42Bは使用されない。よって、画像処理用バッファ42A,42Bは使用されないと判定できる。一方、パケットがプリントデータである場合には、省電力モードから通常モードに移行するため、モード移行後の動作状態において画像処理用バッファ42A,42Bは使用されると判定できる。また、パケットに含まれる情報をより詳細に分析することで、各バッファ42A,42Bの使用の有無を判定してもよい。例えば、既述したとおり、パケットの結合処理の有無を分析して、各バッファ42A,42Bの使用の有無を判定するなどである。
ステップS310で、通常モードに移行後に画像処理用バッファ42Aが使用されないと判定された場合には、パケットの格納先を画像処理用バッファ42Aに切り替える(S311)。一方、通常モードに移行後に画像処理用バッファ42Aが使用されると判定された場合には、ステップS312に進む。ステップS312では、画像処理用バッファ42Bについて、同様に、通常モードに移行後に使用されるか否かを判定する。ここで、通常モードに移行後に画像処理用バッファ42Bを使用しない場合にはパケットの格納先を画像処理用バッファ42Bに切り替え(S313)、使用する場合には格納先の切替処理は行わずにステップS302に戻る。
本実施形態では、上記のとおり、通常モードに移行後の動作状態を把握してパケットの格納先を選択するため、通常モードに移行後に不具合が生じるのを防止することができる。なお、本実施形態では、通常モードに移行後の動作状態に基づいて格納先を選択することとしたが、プリンタ装置20の現在の動作状態に基づいて格納先を選択してもよい。例えば、通常モードでは格納先として通信専用バッファ34を選択し、省電力モードでは画像処理用バッファ42A,42Bを選択するように設定してもよい。
本実施形態では、ステップS306で画像処理用バッファ42Bにパケットを格納した後や、ステップS312でモード移行後の動作状態で画像処理用バッファ42Bが使用されると判定された場合には、ステップS302に戻るように設定されている。他の実施形態では、これらの処理に代えて、オプションとして図示したステップS309、ステップS314の処理を行ってもよい。これらのオプションの処理は、従来文献(特開2000−318265号公報)のように、ネットワークを介してデータが到来した場合に、すぐにはモード移行を開始せずにデータの蓄積をつづけ、ユーザによる解除ボタンの押下などの他の契機によりモード移行するようにプリンタ装置20を設定した場合などに有効である。
ステップS309では、画像処理用バッファ42Bに十分な残り記憶容量があるか否かが判定され、残り記憶容量が十分であると判定された場合には、ステップS302にもどる。一方、残り記憶容量が十分でないと判定された場合には、ステップS314に進み、通信専用バッファ34及び画像処理用バッファ42A,42Bに格納されたデータをメインメモリ24に転送する。この処理によれば、各バッファ34,42A,42Bにデータを格納できなくなった場合にも、既に蓄積されたデータをメインメモリ24に転送することで、さらなるデータの到来に対処することができる。データを転送するにあたっては、データ格納先切替処理部38とメインメモリ24を結ぶ専用線を設けてもよいし、バスブリッジ26を一時的に起動してDMA転送してもよい。
次に、図4のフローチャートを参照して、プリンタ装置20が省電力モードから通常モードに移行するときの処理を説明する。
通信制御部30はプリントデータを受信すると、通常モードへの移行を促す信号をメインCPU22に通知する。メインCPU22は、これを受けてモードの移行を開始する(S401)。この処理では、まずメインCPU22、メインメモリ24、バスブリッジ26が起動され、定着部やモータに電力が供給される(S402)。次に、通信専用バッファ34のデータをメインメモリ24にDMA転送して、通信専用バッファ34を空の状態とし(S403)。さらに、画像処理用バッファ42A,42Bに格納されたデータを、通信専用バッファ34を経由してメインメモリ24にDMA転送する(S404)。次に、ネットワークを経由して到来したデータが、通信専用バッファ34に格納されるようにデータ格納先切替処理部38を設定する。また、画像処理部40と画像処理用バッファ42A,42Bが接続されるように、セレクタ41A,41Bを設定する。以上の処理により、通常モードへの移行が完了する(S405)。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、等価な範囲で様々な変形が可能である。
プリンタシステムの構成を示す概略図である。 プリンタ装置の内部構成を示す構成図である。 省電力モード時のデータ格納処理を示すフローチャートである。 通常モードに移行する時の処理を示すフローチャートである。 従来のプリンタ装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
