JP4614443B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明はレーザ加工装置に関する。
例えば、レーザ光を発生するレーザ発振器を有するレーザ発生部と、このレーザ発生部が出射したレーザ光の光路方向を変更するガルバノミラー等を有する走査部とを備えたレーザ加工装置が知られている(特許文献1参照。)。この種のレーザ加工装置は、ガルバノミラー等が故障してレーザ光が走査部から装置外部に漏れることを防止するため、レーザ発生部及び走査部が金属製の外装カバーによって覆われている。
特開平10−118778号公報
しかしながら、上記の金属製の外装カバーは、耐衝撃性を考慮すると、ある程度の肉厚のものが必要であるから、重くかつ高コストになるという問題があった。
また、外装カバーが金属製であるため、樹脂に比べて成形上の自由度が低く、変化に富んだデザイン性を持たせることが困難であった。
本発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、軽量化を図りながら高い安全性を確保すると共に、意匠的な自由度が高いレーザ加工装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、レーザ光を発生するレーザ発振器を有するレーザ発生部と、前記レーザ発生部が出射したレーザ光の光路方向を変更するガルバノスキャナを有する走査部と、前記走査部によって光路方向が変更されたレーザ光を被加工物に集光させる集光レンズとを備えたレーザ加工装置であって、前記走査部には、前記集光レンズに至るレーザ光の光路を包囲する金属製の内部カバーと、この内部カバーを覆う樹脂製の外装カバーとが設けられているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1において、前記ガルバノスキャナは、ガルバノミラーをガルバノモータにより駆動するようになっていると共に、前記ガルバノモータが前記走査部の装置基盤に固定した金属製のモータマウントを介して支持され、前記モータマウントが前記内部カバーの一部を構成しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、前記ガルバノモータを制御するための駆動回路基板が前記外装カバーの内側であって前記内部カバーの外側に配設されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、装置基盤に前記レーザ発生部を固定したレーザ発振ユニットと、このレーザ発振ユニットの装置基盤とは別体の装置基盤に前記走査部及び前記集光レンズを固定した走査ユニットとを備えると共に、前記レーザ発振ユニットと前記走査ユニットとを連結すると共に、前記走査ユニットを前記レーザ発生部が出射したレーザ光の光軸を中心として回動させて前記走査ユニットが出射するレーザ光の光路方向を変更可能な回動連結部を備えるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、装置基盤に前記レーザ発生部を固定したレーザ発振ユニットと、このレーザ発振ユニットの装置基盤とは別体の装置基盤に前記走査部及び前記集光レンズを固定した走査ユニットとを備えると共に、前記レーザ発振ユニットと前記走査ユニットとの間にはレーザ発生部が出射したレーザ光を前記走査ユニットに伝送する光ファイバが設けられているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、前記レーザ発生部には、前記レーザ発振器を包囲する金属製の内部カバーと、この内部カバーを覆う樹脂製の外装カバーとが設けられているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、レーザ光を発生するレーザ発振器を有するレーザ発生部と、前記レーザ発生部が出射したレーザ光の光路方向を変更するガルバノスキャナを有する走査部と、前記走査部によって光路方向が変更されたレーザ光を被加工物に集光させる集光レンズとを備えたレーザ加工装置であって、前記レーザ発生部、このレーザ発生部から前記走査部に至る前記レーザ光の光路、及び、前記走査部において前記ガルバノスキャナによって変更されて前記集光レンズに至るレーザ光の光路を、連続して一体に覆う金属製の内部カバーと、この内部カバーを覆う樹脂製の外装カバーとを有するところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7において、前記外装カバーは、前記内部カバーを覆う単一形状とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
本発明によれば、金属製の内部カバーが走査部におけるレーザ光の光路を包囲することから、万一走査部のガルバノスキャナに異常が生じたとしても、レーザ光が金属製の内部カバーによって遮断されて走査部外部に漏れることがなく、安全性が高い。また、外装カバーに比べて小型の内部カバーを金属製としているから、外装カバーを金属製としていた従来のレーザ加工装置に比べて、走査部の軽量化を図ることができる。なお、外装カバーを樹脂製とすると耐衝撃性を考慮して厚肉にする必要があるものの、樹脂の比重は軽いから、軽量性と優れた耐衝撃性を両立させることができる。さらに、外装カバーが樹脂製であることから、金属製のカバーに比べて装飾性のあるデザインを外装カバーに施し易くすることができ、意匠的な自由度を走査部に持たせることができる。
