JP4612187B2 - 薬剤を保存、混合および投与するためのシステム - Google Patents

薬剤を保存、混合および投与するためのシステム Download PDF

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、一般に薬剤および他の治療医薬を調製および投与するための医療装置に関し、より詳細には、それぞれ薬剤および希釈液で予め満たされた薬剤を投与するための容器および注射器を含む薬剤供給システムに関する。
【0002】
(発明の背景)
現代の健康医療設備は、典型的には、多数の薬剤および治療医薬を患者に投与するのに適合している。しばしば、薬液または予備配合された液がその後の調製をされずに投与されることがある。ある種の薬剤については、適切な保存性で薬剤の安定性および性能を維持するために、液体または粒子そのままの状態で、濃縮した形で薬剤を保存する必要がある。また、濃縮した構造が効率的な保存および取り扱いをし易くする。
【0003】
液体状態で薬剤を濃縮するために、凍結乾燥処理が利用される。薬剤はチャンバの中で真空に引かれて殆どの水分を取り除かれ、そして薬剤が濃縮される。凍結乾燥ののち、薬剤は密封されて健康医療施設に出荷される。
【0004】
健康医療施設では、濃縮薬剤は注射器混合システムにより再調製される。薬剤を別々にパッケージ化し、その後バイアルおよび/または注射器のバレル中で薬剤および希釈液を混合するという概念はよく知られていることである。しかしながら、知られている注射器混合システムの大部分は特殊なまたは特異な部品を必要とし、多くの操作ステップを必要とし、および/または危険な鋭く尖った中空の注射針またはカニュールを必要とする。
【0005】
加えて、とりわけて蛋白質をベースにする薬剤のようなある種の薬剤については、シリコンフリーの環境が要求される。もっぱら往復運動するストッパと組み合わせて使用されるシリコンの密封油脂を必要としない容器密閉構造が便利となる。また、密閉構造が、薬剤再調製の間、容器の無菌状態を維持するものであれば便利である。
【0006】
(発明の概要)
本発明は効率的で便利な濃縮薬剤のパッケージ化、液状での薬剤の再調製、および溶液の投薬を容易にするシステムに使用可能な容器を提供する。
【0007】
この容器は第1の端部に薬剤供給開口部を規定する第1のルアーロックフィッティングをもつカバー構造を有し、反対側の端部に密閉構造を有する。
【0008】
第1のルアーロックフィッティングは注射器にある(第2の)ルアーフィッティングに係合するよう構成されている。第1のルアーロックフィッティングはネジ山を有し、これが注射器上の第2のルアーロックフィッティングに形成されたネジと係合する。
【0009】
密閉構造は、第1のバレルの端部の壁と側壁とを一体ユニット化して実質的に閉じた形で形成することも、また第1のバレル内でスライドするよう構成されたストッパまたは他のプラグ状の部材で形成することも可能である。一体ユニット化した端部の壁を使用することで往復運動するグロメットまたはストッパの使用を回避できる。これは特に、シリコンの密封/潤滑油脂を必要としない利点がある。
【0010】
端部の壁をユニット化する代わりに、密閉構造は第1のバレルの中でスライドするよう構成されたストッパおよび容器の第1のバレルに適合するように構成されたホルダを含むこともある。ホルダは第1のバレルに関して2つの位置の間で移動可能となっている。第1の位置では、バレルは凍結乾燥の間において蒸気を通すことが可能となる。第2の位置では、ホルダが第1のバレルに対して密封され、蒸気の通過はできなくなる。
【0011】
ホルダは上壁およびそこから延びた環状の周囲側壁を有する。上壁は中央に穴が設けられた中央窪みを有する。中央窪みはその中に細菌フィルタを受けるサイズにされている。ホルダが第1の位置にあるとき、ストッパは第1のバレルの端部より上にあるホルダの中に保持される。ホルダは、取外し可能なようにホルダの中にストッパを保持するために、上壁から延びたフックを有する。ストッパはフックが係合するように傾斜した壁面形状を有する。ホルダは凍結乾燥の間に蒸気を取り除けるように穴を有している。
【0012】
