JP4614627B2 - 高周波シール性積層体 - Google Patents

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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Laminated Bodies (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、酒カップのような小型コップ状容器の蓋材用途に好適な高周波シール性積層体に関する。さらに詳しくは、内面ポリエチレンコートアルミキャップやアルミ箔インモールドポリエチレンキャップの代替品の蓋材材料として好適な、高周波誘導加熱によってシールすることが可能な積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、蓋付きの小型コップ状容器に、日本酒、ぶどう酒などのアルコール飲料やジュース、コーヒー、お茶、紅茶などを充填した商品が駅売店を中心として広く販売されている。これら容器の材料としてはガラス、紙あるいはプラスチックが使用され、また蓋材としては、ポリエチレンを内面にコートしたアルミ製のキャップあるいはアルミ箔を内蔵したポリエチレンキャップが主として使用されている。上記商品は、容器にアルコール飲料やその他飲料を充填した後、上記蓋材を容器開口部に嵌合し、高周波誘導加熱によって蓋材のアルミ部を加熱させ、その熱によって蓋材のポリエチレン部を溶融して容器本体と融着させ、製造している。上記のような蓋材を用いる方法は、密封操作が簡単でシール部の信頼性も高いという利点はあるが、その一方で金属異物混入のチェックに多用されている金属探知機を使用することができないという欠点を有している。また金属とプラスチックの複合材料の蓋材は、廃棄時に分別処理することが難しいという問題もあった。
【0003】
本発明者らはそのため、金属を使用しないプラスチックのみからなる密封性良好な蓋材を見出すべく検討を行った。このような現行品の代替材料としては、現行のシール装置を用いることができ、短いシール時間によって密封性の高いシールが可能であるものが望まれていた。そこで本発明者らは種々の極性材料を検討した結果、後記するような積層材料を使用するときに、所望の性能を有する蓋材となることを見出すに至った。このような積層材料は、とくに容器材料としてシール部にエチレン系重合体からなるシール層を有するものを使用するときに、とくに好適であることも見出すに至った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の目的は、アルミニウムのような金属を使用せずに現行のシール装置を利用してコップ状容器に対して充分な密封性を示すシールを行うことができ、したがって商品検査において金属探知機の使用を可能とする新規な蓋材及びそれに利用することができる高周波シール性積層体を提供することにある。
【0005】
すなわち本発明は、ポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル共重合体又は紙から構成される基材層(C)と、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体のカリウムアイオノマー又は該カリウムアイオノマーと熱可塑性樹脂との混合物から構成され、周波数13.56MHzにおける誘電率と誘電正接の積が0.07以上である層(A)と、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体(B−1)からなるか、あるいは(B−1)を必須成分とし、これに低密度ポリエチレン(B−2)、非晶性又は低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体(B−3)及び粘着付与樹脂(B−4)から選ばれる少なくとも1種の成分を配合してなるエチレン共重合体組成物からなり、(B−1)が30〜100重量部、(B−2)が0〜40重量部、(B−3)が0〜30重量部及び(B−4)が0〜30重量部からなる組成の層であるシール層(B)がこの順で形成されてなる高周波シール性積層体を用いた、ガラス容器用、紙容器用又はプラスチック容器用蓋材に関する。
また本発明は、層(A)とシール層(B)の間、及び/又は基材層(C)と層(A)の間に接着層が設けられてなる請求項1に記載の高周波シール性積層体を用いた、ガラス容器用、紙容器用又はプラスチック容器用に使用される蓋材に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の高周波シール性積層体には、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体のカリウムアイオノマー又は該カリウムアイオノマーと熱可塑性樹脂との混合物から構成され、23℃、50%相対湿度の雰囲気下で測定した、周波数13.56MHzにおける誘電率と誘電正接の積が0.07以上、好ましくは0.09〜5である層(A)が用いられる。このような層(A)は、高周波誘導加熱の発熱体として機能し、シール層(B)と各種ガラス容器、紙容器又はプラスチック容器との間の熱融着を可能とする。また、このような層(A)を設けることにより、基材層(C)又は層(A)からなる蓋材表層の帯電による塵埃の付着や汚染を防止することができる。