<請求項2の発明>
本発明によれば、モータマウントが内部カバーの一部を構成していることから、この内部カバーを構成すべき部材の一部を省くことができる。
<請求項3の発明>
本発明によれば、ガルバノモータを制御するための駆動回路基板が外装カバーの内側であって内部カバーの外側に配設されていることから、万一ガルバノスキャナに異常が生じたとしても、レーザ光が内部カバーによって遮断されて駆動回路基板に照射されることがなく、この駆動回路基板が焼損することを防止することができる。
<請求項4の発明>
本発明では、レーザ発振ユニットと走査ユニットとを回動連結部により連結し、その回動連結部はレーザ発生部から出射されたレーザ光の光軸を中心として回動させる構成としているから、走査ユニットをレーザ発振ユニットに対して回動させることにより、光軸のずれを起こすことなく走査ユニットから出射されるレーザ光の方向を上記光軸まわりに旋回させることができる。このため、例えば被加工物の側面にレーザ光を照射する場合には、レーザー加工装置を被加工物の側方に設置し、集光レンズが被加工物に向かうように走査ユニットを回動させればよく、設置形態の自由度が高くなる。そして、このような走査ユニット回動型とした場合において、本発明では、金属製の外装カバーを有する従来の走査ユニットに比べて走査ユニットの軽量化を図ることができるから、作業者による走査ユニットの回動操作をより簡単に行うことができ、作業負担を軽減できる。
<請求項5の発明>
本発明によれば、レーザ発振ユニットと走査ユニットとの間にはレーザ発生部が出射したレーザ光を前記走査ユニットに伝送する光ファイバが設けられていることから、光ファイバを延長することができる範囲内で、走査ユニットを任意の位置に移動させることができる。また、レーザ発振ユニットと走査ユニットとの間に光ファイバが設けられたレーザ加工装置において、金属製の外装カバーを有する従来の走査ユニットに比べて走査ユニットの軽量化を図ることができ、作業者がこの走査ユニットを任意の位置に移動及び設置する負担を軽減することができる。
<請求項6の発明>
本発明によれば、金属製の内部カバーがレーザ発生部におけるレーザ発振器を包囲することから、万一レーザ発振器に異常が生じたとしても、レーザ光が金属製の内部カバーによって遮断されてレーザ発生部外部に漏れることがなく、安全性が高い。また、レーザ発生部においても、軽量化を図ることができると共に意匠的な自由度を高めることができる。
<請求項7の発明>
本発明によれば、金属製の内部カバーが、レーザ発生部、このレーザ発生部から走査部に至るレーザ光の光路、及び、前記走査部においてガルバノスキャナによって変更されて集光レンズに至るレーザ光の光路を、連続して一体に覆うことから、レーザ光が金属製の内部カバーによって遮断されて走査部外部及びレーザ発生部外部に漏れることがなく、より安全性が高い。
<請求項8の発明>
本発明によれば、外装カバーが、内部カバーを覆う単一形状とされていることから、連続性のあるデザインを前記外装カバーに施し易くすることができ、意匠的な自由度をより高めることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1のレーザ加工装置1を、図1ないし図6を参照しつつ説明する。本実施形態のレーザ加工装置1は、図1及び図2に図示するように、発振部10とヘッド部20とによって構成されている。この発振部10はレーザ発生部、ヘッド部20は走査部にそれぞれ相当する。このレーザ加工装置1は、図示するように、ヘッド部20が先方、発振部10が後方にそれぞれ位置する。
発振部10のハウジング11は、断面略矩形状の筒形状をなしており、アルミニウムによって形成(押出成形)された縦長のベース部12と、後端側及びこの後端側から前端側に向かう側面が天板から垂下して板面を有するように形成された発振部保護カバー13とによって構成されている。
ハウジング11内部にはレーザ光を出射するレーザ光源14が備えられている。このレーザ光源14は、例えば、CO2レーザ光源によって構成され、ベース部12の前方側にベース部12から立設された仕切部13Aを通過させて、ヘッド部20に不可視光であるレーザ光を出射する。また、ベース部12の上面には調整用ブロック16が設けられており、この上にレーザ光源14が載置されている。
仕切部13Aにはレーザ光を通過させる通過孔(例えばφ=5mm、図示せず。)が設けられており、レーザ光源14のハウジングの出射端面が、仕切部13Aに当接しており、レーザ光源14からのレーザ光が通過孔を通過するように位置決めされている。
ヘッド部20のハウジング21は、断面略矩形状の筒形状をなしており、発振部10のハウジング11を構成するべース部12と、前端側が下方に向けて傾斜した後に垂下した板面を有すると共にこの前端側と後端側とを繋ぐ側面が天板から垂下した板面を有するヘッド部保護カバー23とによって構成されている。このヘッド部保護カバー部23は、図3に図示するように、後端側が、前記発振部保護カバー13と前記仕切部13Aの折曲部13Bとの間に形成された空間に挿入され、前端側がベース部12に当接されると共に、側面がねじによってベース部材12に設けられた支持部材に固定されている。このヘッド部保護カバー23は、厚み寸法が約3mmの合成樹脂によって形成されている。なお、このヘッド部保護カバー23は、本発明の外装カバーに相当する。
