JP4612349B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マトリクス駆動方式の液晶表示装置に関する。
ワープロ、パーソナルコンピュータおよび携帯テレビなどでは、薄型で軽量の表示装置が広く用いられている。特に、液晶表示装置は、薄型、軽量および低消費電力化が容易なことから、盛んに開発が行われており、高解像度で大画面サイズの液晶表示装置が比較的低価格で提供されるようになってきている。
特に液晶表示装置の中でも、交差するように配線された複数の信号線と複数の走査線の各交点付近に薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を配置したアクティブマトリクス型の液晶表示装置は、発色性に優れ、残像が少ないことから、今後の主流になると考えられている。
従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置では、信号線や走査線が配置されたアレイ基板とは異なる基板上に、信号線や走査線を駆動する駆動回路を形成していたため、液晶表示装置全体を小型化することは非常に困難であった。
このため、アレイ基板上に駆動回路を一体に形成する製造プロセスの開発が盛んに行われている。この種の液晶表示装置については例えば特許文献1に記載のものが知られている。
特開2001−109435号公報
ところで、非晶質シリコン(アモルファスシリコン)形のTFTを用いた液晶表示装置では、アレイ基板上の信号線にそれぞれテープ・キャリア・パッケージ(TCP:Tape Carrier Package)から映像信号を出力するための出力配線が必要であるが、画素の高精細化に伴って出力配線数が多くなり、これらの出力配線間に十分なピッチを確保することが困難である。
一方、多結晶シリコン(ポリシリコン)形のTFTを用いた液晶表示装置では、基板上に走査線駆動用回路の他に、さらに信号線駆動用回路を一体的に形成することで、外部接続部品を減らして低コスト化が図れ、あわせて出力配線を削減することができる。
また、各信号線の駆動法、すなわち各信号線から各画素への映像信号の書き込み方法は、1垂直走査期間毎に信号線に供給される映像信号の極性すなわち正負を切り替え、かつ隣接する信号線には正負が反転した映像信号を供給するVライン反転駆動や、1水平走査期間毎に信号線に供給される映像信号の極性を切り替え、かつ隣接する信号線に正負が反転した映像信号を供給するH/V反転駆動が一般的である。この他、上下左右の2画素毎に信号線に供給される映像信号の極性を切り替える2H/2V反転駆動などもある。
また、外部駆動回路をさらに小型化してコスト低減を行なう手段として、外部駆動回路からの出力配線を1本につきn(nは正の整数)本の信号線を1水平走査期間内に順次選択して接続し、1水平走査期間内にn回の書き込み時間を設けるものがある。しかし、1水平走査期間内の書き込み回数nを増やすことによって、書き込み時間が短くなり、書き込み不足による表示ムラが発生することが懸念される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部駆動回路からの出力配線1本につきn本の信号線を1水平走査期間内に順次選択して接続し、1水平走査期間内にn回の書き込みを行う場合に、書き込み不足による表示ムラをなくし、表示品位を損ねることなく、高画質を実現した液晶表示装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、第1の本発明に係る液晶表示装置は、複数の信号線と複数の走査線とが直交するように配線され、各々の交点近傍に画素を備えた画素アレイ部と、映像信号が出力されてくる出力配線1本につきn本(nは2以上の正の整数)の信号線を1水平走査期間内に順次選択して映像信号を各信号線に供給する信号線駆動回路と、前記走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路と、前記映像信号と前記信号線が共に極性反転する画素に対して映像信号の書き込み時間を他の画素よりも長く設定する外部駆動回路と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、映像信号と信号線が共に極性反転する画素に対して映像信号の書き込み時間を長く設定することで、書き込み時間内に映像信号が一定電圧に確実に達するようにして、書き込み不足による表示ムラを防止している。
