JP4612976B2 - アナウンス代行方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介してアナウンス放送の代行要求及びその要求に応じてアナウンス放送を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
百貨店などにおけるアナウンスは、顧客に対する店のイメージを形成する要因の一つともなるため、高い品質が求められる。従って、百貨店などの構内放送はプロのアナウンサーに依頼して行われることが通常である。この場合、定型的なアナウンス、例えば一定期間行われるバーゲンセールのお知らせなどのアナウンスは、アナウンサーに音声の吹き込みを依頼し、アナウンサーの音声を録音したテープなどを再生することで行う。一方、迷子呼出放送などの非定型的なアナウンスは、アナウンサーをアナウンスを行う場所に常駐させ、アナウンスが要求される出来事が起こる都度アナウンサーに放送する原稿を読むよう依頼がされる。アナウンサーは、通常操作卓を操作して特定の放送系統をONにし、特定の場所にアナウンスする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
アナウンサーに吹き込みを依頼してから録音テープを入手してそれを再生放送する場合、依頼からテープの入手までにある程度の時間を要し、直ちにアナウンスを行いたいと言うニーズに応えることが困難である。一方、アナウンサーをアナウンスを行う場所に常駐させればアナウンスの依頼から実際のアナウンスまでにかかる時間や手間は省くことはできるが、アナウンサーを現場に常駐させることでアナウンサーの人件費がかさみコスト的に問題がある。さらに、アナウンサーが操作卓を操作して放送を行う場所を選択する場合、操作ミスが生じたり操作そのものが煩雑であるという問題がある。
【0004】
本願発明は、ネットワークを介してアナウンスの要求を受け付け放送するシステムを提供することを目的とする。
【0005】
前記課題を解決するために本発明は、アナウンス要求装置およびアナウンス代行装置の各々がネットワークを介して接続されるアナウンス代行システムであって、前記アナウンス要求装置は、放送内容を示すアナウンス内容情報を含むアナウンス要求情報を受付ける入力部と、受付けられたアナウンス要求情報を、前記ネットワークを介して、前記アナウンス代行装置へ送信する通信部と、を有し、前記アナウンス代行装置は、前記アナウンス代行装置からの前記アナウンス要求情報に含まれるアナウンス内容情報が示す放送内容をアナウンス入力要求画面に表示し、アナウンサーに対して、その放送内容の読み上げを前記アナウンス入力要求画面を用いて要求する入力要求部と、前記入力要求部による要求に伴って、アナウンサーにより読み上げられる放送内容の音声を受付ける音声入力部と、受付けられた音声の音声データを保存する音声データ保存部と、保存された音声データを受信装置に送信する出力制御部と、を備えるものである。
【0006】
ここで、前記アナウンス要求情報は前記アナウンス要求装置の入力部により受付けられた放送エリアを含んでおり、前記アナウンス代行装置の出力制御部は、前記音声データを、前記放送エリアに対応する前記受信装置に送信するようにしてもよい。
また、前記アナウンス内容情報の放送内容は、文字からなる文章に基づくものであり、前記アナウンス代行装置の入力要求部は、前記アナウンス入力要求画面に前記文章を表示してその文章の読み上げを要求し、前記アナウンス代行装置の音声入力部は、読み上げられた文章の音声を受付けるようにしてもよい。
【0007】
前記アナウンス代行装置は、放送内容の種別に対応する放送内容の定型文を蓄積する定型文データベースをさらに有し、前記アナウンス要求装置の入力部は、前記定型文データベースに蓄積されている放送内容の種別に対応する放送内容の定型文の選択を受け付けたときには、その定型文に挿入されるキーワードを受付け、当該キーワードと当該定型文とを対応付けることで前記アナウンス内容情報とし、前記アナウンス代行装置の入力要求部は、前記アナウンス内容情報が示す放送内容を前記アナウンス入力要求画面に表示するときに、対応付けられた定型文に前記キーワードを挿入することで当該放送内容を形成するようにしてもよい。
【0008】
前記アナウンス代行装置は、放送内容の種別に応じた効果音データを蓄積する保存する効果音データ蓄積部をさらに有し、前記アナウンス要求装置の通信部は、前記入力部が放送内容の種別の選択を受付けた場合には、その種別を前記アナウンス要求情報に含めて送信し、前記アナウンス代行装置の出力制御部は、前記種別に対応する効果音データおよび前記音声データを前記受信装置に送信するようにしてもよい。
【0009】
前記アナウンス代行装置の出力制御部は、前記アナウンス内容情報の放送内容に含まれる文字数、および、放送条件に基づいて、アナウンスの代行料である課金額を算出するようにしてもよい。
【0010】
前記アナウンス要求情報が、前記アナウンス要求装置の入力部により受付けられた放送条件を含んでいる場合には、前記アナウンス代行装置の出力制御部は、前記音声データを、前記放送条件を満たすように送信するようにしてもよい。
【0011】
前記アナウンス代行システムは、前記受信装置をさらに備え、前記受信装置は、前記アナウンス代行装置から、前記ネットワークを介して前記音声データを受信する通信部と、当該音声データを拡声させる出力部とを有するようにしてもよい。
