JP4615403B2 - 現像剤の帯電能に優れる現像装置およびそれを備える画像形成装置 - Google Patents

現像剤の帯電能に優れる現像装置およびそれを備える画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像剤の帯電能に優れる現像装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いる画像形成においては、一様な電位に帯電された電子写真感光体を画像情報に応じた光で露光して静電潜像を形成し、形成された静電潜像を、現像装置によって現像して可視像化する。静電潜像を現像する方法としては、磁性1成分現像剤または非磁性1成分現像剤を用いる1成分現像方式と、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いる2成分現像方式とがある。
2成分現像方式は、キャリアと呼ばれる磁性粒子とトナーとを撹拌して互いに摩擦帯電させることによってキャリアの表面にトナーを担持させ、トナーを担持するキャリアで磁石部材を内包する現像ローラの表面に穂を形成し、穂中のトナーを現像ローラから電子写真感光体の静電潜像へ移行させて現像する。2成分現像方式は、1成分現像方式に比べて装置が若干複雑になるけれども、トナーの電位設定が比較的容易であり、高速対応性および安定性に優れるので、多用されている。
図6は、2成分現像剤を用いる現像装置1の典型的な構成を例示する断面図である。現像装置1は、現像剤を収容する現像槽2と、現像槽2に回転自在に設けられ、画像形成装置に備わる電子写真感光体10の静電潜像に現像剤を供給する現像ローラ3と、現像ローラ3の表面上に形成される現像剤の穂の長さを規制するブレード部材4と、現像ローラ3に現像剤を供給する2つの第1および第2撹拌供給ローラ5,6と、現像槽2へトナーを補給するトナーホッパ7とを含んで構成される。
トナーとキャリアとを含む2成分現像剤であって現像槽2に収容される現像剤は、第1および第2撹拌供給ローラ5,6で撹拌されるとき摩擦帯電されるとともに、現像ローラ3に供給された現像剤がブレード部材4によって穂切り(所定の穂の長さに規制)されるとき、または穂切りの直前に摩擦帯電される。
この現像剤が摩擦帯電される帯電量は、形成される画像の濃度および品質にとって重要な因子であり、精度高く制御される必要がある。従来の現像装置1では、現像剤の帯電量の調整は、ブレード部材4と、ブレード部材4の現像ローラ3に臨む端部から現像ローラ3の外周面に向っておろした直線と現像ローラ3の外周面との交点Qにおける接線8とが、成す角度αの大きさを変化させたり、当該角度αが変化するようにブレード部材4の断面形状を変化させることによって行われている。
しかしながら、上記角度αを小さくすると現像剤の帯電能を向上することができるけれども、現像剤の循環性が低下する。ここで、現像剤の循環性とは、現像剤が第1撹拌供給ローラ5から現像ローラ3へ供給され、現像ローラ3から電子写真感光体10に対してトナーが供給された後の残部の現像剤が第1撹拌供給ローラ5側へ戻り、第1撹拌供給ローラ5から他の現像槽2中に存在する現像剤とともに再び現像ローラ3へと供給される現像剤の流れであり、この流れによる循環を言う。
2成分現像剤を用いる現像装置において現像剤の帯電性に係る従来技術として、現像(マグネット)ローラの法線方向における磁束密度の減衰率と、トナー粒子のシリコーンオイルの遊離率と、トナーの磁化とを規定することによって、現像ローラの線速が大きい場合でも、トナーに対する帯電の付与が充分に行われ、画質劣化が防止される現像装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示されるトナーに帯電を充分に付与するための構成は極めて複雑であり、汎用性に富むものではない。従来多用されているブレード部材の角度変化や形状変化などのような簡便な方法によって、現像剤の帯電能を向上し、なおかつ循環性をも向上し得ることが強く望まれているにも関らず、特許文献1にはこのような課題に対する解が全く示されていない。
特開2003−195640号公報
本発明の目的は、簡単な構成で現像剤の帯電能を向上するとともに、現像槽内における現像剤の循環性も確保することができる現像装置およびそれを備える画像形成装置を提供することである。
本発明は、少なくともトナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いて電子写真感光体に形成される静電潜像を現像して可視像化する現像装置であって、
現像剤を収容する現像槽と、
