JP2009133168A - コンクリート床構造体及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、セルフレベリング材を用いて各種建築物のコンクリート床を仕上げる施工方法において、施工作業が容易で、施工効率が高く、安定して優れた外観を有するセルフレベリング材スラリー硬化体が得られるコンクリート床構造体の施工方法及びそのコンクリート床構造体を提供することを目的とした。
【解決手段】 本発明は、コンクリート床上面に吸水調整材を塗布・乾燥させて吸水調整硬化層を設ける工程と、前記吸水調整硬化層の上面にセルフレベリング材と水とを混練して調製したスラリーを打設して硬化させるコンクリート床構造体の施工方法であって、吸水調整材は、アクリル−スチレン共重合樹脂を含み、コンクリート床上面に吸水調整材を1回のみ塗布・乾燥させて吸水調整材硬化層を設けることを特徴とするコンクリート床構造体の施工方法である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、建築物のコンクリート床にセルフレベリング材を用いてコンクリート下地を形成するコンクリート床構造体の施工方法およびその施工方法により得られるコンクリート床構造体に関する。
オフィスや事務所をはじめとした各種建築物のコンクリート床を仕上げる前工程では、高い平滑性が得られるセルフレベリング材が用いられるようになっている。コンクリート躯体の床面にセルフレベリング材を用いて調製したスラリーを施工する場合、コンクリート躯体の床面を清浄にしたのち、各種吸水調整材を塗布・乾燥してコンクリート床面の上面に吸水調整材層を設け、この吸水調整材層の上面にセルフレベリング材スラリーを施工する。
セルフレベリング材用の吸水調整材について、特許文献1には、高分子エマルジョンと低級アルコールを含有してなるセルフレベリング材用吸水調整材が開示され、短時間に吸水調整材の被膜が形成でき、その表面にセルフレベリング材を打設することでふくれやクレーターがなく水平で平滑な床下地の形成が可能となることが開示されている。
また、特許文献2には、コンクリート表面に表面外観に優れたセルフレベリング材硬化物層を設けることを可能にしたコンクリート床構造体とその工法について、セメントコンクリート床層、セメントコンクリートとアクリル系エマルジョンとの混合物を硬化して得られた硬化物層、セルフレベリング材用アクリル系吸水調整材の硬化物層、およびセメント系セルフレベリング材の硬化物層が順次積層されてなる建築物のコンクリート床構造体とその構造体の施工方法が開示され、コンクリート表面とセルフレベリング材との間に優れた接着強度を得ることにより、剥離によるふくれの問題の発生がなく、床面に凹凸が生じることのない美麗な床面を形成できることが開示されている。
特開平3−192165号公報 特開2005−139649号公報
各種建築物のコンクリート床を仕上げる前工程では、高い平滑性が得られるセルフレベリング材が用いられる。コンクリート躯体の床面にセルフレベリング材を用いて調製したスラリーを施工する場合、コンクリート躯体の床面を清浄にしたのち、各種吸水調整材を塗布・乾燥してコンクリート床面の上面に吸水調整材硬化層を設ける。この吸水調整材硬化層は、セルフレベリング材スラリーを施工した時に、スラリー中の水分がコンクリート床面に浸透して、セルフレベリング材スラリーの水分が減少するのを防止するために設ける。また、吸水調整材硬化層を設けるもうひとつの効果は、セルフレベリング材スラリーを施工した時に、コンクリート床面の上面に分布する大小さまざまな凹部に溜まった空気が気泡となり、スラリー中を上方に移動してスラリー表面に達し、セルフレベリング材スラリーの硬化体表面に気泡痕を発生させて外観が悪化するのを防止できることにある。一般的に施工現場では、図1に示すように、この気泡に起因するスラリー硬化体の外観不良を確実に防止するために、吸水調整材を塗布・乾燥したのち、再度吸水調整材を塗布・乾燥し、2工程を経て吸水調整材硬化層を設けている。(図2は吸水調整材を塗布・乾燥を1回行って吸水調整材硬化層を設けた場合に、気泡の発生によりスラリー硬化体表面の外観が悪くなった例を示している。)
本発明は、セルフレベリング材を用いて各種建築物のコンクリート床を仕上げる施工方法において、施工作業が容易で、施工効率が高く、安定して優れた外観を有するセルフレベリング材スラリー硬化体が得られるコンクリート床構造体の施工方法及びそのコンクリート床構造体を提供することを目的とした。
本発明者らは、上記課題に対して鋭意検討を行った結果、特定の吸水調整材と速硬性に優れるセルフレベリング材とを組み合わせて用いることによって、1回の吸水調整材の塗布・乾燥処理でセルフレベリング材スラリーを施工しても、スラリー硬化体表面に気泡痕などの気泡に起因する外観の悪化を回避でき、良好な外観と優れた平滑性とを有するコンクリート床構造体が安定して得られることを見出して本発明を完成させた。
即ち、本発明の第1は、
コンクリート床上面に吸水調整材を塗布・乾燥させて吸水調整硬化層を設ける工程と、前記吸水調整硬化層の上面にセルフレベリング材と水とを混練して調製したスラリーを打設して硬化させるコンクリート床構造体の施工方法であって、吸水調整材は、アクリル−スチレン共重合樹脂を含み、コンクリート床上面に吸水調整材を1回のみ塗布・乾燥させて吸水調整材硬化層を設けることを特徴とするコンクリート床構造体の施工方法である。
本発明の第2は、前記本発明の第1の施工方法により得られるコンクリート床構造体である。
本発明のコンクリート床構造体の施工方法について好ましい様態を以下に示す。これらは複数組合せることができる。
1)吸水調整材は、吸水調整材(100質量%)中にポリマー成分を5〜30質量%含む水性エマルジョンであり、ポリマー成分は、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂を含むこと。
2)吸水調整材のポリマー成分は、さらにポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルを含むこと。
3)吸水調整材のポリマー成分は、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂とポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルとの合計質量(100質量%)に対して、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂が89〜96質量%、ポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルが11〜4質量%であること。
