JP4622603B2 - シート給送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを収容するシート収容手段に収容された複数のシートをシートの表面に画像を形成する画像形成部へ1枚ずつ時間間隔をあけて給送するシート給送装置に関する。
従来より、画像形成装置であるプリントには、シートの表面に画像を形成する画像形成部の他に、シート収容手段に収容されているシートを給送するシート給送装置が備えられている。
このシート給送装置には、上記画像形成部側に設けられた、周面が互いに接触した一対のロールからなり、この一対のロールの間にシートを挟み込んで上記画像形成部にシートを送り込むタイミングを調整しながらこの一対のロールが回転することで、シートを画像形成部に送り込むレジロールと、上記シート収容手段側に設けられた、周面が互いに接触した回転速度の変更が自在の一対のロールからなり、この一対のロールの間に形成されたニップ領域にシートを挟み込んでこの一対のロールが回転することでシートに、上記レジロールへ向けての搬送力を与えるフィードロールと、フィードロールとレジロールとの間に配備され、シートに搬送力を与えるテイクアウェイロールとで構成されているものがある。
近年、プリンタにおいては、プリントの高速化が求められており、これを実現するために、シート給送装置には、少なくとも、レジロールへのシートの到達タイミングを正確に制御できる能力が求められている。
そこで、ナジャーロールなどのシート引出手段を用いてシート収容手段から引き出したシートを、一旦、停止したフィードロールに当接させた後、状況に応じた時間経過後にフィードロールの回転を開始させてシートの搬送を行うことで、レジロールへのシートの到達タイミングを正確に制御する提案がなされている。
しかし、これでは、フィードロールが回転と停止をシートを搬送する毎に繰り返すことになり、電力ロスが大きいという欠点がある。
そこで、フィードロールとテイクアウェイロールの間になる、フィードロールのシート搬送方向下流側近傍に、シートの端部の通過を検知できるセンサを設け、先行するシートの後端の通過をこのセンサで検知してから、後続のシートの先端の通過をこのセンサが検知するまでの時間を測定し、この測定した時間に応じてフィードロールの回転速度を調節することで、レジロールへのシートの到達を正確に制御する提案がなされている(特許文献1参照)。
この提案によれば、従来よりも電力ロスを抑制することができる。
特開2002−326741号公報
ところで、装置の小型化が益々要求されている昨今においては、搬送経路の途中にあるテイクアウェロールを撤廃することによって、この要求に応えることが考えられる。
しかしながら、テイクアウェロールを撤廃すると、フィードロールからレジロールまでの間のシート搬送は不安定となりがちであり、上記提案では、シートの端部がフィードロールのシート搬送方向下流側近傍を通過したタイミングに基づいてレジロールへのシートの到達タイミングを制御するものであるため、シートの搬送が不安定になりがちな領域におけるシートの搬送状況は全く無視されており、レジロールへのシート先端の到達タイミングを正確に制御できなくなるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、装置の小型化を図りながら、レジロールへのシート先端の到達を正確に制御できるシート給送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のシート給送装置は、
シートを収容するシート収容手段に収容された複数のシートをシートの表面に画像を形成する画像形成部へ1枚ずつ時間間隔をあけて給送するシート給送装置において、
上記画像形成部側に設けられた、周面が互いに接触した一対のロールからなり、この一対のロールの間に形成された第1ニップ領域にシートを挟み込んでこの画像形成部にシートを送り込むタイミングを調整しながらこの一対のロールが回転することで、このシートをこの画像形成部に送り込むレジロールと、
上記シート収容手段側に設けられた、周面が互いに接触した回転速度の変更が自在の一対のロールからなり、この一対のロールの間に形成された第2ニップ領域にシートを挟み込んでこの一対のロールが回転することでこのシートに、上記レジロールへ向けての搬送力を与えるフィードロールと、
上記フィードロールと上記レジロールを結び、シートに上記搬送力を与える部材が配備されていない搬送路と、
上記搬送路の、上記レジロール近傍に配備され、シートの、搬送方向の端が通過したことを検知するセンサと、
