JP4620422B2 - ハイドレート生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、反応タンク内に天然ガスなどの原料ガスを導入すると共に水を噴射し、ガスハイドレートを生成するハイドレート生成装置に関する。
従来から、反応タンク内に水と天然ガスを導入し、所定温度及び所定圧力下で天然ガスハイドレート(Natural Gas Hydrate)を生成するハイドレート生成装置が開発されている。
このハイドレート生成装置としては、例えば、反応タンク内の上部のノズルに冷水を供給する配管パイプを備え、この配管パイプ内に天然ガスを導入する、2流体ノズル方式が提案されている。この方式では、ノズルの上流側で冷水と天然ガスが混合され、ノズルから反応タンク内に噴射される。反応タンク内では、低温、高圧下で水と天然ガスが反応して天然ガスハイドレートが生成される。生成した天然ガスハイドレートは反応タンク内の底部に溜まった水面上から排出手段により外部に排出され、反応タンク内の底部に溜まった水がポンプで循環され、配管パイプを通してノズルから反応タンク内に噴射される(例えば特許文献1を参照)。
また、ハイドレート生成装置の別のタイプとして、反応タンク内にノズルから水を噴射すると共に、別の導入パイプから天然ガスを反応タンク内に供給する、1流体ノズル方式が提案されている。このタイプでも同様に、生成した天然ガスハイドレートが反応タンク内の底部に溜まった水面上から、ハイドレート回収手段により外部に排出され、反応タンク内の底部に溜まった水がポンプで循環され、ノズルから反応タンク内に噴射される(例えば特許文献2を参照)。
特開2000−309785号公報 特開2000−264851号公報
このようなハイドレート生成装置では、反応タンク内に溜まった水から浮遊した天然ガスハイドレートを回収して水のみを循環させるが、水中から天然ガスハイドレートを完全に除去することが難しい。また、天然ガスハイドレートを除去しても、水中に溶解している天然ガスにより天然ガスハイドレートが水中に生成される。このため、水を循環させると、水中の天然ガスハイドレートによりノズルが閉塞するという問題がある。また、ノズル先端が減圧されると、温度が低下し、ハイドレートが生成してノズルの閉塞が起きやすい。特に、2流体ノズル方式は、ノズルから水を噴射する前に天然ガスを導入するため、天然ガスハイドレートがノズル内で生成しやすく、1流体ノズル方式に比べてノズルの閉塞が起きやすい。また、装置の停止時に残液があると、ノズルが閉塞しやすいという問題もある。
しかし、従来のスプレー式ハイドレート生成装置には、ノズルが閉塞したときの解決策はとられていなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、反応タンクの水を循環させノズルから噴射するときに、ノズルが閉塞する不具合を解消できるハイドレート生成装置を提供することを目的とする。
請求項に記載の発明に係るハイドレート生成装置は、反応タンク内に水を噴射する複数のノズルと、前記反応タンク内にハイドレート原料ガスを導入する導入管と、前記反応タンク内に生成したハイドレートを外部に排出する手段と、前記反応タンク内に噴射された水を回収し、複数の前記ノズルに供給する供給手段と、前記供給手段からの水を分岐し、複数の前記ノズルに導く配管パイプと、前記配管パイプのそれぞれに設けられ、前記配管パイプを開閉する開閉弁と、複数の前記ノズルをそれぞれ加熱する加熱手段と、前記開閉弁を開閉し、一のノズルから水を噴射させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、一のノズルにハイドレートが詰まったときに、一のノズルの前記開閉弁を閉止し、前記加熱手段で一のノズルを加熱させ、前記開閉弁を開放して他のノズルから水を噴射させることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、反応タンク内に複数のノズルが設けられており、開閉弁を開放して少なくとも一のノズルから所定温度に冷却された水が噴射される。また、導入管から所定温度に冷却されたハイドレート原料ガスが導入される。反応タンク内では、噴射された水とハイドレート原料ガスが反応し、ハイドレートが生成し成長する。反応タンク内に噴射された水は回収され、供給手段によってノズルに供給され、ノズルから反応タンク内に噴射されることで、水が循環冷却される。
