JP4615043B2 - 転てつ表示入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転てつ機の転換表示信号を入力し、その表示内容を上位装置へ出力する転てつ表示入力装置に係わり、特に、定位転換状態であることを交流電圧の一方の極性の半波信号で示し反位転換状態であることを他方の極性の半波信号で示し、転換中は無出力となる転換表示信号を入力する転てつ表示入力装置に関する。
駅構内などで列車運行の安全を確保する電子連動装置は、転てつ機や信号機など遠隔の現場機器からその動作状態を示す入力信号を入力し、該入力信号が示す現場機器の動作状態に基づいて安全確保のための論理処理を行っている。かかる電子連動装置では、故障が発生しても該故障によって乗客が危険な事態に陥らないようにするフェールセーフ対策が施されている。そして、転てつ機の転換状態を示す転換表示信号を入力しその表示内容を上位装置である電子連動装置へ出力する転てつ表示入力装置においてもフェールセーフ性が求められる。
転換表示信号には、転てつ機が定位転換状態であることを交流電圧の一方の極性の半波信号で示し、転てつ機が反位転換状態であることを交流電圧の他方の極性の半波信号で示すタイプのものがある。図4は、このタイプの転換表示信号に対応した従来の転てつ表示入力装置を例示している。
転換表示回路60は、ダイオードZを有し、転てつ機が定位にあるときは、定位表示接点(NK)61、62が閉成、反位表示接点(RK)63、64が開放となり、AC電源65からの交流電圧の正の半波をNK端子66−BX端子67間に定位表示信号として出力する。また、転てつ機が反位にあるときは定位表示接点(NK)61、62が開放、反位表示接点(RK)63、64が閉成となり、AC電源65からの交流電圧の負の半波を反位表示信号としてRK端子68−BX端子67間に出力する。転換中は、定位表示信号、反位表示信号のいずれも発生せず無信号となる。
転てつ表示入力装置80は、定位表示信号(交流電圧の正の半波)によって動作する有極リレー(NKR)71と、反位転換表示信号(交流電圧の負の半波)によって動作する有極リレー(RKR)72と、これらの有極リレー(NKR)71、(RKR)72にそれぞれ並列に接続されたコンデンサ(C)73、74とを入力回路として備えている。コンデンサ(C)73、74は、図5に示すように、正の半波によって動作した有極リレー(NKR)71や負の半波によって動作した有極リレー(RKR)72が、それぞれ次の半波までの無信号期間に復旧しないように電圧を保持する役割を果たす。
転てつ表示入力装置80は、制御部81と、第1照査入力回路82と、第2照査入力回路83を備え、第1照査入力回路82の入力(NK端子84−COM端子85間)にはDC電源86と有極リレー(NKR)71の動作接点71nとの直列回路が接続されている。第2照査入力回路83の入力(RK端子87−COM端子85間)にはDC電源86と有極リレー(RKR)72の動作接点72nの直列回路が接続されている。
第1照査入力回路82は、制御部81の端子a2から第1照査信号が入力されており、この第1照査信号がオンのときのみ、NK端子84−COM端子85間の入力状態を反映した第1出力信号を制御部81の端子a1に出力する。同様に第2照査入力回路83は、制御部81の端子b2から第2照査信号が入力されており、この第2照査信号がオンのときのみ、RK端子87−COM端子85間の入力状態を反映した第2出力信号を制御部81の端子b1に出力する。
制御部81は、転てつ機の転換表示信号の表示内容を入力する際には、第1照査信号および第2照査信号をそれぞれ短い周期で繰り返しオンオフさせ、第1照査信号のオンオフに対応した信号が端子a1に入力されれば、転換表示回路60が定位表示信号を出力していると認識し、第2照査信号のオンオフに対応した信号が端子b1に入力されれば、転換表示回路60が反位表示信号を出力していると認識する。そして、その認識結果を示す表示信号を上位の電子連動装置に出力するようになっている。
(1)照査入力回路は、直流入力信号に対してはHigh側固定故障のないことを確認可能な回路である(たとえば、特許文献1参照。)。制御部81は、照査信号に対応してオンオフする信号が第1照査入力回路から入力されると接点71nは閉成していると認識し、第2照査入力回路83から入力されると接点72nは閉成していると認識する。これらの認識は、照査入力回路に固定故障のない正常なものと判定する。なお、照査入力回路から入力される信号がオン固定の場合、その照査入力回路はHigh側固定故障していると判定する。