現像槽に回転自在に設けられて電子写真感光体に現像剤を供給する現像ローラと、
現像ローラの表面上に形成される現像剤の穂の長さを規制するブレード部材と
レード部材と、ブレード部材よりも現像ローラの回転方向上流側における現像ローラの外周面とで挟まれる空間において、現像ローラと2〜20mmの間隔を有し、かつブレード部材間隔を有してブレード部材に対して傾斜し、水平面に平行な薄板状に形成され、その長手方向が現像ローラの回転軸線方向に延びるようにして設けられ、短手方向の長さが2〜10mmであり、現像ローラに対して供給するべく搬送される現像剤の流れを規制するとともに現像剤に対してせん断力を与える規制板とを含むことを特徴とする現像剤の帯電能に優れる現像装置である
た本発明は、前記現像ローラは、直径が18mmであり、回転速度200rpmで回転駆動されることを特徴とする。
また本発明は、規制板は、ブレード部材に対する傾斜角度が可変に設けられることを特徴とする。
また本発明は、規制板とブレード部材とで挟まれる空間に回転自在に設けられ、現像剤を規制板とブレード部材とに向う方向へ搬送する補助搬送ローラを含むことを特徴とする。
また本発明は、前記いずれかの現像剤の帯電能に優れる現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、現像装置は、ブレード部材と現像ローラの外周面とで挟まれる空間において、現像ローラと2〜20mmの間隔を有し、かつブレード部材間隔を有してブレード部材に対して傾斜し、水平面に平行な薄板状に形成され、その長手方向が現像ローラの回転軸線方向に延びるようにして設けられ、短手方向の長さが2〜10mmであり、現像ローラに対して供給するべく搬送される現像剤の流れを規制するとともに現像剤に対してせん断力を与える規制板を含んで構成される。このことによって、現像剤の帯電能である摩擦帯電性を向上することができる。また、ブレード部材と現像ローラとで挟まれる空間を狭めることなく、規制板によって帯電能を向上するので、現像剤の循環性にも優れる構造を有し、現像剤の円滑な循環性と帯電能向上との相乗効果で、現像剤を効率良く帯電させることができる
た本発明によれば、前記現像ローラは、直径が18mmであり、回転速度200rpmで回転駆動されることが好ましい。
また本発明によれば、規制板は、ブレード部材に対する傾斜角度が可変に設けられるので、規制板の一方の側を搬送される現像剤の搬送流れの速度と、規制板の他方の側を搬送される現像剤の搬送流れの速度との差を、変化させることができる。上記速度差に応じて、現像剤を帯電させる1つの要因である摩擦力の大きさが定まるので、規制板の傾斜角度の変化によって現像剤の帯電能を調整することができる。
また本発明によれば、規制板とブレード部材とで挟まれる空間に回転自在に設けられ、現像剤を規制板とブレード部材とに向う方向へ搬送する補助搬送ローラを含むので、現像槽内における現像剤の循環性を一層向上することができる。
また本発明によれば、前記いずれかの現像装置を備えることによって、現像剤の帯電能と現像槽内での循環性が向上し、充分な帯電の付与された現像剤が応答性良く現像ローラに供給されるので、現像ローラから電子写真感光体へのトナー移行が円滑に行われ、形成する画像の品質に優れた画像形成装置が実現される。
図1は、本発明の実施の第1形態である現像剤の帯電能に優れる現像装置20の構成を簡略化して示す断面図である。現像剤の帯電能に優れる現像装置20(以後、単に現像装置と呼ぶ)は、少なくともトナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いて、画像形成装置に備わる電子写真感光体19に形成される静電潜像を現像して可視像化する装置である。
現像装置20は、現像剤を収容する現像槽21と、現像槽21に回転自在に設けられて電子写真感光体19に現像剤を供給する現像ローラ22と、現像ローラ22の表面上に形成される現像剤の穂の長さを規制するブレード部材23と、ブレード部材23とブレード部材23よりも現像ローラ22の回転方向28上流側における現像ローラ22の外周面とで挟まれる空間30(以後、この空間を便宜上帯電空間30と呼ぶ)に設けられ、現像ローラ22に対して供給するべく搬送される現像剤の流れを規制するとともに現像剤に対してせん断力を与える規制板24と、現像槽21に回転自在に設けられて現像ローラ22に対して現像剤を撹拌供給する2つの第1および第2撹拌供給ローラ25,26と、現像槽21に現像剤の成分であるトナーを補給するトナーホッパ27とを含む。
