JP4618806B2 - 歯車 - Google Patents

歯車 Download PDF

Info

Publication number
JP4618806B2
JP4618806B2 JP2006208227A JP2006208227A JP4618806B2 JP 4618806 B2 JP4618806 B2 JP 4618806B2 JP 2006208227 A JP2006208227 A JP 2006208227A JP 2006208227 A JP2006208227 A JP 2006208227A JP 4618806 B2 JP4618806 B2 JP 4618806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
gear
thickness
surface corresponding
overhang
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006208227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008032168A (ja
Inventor
紀毅 樫村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Enplas Corp
Original Assignee
Enplas Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Enplas Corp filed Critical Enplas Corp
Priority to JP2006208227A priority Critical patent/JP4618806B2/ja
Priority to US11/824,629 priority patent/US7698964B2/en
Publication of JP2008032168A publication Critical patent/JP2008032168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4618806B2 publication Critical patent/JP4618806B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/14Construction providing resilience or vibration-damping
    • F16H55/16Construction providing resilience or vibration-damping relating to teeth only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/17Toothed wheels
    • F16H55/18Special devices for taking up backlash
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/1987Rotary bodies
    • Y10T74/19893Sectional
    • Y10T74/19907Sound deadening
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19949Teeth
    • Y10T74/19963Spur
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19949Teeth
    • Y10T74/19963Spur
    • Y10T74/19967Yieldable
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19949Teeth
    • Y10T74/19963Spur
    • Y10T74/19972Spur form