【0007】
層(A)において使用されるカリウムアイオノマーのベースポリマーとなるエチレン・不飽和カルボン酸共重合体は、エチレンと不飽和カルボン酸、さらに任意に他の極性モノマーを共重合して得られるものである。ここに不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチルなどを例示することができるが、とくにアクリル酸又はメタクリル酸が好ましい。また共重合成分となりうる他の極性モノマーとしては、酢酸ビニル、ピロピオン酸ビニルのようなビニルエステル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−ヘキシル、アクリル酸イソオクチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチルのような不飽和カルボン酸エステル、一酸化炭素などであり、とくに不飽和カルボン酸エステルは好適な共重合成分である。
【0008】
このようなエチレン・不飽和カルボン酸共重合体は、エチレンと不飽和カルボン酸、任意に他の極性モノマーを、高温、高圧下でラジカル共重合することによって得ることができる。
【0009】
カリウムアイオノマーとして、ベースポリマーとなるエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の酸含量が少なすぎたり、あるいは中和度が小さすぎるものを使用すると、高周波特性良好な層を形成することは容易でない。そのため、不飽和カルボン酸含量が10〜30重量%、好ましくは10〜25重量%のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のカリウムイオンによる中和度が60%以上、好ましくは70%以上のカリウムアイオノマーを1種又は2種以上使用するのが好ましい。本発明においては、平均酸含量の異なる2種以上のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のカリウムアイオノマーを使用することが望ましい。例えば、平均酸含量が10〜30重量%、好ましくは10〜20重量%である2種以上の共重合体であって、最高酸含量と最低酸含量のものの酸含量差が1重量%以上、好ましくは2〜20重量%異なるエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のカリウムイオンによる中和度が60%以上、好ましくは70%以上の混合アイオノマーが好適である。より具体的には、不飽和カルボン酸含量が1〜10重量%、好ましくは2〜10重量%、MFR(190℃、2160g荷重におけるメルトフローレート、以下同じ)が1〜600g/10分、好ましくは10〜500g/10分のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体(A−1)と、不飽和カルボン酸含量が11〜25重量%、好ましくは13〜23重量%、MFRが1〜600g/10分、好ましくは10〜500g/10分のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体(A−2)とからなり、平均不飽和カルボン酸含量が10〜20重量%、好ましくは11〜15重量%、MFRが1〜300g/10分、好ましくは10〜200g/10分、一層好ましくは20〜150g/10分の混合共重合体成分の上記中和度を有する混合アイオノマーがとくに好適である。上記混合共重合体成分としてはまた、共重合体(A−1)と共重合体(A−2)の混合割合が、前者2〜60重量部、好ましくは5〜50重量部に対し、後者98〜40重量部、好ましくは95〜50重量部とするのが好ましい。
【0010】
カリウムアイオノマーのベースポリマーとなる上記のようなエチレン・不飽和カルボン酸共重合体には、すでに述べたような他の極性モノマーが含まれていてもよく、このような他の極性モノマーの存在は低温シール性の改善に寄与することがあるが、あまり多量に使用すると耐熱性や機械的強度が低下するので、このような多元共重合体を使用する場合は、他の極性モノマー含量が40重量%以下、好ましくは20重量%以下の割合で共重合されたものを使用すべきである。
【0011】
カリウムアイオノマーとしてはまた、加工性や機械的強度等を考慮すると、MFRが、0.1〜100g/10分、とくに0.2〜50g/10分のものを使用するのが好ましい。
【0012】