そして、一のノズルにハイドレートが詰まったとき、制御手段は、一のノズルの開閉弁を閉止し、加熱手段で一のノズルを加熱させる。これにより、ハイドレートが分解され、ノズルの閉塞が解除される。制御手段は、一のノズルを加熱させる間、開閉弁を開放して他のノズルから水を噴射させる。このため、ハイドレート生成装置を停止させる必要がなく、ハイドレートの生産性が低下しない。
請求項に記載の発明に係るハイドレート生成装置は、請求項に記載のハイドレート生成装置において、前記配管パイプのそれぞれに圧力計を有し、前記制御手段は、前記圧力計の圧力が所定値よりも高くなったときに、該配管パイプの前記開閉弁を閉止し、前記加熱手段を加熱させることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、配管パイプのそれぞれに設けられた圧力計によって、各配管パイプの圧力が検知され、複数のノズルのいずれかの配管パイプの圧力が所定値よりも高くなったときに、そのノズルにハイドレートが詰まったことが判別できる。そして、圧力計で検知された圧力が所定値よりも高くなったときに、制御手段は、そのノズルの開閉弁を閉止し、加熱手段によりノズルを加熱する。これにより、ハイドレートが分解され、ノズルの閉塞が解除される。
請求項に記載の発明に係るハイドレート生成装置は、請求項に記載のハイドレート生成装置において、前記配管パイプのそれぞれに流量計を有し、前記制御手段は、前記流量計の流量が所定値よりも小さくなったときに、該配管パイプの前記開閉弁を閉止し、前記加熱手段を加熱させることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、配管パイプのそれぞれに設けられた流量計によって、各配管パイプの流量が検知され、複数のノズルのいずれかの配管パイプの流量が所定値より小さくなったときに、そのノズルにハイドレートが詰まったことが判別できる。そして、流量計の流量が所定値より小さくなったとき、制御手段は、そのノズルの開閉弁を閉止し、加熱手段によりノズルを加熱する。これにより、ハイドレートが分解され、ノズルの閉塞が解除される。
請求項に記載の発明に係るハイドレート生成装置は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のハイドレート生成装置において、前記加熱手段は、ヒータ又は高周波加熱装置であることを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、加熱手段は、ヒータ又は高周波加熱装置であるため、ハイドレートを急激に加熱して分解することができる。
請求項に記載の発明に係るハイドレート生成装置は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のハイドレート生成装置において、前記導入管は、ハイドレート原料ガスを前記ノズルを介して前記反応タンク内へ導入し、ハイドレート原料ガスと水を混合し、前記反応タンク内に噴射することを特徴としている。
請求項に記載の発明によれば、ハイドレート原料ガスは導入管からノズルを介して反応タンク内へ導入され、ハイドレート原料ガスと水が混合された状態で反応タンク内に噴射される。このような2流体ノズル方式は、ハイドレート原料ガスと水がノズル内で反応し、ノズルが閉塞しやすいが、加熱手段でノズルを加熱することでハイドレートが分解され、ノズルの閉塞が解除される。
本発明に係るハイドレート生成装置は、上記のように構成したので、ノズルが閉塞しても、閉塞したノズルのハイドレートを加熱して分解させることができ、ノズルの閉塞を迅速に解除できる。
以下、本発明に係るハイドレート生成装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1実施形態に係るハイドレート生成装置10を示す概略構成図である。
このハイドレート生成装置10は、水と天然ガスとを接触させてハイドレートを生成する筒状の反応タンク12と、この反応タンク12の上部から水を噴射する2つのノズル14A,14Bと、反応タンク12の底部12Aから回収された水をポンプ16を介してノズル14A,14Bに供給する水循環ライン18と、天然ガス供給源20から反応タンク12内に天然ガスを供給する天然ガス供給ライン22とを備えている。2つのノズル14A,14Bは、反応タンク12上部の中央部に近接して設けられている。