第2の本発明に係る液晶表示装置は、複数の信号線と複数の走査線とが直交するように配線され、各々の交点近傍に画素を備えた画素アレイ部と、極性が反転される映像信号が出力されてくる出力配線1本につきn本(nは2以上の正の整数)の信号線を1水平走査期間内にアナログスイッチにて順次選択して映像信号を極性が反転される各信号線に供給する信号線駆動回路と、前記走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路と、前記映像信号を前記画素に書き込むためのタイミングを設定する外部駆動回路と、を備え、前記外部駆動回路は、デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換するデジタル・アナログコンバータを有し、前記デジタル・アナログコンバータによって変換されたアナログ映像信号を前記アナログスイッチに供給し、前記映像信号と前記信号線が共に極性反転する画素に対して映像信号の立ち上がり時間が他の画素よりも短くなるように前記アナログスイッチを制御することを特徴とする。
本発明にあっては、映像信号と信号線が共に極性反転する画素に対して、映像信号の立ち上り時間短くなるようにアナログスイッチを制御することで、映像信号が一定電圧に早く達するようにして、書き込み不足による表示ムラを防止している。
本発明によれば、書き込み不足による表示ムラをなくし、表示品位を損ねることなく、高画質な液晶表示装置を提供することができる。また、外部駆動回路を小型化してコスト低減を図ることができる。
以下、本発明の最良の形態について図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
本実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。なお、本実施形態においては、一例としてn=4(信号線四選択駆動)、12.1インチXGA(1024×R,G,B×768)の液晶表示装置1を想定する。
本実施形態における液晶表示装置1の概略構成図を図1に示す。本実施形態における液晶表示装置1は、画素アレイ部2、走査線駆動回路3、信号線駆動回路4、および外部駆動回路5を備える。
画素アレイ部2には、複数の信号線S1〜S3072と、複数の走査線G1〜G768が直交するように配線されている。信号線S1〜S3072と走査線G1〜G768とのマトリクス状の各交点近傍には画素が配置される。各画素には、画素TFTと、画素TFTのドレイン電極に一端が接続された液晶容量および図示されていない補助容量とが配置されている。また、画素TFTのゲート電極には走査線G1〜G768が接続され、ソース電極には信号線S1〜S3072が接続されている。
また、左辺、右辺に配置されている走査線駆動回路3は走査線G1〜G768を駆動し、上辺に配置されている信号線駆動回路4は信号線S1〜S3072を駆動する。
また、外部駆動回路5は、外部から映像データが供給され、走査線駆動回路3にスタートパルス、およびクロック信号を供給し、信号線駆動回路4内に形成されるアナログスイッチ部6にアナログスイッチ制御用信号ASW1U、ASW2U、ASW3U、およびASW4Uをそれぞれ所定のタイミングで所定の時間長だけ供給する(詳細については後述)。
また、外部駆動回路5には駆動IC7(TAB7)が付設され、TAB7は、外部から供給される映像信号の極性を反転してアナログ映像信号として信号線駆動回路4に供給する。なお、ここで使用されているTAB7は、映像信号を出力するための出力配線が接続された384個の出力端子(Out1〜Out384)を有する。TAB7aは、出力端子Out1〜Out384がそれぞれ4本の信号線にアナログスイッチを介して接続され、信号線S1〜S1536にアナログ映像信号を供給する。また、同様にTAB7bは、信号線S1537〜S3072にアナログ映像信号を供給する。
図2および図3に、信号線駆動回路4内に形成されるアナログスイッチ部6の回路図と、TAB7の出力端子と信号線の接続の関係を示す。図2には、一例として、TAB7aの出力端子Out1が信号線S1、S2、S3、S4に、出力端子Out2が、信号線S5、S6、S7、S8に接続されることが示されている。
また、TAB7aおよびTAB7bと各アナログスイッチ部6の接続、およびアナログスイッチ部6に供給されるアナログスイッチ制御用信号の対応関係は次の通りとなる。アナログスイッチ制御用信号ASW1Uは、信号線S1、S7、S9、S15…、S3071に供給されるアナログ映像信号のON/OFFを制御するアナログスイッチに供給され、ASW2Uは、信号線S2、S8、S10、S16…、S3072に供給されるアナログ映像信号のON/OFFを制御するアナログスイッチに供給され、ASW3Uは、信号線S3、S5、S11、S13…、S3069に供給されるアナログ映像信号のON/OFFを制御するアナログスイッチに供給され、ASW4Uは、信号線S4、S6、S12、S14…、S3070に供給されるアナログ映像信号のON/OFFを制御するアナログスイッチに供給される。