(2)有極リレー(NKR)71、(RKR)72には、非対称故障特性(動作状態で故障する危険側故障は極めて少ない、という特性)を有する鉄道信号用のものが使用される。
(3)有極リレー(NKR)71、(RKR)72は、コイルに+から−へ電流が流れると動作するが逆極性の電圧が印加された場合や交流電源が印加された場合には動作せず復旧する特性を有しているので、制御ケーブルWに何らかの要因で交流電源が混入した場合でも、有極リレー(NKR)71、(RKR)72は動作せずに復旧し、転てつ表示入力は「なし」となる。
これら(1)〜(3)により、図4の回路では、上位装置へ出力する表示信号のフェールセーフ性が確保されている。
特開昭63−265765号公報
しかし、図4に示すような従来の回路では、鉄道信号用の有極リレーや時素用コンデンサを使用するため、回路が大型で高価となるという問題があった。また、接点入力用の直流電源を要するという問題もあった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、定位転換状態であることを交流電圧の一方の極性の半波信号で示し反位転換状態であることを他方の極性の半波信号で示し、転換中は無出力となる転換表示信号を、鉄道信号用の有極リレーや時素用コンデンサなどを使用しない回路構成でありながら、正しく入力判定することのできる転てつ表示入力装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]転てつ機の転換表示回路から、転てつ機が定位転換状態であることを交流電圧の一方の極性の半波信号で示し、かつ、転てつ機が反位転換状態であることを交流電圧の他方の極性の半波信号で示し、かつ、転換中は無出力となる転換表示信号を入力し、この転換表示信号の表示内容を認識して上位装置へ出力する転てつ表示入力装置において、
正極性の信号が入力されている状態でのみ検査信号のオンオフに応じた第1出力信号を出力する第1照査入力回路と、
負極性の信号が入力されている状態でのみ検査信号のオンオフに応じた第2出力信号を出力する第2照査入力回路と、
前記転換表示信号と交流電圧信号とが入力され、そのいずれか一方を選択信号に基づいて選択して前記第1照査入力回路および前記第2照査入力回路へ出力する選択部と、
前記選択信号および前記検査信号の出力を制御すると共に前記第1出力信号および前記第2出力信号の入力された制御部と、
を有し、
前記制御部は、
前記交流電圧信号の選択を指示する前記選択信号とオンオフを繰り返す前記検査信号とを出力し、その出力期間中に前記第1出力信号と前記第2出力信号がオンオフした場合に前記第1照査入力回路および前記第2照査入力回路が正常であると判定し、
前記転換表示信号の選択を指示する前記選択信号とオンオフを繰り返す検査信号とを出力し、その出力期間中に入力される前記第1出力信号と前記第2出力信号に基づいて前記転換表示信号の表示内容を認識する ことを特徴とする転てつ表示入力装置。
上記発明では、判定時には、第1、第2照査入力回路への入力を転換表示信号から交流電圧信号に切り替えて検査信号をオンオフさせる。そのとき、交流電圧信号の正の半波の期間に検査信号のオンオフに応じた第1出力信号が第1照査入力回路から出力されかつ交流電圧信号の負の半波の期間に検査信号のオンオフに応じた第2出力信号が第2照査入力回路から出力されれば第1照査入力回路および第2照査入力回路は固定故障なく正常であると判定する。また、転換表示信号の表示内容を入力するときは、第1、第2照査入力回路への入力として転換表示信号を選択し、検査信号をオンオフさせる。このとき検査信号のオンオフに対応してオンオフする第1出力信号が出力されれば、転換表示信号は正の半波(たとえば、定位表示信号)を出力していると認識し、検査信号のオンオフに対応してオンオフする第2出力信号が出力されれば、転換表示信号は負の半波(たとえば、反位表示信号)を出力していると認識する。
[2]前記制御部は、前記判定により前記第1照査入力回路と前記第2照査入力回路の正常が確認されたことを条件に、前記認識した表示内容を前記上位装置へ出力する
ことを特徴とする[1]に記載の転てつ表示入力装置。
上記発明では、第1照査入力回路と第2照査入力回路が正常であることが判定動作によって確認されたことを条件に、認識した転換表示信号の表示内容を上位装置へ出力する。