ここで、前記アナウンス要求情報が、前記アナウンス要求装置の入力部により受付けられた放送条件を含んでいる場合には、前記受信装置は、前記音声データを、前記放送条件を満たすように出力部から拡声させる出力制御部をさらに有するようにしてもよい。
【0012】
前記課題を解決するために本発明は、アナウンス要求装置と、前記アナウンス要求装置とネットワークを介して接続されたアナウンス代行装置とを用いて、アナウンスを代行するアナウンス代行方法であって、前記アナウンス要求装置は、放送内容を示すアナウンス内容情報を含むアナウンス要求情報を入力部で受付けるステップと、受付けられたアナウンス要求情報を、前記ネットワークを介して、前記アナウンス代行装置へ送信するステップと、を有し、前記アナウンス代行装置は、前記アナウンス代行装置からの前記アナウンス要求情報に含まれるアナウンス内容情報が示す放送内容をアナウンス入力要求画面に表示し、アナウンサーに対して、その放送内容の読み上げを前記アナウンス入力要求画面を用いて要求するステップと、前記読み上げの要求に伴って、アナウンサーにより読み上げられる放送内容の音声を受付けるステップと、受付けられた音声の音声データを音声データ保存部に保存するステップと、保存された音声データを受信装置に送信するステップと、を備えるものである。
【0013】
前記課題を解決するために本発明は、アナウンス要求装置および受信装置の各々とネットワークを介して接続されるアナウンス代行装置であって、アナウンス要求装置から送信されるアナウンス要求情報に含まれるアナウンス内容情報が示す放送内容をアナウンス入力要求画面に表示し、アナウンサーに対して、その放送内容の読み上げをアナウンス入力要求画面を用いて要求する入力要求部と、前記入力要求部による要求に伴って、アナウンサーにより読み上げられる放送内容の音声を受付ける音声入力部と、受付けられた音声の音声データを保存する音声データ保存部と、保存された音声データを受信装置に送信する出力制御部と、を備えるものである。
【0040】
【発明の実施の形態】
<発明の概要>
本願発明は、第2コンピュータが第1コンピュータからネットワークを介してアナウンス放送の要求を受け付け、第2コンピュータがこの要求に応じてネットワーク上の特定の位置に存在する受信装置にディジタル音声データを送信しアナウンス放送を行うアナウンス代行システムを提供する。第1コンピュータがアナウンスの要求をネットワークを介して第2コンピュータに行い、第2コンピュータが要求に基づいてネットワーク上の受信装置にディジタル音声データを送信してアナウンスを行うことで、アナウンスの注文及びアナウンスを簡易、迅速かつ低廉に行うことができる。また、アナウンスの読み上げを第2コンピュータで集中管理できるため、等質のアナウンス放送を行うことができる。
【0041】
また、アナウンス放送の要求と、アナウンス要求に対する料金決定の規則とを第2コンピュータに蓄積することで、要求の回数などに応じてアナウンスの代行料を算出することが可能であり、アナウンス代行料の請求が容易となる。
【0042】
<第1実施形態例>
[構成]
図1は、第1実施形態例に係るアナウンス代行システムの構成図である。このアナウンス代行システムは、アナウンス要求装置1と、アナウンス代行装置2と、受信装置3とが、インターネットなどのネットワーク4を介して接続されている。アナウンス要求装置1、アナウンス代行装置2及び受信装置3はネットワーク上のアドレスを有している。この図においてアナウンス要求装置1及び受信装置3は1つであるが、複数のアナウンス要求装置及び受信装置をネットワーク4に接続することも可能である。
【0043】
(1)アナウンス要求装置
アナウンス要求装置1は、Webブラウザ13、入力部12及び要求装置通信部11を有している。Webブラウザ13は、Webコンテンツをアナウンス代行装置2の有するWebサーバ213より取得し表示する。入力部12は、キーボードやマウスなどの入力機器(図示せず)からの入力を受け付ける。要求装置通信部11は、ネットワーク4を介してアナウンス代行装置2とデータを送受信する。
【0044】
(2)アナウンス代行装置
アナウンス代行装置2は、Webサーバ213、モジュール群230、DB群260、入力要求部211、制御部220、通信部222、送信装置240及びアナウンス内容確認装置250を有している。
【0045】
DB群260は、要求情報DB201、定型文DB202、エリアDB203及び課金基準DB204を含む。要求情報DB201はアナウンス要求装置1から送信されるアナウンス要求情報を蓄積する。定型文DB202はアナウンサーが読み上げる原稿のテンプレートを蓄積する。エリアDB203は放送する場所である放送エリアとその放送エリアに設置されている受信装置のアドレスとを対応づけて蓄積する。課金基準DB204はアナウンスの代行料である課金額を算出するための基準を蓄積する。
【0046】
エリアDB203には、図2に例示する情報が蓄積されている。ここでは、エリアDB203には、各店舗を一意に識別する名称である「店舗」、各店舗のLAN同士をインターネットを介して結ぶためのルータに割り当てられた「パブリックIPアドレス」、放送を行う店舗内の特定のエリアを一意に識別する名称である「放送エリア」及び放送エリアに対応する受信装置に割り当てられたプライベートIPアドレスを示す「受信装置プライベートIPアドレス」が対応づけられて蓄積されている。1つの放送エリアには1以上のプライベートIPアドレスを対応付けることが可能である。以下、エリアDB203に蓄積されている情報をエリア情報と言う。
