JP4613686B2 - 床構造体及び床の改修方法 - Google Patents

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Description

本発明は、新設及び/又は既設の床面に、粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層に積層された粘着シートの粘着剤層を貼り付け、その上面に、セルフレベリング材を施工して得られる床構造体、及び床の施工方法及び改修方法に関する。
床の補修方法として、特許文献1には、ポルトランドモルタルとアルミナモルタルとを主材とする粉体と、アスフアルト系エマルジョンと合成樹脂系エマルジョンとからなる混和液と、を含有する助材を床面に直接に塗布し、その上に、仕上げモルタルを塗布すること、を特徴とする床の補修工法が開示されています。
また、特許文献2には、コンクリートまたはモルタルの床面の、補修を要する領域に、当該床面に対して浸透性を有する樹脂溶液と、エポキシ樹脂系の接着剤とをこの順に塗布し、次いで接着剤が完全に硬化する前の状態で、その上に樹脂モルタルを塗り重ねて仕上層を形成することを特徴とする床面の補修方法が開示されています。
特開平11−049550号公報 特開平10−299266号公報
タイル、大理石、人工石などの無機製材料、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステルなどの樹脂製材料、コンパネなどの木製材料、鋼板などの金属製材料、又はこれらが複数混在している新設又は既設の床面に、直接速硬性のアルミナセメント系のセルフレベリング材を施工すると、床面とモルタルとの剥離強度が小さく、部分的に剥がれたり、部分的にふくれが生じる場合がある。そのため床を施工する場合、又は改修する場合には、床からタイル、大理石、人工石などの無機製材料、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステルなどの樹脂製材料、コンパネ、フローリングなどの木製材料、鋼板などの金属製材料などを除去し、さらに床表面に塗布されている接着剤などを研磨などの手段を用いて除去し、清掃した後、速硬性のアルミナセメント系のセルフレベリング材を施工する必要があった。
コンクリート、タイル、大理石、人工石などの無機製材料、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステルなどの樹脂製材料、コンパネ、フローリングなどの木製材料、鋼板などの金属製材料、又はこれらが複数混在している床面に速硬性のアルミナセメント系などのセルフレベリング材を施工しても剥がれや膨れが起きることがなく、早期に床を施工、又は補修や改修が可能な方法を提供することを目的とする。
本発明の第一は、床の上面とセルフレベリング材層との間に粘着シートが介在され、
粘着シートは粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層の積層シートであり、
粘着シートの粘着剤層が床の上面に貼り付けられ、
セルフレベリング材層が粘着シートの布層側に設けられることを特徴とする床構造体を提供することである。
本発明の第二は、粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層に積層された粘着シートを用い、
床の上面に、粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
粘着シートの布層側にセルフレベリング材層を設けることを特徴とする床の施工方法を提供することである。
本発明の第三は、粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層に積層された粘着シートを用い、
既設の床の上面に、粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
粘着シートの布層側にセルフレベリング材層を設けることを特徴とする床の改修方法を提供することである。
本発明の第一の床構造体、本発明の第ニの床の施工方法、及び/又は本発明の第三の床の改修方法の好ましい態様を示す。本発明のにおいて、以下の好ましい態様は複数組み合わせることが出来る。
1)セルフレベリング材層のセルフレベリング材は、長さ変化率が−0.08%以上、さらに好ましくは−0.08%から+0.08%までの範囲(−:収縮、+:膨張)であること。
2)セルフレベリング材は、長さ変化率の膨張が0〜0.08%の範囲であり、長さ変化率の収縮が−0.08〜0%の範囲のセルフレベリング材であること。
3)セルフレベリング材層のセルフレベリング材は、は、セメント又は石膏を主成分とする水硬性成分を含むセルフレベリング材であること。
4)セルフレベリング材層のセルフレベリング材は、は、アルミナセメントを主成分とする水硬性成分を含むセルフレベリング材であること。
5)床は、無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料から選ばれた少なくとも一種の床、又はこれらが複数混在している床であること。
6)粘着シートの粘着剤は、改質アスファルト系の粘着剤又はゴム系の粘着剤から構成されたものであること。
7)無機製材料が、コンクリート、タイル、大理石及び人工石などから選ばれた少なくとも一種の無機製材料であること。