ハウジング21内部にはガルバノミラー装置24、fθレンズ25等を備えており、前記仕切壁13Aに形成された貫通孔と連通した円形状のレーザ出射口26を通って入射したレーザ光を、ガルバノミラー装置24を介して向きを変更し、fθレンズ25によって収束光とする。この収束光は、図1に図示するように、ワークWの印字領域W1上に照射される。図中の符号Lは、ワークWを搬送する搬送ラインである。なお、このガルバノミラー装置24はガルバノスキャナ、fθレンズ25は集光レンズにそれぞれ相当する。
レーザ光の照射位置は、ガルバノミラー装置24に備えられているガルバノミラー24A,24Bの回動角によって決まり、所望の文字・記号・図形等のマーキング情報に基づいてこのガルバノミラー24A,24Bを回動動作させることにより、収束光を印字領域W1上で走査させてマーキング情報を印字する。
図3に図示するように、ハウジング部21内部には、ビームエキスパンダ30が備えられている。このビームエキスパンダ30は、円筒状をなすハウジング内にコリメータレンズ33と、発散レンズ34とを備えている。このハウジングは、コリメータレンズ33を収容する第1のレンズホルダ31と、発散レンズ34を収容する第2のレンズホルダ32とによって構成されており、第2のレンズホルダ32に第1のレンズホルダ31が同軸状に嵌合されている。第2のレンスホルダ32は、第1のレンズホルダ31を嵌合した状態で、図示しない支持部材によって、前記レーザ出射口26を通過するレーザ光の光軸とビームエキスパンダの中心軸とが一致するように配置される。
また、図示するように、シャッター40が、ビームエキスパンダ30とガルバノミラー装置24との間に設けられている。このシャッター40は、図1及び図3から理解できるように、操作レバー41が連結されたシャフト42の先端に固定されている。このシャッター40は、操作レバー41を回動操作することによってシャフト42を回動させると、開閉される。図中のシャッター40は、閉鎖状態であり、レーザ光を遮断している。
シャッター40とガルバノミラー装置24との間には、シャッター支持部材50が板状のベース部材29に立設されている。シャッター40は一面に板状部材45が固着され、この板状部材45が、前記支持部材50に固着された係止部材51に係止される。シャッター40は、板状部材45が係止部材51に係止されることにより、閉鎖状態となる。なお、操作レバー41を回動操作してシャッター40をレーザ光が遮断されない開放状態にさせると、レーザ光は、ガルバノミラー24A,24Bに誘導されてワークWの印字領域W1上に照射される。
次に、ガルバノミラー装置24の構成を、図3ないし図5を用いて説明する。ガルバノミラー装置24は、一対のガルバノミラー24A,24Bと、それぞれのガルバノミラー24A,24Bを軸支して回転駆動させる一対の駆動モータM1,M2とを備えている。両駆動モータM1,M2は、同一形状をなしており、図4に一方の駆動モータM1を示したように、円筒形の本体部分からその中心軸に沿って一方へ同じく円筒形の細径部60が突出されている。細径部60からは、さらにその中心軸に沿って回転軸が突設され、その先端部にガルバノミラー24A,24Bが取りつけられている。
ガルバノミラー24A及び駆動モータM1は、後述するモータマウント70によって、ガルバノミラー24A側を下に向けて回転軸を垂直方向から所定の角度だけ傾けた姿勢で支持固定される。もう一方のガルバノミラー24B及び駆動モータM2は、モータマウント80によって回転軸を水平にした姿勢で支持固定される。
モータマウント70,80は、共に金属部材によって形成され、図5に示すように、所定の厚さ寸法を有している。モータマウント70は、図示するように、水平姿勢から所定の角度だけ傾けた姿勢をなしており、一端部71Aが、その端面をシャッター支持部材50の一面に突き合わせた状態で、その一面の裏側から一対のねじ72を締め付けることでシャッター支持部材50に固定されている。また、この一端部71Aとは反対側の他端部71Bは、以下に述べるモータマウント80の上面にねじ73によって固定されている。
また、モータマウント70には、一端部71Aと他端部71Bとの間に挟まれた位置に、厚み方向に開口する保持孔74が設けられており、ここには駆動モータM1の細径部60を差し込み可能となっている。このモータマウント70には、図示するように、保持孔74とこのマウント70の端縁部と間に、モータ保持用ねじ孔75が貫設されている。駆動モータM1は、ねじをモータマウント70の下側より上側へ向けてY方向から所定の角度だけ傾けた方向に締め付けてモータ保持用ねじ孔75及びモータ本体穿孔部77(図4参照。)を螺合させることにより、このマウント70に保持される。
一方、モータマウント80は、垂直姿勢をなしており、その下部81Aが、その底面をベース部材29(装置基盤に相当。)の上面に突き合わせた状態で、このベース部材29の下側から一対のねじ82を締め付けることによってベース部材29に固定されている。また、モータマウント80の上部81Bは、上述したようにモータマウント70の他端部71Bにねじ止め固定されている。また、モータマウント80には、上部81Bと下部81Aとの間に挟まれた位置に、厚み方向に貫通する保持孔83が設けられている。このモータマウント80には、前記モータマウント70と同様に、保持孔83とこのマウント80の端縁部との間に、モータ保持用ねじ孔85が貫設されている。駆動モータM2には、駆動モータM1と同様に、モータ本体穿孔部が形成されている。この駆動モータM2は、ねじをモータマウント80のシャッター支持部材50側からX方向に締め付けてモータ保持用ねじ孔85及び前記モータ本体穿孔部を螺合させることにより、このマウント80に保持される。