[3]前記制御部は、前記転てつ機の転換制御中に前記判定を行う
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の転てつ表示入力装置。
上記発明では、転てつ機の転換制御中に、第1、第2照査入力回路の健全性を判定し、転換終了後に転換表示信号の表示内容を入力する。
[4]前記制御部は、前記判定と前記認識とを連続して交互に行う
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の転てつ表示入力装置。
上記発明では、転換表示信号の表示内容を入力(認識)する際に、その認識と第1、第2照査入力回路の正常判定とを交互に連続して行う。たとえば、認識と判定をセットとした動作を複数回連続して行い、いずれの判定結果も正常な場合かつ認識結果が同一の場合にのみ、その認識結果を有効として上位装置に出力するといった動作を行う。
本発明に係る転てつ表示入力装置によれば、定位転換状態であることを交流電圧の一方の極性の半波信号で示し反位転換状態であることを他方の極性の半波信号で示し転換中は無出力となる転換表示信号を、鉄道信号用の有極リレーや時素用コンデンサなどを使用しない回路構成でありながら、正しく入力判定することができるので、装置の小型化と経済性、信頼性、安全性の向上に寄与することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る転てつ表示入力装置10およびその周辺回路を示している。転換表示回路60は図4に示したものと同様であり、ダイオードZを有し、転てつ機が定位にあるときは、定位表示接点(NK)61、62が閉成、反位表示接点(RK)63、64が開放となり、AC電源65からの交流電圧の正の半波をNK端子66−BX端子67間に定位表示信号として出力する。また、転てつ機が反位にあるときは定位表示接点(NK)61、62が開放、反位表示接点(RK)63、64が閉成となり、AC電源65からの交流電圧の負の半波を反位表示信号としてRK端子68−BX端子67間に出力する。転換中は、定位表示信号、反位表示信号のいずれも発生せず無信号(無出力)となる。
転てつ表示入力装置10は、転換表示回路60の出力する転換表示信号を入力してその表示内容を認識し、該認識した表示内容を示す表示信号32を上位装置(電子連動装置)に向けて出力する機能を果たす。転てつ表示入力装置10は、制御部11と、第1照査入力回路12と、第2照査入力回路13と、リレー(CHK)14とを備えて構成される。制御部11は、フェールセーフCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を主要部とした回路で構成される。制御部11の端子dには、上位装置である電子連動装置から、転てつ機の転換制御に関する指示内容を示す制御信号31が入力され、表示信号32は制御部11の端子eから上位装置に向けて出力される。
転てつ表示入力装置10は、NK端子16と、RK端子17と、BX端子18と、CX端子19とを備え、NK端子16は転換表示回路60のNK端子66と、RK端子17は転換表示回路60のRK端子68と、BX端子18は転換表示回路60のBX端子67とそれぞれ制御ケーブルWで接続されている。また、AC電源65は、トランス(T)90の一次側に接続され、トランス(T)90の二次側の一方はBX端子18(図は、BX端子に接続された制御ケーブルの途中)に、他方は転てつ表示入力装置10のCX端子19にそれぞれ接続されている。
転てつ表示入力装置10の内部においては、NK端子16はリレー(CHK)14の第1接点部14Aの復旧接点Rと接続されている。RK端子17はリレー(CHK)14の第2接点部14Bの復旧接点Rと接続されている。BX端子18はリレー(CHK)14の第1接点部14Aの動作接点Nと第2接点部14Bの動作接点Nとにそれぞれ接続されている。リレー(CHK)14の第1接点部14Aの共通接点Cは第1照査入力回路12の(+)入力に接続され、第2接点部14Bの共通接点Cは第2照査入力回路13の(−)入力に接続されている。CX端子19は第1照査入力回路12の(−)入力と第2照査入力回路13の(+)入力とにそれぞれ接続されている。