現像槽21は、電子写真感光体19の回転軸線が延びる方向に対して平行に細長く延びて設けられる容器状部材であり、たとえば硬質樹脂などからなる。現像槽21には、電子写真感光体19を臨み、現像槽21が延びる方向と平行に細長く延びる長方形の開口部31が形成される。
現像ローラ22は、現像槽21の開口部31を介して、その回転軸線が電子写真感光体19の回転軸線と平行になるように、かつ電子写真感光体19に対向するようにして現像槽21に設けられる。現像ローラ22は、2成分現像剤用の磁石部材を内包する、いわゆるマグネットローラである。現像ローラ22は、その磁石部材の磁力によって、磁性を有するキャリアに担持されるトナーをキャリアとともに外周面上に吸着させ、磁気ブラシとも呼ばれる現像剤の穂を形成する。
第1および第2撹拌供給ローラ25,26は、現像ローラ22に近い側から前記の順に配置され、その回転軸線が現像ローラ22の回転軸線と平行になるようにして回転自在に現像槽21に設けられる。第1および第2撹拌供給ローラ25,26は、現像槽21内に収容される現像剤を撹拌することによって現像剤の凝集を解き、撹拌時のローラと現像剤および現像剤同士の摩擦によって現像剤を帯電させるとともに、現像剤を搬送して現像ローラ22へと供給する。
現像槽21の第2撹拌供給ローラ26の上方に位置する天板32部分には貫通孔33が形成される。この貫通孔33の上に現像槽21に接してトナーホッパ27が設けられる。トナーホッパ27は、たとえば硬質樹脂などからなるホッパ容器34と、ホッパ容器34の下部に、現像槽21の貫通孔33を介して現像槽21の内部空間に連通するように形成されるホッパ容器貫通孔35に摺接するように設けられるトナー補給ローラ36とを含んで構成される。トナーホッパ27は、現像剤成分であるトナーを収容し、トナー補給ローラ36を回転駆動させることによって、収容するトナーをホッパ容器貫通孔35および現像槽21の貫通孔33から現像槽21へと補給する。したがって、ホッパ容器貫通孔35および現像槽21の貫通孔33は、トナー補給口を構成する。トナーホッパ27から現像槽21へ補給されたトナーは、前述のように第1および第2撹拌供給ローラ25,26によって、現像槽21内に既収容の現像剤と撹拌混合され、搬送されて現像ローラ22に供給される。
ブレード部材23は、弾性を有するたとえば金属または樹脂などからなる平面形状が長方形の薄板である。ブレード部材23は、長辺を構成する一方の端部23aが、現像ローラ22の外周面から予め定める間隔を有するようにして、装置本体または現像槽21の壁面などに装着される。本実施形態では、ブレード部材23が、現像ローラ22の下方に、現像槽21の壁面に内接するようにして設けられる。なお、ブレード部材23の一端部23aと現像ローラ22の外周面との予め定める間隔が、現像ローラ22の外周面上に形成される穂の穂切り長さとなる。
規制板24は、平面から見た形状が長方形の金属製薄板である。なお、規制板24の素材としては、金属に代わり樹脂を用いることができるけれども、その場合、樹脂に導電性物質を含有させて用いられる。本実施形態では実行しないけれども、規制板24にバイアスを印加して現像剤の帯電補助とすることが可能であり、規制板24にバイアスを印加するためには、規制板24が導電性を有することが必要とされるからである。本実施形態においては、規制板24は、帯電空間30内において、現像ローラ22およびブレード部材23からそれぞれ間隔を有し、水平面に平行かつ長手方向が現像ローラ22の回転軸線方向に延びるようにして配置される。
図2は、帯電空間30に設けられる規制板24付近の拡大図である。帯電空間30内に規制板24が設けられることによって、第1撹拌供給ローラ25から現像ローラ22およびブレード部材23に向って送給され、かつ現像ローラ22の回転によって搬送される現像剤の搬送流れが部分的に規制される。すなわち、規制板24が障壁となって現像剤の搬送流れが規制されて、その速度が遅くなる領域(以後、この領域をAゾーンと呼ぶ)と、現像ローラ22の回転速度に従って現像剤の搬送流れが生じて、その速度がAゾーンよりも速くなる領域(以後、この領域をBゾーンと呼ぶ)とが発生する。AゾーンとBゾーンとの境界は、明瞭に引かれるものではないけれども、おおよそ現像ローラ22と規制板24との間を通り、ブレード部材23の一端部23aに結ばれる仮想線41によって区分される。
帯電空間30内において、第1撹拌供給ローラ25によって現像ローラ22およびブレード部材23に向って送給され、また現像ローラ22の回転によって搬送される現像剤は、搬送時の現像剤同士の摩擦とブレード部材23による穂切りとによって帯電されるけれども、規制板24を設けることによって、Bゾーンにおける現像剤の搬送流れの速度(V1)と、Aゾーンにおける現像剤の搬送流れの速度(V2)との間に、速度差ΔV(=V1−V2)が発生するので、この速度差ΔVによって帯電空間30内における現像剤にせん断力を付与することができ、せん断力によって現像剤同士の摩擦が一層促進され、現像剤の帯電能が向上される。