続いて、ヘッド部20が有する内部カバー90の構成を、図3及び図6を用いて説明する。この内部カバー90は、図6に図示するように、断面が略コの字状となるように曲げ加工されて厚みが0.5mmの金属部材(ここでは鉄製、例えば冷間圧延鋼板)によって形成されている。
この内部カバー90は、次のようにしてヘッド部20に固定される。図6に図示するように、ベース部材29に上面には、端部が直立するように加工された鉄製の内部カバー支持部材91A,91Bが固着されている。内部カバー90は、図示するように、両側面92A,92Bが、ねじ(図示せず。)によって各内部カバー支持部材91A,91Bに螺着されている。この内部カバー90は、図示するように、上面95が、駆動モータM1を貫通孔(図示せず。)から突出させながらモータマウント70と接するように配置されると共に、側面92A,92Bが、ビームエキスパンダ30,シャッター40,ガルバノミラー装置24,fθレンズ25を覆うように配置されている。なお、内部カバー90の上面95は、前記保持孔74と合致させる貫通孔、前記モータ保持用ねじ孔75及び前記モータ本体穿孔部77と合致させてねじが差し込まれる貫通孔(図示せず。)を有する。
内部カバー90は、図3に図示するように、後方側が、ベース部材29に立設された鉄製の平板97によって形成されている。この平板97は、前記レーザ出射口26を通過したレーザ光を進行させる貫通孔(図示せず。)を有する。一方、この内部カバー90は、前方側が、ねじによって上面95とモータマウント80とを固定して塞がれている。この内部カバー90は、レーザ光源14からヘッド部20に出射されガルバノミラー装置24を介してfθレンズ25に向かうレーザ光を包囲することができる。なお、図6に図示するように、金属カバー90の側面92Bは、防塵用パッキンを介在させて、操作レバー41が連結されたシャフト42が貫通している。
同じく図6に図示するように、ガルバノミラー装置制御用基板106が、ヘッド部20に収容されている。このガルバノミラー装置制御用基板106は、電力を駆動モータM1,M2に供給し、カルバノミラー24A,24Bの回転を制御する。このガルバノミラー装置制御用基板106は、内部カバー90の外側であって、ガルバノミラー装置24の近傍に設けられる。このガルバノミラー装置制御用基板106は、図示するように、スペーサ108を介し、ねじによってベース部12と連結された基板固定部材109に支持されている。
本実施形態のレーザ加工装置1は、内部カバー90が、レーザ光源14からヘッド部20に出射されガルバノミラー装置24を介してfθレンズ25に向かうレーザ光を包囲する。そこで、このレーザ加工装置1は、レーザ光が内部カバー90によって遮断されてヘッド部20の外部に漏れることがなく、安全性が高い。
このレーザ加工装置1は、ヘッド部保護カバー23に比べて小型の内部カバー90を金属製としている。そこで、このレーザ加工装置1は、ヘッド部保護カバーを金属製としていた従来のレーザ加工装置に比べて、ヘッド部20の軽量化を図ることができる。なお、ヘッド部保護カバー23を樹脂製とすると耐衝撃性を考慮して厚肉にする必要があるものの、樹脂の比重は軽いから、軽量性と優れた耐衝撃性を両立させたレーザ加工装置を提供することができる。
このレーザ加工装置1は、ヘッド部保護カバー23が樹脂製であることから、金属製のカバーに比べて装飾性のあるデザインをヘッド部保護カバー23に施し易くすることができ、意匠的な自由度をヘッド部20に持たせることができる。
また、本実施形態のレーザ加工装置1は、内部カバー90をモータマウント70に接して配置させた。そこで、内部カバー90を、モータマウント70,80との間に隙間を設けてこのモータマウント70,80を覆う場合に比べて小型化することができる。本実施形態では、内部カバー90の前面側がモータマウント80によって構成されている。そこで、本実施形態の金属カバー90は、鉄製の平板のような前面側を構成する部材を省くことができる。
さらに、本実施形態のレーザ加工装置1は、ガルバノミラー装置制御用基板106が、ヘッド部保護カバー23の内側であって内部カバー90の外側に設けられている。そこで、万一ガルバノミラー装置24に異常が生じたとしても、レーザ光が内部カバー90によって遮断されてガルバノミラー装置制御用基板106に照射されることがなく、このガルバノミラー装置制御用基板106が焼損することを防止することができる。また、ガルバノミラー装置制御用基板106のメンテナンスを、内部カバー90をヘッド部20から取り外すことなくヘッド部保護カバー23をヘッド部20から取り外すのみで行うことができる。
<実施形態2>
実施形態2のレーザ加工装置1Aないし1Cを、図7ないし図13を参照しつつ説明する。ここでは、実施形態1のレーザ加工装置1と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。このレーザ加工装置1Aは、図7及び図8に図示するように、発振部10と、ヘッド部20と、連結部材100と、この連結部材100内に収容されるビームエキスパンダ30とによって構成されている。この発振部10はレーザ発生ユニット、ヘッド部20は走査ユニット、連結部材100は回動連結部にそれぞれ相当する。