上記センサがシートの後端が通過したことを検知してから画像形成部へ次に給送するシートの先端が通過したことを検知するまでの間の時間を計時し、この時間が所定時間よりも短い場合には上記第2ニップ領域を形成する一対のロールの回転速度を低下あるいは停止させ、この時間が所定時間よりも長い場合にはこの回転速度を上昇させる制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明のシート給送装置では、先行するシート後端の通過の検知タイミングから後続のシート先端の通過の検知タイミングまでの経過時間の計測を、レジロール近傍に配備したセンサで行い、これにより得られた計測時間に基づいてレジロールへのシート先端の到達を制御している。このため、レジロールから離れたフィードロール近傍に配備したセンサの検知タイミングに基づいて得られた計測時間に基づいて上記レジロールへのシート先端の到達の制御を行う場合に比べ、上記レジロールへのシート先端の到達をより正確に行うことができる。したがって、本発明のシート給送装置によれば、装置の小型化を図りながら、レジロールへのシート先端の到達を正確に制御できる。
ここで、画像形成部へ給送するシートの、搬送方向の長さを取得するシート長さ取得部と、
上記シート長さ取得部で取得した上記長さと上記第2ニップ領域を形成する一対のロールの回転速度から、上記センサをシートの先端が通過してからこのシートの後端が通過するまでの間の見込時間を算出する見込時間算出部とを備え、
上記搬送路の長さは、給送するシートの、搬送方向の長さよりも短いものであり、
上記制御部は、上記センサがシートの先端が通過したことを検知してからこのシートの後端が通過したことを検知するまでの間の時間を計時し、この時間が上記見込時間よりも長い場合には、上記第2ニップ領域を形成する一対のロールの回転速度を、上記第1ニップ領域を形成する一対のロールの回転速度よりも低下あるいは停止させるものであることが好ましい。
このようにすると、先端の通過を検知した、搬送シートの後端の通過の検知が不能の場合、即ち、シートの重送が発生した場合にあっては、その重送状態を解消することができる。
本発明のシート給送装置によれば、レジロールへのシート先端の到達の正確な制御と、装置の小型化との両立を図ることができる。
以下、本発明のシート給送装置の実施形態について説明する。
図1は、本発明のシート給紙装置の一実施形態が備えられたプリンタの概略構成図である。
図1には、このプリンタ1を構成する、画像形成部100、および、本発明のシート給送装置の一実施形態であるシート給送部200が示されている。
図1に示す画像形成部100には、4つのトナー像形成部10Y、10M、10C、10Kが備えられており、各トナー像形成部には、それぞれ、感光体ロール11Y、11M、11C、11K、帯電器12Y、12M、12C、12K、露光器13Y、13M、13C、13K、現像ロール14Y、14M、14C、14K、および、一次転写ロール15Y、15M、15C、15Kが備えられている。尚、このプリンタ1は、フルカラーの印刷が可能となっており、上記の各構成要素の末尾に付された符号Y、M、C、およびKは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の構成要素であることを示している。
また、この画像形成部100には、中間転写ベルト120、二次転写ロール140、および、各トナー像形成部の動作を制御する画像制御部110も備えられている。
このプリンタ1における基本的な画像形成動作について説明する。
先ず、イエローのトナー像形成部10Yによるトナー像形成が開始され、矢印A方向に回転する感光体ロール11Y表面に、接触式の帯電器12Yにより所定の電荷が付与される。次に、露光器13Yにより感光体ロール11Yの表面にイエロー画像に相当する露光光が照射され潜像が形成される。その潜像は現像ロール14Yによりイエローのトナーで現像されて感光体ロール11Y上にイエローのトナー像が形成される。そのトナー像は一次転写ロール15Yにより中間転写ベルト120に転写される。
中間転写ベルト120は矢印B方向に循環移動しており、中間転写ベルト120上に転写されたイエローのトナー像が次の色のトナー像形成部10Mの一次転写ロール15Mに到達するタイミングに合わせて、次の色のマゼンタのトナー像が一次転写ロール15Mに到達するように、マゼンタのトナー像形成部10Mによるトナー像形成が行われる。こうして形成されたマゼンタのトナー像は、一次転写ロール15Mにおいて中間転写ベルト120上のイエローのトナー像の上に重ねて転写される。