Description

この発明は、バックラッシを低減するようにした歯車に関するものである。
プラスチック歯車は、金属歯車と比較して、軽量である点、自己潤滑性を有するために無潤滑での使用が可能である点、低騒音である点などの使用上の利点を有している。一方、プラスチック歯車の製造上の利点としては、生産性が高く、大量生産が可能である点、このため製品コストの低減が可能である点などが挙げられる。このよう利点を有するプラスチック歯車は、近年、例えば、インクジェットプリンタのギヤトレイン、自動車の動力伝達部や精密機械のギヤトレイン等に広く使用され、その使用範囲は、拡大傾向にある。
このように低騒音のプラスチック歯車であっても、使用の態様によっては、歯打ち音(騒音)が頻繁に発生して騒音となることがあった。例えば、間歇回転伝達機構に使用した場合には、相互に噛み合った2つの歯車が頻繁に回転開始と停止とを繰り返しながら動力を伝達する。このため、回転開始時には、停止中の被動側の歯車の歯に、回転開始直後の駆動側の歯車の歯が衝突することにより、一方、停止時には、先に停止した駆動側の歯車の歯に、被動側の歯車の歯が慣性によって衝突することにより、歯打ち音が発生する。そして、間歇回転伝達機構にあっては、回転開始と停止とが頻繁に繰り返されるため、頻繁に歯打ち音が発生して騒音となっていた。
このような動力伝達時の歯打ち音を防止するため、従来から、工夫を施したプラスチック歯車が案出されている。
例えば、特許文献1に開示されているプラスチック歯車は、歯の歯幅方向の両端面に、歯の肉厚を薄くするほぼ三角形状の空洞部を設けて、空洞部の周囲に山形の薄肉部を構成し、射出成形後の収縮差により、薄肉部における歯厚が、薄肉部のない部分の歯厚よりも大きくなるようにしてある。つまり、薄肉部が、薄肉部のない部分の歯面から突出するように形成されている。この歯車は、薄肉部が相手ギヤとの噛み合い初期時に柔らかく変形して衝撃を吸収するため、歯打ち音の発生を防止することができる。
特開2003−90412号公報
しかしながら、上述の従来例によると、薄肉部は、全体がほぼ同じ厚さに形成されているので、相手ギヤとの噛み合い時に一方の歯面に対応する薄肉部が、他方の歯面に対応する薄肉部に向かって変形しようとした場合でも、薄肉部における頂部近傍(歯先面に対応する部分近傍)には、この変形を阻止するような力が発生する。このため、必ずしも薄肉部の変形が円滑に行われず、トルク変動が発生しやすいという問題があった。また頂部近傍に応力が集中するため、長時間の使用により、クラックが発生しやすいという問題もあった。さらに、オーバーシュートが発生して、位置決め精度が低下するという問題もあった。
そこで、本発明は、バックラッシを解消するための薄肉部が、円滑に変形できるようにすることで、トルク変動を抑制し、また、クラック等の発生を防止し、さらに、オーバーシュートによる位置決め精度の低下を防止するようにした歯車を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、歯車に関するものである。この発明に係る歯車は、歯の歯幅方向の両側の端面のうち、少なくとも一方側に前記端面から前記歯幅方向に向かって形成された薄肉部を備え、前記薄肉部は、前記歯の2つの歯面のうち、一方の歯面に倣って形成されるとともに、前記一方の歯面に対して、前記一方の歯面側に隣接する歯側に向かって傾斜するように形成された張り出し部と、前記歯の歯先面に倣って形成されて前記張り出し部に連続する歯先面対応部と、を有し、前記歯先面対応部の厚さは、前記相手方歯車に噛合された際、前記張り出し部の変形に伴い、変形し易いように前記張り出し部の厚さよりも薄く形成されている、ことを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る歯車において、前記薄肉部は、前記2つの歯面のうち、他方の歯面に倣い、かつ前記端面から前記歯幅方向に向かって形成されて前記歯先面対応部に連続する歯面対応部を有し、前記歯面対応部の厚さは、前記張り出し部と比較して変形しにくいように、前記張り出し部の厚さよりも厚く形成されている、ことを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る歯車において、前記薄肉部は、前記張り出し部と前記隣接する歯の前記歯面対応部との間を連続的に結ぶように歯底面に倣い、かつ前記端面から前記歯幅方向に向かって形成された歯底面対応部を有し、前記張り出し部と前記歯底面対応部との接続部の厚さは、前記相手方歯車に噛合された際に前記張り出し部が前記歯面対応部に向かって容易に変形するように、前記張り出し部及び前記歯底面対応部における他の部分よりも薄く形成されている、ことを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に係る歯車において、前記張り出し部は、前記張り出し部の歯幅方向における先端部の中に、前記歯先面対応部と前記歯底面対応部との間に配置されてピッチ円に交差する中間部を有し、前記中間部における張り出し量が最大となるように形成されている、ことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、歯車が相手方歯車に噛み合った際に、両歯車の歯の間にバックラッシに相当する隙間が形成されるが、薄肉部のうちの張り出し部がこの隙間を埋めることができるので、バックラッシを解消することができる。また、歯先面対応部は、張り出し部の厚さよりも薄く形成されているので、相手方歯車に噛合された際に張り出し部が変形するのに伴って容易に変形することができる。このためトルク変動を抑制し、また、応力集中に起因するクラック等の発生を防止し、さらに、オーバーシュートによる位置決め精度の低下を防止することができる。
