JPH09135216A - 自動販売促進放送システム - Google Patents

自動販売促進放送システム

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JPH09135216A
JPH09135216A JP28865695A JP28865695A JPH09135216A JP H09135216 A JPH09135216 A JP H09135216A JP 28865695 A JP28865695 A JP 28865695A JP 28865695 A JP28865695 A JP 28865695A JP H09135216 A JPH09135216 A JP H09135216A
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JP28865695A
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Akimasa Yamaguchi
昭昌 山口
Kazuo Mikami
和夫 三上
Yukio Kubo
幸男 久保
Yasuji Kurihara
保治 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】少ない回線、チャンネル使用で多数の店舗に個
別の販売促進用各種インフォメ−ションを配信し、受信
側の各店舗で最適なタイミングにて各種のインフォメ−
ションを繰り返し店内放送する販売促進専用の自動放送
システムを提供することを目的とする。 【構成】音声情報を再生する音声情報再生部(1)と、
対応する制御情報を設定する制御情報設定部(2)と、
前記音声情報及び制御情報を送出する送信制御部(3)
を介して、各種インフォメ−ションを配信する送信制御
部(4)と、前記情報を受信する受信制御部(5)を介
して対応する前記音声情報及び制御情報を受信し、前記
制御情報の内送信先情報を制御部(6)を介して照合し
て一致する場合のみ対応する前記音声情報を音声情報記
憶部(7)に一時記憶後、前記制御情報の再生起動条件
が整う最適タイミングにて音声情報再生出力部(8)を
介し、自動的に店内放送する情報受信部(9)とで構成
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信網を利用して送信
局より音声インフォメ−ションをブロ−ドキャスト送信
し、複数のス−パ−マ−ケット等におけるポップア−ト
(店頭販売促進用広告物)に音声インフォメ−ションを
用いて店内に自動放送する販売促進用放送システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のス−パ−マ−ケット等におけるポ
ップ・ア−ト、いわゆる店頭販促広告物に関する音声イ
ンフォメ−ションの方法は、店員が肉声で販促案内する
か、エンドレステ−プ等にて繰り返し店内放送をするの
が現状である。エンドレステ−プで放送する為には先
ず、エンドレステ−プの録音制作をし、放送店数分だけ
複製して郵送等により、全国の店にテ−プ配布する。こ
の複製エンドレステ−プを各店内の再生装置にセット
し、指示に従って再生起動日時が来れば手動にて店内放
送を開始するのである。
【0003】上記以外に従来の技術として、有線放送や
通信衛星を利用した企業専用通信網を介し、リアルタイ
ムで音声インフォメ−ションを送信し、各店内で個別に
受信して店内放送する方法も現状として存在する。
【0004】従来、店頭にて広告物の音声インフォメ−
ションを店内放送する場合、インフォメ−ションを録音
したマザ−テ−プを元に、店内放送する店の全放送件数
分だけ複製テ−プを製作し、荷造り、郵送等にて配布す
る方法が一般的である。この場合、配布されたテ−プ
は、各店単位で人手により再生機にセットし、開店から
閉店まで連続して繰り返し店内放送されるのが現状であ
る。その為、時間指定あるいは時間制限型のメッセ−ジ
例えば、開店・閉店案内や、タイムバ−ゲン告知等はこ
の方法では、目的を達成することが出来ずきめ細かいイ
ンフォメ−ションの放送制御が困難であるという問題が
ある。又、テ−プ及び再生機等は、モ−タ−やカム等の
機械部分の故障率が非常に高く、店内放送が止まり支障
をきたす場合が多く運用する上で問題がある。
【0005】一方、現状において有線放送や通信衛星を
利用する場合、リアルタイムに音声インフォメ−ション
をブロ−ドキャスト送信する為、1店舗あたり1チャン
ネル分が塞がってしまい、店内放送する店舗の数分だけ
の膨大な専用チャンネル数が必要となるのが現状で、チ
ャンネル数の制限から店舗数が押さえられるという問題
がある。又、この方法は、ニュ−ス番組等の常にニュ−
ス性のある異なる内容を放送する場合に適する一方、パ
タ−ン化された同じ内容の音声インフォメ−ションを繰
り返し放送する販売促進用の店頭インフォメ−ション等
には不向きであり、チャンネル占有効率、通信時間効率
の悪化をきたすという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
技術の問題点を解決し、より少ない回線使用で、より多
くの店舗に対する販売促進用インフォメ−ションを送受
信でき、無人化店内放送を実現する自動販売促進放送シ
ステムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の自動販売促進放送システムにおいては、送
信側にて、予め録音された店内放送する各種インフォメ
−ションを再生する手段と、前述の各インフォメ−ショ
ンに対応する送信先、放送日時や、放送起動条件を設
定、記憶する手段、対応する前記インフォメ−ション、
送信先、放送日時、放送起動条件を例えば衛星通信回線
を利用し送信する手段を有する。
【0008】一方、受信側では、送信された前述のイン
フォメ−ション、送信先、放送日時、放送起動条件を受
信する手段と受信した送信先、放送日時、放送起動条件
を照合、制御する手段、前述のインフォメ−ションを記
憶、再生出力する手段を有する。
【0009】
【作用】送信側においては、全国に支店を持つ店舗等に
対する各店舗向けインフォメ−ションを例えば衛星通信
回線を利用して、全国一斉に放送する。放送内容は、予
め録音された各店舗向けインフォメ−ションと、各々対
応する送信先情報(店舗コ−ド)、店内での放送日時、
及び繰り返し放送時間間隔、店内の人の気配で放送起動
するセンサ−等の放送起動条件等がある。
【0010】予め録音された複数の店内放送用インフォ
メ−ションの各々に対応する送信先、放送日時、放送起
動条件を設定、記憶し、それぞれ対応するインフォメ−
ション、送信先、放送日時、放送起動条件を例えば、衛
星通信回線を利用して全国へ放送する。
【0011】受信側は、複数箇所に点在し、各々同一の
放送情報を受信するが前述の送信先情報(店舗コ−ド)
と合致する店舗のみ、自己の店舗向けインフォメ−ショ
ン、放送日時情報、放送起動条件等を確保し、記憶出来
る。店内放送の開始は、その店舗独自の放送起動条件に
のっとり、指定の放送日時で起動がかかる場合や、イン
タ−バルタイマ−のタイムアップで起動がかかる場合、
人の気配を検知するセンサ−で起動がかかる場合、ある
いは店内の手動スタ−トスイッチ等により起動がかかる
場合がある。
【0012】先ず、受信した放送情報のうち、送信先情
報を各店舗の固有(シ−クレット)コ−ドと照合し、一
致する場合のみ、対応するインフォメ−ション情報を記
憶する。次に放送日時情報と放送起動条件を照合チェッ
クし、放送起動条件として放送日時が指定している場合
には、指定された放送日時が到来すれば自動的に、前述
の対応するインフォメ−ションが再生出力され店内放送
される。
【0013】又、放送起動条件としてインタ−バルタイ
マ−が指定されている場合には、指定の時間間隔にて店
内放送が繰り返し流される。さらに、店内に設置されて
いるセンサ−で人の気配を感じた場合で、且つ放送起動
条件としてセンサ−起動が指定されている場合には、人
が店内のある場所に近付いたとき店内放送を開始する。
又、放送起動条件として手動スタ−トが指定されている
場合には、店内の係員が任意のタイミングで起動ボタン
を押すことにより店内放送が開始される。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例について述べる。 (イ)図18は、従来のス−パ−マ−ケット等の単一売
り場における販売促進放送システムのブロックダイアグ
ラム図であり、図19は図18のシステムの放送タイミ
ングフロ−図である。送信局101より、1〜Nチャン
ネルのインフォメ−ションを放送し、通信衛星102を