制御部11は、端子a2から第1照査信号33を第1照査入力回路12の照査信号入力へ出力し、端子b2から第2照査信号34を第2照査入力回路13の照査信号入力へそれぞれ出力する。第1照査入力回路12の出力する第1出力信号35は制御部11の端子a1に入力され、第2照査入力回路13の出力する第2出力信号36は制御部11の端子b1に入力されている。またリレー(CHK)14のコイルは、制御部11の端子C1−端子C2間に接続され、これらの端子C1、C2間に制御部11から出力される駆動信号によって駆動される。リレー(CHK)14は、転換表示信号を第1、第2照査入力回路12、13に入力するか、トランス(T)90からの交流電圧信号を第1、第2照査入力回路12、13に入力するか切り替える選択部として機能する。
第1照査入力回路12は、制御部11の端子a2から入力される第1照査信号33がオンのときのみ、入力を反映した第1出力信号35を出力する回路である。同様に第2照査入力回路13は、制御部11の端子b2から入力される第2照査信号34がオンのときのみ、入力を反映した第2出力信号36を出力する回路である。
図2は、第1照査入力回路12の一例を示している。第1照査入力回路12は、(+)入力端子41と(−)入力端子42の間に、第1抵抗器R1と第3抵抗器R3とが直列接続されている。さらにこの第3抵抗器R3と並列に、第2抵抗器R2と第1フォトカプラP1のフォトダイオードと第2フォトカプラP2のフォトトランジスタとを順方向に直列接続した回路が接続されている。第1フォトカプラP1のフォトダイオードのアノードと第2フォトカプラP2のフォトトランジスタのエミッタとの間には逆方向電流阻止用のダイオードD1が接続されている。第2フォトカプラP2のフォトダイオードのアノードは抵抗器を介して+5Vに接続され、カソードは照査信号入力端子44に接続されている。第1フォトカプラP1のフォトトランジスタのエミッタは接地され、コレクタは出力信号の出力端子43に接続されている。第2照査入力回路13も同様の構成であり、その説明は省略する。
(+)入力端子41と(−)入力端子42の間に順方向の直流電圧が印加された状態で、照査信号入力端子44にオンオフする照査信号を入力すると、この照査信号のオンオフに応じて第2フォトカプラP2がオンオフし、さらにこのオンオフに応じて第1フォトカプラP1がオンオフし、入力された照査信号のオンオフに対応してオンオフする出力信号が出力端子43から出力される。
照査信号をオンオフした場合に出力端子43から出力信号が継続的に出力される場合はHigh側の固定故障が生じていると判定される。照査信号をオンオフした場合に出力端子43から出力信号が出力されない要因にはLow側の固定故障と、(+)入力端子41と(−)入力端子42の間に順方向の直流電圧が印加されない場合とがあり、この回路では、Low側の固定故障は判定できない。照査信号をオンオフした場合にそのオンオフに対応した出力信号が出力端子43から出力される場合は、(+)入力端子41と(−)入力端子42の間に順方向の電圧が印加されており、かつHigh側、Low側共に固定故障のないことが確認される。
次に、転てつ表示入力装置10の動作を説明する。
制御部11は、第1、第2照査入力回路12、13が正常か否かを判定する判定動作と、転換表示回路60の出力する転換表示信号の表示内容を入力して認識する入力動作(認定動作)を行う。
判定動作では、制御部11はリレー(CHK)14を駆動し、リレー(CHK)14の第1接点部14Aおよび第2接点部14Bの各動作接点Nを閉成させ、トランス(T)90からの交流電圧信号が第1照査入力回路12および第2照査入力回路13に入力される状態を形成する。この状態で制御部11は、短い周期でオンオフを繰り返す第1照査信号33および第2照査信号34を出力する。このとき、交流電圧信号の正の半波の期間に第1照査信号33のオンオフに対応してオンオフする第1出力信号35が入力されることを確認できた場合は第1照査入力回路12は正常である(固定故障なし)と判断する。詳細には、第1出力信号35が「交流電圧信号のほぼ半サイクルの期間にわたってオンオフした後、オフ固定がほぼ半サイクルの期間継続する」という変化を繰り返し行う場合に、第1照査入力回路12は正常である(固定故障なし)と判断する。
また、交流電圧信号の負の半波の期間に第2照査信号34のオンオフに対応してオンオフする第2出力信号36が入力されることを確認できた場合は第2照査入力回路13は正常である(固定故障なし)と判断する。詳細には、第2出力信号36が「交流電圧信号の半サイクルの期間にわたってオンオフした後、オフ固定が半サイクルの期間継続する」という変化を繰り返し行う場合に、第2照査入力回路13は正常である(固定故障なし)と判断する。そして、第1照査入力回路12と第2照査入力回路13の双方が正常な場合に、最終的に正常と判定する。