続いて、シアンおよび黒のトナー像形成部10C、10Kによるトナー像形成が上記と同様のタイミングで行われ、一次転写ロール15C、15Kにおいて中間転写ベルト120のイエローおよびマゼンタのトナー像の上に順次重ねて転写される。
こうして、中間転写ベルト120上に転写された多色トナー像は、二次転写ロール140により、シート400上に二次転写される。多色トナー像は、シート400とともにシートの搬送方向である矢印C方向に搬送され、不図示の定着器に送り込まれてシート400上に加熱および加圧されることで定着される。
ここで、プリンタ1の構成要素である、画像形成部100にシートを給送するシート給装部200について説明する。
図1に示すシート給送部200は、複数のシート400が積み重ねられて収容されたシートトレイ270、このシートトレイ270から最上位のシートを順次引き出すナジャーロール290、ナジャーロール290によって図1に点線で示される搬送経路300に送り込まれたシート400に搬送力を与えるフィードロール220、フィードロール220と対向して配備され、フィードロール220との間にニップ部225を形成して重送を防止するリタードロール230、および、フィードロール220などよりも搬送経路下流側であって、二次転写ロール140よりも搬送経路上流側に配備されたレジストロール240で構成されている。
また、図1に示すシート給送部200は、レジストロール240の近傍であって搬送経路上流側に配備され、搬送されるシート400の先端の通過を検知するレジセンサ250、および、シートトレイ270に収容されているシート400の、搬送方向に関するサイズを検知するサイズセンサ280で構成されている。尚、図1には、シート400が、搬送経路300に沿って順次搬送されている様子が示されている。また、このプリンタ1において搬送されるシート400は、レジロール240とフィードロール220とを繋ぐ搬送経路300よりも、その搬送方向長さの長いものが用いられる。
ここで、図2は、図1に示すシートトレイの外観斜視図である。
図2に示すシートトレイ270は、複数種類のサイズのシートの収容が可能なタイプのものであり、その内側底面には、収容するシートのサイズに応じてスライド自在のサイドガード271およびエンドガイド272が配備されている様子が示されている。これらサイドガイド271およびエンドガイド272の配置は、図1に示すサイズセンサ280によって検知されており、サイズセンサ280は、検知信号を後述する搬送制御部210に送信している。搬送制御部210は、この検知信号に基づいて、シートトレイ270に現在収容されているシート400の、搬送方向に関するサイズを取得する。尚、図2に示す矢印は、シートトレイ270に収容されているシート400が搬送される方向である。
図3は、図2に示す各センサから送信されてきた信号に基づいて各ロールの回転を制御する搬送制御部を示す図である。
図3には、図2に示す各センサから送信されてきた信号に基づいて、フィードロール220、リタードロール230、レジストロール240、およびナジャーロール290の回転を制御する、シート給送部200の搬送制御部210が示されている。
このプリンタ1では、オペレータからのプリント指示により、中央制御部2から各部に対して画像形成の開始指示が出されるが、図3には、この中央制御部2から搬送制御部210に対してシート搬送指示の送信が可能となっている様子が示されている。
搬送制御部210は、シート搬送指示を受けると、フィードロール220に回転開始を指示した後、ナジャーロール290に回転開始を指示する。フィードロール220が回転することで、このフィードロール220と接触しているリタードロール230は従動して回転する。搬送制御部210は、詳しくは後述する、シート通過タイマー211、タイミング調整タイマー212、シート間タイマー213、回転タイマー214、およびメモリ215を有している。
ナジャーロール290は、シートトレイ270に収容されているシート400の内の最上位のシートを、フィードロール220とリタードロール230の間に形成されたニップ部225に送り込み、ニップ部225に送り込まれたシート400は、フィードロール220の回転により搬送経路300に沿って搬送される。その後、搬送制御部210は、搬送経路300に沿って搬送されているシート400の先端の通過がレジセンサ250によって検知されたことを受けて、画像形成部100の画像制御部110からの転写の同期をとるためのタイミング信号の送信があるまで待機し、送信を確信するとレジストロール240に回転開始を指示する。