介して全国にある1〜Nの店舗のチュ−ナ−103、デ
コ−ダ−104、アンプ105、スピ−カ−106によ
り、インフォメ−ション内容を受信する。送信局101
は1〜N号店向けに1〜Nチャンネルのインフォメ−シ
ョンを割り当て、受信局では各店のチュ−ナ−103に
よって自店向けインフォメ−ションを選局する。この場
合、各店舗は、24時間独占的にインフォメ−ションを
確保出来る反面、送信局はチャンネル数により、放送出
来る、例えばス−パ−マ−ケットA系の店舗数が制限を
受けることになり、システムの拡張が困難である。又、
ニュ−ス性のある放送のように異なる内容を放送する場
合はリアルタイム性が必要であるが、販売促進用の場合
同じ内容を繰り返し流す為、無駄が多くチャンネル占有
効率、通信コスト面でも問題がある。
【0015】(ロ)図20は、従来のス−パ−マ−ケッ
ト等の複数売り場における販売促進放送システムのブロ
ックダイアグラム図であり、図21は、図20のシステ
ムの放送タイミングフロ−図である。送信局101より
1〜Nチャンネルのインフォメ−ションを放送し通信衛
星102を介して全国にある1〜Nの店舗の各売り場で
分配器107を介して受信する。送信局101は1〜N
号店向けに1〜Nチャンネルのインフォメ−ションを割
り当て、一つのインフォメ−ションに対し、各売り場向
けに24時間を時系列分割して、売り場1〜Lの放送時
間帯を設ける。各店舗の受信側では分配器107により
各売り場へ放送し、個々の売り場にてスピ−カ−音量の
調整をして必要なインフォメ−ションのみ流すようにし
ている。この場合も図18と同様チャンネル数に制限が
あり、例えばス−パ−マ−ケットA系の店舗数の拡張が
思う様にできず、又、各売り場ごとに放送の時間割が決
められる為、現場にて放送時間を任意に変更することが
出来ないという問題が生じる。又、同時刻に2か所以上
の売り場にて別々の販促用インフォメ−ションを放送す
る場合、いずれか一方を優先しなければならないという
欠点がある。
【0016】(ハ)図1は、本発明のス−パ−マ−ケッ
ト等の単一売り場における自動販売促進放送システムの
一実施例を示すブロックダイアグラム図であり、図2は
本発明の図1のシステムの一実施例を示す放送タイミン
グフロ−図である。情報送信部4より例えば1〜120
チャンネルのインフォメ−ションを放送し通信衛星10
2を介して全国にある例えばス−パ−マ−ケットA〜M
系列の1〜Nの各店舗で情報受信部9を介して、各々の
店舗に関連するインフォメ−ションのみ選択受信し一時
記憶する。その後、放送起動条件に基づき、起動条件が
整った段階にて各店個別に店内放送を開始する。
【0017】情報送信部4において図2のように例えば
1〜119チャンネルまでは、24時間、各種の音楽番
組を放送する。受信側の各店舗にて、任意のチャンネル
を選択し好みの音楽番組を店内放送する。一方、残りの
120チャンネルはインフォメ−ション用として図2の
ように例えばス−パ−マ−ケットA系列〜M系列の各々
1〜N号店向けインフォメ−ションがス−パ−マ−ケッ
トが閉店している時間帯の21時から翌朝10時までの
間に放送する。
【0018】各店舗においては、閉店時間帯に放送され
る各種インフォメ−ションのうち、それぞれの店舗にの
み関係するインフォメ−ションだけを情報受信部9にて
選択受信し、一時記憶する。さらに開店時間帯では通常
1〜119チャンネルのうちいずれか任意のチャンネル
を選択し、店舗の好みに応じた音楽番組を店内放送する
一方、一時記憶していた前述のインフォメ−ションは情
報受信部9を介して放送起動する条件が整った場合に、
現在流している音楽番組に重ねてインフォメ−ションを
繰り返し自動店内放送する。
【0019】本発明の図2の放送タイミングフロ−図に
よれば従来の方式の1チャンネル分にて、例えばス−パ
−マ−ケットA系列のみでなく、A〜M系列の各々の1
〜N店舗と、多数の店舗をカバ−出来、且つ音楽番組や
ニュ−ス性、リアルタイムタイム性の高い番組に対して
も、任意に選択できる為、チャンネル占有効率、通信コ
スト面でも大幅な改善が計れることになる。
【0020】図3は、本発明の図1のシステムの他の実
施例に示すコンビニエンスストア向け放送タイミングフ
ロ−図である。例えばコンビニエンスストアのように2
4時間営業の場合には、ス−パ−マ−ケットのように閉
店時間帯をとることができない為、120チャンネルに
のせるインフォメ−ションのタイミングは比較的来客の
少ない例えば、午前2〜5時、午前10〜11時あるい
は午後2〜3時の中の一部の時間帯を利用してコンビニ
エンスストアA〜M系列の各々1〜N店舗向けインフォ
メ−ションを放送することもできる。
【0021】又、本発明の図1のシステムの他の実施例
として、情報受信部9内に可変チュ−ナ−部以外に12
0チャンネル専用の固定チュ−ナ−を付加し2チュ−ナ
−方式とすることにより、1〜119チャンネルの音楽
番組放送と120チャンネルのインフォメ−ション放送
を同時受信することも、本発明に含まれる。これにより
図2、図3の放送タイミングフロ−図で時間割当の制限
を無くし、24時間中のいずれかのタイミングでもイン
フォメ−ションが放送できるようになる。
【0022】(ニ)図4は、本発明のス−パ−マ−ケッ
ト等の複数売り場における自動販売促進放送システムの
一実施例を示すブロックダイアグラム図であり、図5
は、本発明の図4のシステムの一実施例を示す放送タイ
ミングフロ−図である。情報送信部4より、例えば1〜
120チャンネルのインフォメ−ションを放送し、通信
衛星102を介して全国にある例えばス−パ−マ−ケッ
トA〜M系列の1〜Nの各店舗で、情報受信部9を介し
て各々の店舗に関連するインフォメ−ションのみ選択受
信し、一時記憶する。その後、1〜Lの各売り場向けイ
ンフォメ−ションに対し、各売り場ごとの放送起動条件
に基づき、起動条件が成立した段階において、各売り場
別に店内放送を開始する。
【0023】情報送信部4において、図5のように例え
ば1〜119チャンネルまでは24時間、各種の音楽番
組を放送する。受信側の各店舗において任意のチャンネ
ルを選択し、各売り場に好みの音楽番組を店内放送す
る。一方、残りの120チャンネルはインフォメ−ショ
ン用として図5のように例えば、ス−パ−マ−ケットA
系列からM系列の各々1〜N号店における各1〜Lの売
り場向けインフォメ−ションをス−パ−マ−ケットが閉
店している時間帯の21時から翌朝10時までの間に放
送する。
【0024】各店舗においては、閉店の時間帯に放送さ
れる各種インフォメ−ションのうち、それぞれの店舗に
関係するインフォメ−ションだけを情報受信部9にて選
択受信し、一時記憶する。さらに開店時間帯では、通常
1〜119チャンネルのうちいずれか任意のチャンネル
を選択し、店舗の好みに応じた音楽番組を1〜Lの各売
り場に一斉店内放送する。一方、一時記憶していた前述
の各売り場ごとのインフォメ−ションは、情報受信部9
を介して、1〜Lの各売り場ごとの放送起動条件が整っ
た段階で、売り場選択部15を通じて選択されたアンプ
105及スピ−カ−106が駆動され、現在流れている
音楽番組に重ねて各売り場ごとのインフォメ−ションが
繰返し自動店内放送される。
【0025】本発明の図5の放送タイミングフロ−図に
よれば、従来の方式の1チャンネル分にて例えばス−パ
−マ−ケットA系列のみならずM系列の各々の1〜N店
舗における1〜Lの各々の売り場に対応する独自のきめ
細かなインフォメ−ションをもカバ−でき、且つ音楽番
組やニュ−ス性の高いリアルタイムの番組に対しても任
意選択ができる為、大幅なチャンネル占有効率、通信コ
スト改善が計れる。
【0026】又、本発明の図5の他の実施例として、2
4時間営業のコンビニエンスストア等に対しても、前述
の図3と同様に120チャンネルにのせるインフォメ−
ションのタイミングを比較的客筋の少ない例えば午前2
時〜5時、午前10時〜11時、午後2時〜3時の各時
間帯の一部を利用し、コンビニエンスストアA〜M系列
の各1〜N店舗における1〜L売り場向けインフォメ−
ションを自動店内放送することも本発明から容易に考え
られる。
【0027】(ホ)図6は図1の本発明の自動販売促進
放送システムにおける情報送信部4の一実施例を示すブ
ロック図である。音声情報再生部1は、例えば、あらか
じめスタジオ等で録音された音声情報が記録されている
録音済のテ−プ又は、ミニディスク(MD)等をセット
して音声情報を再生する音声情報再生装置であり、外部
から音声情報番号を指定し再生起動する信号を印加する
ことにより、対応する音声情報の頭出し再生ができる。
例えばス−パ−マ−ケット向けの音声情報としては開
