JP5939025B2 - 包装材料及びそれよりなる液体用紙容器 - Google Patents
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Description
1.少なくとも、最外層、紙基材層、シーラント層を有する、液体用紙容器に用いる包装材料であって、該シーラント層は、環状ポリオレフィン系樹脂層を含む多層構成であることを特徴とする包装材料。
2.前記シーラント層は、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層と環状ポリオレフィン系樹脂層との2層からなる層であることを特徴とする、上記1に記載の包装材料。
3.直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層が、30〜70質量%の比率で環状ポリオレフィン系樹脂を含有することを特徴とする上記2に記載の包装材料。
4.前記シーラント層は、第一の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層、環状ポリオレフィン系樹脂層、及び第二の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層をこの順に設けた3層からなる層であり、該第一の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層が、紙基材層と隣接していることを特徴とする、上記1に記載の包装材料。
5.第一及び第二の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層のうち、少なくとも第二の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層が、30〜70質量%の比率で環状ポリオレフィン系樹脂を含有することを特徴とする上記4に記載の包装材料。
6.前記シーラント層は、第一の低密度ポリエチレン樹脂層、第一の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層、環状ポリオレフィン系樹脂層、第二の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層、及び第二の低密度ポリエチレン樹脂層をこの順に設けた5層からなる層であり、該第一の低密度ポリエチレン樹脂層が、紙基材層と隣接していることを特徴とする、上記1に記載の包装材料。
7.第一及び第二の低密度ポリエチレン樹脂層、第一及び第二の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層のうち、少なくとも第二の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層が、30〜70質量%の比率で環状ポリオレフィン系樹脂を含有することを特徴とする上記6に記載の包装材料。
8.直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層に代えて、カルボン酸変性のポリエチレンからなる樹脂層を使用することを特徴とする、上記2〜7のいずれかに記載の包装材料。
9.多層シーラントフィルムが、多層共押出しにより、該紙基材層に直接積層されたことを特徴とする、上記1〜8のいずれかに記載の包装材料。
10.上記1〜9のいずれかに記載の包装材料を、シーラント層が最内層となるように製函してなる液体用紙容器。
一般によく知られるポリオレフィン系樹脂のみからなる単層シーラントフィルムは、その厚さと、有機化合物吸着量及びシール強度とが比例する。したがって、包装材料のシーラントフィルムを、内容物中に含まれる有機化合物の吸着を防ぐために薄くすると、シール強度が低下し、袋の耐衝撃性が低下する。また、耐衝撃性を高めるために、シーラントフィルムを厚くすると、内容物中に含まれる有機化合物の吸着量が増大する。
れていることから、有機化合物成分の吸着量が少なく、且つ、高いシール強度を示す。また、この傾向は、これら3層を共押出することにより、特にインフレーション法により共押出することにより、一層顕著になる。
以上のとおり、本発明の包装材料は、内容物の品質保持性が要求される液体用紙容器、特に低温流通(チルド流通)に使用される液体用紙容器を形成するのに好適なものである。
<1> 本発明の包装材料を形成する積層体の層構成
図1〜3は、本発明の包装材料の層構成についてその一例を示す概略的断面図である。
図1〜3に示されるように、本発明の包装材料は、最外層1と紙基材層2とシーラント層3をこの順に積層した構成を基本とする。ここで、シーラント層3は、環状ポリオレフィン系樹脂層を含む多層構成であることを特徴とする。
本発明の包装材料の一態様としては、図1に示されるように、シーラント層3は、LLDPE層(b)及び環状ポリオレフィン系樹脂層(c)の2層からなり、前記LLDPE層が紙基材層と隣接している。