10 PC、12 ネットワーク、20 プリンタ装置、22 メインCPU、24 メインメモリ、26 バスブリッジ、28 CPUバス、30 通信制御部、32 データ送受信処理部、34 通信専用バッファ、36 DMAコントローラ、38 データ格納先切替処理部、39 エラー判定処理部、40 画像処理部、41A,41B セレクタ、42A,42B 画像処理用バッファ、46 PCIバス、50 プリンタ出力エンジン。

Claims (14)

  1. 外部から到来したデータを直ちに処理する通常モードと、外部から到来したデータを通常モード移行後に処理するために所定の記憶手段に格納する省電力モードと、を動作状態として有する画像処理装置において、
    前記省電力モード時の記憶手段として、外部との通信以外の用途に設けられた記憶手段を利用することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記外部との通信以外の用途に設けられた記憶手段は、所定の画像処理を行うために設けられた画像処理用バッファであることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記外部との通信以外の用途に設けられた記憶手段は、メインメモリであることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記外部との通信以外の用途に設けられた記憶手段は、モード移行時にこの記憶手段からデータが転送されるまでは、前記通信以外の用途に使用されない記憶手段であることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記外部との通信以外の用途に設けられた記憶手段は、多数のパケットとして外部から到来したデータが結合処理された後に、該データの転送をうけて使用が開始される記憶手段であることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記省電力モード時にデータが格納される記憶手段は、前記外部との通信以外の用途に設けられた記憶手段を含んで、複数設けられており、
    これら複数の記憶手段から、外部から到来したデータが格納される記憶手段を選択する格納先選択手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置において、
    前記格納先選択手段は、前記複数の記憶手段の状態に基づいて、いずれかの記憶手段を選択することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置において、
    前記複数の記憶手段の状態は、残り記憶容量であることを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項6に記載の画像処理装置において、
    前記格納先選択手段は、画像処理装置の動作状態に基づいて、いずれかの記憶手段を選択することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項9に記載の画像処理装置において、
    前記画像処理装置の動作状態は、モード移行後の動作状態であることを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項10に記載の画像処理装置において、
    前記格納先選択手段は、前記モード移行後の動作状態を、外部から到来したデータに基づいて判断することを特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    省電力モード時に到来したデータの良否を判定し、不良と判定されたデータを破棄するデータ破棄手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  13. 外部から到来したデータを直ちに処理する通常モードと、外部から到来したデータを通常モード移行後に処理するために所定の記憶手段に格納する省電力モードと、を動作状態として有する画像処理装置のデータ格納方法であって、
    省電力モード時に、
    外部から到来したデータの格納先を、通信専用に設けられた記憶手段から通信以外の用途に設けられた記憶手段に切り替える格納先切り替えステップと、
    外部から到来したデータを、前記通信以外の用途に設けられた記憶手段に格納するデータ格納ステップと、
    を含むことを特徴とするデータ格納方法。
  14. 外部から到来したデータを直ちに処理する通常モードと、外部から到来したデータを通常モード移行後に処理するために所定の記憶手段に格納する省電力モードと、を動作状態として有する画像処理装置のデータ格納プログラムであって、
    省電力モード時に、
    外部から到来したデータの格納先を、通信専用に設けられた記憶手段から通信以外の用途に設けられた記憶手段に切り替える格納先切り替え工程と、
    外部から到来したデータを、前記通信以外の用途に設けられた記憶手段に格納するデータ格納工程と、
    を実行させるためのデータ格納プログラム。
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