8)樹脂製材料が、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド及びポリエステルなどから選ばれた少なくとも一種の樹脂製材料であること。
9)木製材料が、コンパネ及び木製フローリングなどから選ばれた少なくとも一種の木製材料であること。
10)金属製材料が鋼板、鋼材及び鉄材などから選ばれた少なくとも一種の金属製材料であること。
11)粘着シートが、防音性、防水性及び制振性から選択される性質を少なくとも1つ有する粘着シートであること。
本発明の床の施工方法又は改修方法は、無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料などから選ばれる床、又はこれらが複数混在した床に、無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料を除去することなく、さらに床面に塗布された接着剤などの仕上げ材を除去又は撤去することなく、セルフレベリング材を施工することができ、工期を大幅に短縮できる。
本発明は、新設又は既設の床に粘着シートを貼り付け、その上面にセルフレベリング材を施工することにより、短期間に床を施工、改修、又は補修することが出来る。
本発明は、特定範囲の長さ変化率のセルフレベリング材を用いることにより、セルフレベリング材の収縮によるセルフレベリング材層と床面との剥離を防止することができる。
本発明は、防音性を有する布層の粘着シートを用いることにより、階下などへの騒音が軽減され、また、防水性を有する粘着シートを用いることにより、階下への漏水が軽減され、制振性を有する粘着シートを用いることにより、制振性が軽減できる。
図1は、本発明の床構造体の一実施態様を示し、床を直角方向に切断した部分断面図を示す。
図1では、床構造体1は、床2の上面に粘着シート3の粘着剤層の側を配置し、粘着シート3の布層の上面にセルフレベリング材層4を設けている。
図2は、粘着シート3の一実施態様の部分断面図を示す。粘着シート3は、粘着剤層5と布層6とを両外層に有する少なくとも2層に積層されているシートである。
本発明の床構造体は、
粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層に積層された粘着シートを用い、
(1)無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料から選ばれる新設及び/又は既設の床の上面に、粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
(2)粘着シートの布層側にセルフレベリング材を施工することにより得ることが出来る。
本発明の床構造体の施工方法は、粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層に積層された粘着シートを用い、
床面に極端な不陸部及び/又は損傷部がある場合、必要に応じてそれを調整し、
必要に応じて床面を清掃し、
必要に応じて新設及び/又既設の床の上面の全面又は一部にプライマー層を形成し、
その上面の全面又は一部に粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
粘着シートの布層側にセルフレベリング材を打設し、コテ、機械等で仕上げた後、セルフレベリング材層を形成させる又は設ける方法である。
本発明の床構造体の改修方法は、粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層に積層された粘着シートを用い、
床面に極端な不陸部及び/又は損傷部がある場合、必要に応じてそれを調整し、
必要に応じて床面を清掃し、
必要に応じて新設及び/又既設の床の上面の全面又は一部にプライマー層を形成し、
その上面の全面又は一部に粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
粘着シートの布層側にセルフレベリング材を打設し、コテ、機械等で仕上げた後、セルフレベリング材層を形成させる又は設ける方法である。
床2は、無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料などから選ばれた少なくとも一種の床であり、これら材料が複数混在している床でもよく、新設でも、既設でもよい。
無機製材料は、コンクリート、ALC材、タイル、大理石、人工石などから選ばれた少なくとも一種の無機製材料である。
樹脂製材料は、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステルなどから選ばれた少なくとも一種の樹脂製材料である。
木製材料は、コンパネ、フローリングなどから選ばれた少なくとも一種の木製材料である。
金属製材料は、縞鋼板などの鋼材、鉄板などの鉄材、銅板などの銅材などの金属部材から選ばれた少なくとも一種の金属製材料である。
粘着シート3は、粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層に積層されたシートである。
粘着シートは、粘着剤層と布層との間に合成樹脂製のフィルムや金属層を設けることが出来る。
金属層は、金属箔や金属の蒸着した層であり、金属としてアルミニウム、銅、銀、金などを用いることが出来る。