本発明の包装材料のさらに別の態様としては、図3に示されるように、シーラント層3
は、第一のLDPE層(a1)、第一のLLDPE層(b1)、環状ポリオレフィン系樹脂層(c)、第二のLLDPE層(b2)、第二のLDPE層(a2)をこの順に設けた5層からなり、第一のLDPE層が紙基材層と隣接している。
最外層は、紙基材層の外部を保護し、包装材料の端の部分においては、加熱されてシーラント層と貼り合わせるために設けられる層である。そのため、最外層の材料としては、通常、ポリエチレン樹脂が使用される。ここで使用するポリエチレン樹脂として、LDPE、MDPE、LLDPE等が具体的に挙げられる。シール性、加工適正等の観点からLDPEが好ましい。LDPEとしては、エチレン単独の重合体が好ましく、具体的に高圧法エチレン単独重合体が好適に用いられる。
最外層を構成する、LDPEの密度は、通常、低密度ポリエチレン樹脂といわれる範囲であれば特に限定されないが、0.90〜0.925g/cm3であり、そのメルトフローレート(MFR)も特に限定されず、通常、1〜20g/10分であり、融点は100℃〜120℃である。
最外層は液体用紙容器の外側表面となる層であるが、さらにその上に印刷層を設けてもよい。印刷層に用いられる印刷インキの密着性向上を図るために、最外層の表面に表面処理(例えば、コロナ処理等)を施すことが好ましい。
紙基材層は、本発明の液体用紙容器を構成する基本素材となることから、賦型性、耐屈曲性、剛性、腰、強度等を有するものを使用することができる。紙としては、主強度材であり、強サイズ性の晒又は未晒の紙基材、あるいは純白ロール紙、クラフト紙、板紙、加工紙、ミルク原紙等の各種紙基材を使用することができる。
なお、紙基材には、例えば、文字、図形、記号、その他の所望の絵柄を通常の印刷方式にて任意に形成することができる。
(i)シーラント層の構造
本発明のシーラント層は、環状ポリオレフィン系樹脂層を含む多層構成になっており、該環状ポリオレフィン系樹脂層の紙基材層側あるいは内容物側に、製膜性、保香性、シール性等を考慮して、例えば、LDPE層、LLDPE層、カルボン酸変性のポリエチレンからなる樹脂層等のポリオレフィン系樹脂層等を任意に積層して製造する。
がLDPEで構成されていることから、環状ポリオレフィン系樹脂やLLDPEで構成されているものと比較して、製函後の液体用紙容器の密封性が優れる。
また、上記の構成において、デラミネーションを引き起こす原因物質の透過を防止すると共に、非吸着性をさらに向上させるために、少なくとも内容物と接する側のLDPE層、LLDPE層、又はカルボン酸変性のポリエチレンからなる樹脂層中に、任意の環状ポリオレフィン系樹脂を添加することが好ましい。好適な環状ポリオレフィン系樹脂としては、以下の(v)に記載するものを挙げることができ、その添加量としては、全体の30〜70質量%、好ましくは40〜60質量%の比率が挙げられる。添加量が30質量%未満、さらには40質量%未満であると、デラミネーションを引き起こす原因物質の透過を完全に防止できない場合がある。また、添加量が70質量%、さらには60質量%を超えると、シール性が劣るものとなってしまう。さらに、製造効率の観点から、環状ポリオレフィン系樹脂は、内容物と接する層以外のLDPE層、LLDPE層、又はカルボン酸変性のポリエチレンからなる樹脂層中に添加してもよい。
本発明において、シーラント層中のLDPE層を構成するLDPEは、例えば、密度が0.90〜0.925g/cm3程度であり、また、メルトフローレート(MFR)が、1.0〜10.0g/10分程度の範囲内にある低密度ポリエチレンを使用することができる。上記のLDPEとしては、モノマーとして、エチレン、更には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、その他等のα−オレフィンを使用し、例えば、高圧法、スラリー法、溶液法、気相法、その他等の重合方法を用いて、エチレンを単独、あるいは、エチレンと他のオレフィンとを共重合させてなるエチレンの単独重合体あるいはエチレンと他のオレフィンとの共重合体等を使用することができる。
本発明において使用するのに好適なLDPEとしては、日本ポリエチレン株式会社製の「LC520」等が挙げられる。
本発明において、シーラント層中のLLDPE層を構成するLLDPEは、密度0.8
80〜0.940g/cm3の直鎖状ポリエチレンであって、メタロセン触媒等のシングルサイト触媒又はチーグラー・ナッタ触媒等のマルチサイト系触媒を用いて、エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとを低温、低圧で共重合させて得られるコポリマーである。
さらに、上記のようなLLDPEを主成分とし、これに、必要ならば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、難燃化剤、架橋剤、着色剤等の添加剤の1種ないし2種以上を添加してもよい。
