JP4613686B2 - 床構造体及び床の改修方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、コンクリートまたはモルタルの床面の、補修を要する領域に、当該床面に対して浸透性を有する樹脂溶液と、エポキシ樹脂系の接着剤とをこの順に塗布し、次いで接着剤が完全に硬化する前の状態で、その上に樹脂モルタルを塗り重ねて仕上層を形成することを特徴とする床面の補修方法が開示されています。
粘着シートは粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層の積層シートであり、
粘着シートの粘着剤層が床の上面に貼り付けられ、
セルフレベリング材層が粘着シートの布層側に設けられることを特徴とする床構造体を提供することである。
床の上面に、粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
粘着シートの布層側にセルフレベリング材層を設けることを特徴とする床の施工方法を提供することである。
既設の床の上面に、粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
粘着シートの布層側にセルフレベリング材層を設けることを特徴とする床の改修方法を提供することである。
1)セルフレベリング材層のセルフレベリング材は、長さ変化率が−0.08%以上、さらに好ましくは−0.08%から+0.08%までの範囲(−:収縮、+:膨張)であること。
2)セルフレベリング材は、長さ変化率の膨張が0〜0.08%の範囲であり、長さ変化率の収縮が−0.08〜0%の範囲のセルフレベリング材であること。
3)セルフレベリング材層のセルフレベリング材は、は、セメント又は石膏を主成分とする水硬性成分を含むセルフレベリング材であること。
4)セルフレベリング材層のセルフレベリング材は、は、アルミナセメントを主成分とする水硬性成分を含むセルフレベリング材であること。
5)床は、無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料から選ばれた少なくとも一種の床、又はこれらが複数混在している床であること。
6)粘着シートの粘着剤は、改質アスファルト系の粘着剤又はゴム系の粘着剤から構成されたものであること。
7)無機製材料が、コンクリート、タイル、大理石及び人工石などから選ばれた少なくとも一種の無機製材料であること。
8)樹脂製材料が、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド及びポリエステルなどから選ばれた少なくとも一種の樹脂製材料であること。
9)木製材料が、コンパネ及び木製フローリングなどから選ばれた少なくとも一種の木製材料であること。
10)金属製材料が鋼板、鋼材及び鉄材などから選ばれた少なくとも一種の金属製材料であること。
11)粘着シートが、防音性、防水性及び制振性から選択される性質を少なくとも1つ有する粘着シートであること。
本発明は、新設又は既設の床に粘着シートを貼り付け、その上面にセルフレベリング材を施工することにより、短期間に床を施工、改修、又は補修することが出来る。
図1では、床構造体1は、床2の上面に粘着シート3の粘着剤層の側を配置し、粘着シート3の布層の上面にセルフレベリング材層4を設けている。
図2は、粘着シート3の一実施態様の部分断面図を示す。粘着シート3は、粘着剤層5と布層6とを両外層に有する少なくとも2層に積層されているシートである。
粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層に積層された粘着シートを用い、
(1)無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料から選ばれる新設及び/又は既設の床の上面に、粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
(2)粘着シートの布層側にセルフレベリング材を施工することにより得ることが出来る。
床面に極端な不陸部及び/又は損傷部がある場合、必要に応じてそれを調整し、
必要に応じて床面を清掃し、
必要に応じて新設及び/又既設の床の上面の全面又は一部にプライマー層を形成し、
その上面の全面又は一部に粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
粘着シートの布層側にセルフレベリング材を打設し、コテ、機械等で仕上げた後、セルフレベリング材層を形成させる又は設ける方法である。
床面に極端な不陸部及び/又は損傷部がある場合、必要に応じてそれを調整し、
必要に応じて床面を清掃し、
必要に応じて新設及び/又既設の床の上面の全面又は一部にプライマー層を形成し、
その上面の全面又は一部に粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
粘着シートの布層側にセルフレベリング材を打設し、コテ、機械等で仕上げた後、セルフレベリング材層を形成させる又は設ける方法である。
無機製材料は、コンクリート、ALC材、タイル、大理石、人工石などから選ばれた少なくとも一種の無機製材料である。
樹脂製材料は、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステルなどから選ばれた少なくとも一種の樹脂製材料である。
木製材料は、コンパネ、フローリングなどから選ばれた少なくとも一種の木製材料である。
金属製材料は、縞鋼板などの鋼材、鉄板などの鉄材、銅板などの銅材などの金属部材から選ばれた少なくとも一種の金属製材料である。
