JP4618926B2 - 自在塗布具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、塗装面に応じてその形状を変えることのできる自在塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の塗布具として、図4に示すものが従来から知られている。
この従来の塗布具は、金属製のプレート1の表面に、接着剤によって刷毛部2を固定している。
上記刷毛部2は、プレート1を手で曲げることによって、刷毛部2を好みの形状にできるようにしている。
このようにした従来の塗布具は、例えば図5に示すように、ブラケット3によって壁に取り付けたパイプPの裏側を塗る場合に、プレート1を曲げて、刷毛部2をパイプPの形状に湾曲させておく。そして、この湾曲させた刷毛部2に塗料を含ませて、パイプPの裏側を塗装する。
このようにすれば、通常の刷毛では塗りにくい部分もきれいに塗装することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、接着剤を用いて刷毛部2をプレート1に固定しているので、有機溶剤系塗料を用いた場合に、接着剤の接着力が低下する。このように接着剤の接着力が低下すると、刷毛部2がプレート1から剥がれてしまうという問題が生じる。
また、刷毛部2の形状が、プレート1を曲げることのできる形状に限定されてしまうので、その形状を自由に決めることができないという不都合もある。
この発明の目的は、刷毛部が剥がれたりせず、かつ、刷毛部の形状を自由に設定することのできる自在塗布具を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、グリップに固定するロッドを、剛性の低い金属製のプレートによって構成し、このプレートを断面コの字に折り曲げることによって刷毛部の中間部分を挟み込んで、ロッドに刷毛部を固定するとともに、上記ロッドに固定した刷毛部の両端を開いて刷毛部をロッドの周りに巻きつけ、上記刷毛部の両端を糸で縫い合わせたことを特徴とする。
第2の発明は、上記第1の発明において、ロッドを構成するプレートに、針金を沿わせるとともに、この針金によって刷毛部をプレートに押しつけた状態で、この針金ごと刷毛部を挟み込む構成にしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1〜3にこの発明の一実施例を示す。
図1に示すように、グリップ4にロッドRを設けるとともに、このロッドRに刷毛部5を固定している。
上記ロッドRは、図2に示すように、長さに対して幅を十分細くした剛性の低い金属製のプレート6を、断面コの字に折り曲げたものである。
また、このプレート6をコの字に折り曲げるときに、刷毛部5の中間部分を挟み込むようにしている。このようにプレート6間に刷毛部5を挟み込むことによって、刷毛部5をロッドRに固定している。
このようにしてロッドRに固定した刷毛部5を、ロッドRの周りに巻き付けるとともに、その両端を糸8で縫い合わせている。
【0006】
図中符号7は、ロッドRに沿って設けた針金である。この針金7を設けた理由を以下に説明する。
図2に示すように、刷毛部5を挟み込む部分というのは、非常にわずかである。そのため、プレート6によって刷毛部5を挟み込もうとしたときに、刷毛部5がプレート6から逃げてしまって、それを確実に挟み込めないことがある。そこで、この実施例では、針金7によって刷毛部5をプレート6に押しつけた状態で、この針金7ごと刷毛部5をプレート6で挟み込むようにしている。このようにすれば、プレート6を折り曲げるときに刷毛部5が逃げたりしないので、作業効率を高めることができる。また、刷毛部5をロッドRに確実に固定することができる。
【0007】
また、プレート6に針金7も挟まれて固定されていれば、この針金7がロッドRから外れない限り、刷毛部5も外れることはない。つまり、この針金7は、刷毛部5をロッドRに固定させておく機能も発揮する。
なお、幅の広いプレート6をロッドRとして用いた場合には、針金7を用いなくても刷毛部5を十分挟み込むことができる。そのため、この針金7は、必須の構成要素ではない。ただし、この実施例のように針金7を用いた方が、より確実に刷毛部5をロッドRに固定することができる。
【0008】
以上のようにして刷毛部5を取り付けたロッドRは、亜鉛の溶解メッキを施した鉄、アルミ、真鍮などの剛性の低い金属でできている。
そのため、断面をコの字に曲げたとしても、図3に示すように、ロッドRを自在に曲げることができる。このようにロッドRを自在に曲げることができるので、塗装面に応じた形状に刷毛部5を設定することができる。
【0009】
この実施例によれば、接着材を用いずにロッドRに刷毛部5を固定しているので、有機溶剤系塗料を用いた場合にも、ロッドRから刷毛部5が外れたりしない。
また、ロッドRを自在に曲げることができるので、刷毛部5の形状も自由に変形することができる。つまり、刷毛部5の形状が、この刷毛部5を取り付けた部材によって限定されるといった不都合が生じない。
【0010】
【発明の効果】
第1の発明によれば、ロッドを構成するプレートを、断面コの字に折り曲げることによって刷毛部を挟み込み、ロッドに刷毛部を固定する構成にしたので、有機溶剤系塗料を用いた場合にも、刷毛部がロッドRから外れたりしない。
また、剛性の低い金属製のプレートによってロッドを構成しているので、このロッドRを自在に曲げることができる。このようにロッドを自在に曲げることができるので、これに設けた刷毛部の形状も自由に変形させることができる。
したがって、塗装面に応じた形状に刷毛部を設定することができる。
【0011】
第2の発明によれば、針金によって刷毛部を押さえつけた状態で、プレートを折り曲げる構成にしているので、プレートを折り曲げるときにロッドから刷毛部が逃げたりしない。
したがって、ロッドRに刷毛部をしっかり固定することができる。
また、刷毛部の取り付け作業がやりやすくなるので、作業効率も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の平面図であり、刷毛部5を直線にした状態を示す図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】実施例の平面図であり、刷毛部5を曲げた状態を示す図である。
【図4】従来例を示す平面図である。
【図5】塗装状況を示す説明図である。
【符号の説明】
4 グリップ
R ロッド
5 刷毛部
6 プレート
7 針金
Claims (2)
- グリップに固定するロッドを、剛性の低い金属製のプレートによって構成し、このプレートを断面コの字に折り曲げることによって刷毛部の中間部分を挟み込んで、ロッドに刷毛部を固定するとともに、上記ロッドに固定した刷毛部の両端を開いて刷毛部をロッドの周りに巻きつけ、上記刷毛部の両端を糸で縫い合わせたことを特徴とする自在塗布具。
- ロッドを構成するプレートに、針金を沿わせるとともに、この針金によって刷毛部をプレートに押しつけた状態で、この針金ごと刷毛部を挟み込む構成にしたことを特徴とする請求項1記載の自在塗布具。
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JP2001106874A JP4618926B2 (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 自在塗布具 |
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JP2001106874A JP4618926B2 (ja) | 2001-04-05 | 2001-04-05 | 自在塗布具 |
Publications (2)
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ID=18959307
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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2001
- 2001-04-05 JP JP2001106874A patent/JP4618926B2/ja not_active Expired - Lifetime
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