本発明に用いるカルボン酸変性のポリエチレンからなる樹脂層は、ポリエチレンをカルボン酸やその無水物で変性させたものをいう。
ここで、カルボン酸変性とは、ポリエチレンを構成するモノマーの一部を、α,β−不飽和カルボン酸又はその無水物モノマーに代えて共重合することにより、あるいはグラフト反応等により側鎖の一部にα,β−不飽和カルボン酸又はその無水物モノマーを導入することにより行われる。
上記のカルボン酸変性のポリエチレンからなる樹脂の密度は、隣接する層との接着強度の観点から、0.80〜0.94g/cm3、望ましくは、0.85〜0.940g/cm3の密度のものが好適に使用される。特に、カルボン酸変性のポリエチレンとして、無水マレイン酸で変性したポリエチレンを使用する場合には、0.80〜0.91g/cm3、望ましくは、0.85〜0.905g/cm3の密度のものが好適に使用される。また、EMAAを使用する場合には、0.93〜0.94g/cm3の密度のものが好適に使用される。本発明において使用するのに好適なカルボン酸変性のポリエチレンからなる樹脂としては、三井化学株式会社製の「SF600」、三井デュポン・ポリケミカル社製の「ニュクレル N0908C」等が挙げられる。
本発明において、環状ポリオレフィン系樹脂層を構成する環状ポリオレフィン系樹脂は、環状オレフィンをメタセシス開環重合反応によって重合した開環メタセシス重合体(COP)、及び、環状オレフィンとα−オレフィン(鎖状オレフィン)との共重合体、すなわち環状オレフィンコポリマー(COC)を包含する。
環状オレフィンとしては、エチレン系不飽和結合及びビシクロ環を有する任意の環状炭化水素を使用することができるが、特にビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン(ノルボルネン)骨格を有するものが好ましい。
また、環状オレフィンコポリマーの製造は、25〜45モル%のα−オレフィンと、55〜75モル%の環状オレフィンとを、メタロセン触媒などのシングルサイト系触媒やマルチサイト系触媒を用いてランダム重合させることによりなされる。
なお、上記環状ポリオレフィン系樹脂には、製膜時の環状ポリオレフィン系樹脂同士の凝集によるゲル塊の発生を抑制して、一層均一な膜表面を得るために、高流度のオレフィン系樹脂を、非吸着性を損なわない範囲で任意に添加することができる。該オレフィン系樹脂としては、任意のポリエチレン及びポリプロピレン等であって、メルトフローレート(MFR)が5〜40g/10分、好ましくは15〜30g/10分のものを使用することができる。また、添加量としては、全体の3〜50質量%、好ましくは5〜10質量%の比率でオレフィン系樹脂を配合するとよい。
また、さらに必要ならば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、難燃化剤、架橋剤、着色剤等の添加剤の1種ないし2種以上を添加してもよい。
本発明において、多層構成のシーラントフィルムを製造する方法としては、LLDPE層及び環状ポリオレフィン系樹脂層を構成する樹脂を用いて、インフレーション法又はキャスト法等の共押出製膜法によって、2層を共押出製膜する。
脂層、LLDPE層をこの順に押出コーティング法により製造することができる。層間の接着強度を高めるために、LLDPEフィルムの積層面に、オゾン処理等の任意の表面処理を予め行っておいてもよい。
また、第二のLLDPE層に加え、第一・第二のLDPE層を含むシーラントフィルムについても、同様に、LDPEフィルム上への押出コーティングにより、又は、共押出製膜により製造することができる。
本発明の包装材料は、内容物の品質保持性が要求される液体用紙容器、特に低温流通(チルド流通)に使用される液体用紙容器を形成するために、好適に使用することができる。
本発明の包装材料からの紙容器の製造は、通常、次のようにして行われる。すなわち、本発明の包装材料の表面に、必要に応じて印刷を行った後、打ち抜き、端面をスカイブ・ヘミングして内容物が端面に接触しないようにし、充填機内でボトム部及びトップ部を熱風加熱、火炎加熱等によりヒートシールして紙容器とする。
紙容器の内容物は、特に限定されないが、牛乳、乳飲料、ジュース等の低温で流通するものが好ましい。
次に本発明について、実施例を挙げて具体的に説明する。
坪量320g/m2のミルク原紙の両面にフレーム処理を施して、印刷面側に最外層として厚さ20μmのLDPE(日本ポリエチレン(株)製LC520)を押出コーティング法により積層した。次いで、前記ミルク原紙のLDPEを設けた面と逆面側に、ヒートシール層として、LDPE20μm(日本ポリエチレン(株)製LC520)/LLDPE5μm(住友化学CW8003)/環状オレフィンコポリマー5μm(ポリプラスチックス(株)製TOPAS(R)8007F−500;メルトフローレート(MFR)1.9g/10分;密度1.02g/cm3))/LLDPE5μm(住友化学CW8003)/LDPE20μm(日本ポリエチレン(株)製LC520)となる様に3種5層を共押出しにより積層させ、本発明の包装材料を得た。