凍結乾燥処理における真空状態の間、ホルダおよびストッパはバレルの中で第1の上に上がった位置にあって穴が開口した状態になる。凍結乾燥が完了したのち、ホルダおよびストッパは下方向に押し下げられてバレル上の第2の位置とされ、それにより穴はバレルの壁位置で閉じられる。
【0013】
ホルダおよびストッパは機械的手段によりストッパへの差圧を利用して下方向に力を加えられ、ホルダの穴が閉じられ、第2のロックされた位置に収まる。
【0014】
チャンバ内の真空状態が終了すると、バレル内部の差圧がストッパをホルダから外させ、ストッパをバレルのさらに中まで引き込む。ストッパはバレルにぴったりと適合してスライドするサイズにされている。
【0015】
細菌フィルタは、ストッパがバレル内をスライド移動してもバレルを無菌状態に維持する。すなわち、フィルタは、ストッパが移動しているとき、ストッパとバレルの開口端部との間で空気をバレルから出し入れする。
【0016】
第1のルアーロックフィッティングを有するカバー構造が第1のバレルのユニット化構造として形成されるか、または第1のバレルが別の方法で、ルアーロックフィッティングを有するカバー片に嵌合させることで実質的に密閉される開口端部をもつことが可能である。カバー片はパチンと締める形式で第1のバレルのフランジを利用してバレルにはめ込まれる。
【0017】
この容器は、第1のルアーロックフィッティングに対して嵌合し、一次的に供給口を密封する第1の取外し可能な封止体またはプラグを有する。
【0018】
ホルダの機能と同様に、カバー片は第1のバレルにおける2つの位置の間で移動するよう構成され得る。第1の上に上がった位置では、第1のバレルは凍結乾燥の間、カバー片を通してまたは周囲から蒸気を通気することができる。凍結乾燥が完了したあとは、カバー片は機械的手段により第1のバレルにスナップ装着されて第2の位置にすることができる。この第2の位置では、カバー片は第1のバレルに対して密封され、バレルは蒸気を通気できなくなる。
【0019】
すべての密閉構造またはカバー構造の実施形態で、薬剤の無菌性は凍結乾燥および再調製の間を通して維持される。
【0020】
前述したように、この容器はカバー構造および密閉構造を含んでいる。ある実施形態では、カバー構造および密閉構造の両方がそれぞれ、この容器のバレルと完全に一体ユニット化されて構成される。また別の実施形態では、カバー構造はバレルと一体ユニット化されて構成され、密閉構造は上述したストッパおよびホルダを含むかまたは適合するように構成される。さらに別の実施形態では、カバー構造は上述した移動可能なカバー片を有し、密閉構造はバレルと一体ユニット化されて構成される。
【0021】
本発明による容器は、特に、注射器をも含む混合システムと共に使用するために構成されている。この注射器は第2のまたは注射器バレル、および注射器バレルの排出通路につながる排出開口部を規定するルアーロックフィッティングを有する。取外し可能な封止体はルアーロックフィッティングに嵌合され、排出開口部を密封する。注射器バレルの中にはピストンがスライド可能かつ密封するように配置され、排出通路に隣接する希釈チャンバを規定している。
【0022】
この容器および注射器のルアーロックフィッティングは互いに嵌合し、容器および注射器から取外し可能な封止体を除去したのち、薬剤を収容した容器と希釈液を収容した注射器の端部と端部を結合させて供給通路と排出通路との間で液体の出入りができるようにする。
【0023】
プランジャは希釈液注射器中に設けられてピストンと嵌合し、それによりプランジャの内側に向かう動きが希釈液を接続した薬剤収容容器に押し込んで溶液状態で薬剤の再調製を行なう。溶液状態で再調製された薬剤はその後、外側に向かうプランジャの動きによって容器から注射器へと吸引される。その後、注射器は容器から外され、注射器の排出端部にあるルアーロックフィッティングにチューブまたは注射針が接続される。それから、患者に溶液を投薬するためにプランジャは内側に押し込まれる。
【0024】
ルアーロックフィッティングはオス型およびメス型のルアーロックフィッティングの形で配設される。薬剤収容容器はメス型のルアーロックフィッティングをオスのルアーネジ形状を有するルアーテーパノズルにより規定された排出端に配設され、注射器は、周囲を二重になったメスのネジ形状をもつカラーにより囲まれたルアーテーパノズルを含むオス型のルアーロックフィッティングを有して配設されている。