【0047】
定型文DB202には、図3に例示する情報が蓄積されている。ここでは、定型文DB202には、アナウンスする内容を記述する「定型文」と、定型文を分類識別するための「放送種別1」及び「放送種別2」とが対応づけられて蓄積されている。「放送種別1」は、アナウンス放送の種別を「呼び出し」、「広告」等に大別したものである。「放送種別2」は、「放送種別1」の種別に属する呼び出し放送をさらに細かく分類したものであり、この例では放送種別1の「呼び出し」に属する放送種別2は「迷子」、「落とし物」である。以下、定型文DB202に蓄積されている情報を定型文情報と言う。
【0048】
要求情報DB201には、図4に例示する情報が蓄積されている。ここでは、要求情報DB201には、アナウンス要求装置1を一意に識別する「コンピュータ名」、アナウンサーに読み上げを依頼するアナウンスの内容である「アナウンス内容」、アナウンスを行う放送エリアを指定する「放送エリア」、アナウンスを行う時刻等を指定する「放送条件」、制御部220が有する効果音データ蓄積部215に蓄積されるディジタル効果音データを指定する「効果音名」、制御部220が有する音声データ蓄積部214に蓄積されているアナウンス音声のディジタル音声データを指定するための「アナウンスデータ名」、アナウンスが完了した場合に書き込まれる「放送完了情報」及び後述の課金処理により課金モジュール205書き込む「課金額」が対応づけられて蓄積されている。以下、要求情報DB201に蓄積されている情報をアナウンス要求情報と言う。
【0049】
課金基準DB204には、図5に例示する情報が蓄積されている。ここでは、課金基準DB204の「料金−文字数テーブル」には、要求情報DB201に蓄積されている「アナウンス内容」の文字数に応じた課金額を規定する「料金1」が「文字数」の範囲と対応付けられて蓄積されている。また、「料金−放送条件テーブル」には、要求情報DB201に蓄積されている「放送条件1」に応じた課金額を規定する「料金2」が「放送条件1」と対応づけられて蓄積されている。
【0050】
モジュール群230は、登録モジュール206、放送停止モジュール209及び課金モジュール205を含む。登録モジュール206はWebブラウザ13に表示されるフォーム、例えば後述の放送要求入力画面(図9参照)に入力されたデータを取得し、要求情報DB201、定型文DB202またはエリアDB203に登録する。放送停止モジュール209はアナウンス要求装置1からの停止指示に従ってアナウンスを停止する。課金モジュール205は要求情報DB201及び課金基準DB204を参照してアナウンスの代行料である課金額を算出し、この課金額を要求情報DB201に格納する。
【0051】
Webサーバ213は、Webブラウザ13に表示させるWebコンテンツを送信する一方、Webブラウザに表示されているフォームに入力されたデータを受け付けモジュール群230に処理させる。Webサーバ213とモジュール群230とはCGI(図示せず)を通して連携している。
【0052】
入力要求部211は、アナウンス要求装置1からのアナウンス要求に応じアナウンスの読み上げをする旨の表示をディスプレイなど(図示せず)を通じて行う。
【0053】
送信装置240は、入力されたアナウンスの音声をディジタル音声データに変換し受信装置3に送信する。図6は、送信装置240の構成図である。送信装置240は、音声入力部223、増幅器216、ADC217、入力バッファ218、符号化部219、送信バッファ221及び送信装置通信部270を有している。音声入力部223に入力された音声は、音声入力部223によりアナログ音声信号に変換される。このアナログ音声信号は、増幅器216により増幅され、ADC217に入力される。入力されたアナログ音声信号は、ADC217によりディジタル音声データに変換され、入力バッファ218に蓄積される。符号化部219は、入力バッファ218に蓄積されているディジタル音声データを圧縮音声符号化情報に符号化する。符号化されたディジタル音声データは符号化部219から制御部220へ送られ、制御部220に蓄積される。送信バッファ221は、制御部220から伝送された符号化されたディジタル音声データを蓄積する。送信装置通信部270は、送信バッファ221のデータをパケットに組み立て、一定の時間間隔でネットワーク4に送出する。なお、ディジタル音声データを符号化しない場合、符号化部219を省略することができる。また、音声入力部223及び増幅器216は、送信装置240に内蔵させず外部から送信装置240に接続しても良い。
【0054】
制御部220は、送信装置240から受信装置3へのディジタル音声データの送信を制御する。図7は、制御部220の構成図である。制御部220は、蓄積制御部271と、出力制御部272と、タイマ273と、音声データ蓄積部214と、効果音データ蓄積部215とから構成される。蓄積制御部271は、符号化部219から伝送されたディジタル音声データ及び/またはディジタル効果音データを音声データ蓄積部214及び/または効果音データ蓄積部215に蓄積する。タイマ273はカレンダー機能を有しており、時刻を出力する。出力制御部272は、要求情報DB201、エリアDB203に蓄積されるアナウンス要求情報及びエリア情報並びにタイマ273から出力される時刻に基づき、音声データ蓄積部214及び/または効果音データ蓄積部215に蓄積されているディジタル音声データ及び/または効果音データを受信装置3に送信する。また、出力制御部272は、後述するアナウンス要求装置1からの停止指示によりディジタル音声データの送信を停止する。