実施例1のLLDPE5μm(住友化学CW8003)を、無水マレイン酸変性ポリエチレン樹脂(三井化学SF600)に変更した以外は、実施例1と同様にして、本発明の
包装材料を作製した。
実施例1のヒートシール層のLDPE層及びLLDPE層に環状オレフィンコポリマー(ポリプラスチックス(株)製TOPAS(R)8007F−500;メルトフローレート(MFR)1.9g/10分;密度1.02g/cm3))を40wt%ブレンドした以外は、実施例1と同様にして、本発明の包装材料を作製した。
環状オレフィンコポリマーの代わりにLLDPE(住友化学CW8003)を使用した以外は、実施例1と同様にして包装材料を作製した。
LLDPE5μ(住友化学CW8003)の代わりにLDPE(日本ポリエチレン(株)製LC520)を使用した以外は、実施例1と同様にして包装材料を作製した。
実施例1〜3及び比較例1〜2の包装材料を用いて、一辺が70mm角の容量1Lのゲーベルトップタイプの紙容器を作成し、メントール濃度が5μm/mlとなるように調製したメントール−エタノール溶液1Lを充填した。
50℃の雰囲気下で2週間保存した後、溶液中のメントール含有量をGC/MS法により測定した。測定値と保存前のメントール含有量との差から、紙容器の内壁1cm2当たりのメントール吸着量を求めた。結果を以下の表1に示す。
保存評価後の環状オレフィンコポリマーと隣接する層との層間のラミネート強度を引張り試験機にて、引張りスピードが50mm/minの条件下で測定した。結果を以下の表2に示す。
比較例1に関しては、環状オレフィンコポリマー層が無いため、環状オレフィンコポリマーと隣接する層との層間のラミネート強度は測定しなかった。但し、その他各層間に関しては、剥離不可であることを確認した。
実施例1〜3及び比較例1〜2の包装材料を用いて、その最外層の面にオフセット印刷法により所望の絵柄・表示等の印刷を行った後、所定の形状に打ち抜くと同時に必要箇所に罫線を設けてブランクシートとした。次いで、フレームシール法により胴部を貼り合わせて筒状スリーブとし、この筒状スリーブを充填機に供給した。充填機のホットエアーによりボトム部をヒートシールし、次いで内容物(ミネラルウォーター)を充填し、最後にトップ部をヒートシールして、ゲーベルトップタイプの紙容器(1L容量)を作製した。
充填機のホットエアー温度が低すぎると、加熱不足により接着強度が不十分となる。逆に、該温度が高すぎると、過加熱によりシール部にバブリングが発生し、いずれの場合も内容物の漏れ、若しくは容器の胴膨れが生じる。
各実施例及び比較例の包装材量のボトム部及びトップ部のヒートシールに際し、充填機のホットエアー温度を10℃おきに変化させて、内容物が漏れることなくしっかりと接着したホットエアー温度の範囲を測定した。結果を以下の表3に示す。
2 紙基材層
3 シーラント層
a1 第一のLDPE層
a2 第二のLDPE層
b LLDPE層
b1 第一のLLDPE層
b2 第二のLLDPE層
c 環状ポリオレフィン系樹脂層
Claims (5)
- 少なくとも、最外層、紙基材層、シーラント層を有する、液体用紙容器に用いる包装材料であって、
該シーラント層は、第一の低密度ポリエチレン樹脂層、第一の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層、環状ポリオレフィン系樹脂層、第二の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層、及び第二の低密度ポリエチレン樹脂層をこの順に設けた5層からなる層であり、該第一の低密度ポリエチレン樹脂層が、紙基材層と隣接していることを特徴とする包装材料。 - 第一及び第二の低密度ポリエチレン樹脂層、第一及び第二の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層のうち、少なくとも第二の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層が、30〜70質量%の比率で環状ポリオレフィン系樹脂を含有することを特徴とする請求項1に記載の包装材料。
- 直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層に代えて、カルボン酸変性のポリエチレンからなる樹脂層を使用することを特徴とする、請求項1又は2に記載の包装材料。
- 多層シーラントフィルムが、多層共押出しにより、該紙基材層に直接積層されたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装材料。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装材料を、シーラント層が最内層となるように製函してなる液体用紙容器。
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