粘着シートは、合成樹脂製のフィルム、金属層、改質アスファルト系の粘着剤層を有することにより、防水性を付与することが出来る。
粘着シートは、防音性、防水性及び制振性などから選択される性質を有する粘着シートを用いることにより、選択された性質を得られる床の構造体に付与することが出来る。
粘着シートの布層6は、織物、編物、組み物、不織布などの樹脂製繊維から製造される布を用いることが出来る。
粘着シートの布層6は、防音性を有することが、施工後の床が防音性を有するために好ましい。
布層としては、フェルト、パイル編、二重織りなどの厚みを有するものを好ましく用いることが出来る。
布は、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリ塩化ビニルなどのビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド、ポリスルホン、ポリウレタン、ポリイミドなどの熱可塑性樹脂から製造されるものが好ましい。
合成樹脂製のフィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ナイロン6、ナイロン66などのポリアミド、ポリスルホンなどの熱可塑性樹脂から製造されるものが好ましい。
粘着シートの粘着剤層5は、改質アスファルト系の粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコン系粘着剤、ゴム系の粘着剤などから構成されたものであり、特に改質アスファルト系の粘着剤が、防水性に優れるために好ましい。
改質アスファルト系の粘着剤としては、アスファルト25〜45質量%、軟化剤20〜40質量%、ゴム分5〜15質量%、無機充填剤10〜25質量%、粘着付与剤0〜10質量%を全体が100質量%となるように添加、混合して得られる改質アスファルト組成物が好適に使用出来る。
改質アスファルト系の粘着剤層は、防水性、制振性、防音性などに優れるために好ましく用いることが出来る。
改質アスファルト系の粘着剤のアスファルトとしては、天然アスファルトやアスファルタイトなど天然に産するもの、ストレートアスファルト、ブローンアスファルト、カットバックアスファルト等の石油アスファルト、又はこれらのアスファルトの混合物等が好ましい。
改質アスファルト系の粘着剤のゴム分としては、天然ゴム、合成ゴム、例えばポリブタジエン、エチレンプロピレンジエン共重合ゴム、スチレンブタジエンランダム共重合体ゴムなどのゴム、及びスチレンブタジエントリブロック共重合体熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
改質アスファルト系の粘着剤の粘着付与剤としては、クマロン樹脂、フェノール樹脂、石油系炭化水素樹脂等が挙げられる。また軟化剤としては、プロセスオイル、ポリブテン等が用いられる。
改質アスファルト系の粘着剤の無機充填材としては、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、クレー、カーボンブラック、タルク、マイカ、硫酸バリウム、珪藻土、シリカ等の粒子状無機充填材、石綿やガラス繊維などの繊維状無機充填材を用いることができる。
ゴム系粘着剤としては、ブチルゴム系粘着剤などを用いることが出来る。
セルフレベリング材層4は、JASS 15M103に規定のセルフレベリング材を用いることが出来る。
セルフレベリング材としては、アルミナセメント、ポルトランドセメント、石膏などの水硬性成分を含み、必要に応じて高炉スラグ、フライアッシュなどの無機成分などを少なくとも1種含むものを用いることが出来る。
セルフレベリング材のフロー値(JASS 15M103基準)は、190mm以上のセルフレベリング材を用いることが出来る。
セルフレベリング材の硬化時間は、5分から24時間、好ましくは5分から5時間、更に好ましくは5分から2.5時間が工期短縮のために好ましい。
セルフレベリング材は、長さ変化量が好ましくは−0.08%から+0.08%までの範囲、さらに好ましくは−0.07%から+0.07%までの範囲、より好ましくは−0.06%から+0.06%までの範囲、特に好ましくは−0.04%から0.04%までの範囲のセルフレベリング材を用いることにより、クラックや浮き防止に優れるために好ましい。
セルフレベリング材は、長さ変化量の膨張が好ましくは0〜0.08%までの範囲、さらに好ましくは0〜0.07%までの範囲、より好ましくは0〜0.06%までの範囲、特に好ましくは0〜0.05%までの範囲であり、
長さ変化量の収縮が好ましくは−0.08〜0%までの範囲、さらに好ましくは−0.07〜0%までの範囲、より好ましくは−0.06〜0%までの範囲、特に好ましくは−0.05〜0%までの範囲のセルフレベリング材を用いることにより、クラックや浮き防止に優れるために好ましい。
水硬性成分は、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏から選ばれた少なくとも一種の成分を含み、特にアルミナセメントを含むことが好ましい。
セルフレベリング材は水硬性分の他に、必要に応じて高炉スラグ、フライアッシュなどの無機成分を含むことができ、これらの成分は目的に応じて適宜単独又は2種以上混合して用いることが出来、
セルフレベリング材の具備すべき重要な要件の一つは、適度な急硬性を有することであるが、急硬性は第一義的に、含まれる水硬性成分の種類に依存する。ポルトランドセメント系では硬化速度が遅く、乾燥収縮が大きいと言う欠点を有しており、一方、速硬性セメント系では硬化速度面では改善されるものの、流動性が低く、強度が低いと言う欠点を有している。