本発明の層(A)は、上記カリウムアイオノマーのみで構成されていてもよいが、周波数13.56MHzにおける誘電率と誘電正接の積が0.07以上となる限り、他の熱可塑性樹脂を配合することができる。このような熱可塑性樹脂として種々のものを選択することができるが、カリウムアイオノマーとの混和性、隣接層との接着性などを考慮すると、オレフィン系重合体、とくにエチレン単独重合体、エチレンと炭素数3以上のα−オレフィンの共重合体、エチレンと酢酸ビニルや不飽和カルボン酸エステルなどの不飽和エステルとの共重合体、エチレンと一酸化炭素と任意に不飽和エステルとからなる共重合体、エチレンと不飽和珪素化合物との共重合体、あるいはこれら重合体又は共重合体に不飽和カルボン酸や不飽和珪素化合物をグラフト重合したものなどから選択されるエチレン系重合体の使用が好ましい。とくに高周波特性の観点から、エチレンと酢酸ビニルや不飽和カルボン酸エステルなどの不飽和エステルとの共重合体やエチレンと一酸化炭素と任意に不飽和エステルとからなる共重合体等のエチレン共重合体を選択することが好ましい。このようなエチレン系重合体としては必ずしもバージン品を使用する必要はなく、例えば基材層(C)としてポリエチレンを使用する場合において、成形時に発生するオフスペック品や耳などの成形屑をリサイクル使用してもよい。熱可塑性樹脂の適当な配合量は、層(A)全体の95重量%以下、好ましくは90重量%以下、とくに好ましくは60重量%以下となるような割合が望ましい。すなわちカリウムアイオノマーが、該層全体の5重量%以上、好ましくは10重量%以上、とくに好ましくは40重量%以上とするのが望ましい。
【0013】
層(A)にはまた、高周波特性を改良するために水酸基含有化合物を配合することができる。分子内に水酸基を1個以上有する水酸基含有化合物は、炭素、水素及び酸素のみからなる化合物であってもよく、また炭素、水素、酸素のほかに窒素のようなヘテロ原子を含有するものであってもよい。これらは室温で液体状であっても固体状であってもよい。
【0014】
このような水酸基含有化合物の例として、例えば、ヘキシルアルコール、ラウリルアルコール、シクロヘキサノール、エタノールアミンなどの脂肪族あるいは脂環族の1価アルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスルトール、ソルビトール、シクロヘキサンジオールなどの脂肪族または脂環族の多価アルコール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコールなどの芳香族アルコール、フェノール、クレゾール、p−フェノールスルホン酸、ナフトール、レゾルシン、ハイドロキノン、2,4−ヒドロキシ安息香酸などの芳香族ヒドロキシ化合物などを例示することができる。
【0015】
水酸基含有化合物の他の例として、多価アルコールの部分エステル、多価アルコールのアルキレンオキシド付加物、アルキルアミンのアルキレンオキシド付加物、アルキルアミドのアルキレンオキシド付加物などを挙げることができる。
【0016】
前記多価アルコールの部分エステルとしては、低分子量の多価アルコールの脂肪酸エステルや脂肪酸と硼酸の混合エステルなどのフリーの水酸基を有する部分エステルである。より具体的には、グリセリンのモノ又はジ脂肪酸エステル、ソルビタンのモノ又はジ脂肪酸エステル、グリセリンのモノ脂肪酸エステルのモノ硼酸エステル、ジグリセリンのモノ脂肪酸エステルのモノ硼酸エステルなどである。これらは勿論混合物であってもよい。上記部分エステルを構成する脂肪酸成分としては、炭素数12〜22程度、とくに炭素数14〜20程度のものが好ましい。より具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ヒドロキシステアリン酸などの部分エステルである。
【0017】
前記多価アルコールのアルキレンオキシド付加物としては、各種分子量のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレ・ポリオキシプロピレングリコールなどを例示することができる。
【0018】
前記アルキルアミンのアルキレンオキシド付加物としては、例えば式
RN[(CHCHO)H][(CHCHO)H]
(式中、Rは炭素数12〜22のアルキル基、m、nは任意の整数)で表されるものを代表例として挙げることができる。
【0019】
同様にアルキルアミドのアルキレンオキシドの付加物としては、
RCON[(CHCHO)H][(CHCHO)H]
(式中、Rは炭素数12〜22のアルキル基、m、nは任意の整数)で表されるものを代表例として挙げることができる。
【0020】
これら水酸基含有化合物の中では、炭素数が少なくとも3以上の2価乃至3価の多価アルコールの使用が好ましい。より具体的には、ポリエチレングリコール、グリセリン等を代表例として例示することができる。
【0021】