レーザ光源14は、図8及び図9に図示するように、ベース部12前側の壁部12Aに形成された円形状のレーザ出射口15からヘッドユニット20に不可視光であるレーザ光を出射する。また、ベース部12の上面には板状のベース部材12Bが設けられており、この上に積み重ねられた調整用ブロック16上にレーザ光源14が載置されている。
レーザ光源14と壁部12Aとの間には断面コ字状のカバー部19が底面から直立した状態で形成されており、そのうち壁部12Aと平行な壁部18には、レーザ光を通過させる通過孔(例えばφ=5mm、図示せず。)が設けられていると共に、レーザ光源14のハウジングの出射端面がこの壁部18に当接しており、且つ、レーザ光源14からのレーザ光が前記通過孔を通過するように位置決めされている。
ヘッド部20のハウジング21は、後端に壁部22Aを有するベース部22Bと、天板の左右側部及び前端から垂下した板面を有するヘッド部保護カバー部23Aとによって構成されている。ヘッド部20の内部は、ベース部22B及びヘッド部保護カバー部23Aによって密閉状態とされている。
連結部材100は、図8及び図9に図示するように、発振部10のレーザ出射口15と、ヘッド部20のレーザ入射口26との間を橋渡しする筒状連結部101と、この筒状連結部101の周囲に形成されて両者10,20を一体的に固定する固定部110とによって構成されている。
筒状連結部101は、レーザ出射口15よりも発振部10の内部側に配される環状基部102と、この環状基部102の内環部分から垂直方向に延設されてレーザ入射口26へと進入する円筒部103とからなる。環状基部102は内環径がレーザ出射口15よりも円筒部103の肉厚分だけ小さくされており、外環径は逆に大径とされている。また、環状基部102にはその周方向にねじ孔が複数形成されており、この環状基部102の側面部分が、ねじによって壁部12Aに固定されている。
円筒部103の外径はレーザ出射口15及びレーザ入射口26の径と略同一とされており、これによって、円筒部103は、発振部10及びヘッド部20に対して密嵌した状態となっている。円筒部103の内周には、レーザ入射口26側に形成されている段部105を境にして小径部と大径部とが形成されており、後述するビームエキスパンダ30が収容されると、段部105が、このビームエキスパンダ30のハウジング31と係止されて連結方向における両者のずれ防止を手助けする機能を有している。
固定部110は、発振部10の壁部12Aにおいてレーザ出射口15の周囲からヘッド部20に向けて突出形成された第1環状突出部111と、ヘッド部20の壁部22Aにおいてレーザ入射口26の周囲から発振部10へ向けて突出形成された第2環状突出部112と、これら環状突出部111,112を当接させると共に、周方向全体に亘って加締める(かしめる)ことで発振部10とヘッド部20とを相対変位不能に固定する加締リング113とからなる。
第1環状突出部111は一角が鋭角とされている断面角型形状をなしており、このうち外環部分は壁部12Aに対してオーバーハング状に起立する環状斜面部111Aが形成され、他方、内環部分には直立する環状壁面部111Bが形成されている。また、外環部分と内環部分との間には壁部12Aに対して平行な環状平面部111Cが形成されている。
第2環状突出部112は、第1環状突出部111と同じく一角が鋭角とされている断面角型形状をなしており、このうち外環部分は壁部22Aに対してオーバーハング状に起立する環状斜面部112Aが形成され、他方、内環部分には直立する筒壁部112Bが形成されている。また、筒壁部112Bの外周と外環部分との間には壁部22Aと平行な環状平面部112Cが形成されている。
第1環状突出部111の環状平面部111Cと第2環状突出部112の環状平面部112Cとは互いに接触するようになっていると共に、第1環状突出部111の環状壁面部111Bの内側に第2環状平面部112の筒壁部112Bの一部が入り込む形態とされている。
加締リング113は有端環状をなしており、内環部分にはV字状の凹部113Aが形成されて、この凹部113Aに第1及び第2環状突出部111,112の各環状斜面部111A,112Aが入り込むようになっている。また、加締リング113は、ねじ孔(図示せず。)が両端部に形成されており、このねじ孔を用いてねじ締めすることにより、第1及び第2環状突出部111,112の全周に亘って径方向内側に加締めることができるようになっている。
第2環状突出部112の壁筒部112Bと筒状連結部101との間には、筒状樹脂114が介在している。この筒状樹脂114はベアリングのように機能するものであり、これによって、壁筒部112Bが筒状連結部101に対して周方向に円滑に移動する。
ビームエキスパンダ30は、図9に図示するように、第1のレンズホルダ31の発振部10側に形成されている嵌合孔部31Aに第2のレンズホルダ32が同軸状に嵌合されて構成されている。さらに、このビームエキスパンダ30は、第1のレンズホルダ31が筒状連結部101に収容された状態とされている。このビームエキスパンダ30は、筒状連結部101の連結方向における中心軸Cとビームエキスパンダ30の光軸LCとが一致するように位置決めされている。