特にセルフレベリング材は、アルミナセメント及び石膏の水硬性成分と、高炉スラグの無機成分を含む組成物、さらにアルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏の水硬性成分と、高炉スラグを含む組成物を使用することにより、上記の互いの欠点を補うことができるために好ましい。
セルフレベリング材は、好ましくはアルミナセメント100質量部、石膏40〜100質量部及び高炉スラグ50〜350質量部の組成物、さらに好ましくはアルミナセメント100質量部、ポルトランドセメント120質量部以下、石膏40〜100質量部及び高炉スラグ50〜350質量部の組成物を用いることができ、さらに細骨材を含み、細骨材が水硬性成分100質量部に対して60〜200質量部含む組成物を用いることが出来る。さらに必要に応じて減水剤、増粘剤、消泡剤、凝結調整剤などを含むことができる。
アルミナセメントは、潜在的に急硬性を有しており、硬化後は耐化学薬品性、耐火性に優れた硬化体を与える。また、潜在水硬性を有する高炉スラグの存在により、その欠点である硬化体強度の経時的な低下も抑制される。アルミナセメントは鉱物組成が異なるものが数種知られ市販されており、何れも主成分はモノカルシウムアルミネート(CA)であるが、強度および着色性の面からは、CA成分が多く且つCAF等の少量成分が少ないアルミナセメントが好ましい。
ポルトランドセメントは、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメントなどを用いるができる。水硬性成分としてポルトランドセメントを用いることにより、コスト低減に効果が認められ好ましい、また、添加量が多すぎると流動性が低下する場合があり、白華発生の原因となるため、アルミナセメント100質量部に対し、120質量部より少なく添加することが好ましい。
石膏は、無水、半水等の各石膏がその種を問わず1種又は2種以上の混合物として使用できる。石膏は急硬性であり、また、硬化後の寸法安定性保持成分として働くものである。石膏の添加量は、アルミナセメント100質量部に対して40〜100質量部が好ましい。少なすぎると寸法安定性が低下する場合があり、多すぎると耐水性が低下し、水による異常膨張が起こる場合があり好ましくない。
高炉スラグは、乾燥収縮による硬化体の耐クラック性を高めるだけでなく、アルミナセメントの硬化体強度を向上させる効果も有している。高炉スラグの添加量は、アルミナセメント100質量部に対して50〜250質量部とするのが好ましく、少なすぎると収縮が大きくなり、多すぎると強度低下を招くことがある。
高炉スラグは、JIS・A−6206に規定されるブレーン比表面積3000cm2/g以上ものを用いることができる。
細骨材は、珪砂、石灰石などを用いることが出来る。
細骨材は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対し、好ましくは60〜200質量部、さらに好ましくは70〜150質量部、特に好ましくは80〜100質量部が好ましい。
減水剤は、ナフタレン系、メラミン系、ポリカルボン酸系などを用いることが出来、併用する増粘剤との最適な組合わせとなるのは、ポリカルボン酸系が好ましい。
減水剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対して0.01〜0.20質量部、さらに0.02〜0.18質量部、特に0.05〜0.15質量部が好ましい。
増粘剤は、セルロース系、蛋白質系、ラテックス系、および水溶性ポリマー系などを用いることが出来、特にセルロース系などを用いることが出来る。
増粘剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対して0.05〜0.5質量部、さらに0.05〜0.3質量部、特に0.05〜0.2質量部含むことが好ましい。増粘剤の添加量が多くなると、流動性の低下を招く恐れがあり好ましくない。
増粘剤及び消泡剤を併用して用いることは、骨材分離の抑制、気泡発生の抑制、硬化体表面の改善に好ましい効果を与え、セルフレベリング材としての特性を向上させるために好ましい。
消泡剤は、シリコン系、アルコール系、ポリエーテル系、鉱油系などの合成物質又は植物由来の天然物質など、公知のものを用いることが出来、これらは単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
消泡剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対して、2質量部以下、さらに1質量部以下、特に0.2質量部以下が好ましい。消泡剤の添加量は、上記より多く添加する場合、消泡効果の向上がみとめられない場合がある。
凝結調整剤は、凝結促進を行う成分である凝結促進剤、凝結遅延を行う成分である凝結遅延剤などを用いることが出来る。
凝結促進剤としては、公知の凝結促進剤を用いることが出来る。凝結促進剤の一例として、炭酸リチウム、塩化リチウム、硫酸リチウム、硝酸リチウム、水酸化リチウム、酢酸リチウム、酒石酸リチウム、リンゴ酸リチウム、クエン酸リチウムなどの有機酸などの、無機リチウム塩や有機リチウム塩などのリチウム塩を用いることが出来る。特に炭酸リチウムは、効果、入手容易性、価格の面から好ましい。