水酸基含有化合物を添加する場合は、カリウムアイオノマーと水酸基含有化合物の使用比率は、前者85重量部以上、好ましくは90重量部以上に対し、後者15重量部以下、好ましくは10重量部以下の範囲である。水酸基含有化合物の配合量が多くなるにつれて高周波シール特性は向上するが、15重量%より多く配合した場合、溶着中に電気絶縁破壊が起こり易くなるので好ましくない。
【0022】
本発明の高周波シール性積層体において、カリウムアイオノマーを含有する層(A)の高周波特性を改良するために、加湿等の処理により水分を吸湿させることができる。このような加湿の方法としては、例えば室温〜50℃、高湿度に設定した恒温高湿槽に本発明の高周波シール性積層体あるいは蓋材を入れ、数時間乃至数日エージングする方法を挙げることができる。
【0023】
本発明の高周波シール性積層体には、上記層(A)と共にシール層(B)が設けられている。シール層(B)に使用される熱可塑性樹脂としては、各種ガラス容器、紙容器又はプラスチック容器のシール部に比較的低温度で溶着するものが好ましく、オレフィン系重合体、とくにエチレン単独重合体、エチレンと炭素数3以上のα−オレフィンの共重合体、エチレンと不飽和カルボン酸の共重合体、エチレンと酢酸ビニルや不飽和カルボン酸エステルなどの不飽和エステルとの共重合体、あるいはこれら重合体又は共重合体に不飽和カルボン酸や不飽和珪素化合物をグラフト重合したものなどから選択されるエチレン系重合体の使用が好ましい。これらエチレン系重合体は2種以上混合して使用することができる。
【0024】
本発明のシール層(B)に使用される熱可塑性樹脂としては、さらにエチレン・不飽和カルボン酸共重合体(B−1)を単味で使用するか、あるいは(B−1)を必須成分として含有し、これにさらに低密度ポリエチレン(B−2)、非晶性又は低結晶性のエチレン・α−オレフィン共重合体(B−3)及び粘着付与樹脂(B−4)から選ばれる成分を少なくとも1種以上を配合したエチレン・不飽和カルボン酸共重合体組成物を使用するのが、より好ましい。エチレン・不飽和カルボン酸共重合体(B−1)の代表的な例としては、層(A)において使用されるカリウムアイオノマーのベースポリマーとしてすでに例示したエチレン・不飽和カルボン酸共重合体を挙げることができる。上記低密度ポリエチレン(B−2)としては、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、あるいはメタロセン低密度ポリエチレンなどを代表例として例示することができる。非晶性又は低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体の代表的な例としては、エチレンを主成分とする炭素数3以上のα−オレフィンの共重合体であって、密度が895kg/m以下、とくに860〜890kg/mのものが好ましく、炭素数3以上のα−オレフンとしては、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテンなどを例示することができる。粘着付与樹脂の代表的な例としては、脂肪族系炭化水素樹脂、脂環族系炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジン類、スチレン系樹脂、クマロン・インデン樹脂などを例示することができる。
【0025】
本発明のシール層(B)に好適に使用することができる上記エチレン・不飽和カルボン酸共重合体又はその組成物においては、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体(B−1)、低密度ポリエチレン(B−2)、非晶性又は低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体(B−3)及び粘着付与樹脂(B−4)の合計量を100重量部とするときに、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体(B−1)を30〜100重量部、好ましくは40〜95重量部、低密度ポリエチレン(B−2)を0〜40重量部、好ましくは0〜30重量部、非晶性又は低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体(B−3)を0〜30重量部、好ましくは0〜20重量部、粘着付与樹脂(B−4)を0〜30重量部、好ましくは0〜20重量部となる組成とするのがよい。このような組成の共重合体又はその組成物を高周波誘導加熱可能な発熱層(A)と積層することにより、各種ガラス容器、紙容器又はプラスチック容器のシール部に比較的低温度で溶着させることが可能となる。
【0026】