第1のレンズホルダ31は円筒状をなしており、その外周面のうちヘッド部20側には段部31Bが形成されており、この段部31Bが筒状連結部101の段部105に係止する。また、内周面にも段部31Cが形成されており、ここに、スプリング部35の一端を宛がうようになっている。
第2のレンズホルダ32は、第1のレンズホルダ31と同様に円筒状をなしており、その外径が前述した嵌合孔部31Aの径と略同一径とされて、前記嵌合孔部31Aと密嵌状態とされるようになっている。
スプリング部35はいわゆるコイルバネによって構成されており、前述した段部31Cと第2のレンズホルダ32との間に配されている。このスプリング部35は、段部31Cに当接していることで、その弾性力が第2のレンズホルダ32に付与され、このレンズホルダ32を発振部10側へ移動させるように働きかけている。
このレーザ加工装置1Aは、図10に図示するように、ヘッド部20を、前記ビームエキスパンダ30の光軸LCを中心として回動させることができる。作業者は、加締リング113のねじを緩めることにより、第1及び第2環状突出部111,112が接触した状態を解く。その後、作業者は、ヘッド部20を所定の位置まで回動させ、加締リング113をねじ締めする。ヘッド部20は、加締リング113をねじ締めすることにより、回動後の姿勢を保って固定される。この実施形態のレーザ加工装置1Aは、ヘッド部20を回動させることにより、fθレンズ25によって収束させてワークWの印字領域W1上に照射するレーザ光の方向を、ヘッド部20が回動する前とは異なる方向に変更することができる。
また、このレーザ加工装置1Aは、図示するように、発振部保護カバー13の長手方向に空気吸入口13C、壁部12Aに放熱用スリット13Dがそれぞれ貫設されている。この実施形態では、レーザ光源14に取りつけたファンFが、空気吸入口13Cから取り入れた外気を、放熱用スリット13Dを通過させて、ヘッド部20及びレーザ光源14に送る。この外気は、放熱用スリット13Dからヘッド部20に向けて放出され、ヘッド部20及びレーザ光源14を、熱を奪って冷却する。ヘッド部20に収容されたガルバノミラー装置制御用基板106は、ヘッド部20が放熱用スリット13Dから放出された空気によって冷却されることにより、温度の上昇が抑えられる。
次に、樹脂製のヘッド部保護カバー23A及び鉄製の内部カバー90,90Aの配置状況を、図11ないし図13を用いて説明する。図11ないし図13は、レーザ加工装置の構成を簡略化して図示した。
図11は、ヘッド部20が、樹脂製のヘッド部保護カバー23A及び鉄製の内部カバー90を有する例を示す。この例では、内部カバー90が、上面95、前面96A及び後面97A、前面96Aと後面97Aとを繋ぐ側面が一体に形成され、ガルバノミラー装置24,fθレンズ25を覆うように配置される。内部カバー90の後面97Aは、レーザ光源14が出射した光を通過させる貫通孔を有する。この内部カバー90は、例えば、側面とベース部22B(走査ユニットの装置基盤に相当する。)に立設された内部カバー支持部材とを螺着して固定される。
一方、図12は、発振部10が樹脂製の発振部保護カバー13A及び鉄製の内部カバー90A、ヘッド部20がヘッド部保護カバー23A及び鉄製の内部カバー90をそれぞれ有する例を示す。この例では、内部カバー90Aが、前記内部カバー90と同様に、上面、前面及び後面、前面と後面とを繋ぐ側面が一体に形成され、レーザ光源14を覆うように配置される。内部カバー90Aの前面98Aは、防塵用パッキンを介在させて前記第1のレンズホルダ31を貫通させる貫通孔を有する。この内部カバー90Aは、前記内部カバー90と同様に、例えば、側面とベース部材12B(レーザ発振ユニットの装置基盤に相当する。)に立設された内部カバー支持部材とを用いて固定される。なお、ヘッド部20の構成は、図11に図示した実施形態と同様である。
また、図13に図示する実施形態では、内部カバー90が、上面95及び鉄製の平板96によって形成された前面を、それぞれモータマウント70及びモータマウント80と接するように配置されている。この内部カバー90の構成は、上述した実施形態1とは、前面が鉄製の平板96によって形成されていることが異なる。なお、鉄製の平板97によって形成された後面は、レーザ光源14が出射したレーザ光を通過させる貫通孔を有する。そして、鉄製の平板96によって形成された前面は、前記保持孔83と合致させる貫通孔、前記モータ保持用ねじ孔85及び前記モータ本体穿孔部と合致させてねじが差し込まれる貫通孔を有する。
本実施形態のレーザ加工装置1Aは、上述した装置構成により金属製のヘッド部保護カバーを有する従来のヘッド部に比べてヘッド部20の軽量化を図ることができ、作業者によるヘッド部20の回動操作をより簡単に行って作業負担を軽減することができる。
本実施形態のレーザ加工装置1B及び1Cでは、図12及び図13に図示したように、鉄製の内部カバー90Aがレーザ光源14を覆うように配置されている。そこで、このレーザ加工装置1B及び1Cは、万一レーザ光源14に異常が生じたとしても、レーザ光が鉄製の内部カバー90Aによって遮断されて発振部10の外部に漏れることがなく、安全性が高い。また、このレーザ加工装置1B及び1Cは、発振部10においても、軽量化を図ることができると共に意匠的な自由度を高めることができる。