凝結促進剤としては、特性を妨げない粒径を用いることが好ましく、粒径は50μm以下にするのが好ましい。
特にリチウム塩を用いる場合、リチウム塩の粒径は50μm以下、さらに30μm以下、特に10μm以下が好ましく、粒径が上記範囲より大きくなるとリチウム塩の溶解度が小さくなるために好ましくなく、特に顔料添加系では微細な多数の斑点として目立ち、美観を損なう場合がある。
凝結遅延剤としては、公知の凝結遅延剤を用いることが出来る。凝結遅延剤の一例として、硫酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウムなど有機酸などの、無機ナトリウム塩や有機ナトリウム塩などのナトリウム塩を用いることが出来る。特に重炭酸ナトリウムや酒石酸ナトリウムは、効果、入手容易性、価格の面から好ましい。
凝結調整剤は、用いる自己流動性水硬性成分や水硬性成分組成に応じて、特性を損なわない範囲で適宜添加することができ、凝結促進剤及び凝結遅延剤の成分、添加量及び混合比率を適宜選択して、水硬性組成物の可使時間を調整することができ、セルフレベリング材としての使用が非常に容易になるため好ましい。
凝結調整剤は、リチウム塩とナトリウム塩の合量が、水硬性成分100質量部に対して0.05〜5質量部、さらに0.1〜2質量部、特に0.30〜0.50質量部の範囲で添加することが好ましい。
セルフレベリング材は、さらに特性を損なわない範囲で水を加え、流動性及び流動保持性を有するスラリー状として用いることができ、1〜40℃、特に5〜35℃の温度範囲で使用することができる。
セルフレベリング材は、水は水硬性成分100質量部に対し、28〜60質量部、さらに38〜58質量部、特に48〜56質量部加えて用いることが好ましい。
プライマー層としては、公知の建材又は建築用のポリエステル系、ポリアクリル系、エポキシ樹脂系、エチレン−酢酸ビニル系などのプライマーを用いることが出来る。
プライマー層は、必要に応じて塗布、吹き付け、散布などの方法で床面に形成することができるが、特にコンパネ、コンクリート、ALC板などの表面の水分吸い込みのある床の場合、床の上面に形成させることが好ましい。
本発明の床構造体、床の施工方法及び改修方法は、高層建築物及び地下の床であればどの階でも問題ないが、防音性などに優れるために特に2階以上であることが好ましい。
以下、本発明を実施例に基づき、さらに詳細に説明する。但し、本発明は下記実施例により制限されるものでない。
長さ変化率の測定法:JIS・A1129−2:2001のモルタル及びコンクリートの長さ変化試験方法−第2部コンタクトゲージ方法に従い測定し、下記数式(1)に従い、長さ変化率を算出する。
測定試料は、セルフレベリング材のモルタルを型詰めし、24時間後に脱型し、この時を材齢0日とする。測定条件は、20℃、RH65%の気中で行う。
長さ変化率の(−)は収縮を意味し、(+)は膨張を意味する。
Figure 0004613686
(但し、A:材齢28日の試料の長さであり、B:材齢0日の試料の長さである。)
長さ変化率の膨張の測定法:JIS・A1129−2:2001のモルタル及びコンクリートの長さ変化試験方法−第2部コンタクトゲージ方法に従い、長さ変化率の測定法で作製した測定試料を用いて測定する。長さ変化率の膨張は、最も膨張したときの試料の長さ(C)であり、数式(2)に従い、算出する。
Figure 0004613686
(但し、C:試料の最も膨張したときの長さであり、B:材齢0日の試料の長さである。)
長さ変化率の収縮の測定法:JIS・A1129−2:2001のモルタル及びコンクリートの長さ変化試験方法−第2部コンタクトゲージ方法に従い、長さ変化率の測定法で作製した測定試料を用いて測定する。長さ変化率の収縮は、試料の最も膨張したときの長さを基長として、数式(3)に従い、算出する。
Figure 0004613686
(但し、A:材齢28日の試料の長さ、B:材齢0日の試料の長さであり、C:最も膨張したときの試料の長さである。)
図3、図4及び図5は、セルフレベリング材の硬化時の試料の長さ変化の一例を模式的に表わした図である。
図3では、測定試料の材齢0日(a点)を基長として、硬化と共に膨張し、b点で最も膨張し、その後次第に収縮し、材齢28日(c点)の長さとなる。数式(1)〜数式(3)において、Bはa点の試料の長さであり、Cはb点の試料の長さであり、Aはc点の試料の長さである。
図4では、測定試料の材齢0日(a点)を基長として、硬化と共に膨張することなく、次第に収縮し、材齢28日(c点)の長さとなる。数式(1)〜数式(3)において、BとCはa点の試料の長さであり、Aはc点の試料の長さである。
図5では、測定試料の材齢0日(a点)を基長として、硬化と共に収縮することなく、次第に膨張し、材齢28日(c点)の長さとなる。数式(1)〜数式(3)において、Bはa点の試料の長さであり、AとCはc点の試料の長さである。
実施例1(床の改修)
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレンーブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設のタイルとコンクリートとが混在する床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:0%、長さ変化率の膨張:+0.020%、長さ変化率の収縮:−0.020%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性、防音性及び制振性が向上する。