請求項2の発明によれば、張り出し部と、歯先面対応部と、歯面対応部とは、この順に連続するように形成されており、厚さについては、張り出し部と歯面対応部との間に位置する歯先面対応部が最も薄く、次に張り出し部が薄く、歯面対応部が一番厚い。この順は、そのまま変形しやすさの順になっている。つまり、噛み合い時に張り出し部が変形すると、歯面対応部は、ほとんど変形することなく反力要素となる。そして、張り出し部と歯面対応部との間で、最も変形しやすい歯先面対応部が変形することになる。
請求項3の発明によれば、張り出し部と歯底面対応部との接続部が変形しやすいので、このことによって、張り出し部の変形がさらに容易となる。つまり、張り出し部は、いずれも変形しやすい歯先面対応部と接続部とに挟まれているので、さらに変形が容易となる。
請求項4の発明によれば、張り出し部の先端部の中間部が、歯面の一部とほぼ同形に形成されており、また中間部は張り出し量が最大に設定されているので、張り出し部が変形したときに、この中間部が歯面と面一となって、歯車相互の円滑な噛み合いを妨げることはない。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
<実施形態1>
図1乃至図5は、本発明の実施形態に係る歯車(プラスチック歯車)1を示す図である。このうち、図1(a)は、プラスチック歯車1の正面図である。また、図1(b)は、図1(a)中のA−A線に沿って切断して示す断面図である。また、図1(c)は、プラスチック歯車1の背面図である。また、図2は、プラスチック歯車1の歯2を拡大して示す正面側から見た説明図である。また、図3は、図2中のB−B線に沿って切断して示す歯2の断面図である。また、図4は、図2中のC−C線に沿って切断し、拡大して示す歯2の断面図である。そして、図5は、図2中の矢印D方向から見た歯2の拡大した平面図である。
これら図1〜図5に示すプラスチック歯車1は、本実施形態においては、例えば、ポリアセタール,ポリアミド,ポリフェニレンスルフィド,ポリブチレンテレフタレート等の樹脂材料を使用して射出成形により形成された平歯車である。
プラスチック歯車1は、図1(a)〜図1(c)に示すように、径方向の中心に、軸孔3を有するボス部4が配設されていて、ボス部4の外周面における軸方向のほぼ中央からは、径方向外方に向かってほぼ円板状のウェブ5が延びている。ウェブ5における内周側には、ウェブ5を複数等分(本実施形態では6等分)する位置のそれぞれに径方向リブ6が設けてある。一方、ウェブ5における外周側には、リム7が設けてあり、このリム7の外周面に、歯2が周方向に所定のピッチで複数形成されている。
各歯2は、図5に示すように、歯先面11と、2つの歯面12,13と、歯底面14と、歯幅方向(図5中における上下方向)に沿っての正面側の端面(一方の端面:図5中では下方に位置する端面)15と、同じく歯幅方向に沿っての背面側の端面(他方の端面:図5中では上方に位置する端面)16と、を有している。なお、本実施形態では、2つの歯面12,13のうち、歯面12が主動力伝達面であるものとして説明する。
図2,図5に示すように、端面15,16のうち、正面側の端面15からは、歯幅方向外側に向けて薄肉部20が突設されている。薄肉部20は、歯先面11、両側の端面12,13、歯底面14にほぼ倣って連続的に形成されている。すなわち、薄肉部20は、歯先面11に倣って形成された歯先面対応部21と、2つの歯面12,13のうちの他方の歯面12に倣って形成された歯面対応部22と、歯底面14に倣って形成された歯底面対応部24と、2つの歯面12,13のうちの一方の歯面13に対応して形成されるとともに、相手方歯車(不図示)に噛合された際のバックラッシをなくすべく隣接する歯側に向かって突出されるように形成された張り出し部23と、を備えている。言い換えると、薄肉部20は、図2中の左側に位置する歯底面対応部24と、この歯底面対応部24の右端から立ち上がる張り出し部23と、この張り出し部23の上端から右方に延びる歯先面対応部21と、この歯先面対応部21の右端から下方に下がる歯面対応部22とが連続して1つの単位を構成し、この単位がプラスチック歯車1の外周に沿って歯2の数と同数だけ繰り返されている。なお、以下の説明では、図2に示すように、張り出し部23と歯先面対応部21との接続部を第1の接続部31、また、張り出し部23と歯底面対応部24との接続部を第2の接続部32、また、歯面対応部22と歯先面対応部21との接続部を第3の接続部33、そして、歯面対応部22と歯底面対応部24との接続部を第4の接続部34として説明を行う。