制御部11は、たとえば、上位装置から入力される制御信号31に基づいて転換制御の行われる期間を認識し、転換制御中に上記の判定動作を行う。そして、第1、第2照査入力回路12、13が共に正常であると判定した場合は、リレー(CHK)14の駆動を停止して復旧させ、転換終了後に転換表示信号の入力動作を行う。転換終了は、たとえば、転換制御の開始から予め定められた転換所要時間の経過によって判断してもよいし、転てつ機のモータ電流を監視し、電流オフにより転換終了を認識してもよい。
制御部11は、転換表示回路60の出力する転換表示信号の表示内容を取り込む入力動作を行う際には、リレー(CHK)14の駆動を停止し、リレー(CHK)14の第1接点部14Aおよび第2接点部14Bの各復旧接点Rを閉成させる。これにより、転換表示回路60からの定位表示信号(交流電圧信号の正の半波)が第1照査入力回路12に、反位表示信号(交流電圧信号の負の半波)が第2照査入力回路13に入力される状態を形成する。
この状態で制御部11は、短い周期でオンオフを繰り返す第1照査信号33および第2照査信号34を出力する。このとき、交流電圧信号の正の半波の期間に第1照査信号33のオンオフに対応してオンオフする第1出力信号35が入力され、かつ第2出力信号36がオフ固定の場合は、定位表示信号の入力ありと認識する。一方、交流電圧信号の負の半波の期間に第2照査信号34のオンオフに対応してオンオフする第2出力信号36が入力され、かつ第1出力信号35がオフ固定の場合は、反位表示信号の入力ありと認識する。
図3は、転換表示信号の表示内容を入力する際の各部の波形を示している。この図は、定位の場合を示している。転てつ機が定位に転換終了した場合、AC電源65の正の半サイクル信号は、図示省略のフォトカプラなどによりディジタル信号に変換され、矩形の定位表示信号となって第1照査入力回路12に入力される。この定位表示信号を短い周期で、オン(1)オフ(0)を繰り返す第1照査信号33でサンプリングして得た第1出力信号35が制御部11の端子a1に入力される。制御部11は、第1出力信号35のオン(1)が規定数(たとえば、半サイクルの期間に第1出力信号35がオンオフする回数の半分)以上あり、それに続く第1出力信号35の連続オフ(0)の期間が規定数に相当する時間以上あれば、AC電源65の正の半サイクル信号と判定し、入力有無判定=「有」とする。たとえば、入力有無判定=「有」が2回連続すれば、定位の入力有りを確定する。反位表示信号についても同様であり、その説明は省略する。
制御部11は、転換制御中に行った判定動作の判定結果が正常であることを条件に、転換終了後に行った入力動作で得た転換表示信号の入力内容を示す表示信号32を上位装置へ出力する。
判定動作による第1、第2照査入力回路12、13の故障診断が行われないと、転てつ機が転換終了していない状態で制御ケーブルWの混触などにより、AC電源65の交流電圧信号が第1、第2照査入力回路12、13に入力されることが想定される。その場合に、定位側の第1照査入力回路12がLow固定故障していると、あたかも、他方の正常な反位側の第2照査入力回路13にのみ入力があると誤判定し、電子連動システム上位装置に反位転換を示す表示信号32を出力することになり、列車の脱線、衝突などの重大な事故に至る恐れが生じる。本実施の形態に係る転てつ表示入力装置10では、判定動作によって第1照査入力回路12と第2照査入力回路13の正常(健全性)を確認できたことを条件に、入力動作によって認識した表示内容を示す表示信号32を上位装置に出力するので、上記の誤判定が防止される。
なお、判定動作を行うタイミングは転換制御中に限定されない。転換終了後にも行うようにされてもよい。たとえば、転換終了後に入力動作と判定動作とを交互に連続して繰り返し行ってもよい。入力動作と判定動作とを連続して交互に行うことで、判定動作と判定動作の間で行われる入力動作で得た入力内容に対する信頼性が向上する。たとえば、繰り返し行ったすべての判定動作で正常と判定された場合にのみ、入力内容を上位装置へ通知するように構成するとよい。