【0055】
アナウンス内容確認装置250は、音声データ蓄積部214に蓄積されたディジタル音声データをアナログ音声信号に変換して出力する。アナウンス内容確認装置250は、例えば後述する受信装置3と同様の構成により実現される。
【0056】
通信部222は制御部220とネットワークとを結ぶ。
(3)受信装置
図1に示すように、受信装置3は、受信装置通信部31、受信装置制御部32、受信バッファ33、復号化部34、出力バッファ35及びDAC36を有している。送信装置240よりネットワーク4に送出されたパケットは、受信装置通信部31により受信され、分解されて受信バッファ33に格納される。受信バッファ33に蓄積された圧縮音声符号化情報は、復号化部34によりディジタル音声データに伸長される。このディジタル音声データは、出力バッファ35に格納され、DAC36によりアナログ音声信号に変換されて出力される。出力されたアナログ音声信号は、増幅器51により増幅され、出力部52から空気中に拡声される。スピーカなどの出力部52や増幅器51を、受信装置3に内蔵させてもよい。また、送信装置240でディジタル音声データを符号化しない場合、復号化部34を省略することができる。受信装置制御部32は、1回のアナウンスに対応する音声パケットの受信が終了するとアナウンス代行装置2に受信通知を送信する。
【0057】
[処理の流れ]
本実施形態例のアナウンスシステムでは、アナウンス代行処理、放送エリア登録処理、定型文登録処理及び課金処理が行われる。アナウンス代行処理では、アナウンス要求装置1で入力されたアナウンス要求情報がアナウンス代行装置2に登録され、このアナウンス要求情報に従って受信装置3がアナウンス放送を行う。放送エリア登録処理では、アナウンス要求装置1で入力されたエリア情報がエリアDB203に登録される。定型文登録処理では、アナウンス要求装置1で入力された定型文情報が定型文DB202に登録される。
【0058】
(1)アナウンス代行処理
本実施形態例に係るアナウンス代行処理は、以下の5つの処理に大別される。
(1−1)アナウンス要求の登録
(1−2)アナウンス音声の保存
(1−3)データの送信
(1−4)アナウンスの繰り返し/停止
(1−5)完了情報書込
以下、図8を参照し前述の5つの処理について具体的に説明する。
【0059】
(1−1)アナウンス要求の登録
アナウンス要求装置1のWebブラウザ13は、アナウンス代行装置2の有するWebサーバ213にアクセスし、放送要求入力画面(図9を参照)を表示する。放送要求入力画面は、アナウンサーに読み上げてもらう放送原稿、放送場所、放送条件及び効果音を特定する情報である放送要求情報の入力を受け付ける(#1)。この画面についての詳細は後述する。
【0060】
放送要求入力画面で全ての入力が終了し、「要求送信」ボタンが押されると、登録モジュール206は入力されたデータをWebサーバ213を介して取得する。登録モジュール206は、このデータとアナウンス要求装置1の識別情報である「コンピュータ名」とを対応付けてアナウンス要求情報として要求情報DB201に登録する(#2)。
【0061】
図9は、放送要求画面の一例を示す。この画面は、「放送原稿」の入力を受け付ける。「放送原稿」はキーボードなど(図示せず)マニュアル入力することもできる一方、「自動作成」ボタンを押して定型文DB202に蓄積されている文章を放送原稿として使用することも可能である。
【0062】
例えば、「自動作成」ボタンが押されると図10に示す「放送原稿自動作成画面」が表示される。ドロップダウンリスト「放送種別1」及び「放送種別2」からいずれかの種別が選択されると、定型文DB202に蓄積されている定型文が表示される。この画面例では放送種別1は「呼び出し」、放送種別2は「迷子」が選択されている。表示された定型文中、「*」はマニュアル入力する部分を、「1」、「2」は、画面右側のドロップダウンリストから選択する部分を表している。この例では、迷子の名前及び年齢はマニュアル入力し、性別及び迷子の照会先は右側のドロップダウンリストから選択できるようになっている。定型文DB202に蓄積される情報は後述する定型文登録処理で新たに登録することができる。
【0063】
尚、本実施形態例ではアナウンス内容をテキスト入力して指定しているが、その代わりに送信装置240と同様の構成を有する装置をアナウンス要求装置1に設け、この装置にアナウンス内容を音声で入力することでアナウンス内容を指定しても良い。この場合、要求情報DB201の「アナウンス内容」にはテキストデータの代わりにディジタル音声データが蓄積され、アナウンス要求装置はこのディジタル音声データを例えばアナウンス内容確認装置250のようなDA変換手段を有する装置で拡声し、この音声をアナウンサーが復唱することでディジタル音声データが得られる。
【0064】