規制板24の現像剤の搬送流れ方向の長さ(短手方向の長さ)L、また規制板24の現像ローラ22からの離隔距離Gは、現像ローラ22の直径や回転速度などに応じて設定される値が決まるので、一律に規定することができないけれども、一例を示すと次のようになる。たとえば、現像ローラ22の直径が18mm、現像ローラ22の回転速度が200rpm、現像剤の目標帯電量が−25μCの場合、規制板24の短手方向の長さ;L=2〜10mm、現像ローラ22からの離隔距離G=2〜20mmに設定される。
図3は、本発明の実施の第2形態である現像装置の要部拡大図である。本実施形態の現像装置は、規制板24の構成を除いて、実施の第1形態の現像装置20と同じに構成されるので、全体構成図を省くとともに、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態の現像装置において注目すべきは、規制板24はブレード部材23に対する傾斜角度βが可変に設けられることである。本実施形態では、規制板24の短手方向の中央に角変位軸45を設け、角変位軸45に不図示のギアを装着し、ギアの角変位軸まわりの回転量を調整することによって、規制板24自体を角変位軸45のまわりに、矢符46方向に角変位させることができる。
規制板24を角変位させることによって、Bゾーンにおける現像剤の搬送流れの速度V1と、Aゾーンにおける現像剤の搬送流れの速度V2との速度差ΔV(=V1−V2)を変化させ、帯電空間30における現像剤の帯電能を調整することが可能になる。たとえば、2成分現像剤の種類が変わり、目標帯電量が変化する場合、規制板24を角変位させることによってブレード部材23に対する傾斜角度βを変化させ、速度差ΔVを調整して現像剤が目標帯電量になるように対応することができる。
図4は、本発明の実施の第3形態である現像装置50の構成を簡略化して示す断面図である。本実施の形態の現像装置50は、実施の第1形態の現像装置20に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施形態の現像装置50において注目すべきは、帯電空間30内であって規制板24とブレード部材23とで挟まれる空間に回転自在に設けられ、現像剤を規制板24とブレード部材23とに向う方向へ搬送する補助搬送ローラ51を含むことである。補助搬送ローラ51は、通常の円筒形のローラ形状であってもよく、またスクリュー形状であってもよい。
規制板24を設けることによって帯電空間30をAゾーンとBゾーンとに分け、Aゾーンにおける現像剤の搬送流れの速度V2を、Bゾーンにおける現像剤の搬送流れの速度V1よりも遅くして、速度差ΔVを発生させるけれども、このことによって搬送流れ速度が遅いAゾーンの現像剤が滞留しがちになる。現像剤がAゾーンで滞留すると、過度に摩擦を生じ、過剰帯電を生じたり、現像剤特にキャリアの被膜に劣化を生じるおそれがある。また現像剤の循環性を確保するためにも、Aゾーンにおける現像剤の搬送流れの速度V2が過度に小さくなることは好ましくない。
補助搬送ローラ51は、その回転動作によって、Aゾーンにおける現像剤を、規制板24およびブレード部材23へ向って、また規制板24とブレード部材23との間を抜くようにして現像ローラ22へと搬送する。この補助搬送ローラ51の作用によって、帯電空間30における現像剤の搬送流れが促進され、滞留することが防止されるので、現像槽21内における現像剤の循環性が一層向上される。
図5は、本発明のもう一つの実施形態である画像形成装置61の構成を簡略化して示す図である。図5に示す画像形成装置61は、たとえば本発明の実施の第1形態の現像装置20を備えることを特徴とする電子写真方式のフルカラープリンタである。
画像形成装置61は、たとえばパーソナルコンピュータなどの外部装置で創出されて伝達される画像情報に応じて、記録紙などの記録媒体上にフルカラーまたはモノクロの画像を形成するものであり、電子写真感光体19、帯電器62、露光ユニット63、現像装置20、クリーニングユニット64、転写ユニット65、定着ユニット66、用紙搬送路S、自動給紙トレイ67、手差給紙トレイ68、排紙部69を含んで構成される。