反応タンク12の底部12Aには、ノズル14A,14Bから噴射された水が貯留され、その底部12Aの側方には、反応タンク12内で生成されたハイドレートを回収する排出口24が設けられている。この排出口24付近には、ハイドレートを排出口24に移動させるハイドレート排出機25が配設されている。反応タンク12の排出口24よりも下方には、水を濾過するスクリーン26が配設されており、このスクリーン26の下部に水循環ライン18と接続される排水口28が設けられている。
反応タンク12の側壁部12Bには、天然ガスが導入される導入パイプ32と、反応タンク12内の天然ガスを排出する排出パイプ34が設けられている。排出パイプ34には、排出された天然ガスを循環ガス圧縮機36により昇圧して天然ガス供給ライン22と合流させる天然ガス循環ライン38が接続されている。天然ガス供給ライン22には、冷却器40が設けられており、天然ガスが所定の温度に冷却され、導入パイプ32から反応タンク12内に導入されるように構成されている。また、天然ガス供給ライン22には、開閉弁(圧力流量調整弁)23が設けられており、導入パイプ32からの天然ガスの圧力及び供給量が調整される。
また、反応タンク12と接続される水循環ライン18には、冷却器30が設けられており、排水口28から回収された水が所定温度に冷却される。水循環ライン18は、冷却器30の下流側で2つの配管パイプ19A,19Bに分岐されており、配管パイプ19A,19Bを通してノズル14A,14Bに水が供給されるように構成されている。配管パイプ19A,19Bには、それぞれ水圧を測定する圧力計44A,44Bと、開閉弁46A,46Bが設けられている。
図2に示すように、ノズル14A,14Bの周囲には、各ノズル14A,14Bを加熱するためのヒータ48A,48Bが設けられている。ヒータ48A,48Bは、ノズル14A,14Bの周囲に巻き掛けられたコイルからなり、コイルに通電することでノズル14A,14Bを加熱する。ノズル14A,14Bの先端には縮径された噴射口50が設けられており、噴射口50を形成するスプレーチップの形状(角度、形)によって噴射されるスプレーの形を変えることができる。
図1に示すように、開閉弁46A,46Bの開閉やヒータ48A,48Bの通電はCPU42で制御される。例えば、ノズル14Aにハイドレートが詰まったとき、圧力計44Aの圧力が所定値よりも高くなる。このとき、CPU42が、閉塞したノズル14Aの開閉弁46Aを閉止し、ヒータ48Aに通電することで、ノズル14Aを加熱するように構成されている。
なお、反応タンク12は、金属製の圧力容器からなり、反応タンク12の内部は所定の圧力(例えば、3MPa〜10MPa)に保持されている。
次に、第1実施形態に係るハイドレート生成装置10の作用について説明する。
このハイドレート生成装置10は、ハイドレートの生成時には、2つのノズル14A,14Bのうち、一方のノズルのみから水が噴射される。例えば、ノズル14Aの開閉弁46Aが開放され、ノズル14Aから水が噴射されるときは、ノズル14Bの開閉弁46Bは閉止されている。水循環ライン18では、ポンプ16により水が循環され、冷却器30によって所定温度に冷却された水が配管パイプ19Aを通ってノズル14Aに供給される。そして、ノズル14Aから反応タンク12内に水が噴射される。
また、天然ガス供給源20から天然ガス供給ライン22に天然ガスが供給されるとともに、反応タンク12の排出パイプ34から天然ガス循環ライン38に排出された天然ガスが循環ガス圧縮機36で加圧され、天然ガス供給ライン22に送られる。そして、天然ガス供給ライン22で天然ガスが冷却器40によって所定温度に冷却され、導入パイプ32から反応タンク12内に導入される。
反応タンク12の内部は、低温及び高圧(例えば、0℃〜5℃、3MPa〜10MPa)に保持されており、ノズル14Aから噴射された水が天然ガスと反応してハイドレートが生成し、底部12Aに貯留された水中でハイドレートが成長する。水中で形成されたハイドレートのスラリーHは、ハイドレート排出機25で排出口24に掻き寄せられ、排出口24から反応タンク12の外部に排出される。反応タンク12の底部12Aに貯留された水はスクリーン26で濾過され、排水口28から水循環ライン18に導かれる。そして、冷却器30で水が所定温度に冷却され、配管パイプ19Aからノズル14Aに供給され、反応タンク12内に水が噴射される。