4)セルフレベリング材は、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏からなる水硬性成分を含む速硬性セルフレベリング材であること。
5)水硬性成分は、アルミナセメント20〜80質量%、ポルトランドセメント5〜70質量%及び石膏5〜45質量%からなる水硬性成分(100質量%)であること。
7)セルフレベリング材は、細骨材と凝結遅延剤と凝結促進剤とを含み、さらに樹脂粉末、無機粉末、流動化剤、増粘剤、消泡剤から選ばれる成分を少なくとも1種以上含むこと。
本発明では、特定の吸水調整材と速硬性に優れるセルフレベリング材とを組み合わせて用いることにより、図3に示すように1回の吸水調整材の塗布・乾燥処理でも吸水調整材硬化層は良好な気泡抑制効果を発揮し、わずかながらコンクリート床表面から吸水調整材硬化層を介してセルフレベリング材スラリー中に移動した気泡も、スラリー表面まで上昇する途上でスラリー自体が速やかに硬化してスラリー硬化体中に閉じ込めてしまうことから、スラリー硬化体表面の外観が気泡痕などによって悪化することを回避できる。
本発明によれば、1回の吸水調整材の塗布・乾燥処理でセルフレベリング材スラリーを施工しても、スラリー硬化体表面に気泡痕などの気泡に起因する外観の悪化を生じることなく、良好な外観と優れた平滑性とを有するコンクリート床構造体が安定して得られる。
従来、吸水調整材の塗布・乾燥処理を2回行っていた場合と比較して、吸水調整材を塗布・乾燥に要する塗布作業と乾燥に要する時間とを1回分削減できることから、次工程のセルフレベリング材スラリーを施工する工程に速やかに移行でき、さらに速硬性に優れるセルフレベリング材を用いる効果と相まって、床下地工事の工期を確実に短縮できる効果を得ることができる。
本発明は、コンクリート床上面に吸水調整材を塗布・乾燥させて吸水調整硬化層を設ける工程と、前記吸水調整硬化層の上面にセルフレベリング材と水とを混練して調製したスラリーを打設して硬化させるコンクリート床構造体の施工方法であって、吸水調整材は、アクリル−スチレン共重合樹脂を含み、コンクリート床上面に吸水調整材を1回のみ塗布・乾燥させて吸水調整材硬化層を設けることを特徴とするコンクリート床構造体の施工方法である。
また、本発明は、前記の施工方法によって得られるコンクリート床構造体である。
本発明について図3を用いて(一般的な施工方法については図1および図2を用いて)詳細を説明する。
図3(k)は、コンクリート床11の部分断面図である。
本発明では、まず図3(l)に示すように、凹凸(大小の凹凸)13を有するコンクリート床11上面に、吸水調整材14を1回のみ塗布施工する。
次に、吸水調整材14が乾燥して造膜し、硬化層を形成したのち、その上面に図3(m)に示すように速硬性に優れるセルフレベリング材スラリー16を流し込み施工し、図3(n)に示すように速やかにスラリーが硬化してセルフレベリング材スラリー硬化体17を形成することで、表面平滑性に優れ、良好な表面仕上がりを有するコンクリート床構造体を形成できる。
一般的なセルフレベリング材スラリーの施工方法では、図1(b)および図1(c)に示すように、吸水調整材14を塗布・乾燥したのち、再度吸水調整材15を塗布・乾燥し、2回の吸水調整材塗布を経て、吸水調整材の硬化層を形成する。これは、図1(d)に示すように、この吸水調整材硬化層の上面にセルフレベリング材スラリー16が施工された時に、コンクリート床表面の凹部に滞留している空気が吸水調整材の硬化層を介して、未硬化のスラリー中に進入するのを防止する効果を高めるためである。コンクリート床表面の凹部の空気がスラリー16中に進入しない場合には、図1(e)に示すように良好なスラリー硬化体表面をえることができる。
しかしながら、一般的なセルフレベリング材スラリーの施工方法では、図2(g)および(h)に示すように、吸水調整材14を1回のみ塗布・乾燥して吸水調整材の硬化層を形成し、この吸水調整材硬化層の上面にセルフレベリング材スラリー16が施工された時には、コンクリート床表面の凹部に滞留している空気が吸水調整材の硬化層を介して未硬化のスラリー中に進入し、気泡18がスラリー中を上方へ移動してスラリー表面に到達して、スラリー硬化体17表面に気泡痕19が発生し、良好な表面性状のスラリー硬化体17を得ることができないことある。
これに対して、本発明では、図3(l)〜(o)に示すように、コンクリート床11上面に、吸水調整材14を1回のみ塗布施工して吸水調整材硬化層を形成し、その上面に速硬性に優れるセルフレベリング材スラリー16が施工されると、図3(n)に示すように、スラリーの一部が吸水調整材14の硬化層を介してコンクリート床の凹部に浸透し、凹部に溜まっていた空気がスラリーに押出されるように吸水調整材14の硬化層を介して未硬化のスラリー16中に気泡18となって進入した場合でも、この気泡18は未硬化のスラリー16中をゆっくりとスラリー表面に向かって上昇・移動する過程で、図3(o)に示すように、速硬性に優れるセルフレベリング材スラリーが速やかに硬化してスラリー硬化体17となり、気泡18はスラリー硬化体内部に閉じ込められて、スラリー硬化体表面に気泡痕が発生せず優れた表面性状のスラリー硬化体を得ることができる。
本発明では、セルフレベリング材スラリーの調製および施工は、セルフレベリング材を袋物の形態で施工現場に搬入し、施工場所の近傍で現場設置型の混合・混練装置やハンドミキサー等の混合機を用いて、所定量の水とセルフレベリング材とを混合してスラリーを調製することができる。
なお、前記の本発明のセルフレベリング材と塗り床材とを組合せたコンクリート床構造体の施工方法およびコンクリート床構造体において、施工面積が200m以上の大面積である場合、特に好ましくは施工面積が500m2以上の大面積である場合には、図4に示すようなセルフレベリング材を貯蔵するタンクを備えたセルフレベリング材スラリー調製・施工用トラックを使用することが好ましく、前記セルフレベリング材のスラリーを連続的に調製して、施工箇所へ連続的に供給して施工できることから、施工効率および施工品質の観点からさらに優れたセルフレベリング材硬化体を得ることができる。