本発明の高周波シール積層体は、上記層(A)と上記シール層(B)の2層構成の他に、十分な強度を持たせるために、上記層(A)側に基材層(C)を設けることができる。このような基材層に使用される材料としては、プラスチック又は紙が好ましい。プラスチックとして具体的には、エチレンの単独重合体又はエチレンと炭素数3〜12のα−オレフィンとの共重合体、例えば高圧法ポリエチレン、中・高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、エチレンと極性モノマーとの共重合体、たとえばエチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレンと不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸モノエチル、無水マレイン酸などとの共重合体又はそのNa、Li、Zn、MgもしくはCaなどのアイオノマー、エチレンと不飽和カルボン酸エステル、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸nブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸グリシジル、マレイン酸ジメチルなどとの共重合体、エチレンと上記のような不飽和カルボン酸と不飽和カルボン酸エステルの共重合体又はそのNa、Li、Zn、MgもしくはCaなどのアイオノマー、エチレンと一酸化炭素と任意に不飽和カルボン酸エステルや酢酸ビニルとの共重合体の如きオレフィン系重合体、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレンやABS樹脂のようなゴム強化スチレン系樹脂のようなスチレン系重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、シクロヘキサンジメタノール共重合ポリエチレンテレフタレート、ポリエステルエラストマーのようなポリエステル、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、あるいはこれら2種以上の混合物などを例示することができる。これらの中では、耐水性、耐薬品性、耐候性に優れ、高周波によって加熱されない安価な材料が好ましく、廃棄物処理が容易なポリオレフィン、とくにポリエチレン、とりわけそれほど剛性の高くない低密度ポリエチレンの使用が好ましい。
【0027】
また紙の具体的な例としては、ミルクカートン紙や紙コップなどの原紙として用いられる白ロール紙、上質紙、中質紙、アート紙、コート紙、合成紙、板紙などを挙げることができる。
【0028】
本発明の高周波シール性積層体の基本的な構成は、上述のようにカリウムアイオノマーを含有する上記層(A)とシール層(B)の2層、又は、基材層(C)、層(A)及びシール層(B)からなる3層であるが、層(A)とシール層(B)、及び/又は基材層(C)と層(A)の層間接着強度を向上させるために、接着層を設けることもできる。このような接着層としては、上記シール層(C)として例示したようなものや、成形時に発生するオフスペック品や耳などの成形屑をリサイクル使用してもよい。
【0029】
上記各層には、性能を損なわない範囲内において種々の添加剤を配合することができる。このような添加剤の例として、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、核剤、顔料、染料、無機充填剤などを挙げることができる。
【0030】
本発明の高周波シール性積層体における各層の厚みは、対象とする容器の開口部の大きさなどによっても異なるが、カリウムアイオノマーを含有する層(A)が10〜200μm、好ましくは20〜150μm、シール層(B)が10〜50μm、好ましくは15〜40μm、基材層(C)が10〜50μm、好ましくは15〜40μm、接着層が2〜40μm、好ましくは5〜30μmの範囲とするのが望ましく、また総厚みとして35〜250μm、好ましくは45〜200μmの範囲とするのが望ましい。
【0031】
本発明の高周波シール性積層体は、ガラス容器、紙容器、プラスチック容器などの蓋材として使用することができる。このような蓋材としては、前記各種容器の開口部に当接又は嵌合するような形状とし、容器に当接又は嵌合させた後に例えば周波数が1〜300MHz、好ましくは5〜200MNzの高周波を印加し、カリウムアイオノマーを含有する層(A)を加熱することによってシール層(B)が溶融することにより、容器を密封することができる。上記プラスチック容器としては、種々の熱可塑性樹脂製のものに適用することができる。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチルー1−ペンテン等のポリオレフィン、ポリスチレンやハイインパクトポリスチレンなどのスチレン系重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド、ポリカーボネートなどの容器が挙げられるが、とくに高周波により発熱しないポリオレフィンやスチレン系重合体の容器に適用するのが好ましい。