ハイドレート生成時には、配管パイプ19Aの圧力(水圧)が圧力計44Aで検知される。ノズル14Aにハイドレートが詰まったときは、圧力計44Aの圧力が所定値より高くなる。このとき、CPU42は、開閉弁46Aを閉止し、開閉弁46Bを開放すると共に、ヒータ48Aに通電し、ノズル14Aを加熱する。これにより、ノズル14Aに詰まったハイドレートが分解され、ノズル14Aの閉塞が解除される。
このとき、開閉弁46Bを開放することで、配管パイプ19Bを通してノズル14Bに水が供給され、ノズル14Bから水が噴射される。このため、ノズル14Aの閉塞を解除するときにハイドレート生成装置10を停止する必要がなく、生産性は低下しない。また、配管パイプ19Bの圧力は圧力計44Bで検知されており、ノズル14Bの閉塞時には、CPU42は開閉弁46Bを閉止するとともに、開閉弁46Aを開放する。これと共に、ヒータ48Bに通電することで、ハイドレートが分解され、ノズル14Bの閉塞が解除される。
第1実施形態では、配管パイプ19A,19Bに圧力計44A,44Bを設けていたが、圧力計44A,44Bに代えて、流量計を設けてもよい。例えば、配管パイプ19Aを流れる水の流量を検知し、流量が所定値よりも低くなったときは、ノズル14Aにハイドレートが詰まっていることを判別できる。このため、CPU42は、第1実施形態と同様の動作により、ノズル14Aの閉塞を解除できる。
なお、第1実施形態では、ノズル14A,14Bは2つであったが、このような構成に限定されるものではなく、ノズルを2つ以上設け、ハイドレート生成時に複数のノズルから水を噴射する方式であってもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係るハイドレート生成装置について説明する。
なお、第1実施形態と同一の部材には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
図3に示すように、このハイドレート生成装置60では、反応タンク12の上部に2つのノズル62A,62Bが近接して配設されている。これらのノズル62A,62Bは、図4に示すように、水が供給される噴射口50の上流側に天然ガスを供給するガス導入路72A,72Bが取り付けられており、水と天然ガスが混合される2流体ノズルである。図3に示すように、天然ガス供給ライン22は、2つのガス供給パイプ64A,64Bに分岐されており、図4に示すように、ガス供給パイプ64Aがガス導入路72Aに、ガス供給パイプ64Bがガス導入路72Bに接続されている。このようなノズル62A,62Bでは、噴射口50の上流側でガス導入路72A,72Bから天然ガスが供給されるため、水と天然ガスが混合された状態で反応タンク12内に噴射される。
図3に示すように、ガス供給パイプ64A,64Bには、それぞれ開閉弁66A,66Bが設けられている。開閉弁46A,46Bの開閉、開閉弁66A,66Bの開閉、及びヒータ48A,48Bの通電は、CPU68によって制御される。例えば、ノズル62Aの圧力計44Aの圧力が所定値よりも高いことが検知されると、CPU68は開閉弁46A及び開閉弁66Aを閉止し、ヒータ48Aを加熱させる構成となっている。
次に、第2実施形態に係るハイドレート生成装置60の作用について説明する。
このハイドレート生成装置60は、ハイドレートの生成時には、2つのノズル62A,62Bのうち、一方のノズルのみから水が噴射される。例えば、ノズル62Aの開閉弁46Aが開放され、ノズル62Aから水が噴射されるときは、ノズル62Bの開閉弁46Bは閉止されている。さらに、ガス供給パイプ64Aの開閉弁66Aが開放され、ノズル62Aのガス導入路72Aに天然ガスが供給される。このとき、ガス供給パイプ64Bの開閉弁66Bは閉止され、ノズル62Bには天然ガスが供給されない。
ハイドレート生成時には、配管パイプ19Aの圧力(水圧)が圧力計44Aで検知される。そして、CPU68は、圧力計44Aで検知された圧力が所定値よりも高くなったときに、ノズル62Aの開閉弁46A及び開閉弁66Aを閉止し、ノズル62Bの開閉弁46B及び開閉弁66Bを開放する。これとともに、ヒータ48Aに通電し、ノズル62Aを加熱する。これにより、ノズル62Aに詰まったハイドレートが分解され、ノズル62Aの閉塞が解除される。このとき、配管パイプ19Bを通してノズル62Bに水が供給されるとともに、ガス供給パイプ64Bを通してノズル62Bに天然ガスが供給され、ノズル62Bから天然ガスが混合された水が噴射される。