粘着シートは、粘着剤層と布層との間に合成樹脂製のフィルムや金属層を設けることが出来る。
金属層は、金属箔や金属の蒸着した層であり、金属としてアルミニウム、銅、銀、金などを用いることが出来る。
粘着シートは、合成樹脂製のフィルム、金属層、改質アスファルト系の粘着剤層を有することにより、防水性を付与することが出来る。
粘着シートは、防音性、防水性及び制振性などから選択される性質を有する粘着シートを用いることにより、選択された性質を得られる床の構造体に付与することが出来る。
粘着シートの布層6は、防音性を有することが、施工後の床が防音性を有するために好ましい。
布層としては、フェルト、パイル編、二重織りなどの厚みを有するものを好ましく用いることが出来る。
改質アスファルト系の粘着剤層は、防水性、制振性、防音性などに優れるために好ましく用いることが出来る。
セルフレベリング材としては、アルミナセメント、ポルトランドセメント、石膏などの水硬性成分を含み、必要に応じて高炉スラグ、フライアッシュなどの無機成分などを少なくとも1種含むものを用いることが出来る。
セルフレベリング材のフロー値(JASS 15M103基準)は、190mm以上のセルフレベリング材を用いることが出来る。
セルフレベリング材の硬化時間は、5分から24時間、好ましくは5分から5時間、更に好ましくは5分から2.5時間が工期短縮のために好ましい。
長さ変化量の収縮が好ましくは−0.08〜0%までの範囲、さらに好ましくは−0.07〜0%までの範囲、より好ましくは−0.06〜0%までの範囲、特に好ましくは−0.05〜0%までの範囲のセルフレベリング材を用いることにより、クラックや浮き防止に優れるために好ましい。
セルフレベリング材は水硬性分の他に、必要に応じて高炉スラグ、フライアッシュなどの無機成分を含むことができ、これらの成分は目的に応じて適宜単独又は2種以上混合して用いることが出来、
セルフレベリング材の具備すべき重要な要件の一つは、適度な急硬性を有することであるが、急硬性は第一義的に、含まれる水硬性成分の種類に依存する。ポルトランドセメント系では硬化速度が遅く、乾燥収縮が大きいと言う欠点を有しており、一方、速硬性セメント系では硬化速度面では改善されるものの、流動性が低く、強度が低いと言う欠点を有している。
特にセルフレベリング材は、アルミナセメント及び石膏の水硬性成分と、高炉スラグの無機成分を含む組成物、さらにアルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏の水硬性成分と、高炉スラグを含む組成物を使用することにより、上記の互いの欠点を補うことができるために好ましい。
セルフレベリング材は、好ましくはアルミナセメント100質量部、石膏40〜100質量部及び高炉スラグ50〜350質量部の組成物、さらに好ましくはアルミナセメント100質量部、ポルトランドセメント120質量部以下、石膏40〜100質量部及び高炉スラグ50〜350質量部の組成物を用いることができ、さらに細骨材を含み、細骨材が水硬性成分100質量部に対して60〜200質量部含む組成物を用いることが出来る。さらに必要に応じて減水剤、増粘剤、消泡剤、凝結調整剤などを含むことができる。
高炉スラグは、JIS・A−6206に規定されるブレーン比表面積3000cm2/g以上ものを用いることができる。
細骨材は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対し、好ましくは60〜200質量部、さらに好ましくは70〜150質量部、特に好ましくは80〜100質量部が好ましい。
減水剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対して0.01〜0.20質量部、さらに0.02〜0.18質量部、特に0.05〜0.15質量部が好ましい。
増粘剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対して0.05〜0.5質量部、さらに0.05〜0.3質量部、特に0.05〜0.2質量部含むことが好ましい。増粘剤の添加量が多くなると、流動性の低下を招く恐れがあり好ましくない。
増粘剤及び消泡剤を併用して用いることは、骨材分離の抑制、気泡発生の抑制、硬化体表面の改善に好ましい効果を与え、セルフレベリング材としての特性を向上させるために好ましい。
消泡剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対して、2質量部以下、さらに1質量部以下、特に0.2質量部以下が好ましい。消泡剤の添加量は、上記より多く添加する場合、消泡効果の向上がみとめられない場合がある。
凝結促進剤としては、特性を妨げない粒径を用いることが好ましく、粒径は50μm以下にするのが好ましい。
特にリチウム塩を用いる場合、リチウム塩の粒径は50μm以下、さらに30μm以下、特に10μm以下が好ましく、粒径が上記範囲より大きくなるとリチウム塩の溶解度が小さくなるために好ましくなく、特に顔料添加系では微細な多数の斑点として目立ち、美観を損なう場合がある。
凝結調整剤は、リチウム塩とナトリウム塩の合量が、水硬性成分100質量部に対して0.05〜5質量部、さらに0.1〜2質量部、特に0.30〜0.50質量部の範囲で添加することが好ましい。
セルフレベリング材は、水は水硬性成分100質量部に対し、28〜60質量部、さらに38〜58質量部、特に48〜56質量部加えて用いることが好ましい。
プライマー層は、必要に応じて塗布、吹き付け、散布などの方法で床面に形成することができるが、特にコンパネ、コンクリート、ALC板などの表面の水分吸い込みのある床の場合、床の上面に形成させることが好ましい。