例えば、アナログスイッチがPchTFTで構成されているとすると、nフレームの1行目において、ASW1UがLow電位となった時はS1、S7、S9、S15…、S3071にアナログ映像信号が供給され、ASW2UがLow電位となった時は、S2、S8、S10、S16…、S3072にアナログ映像信号が供給され、ASW3UがLow電位となった時は、S3、S5、S11、S13…、S3069にアナログ映像信号が供給され、ASW4UがLow電位となった時は、S4、S6、S12、S14…、S3070にアナログ映像信号が供給されることになる。なお、図1に示す2つのアナログスイッチ部6は、図2に示すアナログスイッチ部6の集合体である。
図4に、信号線四選択駆動における各画素への書き込み順の一例を示す。1水平走査期間内に4回の書き込みが行われる場合の映像信号が書き込まれる順番を示している。なお、書き込まれる順番は、書き込み時の信号線―画素―信号線間のカップリング容量の影響を受けない、ムラがでない順番となっている。例えば、同図ではnフレームの第1行目では、左から4つ目までの画素では、2,3,1,4の順番で映像信号が書き込まれる状態を示している。左から5つ目−8つ目までの画素では、1,4,2,3の順番で映像信号が書き込まれる。また、図5に、図4の2H/2V反転駆動方式の1フレーム周期における画素極性の分布を示す。例えば、図5ではnフレームの第1行目では左から順に、画素極性が++−−++−−の状態を示す。図6に、図4の書き込み順と図5の画素極性を合わせた分布を示す。
映像信号の書き込み条件が厳しくなるのは、アナログ映像信号が極性反転するとき、あるいは信号線が極性反転するときに映像信号が書き込まれる画素である。
図6において、アナログ映像信号が極性反転する時に液晶容量に映像信号が書き込まれる画素、つまり行方向で1つ前に書き込まれる画素と次に書き込まれる画素とで極性が異なる画素は、書き込み順が2番目と4番目の画素である。また、信号線が極性反転する時に液晶容量に映像信号が書き込まれる画素、つまり列方向(上下)で極性が異なる画素は、書き込み順が1番目と2番目の画素である。
つまり、書き込み条件が最も厳しくなる映像信号と信号線が同時に極性反転するときに液晶容量に映像信号が書き込まれる画素は2番目の画素であり、映像信号も信号線も極性反転しないときに書き込まれるのは3番目の画素である。
例えば、図6のnフレームの第2行1列目の書き込み順が3番目の画素についてみると、この画素の信号線は、1水平走査期間前すなわち第1行1列目で+の極性であり、この画素に映像信号が供給されるときも信号線は+の極性のため、極性反転は起こらない。つまり、走査信号がローレベルになって画素TFTがオンすると、この画素には1水平走査期間前と同じ+の電荷が供給されるので、アナログスイッチASWがオンするときには書き込み時間内に十分に電荷が供給される。
これに対し、nフレームの第2行4列目の書き込み順が2番目の画素についてみると、この画素の信号線は1水平走査期間前で−の極性、この画素に映像信号が供給されるときの信号線は+の極性であるため、アナログスイッチASWがオンするまで+の電荷が供給されない。さらには、映像信号の極性も、第2行2列目の1番目の画素の−極性から第2行4列目の2番目の+極性へ反転するため、書き込み条件は厳しくなる。
本実施の形態では、外部駆動回路5により、このアナログ映像信号と信号線が同時に極性反転する2番目の画素について、他の画素(1番目、3番目、4番目に映像信号が書き込まれる画素)より書き込み時間を長く設定し、1水平走査期間内に行われる4回の書き込み時間を不均一にする。
図7に、アナログスイッチ制御用信号の1水平走査期間内に行われる4回の書き込みのタイミングチャートを示す。図7に示すように、1水平走査期間(1H)内に4回の書き込みが行なわれ、アナログ映像信号と信号線が同時に極性反転する2番目に書き込みが行われる画素への書き込み時間が長くなるように、ASW1U、ASW2U、ASW3U、ASW4Uのタイミングが制御される。
例えば、12.1インチXGAの信号線四選択駆動の液晶表示装置1であれば、ASW1U、ASW3U、およびASW4Uの書き込み時間を3.0μ秒 、ASW2Uの書き込み時間を5.5μ秒とし、外部駆動回路5が図7に示すタイミングで各アナログスイッチ制御用信号を出力することで、液晶容量を充電する時間を稼ぎ、書き込み不足による表示ムラを防止する。