図4に示すセルフレベリング材スラリー調製・施工用トラック21は、上部に供給口22が設けられたセルフレベリング材タンク23を有している。そして、セルフレベリング材スラリー調製・施工用トラック21は、セルフレベリング材と水とを混練してセルフレベリング材スラリー24を製造できるように、混練装置(ミキサー)25と、セルフレベリング材タンクからホッパー26を介し、混練装置25に必要量のセルフレベリング材27を供給するためのスクリューフィーダー28を有する。
さらに、セルフレベリング材スラリー調製・施工用トラック21は、混練用の水を輸送、供給するために、水タンク29を備えており、タンク内の水は、水供給ポンプ30により、水供給パイプ31を通って混練装置25に供給される。
図4に示すようなセルフレベリング材スラリー調製・施工用トラック21は、排出口を閉じた状態で、供給口22からタンク23内にセルフレベリング材27が供給される。そして、所定量のセルフレベリング材をタンク23内に入れた後、供給口22を閉じて施工現場まで移動する。施工現場に到着後、必要時にセルフレベリング材タンク23下部の排出口を開け、そこからセルフレベリング材を取り出す。
セルフレベリング材は次いで、スクリューフィーダー28により制御されて、混練装置25に導入される。この混練装置25には、ほとんど同時に混練用の水が、供給水量を調整しながら、水タンク29から供給される。混練装置25でセルフレベリング材と水とを所定の割合で混合攪拌してセルフレベリング材スラリー24を調製し、セルフレベリング材スラリータンク32に滞留させる。スラリータンク32は、実際にセルフレベリング材スラリーを施工するまで、スラリータンク内でスラリーの撹拌を続けられるようになっている。
セルフレベリング材スラリー24は、スラリーポンプ34によって、スラリータンク32から、スラリーホース35を通って施工箇所に供給し、コンクリート床面にセルフレベリング材スラリー34を施工することができる。
次に、本発明で用いる吸水調整材、速硬性に優れるセルフレベリング材について説明する。
本発明で使用する吸水調整材は、コンクリート床とセルフレベリング材スラリー硬化体とを強固に接着するため、及び、セルフレベリング材スラリーを打設した際に、スラリー中の水分がコンクリート床に浸透する作用を防止するとともに、特にコンクリート床表面の凹部の空気が未硬化のセルフレベリング材スラリー中に入り込むことを回避するために使用する。
吸水調整材としては、ポリマー成分としてアクリル−スチレン共重合樹脂を含む吸水調整材を使用でき、特にアクリル−スチレン共重合樹脂を主成分とするものを好適に使用できる。吸水調整材としては、ポリマー成分としてアクリル−スチレン共重合樹脂を含む水性エマルジョンの吸水調整材を使用でき、特にアクリル−スチレン共重合樹脂を主成分とする水性エマルジョンの吸水調整材を好適に使用できる。
本発明では、吸水調整材に、ポリマー成分としてアクリル−スチレン共重合樹脂を含むものを好適に使用でき、アクリル−スチレン共重合樹脂は、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂を含むものを好適に使用できる。
また、本発明では、吸水調整材に、ポリマー成分としてスチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂を含み、さらにポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルを含むものを好適に使用できる。
本発明で好適に用いることができる吸水調整材は、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂とポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルとを含むものを特に好適に使用でき、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂とポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルとの配合割合は、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂とポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルとの合計質量(100質量%)に対して、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂が89〜96質量%、ポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルが11〜4質量%であることが好ましく、さらにスチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂とポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルとの合計質量(100質量%)に対して、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂が92〜94質量%、ポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルが8〜6質量%であることが特に好ましい。
水性エマルジョンの吸水調整材を用いる場合、水性エマルジョン中のアクリル−スチレン共重合樹脂含有率は、水性エマルジョンの吸水調整材100質量%中にアクリル−スチレン共重合樹脂(ポリマー成分)を好ましくは5〜30質量%、さらに好ましくは8〜25質量%、より好ましくは10〜20質量%、特に好ましくは12〜18質量%含むことが、塗布施工に適した粘性、コンクリートとの接着性、スラリー中の水分がコンクリート床に浸透する作用を防止する効果、及びコンクリート床表面の凹部の空気が未硬化のセルフレベリング材スラリー中に入り込むことを回避する効果の点から好ましい。
また、水性エマルジョンの吸水調整材を用いる場合、水性エマルジョン中にスチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂とポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルとの合計質量(P)が占める割合は、水性エマルジョンの吸水調整材100質量%中にスチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂とポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルとの合計質量(P)が、好ましくは5〜30質量%、さらに好ましくは8〜25質量%、より好ましくは10〜20質量%、特に好ましくは12〜18質量%含むことが、塗布施工に適した粘性、コンクリートとの接着性、スラリー中の水分がコンクリート床に浸透する作用を防止する効果、及びコンクリート床表面の凹部の空気が未硬化のセルフレベリング材スラリー中に入り込むことを回避する効果の点から好ましい。