店、閉店のあいさつ、メッセ−ジ−、呼び込みインフォ
メ−ション、特販商品案内、テ−マソング等がある。
【0028】制御情設定部2は、例えばキ−ボ−ドコン
トロ−ラ−やバ−コ−ドリ−ダ−等により構成する。前
述の各音声情報に対応する音声情報番号と共に、送信先
コ−ド、再生有効期間、再生有効時間範囲、再生起動条
件等の制御情報をキ−入力設定する。制御情報があらか
じめ決まっていて繰り返し使用する場合にはバ−コ−ド
化し、バ−コ−ドリ−ダ−等により読み取り設定するこ
ともできる。設定された制御情報は、音声情報番号と一
対一対応で制御情報記憶部16へ一時記憶される。
【0029】送信制御部3は、例えば、マイクロコンピ
ュ−タ、パ−ソナルコンピュ−タ等で構成し、制御情報
設定部2で設定された前述の制御情報を入力ポ−トを介
して順次読み取り、例えば、DRAM、SRAM等のラ
ンダムアクセスメモリ等で構成する制御情報記憶部16
へ順次格納する。すべての音声情報番号に対応する制御
情報を設定、格納し終えた段階で、送信すべき音声情報
番号を制御情報設定部2で設定後、送信トリガ用スイッ
チ等で構成される送信起動部17をONする。この信号
を入力ポ−トを介して、送信制御部3でセンスし制御情
報記憶部16をアクセスして、前記音声情報番号に対応
する制御情報を読み出し、パラレル・シリアル変換によ
り、シリアル送信デ−タとしてデジタル送信制御され
る。デ−タ送信完了後、送信制御部3の出力ポ−トを介
して、音声情報再生部1へ、対応する音声情報番号を指
定し再生起動信号を出力する。音声情報再生部1では対
応する音声情報が頭出し再生されアナログ送信デ−タと
してデ−タ送信される。再生終了時には終了信号が送信
制御部3へ返される。
【0030】エンコ−ダ−部19は、例えば各チャンネ
ルの信号を44.1KHzのサンプリングによりパルス
符号化し一連のパルス群として全チャンネル分を混合増
幅する回路等で構成される。例えば1〜119チャンネ
ルのR1〜119、L1〜119には例えば、テ−プレ
コ−ダ−、CDプレイヤ−、MDプレイヤ−等の専用音
楽再生部18が接続され、各種のステレオ音楽用信号が
印加される。又、120チャンネルのR120には前述
のシリアル送信デ−タが、L120には前述のアナログ
送信デ−タが印加される。これらのデ−タはエンコ−ダ
部19にて符号化パルス群として混合された後、例えば
衛星通信用無線送信制御部20にてパルス符号化変調さ
れ送信対応周波数14〜14.5GHzで送信アンテナ
21にて1〜120チャンネル分の送信デ−タが同時送
信される。
【0031】(ヘ)図7は、本発明の図6の一実施例を
示す送信デ−タフレ−ムフォ−マット図である。送信デ
−タは、制御情報を含むデジタル情報フィ−ルドと、前
述の制御情報に対応する音声情報を含むアナログ情報フ
ィ−ルドに分かれ、それぞれ一対となってシリアルにデ
−タ伝送される。デジタル情報フィ−ルドは、例えば同
一の制御情報を3連送し受信側で多数決処理をする。制
御情報は、1ブロックの情報の区切りを示す為デ−タの
最初と最後にスタ−トコ−ド(#)とストップコ−ド
(*)を付加し、その間に送信先コ−ド、フレ−ズ番
号、録音時間指定、再生有効期間、再生有効時間範囲、
再生起動条件、フレ−ムチェックシ−ケンスエリアを設
ける。
【0032】送信先コ−ドエリアは例えばス−パ−マ−
ケット等の顧客コ−ド、地区コ−ド、店舗コ−ド、売り
場コ−ド等で構成される。次に受信側で音声情報の記
憶、再生用に用いるフレ−ズ番号エリアと録音時間
(分)指定エリアを設け、その後に受信側で音声再生で
きる有効期間を限定する為、開始と終了年月日エリア
を、1日の内で有効な時間範囲を限定する為、開始と終
了時分エリアを設ける。
【0033】次に音声再生起動条件エリアとしては、例
えば再生起動時刻、再生起動時間間隔、起動センサ−コ
−ド、MIXコ−ドのエリアで構成する。再生起動時刻
エリアでは、実際に音声再生を起動する為の複数個の再
生時刻(時、分)エリアを設ける。再生起動時間間隔エ
リアは、インタ−バルタイマ−等によって繰り返し再生
される間隔(分)を設定するエリアであり、起動センサ
−コ−ドエリアは、例えば、焦電センサ−、光電センサ
−、超音波センサ−等の各種センサ−で人あるいは物を
検知した場合に、音声再生を起動するか否かを指定する
エリアである。MIXコ−ドエリアは、受信側におい
て、音声情報を再生する場合に、他のチャンネルの音楽
番組等とミックスしてスピ−カ−出力するか否かを指定
するエリアである。フレ−ムチェックシ−ケンスエリア
は1ブロック内の情報化けをチェックする為に付加する
ブロックコ−ドチェックエリアである。
【0034】(ト)図8は、本発明の図6の一実施例を
示すデ−タ送信タイミングチャ−ト図である。制御情報
設定部2により送信したい音声情報の番号を設定し音声
情報番号設定信号を発生し、送信起動部17の送信トリ
ガ用スイッチにより送信起動信号を発生させると、送信
制御部3にて、これらの信号をセンスし音声情報番号に
対応する制御情報を制御情報記憶部16から読み出し、
受信側で多数決処理により伝送エラ−チェックする為、
連続3回、デジタル情報として送信する。その後、同一
の音声情報番号を音声情報再生部1へ印加し、対応する
音声情報を再生し、アナログ情報として送信する。再生
終了信号を送信制御部3が検知した時点にて1フレ−ム
の送信が終了し、次の送信準備に入る。 (チ)
【0035】図9は、本発明の図6の一実施例を示すデ
−タ編集送信フロ−チャ−ト図である。図6の送信制御
部3は例えばマイクロプロセッサLSI、パラレル入出
力制御部、シリアル入出力制御部、プログラムメモリ、
デ−タメモリ、リアルタイムクロック発生回路、ハ−ド
ウエアタイマ回路、割り込み制御回路等で構成され、ソ
フトウエア処理により常に時刻、年、月、日のカレンダ
−管理、更新を行う。制御情報設定部2により、音声情
報に対応する音声情報番号と、制御情報として送信先コ
−ド、フレ−ズ番号、録音時間指定、再生有効期間、再
生有効時間範囲、再生起動条件等をキ−入力設定する
と、送信制御部3で設定デ−タを読み込み、制御情報記
憶部16へメモリストアする。
【0036】全ての音声情報に対応する音声情報番号と
制御情報をキ−入力設定完了すると、デ−タ送信スケジ
ュ−ルに基づき最初に送信する音声情報の音声情報番号
を制御情報設定部2で設定し、送信起動部17より送信
起動信号を送信制御部3へ出力する。送信制御部3は送
信起動信号をセンスし対応する制御情報を制御情報記憶
部16からメモリロ−ドして、図7に示すように制御情
報の最初にスタ−トコ−ド(#)を、最後にブロックチ
ェックコ−ドとストップコ−ド(*)を付加し、パラレ
ル−シリアル変換後、シリアル出力ポ−トからデジタル
情報として、エンコ−ダ部19、通信衛星用無線送信制
御部20、送信アンテナ21を介してデ−タ送信する。
この場合デ−タ伝送エラ−に対する信頼性を高める為、
同一のデジタル情報を3連送する。
【0037】次に、送信制御部3は同一音声情報番号信
号を音声情報再生部1に印加し対応する音声情報を頭出
しサ−チ後、音声情報再生信号を出力し、指定の音声情
報を再生させ、アナログ情報としてエンコ−ダ−部1
9、通信衛星用無線送信制御部20、送信アンテナ21
を介してデ−タ送信する。音声情報再生部1よりの再生
終了信号を送信制御部3がセンスした時点で、次の送信
すべき音声情報に対応する音声情報番号を制御情報設定
部2にて設定し前述の段落番号0036以降の送信処理
を行う。
【0038】図22は、本発明の図8の他の実施例を示
すデ−タ送信タイミングチャ−ト図である。天候が雨や
雪の場合で、通信衛星を介したデ−タ伝送のエラ−頻度
の高い場合には、送信起動部17により送信起動信号が
印加されると同時に送信制御部3では例えば2時間の送
信タイマ−を起動しタイマ−がタイムアップするごとに
再送信起動をかけることも本発明から容易に実施でき
る。
【0039】又、デ−タ送信スケジュ−ル及び送信時刻
があらかじめ決定されている場合には、音声情報番号ご
との送信時刻を予めデ−タメモリに登録し自動送信起動
プログラムを設定された送信時刻ごとに起動し、実行さ
せることにより、音声情報番号に対応する制御情報と音
声情報とを自動的にデ−タ送信スケジュ−ルにのっとり
デ−タ送信することも本発明に含まれる。 (リ)
【0040】図10は、図1の本発明の自動販売促進放
送システムにおける情報受信部9の一実施例を示すブロ
ック図である。前述の情報送信部4より、例えばス−パ
−バ−ド等の通信衛星102を介して受信対応周波数1
2.25〜12.75GHzで送られてきた1〜120
チャンネル分の送信デ−タは例えば直径90cmのパラ
ボラ型の受信アンテナ22にて受信され、1.4〜1.