<実施形態3>
実施形態3のレーザ加工装置1Dを、図14を参照しつつ説明する。図14は、この実施形態のレーザ加工装置1Dの構成を簡略化して図示した。図示のレーザ加工装置1Dは、ヘッド部20が、樹脂製のヘッド部保護カバー23A及び鉄製の内部カバー90を有する。ここでは、実施形態2のレーザ加工装置1Aと同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。このレーザ加工装置1Dは、発振部10がファイバレーザ光源14Aを有する。このファイバレーザ光源14Aは、例えば、希土類ドープ光ファイバの希土類元素を励起させてレーザ光を発生させる。
このレーザ加工装置1Dは、図示するように、伝送ケーブル120を有する。伝送ケーブル120は、光ファイバによって構成され、発振部10とヘッド部20とを接続する。この伝送ケーブル120は、ファイバレーザ光源14Aが出射したレーザ光を、ガルバノミラー装置24に導く。なお、伝送ケーブル120の長さL1は、ヘッド部20を発振部10から離れた所望の位置に移動及び設置することができるように決められる。
本実施形態のレーザ加工装置1Dにおいても、金属製のヘッド部保護カバー有する従来のヘッド部に比べてヘッド部20の軽量化を図ることができ、作業者がこのヘッド部20を任意の位置に移動及び設置する負担を軽減することができる。
<実施形態4>
実施形態4のレーザ加工装置1Eを、図15を参照しつつ説明する。図15は、この実施形態のレーザ加工装置1Eの構成を簡略化して図示した。ここでは、実施形態1ないし実施形態3と同一の構成は同一の符号を付しその説明を省略する。このレーザ加工装置1Eは、図示するように、鉄製の内部カバー90B及び樹脂製の発振部・ヘッド部保護カバー130を有する。
内部カバー90Bは、図11及び図12に示した実施形態2の内部カバー90と同様に、上面95、前面96A及び後面97A、前面96Aと後面97Aとを繋ぐ側面が一体に形成されている。この内部カバー90Bの厚みは、実施形態1の内部カバー90の厚みと同じである。内部カバー90Bは、図示するように、発振部10のレーザ光源14、ガルバノミラー装置24、fθレンズ25を覆うように配置されている。これによって、内部カバー90Bは、レーザ光源14及びこのレーザ光源14からヘッド部20のガルバノミラー装置24を介してfθレンズ25に向かうレーザ光を包囲することができる。なお、この実施形態の内部カバー90Bは、実施形態2と同様にして固定される。
発振部・ヘッド部保護カバー130は、単一のカバーであって、内部カバー90Bと同様に、上面、前面及び後面、前面と後面とを繋ぐ側面が一体に形成されている。この発振部・ヘッド部保護カバー130は、図示するように、内部カバー90Bを覆うように配置されている。この発振部・ヘッド部保護カバー130の厚みは、実施形態1のヘッド部保護カバー23の厚みと同じである。なお、この実施形態の発振部・ヘッド部保護カバー130は、ベース部12Cに立設された支持部材を介して固定される。
本実施形態のレーザ加工装置1Eは、鉄製の内部カバー90Bが、レーザ光源14及びこのレーザ光源14からヘッド部20のガルバノミラー装置24を介してfθレンズ25に向かうレーザ光を包囲している。そこで、このレーザ加工装置1Eにおいては、レーザ光が鉄製の内部カバー90Bによって遮断されて発振部10の外部及びヘッド部20の外部に漏れることがなく、より安全性が高い。
また、このレーザ加工装置1Eは、発振部・ヘッド部保護カバー130が、上面、前面及び後面、側面が一体に形成され、内部カバー90Bを覆うように配置されている。このレーザ加工装置1Eは、連続性のあるデザインを発振部・ヘッド部保護カバー130に施し易くすることができ、意匠的な自由度をより高めることができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施することができる。
(1)例えば、実施形態2のレーザ加工装置1Aは、連結部材100が、ヘッド部20を無段階に回動させることができるが、ロック機構を設けることによりヘッド部20を段階的に回動させるものであってもよい。
(2)実施形態3のレーザ加工装置1Dは、ヘッド部20が樹脂製のヘッド部保護カバー23A及び鉄製の内部カバー90を有するものであるが、発振部10も、ヘッド部20と同様に、樹脂製の発振部保護カバー及びファイバレーザ光源14Aを覆う鉄製の内部カバーを有するものであってもよい。また、実施形態3のレーザ加工装置1Dは、内部カバー90が、ガルバノミラー装置24を覆うように配置されているが、図13に図示した実施形態2のように、モータマウント70,80と接するように配置されたものであってもよい。
(3)実施形態4のレーザ加工装置1Eは、鉄製の内部カバー90Bを、レーザ光源14、ガルバノミラー装置24及びfθレンズ25を覆うように形成したが、図16に図示するレーザ加工装置1Fのように、レーザ光源14を覆う発振部内部カバー90Cとガルバノミラー装置24及びfθレンズ25を覆うヘッド部内部カバー90Dとを接合させて形成したものであってもよい。また、実施形態4のレーザ加工装置は、図17に図示するレーザ加工装置1Gのように、鉄製の内部カバー90Eの後面97Bを、レーザ光源14と当接させて配置したものであってもよい。