コンクリート床上面に塗布する吸水調整材の塗布量は、吸水調整材に含まれるアクリル−スチレン共重合樹脂(ポリマー成分)の固形分質量として、好ましくは10〜100g/m、さらに好ましくは20〜80g/m、より好ましくは30〜70g/m、特に好ましくは40〜60g/mを、1回の塗布作業で施工することが、優れた作業効率と、作業工程の短縮効果と、良好な接着強度と、スラリー中への気泡進入防止効果とを安定して得るために好ましい。
また、コンクリート床上面に塗布する吸水調整材の塗布量は、吸水調整材に含まれるスチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂とポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルとの合計質量(P)として、好ましくは10〜100g/m、さらに好ましくは15〜80g/m、より好ましくは18〜70g/m、特に好ましくは20〜60g/mを、1回の塗布作業で施工することが、優れた作業効率と、作業工程の短縮効果と、良好な接着強度と、スラリー中への気泡進入防止効果とを安定して得るために好ましい。
吸水調整材塗布後の乾燥時間は、温度条件や通風条件に応じて適宜乾燥時間をとることができ、通常は好ましくは0.5時間〜18時間、さらに好ましくは1時間〜12時間、より好ましくは1.5時間〜8時間、特に好ましくは2時間〜4時間乾燥することが好ましい。
本発明のコンクリート床構造体の施工方法に用いる速硬性に優れるセルフレベリング材は、速硬性、速乾性或いは超早強性を有するセメントを必須成分として含むものを用いることができる。
本発明のコンクリート床構造体の施工方法に用いる速硬性に優れるセルフレベリング材は、アルミナセメントを必須成分として含むことが好ましい。
さらに本発明で好適に用いられるセルフレベリング材は、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏からなる水硬性成分を含むことが特に好ましい。
アルミナセメントとしては、鉱物組成の異なるものが数種知られ市販されているが、何れも主成分はモノカルシウムアルミネート(CA)であり、市販品はその種類によらず使用することができる。
ポルトランドセメントは、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、白色ポルトランドセメントなどのポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカセメントなどの混合セメントなどを用いるができる。
石膏は、無水石膏、半水石膏、二水石膏等の各石膏がその種類を問わず、1種又は2種以上の混合物として使用できる。
石膏は、自己流動性水硬性組成物と水とを混練して得られるモルタルが硬化した後の寸法安定性を保持する成分として機能するものである。
本発明では、水硬性成分として、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏からなる水硬性成分を用いる。
水硬性成分(100質量%)は、好ましくはアルミナセメント20〜80質量%、ポルトランドセメント5〜70質量%及び石膏5〜45質量%からなる組成、さらに好ましくはアルミナセメント25〜70質量%、ポルトランドセメント10〜60質量%及び石膏10〜40質量%からなる組成、より好ましくはアルミナセメント30〜60質量%、ポルトランドセメント20〜50質量%及び石膏15〜35質量%からなる組成、特に好ましくはアルミナセメント40〜50質量%、ポルトランドセメント30〜40質量%及び石膏20〜30質量%からなる組成を用いることにより、急硬性を有し、低収縮性又は低膨張性で硬化中の体積変化が少ない硬化体を得られやすいために好ましい。
本発明のコンクリート床構造体の施工方法に用いるセルフレベリング材は、硬化体層の乾燥クラックを防止することにより硬化体の通気性を大幅に低下させる効果を有し、さらに、硬化体の引張り強度がより高まることから樹脂粉末を使用することが好ましい。
本発明で用いるセルフレベリング材では、構成成分の配合比率を厳格に品質管理できることから構成成分をプレミックス化して供給することが好ましい。このため使用する樹脂粉末についても粉末状の再乳化樹脂粉末であることが好ましい。
樹脂粉末は、乾燥によって発生する収縮応力がひび割れ発生に繋がる過程で、ひび割れの発生に対する抵抗性を向上させる効果及び硬化体組織を緻密化する効果がある。
樹脂粉末としては、樹脂の粉末化方法などの製法については特にその種類は限定されず、公知の製造方法で製造されたものを用いることができ、また樹脂粉末としては、ブロッキング防止剤を主に樹脂粉末の表面に付着しているものを用いることができる。
樹脂粉末は、水性ポリマーディスパーションを噴霧やフリーズドライなどの方法で、溶媒を除去し乾燥した再乳化型の樹脂粉末を用いることが好ましい。
粉末樹脂としては、ポリアクリル酸エステル樹脂系、スチレンブタジエン合成ゴム系、又は酢酸ビニルベオバアクリル共重合系のものを使用することができ、特に、酢酸ビニルベオバアクリル共重合系の再乳化型樹脂粉末やアクリル酸エステル−メタアクリル酸エステル共重合系の再乳化型樹脂粉末を好適に用いることができる。
樹脂粉末の粒子径は、315μmふるい上残分が3%以下、さらに300μmふるい上残分が3%以下、特にさらに300μmふるい上残分が2%以下のものを好ましく用いることが出来る。
樹脂粉末は、水硬性成分100質量部に対して、好ましくは0.5〜20質量部、より好ましくは0.6〜17質量部、さらに好ましくは0.7〜14質量部、特に好ましくは0.8〜10質量部を配合したものを用いることができる。
粉末樹脂の割合が、上記範囲より大きい場合、水を加えて得られるスラリーの粘度が高くなり施工性が低下するとともに、硬化体の圧縮強度が低下する傾向がある。また、上記範囲より小さい場合には、硬化体の引張り強度の向上効果、通気性の低減効果が小さくなる傾向がある。
本発明のコンクリート床構造体の施工方法に用いるセルフレベリング材は、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏からなる水硬性成分および樹脂粉末を含み、さらに無機粉末、細骨材、凝結調整剤(凝結促進剤、凝結遅延剤)、流動化剤、増粘剤及び消泡剤を含むことが好ましい。