図2,図5に示すように、薄肉部20のうちの、歯先面対応部21と、歯面対応部22と、歯底面対応部24とは、それぞれ歯先面11、歯面12、歯底面14をそのまま歯幅方向外側に延長して肉厚を設けたように構成されている。したがって、これら歯先面対応部21、歯面対応部22、歯底面対応部24の外側の面は、この順に、歯先面11、歯面22、歯底面14と面一となっている。これに対し、張り出し部23は、これらとは異なる。すなわち、張り出し部23は、図2,図4,図5に示すように、歯幅方向の一方の端面15に近い基端部23dが、一方の歯面13に倣って形成され、歯幅方向の一方の端面15から遠い先端部23eが隣接する歯側に向かって突出するように、基端部23dから先端部23eにかけて傾斜するように形成されている。張り出し部23は、基端部23dにおいては張り出し量がゼロということになる。ここで、張り出し部23における先端部23eを、図2に示すように、境界部P1,P2を境に、3つの部分に分割して、第1の接続部31に近い側を歯先側23a、第2の接続部32に近い側を歯元側23cとし、さらにこれら歯先側23aと歯元側23cとの間に位置する部分を中間部23bとする。すると、歯先側23aは、第1の接続部31に近いほど張り出し量が少なく、第1の接続部31から離れて境界部P1に近づくほど張り出し量が多くなる。この張り出し量は、中間部23bにおいて最大となり、中間部23bにおいてはこの最大の張り出し量が維持されている。つまり、中間部23bは、プラスチック歯車1のピッチ円(不図示)に交差するとともに、その形状が、歯面13の一部とほぼ同形に形成されている。歯元側23cは、境界P2に近いほど張り出し量が大きく、境界P2から離れて第2の接続部32に近づくほど張り出し量が小さくなる。
上述のように、張り出し部23は、その先端部23eにおける張り出し量が、第1の接続部31から第2の接続部32にかけて、歯先側23aにおいて漸増し、中間部23bにおいて最大張り出し量を維持し、歯元側23cにおいて漸減するようになっている。このため、張り出し部23は、相手方歯車の歯に対する歯2の噛み合い開始時に、接触が滑らかになり、また、歯2の噛み合い解除時における相手方歯車の歯との分離動作が滑らかになる。このため、円滑な動力伝達を可能にするとともに、作動音の低減を可能にする。また、最大張り出し量は、少なくとも噛み合う相手方歯車の歯との間に設定されるバックラッシを吸収できる程度に設定されている。
このような構成のプラスチック歯車1は、張り出し部23が、相手方歯車によって弾性変形されることで、バックラッシを吸収できるようになっており、回転を停止した際に相手方歯車が慣性で回転しても、相手方歯車の回転エネルギーを張り出し部23が弾性変形することによって吸収し、噛み合う歯面が相互に衝突する際の衝撃を緩和し、歯打ち音の発生を抑えることが可能になる。
さらに、本実施形態においては、薄肉部20の厚さを以下のように設定することにより、張り出し部23の変形が円滑に行われるようにして、トルク変動を抑制し、また、応力集中に起因するクラック等の発生を防止するようにしている。
ここで、薄肉部20の厚さ(肉厚)について、歯先面対応部21の厚さをT1、歯面対応部22の厚さをT2、張り出し部23の厚さをT3、歯底面対応部24の厚さをT4、歯面対応部21と張り出し部23との接続部である第1の接続部31の厚さをT5、張り出し部23と歯底面対応部24との接続部である第2の接続部32の厚さをT6とすると、本実施形態では、これらの間に、まず、
T1<T2,T3
が成り立つように、各厚さが設定されている。
つまり、歯先面対応部21の厚さT1が、歯面対応部22の厚さT2,及び張り出し部23の厚さT3よりも薄くなるようにしている。これにより、歯先面対応部21は、相手方歯車に噛合された際に張り出し部23が歯面対応部22に向かって変形するのに伴って、歯面対応部22と張り出し部23との間で容易に変形することができる。つまり張り出し部23の変形が歯先面対応部21によって阻害されることがない。張り出し部23が変形しにくいことに起因するトルク変動を抑制し、また応力集中に起因するクラック等の発生を防止することができる。
次に、本実施形態においては、
T3<T2
が成り立つようにした。
つまり、歯面対応部22の厚さT2が、張り出し部23の厚さT3よりも厚くなるようにした。これにより、噛み合い時に張り出し部23が変形した場合でも、歯面対応部22は、ほとんど変形することなく反力要素となる。そして、張り出し部23と歯面対応部22との間で、最も変形しやすい歯先面対応部21が相手方歯車の歯底面に向かって変形することになる。また、歯面対応部22をこのように、他の部分よりも厚く形成することにより、例えば、プラスチック歯車1を射出成形によって形成する場合に、厚さが薄くて溶融樹脂が充填されにくい歯先面対応部21に対して、歯面対応部22を介しても溶融樹脂を流し込むことが可能であるので、歯先面対応部21に対する溶融樹脂の充填を良好に行うことができる。
さらに、本実施形態では、
T6<T3,T4
が成立するようにした。