45GHzに周波数変換後、衛星通信用無線受信制御部
23により1〜120チャンネルのうち特定のチャンネ
ルの受信デ−タのみ選局され、パルス符号化復調され
る。さらに受信デ−タは、デコ−ダ−部24を介してパ
ルス波形を積分回路、フィルタ−回路等により、変調前
の原信号波形に戻される。
【0041】受信制御部5は例えばレシ−バ−回路、バ
ッファアンプ回路等で構成され、デコ−ダ−部24より
出力される特定チャンネル分の変調前の原制御情報及び
原音声情報をデ−タ受信する。制御部6は、例えばマイ
クロコンピュ−タ、パ−ソナルコンピュ−タ等で構成さ
れ前記受信制御部5より出力される前述の図7の制御情
報をシリアル入力ポ−トを介して順次読み取り、スタ−
トコ−ド(ASCIコ−ドの「#」)を受信した場合の
み例えばDRAM、SRAM等のランダムアクセスメモ
リ等で構成される制御情報記憶部32へ、スタ−トコ−
ド以降の制御情報を順次格納し、制御部6がストップコ
−ド(ASCIIコ−ドの「*」)を受信した時点で制
御情報の格納を終了する。その後に再度スタ−トコ−ド
を受信した場合も同様にストップコ−ドを受信するまで
制御情報を制御情報記憶部32へ格納する。同一の制御
情報が3回連続して送られてくる為、再度同様の格納を
行う。
【0042】3連送された制御情報を3ブロック分格納
後、記憶されている3ブロック分の同一制御情報中の各
ブロックのフレ−ムチェックシ−ケンス情報を制御部6
を介して順次読み出し、各ブロック内のデ−タ化けをチ
ェックする。各フレ−ムチェックがOKであれば制御部
6により3ブロックの全制御情報を照合する。多数決処
理によりそのうち少なくても2ブロックの制御情報が照
合一致する場合のみ伝送エラ−無しとみなす。この場合
は、図7に示すように読み出した制御情報のうちの送信
先コ−ドと設定スイッチ等で構成される端末情報設定部
25の設定内容を制御部6にて照合する。尚、端末情報
設定部25では、情報受信部9が設置される店舗の各顧
客コ−ド(例えばス−パ−マ−ケットA〜M等)各地区
コ−ド、店舗コ−ドさらに複数の売り場に個別に設置さ
れる場合は売り場コ−ドをそれぞれ現場に対応してあら
かじめ設定しておく。
【0043】制御部6による照合結果が一致する場合
は、例えば音声録音再生LSI及DRAM、SRAM等
の組み合わせにより構成される音声情報記憶部7に対す
る音声情報の記憶エリアを指定する音声フレ−ズ番号と
音声録音起動信号を制御部6から音声情報記憶部7へ印
加する。音声情報記憶部7では受信制御部5を介して受
信したアナログ情報としての音声情報をデ−タ分析、符
号化回路によりデ−タ圧縮、符号化して一時記憶する。
制御部6は制御情報の中の録音時間指定により指定の録
音時間(分)が経過すれば録音終了信号を発生し音声情
報記憶部7は音声情報の録音を終了する。一方、多数決
処理による照合不一致で伝送エラ−を検知した場合や送
信先コ−ド照合が不一致の場合は、音声録音起動信号が
発生せず、音声情報は、音声情報記憶部7には書き込ま
れない。
【0044】制御部6はソフトウェアタイマ−及びリア
ルタイムクロック回路、時計機構等を内蔵し、毎日午前
0時0分0秒に正確な時刻補正処理を行う。又、ソフト
ウェアによるカレンダ−処理を行い、現在の年、月、
日、時、分、秒の実時刻を常に把握して、周期的に制御
部6により読み出される制御情報の中の再生有効期間、
再生有効時間範囲、再生起動条件と比較照合する。例え
ば、現在の年、月、日が音声情報の再生有効期間内に入
っている場合で、且つ、現在の時刻が再生有効時間範囲
内に入っていて、更に再生起動条件の中の複数時刻設定
されている各々の再生起動時刻と実時刻が一致する場
合、あるいは再生起動条件で設定の再生起動時間間隔ご
とにプリセットされるインタ−バルタイマ−がタイムア
ップし繰り返し再生条件が整う場合、あるいは例えば赤
外線センサ−、焦電センサ−、光電センサ−等の複数セ
ンサ−で構成されるセンサ−入力部26が人の通過、接
近する気配を検知し且つ再生起動条件で起動センサ−コ
−ドが設定されている場合のみ、音声情報を再生出力す
る起動条件が整う。この場合制御部6から音声情報記憶
部7へ音声フレ−ズ番号を入力して音声情報を読み出
し、例えば音声録音再生LSI等により構成される音声
情報再生出力部8へ音声再生起動信号を印加して再生デ
−タを内部の合成、復号回路で伸長、D/A変換するこ
とにより、アナログ信号混合回路等で構成されるミキサ
−部29とスピ−カ−106を介して指定フレ−ズナン
バ−の音声情報がジャストインタイムに再生出力される
ことになる。この時再生起動条件でMIXコ−ドが設定
されている場合には1〜119チャンネルの音楽専用放
送もミキサ−部29、スピ−カ−106を介してミック
スされ放送出力される。
【0045】一方再生起動条件が整わず、音声情報が再
生出力されない場合は、通常1〜119チャンネルの音
楽専用放送が音楽用ステレオアンプ部27、ミキサ−部
29を介してスピ−カ−106にて放送出力される。さ
らに常時マイク30とマイクアンプ部31を介して店内
の係員がアナウンスを発し、ミキサ−部29、スピ−カ
−106にて拡声放送することも出来る。
【0046】チャンネル切換制御部28は、例えば有接
点又は、無接点リレ−によるチャンネル切替制御回路あ
るいは赤外線無線等によるリモ−トコントロ−ル切替制
御回路で構成される。チャンネルの切替は、制御部6の
時計機構を介して、例えば午後9時になれば120チャ
ンネルへの切替制御信号が、翌朝午前10時になれば1
〜119チャンネルの内の任意のチャンネルへの切替制
御信号が制御部6からチャンネル切替制御部28へ出力
され、衛星通信用無線受信制御部23のチャンネル選
局、切替回路を制御して、午後9時から翌午前10時ま
で120チャンネルに固定選局する。 (ヌ)
【0047】図11は、本発明の自動販売促進放送シス
テムにおける情報受信部9の一実施例を示すデ−タ受信
フロ−チャ−ト図である。図10の制御部6は例えばマ
イクロプロセッサLSI、パラレル入出力制御部、シリ
アル入出力制御部、プログラムメモリ、デ−タメモリ、
リアルタイムクロック発生回路、ハ−ドウェアタイマ−
回路、割り込み制御回路等で構成され、ソフトウェア処
理により常にシリアル受信デ−タ(制御情報)の監視、
時刻、年月日のカレンダ−管理を行う。
【0048】最初のデ−タを受信した場合は、スタ−ト
コ−ド(#)か否かをチェックし、スタ−トコ−ドでな
い場合は、さらに次の受信デ−タを監視する。スタ−ト
コ−ドを受信した場合は、その後の制御情報をストップ
コ−ド(*)が受信されるまで一旦制御情報記憶部32
へストアする。ストップコ−ド(*)が受信されると1
ブロック分のデ−タ受信が終了する。以上の処理を3ブ
ロック分の制御情報を受信するまで繰り返し行う。3ブ
ロック分のデ−タ受信が完了した時点で各ブロックのフ
レ−ムチェックシ−ケンスの中身をチェックし、ブロッ
ク内のデ−タ化けが発生していないか確認し、伝送エラ
−の発生していないブロックについて全制御情報を各ブ
ロックごとに照合する。2ブロック以上の照合一致が得
られた場合には、伝送エラ−無しとみなすが、どのブロ
ックも照合結果が一致しない場合には伝送エラ−有り
で、受信したデ−タは全て無効とし、次の新たなデ−タ
受信を待つ。
【0049】伝送エラ−無しの場合には、照合一致した
ブロックの送信先コ−ドを制御情報記憶部32から読み
出し、端末情報設定部25で既に設定済の送信先コ−ド
(顧客コ−ド、地区コ−ド、店舗コ−ド、売り場コ−
ド)と比較照合し一致しない場合には受信デ−タを無効
とし次の新たなデ−タ受信を待つ。
【0050】送信先コ−ドが一致する場合には、制御情
報記憶部32よりフレ−ズ番号と録音時間(分)指定の
内容を読み出す。音声情報記憶部7へ音声フレ−ズ番号