また、この画面では、「放送場所」を指定できる。「放送場所」は、放送すべき店舗及びその店舗内での放送場所を指定するものである。まずラジオボタン「店舗名」で放送する店舗が選択されると、選択された店舗に対応づけられてエリアDB203に蓄積されている放送エリアの一覧が表示される。この中から放送したい放送エリアをチェックボックスで選択する。この画面例では、店舗「東京」の「BF食品売場」及び「1F化粧品売場」が選択されている。尚、エリアDB203に蓄積されるエリア情報は後述する放送エリア登録処理で新たに登録することができる。
【0065】
また、この画面では、「放送条件」を指定できる。「放送条件」は、放送する時刻や放送の繰り返し間隔を指定するものである。ラジオボタン「1回限り」が選択された場合、さらに「即実行」または「時間指定」ラジオボタンが選択できる。「即実行」とは、要求送信を行った場合直ちに放送が行われることを示している。「時間指定」は、テキストボックスに入力された時間に一度だけ放送が行われることを示す。「繰り返し」が選択された場合、さらに繰り返しの間隔を指定する。「毎日」は、毎日テキストボックスに指定された時間に放送する。尚、「繰り返し」または「毎日」を指定することで放送が繰り返し行われている場合、後述の停止指示処理で放送の繰り返しが停止する。
【0066】
さらに、この画面では「効果音」を指定できる。「効果音」は、アナウンスに付随させる音声を指定するものである。この画面例では、「呼び出し」、「広告」、「情報」または「なし」を選択できる。選択された効果音に対応するディジタル音声データは効果音データ蓄積部215に蓄積されている。
【0067】
(1−2)アナウンス音声の保存
再び図8を参照すると、入力要求部211は、要求情報DB201にアナウンス要求情報が登録されたことを検知する。入力要求部211は、登録を検知すると、例えばディスプレイなどの表示手段(図示せず)に図11に例示されるアナウンス入力要求画面を表示するなどして、登録されたアナウンス要求情報に含まれるアナウンス内容の入力をアナウンサーに要求する。アナウンサーはこの画面を見てアナウンス音声の録音を行う。音声入力部223は音声の入力を受け付ける(#3)。蓄積制御部271は、符号化部219により符号化されたディジタル音声データと、前記ディジタル音声データを一意に識別する情報であるアナウンスデータ名とを対応付けて音声データ蓄積部214に保存する(#4)。入力要求部211はこのアナウンスデータ名を要求情報DB201に蓄積する。
【0068】
図11は、アナウンス要求入力画面の一例を示す。アナウンサーはアナウンス内容の読み上げを開始するに先立ち、「録音開始」ボタンを押す。「録音開始」ボタンが押されると、蓄積制御部271は符号化されたディジタル音声データの音声データ蓄積部214への保存を開始する。「録音終了」ボタンが押されると、蓄積制御部271は音声データ保存を終了する。「内容確認」ボタンが押されると、出力制御部272は音声データ蓄積部214に蓄積されたディジタル音声データをアナウンス内容確認装置250に送信し、アナウンス内容確認装置250はこれを拡声する。これにより、アナウンサーは、保存された音声を確認することができる。「再録音」ボタンが押されると、蓄積制御部271は音声データ蓄積部214に蓄積された音声データを消去する。そして、入力要求部211はアナウンス入力要求画面を再び表示しアナウンスの入力を要求する。これにより、アナウンサーは録音をやり直すことができる。
【0069】
(1−3)アナウンス音声データの送信
再び図8を参照すると、出力制御部272は、要求情報DB201に蓄積されているアナウンス要求情報と、エリアDB203に蓄積されているエリア情報とを参照し(#5)、参照結果に基づいて受信装置3にディジタル音声データ及び/または効果音データを送信する(#6)。まず、出力制御部272は、アナウンス要求情報に含まれる店舗に対応するパブリックIPアドレス及び放送エリアに対応するプライベートIPアドレスをエリアDB203から取得する。次に、出力制御部272は、アナウンス要求情報に含まれる放送条件を取得し、ディジタル音声データ及び/または効果音データを送信するタイミングを決定する。
【0070】
例えば、放送条件1が「繰り返し」かつ放送条件2が「3分おき」の場合、出力制御部272は「アナウンスデータ名」で特定されるディジタル音声データを音声データ蓄積部214から読み出し、通信部222からネットワーク4を介して受信装置3へパケット送信する。受信装置3はこのパケットを受信する(#7)。以後タイマ273から出力される時刻を参照しつつ放送条件で指定されている時間間隔3分が経過するごとにディジタル音声データをパケット送信する。放送条件1が「毎日」かつ放送条件2が「AM10:00」の場合、出力制御部272はタイマ273から出力される時刻を参照し、毎日AM10:00にディジタル音声データを受信装置3へパケット送信する。放送条件1が「1回」かつ放送条件2が「即実行」の場合、出力制御部272は直ちにディジタル音声データを受信装置3へパケット送信する。放送条件1が「1回」かつ放送条件2が「PM8:00」の場合、出力制御部272はタイマ273から出力される時刻を参照し、PM8:00ごとにディジタル音声データを受信装置3へパケット送信する。
【0071】