したがって、本実施の形態によれば、映像信号と信号線が同時に極性反転するときに、画素への映像信号の書き込み時間を長く設定することで、書き込み時間内に映像信号が一定電圧に確実に達するようになるので、書き込み不足による表示ムラを防止でき、表示品位を損ねることなく、高画質な液晶表示装置を実現することができる。
なお、本実施の形態においては、アナログ映像信号と信号線が同時に極性反転する際に、書き込み時間を長くしたが、これに限られるものではない。本発明は、書き込み条件が厳しい画素への書き込み時間を長くし、書き込み時間を不均等にすることに特徴があるので、アナログ映像信号又は信号線のいずれか一方のみ極性反転する画素への書き込み時間を長く分配しても良く、この場合にも上記と同様の効果が得られる。
また、本実施の形態においては、n=4(信号線四選択駆動)、2H/2V反転駆動の場合について説明したが、これに限られるものではなく、他の信号線多選択駆動、駆動方法に本発明を適用した場合においても、表示品位を損ねることなく、高画質な液晶表示装置1を提供することが可能となる。
[第2実施形態]
第1の実施の形態では、書き込み条件が厳しくなるときに、外部駆動回路5により画素への映像信号の書き込み時間を他の画素よりも長く設定するようにした液晶表示装置について説明した。
本実施の形態では、書き込み条件が厳しくなるときに、外部駆動回路5により画素に供給される映像信号の立ち上り時間を他の画素よりも短く設定することで、書き込み不足を防止した液晶表示装置について説明する。
本実施形態の液晶表示装置の基本的な構成は、第1の実施の形態で図1乃至図6を用いて説明したものと同様であるので、ここでは重複した説明は省略し、相違する点についてだけ説明する。
図6のnフレームの第2行についてみると、映像信号の極性が反転するのは、2列目の書き込み順が1番目の画素から4列目の書き込み順が2番目の画素に移るときと、1列目の書き込み順が3番目の画素から3列目の書き込み順が4番目の画素に移るときである。すなわち、映像信号が極性反転するのは、2番目,4番目の画素であり、これらの画素は、他の画素に比べて書き込み条件が厳しくなる。特に4番目の画素は、映像信号と信号線が同時に極性反転するためさらに厳しい書き込み条件となる。
極性が反転する場合は、映像信号は逆極性から立ち上がる。このため、映像信号の立ち上がり時間が一定の書き込み時間に対して長くなると、画素上に誤差電圧が生じやすくなる。また、信号線の配線容量により映像信号はさらに遅延するため、画素上の誤差電圧がさらに大きくなる懸念がある。
図8は、1水平走査期間内に行われる4回の書き込みのためのアナログスイッチ制御用信号のタイミングチャートを示す。図8に示すように、本実施の形態では、外部駆動回路5により、1水平走査期間(1H)内に4回の書き込み時間が均等に割り当てられるように、ASW1U、ASW2U、ASW3U、ASW4Uのタイミングを制御する。
一方で、映像信号が極性反転する2番目、4番目に書き込まれる画素については、外部駆動回路5により、映像信号の立ち上がり時間が短くなるように、書き込み直前のLOAD信号のハイレベル期間を長く設定する。
この映像信号の立ち上がり時間とLOAD信号の関係について以下説明する。
図9は、外部駆動回路5における映像信号の出力部分の回路図である。デジタル映像信号は、デジタル・アナログコンバータ(DAC)11によりアナログ映像信号に変換され、アンプ12により振幅増幅されてアナログスイッチASWに出力される。
図10は、LOAD信号のハイレベル期間が短い場合のLOAD信号と映像信号を示す電圧波形である。LOAD信号がハイレベルにあるとアナログスイッチASWがオフし、LOAD信号がローレベルになるとアナログスイッチASWがオンする。
すなわち、LOAD信号がハイレベルの期間においては、同図の破線に示すように、映像信号を増幅させるアンプ12の出力電圧が増加していくが、この電圧は信号線には出力されない。そして、LOAD信号がローレベルに切り替わったときに、アナログスイッチASWがオンし、映像信号が信号線に出力される。映像信号は、その後も一定電圧に達するまで増加する。ここでは、映像信号が信号線への出力開始時の電圧から一定電圧に達するまでの立ち上がり時間をセトリング時間と呼ぶものとする。
図11は、LOAD信号のハイレベル期間が長い場合のLOAD信号と映像信号を示す電圧波形である。LOAD信号のハイレベル期間が長くなると、その間にアンプ12の出力電圧が高くなる。そして、LOAD信号がローレベルに切り替わったときに、アナログスイッチASWがオンして、高電圧の映像信号が信号線へ出力される。この後に映像信号が一定電圧に達するまでに要する立ち上がり時間(セトリング時間)は、図10に比べると短くなる。
このように、アナログスイッチASWがオンして信号線への映像信号の供給が開始された後の映像信号の立ち上がり時間を短くすることで、アナログスイッチASWのオン期間内に十分に映像信号を画素に書き込むことができるようになる。