実施例2(床の改修)
粘着シートは、下面より厚み3mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレンーブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設のタイルとコンクリートとが混在する床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:0%、長さ変化率の膨張:+0.020%、長さ変化率の収縮:−0.020%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性、防音性及び制振性が向上する。
実施例3(床の改修)
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレンーブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設のPタイルとコンクリートとが混在する床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:+0.026%、長さ変化率の膨張:+0.060%、長さ変化率の収縮:−0.034%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性が向上する。
参考例1(床の施工)
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレン−ブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
新設のコンパネの床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:0%、長さ変化率の膨張: +0.020%、長さ変化率の収縮:−0.020%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性が向上する。
参考例2(床の施工)
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレン−ブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
新設のコンパネの床面にプライマーを塗布した後、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:0%、長さ変化率の膨張:+0.020%、長さ変化率の収縮:−0.020%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性が向上する。
実施例4(床の改修)
粘着シートは、下面より厚み3mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレン−ブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度12
0〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設の縞鋼板の床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:0%、長さ変化率の膨張:+0.020%、長さ変化率の収縮:−0.020%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、膨れや剥がれは認められなかった。さらに施工後、構造体の防水性が向上する。
参考例3(床の改修)
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレン−ブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設のタイルとコンクリートとが混在する床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、アルミナセメント系セルフレベリング材(市販品、長さ変化率:−0.056%、長さ変化率の膨張:+0.038%、長さ変化率の収縮:−0.094%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、床面より一部剥がれている部分が認められたが、施工上の問題はなかった。
参考例4(床の改修)
粘着シートは、下面より厚み1.1mmのポリエステル製不織布及び改質アスファルト系の粘着剤(ストレートアスファルト、ブロンアスファルト、スチレン−ブタジエン−スチレン重合体、スチレン−ブタジエンエラストマー及び炭酸カルシウムとを含む、針入度120〜150dmmの改質アスファルト)よりなる2層のシートを用いた。
既設のタイルとコンクリートとが混在する床面に、粘着シートの改質アスファルト系の粘着剤を貼り付け、ポリエステル製不織布の上面に、ポルトランドセメントを主成分とするセルフレベリング材(市販品、長さ変化率:−0.075%、長さ変化率の膨張:+0.040%、長さ変化率の収縮:−0.115%)を流延させ、硬化させた。硬化したセルフレベリング材は、一部クラックが発生し、床面より一部剥がれている部分が認められたが、施工上の問題はなかった。