【0032】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。尚、実施例及び比較例において使用した原料及びシール性評価方法は次のとおりである。
【0033】
1.原料
(1)カリウムアイオノマーを含有する層(A)
IO−1:メタクリル酸含量15重量%、MFR60g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体50重量部と、メタクリル酸含量10重量%、MFR35g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体30重量部と、メタクリル酸含量10重量%、MFR500g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体20重量部とからなる平均酸含量12.5重量%、平均MFR78g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体混合物のカリウムアイオノマー(中和度73%)91重量部とグリセリン9重量部の組成物(MFR5.5g/10分)。周波数13.56MHzにおける誘電率と誘電正接の積は、23℃、50%相対湿度下で1日、3日、6日間放置後の値がそれぞれ、0.23、0.48、0.78であり、30℃、90%相対湿度下で1日と2日放置後の値がそれぞれ、9.0、12.5であった。
IO−2:メタクリル酸含量15重量%、MFR60g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体50重量部と、メタクリル酸含量10重量%、MFR35g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体30重量部と、メタクリル酸含量10重量%、MFR500g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体20重量部とからなる平均酸含量12.5重量%、平均MFR78g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体混合物のカリウムアイオノマー(中和度92%、MFR0.2g/10分)。周波数13.56MHzにおける誘電率と誘電正接の積は、23℃、50%相対湿度下で1日、3日、6日放置後の値がそれぞれ、0.10、0.18、0.30であった。
IO−3:メタクリル酸含量20重量%、MFR500g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体50重量部と、メタクリル酸含量15重量%、MFR60g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体30重量部と、メタクリル酸含量10重量%、MFR100g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体20重量部とからなる平均酸含量16.5重量%、平均MFR265g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体混合物のカリウムアイオノマー(中和度85%)90重量部と、アクリル酸メチル含量9重量%、MFR2g/10分のエチレン・アクリル酸メチル共重合体10重量部の組成物(MFR0.5g/10分)。周波数13.56MHzにおける誘電率と誘電正接の積は、23℃、50%相対湿度下で1日、3日、6日間放置後の値がそれぞれ、0.12、0.40、0.78であり、30℃、90%相対湿度下で1日と2日放置後の値がそれぞれ、20、26であった。
【0034】
(2)シール層(B)
B−1:メタクリル酸含量11重量%、MFR8g/10分のエチレン・メタクリル酸共重合体
B−2:メタクリル酸含量10重量%、アクリル酸イソブチル含量10重量%、MFR35g/10分のエチレン・メタクリル酸・アクリル酸イソブチル共重合体50重量部、高圧法低密度ポリエチレン(密度923kg/m、MFR4g/10分)25重量部、低結晶性エチレン・1−ブテン共重合体(密度885kg/m、MF3.6g/10分)10重量部及び水素添加芳香族炭化水素樹脂(環球法軟化点115℃)15重量部からなる組成物。
【0035】
(3)基材層(C)
C−1:高圧法低密度ポリエチレン(密度923kg/m、MFR3.7g/10分)
C−2:酢酸ビニル含量17重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体(MFR0.8g/10分)
(4)接着層
AD:接着性ポリオレフィン(三井化学(株)製、商品名:アドマーVF500、密度930kg/m、MFR2.0g/10分)
(5)その他材料
EVOH:エチレン・ビニルアルコール共重合体(クラレ(株)製、商品名:エバールEP F101、MFR1.3g/10分、密度1190kg/m
PAN:アクリロニトリル系樹脂(三井化学(株)製、商品名:バレックス#1000、MFR(200℃、2160g荷重)3.0g/10分、密度1150kg/m