本発明で用いるセルフレベリング材は、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、シリカヒューム、炭酸カルシウム微粉末及びドロマイト微粉末から選ばれる少なくとも1種以上の無機成分を含むことが好ましく、特に高炉スラグ微粉末を含むことにより、乾燥収縮による硬化体の耐クラック性を高めることができる。
セルフレベリング材において、無機成分の添加量は、水硬性成分100質量部に対し、好ましくは10〜200質量部、より好ましくは20〜150質量部、さらに好ましくは30〜130質量部、特に好ましくは40〜100質量部とするのが好ましい。
セルフレベリング材において、高炉スラグ微粉末の添加量は、水硬性成分100質量部に対し、好ましくは10〜200質量部、より好ましくは20〜150質量部、さらに好ましくは30〜130質量部、特に好ましくは40〜100質量部とすることが好ましい。高炉スラグ微粉末の添加量が、少なすぎると硬化体の乾燥収縮が大きくなり、多すぎると初期強度の低下を招くことがある。
高炉スラグ微粉末は、JIS A 6206に規定されるブレーン比表面積3000cm/g以上のものを用いることができる。
セルフレベリング材は、必要に応じてさらに細骨材を含むことができる。
細骨材は、水硬性成分100質量部に対し、好ましくは30〜500質量部、より好ましくは40〜400質量部、さらに好ましくは60〜300質量部、特に好ましくは80〜150質量部の範囲が好ましい。
細骨材としては、粒径2mm以下の骨材、好ましくは粒径0.075〜1.5mmの骨材、さらに好ましくは粒径0.1〜1mmの骨材、特に好ましくは0.15〜0.6mmの骨材を主成分としていることが好ましい。
細骨材の種類は、珪砂、川砂、海砂、山砂、砕砂などの砂類、アルミナクリンカー、シリカ粉、粘土鉱物、廃FCC触媒、石灰石などの無機材料、ウレタン砕、EVAフォーム、発砲樹脂などの樹脂粉砕物などを用いることができる。
特に細骨材としては、珪砂、川砂、海砂、山砂、砕砂などの砂類、廃FCC触媒、石英粉末、アルミナクリンカーなどが好ましく用いることが出来る。
細骨材の粒径は、JIS Z 8801に規定される呼び寸法の異なる数個のふるいを用いて測定する。
セルフレベリング材は、材料分離を抑制しつつ好適な流動性を確保する流動化剤(高性能減水剤などの減水剤)を用いる。
水硬性成分であるアルミナセメントの発現強度は、水/セメント比の影響を大きく受けることから、減水効果を有する流動化剤を使用して水/水硬性成分比を小さくすることが特に好ましい。
流動化剤としては、減水効果を合わせ持つ、メラミンスルホン酸のホルムアルデヒド縮合物、カゼイン、カゼインカルシウム、ポリエーテル系等、ポリエーテルポリカルボン酸などの市販の流動化剤が、その種類を問わず使用でき、特にポリエーテル系等、ポリエーテルポリカルボン酸などの市販の流動化剤が好ましい。
流動化剤は、使用する水硬性成分に応じて、特性を損なわない範囲で適宜添加することができ、水硬性成分100質量部に対して好ましくは0.01〜2.0質量部、さらに好ましくは0.02〜1.0質量部、特に好ましくは0.05〜0.5質量部を配合することができる。添加量が余り少ないと好適な効果(優れた流動性と高い硬化体強度)を発現せず、また添加量が多すぎても添加量に見合った効果は期待できず単に不経済であるだけでなく、場合によっては粘稠性も大きくなり所要の流動性を得るための混練水量が増大して強度性状が悪化する場合が考えられる。
凝結調整剤は、使用する水硬性成分やセルフレベリング材の構成成分に応じて、特性を損なわない範囲で適宜添加することができ、凝結遅延剤及び凝結促進剤の成分、添加量及び混合比率を適宜選択して、セルフレベリング材の可使時間と速硬性・速乾性とを調整することができ、セルフレベリング材としての使用が非常に容易になるため好ましい。
凝結遅延剤としては、公知の凝結遅延剤を用いることが出来る。凝結遅延剤の一例として、硫酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム類(酒石酸一ナトリウム、酒石酸二ナトリウム)、リンゴ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム類、グルコン酸ナトリウムなどの有機酸など、無機ナトリウム塩や有機ナトリウム塩などのナトリウム塩、オキシカルボン酸類などを、それぞれの成分を単独で又は2種以上の成分を併用して用いることが出来る。
オキシカルボン酸類は、オキシカルボン酸及びこれらの塩を含む。
オキシカルボン酸としては、例えばクエン酸、グルコン酸、酒石酸、グリコール酸、乳酸、ヒドロアクリル酸、α−オキシ酪酸、グリセリン酸、タルトロン酸、リンゴ酸などの脂肪族オキシ酸、サリチル酸、m−オキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、没食子酸、マンデル酸、トロパ酸等の芳香族オキシ酸等を挙げることができる。
オキシカルボン酸の塩としては、例えばオキシカルボン酸のアルカリ金属塩(具体的にはナトリウム塩、カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(具体的にはカルシウム塩、バリウム塩、マグネシウム塩など)などを挙げることができる。
特に重炭酸ナトリウムや酒石酸一ナトリウムは、凝結遅延効果、入手容易性、価格の面から好ましい。
凝結遅延剤は、1種または2種類以上を用いる場合、それぞれの凝結遅延剤の添加量が水硬性成分100質量部に対して、好ましくは0.01〜1.5質量部であり、より好ましくは0.1〜1.2質量部、さらに好ましくは0.2〜1.0質量部、特に好ましくは0.25〜0.8質量部の範囲で用いることにより好適な流動性が得られる可使時間(ハンドリングタイム)を確保できることから好ましい。
凝結促進剤としては、公知の凝結を促進する成分を用いることが出来、例えば、凝結促進効果を有するリチウム塩を好適に用いることが出来る。
リチウム塩の一例として、炭酸リチウム、塩化リチウム、硫酸リチウム、硝酸リチウム、水酸化リチウムなどの無機リチウム塩や、酢酸リチウム、酒石酸リチウム、リンゴ酸リチウム、クエン酸リチウムなどの有機酸有機リチウム塩などのリチウム塩を用いることが出来る。特に炭酸リチウムは、凝結促進効果、入手容易性、価格の面から好ましい。
凝結促進剤としては、特性を妨げない粒径を用いることが好ましく、粒径は50μm以下にするのが好ましい。