パケットの受信を検知した受信装置制御部32は、受信装置通信部31から受信通知をアナウンス代行装置2に送信する(#8)。受信通知を受け取った出力制御部272は、要求情報DB201を参照し、その受信通知に対応する放送の放送条件の放送条件1が「1回」か否かを判断する(#9)。放送条件1が「1回」の場合、完了情報を要求情報DB201に書き込む(#10)。その他の場合、アナウンス要求装置1からの停止指示を待機する(#11)。
【0072】
アナウンス要求情報に効果音の指定が含まれている場合は、指定された効果音データをディジタル音声データに付加し、放送条件で指定されたタイミングで受信装置3へパケット送信する。
【0073】
(1−4)アナウンスの停止
放送条件が「繰り返し」や「毎日」の場合、アナウンスの繰り返しを止める必要がある。放送停止モジュール209は、放送停止の指示をアナウンス要求装置1から受け付け(#12)、出力制御部272に音声データ送信の停止を指示する。これにより、出力制御部272は受信装置3へディジタル音声データの送信を停止する(#13)。この後、放送停止モジュール209は、要求情報DB201に蓄積されている、対応するアナウンス要求情報に放送完了情報を書き込む(#14)。要求情報DB201に放送完了情報が書き込まれた場合、放送停止モジュール209は放送完了を示すシグナルをWebサーバ213に提供させ、Webブラウザ13がこれを表示するようにしても良い。
【0074】
図12は、Webサーバ213がアナウンス要求装置1のWebブラウザ13に提供する放送ステータス表示画面の表示例である。この画面に表示される内容は、要求情報DB201から放送停止モジュール209により抽出される。アナウンス要求情報の抽出のキーとしては、アナウンス要求装置1のコンピュータ名を用いれば良い。この画面例では、2組のアナウンス内容及び放送条件が表示されている。これらの右側には、それぞれ終了ボタンが表示されている。このボタンが押されると、放送停止の指示がアナウンス要求装置1から放送停止モジュール209に送信される。放送完了情報が要求情報DB201に書き込まれると、「放送完了」シグナルが点灯する。
【0075】
(2)定型文登録処理
次に、アナウンス代行装置2が行う定型文登録処理について具体的に説明する。前述の放送要求入力画面(図9参照)上で「定型文に追加」ボタンが押されると、図13に示す定型文登録画面がWebサーバ213からアナウンス要求装置へ提供され、Webブラウザ13に表示される。画面下部のテキストボックスには、前記放送要求画面のテキストボックス「放送原稿」で入力された文章が表示される。定型文として登録する放送原稿の変更をこの画面上で受け付けても良い。また、この画面は、放送種別1及び2のドロップダウンリストからいずれかの選択を受け付ける。「登録」ボタンが押されると、登録モジュール206がこれらの情報を対応づけて定型文DB202に登録する。「キャンセル」ボタンが押されると、登録は行われず放送要求入力画面に戻る。
【0076】
(3)放送エリア登録処理
次に、アナウンス代行装置2が行う放送エリア登録処理について具体的に説明する。アナウンス要求装置1のWebブラウザ13は、アナウンス要求装置2の有するWebサーバ213にアクセスし、図14に示す放送エリア登録画面を表示する。この画面は、「店舗名」、「パブリックIPアドレス」、「放送エリア」及び「受信装置プライベートIPアドレス」の入力を受け付ける。「登録」ボタンが押されると、入力されたデータがWebサーバ213を介して登録モジュール206に渡される。登録モジュール206はこのデータをエリアDB203に登録する。
【0077】
(4)課金処理
最後に、図15を参照しつつ本実施形態例に係るアナウンス代行装置2が行う課金処理について具体的に説明する。まず、課金モジュール205は、前記課金基準DB204(図5参照)の料金−文字数テーブル及び要求情報DB201(図4参照)のフィールド「アナウンス内容」の文字数と、課金基準DB204の料金−放送条件テーブル及び要求情報DB201のフィールド「放送条件1」とを参照する(#41)。次に、課金モジュール205は、要求情報DB201のフィールド「アナウンス内容」の文字数に対応する料金1と放送条件1に対応する料金2とを合算することで課金額を決定する(#42)。最後に、課金モジュール205は、決定した課金額を要求情報DB201に格納する(#43)。
【0078】
例えば、コンピュータ名「TKY01」の要求情報におけるアナウンス内容の文字数が85文字であり、放送条件1が「繰り返し」の場合を考える。料金−文字数テーブルより、アナウンス内容に課される料金1は500円である。一方、料金−放送条件テーブルより放送条件「繰り返し」に課される料金2は、1000円である。よって、この要求に対する課金額は1500円と決定される。決定された課金額は要求情報DB201に格納される。課金モジュール205は、例えば1月に1度課金額の総計を算出し、アナウンス代行料の請求または決済を行う。請求方法または決済方法は、請求書の発行、電子決済による引落など特に限定されない。アナウンス代行装置のユーザは、格納された課金額を参照することでアナウンス代行料の請求が容易になる。
【0079】
<第2実施形態例>
第1実施形態例においては、送信装置240はアナウンス代行装置1と一体に構成されていたが、別々に構成することも可能である。図16は第2実施形態例に係るアナウンス代行システムの全体構成図である。即ち、本実施形態例のアナウンス代行システムは、アナウンス要求装置1と、アナウンス代行装置5と、送信装置6と、受信装置3とから構成される。