Ny:ナイロン6(宇部興産(株)製、商品名:宇部ナイロン 1022B、密度1140kg/m
【0036】
2.高周波誘電シール性評価
(1)条件
周波数40MHz、5000kvA、 出力3000W
加圧3秒、冷却4秒、同調35%
(2)シール条件
加圧力0.1MPa(ゲージ圧力)、シールバー3mm幅×155mm長さ
(3)シール方法
積層フイルムと被着用材料(ガラス、ポリスチレン)を、積層フイルムのシール層面が後者に接するように重ね合わせて高周波シールした。
(4)シール性の評価
シール面を剥離したときの剥離状況により、次のように評価した。
×:融着不可
△:融着(シール界面で容易に剥離)
○:融着(シール層(B)の凝集破壊又はシール層(B)とカリウムアイオノマー含有層(A)の界面剥離
◎:積層フイルムの切断
【0037】
[実施例1〜3]
多層キャスト成形機を用い、表1に示す5層構成の積層フイルムを作成した。この積層フイルムを用いて、透明ガラス板(厚み2mm)に対する高周波誘導シール評価を行なった。結果を表1に示す。
【0038】
[実施例4]
シール層をB−2、被着材料をポリスチレン(PS、シート厚み0.5mm)に変更した以外は実施例1と同様にして高周波誘導シール評価を行なった。結果を表1に示す。
【0039】
[実施例5〜6]
多層キャスト成形機を用い、表1に示す3層構成の積層フイルムを作成した。得られた積層フイルムを恒温高湿槽に入れ、30℃、90%相対湿度雰囲気下に48時間置いて調湿させた後に、高周波誘導シール評価を行なった。結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
Figure 0004614627
【0041】
[比較例1〜3]
多層キャスト成形機を用い、表2に示す5層構成の積層フイルムを作成した。
この積層フイルムを用いて、透明ガラス板(厚み2mm)に対する高周波誘導シール評価を行なった。結果を表2に示す。
【0042】
【表2】
Figure 0004614627
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、現行の高周波誘導シール装置を利用して、ガラス容器、プラスチック容器、紙容器などに対して十分な密着強度でシール可能な非金属製の積層蓋材を提供することができる。このような積層蓋材を使用した容器状の製品は、金属異物検査において金属探知機を使用することが可能である。

Claims (4)

  1. ポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル共重合体又は紙から構成される基材層(C)と、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体のカリウムアイオノマー又は該カリウムアイオノマーと熱可塑性樹脂との混合物から構成され、周波数13.56MHzにおける誘電率と誘電正接の積が0.07以上である層(A)と、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体(B−1)からなるか、あるいは(B−1)を必須成分とし、これに低密度ポリエチレン(B−2)、非晶性又は低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体(B−3)及び粘着付与樹脂(B−4)から選ばれる少なくとも1種の成分を配合してなるエチレン共重合体組成物からなり、(B−1)が30〜100重量部、(B−2)が0〜40重量部、(B−3)が0〜30重量部及び(B−4)が0〜30重量部からなる組成の層であるシール層(B)がこの順で形成されてなる高周波シール性積層体を用いた、ガラス容器用、紙容器用又はプラスチック容器用に使用される蓋材。
  2. 層(A)とシール層(B)の間、及び/又は基材層(C)と層(A)の間に接着層が設けられてなる請求項1に記載の高周波シール性積層体を用いた、ガラス容器用、紙容器用又はプラスチック容器用に使用される蓋材。
  3. 前記熱可塑性樹脂が、エチレン系重合体である請求項1または2に記載のガラス容器用、紙容器用又はプラスチック容器用に使用される蓋材。
  4. 前記エチレン系重合体が、エチレン単独重合体、エチレンと炭素数3〜10のα-オレフィンとの共重合体、エチレンと酢酸ビニルまたは不飽和カルボン酸エステルとの共重合体、エチレンと一酸化炭素との共重合体、エチレンと一酸化炭素と不飽和エステルとの共重合体、エチレンと不飽和珪素化合物との共重合体、およびこれら重合体又は共重合体に不飽和カルボン酸または不飽和珪素化合物をグラフト重合したものから選択されるエチレン系重合体である請求項3に記載のガラス容器用、紙容器用又はプラスチック容器用に使用される蓋材。
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