特にリチウム塩を用いる場合、リチウム塩の粒径は50μm以下、さらに30μm以下、特に10μm以下が好ましく、粒径が上記範囲より大きくなるとリチウム塩の溶解度が小さくなるために好ましくなく、特に顔料添加系では微細な多数の斑点として目立ち、美観を損なう場合がある。
凝結促進剤は、水硬性成分100質量部に対して、好ましくは0.01〜1質量部であり、より好ましくは0.01〜0.5質量部、さらに好ましくは0.02〜0.3質量部、特に好ましくは0.02〜0.2質量部の範囲で用いることによって、セルフレベリング材の可使時間を確保したのち好適な速硬性・速乾性が得られることから好ましい。
増粘剤は、ヒドロキシエチルメチルセルロースを含み、ヒドロキシエチルメチルセルロースを除く他のセルロース系、蛋白質系、ラテックス系、及び水溶性ポリマー系などの増粘剤を併用して用いることが出来る。
増粘剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、水硬性成分100質量部に対して、好ましくは0.001〜2質量部、さらに好ましくは0.005〜1.5質量部、より好ましくは0.01〜1質量部、特に0.05〜0.8質量部含むことが好ましい。増粘剤の添加量が多くなると、モルタル粘度が増加して流動性の低下を招く恐れがあるために上記の好ましい範囲で用いることが好ましい。
増粘剤及び消泡剤を併用して用いることは、水硬性成分や細骨材などの骨材分離の抑制、気泡発生の抑制、硬化体表面の改善に好ましい効果を与え、セルフレベリング材の硬化物の特性を向上させる上で好ましい。
消泡剤は、シリコン系、アルコール系、ポリエーテル系などの合成物質又は植物由来の天然物質など、公知のものを1種あるいは2種以上を組み合わせて用いることが出来る。
消泡剤の添加量は、本発明の特性を損なわない範囲で添加することができ、1種類の消泡剤を用いる場合、水硬性成分100質量部に対して、好ましくは0.001〜3.0質量部、さらに好ましくは0.005〜2.5質量部、より好ましくは0.01〜2.0質量部、特に0.02〜1.7質量部含むことが好ましい。消泡剤の添加量は、上記範囲内が、好適な消泡効果が認められるために好ましい。
また、2種類以上の消泡剤を併用する場合の消泡剤の添加量は、それぞれの消泡剤の添加量が水硬性成分100質量部に対して、好ましくは0.001〜2質量部、さらに好ましくは0.005〜1.5質量部、より好ましくは0.01〜1.3質量部、特に0.02〜1.1質量部含むことが好ましい。消泡剤の添加量は、上記範囲内が、好適な消泡効果が認められるために好ましい。
セルフレベリング材を構成する場合に、特に好適な成分構成は、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏からなる水硬性成分、粉末樹脂、無機成分、珪砂などの細骨材、流動化剤、増粘剤、消泡剤及び凝結調整剤を含むものである。
水硬性成分及び樹脂粉末、無機成分、細骨材、流動化剤、増粘剤、消泡剤及び凝結調整剤などを混合機で混合し、セルフレベリング材のプレミックス粉体を得ることができる。
セルフレベリング材のプレミックス粉体は、所定量の水と混合・攪拌して、スラリー状のセルフレベリング性を有するスラリー(モルタル)を製造することができ、そのスラリーを硬化させてセルフレベリング材の硬化体を得ることができる。
セルフレベリング材は、水と混合・攪拌してスラリー(モルタル)を製造することができ、水の添加量を調整することにより、スラリー(モルタル)の流動性、可使時間、材料分離性、スラリー(モルタル)硬化体の強度などを調整することができる。
本発明で用いるセルフレベリング材スラリーは、セルフレベリング材(C)と水(W)とを質量比(W/C)が好ましくは0.16〜0.28の範囲、さらに好ましくは0.18〜0.26の範囲、より好ましくは、0.19〜0.25、特に好ましくは0.20〜0.24の範囲になるように配合して混練することが好ましい。
本発明で使用するセルフレベリング材は、水と混合して調製したセルフレベリング性(自己流動性)を有するスラリー(モルタル)のフロー値が、好ましくは190〜270mm、さらに好ましくは200〜260mm、特に好ましくは210〜255mmに調整されていることが、施工の容易さ及び平滑性の高い硬化体表面を得られやすいという理由により好ましい。
セルフレベリング材スラリーの施工厚さは、コンクリート床スラブ表面の凹凸状態やスラブ面の傾斜状態によって異なり、個々の施工現場毎に適宜厚さを設定することができ、床スラブ面の最も凸部分上面を基準にして、好ましくは施工厚さ2mm〜70mmの範囲、さらに好ましくは施工厚さ2mm〜50mmの範囲、より好ましくは施工厚さ2mm〜40mmの範囲、特に好ましくは施工厚さ2mm〜30mmの範囲で流し込み施工することが好ましい。
セルフレベリング材スラリーを床スラブ面の最も凸部分上面を基準にして2mm〜5mmの高さまで薄く施工する場合は、前記スラリーを流し込み施工しながら、スパイクローラー、とんぼ、コテなどを用いてスラリーを均等に広げる操作を行い、床スラブ全体に薄層で高い水平レベルの前記スラリーを形成することが好ましい。
セルフレベリング材スラリーを床スラブ面の最も凸部分上面を基準にして5mm〜70mmの高さまで厚く施工する場合には、前記スラリーを流し込み施工しながら、とんぼなどを用いてスラリーが均等に広がるように補助的な操作を行い、床スラブ全体に厚層で高い水平レベルの前記スラリーを形成することが好ましい。
本発明で用いるセルフレベリング材スラリーは、良好な施工性を確保するために充分な可使時間(ハンドリングタイム)を有している。
セルフレベリング材スラリーの可使時間は、スラリー調製から好ましくは60分間であり、さらに好ましくは50分間であり、特に好ましくは40分間である。
セルフレベリング材スラリーは、施工場所の温度や湿度の条件にもよるが、施工終了後1時間〜3時間の間に硬化を開始し、硬化の進行に伴って硬化体の表面硬度が上昇し、硬化体表面の含水量が低下する。
セルフレベリング材スラリー硬化体表面のショア硬度は、スラリーの打設(施工)から好ましくは6時間後に50以上、さらに好ましくは4時間後に50以上、より好ましくは3.5時間後に50以上、特に好ましくは3時間後に50以上であり、スラリー施工が終了した後、速やかに硬化が進行することによってセルフレベリング材スラリーの施工が完了する。
また、セルフレベリング材スラリー硬化体表面の含水量は、5%未満(D値が690未満)に到達するまでの時間(スラリーの打設からの経過時間)が、好ましくは12時間〜24時間であり、さらに好ましくは12時間〜22時間であり、より好ましくは12時間〜20時間であり、特に好ましくは12時間〜18時間である。