この画像形成装置60は、フルカラープリンタであり、画像情報が、ブラック(b)、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)の各色を用いるカラー画像に応じたものである。したがって、電子写真感光体19、帯電器62、現像装置20、クリーニングユニット64および転写ユニット65に備えられる転写ローラ71は、各色に対応してそれぞれ4つ設けられる。ここでは、各色に応じて4つずつ設けられる各部は、各色を表すアルファベットを参照符号の末尾に付して区別し、総称する場合は参照符号のみで表す。なお、露光ユニット63は、ユニット内で画像情報をb,c,m,yの各色情報の光に分岐し、各色情報の光を各色の静電潜像が形成される電子写真感光体19に対して照射して露光する。したがって、露光ユニット63としては、たとえばレーザ照射部および複数の反射ミラーを備えるレーザスキャニングユニット1つが設けられる。
帯電器62、現像装置20、転写ローラ71、クリーニングユニット64は、電子写真感光体19まわりに、この順序で配置される。露光ユニット63は、露光ユニット63から出射される各色情報の光が、帯電器62と現像装置20との間を通して電子写真感光体19の表面に照射されるように配置される。
帯電器62は、電子写真感光体19の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、本実施形態ではローラ型が用いられる。露光ユニット63は、帯電器62によって一様な電位に帯電された電子写真感光体19の表面を各色の画像情報に応じて露光し、その表面に静電潜像を形成する。
現像装置20は、電子写真感光体19の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像し、可視像であるトナー像を形成する。クリーニングユニット64は、電子写真感光体19の表面から転写ユニット65へ転写しきれずに残留するトナーを、電子写真感光体19の表面から除去し回収する。
転写ユニット65は、電子写真感光体19の上方に配置され、転写ベルト72、転写ベルト駆動ローラ73、転写ベルト従動ローラ74、転写ローラ71(b,c,m,y)および転写ベルトクリーニングユニット75を含んで構成される。転写ベルト駆動ローラ73、転写ベルト従動ローラ74および転写ローラ71は、転写ベルト72を張架し、転写ベルト駆動ローラ73の回転駆動によって、転写ベルト72を矢符B方向へ回転駆動させる。
矢符B方向へ回転駆動される転写ベルト72は中間転写ベルトであり、各電子写真感光体19に接触するように設けられる。転写ベルト72が、電子写真感光体19に接しながら電子写真感光体19を通過する際、転写ベルト72を介して電子写真感光体19に対向配置される転写ローラ71から、電子写真感光体19表面のトナーの帯電極性とは逆極性の転写バイアスが印加され、電子写真感光体19の表面に形成されたトナー像が転写ベルト72上へ転写される。フルカラー画像の場合、各電子写真感光体19で形成される各色のトナー画像が、転写ベルト72上に順次重ねて転写されることによって、フルカラーに形成される。
転写ベルトクリーニングユニット75は、転写ベルト従動ローラ74に対向し、転写ベルト従動ローラ74に張架される転写ベルト72の外周面に接触するように設けられる。電子写真感光体19との接触によって転写ベルト72に付着したトナーは、記録媒体の裏面を汚染する原因となるので、転写ベルトクリーニングユニット75が、転写ベルト72表面のトナーを除去し回収する。
トナー像が記録される記録媒体たとえば記録紙は、自動給紙トレイ67に貯留される。本実施形態の画像形成装置61では、自動給紙トレイ67は、装置下部に設けられる。自動給紙トレイ67に貯留される記録紙は、ピックアップローラ78によって1枚ずつ自動給紙トレイ67から取出され、用紙搬送路Sへ送出される。用紙搬送路Sへ送出された記録紙は、用紙搬送路Sの各所に設けられる複数の搬送ローラ81によって搬送され、転写ユニット65において転写ベルト72上に転写された画像の形成位置に同期するようにして、転写ベルト駆動ローラ73と、転写ベルト駆動ローラ73に対向し転写ベルト駆動ローラ73に押圧するように設けられる記録紙転写ローラ79とのニップ部へと送給される。上記ニップ部を通過する記録紙に対して記録紙転写ローラ79から転写バイアスが印加されることによって、トナー像が転写ベルト72から記録紙上に転写される。なお、記録紙は、自動給紙トレイ67からの送給に限定されることなく、手差給紙トレイ68からもう一つの用紙搬送路Sを通って送給されてもよい。