測定試料は、セルフレベリング材のモルタルを型詰めし、24時間後に脱型し、この時を材齢0日とする。測定条件は、20℃、RH65%の気中で行う。
長さ変化率の(−)は収縮を意味し、(+)は膨張を意味する。
図3では、測定試料の材齢0日(a点)を基長として、硬化と共に膨張し、b点で最も膨張し、その後次第に収縮し、材齢28日(c点)の長さとなる。数式(1)〜数式(3)において、Bはa点の試料の長さであり、Cはb点の試料の長さであり、Aはc点の試料の長さである。
図4では、測定試料の材齢0日(a点)を基長として、硬化と共に膨張することなく、次第に収縮し、材齢28日(c点)の長さとなる。数式(1)〜数式(3)において、BとCはa点の試料の長さであり、Aはc点の試料の長さである。
図5では、測定試料の材齢0日(a点)を基長として、硬化と共に収縮することなく、次第に膨張し、材齢28日(c点)の長さとなる。数式(1)〜数式(3)において、Bはa点の試料の長さであり、AとCはc点の試料の長さである。
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレンーブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設のタイルとコンクリートとが混在する床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:0%、長さ変化率の膨張:+0.020%、長さ変化率の収縮:−0.020%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性、防音性及び制振性が向上する。
粘着シートは、下面より厚み3mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレンーブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設のタイルとコンクリートとが混在する床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:0%、長さ変化率の膨張:+0.020%、長さ変化率の収縮:−0.020%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性、防音性及び制振性が向上する。
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレンーブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設のPタイルとコンクリートとが混在する床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:+0.026%、長さ変化率の膨張:+0.060%、長さ変化率の収縮:−0.034%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性が向上する。
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレン−ブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
新設のコンパネの床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:0%、長さ変化率の膨張: +0.020%、長さ変化率の収縮:−0.020%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性が向上する。
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレン−ブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
新設のコンパネの床面にプライマーを塗布した後、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:0%、長さ変化率の膨張:+0.020%、長さ変化率の収縮:−0.020%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性が向上する。
粘着シートは、下面より厚み3mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレン−ブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度12
0〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設の縞鋼板の床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:0%、長さ変化率の膨張:+0.020%、長さ変化率の収縮:−0.020%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性が向上する。
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレン−ブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設のタイルとコンクリートとが混在する床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:−0.056%、長さ変化率の膨張:+0.038%、長さ変化率の収縮:−0.094%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、床面より一部剥がれている部分が認められたが、施工上の問題はなかった。