【0080】
アナウンス代行装置5は、第1実施形態例のアナウンス代行装置2において、送信装置240を有しておらず、また制御部220の代わりに代行装置制御部280を有しており、送信装置6の有する制御部290とデータの送受信を行う。図中、前記第1実施形態例における機能と同様の機能を有する要素については同一の符号を付して示している。
【0081】
図17は、送信装置6の機能構成図である。本実施形態例の送信装置6は、第1実施形態例の送信装置240において、制御部290をさらに有している。図中、前記第1実施形態例における機能と同様の機能を有する要素については同一の符号を付して示している。図18は、制御部290の機能構成図である。制御部290は、第1実施形態例の制御部220において、条件蓄積部274をさらに有している。条件蓄積部274は、要求情報DB201及びエリアDB203に蓄積されているパブリックIPアドレス、受信装置プライベートIPアドレス、効果音名、アナウンスデータ名を対応づけて蓄積する。出力制御部272は、条件蓄積部274に蓄積されている情報を参照し(図8の#5)、受信装置3へディジタル音声データの送信を行う。ここで、要求情報DB201及びエリアDB203に蓄積されている情報と、条件蓄積部274に蓄積される情報とは代行装置制御部280及び蓄積制御部271により同期が取られている。
【0082】
入力要求部211、アナウンス内容確認装置250、DB群260及びモジュール群230と送信装置6とのデータの送受信は、代行装置制御部280、通信部222及び送信装置通信部270を介して行われる。
【0083】
処理の流れは第1実施形態例と同様である。
送信装置6をアナウンス代行装置5と別々に構成することで、既存のパソコンに送信装置6を外部から接続しアナウンス代行装置として利用することが可能である。
【0084】
<第3実施形態例>
前記第2実施形態例において、制御部290は送信装置6に内蔵されていたが、制御部290を受信装置6に内蔵させても良い。図19は、第3実施形態例に係るアナウンス代行システムの全体構成図である。本実施形態例の受信装置300は、第2実施形態例の受信装置において、制御部290をさらに有している。この制御部290は、受信バッファ33と復号化部34との間に設けられている。図中、前記第2実施形態例における機能と同様の機能を有する要素については同一の符号を付して示している。
【0085】
図20は、制御部290の機能構成図である。蓄積制御部271は受信バッファ33と、出力制御部272は復号化部34とそれぞれ接続している。また、蓄積制御部271及び出力制御部271は受信装置通信部31と接続している。出力制御部272は、第2実施形態例と同様、条件蓄積部274に蓄積されている情報を参照し、その情報に従ってディジタル音声データを復号化部34に出力する。ここで、条件蓄積部274は、放送先を特定する情報を蓄積しなくても良い。受信装置30に制御部290を内蔵させることで、一旦受信装置に送信されたディジタル音声データを条件蓄積部271に蓄積された条件に従って繰り返し放送をすることが可能である。この場合、放送の都度ディジタル音声データを受信装置30に送信したり、アナウンス代行装置2から放送の指示をする必要がなくなり、ネットワーク4の負荷が軽減される。
【0086】
【発明の効果】
本発明を用いれば、アナウンスの要求及び要求に応じたアナウンスを簡易、迅速かつ簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態例に係るアナウンス代行システムの全体構成図。
【図2】エリアDBに蓄積される情報の概念説明図。
【図3】定型文DBに蓄積される情報の概念説明図。
【図4】要求情報DBに蓄積される情報の概念説明図。
【図5】課金基準DBに蓄積される情報の概念説明図。
【図6】第1実施形態例に係る送信装置の構成図。
【図7】第1実施形態例に係る制御部の構成図。
【図8】アナウンス代行処理の流れを示す説明図。
【図9】放送要求入力画面の表示例。
【図10】放送原稿自動作成画面の表示例。
【図11】アナウンス入力要求画面の表示例。
【図12】放送ステータス表示画面の表示例。
【図13】定型文登録画面の表示例。
【図14】放送エリア登録画面の表示例。
【図15】課金処理の流れを示す説明図。
【図16】第2実施形態例に係るアナウンス代行システムの全体構成図。
【図17】第2実施形態例に係る送信装置の構成図。
【図18】第2実施形態例に係る制御部の構成図。
【図19】第3実施形態例に係るアナウンス代行システムの全体構成図。
【図20】第3実施形態例に係る制御部の構成図。
【符号の説明】
1:アナウンス要求装置
2:アナウンス代行装置
3:受信装置
240、6:送信装置
220、290:制御部
Claims (11)
- アナウンス要求装置およびアナウンス代行装置の各々がネットワークを介して接続されるアナウンス代行システムであって、
前記アナウンス要求装置は、
放送内容を示すアナウンス内容情報を含むアナウンス要求情報を受付ける入力部と、
受付けられたアナウンス要求情報を、前記ネットワークを介して、前記アナウンス代行装置へ送信する通信部と、を有し、
前記アナウンス代行装置は、
前記アナウンス代行装置からの前記アナウンス要求情報に含まれるアナウンス内容情報が示す放送内容をアナウンス入力要求画面に表示し、アナウンサーに対して、その放送内容の読み上げを前記アナウンス入力要求画面を用いて要求する入力要求部と、