つまり、第2の接続部32の厚さT6が、張り出し部23の厚さT3及び歯底面対応部24の厚さT4よりも薄くなるようにした。これにより、張り出し部23の変形がさらに容易となる。つまり、張り出し部23は、いずれも変形しやすい歯先面対応部21と第2の接続部32とに挟まれているので、一層、変形が容易となる。
さらに、
T5<T6
が成立するようにしてもよい。この場合には、張り出し部23の変形に伴う歯先面対応部21の変形がさらに一層、容易になる。
また、歯先面対応部21のうちの一部、例えば、第1の接続部31と第3の接続部33との間の中間に位置する部分を、歯先面対応部21のうちの他の部分の厚さT1よりもさらに薄くするようにしてもよい。この場合には、歯先面対応部21は、この「さらに薄くした部分」において一層変形しやすくなる。
なお、以上の実施形態における第1〜第4の接続部31,32,33,34における薄肉部20の厚さの変化は、徐々に緩やかに行われるものとする。
ここで、本発明に係るプラスチック歯車1を、例えばポリアセタール(POM)を材料として射出成形によって形成する場合、歯先面対応部21の厚さT1と、張り出し部23の厚さT3と、歯面対応部22の厚さT2との間に、例えば、
T1:T3:T2=3:4:6
程度に設定するとよい。ただし、この場合、最も薄くて溶融樹脂が充填されにくい歯先面対応部21の厚さT1は、溶融樹脂が支障なく充填される最小限の厚さよりも厚く設定するものとする。
また、上述のように、歯面対応部22の厚さT2を、歯先面対応部21の厚さT1よりも厚く形成することにより、射出成形時の溶融樹脂は、歯2から歯幅方向に歯面対応部22及び歯先面対応部21に供給される流れに加え、歯面対応部22から歯先面対応部21に供給される流れも形成することができる。これにより、溶融樹脂の充填が不十分になりがちな歯先面対応部21に対して、多くの溶融樹脂を流し込むことが可能となる。そして、この分、歯先面対応部21の厚さT1を薄く構成することができる。
以上の実施形態においては、薄肉部20が、歯2の歯幅方向の一方の端面15に形成されている場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、歯2の歯幅方向の他方の端面16に対しても同様の薄肉部20を設けるようにしてもよい。ただし、この場合には、張り出し部23は、一方の端面15側の張り出し部23が設けてある歯面13側に設けるものとする。
以上の実施形態では、本発明を、平歯車に適用する場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、はすば歯車に適用することもできる。
<実施形態2>
上述の実施形態1では、薄肉部20が歯先面対応部21と、歯面対応部22と、張り出し部23と、歯底面対応部24とを有し、これらが連続して形成されている場合を例に説明した。本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、薄肉部20が、歯面対応部22、歯底面対応部24を有しておらず、相互に連続する歯先面対応部21と張り出し部23とによって構成される場合も含まれる。ただし、この場合においても、歯先面対応部21の肉圧T1と張り出し部23の肉厚23との間に、これらT1、T3が
T1<T3
を満たすように設定されているものとする。
本実施形態によると、歯先面対応部21は、張り出し部23の変形を阻害することはなく、かつ適宜な抵抗となってバックラッシの解消にも有効に作用する。
なお、以上の実施形態では、本発明に係る歯車として、樹脂材料を使用して、射出成形によって形成したプラスチック歯車1を例に説明したが、射出成形に代えて圧縮成形や押し出し成形によって形成するようにしてもよい。さらには、樹脂材料に代えて、ゴム材料を使用して形成するようにしてもよい。
本発明の歯車は、張り出し部が噛み合う相手方歯車の歯面に接触してバックラッシを吸収するとともに、歯打ち音の発生を抑えることができるため、高精度の回転伝達が必要とされ、かつ静粛で円滑な回転伝達が必要とされる動力伝達機構に広く適用することができる。とりわけ、本発明の歯車は、回転開始と停止とを頻繁に繰り返す間歇回転伝達機構に使用されると効果的であり、インクジェットプリンタ等の画像形成装置、精密電気機器、自動車、精密機械等のギヤトレインや動力伝達装置に広く適用することができる。
(a)はプラスチック歯車の正面図、(b)は(a)中のA−A線に沿って切断して示す断面図、(c)はプラスチック歯車の背面図である。 プラスチック歯車の歯を拡大して示す正面側から見た説明図である。 図2中のB−B線に沿って切断して示す歯の断面図である。 図2中のC−C線に沿って切断し、拡大して示す歯の断面図である。 図2中の矢印D方向から見た歯の拡大した平面図である。
符号の説明
1……プラスチック歯車、2……歯、11……歯先面、12……他方の歯面、13……一方の歯面、14……歯底面、15……歯の歯幅方向の一方の端面、20……薄肉部、21……歯先面対応部、22……歯面対応部、23……張り出し部、23b……中間部、23d……張り出し部の基端部、23e……張り出し部の先端部、24……歯底面対応部、T1……歯先面対応部の厚さ、T2……歯面対応部の厚さ、T3……張り出し部の厚さ、T4……歯底面対応部の厚さ、T6……第2の接続部の厚さ(接続部の厚さ)、