定着ユニット66は、転写ユニット65よりも記録紙の搬送方向下流側に設けられ、加熱ローラ76および加圧ローラ77と、加熱ローラ76の加熱源、加熱ローラ76の温度を検知するセンサおよび加熱ローラ76が所定の温度になるように加熱源の動作を制御する制御部などを含む。加熱ローラ76と加圧ローラ77とは、互いに押圧状態で記録紙を挟圧搬送することができるように設けられる。定着ユニット66は、記録紙が加熱ローラ76と加圧ローラ77とで形成されるニップ部を通過する際、トナー像を加熱および加圧して記録紙に定着させ、堅牢な記録画像とする。
定着ユニット66でトナー像が定着された記録紙は、定着ユニット66の出側に設けられる排紙ローラ80と搬送ローラ81とによって排紙部69へ排紙される。
以下画像形成装置61における画像形成動作について簡単に説明する。画像形成部では、電子写真感光体19の表面を帯電器62で一様な電位に帯電させ、露光ユニット63で画像情報に応じて露光して静電潜像が形成され、静電潜像が現像装置20によって現像されてトナー像が形成される。各電子写真感光体19の表面上に形成された各色のトナー像は、転写ベルト72上に順次重ねて転写されフルカラー画像となる。
転写ベルト72上に転写されたトナー像は、自動給紙トレイ67からピックアップローラ78でピックアップされ用紙搬送路Sを搬送され、転写ベルト駆動ローラ73と記録紙転写ローラ79とのニップ部まで送給された記録紙の上に転写される。トナー像が転写された記録紙は、定着ユニット66へ搬送され、定着ユニット66で定着処理されて堅牢な記録画像となり、排紙部69に排紙され、一連の画像形成動作が終了する。
画像形成装置61には、現像装置20が備えられる。このことによって、現像剤の帯電能と現像槽21内での循環性が向上し、充分な帯電の付与された現像剤が応答性良く現像ローラ22に供給されるので、現像ローラ22から電子写真感光体19へのトナー移行が円滑に行われ、形成する画像の品質に優れた画像形成装置61が実現される。
本発明の実施の第1形態である現像剤の帯電能に優れる現像装置20の構成を簡略化して示す断面図である。 帯電空間30に設けられる規制板24付近の拡大図である。 本発明の実施の第2形態である現像装置の要部拡大図である。 本発明の実施の第3形態である現像装置50の構成を簡略化して示す断面図である。 本発明のもう一つの実施形態である画像形成装置61の構成を簡略化して示す図である。 2成分現像剤を用いる現像装置1の典型的な構成を例示する断面図である。
符号の説明
20,50 現像装置
21 現像槽
22 現像ローラ
23 ブレード部材
24 規制板
25 第1撹拌供給ローラ
26 第2撹拌供給ローラ
27 トナーホッパ
30 帯電空間
61 画像形成装置

Claims (5)

  1. 少なくともトナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いて電子写真感光体に形成される静電潜像を現像して可視像化する現像装置であって、
    現像剤を収容する現像槽と、
    現像槽に回転自在に設けられて電子写真感光体に現像剤を供給する現像ローラと、
    現像ローラの表面上に形成される現像剤の穂の長さを規制するブレード部材と
    レード部材と、ブレード部材よりも現像ローラの回転方向上流側における現像ローラの外周面とで挟まれる空間において、現像ローラと2〜20mmの間隔を有し、かつブレード部材間隔を有してブレード部材に対して傾斜し、水平面に平行な薄板状に形成され、その長手方向が現像ローラの回転軸線方向に延びるようにして設けられ、短手方向の長さが2〜10mmであり、現像ローラに対して供給するべく搬送される現像剤の流れを規制するとともに現像剤に対してせん断力を与える規制板とを含むことを特徴とする現像剤の帯電能に優れる現像装置。
  2. 前記現像ローラは、直径が18mmであり、回転速度200rpmで回転駆動されることを特徴とする請求項に記載の現像剤の帯電能に優れる現像装置。
  3. 規制板は、
    ブレード部材に対する傾斜角度が可変に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の現像剤の帯電能に優れる現像装置。
  4. 規制板とブレード部材とで挟まれる空間に回転自在に設けられ、現像剤を規制板とブレード部材とに向う方向へ搬送する補助搬送ローラを含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の現像剤の帯電能に優れる現像装置。
  5. 前記請求項1〜のいずれか1つに記載の現像剤の帯電能に優れる現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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