本発明で用いる速硬性・速乾性に優れたセルフレベリング材を用いることによって、速やかに良好な硬化状態と表面乾燥状態を得ることができ、コンクリート床表面の凹部の空気が、吸水調整材の硬化層を介して、未硬化のスラリー中に進入したとしても、セルフレベリング材スラリーの硬化が速やかに進行して、気泡がスラリー表面に到達する前にスラリー硬化体中に固定されることから、良好な硬化体表面を安定して得ることが可能となる。
セルフレベリング材スラリー硬化体の長さ変化率の膨張は、好ましくは0〜0.08%、さらに好ましくは0〜0.06%、特に好ましくは0〜0.05%の範囲であり、長さ変化率の収縮が好ましくは−0.08〜0%、さらに好ましくは−0.06〜0%、特に好ましくは−0.05〜0%の範囲であり、前記の膨張または収縮の特性を有するセルフレベリング材が、硬化体自体のクラック発生を防止でき、さらに下地となるコンクリート床及び上層に施工される塗り床材との間で高い接着力を保持できることから好ましい。
また、上記の長さ変化率の範囲を外れた場合には、セルフレベリング性スラリーの硬化体の硬化収縮によってクラックが生じることがあるため好ましくない。
以下、本発明について実施例に基づいて詳細に説明する。但し、本発明は下記の実施例により制限されるものでない。
(特性の評価方法)
(1)セルフレベリング材スラリーの流動性評価:
・フロー値の測定法:
JASS・15M−103に準拠して測定する。厚さ5mmのみがき板ガラスの上に内径50mm、高さ51mmの樹脂製パイプ(内容積100ml)を設置し、練り混ぜたセルフレベリング材スラリーを樹脂製パイプの上端まで充填した後、パイプを鉛直方向に引き上げる。スラリーの広がりが静止した後、直角2方向の直径を測定し、その平均値をフロー値とし、スラリーの流動性を評価する。
・SL値の測定方法:
SL値は、図5に示すSL測定器を使用し、幅30mm×高さ30mm×長さ750mmのレールに、先端より長さ150mmのところに堰板を設け、混練直後のスラリーを所定量満たして成形する。成形直後に堰板を引き上げて、スラリーの流れの停止後に、標点(堰板の設置部)からスラリー流れの最短部までの距離を測定し、その値(SL値)をL0とし、堰板より200mm流れる時間を測定し、その測定時間をSL流動速度(L0)(秒/200mm)とする。
同様に成形後20分又は30分後に堰板を引き上げて、スラリーの流れの停止後に、標点(堰板の設置部)からスラリー流れの最短部までの距離を測定し、その値(SL値)をL20又はL30とし、堰板より200mm流れる時間を測定してその測定時間をそれぞれSL流動速度(L20、L30)(秒/200mm)とする。
・評価条件は、温度20℃、湿度65%の環境下で行う。
(2)セルフレベリング材スラリー硬化体の表面特性の評価:
・ショア硬度の測定法:セルフレベリング材スラリー流し込み後から1.5時間後、2時間後、3時間後、6時間後および24時間後において、硬化した表面にスプリング式硬度計タイプD型(上島製作所製)を用いて任意の3〜5カ所に垂直に押し付ける。その時のスプリング式硬度計タイプD型のゲージの読み取り値の平均値をその時間のショア硬度とし表面硬度を評価する。
・硬化体表面の性状:
スラリー硬化体表面の性状は、セルフレベリング材スラリーが硬化し、材齢24時間時点で、施工面全体の気泡痕の発生状態および表面性状を目視で観察することで評価した。
(4)セルフレベリング材スラリー硬化体の圧縮強度(N/mm)および曲げ強度(N/mm)の評価:
・JIS・R−5201に示される4×4×16cmの型枠に調整したスラリーを型詰めして、温度20℃、湿度65%で24時間気中養生した後、脱型し、さらに気中で所定期間(7日、28日)追加養生して成型体を得る。成型体は、JIS・R−5201記載の方法に従い測定する。
(使用材料):以下の材料を使用した。
1)吸水調整材 : アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン、エマルジョンのポリマー成分含有率=15質量%、ポリマー成分(100質量%)の内訳:スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂=93質量%、ポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテル=7質量%、宇部興産製。
2)セルフレベリング材 : 下記の原材料を表1に示す配合割合で混合したセルフレベリング材を使用した。
・アルミナセメント : フォンジュ、ケルネオス社製、ブレーン比表面積3100cm/g。
・ポルトランドセメント : 早強セメント、宇部三菱セメント社製、ブレーン比表面積4500cm/g。
・石膏 : II型無水石膏、セントラル硝子社製、ブレーン比表面積3460cm/g。
・細骨材 : 珪砂:6号珪砂。
・無機成分 : 高炉スラグ微粉末、リバーメント、千葉リバーメント社製、ブレーン比表面積4400cm/g。
・樹脂粉末 : 酢酸ビニル/バーサチック酸ビニルエステル/アクリル酸エステルの共重合体、ニチゴー・モビニール社製、DM2071P。
・凝結調整剤a : 重炭酸ナトリウム、東ソー社製。
・凝結調整剤b : L−酒石酸ニナトリウム、扶桑化学工業社製。
・凝結調整剤c : 炭酸リチウム、本荘ケミカル社製。
・流動化剤 : ポリカルボン酸系流動化剤、花王社製。
・増粘剤 : ヒドロキシエチルメチルセルロース系増粘剤、マーポローズMX−30000、松本油脂社製。
・消泡剤a : ポリエーテル系消泡剤、サンノプコ社製。
・消泡剤b : ポリエーテル系消泡剤、ADEKA社製。
(セルフレベリング材のスラリー調製)
室温20℃、相対湿度65%の条件下で、表1に示す配合割合で調製したセルフレベリング材と水とを、セルフレベリング材100質量部に対して水22質量部の割合で配合し、回転数650rpmのケミスターラーを用いて3分間混練して、セルフレベリング材スラリーを調製した。
[実施例1]
表1に示す成分を配合したセルフレベリング材を用いてセルフレベリング材スラリーを調製した。スラリーの流動性(フロー値、SL値)の測定結果を表2に示す。
室温20℃、相対湿度65%の条件下で、コンクリート床(3m×3mの面積)上面に吸水調整材をデッキブラシを用いて1回のみの操作で均一に塗布して乾燥した。吸水調整材(アクリル−スチレン共重合樹脂エマルジョン)の塗布量は300g/mであった。