また、転換制御が1日に数回しか行われないような状況もあるので、転換制御の有無にかかわらず、転換待機中の任意のタイミングで判定動作を適宜行って異常を発見するように構成されてもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、第1、第2照査入力回路12、13は図2に示す構成のものに限定されず、照査信号がオンの間のみ入力を出力に反映する機能を備えた任意の照査回路でかまわない。
判定動作を転換制御中に行う場合には、リレー(CHK)14は転てつ機の転換を制御するリレーと兼用されてもよい。
本発明の実施の形態に係わる転てつ表示入力装置等の構成を示す回路図である。 照査入力回路の構成例を示す回路図である。 転換表示信号の表示内容を入力する際の各部の波形を示す波形図である。 従来から使用されている転てつ表示入力装置を示す回路図である。 図4の回路における各部の波形を示す波形図である。
符号の説明
10…転てつ表示入力装置
11…制御部
12…第1照査入力回路
13…第2照査入力回路
14…リレー(CHK)
14A…第1接点部
14B…第2接点部
16…NK端子
17…RK端子
18…BX端子
19…CX端子
31…制御信号
32…表示信号
33…第1照査信号
34…第2照査信号
35…第1出力信号
36…第2出力信号
41…(+)入力端子
42…(−)入力端子
43…出力端子
44…照査信号入力端子
60…転換表示回路
61、62…定位表示接点(NK)
63、64…反位表示接点(RK)
65…AC電源
66…NK端子
67…BX端子
68…RK端子
90…トランス(T)
a1…第1出力信号の入力端子
a2…第1照査信号の出力端子
b1…第2出力信号の入力端子
b2…第2照査信号の出力端子
C1…リレー駆動信号の出力端子
C2…リレー駆動信号の出力端子
d…制御信号の入力端子
D1…ダイオード
e…表示信号の出力端子
P1…第1フォトカプラ
P2…第2フォトカプラ
R1…第1抵抗器
R2…第2抵抗器
R3…第3抵抗器
W…制御ケーブル
Z…転換表示回路のダイオード

Claims (4)

  1. 転てつ機の転換表示回路から、転てつ機が定位転換状態であることを交流電圧の一方の極性の半波信号で示し、かつ、転てつ機が反位転換状態であることを交流電圧の他方の極性の半波信号で示し、かつ、転換中は無出力となる転換表示信号を入力し、この転換表示信号の表示内容を認識して上位装置へ出力する転てつ表示入力装置において、
    正極性の信号が入力されている状態でのみ検査信号のオンオフに応じた第1出力信号を出力する第1照査入力回路と、
    負極性の信号が入力されている状態でのみ検査信号のオンオフに応じた第2出力信号を出力する第2照査入力回路と、
    前記転換表示信号と交流電圧信号とが入力され、そのいずれか一方を選択信号に基づいて選択して前記第1照査入力回路および前記第2照査入力回路へ出力する選択部と、
    前記選択信号および前記検査信号の出力を制御すると共に前記第1出力信号および前記第2出力信号の入力された制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記交流電圧信号の選択を指示する前記選択信号とオンオフを繰り返す前記検査信号とを出力し、その出力期間中に前記第1出力信号と前記第2出力信号がオンオフした場合に前記第1照査入力回路および前記第2照査入力回路が正常であると判定し、
    前記転換表示信号の選択を指示する前記選択信号とオンオフを繰り返す検査信号とを出力し、その出力期間中に入力される前記第1出力信号と前記第2出力信号に基づいて前記転換表示信号の表示内容を認識する
    ことを特徴とする転てつ表示入力装置。
  2. 前記制御部は、前記判定により前記第1照査入力回路と前記第2照査入力回路の正常が確認されたことを条件に、前記認識した表示内容を前記上位装置へ出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の転てつ表示入力装置。
  3. 前記制御部は、前記転てつ機の転換制御中に前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の転てつ表示入力装置。
  4. 前記制御部は、前記判定と前記認識とを連続して交互に行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の転てつ表示入力装置。
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