1水平走査期間内に切り換えて映像信号が供給される4画素全てについてLOAD時間を長く設定すると、1画素あたりの書き込み時間が短くなるため、本液晶表示装置では、図8に示したように、映像信号が極性反転する2番目と4番目の画素についてだけLOAD時間を長く設定する。
したがって、本実施の形態によれば、アナログ映像信号が極性反転するときに画素に供給される映像信号の立ち上り時間を他の画素よりも短く設定することで、映像信号が一定電圧に早く達するので、書き込み不足による表示ムラを防止でき、表示品位を損ねることなく、高画質な液晶表示装置を実現することができる。
なお、本実施の形態においては、アナログ映像信号が極性反転するときに、映像信号の立ち上がり時間を短くしたが、これに限られるものではない。本発明は、映像信号の書き込み条件が厳しい画素に対して、映像信号の立ち上がり時間を短くすることに特徴があるので、例えば、映像信号と信号線が同時に極性反転するときに立ち上がり時間を短くしてもよいし、信号線が極性反転するとにだけ立ち上がり時間を短くしてもよい。これらの場合にも上記と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様に、n=4(信号線四選択駆動)、2H/2V反転駆動の場合について説明したが、これに限られるものではない。他の信号線多選択駆動方法や駆動方法に本発明を適用した場合においても、表示品位を損ねることなく、高画質な液晶表示装置を提供することができる。
第1実施形態における液晶表示装置の概略構成図である。 液晶表示装置のアナログスイッチ部の回路図である。 アナログスイッチ部の回路図と、TABの出力端子と信号線の接続の関係を示す図である。 信号線4選択駆動における各画素への書き込み順を示す図である。 2H/2V反転駆動方式の1フレーム周期における画素極性の分布を示す図である。 図4の書き込み順と図5の画素極性を合わせた分布を示す図である。 1水平走査期間内に4回の書き込みを行うためのアナログスイッチ制御用信号のタイミングチャートである。 第2実施形態におけるLAOD信号およびアナログスイッチ制御用信号のタイミングチャートである。 外部駆動回路の出力部分の概略回路図である。 LOAD信号のハイレベル期間が短い場合のLOAD信号と映像信号を示す電圧波形図である。 LOAD信号のハイレベル期間が長い場合のLOAD信号と映像信号を示す電圧波形図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
2 画素アレイ部
3 走査線駆動回路
4 信号線駆動回路
5 外部駆動回路
6 アナログスイッチ部
7 駆動IC(TAB)

Claims (2)

  1. 複数の信号線と複数の走査線とが直交するように配線され、各々の交点近傍に画素を備えた画素アレイ部と、
    映像信号が出力されてくる出力配線1本につきn本(nは2以上の正の整数)の信号線を1水平走査期間内に順次選択して映像信号を各信号線に供給する信号線駆動回路と、
    前記走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路と、
    前記映像信号と前記信号線が共に極性反転する画素に対して映像信号の書き込み時間を他の画素よりも長く設定する外部駆動回路と、
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 複数の信号線と複数の走査線とが直交するように配線され、各々の交点近傍に画素を備えた画素アレイ部と、
    極性が反転される映像信号が出力されてくる出力配線1本につきn本(nは2以上の正の整数)の信号線を1水平走査期間内にアナログスイッチにて順次選択して映像信号を極性が反転される各信号線に供給する信号線駆動回路と、
    前記走査線に走査信号を供給する走査線駆動回路と、
    前記映像信号を前記画素に書き込むためのタイミングを設定する外部駆動回路と、を備え、
    前記外部駆動回路は、デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換するデジタル・アナログコンバータを有し、前記デジタル・アナログコンバータによって変換されたアナログ映像信号を前記アナログスイッチに供給し、前記映像信号と前記信号線が共に極性反転する画素に対して映像信号の立ち上がり時間が他の画素よりも短くなるように前記アナログスイッチを制御することを特徴とする液晶表示装置。
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