Claims (4)

  1. 歯の歯幅方向の両側の端面のうち、少なくとも一方側に前記端面から前記歯幅方向に向かって形成された薄肉部を備え、
    前記薄肉部は、
    前記歯の2つの歯面のうち、一方の歯面に倣って形成されるとともに、前記一方の歯面に対して、前記一方の歯面側に隣接する歯側に向かって傾斜するように形成された張り出し部と、
    前記歯の歯先面に倣って形成されて前記張り出し部に連続する歯先面対応部と、を有し、
    前記歯先面対応部の厚さは、前記相手方歯車に噛合された際、前記張り出し部の変形に伴い、変形し易いように前記張り出し部の厚さよりも薄く形成されている、
    ことを特徴とする歯車。
  2. 前記薄肉部は、
    前記2つの歯面のうち、他方の歯面に倣い、かつ前記端面から前記歯幅方向に向かって形成されて前記歯先面対応部に連続する歯面対応部を有し、
    前記歯面対応部の厚さは、前記張り出し部と比較して変形しにくいように、前記張り出し部の厚さよりも厚く形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯車。
  3. 前記薄肉部は、
    前記張り出し部と前記隣接する歯の前記歯面対応部との間を連続的に結ぶように歯底面に倣い、かつ前記端面から前記歯幅方向に向かって形成された歯底面対応部を有し、
    前記張り出し部と前記歯底面対応部との接続部の厚さは、前記相手方歯車に噛合された際に前記張り出し部が前記歯面対応部に向かって容易に変形するように、前記張り出し部及び前記歯底面対応部における他の部分よりも薄く形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の歯車。
  4. 前記張り出し部は、前記張り出し部の歯幅方向における先端部の中に、前記歯先面対応部と前記歯底面対応部との間に配置されてピッチ円に交差する中間部を有し、前記中間部における張り出し量が最大となるように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の歯車。
JP2006208227A 2006-07-31 2006-07-31 歯車 Active JP4618806B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006208227A JP4618806B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 歯車
US11/824,629 US7698964B2 (en) 2006-07-31 2007-07-02 Gear

