JP4623219B2 - レンジフード - Google Patents
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Description
このような場合、整流板は油煙に晒されるため油が付着するが、レンジフードはキッチンの上方に位置するために清掃時に手が届きにくいという問題があった。また、整流板を取り外して清掃する際にも、ネジなどで固定されており取り外しが困難である、清掃後の取付が不十分で使用中に落下することがあるなどの問題が生じていた。
しかし、この場合、整流板の係止を解除し回動させることで、整流板の片方の面を清掃することが可能となるが、他方の面を清掃するためには整流板を完全に取り外す必要があるなどの問題があった。
このレンジフードによれば、前後双方に整流板を開放することが可能となり、整流板の清掃性、レンジフードのメンテナンス性が向上する。
このレンジフードによれば、整流板の前後端部をレンジフード本体に確実に係止保持しながら、簡単な操作で係止保持を解除し、整流板を前後双方に整流板を開放することが可能となる。
このレンジフードによれば、整流板を係止保持した状態において、鍔部と突起部の当節する面積が大きく、より確実に係止保持することが可能となる。
このレンジフードによれば、整流板の片方の端部は従来のヒンジ構造のまま、前後双方に整流板を開放することが可能となり、整流板の清掃性、レンジフードのメンテナンス性が向上する。
このレンジフードによれば、整流板を持ち上げた後にスライドさせる操作が必要なくなり、より簡単に整流板を開くことができるようになるという効果がある。
このレンジフードによれば、回転ヒンジとヒンジ引っ掛け具の係止を解除した後、軸部を回転軸として整流板を下方へ回動させる際に、軸部が係止穴内径に引っかかり、がたつくことを防止することができるという効果がある。
このレンジフードによれば、整流板の係止保持解除が整流板の前端部で行えるため、レンジフード後方へ手を伸ばすことなく、整流板を前後双方へ開くことが可能となる。
図1に本発明の第一の実施例におけるレンジフード1の全景を示す。レンジフード1の下部には、下方に位置するコンロにて加熱調理された際に発生する蒸気、油煙を効率良く捕集するために整流板3aが設置されている。
押しピン7は、先端の鍔部8と軸部9によって構成されている。なお、図5(a)に示すように、鍔部8の径は押しピン7の軸部9よりも大きく、係止穴5の内径よりも小さくなっている。また、押しピン7の根元には弾性部材(図示せず)が設けられており、係止突起6の方向へ押すことによって収縮する構造となっている。
まず、図5(b)に示すように、押しピン7を押し込みながら整流板3aを上部に持ち上げ、押しピン7を開放することによって、押しピン7の鍔部8は係止穴5の下部、所謂だるま穴の大径部分を通過することができる。
次に、整流板3aの支持を開放すると、整流板3aは重力によって下方へ移動する。このとき、係止穴5の内径上部が押しピン7の軸部9に支持されることで、整流板3aはレンジフード本体2に係止保持される。この状態で押しピン7を押し込んでも、鍔部8は係止穴5の上部、所謂だるま穴の小径部分に位置しており、係止突起6に当節するため係止穴5を通過することが出来ない構造となっている。これにより、レンジフード1を使用している最中に、不慮の事故により整流板3aが落下してしまう危険性を低減することが出来る。
図8に、第二の実施例に用いる整流板3bの側面図を示す。整流板3bの前方には回転係止具10が、後方には回転ヒンジ11が設けられている。
このような動作を可能とするために、係止穴12は軸部9が回転レンジ11とヒンジ引っ掛け具13の係止保持が解除される所定距離よりも大きく移動できるだけ、水平方向に広がりを持つ必要がある。
整流板3bの後部を開いている場合は回転係止具10の押しピン7を押し込むことにより、押しピン7の鍔部8に係止穴12を通過させ、整流板3bを完全に取り外すことができる。
また、整流板の前方を開いている場合には整流板3b全体を上方に持ち上げ、さらに整流板3bを前方へ所定距離だけ移動させることで、回転ヒンジ11とヒンジ引っ掛け具13の係止を開放することにより整流板3bを完全に取り外すことができる。
2…レンジフード本体
3…整流板
4…整流板係止具4
4a…前部整流板係止具
4b…後部整流板係止具
5…係止穴
6…係止突起部
6a…前部係止突起部
6b…後部係止突起部
7…押しピン
8…鍔部
9…軸部
10…回転係止具