第2実施形態に係るハイドレート生成装置60では、2流体混合タイプのノズル62A,62Bを用いたが、これらに代えて、図5に示すような2流体分離タイプのノズル82A,82Bを設けてもよい。ノズル82A,82Bには、水が噴射される噴射口50とは別に、天然ガスを供給するガス導入路84A,84Bが取り付けられている。このようなノズル82A,82Bでは、水と天然ガスが分離した状態で供給されるので、図4に示す2流体混合タイプのノズル62A,62Bと比較して、ノズル82A,82Bの噴射口50にハイドレートが詰まりにくいという利点がある。
なお、第1及び第2実施形態では、ノズルを加熱するための手段として、ヒータを用いたが、これに限定されるものではない。例えば、ノズルを金属で形成し、コイルに通電することで高周波加熱によりノズルを加熱させる方式であってもよい。
なお、第1及び第2実施形態では、反応タンク12の上部から水を噴射したが、天然ガスを反応タンク12の底部12Aの水中から供給する方式や、水を反応タンク12の下部から噴射する方式の装置においても、本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るハイドレート生成装置を示す構成図である。 図1に示すハイドレート生成装置で用いられるノズルを示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るハイドレート生成装置を示す構成図である。 図3に示すハイドレート生成装置で用いられるノズルを示す断面図である。 図3に示すハイドレート生成装置で用いられるノズルの変形例を示す断面図である。
符号の説明
10 ハイドレート生成装置
12B 側壁部
12A 底部
12 反応タンク
14A ノズル
14B ノズル
16 ポンプ
18 水循環ライン
19A 配管パイプ
19B 配管パイプ
20 天然ガス供給源
22 天然ガス供給ライン
23 開閉弁(圧力流量調整弁)
30 冷却器
32 導入パイプ
34 排出パイプ
36 循環ガス圧縮機
38 天然ガス循環ライン
40 冷却器
44A 圧力計
44B 圧力計
46A 開閉弁
46B 開閉弁
48A ヒータ
48B ヒータ
50 噴射口
60 ハイドレート生成装置
62A ノズル
62B ノズル
64A ガス供給パイプ
64B ガス供給パイプ
66A 開閉弁
66B 開閉弁
72A ガス導入路
72B ガス導入路
82A,82B ノズル
84A,84B ガス導入路

Claims (5)

  1. 反応タンク内に水を噴射する複数のノズルと、
    前記反応タンク内にハイドレート原料ガスを導入する導入管と、
    前記反応タンク内に生成したハイドレートを外部に排出する手段と、
    前記反応タンク内に噴射された水を回収し、複数の前記ノズルに供給する供給手段と、
    前記供給手段からの水を分岐し、複数の前記ノズルに導く配管パイプと、
    前記配管パイプのそれぞれに設けられ、前記配管パイプを開閉する開閉弁と、
    複数の前記ノズルをそれぞれ加熱する加熱手段と、
    前記開閉弁を開閉し、一のノズルから水を噴射させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、一のノズルにハイドレートが詰まったときに、一のノズルの前記開閉弁を閉止し、前記加熱手段で一のノズルを加熱させ、前記開閉弁を開放して他のノズルから水を噴射させることを特徴とするハイドレート生成装置。
  2. 前記配管パイプのそれぞれに圧力計を有し、
    前記制御手段は、前記圧力計の圧力が所定値よりも高くなったときに、該配管パイプの前記開閉弁を閉止し、前記加熱手段を加熱させることを特徴とする請求項1に記載のハイドレート生成装置。
  3. 記配管パイプのそれぞれに流量計を有し、
    前記制御手段は、前記流量計の流量が所定値よりも小さくなったときに、該配管パイプの前記開閉弁を閉止し、前記加熱手段を加熱させることを特徴とする請求項1に記載のハイドレート生成装置。
  4. 前記加熱手段は、ヒータ又は高周波加熱装置であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のハイドレート生成装置。
  5. 前記導入管は、ハイドレート原料ガスを前記ノズルを介して前記反応タンク内へ導入し、ハイドレート原料ガスと水を混合し、前記反応タンク内に噴射することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のハイドレート生成装置。
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