指定信号を印加し、指定の録音時間(分)を録音タイマ
−にプリセット後、音声録音起動信号を出力する。図8
のタイムチャ−ト図に示すように受信制御部5を介して
アナログの音声情報が音声情報記憶部7に入力され、内
部のデ−タ分析、符号化回路によりデ−タ圧縮、符号化
されて、一時記憶される。指定の録音時間(分)が経過
し録音タイマ−がタイムアップした場合には制御部6よ
り録音終了信号が音声情報記憶部7に印加され、音声情
報の録音記憶処理を終了する。さらに次の新たなデ−タ
受信を待つ。
【0051】(ル)図12は本発明の自動販売促進放送
システムにおける情報受信部9の一実施例を示す音声再
生放送フロ−チャ−ト図である。図10の制御部6は、
リアルタイムクロック発生回路から発生する周期的なク
ロック信号を割り込み信号として利用し、例えば1m秒
ごとに割り込み処理ル−チンへジャンプして、一連の音
声再生起動処理を行う。
【0052】制御情報記憶部32に格納されている最初
のフレ−ズ番号の制御情報をメモリロ−ドする。先ず、
再生有効期間の開始、終了年月日情報を読み出し、カレ
ンダ−管理、更新による現在年、月、日と比較する。現
在年、月、日が有効期間外の場合には処理を終了し、次
の1m秒の割り込みを待つ、有効期間内に入っている場
合には、再生有効時間範囲の開始、終了時分情報を読み
出し、時刻管理、更新している現在時刻(時、分)と比
較する。現在時刻が有効時間範囲外の場合には、処理を
終了し、次の1m秒の割り込みを待つ。有効時間範囲内
の場合には、再生起動条件情報を読み出す。
【0053】再生起動条件情報の中の複数の再生起動時
刻(時、分)のうち1つと現在時刻(時、分)を比較す
る。
【0054】両時刻が一致する場合には、制御情報記憶
部32よりフレ−ズ番号を読み出す。音声情報記憶部7
へ音声フレ−ズ番号指定信号を印加し、音声情報再生出
力部8へ音声再生起動信号を出力すると、音声情報記憶
部7の指定フレ−ズ番号エリアに記憶されているデ−タ
圧縮、符号化された音声情報が読み出され、音声情報再
生出力部8の内部合成、復号回路にてデ−タ伸長、D/
A変換されて元のアナログ音声情報として出力される。
この時、再生起動条件情報のうちMIXコ−ドが有の場
合には、音声情報の再生と並行して1〜119チャンネ
ルのうちいずれかに選局されている音楽専用放送も同時
に再生放送出力される。音声情報の再生が完了すると音
声情報再生出力部8より再生完了信号が制御部6へ出力
される。この信号をセンスし、制御情報記憶部32に格
納されている次のフレ−ズ番号の制御情報をメモリロ−
ドし、処理を終了する。次の1m秒の割り込み時には、
次のフレ−ズ番号の再生有効期間の比較等、前述の段落
番号0052以降の処理を繰り返す。
【0055】前述の段落番号0053にて再生起動時刻
(時、分)と現在時刻(時、分)の両時刻が不一致の場
合には、複数のうちの別の再生起動時刻(時、分)と現
在時刻(時、分)を比較する。一致しない場合もさらに
残りの再生起動時刻(時、分)と比較し、一致する場合
は、前述の段落番号0054以降と同様の処理を行い、
全て不一致の場合には、再生起動条件情報の中の再生起
動時間間隔(分)をインタ−バルタイマ−にプリセット
し、指定時間間隔ごとのタイムアップをチェックする。
タイムアップした場合には、再度指定の時間間隔をイン
タ−バルタイマ−にプリセット後、前述の段落番号00
54以降と同様の処理を行い、指定時間間隔ごとに再生
放送出力させる。
【0056】インタ−バルタイマ−がタイムアップして
いない場合で且つ、起動センサ−コ−ドと一致するセン
サ−が人の通過、接近を検知しONしている場合にも前
述の段落番号0054以降と同様の処理を行い再生放送
出力させる。一方インタ−バルタイマ−がタイムアップ
せず、起動センサ−コ−ドと一致するセンサ−がONし
ていない場合や異なるセンサ−がONしている場合には
処理を終了し次の1m秒の割り込みを待つ。
【0057】(ヲ)図13は、本発明の自動販売促進放
送システムにおける情報送信部4の他の実施例を示すブ
ロック図である。例えば、遠隔地の録音スタジオ内でマ
イク30を介してアナウンサが音声情報を吹き込み、例
えばテ−プレコ−ダ−等の音声録音再生部37にて録音
後、再生してアナログ情報としての音声情報を編集す
る。完全に編集が終了した時点で再度再生し、A/D変
換器、マイクロコンピュ−タ等で構成されるデ−タ分析
符号化制御部33にて音声情報がサンプリングによりデ
ジタル化され、デ−タ圧縮、符号化されてデジタル情報
として一時記憶される。
【0058】次に制御情報設定部2により前述の一時記
憶された音声情報に対応する送信先コ−ド、再生有効期
間、再生有効時間範囲、再生起動条件等の制御情報をキ
−入力設定し、デ−タ分析符号化制御部33内にて編集
処理され、制御情報が前述の音声情報の先頭部にヘッダ
−部としてデ−タ配置される。あらかじめ送信アンテナ
21を介してデ−タ送信する時刻が、番組スケジュ−ル
表にて決定されている場合は、制御情報設定部2を介し
て、前述の図7に示す制御情報のフレ−ムチェックシ−
ケンスの手前に送信年、月、日、時、分をデ−タ配置す
ることも出来る。
【0059】これらの制御情報とデジタル符号化された
音声情報を1パッケ−ジ送信デ−タとして、モデム34
を介し、例えばISDN/INS64回線にて送信制御
部3へ、シリアルデ−タ伝送し、制御情報記憶部16に
て受信後、前述の制御情報と音声情報のペアをデジタル
情報として、一時記憶する。送信制御部3は制御情報記
憶部16の制御情報の中の送信年、月、日、時、分をイ
ンタ−バルタイマ−割り込みごとに読み出し、現在の送
信時刻と照合して、一致すればデコ−ダ−部19のR1
20チャンネルを介して制御情報をL120チャンネル
を介して音声情報をデ−タ送信する。
【0060】この場合の音声情報は、既にデジタル符号
化されているが、デ−タ分析符号化制御部33にてデ−
タ分析、圧縮処理をせず、サンプリングによるA/D変
換のみを行い、モデム34を介して送信制御部3にて受
信後、送信時にD/A変換し、前述の図10のようにア
ナログ情報として、L120チャンネルを介してデ−タ
送信することも本発明に含まれる。
【0061】(ワ)図14は本発明の自動販売促進放送
システムにおける情報受信部9の他の実施例を示すブロ
ック図である。前述の図13にてデ−タ送信された音声
情報は既にデ−タ分析圧縮されたデジタル情報である
為、音声情報記憶部7においてはアナログの音声情報の
場合のように、符号化回路によるデ−タ分析、圧縮が不
要であり、例えば、安価な音声再生専用LSI及びDR
AM、SRAM等を組み合わせて構成できる。
【0062】一方、デ−タ分析、圧縮処理をせず単なる
サンプリングによるA/D変換のみのデジタル情報とし
て音声情報が送信されてきた場合には、デ−タ量が多く
なる為、一旦、D/A変換してアナログ情報として、前
述の図10のような音声情報記憶部7に入力し、デ−タ
を分析、圧縮して一時記憶することも本発明に含まれ
る。
【0063】(カ)図15は、前述の図4の本発明のス
−パ−マ−ケット等の複数売り場における自動販売促進
放送システムの他の実施例を示すブロックダイアグラム
図である。図4の場合には、各店舗内の各売り場別の店
内放送を行う為の音声情報は、情報受信部9内にあり、
スピ−カ−選択部15により選択されたアンプ105及
びスピ−カ−106のみ店内放送が有効になる。よって
売り場1〜Lに対し、各々互いに異なった音声情報を同
時に放送することは出来ない。
【0064】一方、図15の場合には、各店舗ごとに通
信衛星用無線受信分配制御部35を介して、受信対応周
波数12.25〜12.75GHZで1〜120チャン
ネルの各種音楽番組放送及び制御情報、音声情報を受信