11…回転ヒンジ
12…係止穴
13…ヒンジ引っ掛け具
Claims (7)
- レンジフード本体の吸入口の近傍に整流板を供えたレンジフードであって、
前記整流板は、前後端部を前記レンジフード本体に係止保持されており、
前記前後端部の片方の端部の係止保持を解除し、逆の前記前後端部を回転軸とすることで下方向に回動し、前後両方向に開放することが可能であることを特徴とするレンジフード。 - 前記整流板の前後端部に突起部と、
前記突起部に係止穴と、
前記レンジフード本体の前記突起部と対応する位置に整流板係止具と、
前記整流板係止具の一部に押しピンと、を備え、
前記押しピンは軸部と、軸部先端に設けられた鍔部よりなり、
前記鍔部は前記軸部よりも径が大きく、
前記係止穴は前記鍔部の最大幅よりも、幅の大きな大径部と、
前記大径部より上部に前記鍔部の最大幅よりも幅の小さな小径部と、を備え、
前記レンジフード使用時には前記軸部が前記係止穴の内径上部を支持することで前記整流板が前記レンジフード本体に係止保持されており、
前記整流板の前後片方の端部を押し上げながら前後どちらかの前記押しピンを押し込むことで、前記鍔部が前記大径部を通過して前記整流板の前記片方の係止保持が解除され、
前記整流板の逆の端部では前記軸部が前記係止穴の内径を支持した状態を維持することで、前記軸部を回転軸として整流板が下方向に回動可能であることを特徴とする請求項1に記載のレンジフード。 - 前記係止穴が、大径の円の上部に小径の円が連接した、だるま穴形状であることを特徴とする請求項2に記載のレンジフード。
- 前記整流板の前後一方の端部に突起部と、
前記整流板の前記突起部が設けられているのと逆の端部に回転ヒンジ具と、
前記突起部に係止穴と、
前記レンジフード本体の前記突起部と対応する位置に整流板係止具と、
前記レンジフード本体の前記回転ヒンジ具と対応する位置に回転ヒンジ係止具と、
前記整流板係止具の一部に押しピンと、を備え、
前記回転ヒンジ具は前記回転ヒンジ係止具と回動可能に係止保持され、
前記押しピンは軸部と、軸部先端に設けられた鍔部よりなり、
前記回転ヒンジ具と前記回転ヒンジ係止具の係止保持は、前記回転ヒンジ具を持ち上げ、前記レンジフード本体中央方向へ特定距離以上移動させることにより解除され、
前記鍔部は前記軸部よりも径が大きく、
前記係止穴は前記鍔部の最大幅よりも、幅の大きな大径部と、
前記大径部より上部に前記鍔部の最大幅よりも幅の小さな小径部と、
前記鍔部が前記整流板中央方向へ、前記回転ヒンジ具と前記回転ヒンジ係止具の係止保持を解除できる特定距離以上移動できるだけの内径を有しており、
前記レンジフード使用時には前記軸部が前記係止穴の内径上部を支持することで前記整流板が前記レンジフード本体に係止保持されており、
前記押しピンを押し込みながら前記整流板を押し上げることで、前記鍔部が前記大径部を通過して前記整流板の前記突起部が設けられた端部の係止保持が解除され、
前記整流板の前記回転ヒンジ具が設けらた端部では前記回転ヒンジ具と前記回転ヒンジ係止具が係止保持状態を維持することで、前記回転ヒンジ具を回転軸として整流板が下方向に回動可能となり、
前記押しピンを押し込まずに前記整流板を押し上げ前記突起部方向へスライドさせることで、前記回転ヒンジ具と前記回転ヒンジ係止具の係止保持が解除され、前記軸部が前記係止穴の内径を支持した状態を維持することで、前記軸部を回転軸として整流板が下方向に回動可能であることを特徴とする請求項1に記載のレンジフード - 前記係止穴の最下端部から、整流板中央方向の最端部までの間がなだらかな傾斜をもって形成され、
前記整流板を押し上げると、前記軸部が前記係止穴の最下端部から整流板中央方向の最端部までの間を滑ることによって、前記整流板が前記突起部方向へスライドすることを特徴とする請求項4に記載のレンジフード。 - 前記係止穴がたまご型形状であることを特徴とする請求項5に記載のレンジフード。
- 前記整流板の前端部に前記突起部が設けられていることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載のレンジフード。
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- 2009-03-31 JP JP2009087718A patent/JP4623219B2/ja active Active
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