本発明の床構造体の一実施形態の部分断面図である。 粘着シートの一実施態様の部分断面図である。 セルフレベリング材の硬化時の長さ変化の一例を示す模式図である。 別のセルフレベリング材の硬化時の長さ変化の一例を示す模式図である。 別のセルフレベリング材の硬化時の長さ変化の一例を示す模式図である。
符号の説明
1:床構造体、2:床、3:粘着シート、4:セルフレベリング材層、5:粘着剤層、6:布層。


Claims (8)

  1. 既設の床の上面とセルフレベリング材層との間に粘着シートが介在され、
    粘着シートは粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層の積層シートであり、
    粘着シートの粘着剤層が床の上面に貼り付けられ、
    セルフレベリング材層が粘着シートの布層側に設けられる床構造体であって、
    前記床が、無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料から選ばれた少なくとも一種の床であり、
    前記無機製材料が、コンクリート、タイル、大理石及び人工石から選ばれた少なくとも一種の無機製材料であり、
    前記粘着剤層が、改質アスファルト系の粘着剤であり、
    前記セルフレベリング材層が、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏の水硬性成分と、高炉スラグの無機成分を含むセルフレベリング材であり、
    前記セルフレベリング材の長さ変化率が、−0.08%から+0.08%までの範囲(−:収縮を意味する、+:膨張を意味する)であり、
    前記セルフレベリング材の長さ変化率の膨張が、0〜0.08%の範囲であり、長さ変化率の収縮が、−0.08〜0%の範囲である
    ことを特徴とする床構造体。
  2. セルフレベリング材が、アルミナセメント100質量部、ポルトランドセメント120質量部以下及び石膏40〜100質量部の水硬性成分と、高炉スラグ50〜350質量部の無機成分を含むセルフレベリング材であることを特徴とする請求項1に記載の床構造体。
  3. 樹脂製材料が、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド及びポリエステルから選ばれた少なくとも一種の樹脂製材料であり、
    木製材料が、コンパネ及び木製フローリングから選ばれた少なくとも一種の木製材料であり、
    金属製材料が鋼板、鋼材及び鉄板から選ばれた少なくとも一種の金属製材料であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の床構造体。
  4. 粘着シートが、防音性、防水性及び制振性から選択される性質を少なくとも1つ有する粘着シートであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の床構造体。
  5. 粘着剤層と布層とを両外層に有する少なくとも2層に積層された粘着シートを用い、
    既設の床の上面に、粘着シートの粘着剤層を貼り付けた後、
    粘着シートの布層側にセルフレベリング材層を設ける床の改修方法であって、
    前記床が、無機製材料、樹脂製材料、木製材料及び金属製材料から選ばれた少なくとも一種の床であり、
    前記無機製材料が、コンクリート、タイル、大理石及び人工石から選ばれた少なくとも一種の無機製材料であり、
    前記粘着剤層が、改質アスファルト系の粘着剤であり、
    前記セルフレベリング材層が、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏の水硬性成分と、高炉スラグの無機成分を含むセルフレベリング材であり、
    前記セルフレベリング材の長さ変化率が、−0.08%から+0.08%までの範囲(−:収縮を意味する、+:膨張を意味する)であり、
    前記セルフレベリング材の長さ変化率の膨張が、0〜0.08%の範囲であり、長さ変化率の収縮が、−0.08〜0%の範囲である
    床構造体を用いることを特徴とする床の改修方法。
  6. セルフレベリング材が、アルミナセメント100質量部、ポルトランドセメント120質量部以下及び石膏40〜100質量部の水硬性成分と、高炉スラグ50〜350質量部の無機成分を含むセルフレベリング材であることを特徴とする請求項5に記載の床の改修方法。
  7. 樹脂製材料が、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリアミド及びポリエステルから選ばれた少なくとも一種の樹脂製材料であり、
    木製材料が、コンパネ及び木製フローリングから選ばれた少なくとも一種の木製材料であり、
    金属製材料が鋼板、鋼材及び鉄板から選ばれた少なくとも一種の金属製材料であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の床の改修方法。
  8. 粘着シートが、防音性、防水性及び制振性から選択される性質を少なくとも1つ有する粘着シートであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の床の改修方法。
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