し1/10に周波数変換後復調し、25.6〜61.3
MHZにて120チャンネル分を再変調出力し、同軸ケ
−ブルにて同一店舗内の各々離れた複数の売り場1〜L
へ有線ケ−ブル方式にて分配信号を伝送する。各売り場
ごとに設けた情報受信制御部9では、前述の図10の1
店舗単位での情報受信制御と同様に、図15の場合は一
売り場単位で情報受信制御を行う。このため各売り場1
〜Lの各々に対し、異なる最も必要な情報のみが、同時
店内放送されることになる。
【0065】又、1つの店舗が複数棟や複数階、複数に
点散する建物内の各フロア−の集まりで構成されている
場合でも、1台の受信アンテナでインフォメ−ションを
受信し、複数の有線ケ−ブルを点在する各売り場へ引い
て各売り場に情報受信制御部9を設けることも本発明に
含まれる。
【0066】本発明の情報送信部4及び情報受信部9の
送受信チャンネル割り当て及びチャンネル切替の他の実
施例として、例えば、R1〜119、L1〜119に音
楽専用放送チャンネルを、R120、L120に制御情
報及び音声情報を割り当てるかわりに、R1〜120に
音楽専用放送チャンネルをL1〜120に制御情報及び
音声情報を割り当てる。この割り当て方法では、情報受
信部9において、1〜120チャンネルのどのチャンネ
ルを選択しているばあいでも、常に音楽専用放送及び制
御情報、音声情報を受信することができ、チャンネル切
替制御部28によって通信衛星用無線受信制御部23の
チャンネル切替をせずとも、制御部6のタイマ−制御に
より、任意のタイミングで制御情報、、音声情報を読み
込み、再生出力することが可能になる。又、個別にチャ
ンネル切替信号を情報送信部4で発生、送信し、情報受
信部9にて前記チャンネル切替信号を弁別して、通信衛
星用無線受信制御部23のチャンネル選択を変更するこ
とも本発明から容易に実施できる。
【0067】(ヨ)図16は、本発明の図6の自動販売
促進放送システムにおける情報送信部4の他の実施例を
示すブロック図である。図6の場合は、音声情報のみに
よる販売促進放送用の情報送信部であるが、図16の場
合は、更に画像情報を付加して音声と画像イメ−ジによ
る販売促進放送を行う為の送信手段を付加している。前
述の段落番号0029以降の音声情報番号に対応する制
御情報、音声情報のデ−タの後に、対応する画像情報番
号の画像情報を送信する。
【0068】すなわち送信制御部3の出力ポ−トを介し
て画像情報再生部10へ音声情報番号に対応する画像情
報番号を指定し、再生起動信号を出力する。画像情報再
生部10では、対応する画像情報が頭出し再生され、映
像出力信号を画像圧縮制御部11を介してサンプリング
によりデジタル符号化、デ−タ圧縮し、マルチプレクサ
部36を介してL120チャンネルよりデ−タ送信され
る。画像再生終了時には終了信号が送信制御部3へ返さ
れる。
【0069】(タ)図17は、本発明の図10の自動販
売促進放送システムにおける情報受信部9の他の実施例
を示すブロック図である。図10の場合は、音声情報の
みによる販売促進放送用の情報受信部であるが図17の
場合は、さらに画像情報も含めて音声と画像イメ−ジに
よる販売促進情報を受信し、店内放送を行う為の手段を
付加している。前述の制御部6による送信先コ−ドの照
合結果が一致して、受信した音声情報を音声情報記憶部
7へ一時記憶した後、画像情報記憶部12に対する画像
情報の記憶エリアを指定する画像フレ−ム番号と画像録
画起動信号を制御部6から画像情報記憶部12へ印加
し、送信時にデ−タ圧縮済の画像情報を一時記憶する。
制御部6は指定の録画時間(分)が経過すると録画終了
信号を発生し画像情報記憶部12は、画像情報の録画を
終了する。
【0070】前述の段落番号0044以降の制御部6に
よる比較、判定処理により、対応するフレ−ズ番号の音
声情報を再生出力する再生起動条件が整い、音声情報再
生出力部8へ制御部6より音声再生起動信号が印加さ
れ、ミキサ−部29、スピ−カ−部106を介して音声
情報が再生出力されると同時に、その再生タイミングに
合わせて対応するフレ−ム番号の画像情報がジャストイ
ンタイムに画像再生され、音声と画像イメ−ジによる店
内放送が行われる。
【0071】すなわち前述の段落番号0044以降の再
生起動条件が整うと、制御部6は音声情報再生出力部8
へ音声再生起動信号を印加すると同時に、画像情報記憶
部12へ対応する画像フレ−ム番号を指定して画像情報
を読み出し、画像情報再生出力部14へ画像再生起動信
号を印加する。このとき例えば、DRAM、SRAM及
び画像処理LSI等の組み合わせで構成される画像情報
記憶部12により読み出された指定フレ−ム番号のデ−
タ圧縮された画像情報は、画像伸長制御部13を介して
デ−タ伸長され、画像処理LSI及び映像信号増幅回路
等で構成される画像再生出力部14により元の映像出力
信号に変換され、テレビモニタ−107にリアルタイム
に再生表示される。音声情報による店内放送に同期して
画像情報が放映される為、視覚と聴覚に訴える販売促進
が可能になる。
【0072】(レ)本発明の実施例においては通信衛星
(CS)による無線通信方式を利用しているが、放送衛
星(BS)その他、制御情報、音声情報、画像情報のデ
−タ通信ネットワ−ク網としてインタネット等の国際的
な分散協調型ネットワ−ク網や、ニフティサ−ブ、PC
−VAN等のパソコン通信方式、公衆電話回線網、広帯
域総合デジタル通信網(B−ISDN)や有線ケ−ブル
通信方式、携帯電話や簡易型携帯電話(PHS)等の移
動体無線通信方式、FM無線通信方式を用いることも本
発明に含まれる。さらに本発明の実施例における情報送
信部4、情報受信部9の機能を例えば、マイク、ビデオ
カメラ、電子カメラ等の入力機器、スピ−カ−、テレビ
モニタ−等の出力機器、テ−プレコ−ダ−、ボイスレコ
−ダ−、CDR、MDR、VTR、デジタルVTR等の
録音録画機器、CD−ROM、MD、MO、DVD等の
音声画像記憶手段、有線モデム、無線モデム等の通信用
端末器等を搭載したマルチメディア用のパ−ソナルコン
ピュ−タや携帯型超小型コンピュ−タ等で置換し、ソフ
トウェア処理により、自動販売促進放送システムを構築
することも本発明より容易に実施できる。又、この場合
情報送信部4と各店舗及び各売り場内の情報受信部9の
間で、双方向の会話モ−ドによる送信要求、デ−タ伝送
を行い、電子メ−ルを介して制御情報及び音声情報、画
像情報の不定期的な変更を行うことも本発明より容易に
実施できる。
【0073】(ソ)本発明の自動販売促進放送システム
はス−パ−マ−ケットやコンビニエンスストア、ディス
カウントショップ、百貨店等のチェ−ンストア業界にお
いて開店、閉店時のあいさつ、テ−マソング、特売セ−
ルのお知らせ案内、集客の為の呼び込み、特販商品の案
内、試食コ−ナ−の呼び込み、現場の係員の生の声によ
るお知らせ、又、明日休業、明日営業の告知等、現場に
おいて何度も繰り返し店内放送する場合に効果を発揮す
る。
【0074】又、銀行、郵便局等の金融機関に本システ
ムを導入し、預金金利やボ−ナスセ−ル、特別キャンペ
−ンのお知らせ、募金運動のお知らせ、キャッシュコ−
ナ−利用日時の告知等に利用する。その他、JRの列車
案内や駅のプラットホ−ム、空港のロビ−、フェリ−乗
り場、待合所等に本システムを導入し、旅行キャンペ−
ン告知、特別月間のお知らせ、季節特別臨時便のダイヤ
案内、各種の天災、人災による突発事故に対する緊急ア
ナウンス等、繰り返し放送する場合に利用する。
【0075】又、一般企業の各事業所やガス電力会社及
び水道局、電話局等の公官庁の各支所、各移動無線カ−
等において本システムを導入することにより、社歌、社
憲の唱和、健康体操、リラックスタイムのアナウンス、
トップよりの訓話、通達案内、会議スケジュ−ルの案