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006208227A JP4618806B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 歯車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008032168A JP2008032168A (ja) 2008-02-14
JP4618806B2 true JP4618806B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=38984799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006208227A Active JP4618806B2 (ja) 2006-07-31 2006-07-31 歯車

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7698964B2 (ja)
JP (1) JP4618806B2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT504080B1 (de) * 2006-09-12 2008-07-15 Miba Sinter Austria Gmbh Verfahren zur herstellung von unrunden zahnriemenrädern oder kettenrädern
CH704637B1 (fr) * 2007-11-14 2012-09-28 Frank Mueller Watchland S A Roue dentée, engrenage, mouvement horloger et pièce d'horlogerie correspondants.
JP5064308B2 (ja) 2008-06-09 2012-10-31 アイシン・エーアイ株式会社 手動変速機の操作装置
AT509456B1 (de) * 2010-08-31 2011-09-15 Miba Sinter Austria Gmbh Gesintertes zahnrad
US8857319B2 (en) * 2011-10-28 2014-10-14 ADCO Industries—Technologies, L.P. Roller grill
US8869683B2 (en) * 2011-10-28 2014-10-28 ADCO Industries—Technologies, L.P. Roller grill
US8857320B2 (en) * 2011-10-28 2014-10-14 Adco Industries-Technologies, L.P. Roller grill
US8857322B2 (en) * 2011-10-28 2014-10-14 ADCO Industries—Technologies, L.P. Roller grill
US8857321B2 (en) * 2011-10-28 2014-10-14 ADCO Industries—Technologies, L.P. Roller grill
US8844431B2 (en) * 2012-06-08 2014-09-30 ADCO Industries—Technologies, L.P. Roller Grill divider
US9545172B2 (en) 2014-02-11 2017-01-17 Adco Industries-Technologies, L.P. Roller grill
CN103925353A (zh) * 2014-04-09 2014-07-16 马鞍山市兴隆铸造有限公司 一种工业用散热耐腐蚀传动齿轮
DE102015223119B3 (de) * 2015-11-23 2017-01-12 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Schrägverzahnung mit verändertem Zahneingriff
US10989293B2 (en) * 2016-06-09 2021-04-27 Contitech Antriebssysteme Gmbh Non-metal sprocket and bushing apparatus
US11015694B2 (en) * 2016-06-09 2021-05-25 Contitech Antriebssysteme Gmbh Bushing and hub to prevent back-rotation
US10865868B2 (en) * 2016-06-09 2020-12-15 Contitech Antriebssysteme Gmbh Non-metal sprocket
GB201611572D0 (en) * 2016-07-01 2016-08-17 Victrex Mfg Ltd Polymeric materials
EP3775622A4 (en) * 2018-04-13 2021-04-07 1-Up Design and Consulting, LLC METHOD FOR TRANSMISSION NOISE REDUCTION
US11098797B2 (en) * 2018-11-07 2021-08-24 Contitech Antriebssysteme Gmbh Synchronous sprocket profile for non-metal sprockets
US11585423B2 (en) 2020-10-03 2023-02-21 Contitech Antriebssysteme Gmbh Composite sprocket

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853951U (ja) * 1981-10-09 1983-04-12 オムロン株式会社 歯車
JPS59169460U (ja) * 1983-04-28 1984-11-13 松下電工株式会社 歯車
JP2003090412A (ja) * 2001-09-14 2003-03-28 Enplas Corp 射出成形プラスチックギヤ
JP2005240995A (ja) * 2003-09-03 2005-09-08 Enplas Corp 成形プラスチック歯車及びこれを使用した間歇回転伝達機構、ギヤトレイン