吸水調整材が乾燥し硬化層を形成した後、セルフレベリング材スラリーを施工厚さが10mmになるよう流し込んで硬化させ、セルフレベリング材スラリー硬化体層を得た。スラリー硬化体の表面硬度(ショア硬度)及び表面性状を評価した結果を表3に示す。
また、前記3種類の配合のセルフレベリング材スラリーを、JIS・R−5201に示される4×4×16cmの型枠に型詰めして、圧縮強度及び曲げ強度測定のための供試体を得た。スラリー硬化体の圧縮強度及び曲げ強度を評価した結果を表3に示す。
Figure 2009133168
Figure 2009133168
Figure 2009133168
(1)実施例1のセルフレベリング材は、硬化体表面のショア硬度において、施工から3時間で70以上のショア硬度を示し、極めて優れた速硬性・速乾性を示した。
(2)セルフレベリング材スラリー硬化体の表面状態は、コンクリート床上面に吸水調整材を1回のみ塗布施工したにもかかわらず、表面気泡は認められず優れた表面性状が得られた。
本発明では、特定の吸水調整材と速硬性に優れるセルフレベリング材とを組み合わせて用いることにより、1回の吸水調整材の塗布・乾燥処理でセルフレベリング材スラリーを施工しても、スラリー硬化体表面に気泡痕などの気泡に起因する外観の悪化を生じることなく、良好な外観と優れた平滑性とを有するコンクリート床構造体が安定して得られる。
従来、吸水調整材の塗布・乾燥処理を2回行っていた場合と比較して、吸水調整材を塗布・乾燥に要する塗布作業と乾燥に要する時間とを1回分削減できることから、次工程のセルフレベリング材スラリーを施工する工程に速やかに移行でき、さらに速硬性に優れたセルフレベリング材を用いる効果と相まって、床下地工事の工期を確実に短縮できる効果を得ることができる。
セルフレベリング材を用いた場合の一般的なコンクリート床構造体の施工手順を示す一例(コンクリート床構造体の部分断面図の一例)である。 セルフレベリング材を用いた場合の一般的なコンクリート床構造体の施工手順を示す一例(コンクリート床構造体の部分断面図の一例)である。 速硬性セルフレベリング材を用いた本発明のコンクリート床構造体の施工手順を示す一例(コンクリート床構造体の部分断面図の一例)である。 セルフレベリング材の貯蔵タンクを搭載し、セルフレベリング材スラリーを調製・施工できるトラックの一例を示す模式図である。。 SL測定器を用いてセルフレベリング材スラリーのセルフレベリング性を評価する概略を示す模式図である。
符号の説明
11 : コンクリート床
12 : コンクリート床上面
13 : 凹部(大小の凹部)
14 : 吸水調整材の硬化層
15 : 吸水調整材の硬化層
16 : セルフレベリング材スラリー層(未硬化状態)
17 : セルフレベリング材スラリー硬化体層
18 : 未硬化状態のセルフレベリング材スラリー中の気泡
19 : セルフレベリング材スラリー硬化体表面の気泡痕
21 : セルフレベリング材スラリー調製・施工用トラック
22 : セルフレベリング材の供給口
23 : セルフレベリング材タンク
24 : セルフレベリング材スラリー
25 : 混練装置(ミキサー)
26 : ホッパー
27 : セルフレベリング材
28 : スクリューフィーダー
29 : 水タンク
30 : 水供給ポンプ
31 : 水供給パイプ
32 : セルフレベリング材スラリータンク
33 : スラリーポンプ
34 : スラリーホース

Claims (8)

  1. コンクリート床上面に吸水調整材を塗布・乾燥させて吸水調整材硬化層を設ける工程と、前記吸水調整材硬化層の上面にセルフレベリング材と水とを混練して調製したスラリーを打設して硬化させるコンクリート床構造体の施工方法であって、吸水調整材は、アクリル−スチレン共重合樹脂を含み、コンクリート床上面に吸水調整材を1回のみ塗布・乾燥させて吸水調整材硬化層を設けることを特徴とするコンクリート床構造体の施工方法。
  2. 吸水調整材は、吸水調整材(100質量%)中にポリマー成分を5〜30質量%含む水性エマルジョンであり、ポリマー成分はスチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂を含むことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート床構造体の施工方法。
  3. 吸水調整材のポリマー成分は、さらにポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンクリート床構造体の施工方法。
  4. 吸水調整材のポリマー成分は、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂とポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルとの合計質量(100質量%)に対して、スチレン・アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸共重合樹脂が89〜96質量%、ポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテルが11〜4質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンクリート床構造体の施工方法。
  5. セルフレベリング材は、アルミナセメント、ポルトランドセメント及び石膏からなる水硬性成分を含む速硬性セルフレベリング材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンクリート床構造体の施工方法。
  6. 水硬性成分は、アルミナセメント20〜80質量%、ポルトランドセメント5〜70質量%及び石膏5〜45質量%からなる水硬性成分(100質量%)であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンクリート床構造体の施工方法。
  7. セルフレベリング材は、細骨材と凝結遅延剤と凝結促進剤とを含み、さらに樹脂粉末、無機粉末、流動化剤、増粘剤、消泡剤から選ばれる成分を少なくとも1種以上含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンクリート床構造体の施工方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の施工方法により得られるコンクリート床構造体。
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