また、この搬送制御部210は、搬送経路300に沿って搬送されているシート400の先端の通過がレジセンサ250によって検知されたことを受けて、シート通過タイマー211による時間計測を開始すると共に、サイズセンサ280によって認識した搬送シートのシートサイズとフィードロール220の標準の回転速度(速度X)とを基に参照テーブルを参照して、先端の通過がレジセンサ250で検知されたシートの後端がレジセンサ250を通過する通過見込時間を取得する。
さらに、この搬送制御部210は、シート400の先端の通過がレジセンサ250によって検知されたタイミングから上記通過見込時間を経過しても、レジセンサ250によってそのシートの後端が検知されないときには重送が発生しているとしてフィードロール220に回転停止を指示する。これにより、重送を防止することができる。
さらに、この搬送制御部210は、プリンタ1の中央制御部2から、複数枚のシートの連続的給送が指示された場合には、レジセンサ250によって、搬送中のシートの後端の通過の検知を受けて、シート間タイマー214をスタートさせる。その後、レジセンサ250によって、次の搬送シートの先端の通過が検知されると、シート間タイマー214は停止される。
搬送制御部210では、このシート間タイマー214による測定時間と、連続して搬送されるシート同士の間隔を表す時間として予め設定されている所定時間とを比較して、それらの差分を勘案した回転速度、および、その回転速度での回転時間を参照テーブルから取得する。
以上により、このプリンタ1のシート給送部200では、レジセンサ250によってシート先端の通過を検知してから見込時間経過までに、そのシート後端の通過検知ができなければ、重送が発生したとしてフィードロール220を停止させる。つまり、先行するシートに対して重送された後続のシートを、それ以上先行するシートに追随させないようにしておくことで、レジロール240が回転すれば先行するシートと後続のシートとを引き離すことができ、これにより重送を解消することができる。
また、このプリンタ1のシート制御部200では、搬送シート同士の間隔を、先行するシート後端がレジセンサ250によって検知されたタイミングから次のシート先端がレジセンサ250によって検知されたタイミングまでの時間経過を計測するシート間タイマー214で得られた計測時間と、目標とするシート同士の間隔を時間に換算した所定時間との差分をとり、その差分に応じた回転速度と、その回転速度での回転時間とを参照テーブルから取得する。シート間タイマー214で得られた計測時間が所定時間よりも長ければ、シート同士の間隔が開きすぎているとして、フィードロールの標準の回転速度(速度X)よりも高速の回転速度Yで、取得した回転時間だけフィードロール220を回転させる。一方、計測時間が所定時間よりも短かければ、シート同士の間隔がつまり過ぎているとして、フィードロール220の標準の回転速度(速度X)よりも低速の回転速度Zで取得した回転時間だけフィードロール220を回転させる。したがって、このプリンタ1に備えられているシート給送部200では、レジロール240とフィードロール220の間にテイクアウエーロールを配備していなくても、搬送経路を搬送するシート同士の間隔の正確な調整が可能であることから、装置の小型化を図りながら、レジロール240へのシート先端の到達を正確に制御できる。
図4は、プリンタの電源が投入され、オペレータから複数のシート枚数を指定するプリント指示が出された際に、シート給送部の搬送制御部において起動されるルーチンのフローチャートである。
ステップS1では、シートサイズセンサ280からの信号によりシートトレイ270に収容されているシートの、搬送方向に関する長さを検知する。ステップS2では、検知したシートサイズと、フィードロール220の標準の回転速度(速度X)とに基づいて、シートの先端の通過をレジセンサ250で検知してからそのシート後端の通過検知までに要すると思われる標準時間を参照テーブルから取得する。尚、この参照テーブルは、搬送制御部210のメモリ215に格納されている。ステップS3では、プリンタ1の全体の制御を行う中央制御部2からシートの給送が指示されているか否かを判定する。ステップS4では、フィードロール220に標準の回転速度Xでの回転開始を指示する。ステップS5では、ナジャーロール290にシートの給送動作、即ち、フィードロール220にシートを引き渡す動作の開始を指示する。ステップS6では、レジセンサー250においてシート先端の通過を検知したか否かを判定し、検知していないと判定すると、ステップS6で待機し、検知したと判定するとステップS7に進む。