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US820789A (en) * 1905-10-30 1906-05-15 Frederick Hutchins Flexible toothed element.
US2737033A (en) * 1951-04-09 1956-03-06 Wilfrid H Bendall Resilient gear couplings
US3304795A (en) * 1966-02-28 1967-02-21 William S Rouverol Nonlubricated formed gearing
US3999445A (en) * 1975-07-07 1976-12-28 Liautaud James P Pinion gear
US4047395A (en) * 1976-10-04 1977-09-13 Bendall Wilfrid H Torsionally resilient gear coupling
US4184380A (en) * 1978-03-10 1980-01-22 Rivin Evgeny I Gears having resilient coatings
US4458547A (en) * 1981-11-17 1984-07-10 Resinoid Engineering Corporation Non-metallic sprocket
DE3322907A1 (de) * 1983-06-25 1985-01-03 Skf Kugellagerfabriken Gmbh, 8720 Schweinfurt Zahnrad und verfahren zu seiner herstellung
US5098346A (en) * 1990-04-13 1992-03-24 The Gates Rubber Company Sprocket
US5358460A (en) * 1993-01-25 1994-10-25 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Flex-gear power transmission system for transmitting EMF between sun and ring gears
US5852951A (en) * 1994-10-04 1998-12-29 Briggs & Stratton Corporation Composite gear and method of making same
JP3631084B2 (ja) * 1999-09-13 2005-03-23 光洋精工株式会社 塗装品およびその製造方法および塗装装置
JP2005344126A (ja) * 2002-10-04 2005-12-15 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 焼結歯車
JP2004346981A (ja) * 2003-05-20 2004-12-09 Asmo Co Ltd 樹脂製ギヤ
WO2004113006A2 (en) * 2003-06-16 2004-12-29 Delphi Technologies, Inc. Double flank delash gear mechanism
EP1555584A1 (fr) * 2004-01-13 2005-07-20 Rolex S.A. Mobile denté à rattrapage de jeu, engrenage et utilisation de cet engrenage
EP1744081B1 (fr) * 2005-07-15 2009-01-21 Rolex Sa Engrenage à compensation de défauts pour mécanisme de précision

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5853951U (ja) * 1981-10-09 1983-04-12 オムロン株式会社 歯車
JPS59169460U (ja) * 1983-04-28 1984-11-13 松下電工株式会社 歯車
JP2003090412A (ja) * 2001-09-14 2003-03-28 Enplas Corp 射出成形プラスチックギヤ
JP2005240995A (ja) * 2003-09-03 2005-09-08 Enplas Corp 成形プラスチック歯車及びこれを使用した間歇回転伝達機構、ギヤトレイン

Also Published As

Publication number Publication date
US7698964B2 (en) 2010-04-20
US20080022799A1 (en) 2008-01-31
JP2008032168A (ja) 2008-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4618806B2 (ja) 歯車
US20050183531A1 (en) Gear
JP4640777B2 (ja) 樹脂製歯車装置
US8100026B2 (en) Plastic injection-molded gear
EP1939492B1 (en) Injection-molded resin bevel gear
JP6084002B2 (ja) ギアードモータ
USRE45516E1 (en) Injection-molded resin face gear
JP4665516B2 (ja) 遊星歯車機構およびその製造方法
JP4737839B2 (ja) 歯車及び歯車装置
JP4297926B2 (ja) 射出成形プラスチックギヤ
JP4135794B2 (ja) 射出成形プラスチックギヤ
JP4919495B2 (ja) 樹脂製やまば歯車
JP4282423B2 (ja) 樹脂製やまば歯車
JP2008115886A (ja) 斜歯歯車
CN112119243A (zh) 波动齿轮装置
JP2023169728A (ja) 伝達歯車
JP5607803B1 (ja) 台形歯すじ歯車
JP4925309B2 (ja) 樹脂製歯車
JP5754151B2 (ja) ウォームギヤ装置
JP6472296B2 (ja) 複合歯車、その製造方法、および機器
JP2021142742A (ja) 樹脂成形用型
CN114867951A (zh) 波动齿轮装置
JP2007315521A (ja) 動力伝達装置および動力伝達装置付きモータ
JP2009074666A (ja) 歯車装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101022

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4618806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250