内、キャンペ−ンのお知らせ、イベントの告知、老人、
身体障害者、被災者等に対する行政案内、ガス漏れ、漏
電、断水、通 話不能のお知らせ等、幅広い分野におけ
る店内放送用途に適用することが可能になる。
【0076】本発明の自動販売促進放送システムは、遠
隔地に点在する各種店舗内で個別に自動店内放送する個
々の音声又は画像のインフォメ−ションを、アナウン
サ、タレント等を有する専門スタジオ等で予めまとめて
個別対応の録音、録画をしておき、各種通信回路網を利
用して各々の店舗に自動送信すると共に、各種店舗内で
個別の新しい情報や商品紹介等のインフォメ−ションを
蓄積し、且つ、最適なタイミングにて自動的に店内放送
を繰り返す完全無人化店内放送システムを提案するもの
である。
【0077】本発明の実施例によれば、以下のような効
果が生じる。 (ツ)従来の日々作成される新しい録音、録画済み販売
促進用マザ−テ−プを、店内放送する数多くの店舗数分
だけダビングし、各店舗へ複製テ−プを個別に郵送する
という作業から解放され、刻々と移り変わるタイムリ−
な情報や新商品紹介等を全国規模の店舗でジャストイン
タイムに流せる為、複製、郵送コストの大幅削減が計れ
る。 (ネ)各店舗内において、従来は係員が複製の販売促進
用エンドレステ−プやテ−プ再生等の機器操作をマニュ
アルで繰り返し行っていたところの店内放送業務から解
放され、完全無人化による店内放送が可能になると同時
に、係員のマンパワ−をより創造的な業務へ振り向けら
れるという労務改善的な効果が得られる。 (ナ)ス−パ−マ−ケットやコンビニエンスストア業界
では1店あたり3000種以上の商品があり、その1/
3が1ケ月で別の商品と置換されるという入れ替えの激
しい業界である。商品の売り頃を逃がさず顧客を引き付
けるには、商品の予告、販売開始時期、セ−ル期間等の
販売促進用インフォメ−ションをタイムリ−に流す必要
がある。
【0078】従来の通信衛星やCATVを利用した販売
促進用放送システムを利用すると各店舗が回線の1チャ
ンネル分を専有使用することになり、24時間リアルタ
イムに個別の販売促進用のインフォメ−ションを繰り返
し放送できる反面、1店舗で1チャンネル分がふさがっ
てしまうことになりチャンネル占有効率が非常に悪い。
24時間中、特定の時間帯のみチャンネルを占有する例
もあるが、利用価値の高い時間帯は他の店舗とバッティ
ングし、利用価値のない夜間は殆ど利用店舗がないのが
実情である。又、ス−パ−マ−ケットやコンビニエンス
ストアは全国で数千店以上あり、各店舗に対してさらに
複数の売り場コ−ナ−が存在する。これらの各店舗が1
チャンネル分を専有する為には、送信側は膨大なチャン
ネルを準備しなければならないが、これは物理的に不可
能である。
【0079】これに対し本発明の自動販売促進放送シス
テムでは、販売促進用のインフォメ−ションが同じ広
告、告示、案内情報等を何度も反復して放送するという
特異性を利用し、その反復する1フレ−ズ分のインフォ
メ−ションのみを回線の1チャンネル分の空き時間を利
用して時系列的に放送する為、より少ない占有チャンネ
ル数にて、多数の店舗及び各売り場専用のインフォメ−
ションを瞬時に送信出来る。これにより各店舗はチャン
ネルを独占使用することなく効率よく回線利用ができ、
チャンネル占有効率が向上するとともに通信コストが大
幅に削減出来る。
【0080】(ラ)又、従来、販売促進用インフォメ−
ションの録音、録画作業は、各種の編集、分析用設備や
アナウンサ、オペ−レタ等の熟練者を必要とし、各店舗
が自前でそれらを準備することは、経済面、スキルの点
から困難であった。さらにインフォメ−ションの内容も
各店舗によって異なる為、既製の共通パッケ−ジを購入
することも出来ず、スタジオ等へ各店舗が個別に依頼
し、録音、録画済テ−プ等を郵送等により受け取る形を
取っていたので、バッチ処理的になりタイムリ−性に欠
け、タイムラグが生じるという問題があった
【0081】これに対し、本発明では、各店舗ごとの個
別の販売促進用インフォメ−ションを録音、録画、編集
する各種専用設備や、常駐、待機している専属のアナウ
ンサ、オペレ−タ等の専門家のスキルを多数の企業、店
舗がロ−コストで自由に共有利用出来、且つ要望通り
に、事前に録音、録画、編集できたインフォメ−ション
から順に制御情報を付加して即座にデ−タ送信し、リア
ルタイムに受信側店舗に送り届けられる為、スピ−ディ
且つ、ジャストインタイムの情報配信が実現できる。
又、インフォメ−ションの変更や修正に対してもオンラ
イン並のフィ−ドバック体制がとれる。
【0082】(ム)本発明ではインフォメ−ションを送
信する店舗コ−ド、地区コ−ド等や再生起動する年、
月、日、時、分等の制御、指示情報も含めて、全販売促
進用情報が全て自動的に配信され、店舗側にて自動受
信、一時記憶後、最適なタイミングで自動再生起動され
る。一方録音した音声情報を直接アナログデ−タとして
送信し、店舗側で自動受信、デ−タ分析、圧縮、一時記
憶させることができる為、送信側での人手によるデ−タ
分析、圧縮、符号化が不要になり録音後のデ−タ分析コ
ストが削減できる。又、送信側でマイク等で話した生の
声もそのままアナログデ−タとしてリアルタイム送信さ
れ、受信側でストレ−トに自動デ−タ分析、符号化され
る記憶される為、編集分析効率の向上が計れる。 (ウ)ス−パ−マ−ケット、ディスカウントショップ等
では、従来販売促進用インフォメ−ションをエンドレス
テ−プ等を用いて、全く客がいない時でも繰り返し放送
ししていたが、テ−プの摩耗、エネルギ−の無駄が多
く、又、メカ機構による再生の為、機械系のトラルブル
が続発していた。さらにインフォメ−ションのバックで
流れるBGMが同じ曲の繰り返しに始終し、聞いている
周囲の客にとってはBGMのマンネリ化で店内放送が刺
激に乏しいものとなり評判も良くなかった。
【0083】本発明においては焦電センサ−等の人の通
過、接近を検知する再生起動用センサ−により、周囲の
客の動きに応じた販売促進用インフォメ−ションを繰り
返し流すことができ最も効率よいインフォメ−ションの
提供が可能になる。又、1〜119チャンネルの音楽専
用放送チャンネルを切り替えることで任意にBGMを変
化させることにより、毎回新しいBGMをバックにした
インフォメ−ションを流せ、常に新鮮な感じを顧客に与
えることができる。さらにソリッドステ−ト化により極
力機械可動部分を少なくしている為、振動、衝撃、高温
度、多湿度等の悪環境下でもメンテナンスフリ−で確実
な店内放送の無人化が可能になる。
【0084】
【発明の効果】
(1)請求項1及び2において宣伝、案内、紹介等の各
種インフォメ−ションが比較的短いフレ−ズで繰り返し
放送されるという性質を利用し、その反復する基本フレ
−ズ分のインフォメ−ションのみを回線の1チャンネル
分の空き時間帯を利用して時系列的に複数個送信し、受
信側でその中の必要なインフォメ−ションのみを受信す
る方式の為、より少ない占有チャンネル数にてより多く
の各種インフォメ−ションを、より多くの情報受信先へ
リアルタイムに配信することが出来る。 (2)利用頻度の高い時間帯にチャンネルを独占使用す
ることなく、効率良く回線利用ができ、チャンネル占有
効率の向上により通信コスト及びチャンネル使用料の大
幅削減が出来る。 (3)請求項1、3において配信された各種インフォメ
−ションを全て情報受信側でリアルタイムに放送するの
ではなく、その中の自らに必要な情報のみを自動選択、
一時蓄積し、自らにとって最適な期間、時刻、インタ−
バル等の再生タイミングで、放送を聞く人の存在の有無
をも各種センサ−にて検知しつつ、人の通過接近等の動
きに応じた最も効率の良い最適なインフォメ−ションの
提供が全自動にて行える。 (4)請求項4において、音声情報と画像情報をより少