前記入力要求部による要求に伴って、アナウンサーにより読み上げられる放送内容の音声を受付ける音声入力部と、
受付けられた音声の音声データを保存する音声データ保存部と、
保存された音声データを受信装置に送信する出力制御部と、
を備えるアナウンス代行システム。 - 前記アナウンス要求情報は、前記アナウンス要求装置の入力部により受付けられた放送エリアを含んでおり、
前記アナウンス代行装置の出力制御部は、前記音声データを、前記放送エリアに対応する前記受信装置に送信する、
請求項1に記載のアナウンス代行システム。 - 前記アナウンス内容情報の放送内容は、文字からなる文章に基づくものであり、
前記アナウンス代行装置の入力要求部は、前記アナウンス入力要求画面に前記文章を表示してその文章の読み上げを要求し、
前記アナウンス代行装置の音声入力部は、読み上げられた文章の音声を受付ける、
請求項1または2に記載のアナウンス代行システム。 - 前記アナウンス代行装置は、
放送内容の種別に対応する放送内容の定型文を蓄積する定型文データベースをさらに有し、
前記アナウンス要求装置の入力部は、前記定型文データベースに蓄積されている放送内容の種別に対応する放送内容の定型文の選択を受け付けたときには、その定型文に挿入されるキーワードを受付け、当該キーワードと当該定型文とを対応付けることで前記アナウンス内容情報とし、
前記アナウンス代行装置の入力要求部は、前記アナウンス内容情報が示す放送内容を前記アナウンス入力要求画面に表示するときに、対応付けられた定型文に前記キーワードを挿入することで当該放送内容を形成する、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアナウンス代行システム。 - 前記アナウンス代行装置は、
放送内容の種別に応じた効果音データを蓄積する保存する効果音データ蓄積部をさらに有し、
前記アナウンス要求装置の通信部は、前記入力部が放送内容の種別の選択を受付けた場合には、その種別を前記アナウンス要求情報に含めて送信し、
前記アナウンス代行装置の出力制御部は、前記種別に対応する効果音データおよび前記音声データを前記受信装置に送信する、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアナウンス代行システム。 - 前記アナウンス代行装置の出力制御部は、
前記アナウンス内容情報の放送内容が示す文字数、および、放送条件に基づいて、アナウンスの代行料である課金額を算出する、
請求項1ないし5のいずれか1項に記載のアナウンス代行システム。 - 前記アナウンス要求情報が、前記アナウンス要求装置の入力部により受付けられた放送条件を含んでいる場合には、
前記アナウンス代行装置の出力制御部は、前記音声データを、前記放送条件を満たすように送信する、
請求項1ないし6のいずれか1項に記載のアナウンス代行システム。 - 前記受信装置をさらに備え、
前記受信装置は、前記アナウンス代行装置から、前記ネットワークを介して前記音声データを受信する通信部と、当該音声データを拡声させる出力部とを有する、
請求項1ないし6のいずれか1項に記載のアナウンス代行システム。 - 前記アナウンス要求情報が、前記アナウンス要求装置の入力部により受付けられた放送条件を含んでいる場合には、
前記受信装置は、
前記音声データを、前記放送条件を満たすように出力部から拡声させる出力制御部をさらに有する、
請求項8に記載のアナウンス代行システム。 - アナウンス要求装置と、前記アナウンス要求装置とネットワークを介して接続されたアナウンス代行装置とを用いて、アナウンスを代行するアナウンス代行方法であって、
前記アナウンス要求装置は、
放送内容を示すアナウンス内容情報を含むアナウンス要求情報を入力部で受付けるステップと、
受付けられたアナウンス要求情報を、前記ネットワークを介して、前記アナウンス代行装置へ送信するステップと、を有し、
前記アナウンス代行装置は、
前記アナウンス代行装置からの前記アナウンス要求情報に含まれるアナウンス内容情報が示す放送内容をアナウンス入力要求画面に表示し、アナウンサーに対して、その放送内容の読み上げを前記アナウンス入力要求画面を用いて要求するステップと、
前記読み上げの要求に伴って、アナウンサーにより読み上げられるアナウンス内容の音声を受付けるステップと、
受付けられた音声の音声データを音声データ保存部に保存するステップと、
保存された音声データを受信装置に送信するステップと、
を備えるアナウンス代行方法。 - アナウンス要求装置および受信装置の各々とネットワークを介して接続されるアナウンス代行装置であって、
アナウンス要求装置から送信されるアナウンス要求情報に含まれるアナウンス内容情報が示す放送内容をアナウンス入力要求画面に表示し、アナウンサーに対して、その放送内容の読み上げを前記アナウンス入力要求画面を用いて要求する入力要求部と、
前記入力要求部による要求に伴って、アナウンサーにより読み上げられる放送内容の音声を受付ける音声入力部と、
受付けられた音声の音声データを保存する音声データ保存部と、
保存された音声データを前記受信装置に送信する出力制御部と、
を備えるアナウンス代行装置。
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