ステップS7では、レジストロール240に停止を指示し、ステップS8では、シートの先端がレジセンサ250を通過してからの時間経過を計測するためのシート通過タイマー211をスタートする。ステップS9では、画像形成部100の画像制御部110からの転写タイミングの同期をとるためのタイミング同期信号が送信されてきたか否かを判定する。ステップS9において、タイミング同期信号が送信されてきていないと判定すると、ステップS10に進み、レジストロール240によるシートの搬送開始までの待機時間を計測するタイミング調整タイマー212をスタートしステップS9に戻る。ステップS9において、タイミング同期信号が送信されてきたと判定すると、ステップS11に進み、レジストロール240に回転開始を指示する。ステップS12では、タイミング調整タイマー212を停止する。ステップS13では、レジセンサ250でシート後端の通過を検知したか否かを判定する。ステップS14では、ステップS2で取得した標準時間にタイミング調整タイマー値を加えた値よりも、シート通過タイマー値、即ち、シート先端の通過からの時間経過の方が長くなってしまったか否かを判定する。ここでは、標準時間にタイミング調整タイマー値を加えた値よりも、シート先端の通過からの時間経過の方が長くなってしまった、即ち、重送の発生により搬送シートの後端に次搬送シートがラップしてしまい、搬送シート後端の通過が検知できなくなってしまっているか否かを判定している。ステップS14において、シート通過タイマー値が標準時間にタイミング調整タイマー値を加えた値以下であると判定すると、ステップS13に戻るが、シート通過タイマー値の方が長いと判定すると、ステップS15に進む。ステップS15では、フィードロール220に回転停止を指示し、先行するシートと次のシートとを分離する。ステップS16では、先行するシートの後端がレジストロール250を通過しきるまで待機する。尚、この待機は、シート後端のレジセンサ通過タイミングがほぼ予測できることから予め設定されている。ステップS17では、次のシートの給送指示が出されているか否を判定する。ステップS17において、給送指示が出されていないと判定すると、このルーチンを終了し、給送指示が出されていると判定すると、ステップS18に進む。ステップS18では、レジストロール240に回転停止を指示し、その後、フィードロール220に回転速度Xでの回転開始を指示する。ステップS20では、シート通過タイマー211・タイミング調整タイマー212をリセットしてからステップS8に戻る。
一方、ステップS13において、重送が発生せず、搬送シートの後端を検知すると、ステップS21に進み、先行するシート後端の通過から次シート先端の通過までの時間を計測するシート間タイマー213をスタートする。ステップS22では、次の搬送対象であるシートの先端がレジセンサ250を通過したか否かを判定する。ステップS22において、次シートの先端が通過したと判定すると、ステップS24に進み、次シートの先端が未だ通過していないと判定すると、ステップS23に進み、次シートの給送指示が送信されているか否かを判定する。ステップS23において、給送指示が送信されていない、即ちジョブが終了しているためシートがナジャーロール220によって引き出されてこないと判定すると、ステップS35に進み、後端を検知したシートの後端がレジストロール240を通過するまで待機した後、このルーチンを終了する。ステップS23において、給送指示が送信されていると判定すると、ステップS22に戻る。ステップS24では、次シートの先端の通過を検知したことでシート間タイマー213を停止し、ステップS25では、シート間タイマー値が、このプリンタ1において目標としているシート同士の間隔を時間換算した設定時間よりも長いか否かを判定している。ステップS25において、シート間タイマー値が長い、即ちシート同士の間隔が目標よりも開いてしまっている場合には、ステップS26に進み、設定時間との差分に応じた、フィードロール220の標準の回転速度Xよりも速い回転速度とその速度での回転時間を演算し決定する。ステップS27では、ステップS26で演算し決定した、フィードロール220の標準の回転速度Xよりも高速の回転速度Yでの回転をフィードロール220に指示し、その後、ステップS31に進む。ステップS31では、この回転速度Yでの回転時間を計測する回転タイマー214をスタートさせる。ステップS32では、この回転タイマー値が、ステップS26において演算した回転時間以上になったか否かを判定する。ステップS32において、回転タイマー値が、演算した回転時間未満であると判定すると、ステップS32を繰り返し、回転タイマー値が、演算した回転時間以上となったと判定すると、ステップS33に進み、給送指示が送信されているか否かを判定する。ステップS33において、給送指示が送信されていないと判定すると、ジョブが終了したとしてこのルーチンを終了し、給送指示が送信されていると判定すると、ステップS34に進み、シート通過タイマー・タイミング調整タイマー・シート間タイマー・回転タイマーをリセットする。その後、ステップS9に戻る。