ない専用チャンネル数にて効率よく配信出来、受信側で
は周囲の人の動きに応じた音声と画像のマルチメディア
情報による、より客に分かりやすいインフォメ−ション
が全自動にて提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単一売り場における自動販売促進放送
システムの一実施例を示すブロックダイアグラム図。
【図2】図1の一実施例を示す放送タイミングフロ−
図。
【図3】図1の他の実施例を示す放送タイミングフロ−
図。
【図4】本発明の複数売り場における自動販売促進放送
システムの一実施例を示すブロックダイアグラム図。
【図5】図4の一実施例を示す放送タイミングフロ−
図。
【図6】本発明の情報送信部の一実施例を示すブロック
図。
【図7】図6の一実施例を示す送信デ−タフレ−ムフォ
−マット図。
【図8】図6の一実施例を示すデ−タ送信タイミングチ
ャ−ト図。
【図9】図6の一実施例を示すデ−タ編集・送信フロ−
チャ−ト図。
【図10】本発明の情報受信部の一実施例を示すブロッ
ク図。
【図11】図10の一実施例を示すデ−タ受信フロ−チ
ャ−ト図。
【図12】図10の一実施例を示す音声再生放送フロ−
チャ−ト図。
【図13】本発明の情報送信部の他の実施例を示すブロ
ック図。
【図14】本発明の情報受信部の他の実施例を示すブロ
ック図。
【図15】本発明の複数売り場における自動販売促進放
送システムの他の実施例を示すブロックダイアグラム
図。
【図16】本発明の情報送信部の他の実施例を示すブロ
ック図。
【図17】本発明の情報受信部の他の実施例を示すブロ
ック図。
【図18】従来の単一売り場における販売促進放送シス
テムのブロックダイアグラム図。
【図19】図18の放送タイミングフロ−図。
【図20】従来の複数売り場における販売促進放送シス
テムのブロックダイアグラム図。
【図21】図20の放送タイミングフロ−図
【図22】図8の他の実施例を示すデ−タ送信タイミン
グチャ−ト図
【符号の説明】
1、音声情報再生部 2、制御情報設定部 3、送信制御部 4、情報送信部 5、受信制御部 6、制御部 7、音声情報記憶部 8、音声情報再生出力部 9、情報受信部 10、画像情報再生部 11、画像圧縮制御部 12、画像情報記憶部 13、画像伸長制御部 14、画像再生出力部 15、売り場選択部 16、制御情報記憶部 17、送信起動部 18、専用音楽再生部 19、エンコ−ダ部 20、衛星通信用無線送信制御部 21、送信アンテナ 22、受信アンテナ 23、衛星通信用無線受信制御部 24、デコ−ダ部 25、端末情報設定部 26、センサ−入力部 27、音楽用ステレオアンプ部 28、チャンネル切替制御部 29、ミキサ−部 30、マイク 31、マイクアンプ部 32、制御情報記憶部 33、デ−タ分析符号化制御部 34、モデム 35、衛星通信用無線受信分配制御部 36、マルチプレクサ部 37、音声情報録音再生部 101、送信局 102、通信衛星 103、チュ−ナ− 104、デコ−ダ 105、アンプ 106、スピ−カ− 107、分配器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595156621 栗原 保治 京都府相楽郡加茂町南加茂台13丁目6番1 号 (72)発明者 山口 昭昌 和歌山県和歌山市塩屋5丁目5番43号 (72)発明者 三上 和夫 京都府京都市南区西九条東島町50番地 (72)発明者 久保 幸男 大阪府大阪市西区川口1丁目2番16号中之 島リバ−サイド204 (72)発明者 栗原 保治 京都府相楽郡加茂町南加茂台13丁目6番1 号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報送信部(4)と複数の情報受信部
    (9)を具備してなる、インフォメ−ションを複数回放
    送する自動販売促進放送システムであって、前記情報送
    信部(4)は、複数の記憶された音声情報を再生する音
    声情報再生部(1)と、前記音声情報再生部(1)より
    再生される各音声情報に対応する送信先情報及び、音声
    再生起動時刻、起動時間間隔情報、起動センサ−情報等
    の音声再生起動条件を含む制御情報を設定する制御情報
    設定部(2)と、各々対応する前記音声情報再生部
    (1)の前記音声情報及び前記制御情報設定部(2)に
    よって設定された前記制御情報を送出する送信制御部
    (3)とを備え、前記制御情報及び前記音声情報を送信
    するようにしたものであり、前記情報受信部(9)は、
    前記制御情報及び前記音声情報を受信する受信制御部
    (5)と、前記受信制御部(5)を介して、対応する各
    々の前記制御情報及び前記音声情報を受信し、前記制御
    情報の一部である送信先情報が自らに対する情報である
    か否かを判定する制御部(6)と、前記制御部(6)を
    介して判定し、自らへの情報であることが確定した場合
    のみ、前記対応する音声情報を記憶する音声情報記憶部
    (7)と、前記音声情報を再生出力する音声出力部
    (8)とを備え、前記制御情報のうち、前記音声再生起
    動時刻、起動時間間隔情報、起動センサ−情報等の音声
    再生起動条件が整った場合にのみ、前記音声再生出力部
    (8)を介して前記対応する音声情報を再生出力するよ
    うにしたものであることを特徴とする自動販売促進放送
    システム。
  2. 【請求項2】複数の記憶された音声情報を再生する音声
    情報再生部(1)と前記音声情報再生部(1)より再生
    される各音声情報に対応する送信先情報及び、音声再生
    起動時刻、起動時間間隔情報、起動センサ−情報等の音
    声再生起動条件を含む制御情報を設定する制御情報設定
    部(2)と、各々対応する前記音声情報再生部(1)の
    前記音声情報及び前記制御情報設定部(2)によって設
    定された前記制御情報を送出する送信制御部(3)とか
    らなる情報送信部。
  3. 【請求項3】前記制御情報及び前記音声情報を受信する
    受信制御部(5)と、前記受信制御部(5)を介して、
    対応する各々の前記制御情報及び前記音声情報を受信
    し、前記制御情報の一部である送信先情報が自らに対す
    る情報であるか否かを判定する制御部(6)と、前記制
    御部(6)を介して判定し、自らへの情報であることが
    確定した場合のみ、前記対応する音声情報を記憶する音
    声情報記憶部(7)と、前記制御情報のうち、前記音声
    再生起動時刻、起動時間間隔情報、起動センサ−情報等
    の音声再生起動条件が整った場合にのみ、前記対応する
    音声情報を再生出力する音声再生出力部(8)とからな
    る情報受信部。
  4. 【請求項4】前記情報送信部(4)が複数の記憶された
    画像情報を再生する画像情報再生部(10)と、前記再
    生された画像情報を圧縮する画像圧縮制御部(11)を
    備え、前記情報受信部(9)が受信した前記画像情報を
    記憶する画像情報記憶部(12)と、前記記憶された画
    像情報を伸長する画像伸長制御部(13)と、前記画像
    伸長制御部(13)を介して前記音声情報及び前記画像
    情報を再生する音声、画像再生出力部(14)とを備え
    てなる前記請求項1記載の自動販売促進放送システム。
JP28865695A 1995-11-07 1995-11-07 自動販売促進放送システム Pending JPH09135216A (ja)

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