(4)さらに、実施形態4のレーザ加工装置は、図18に図示するレーザ加工装置1Hのように、鉄製の内部カバー90Fを、後面97Cがレーザ光源14と当接すると共に、上面95C及び前面96Cがそれぞれモータマウント70及び80に接するようにしたものであってもよい。また、図19に図示するレーザ加工装置1Iように、鉄製の内部カバー90Gを、厚みが駆動モータM1,M2を保持することができるように形成したものであってもよい。
本発明の実施形態1に係るレーザ加工装置を上方から見た斜視図 同レーザ加工装置を下方から見た斜視図 同レーザ加工装置の一部を断面で示した横側面図 ガルバノミラー及び駆動モータの正面図 モータマウントの取付構造を示す斜視図 同レーザ加工装置のヘッド部における内部カバー及びガルバノミラー装置制御用基板の概略配置図 実施形態2のレーザ加工装置の斜視図 同レーザ加工装置の一部を断面で示した横側面図 同レーザ加工装置の連結部材の構造図 ヘッド部を回動させたレーザ加工装置の正面図 同レーザ加工装置の一例を示す概略横断面図 同レーザ加工装置の他の一例を示す概略横断面図 そのさらに他の一例を示す概略横断面図 実施形態3のレーザ加工装置の概略横断面図 実施形態4のレーザ加工装置の第一概略横断面図 同レーザ加工装置の第二概略横断面図 その第三概略横断面図 その第四概略横断面図 その第五概略横断面図
符号の説明
1…レーザ加工装置
10…発振部
12B…発振部のベース部材
13…発振部保護カバー
14…レーザ光源
20…ヘッド部
22B…ヘッド部のベース部材
23…ヘッド部保護カバー
24…ガルバノミラー装置
25…fθレンズ
29…ヘッド部ベース部材
70,80…モータマウント
90〜90G…内部カバー
100…連結部材
106…ガルバノミラー装置制御用基板
120…伝送ケーブル
130…発振部・ヘッド部保護カバー
M1,M2…駆動モータ

Claims (8)

  1. レーザ光を発生するレーザ発振器を有するレーザ発生部と、
    前記レーザ発生部が出射したレーザ光の光路方向を変更するガルバノスキャナを有する走査部と、
    前記走査部によって光路方向が変更されたレーザ光を被加工物に集光させる集光レンズとを備えたレーザ加工装置であって、
    前記走査部には、前記集光レンズに至るレーザ光の光路を包囲する金属製の内部カバーと、この内部カバーを覆う樹脂製の外装カバーとが設けられていることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記ガルバノスキャナは、ガルバノミラーをガルバノモータにより駆動するようになっていると共に、前記ガルバノモータが前記走査部の装置基盤に固定した金属製のモータマウントを介して支持され、前記モータマウントが前記内部カバーの一部を構成していることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 前記ガルバノモータを制御するための駆動回路基板が前記外装カバーの内側であって前記内部カバーの外側に配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレーザ加工装置。
  4. 装置基盤に前記レーザ発生部を固定したレーザ発振ユニットと、このレーザ発振ユニットの装置基盤とは別体の装置基盤に前記走査部及び前記集光レンズを固定した走査ユニットとを備えると共に、
    前記レーザ発振ユニットと前記走査ユニットとを連結すると共に、前記走査ユニットを前記レーザ発生部が出射したレーザ光の光軸を中心として回動させて前記走査ユニットが出射するレーザ光の光路方向を変更可能な回動連結部を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレーザ加工装置。
  5. 装置基盤に前記レーザ発生部を固定したレーザ発振ユニットと、このレーザ発振ユニットの装置基盤とは別体の装置基盤に前記走査部及び前記集光レンズを固定した走査ユニットとを備えると共に、
    前記レーザ発振ユニットと前記走査ユニットとの間にはレーザ発生部が出射したレーザ光を前記走査ユニットに伝送する光ファイバが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレーザ加工装置。
  6. 前記レーザ発生部には、前記レーザ発振器を包囲する金属製の内部カバーと、この内部カバーを覆う樹脂製の外装カバーとが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のレーザ加工装置。
  7. レーザ光を発生するレーザ発振器を有するレーザ発生部と、
    前記レーザ発生部が出射したレーザ光の光路方向を変更するガルバノスキャナを有する走査部と、
    前記走査部によって光路方向が変更されたレーザ光を被加工物に集光させる集光レンズとを備えたレーザ加工装置であって、
    前記レーザ発生部、このレーザ発生部から前記走査部に至る前記レーザ光の光路、及び、前記走査部において前記ガルバノスキャナによって変更されて前記集光レンズに至るレーザ光の光路を、連続して一体に覆う金属製の内部カバーと、この内部カバーを覆う樹脂製の外装カバーとを有することを特徴とするレーザ加工装置。
  8. 前記外装カバーは、前記内部カバーを覆う単一形状とされていることを特徴とする請求項7記載のレーザ加工装置。
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