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレン−ブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設のタイルとコンクリートとが混在する床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、ポルトランドセメントを主成分とするセルフレベリング材(市販品、長さ変化率:−0.075%、長さ変化率の膨張:+0.040%、長さ変化率の収縮:−0.115%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、一部クラックが発生し、床面より一部剥がれている部分が認められたが、施工上の問題はなかった。
Claims (8)
- 既設の床の上面とセルフレベリング材層との間に粘着シートが介在され、
粘着シートは粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層の積層シートであり、
粘着シートの粘着剤層が床の上面に貼り付けられ、
セルフレベリング材層が粘着シートの布層側に設けられる床構造体であって、
前記床が、無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料から選ばれた少なくとも一種の床であり、
前記無機製材料が、コンクリート、タイル、大理石及び人工石から選ばれた少なくとも一種の無機製材料であり、
前記粘着剤層が、改質アスファルト系の粘着剤であり、
前記セルフレベリング材層が、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏の水硬性成分と、高炉スラグの無機成分を含むセルフレベリング材であり、
前記セルフレベリング材の長さ変化率が、−0.08%から+0.08%までの範囲(−:収縮を意味する、+:膨張を意味する)であり、
前記セルフレベリング材の長さ変化率の膨張が、0〜0.08%の範囲であり、長さ変化率の収縮が、−0.08〜0%の範囲である
ことを特徴とする床構造体。 - セルフレベリング材が、アルミナセメント100質量部、ポルトランドセメント120質量部以下及び石膏40〜100質量部の水硬性成分と、高炉スラグ50〜350質量部の無機成分を含むセルフレベリング材であることを特徴とする請求項1に記載の床構造体。
- 樹脂製材料が、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド及びポリエステルから選ばれた少なくとも一種の樹脂製材料であり、
木製材料が、コンパネ及び木製フローリングから選ばれた少なくとも一種の木製材料であり、
金属製材料が鋼板、鋼材及び鉄板から選ばれた少なくとも一種の金属製材料であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床構造体。 - 粘着シートが、防音性、防水性及び制振性から選択される性質を少なくとも1つ有する粘着シートであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の床構造体。
- 粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層に積層された粘着シートを用い、
既設の床の上面に、粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
粘着シートの布層側にセルフレベリング材層を設ける床の改修方法であって、
前記床が、無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料から選ばれた少なくとも一種の床であり、
前記無機製材料が、コンクリート、タイル、大理石及び人工石から選ばれた少なくとも一種の無機製材料であり、
前記粘着剤層が、改質アスファルト系の粘着剤であり、
前記セルフレベリング材層が、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏の水硬性成分と、高炉スラグの無機成分を含むセルフレベリング材であり、
前記セルフレベリング材の長さ変化率が、−0.08%から+0.08%までの範囲(−:収縮を意味する、+:膨張を意味する)であり、
前記セルフレベリング材の長さ変化率の膨張が、0〜0.08%の範囲であり、長さ変化率の収縮が、−0.08〜0%の範囲である
床構造体を用いることを特徴とする床の改修方法。 - セルフレベリング材が、アルミナセメント100質量部、ポルトランドセメント120質量部以下及び石膏40〜100質量部の水硬性成分と、高炉スラグ50〜350質量部の無機成分を含むセルフレベリング材であることを特徴とする請求項5に記載の床の改修方法。
- 樹脂製材料が、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド及びポリエステルから選ばれた少なくとも一種の樹脂製材料であり、
木製材料が、コンパネ及び木製フローリングから選ばれた少なくとも一種の木製材料であり、
金属製材料が鋼板、鋼材及び鉄板から選ばれた少なくとも一種の金属製材料であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の床の改修方法。 - 粘着シートが、防音性、防水性及び制振性から選択される性質を少なくとも1つ有する粘着シートであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の床の改修方法。
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