一方、ステップS25において、シート間タイマー値が設定時間よりも長くはなかったと判定すると、ステップS28に進み、シート間タイマー値が設定時間よりも短かかった、即ちシート同士の間隔が目標よりも狭まってしまっている場合には、ステップS29に進み、設定時間との差分に応じた、フィードロール220の標準の回転速度Xよりも遅い回転速度とその速度での回転時間を演算し決定する。ステップS30では、ステップS29で演算し決定した、フィードロール220の標準の回転速度Xよりも低速の回転速度Zでの回転をフィードロール220に指示し、その後、ステップS31に進む。
また、ステップS28において、シート間タイマー値が設定時間よりも短かくない、即ちシート同士の間隔が目標通りと判定する場合には、ステップS33に進む。
尚、以上に説明したシート給送部200では、シートサイズを検知し、シートの先端がレジセンサ250を通過してからの経過時間をシート通過タイマー211によって計測することでシートの重送を検知しているが、このタイマーが備えられていない態様のものであっても、本発明の基本的な効果は減却されるものではない。
本発明のシート給紙装置の一実施形態が備えられたプリンタの概略構成図である。 図1に示すシートトレイの外観斜視図である。 図2に示す各センサから送信されてきた信号に基づいて各ロールの回転を制御する搬送制御部を示す図である。 プリンタの電源が投入され、オペレータから複数のシート枚数を指定するプリント指示が出された際に、シート給送部の搬送制御部において起動されるルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ
100 画像形成部
200 シート給送部
210 搬送制御部
211 シート通過タイマー
212 タイミング調整タイマー
213 シート間タイマー
214 回転タイマー
215 メモリ
220 フィードロール
230 リタードロール
240 レジストロール
250 レジセンサ
280 サイズセンサ
290 ナジャーロール

Claims (1)

  1. シートを収容するシート収容手段に収容された複数のシートをシートの表面に画像を形成する画像形成部へ1枚ずつ時間間隔をあけて給送するシート給送装置において、
    前記画像形成部側に設けられた、周面が互いに接触した一対のロールからなり、該一対のロールの間に形成された第1ニップ領域にシートを挟み込んで該画像形成部にシートを送り込むタイミングを調整しながら該一対のロールが回転することで、該シートを該画像形成部に送り込むレジロールと、
    前記シート収容手段側に設けられた、周面が互いに接触した回転速度の変更が自在の一対のロールからなり、該一対のロールの間に形成された第2ニップ領域にシートを挟み込んで該一対のロールが回転することで該シートに、前記レジロールへ向けての搬送力を与えるフィードロールと、
    前記フィードロールと前記レジロールを結び、シートに前記搬送力を与える部材が配備されていない、給送するシートの搬送方向の長さよりも短い搬送路と、
    前記搬送路の、前記レジロール近傍に配備され、シートの、搬送方向の端が通過したことを検知するセンサと、
    画像形成部へ給送するシートの、搬送方向の長さを取得するシート長さ取得部と、
    前記シート長さ取得部で取得した前記長さと前記前記第2ニップ領域を形成する一対のロールの回転速度から、前記センサをシートの先端が通過してから該シートの後端が通過するまでの間の見込時間を算出する見込時間算出部と、
    前記センサがシートの先端が通過したことを検知してから該シートの後端が通過したことを検知するまでの間の時間を計時し、該時間が前記見込時間よりも長い場合には、前記第2ニップ領域を形成する一対のロールの回転速度を、前記第1ニップ領域を形成する一対のロールの回転速度よりも低下あるいは停止させる制御部とを備えたものであることを特徴とするシート給送装置。
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