【0025】
これとは違って、この容器の上述したメス型のルアーロックフィッティングが注射器のバレルに配設され、注射器のバレルの上述したオス型のルアーロックフィッティングがバレルに配設されることも可能である。
【0026】
さらに、本発明のもう1つの態様では、再調製された薬剤溶液の少量または一部投与が可能となる。これを達成するために、乾燥した薬剤を収容したバレルが注射器バレルからの全液体希釈物で完全に満たされたのち、一部の再調製薬液を注射器バレルに引き戻すことも可能である。その後、容器および注射器は分離され、少量の再調製された薬液が患者に投薬される。
【0027】
少量が投薬されたのち、空になった注射器バレルは再調製された薬液の残りが入っているバレルに再度接続され、さらに少量または一部分の再調製薬液を再び希釈注射器バレルに吸引して患者への引き続きの投薬に使用することが可能である。
【0028】
本発明による薬剤のパッケージ化、混合、および供給システムは、好ましくは、全体の配置が一度の使用で経済的に配列されるように構成される。
【0029】
この容器および薬剤パッケージ、混合、および供給システムの他の特徴および利点は、以下に述べる図を組み合わせた詳細説明、および添付した特許請求の範囲から容易に明らかになるであろう。
【0030】
(図面の簡単な説明)
図1は、第1の位置にあるプランジャおよびピストンを有する希釈液注射器バレル中の希釈液、および濃縮薬剤を含んだ容器を示した部分断面図である;
図2は、さらなる操作ステージにある図1の注射器バレルおよび容器の分解組み立て図を含む断面図である;
図2Aは、図2の容器にあるノズルを拡大した断片的透視図である;
図2Bは、図2のコンテナのための1つの選択肢のノズルを拡大した断片的透視図である;
図3は、濃縮薬剤を容器中で再調製する直前の希釈液収容注射器バレルと接続した図1の容器を示した断面図である;
図4は、希釈液が薬剤容器中に押し出されて再調製溶液を形成している図3と同様の断面図である;
図5は、1つの選択肢である図3の容器の上部が凍結乾燥の初期ステージにある、部分的断面図を含む透視図である;
図6は、容器が凍結乾燥の最終ステージにあるときの図5と同様の透視図である;
図7は、図1の容器の1つの選択肢である底部が凍結乾燥の初期ステージにあるときの、部分的断面図を含む透視図である;
図8は、図7の底部が凍結乾燥のさらなるステージにあるときの、部分的断面図を含む透視図である。
【0031】
(詳細な説明)
本発明はさまざまな実施形態で可能となるため、これ以降はいくつかの実施形態だけを図に示して説明し、この開示がこの発明の例として考慮されるべきであって、説明されたおよび描かれた特定の実施形態に本発明が制限されるものでないことが理解されるべきである。
【0032】
本発明の好ましい実施形態は濃縮薬剤(特に凍結乾燥されて粉末状になった薬剤)を収容するための容器を含み、この容器がルアーロックフィッティングを有して注射器のような第2の容器と取外し可能なように取り付けられる。この容器を使用したシステムは、濃縮薬剤を収容すること、希釈液を分離して収容すること、薬剤および希釈液を調合して投薬するための薬剤溶液を再調製すること、溶液を投薬することを意図するものである。
【0033】
例としてあげる実施形態は、図1および2に示したように、バレル110を有する濃縮薬剤容器10を含んでいる。好ましくはバレル110はシリンダー状であり、シリンダー状の内面118を有する。バレル110は、バレルに一体ユニット化されて形成された閉じた端部116を有する密閉構造により閉じられており、通路114をもつ反対側の実質的に閉じられる端部または供給口端部112にメスのルアーロックフィッティング109が規定されてオスのルアーロックフィッティングを受け保存するように構成されている。メスのルアーロックフィッティング109は、図2Aに示したように、従来のルアーロックの二重のオスネジ形状115が周囲を取り巻いて形成されている。
【0034】
図2Bは異なるオスネジ形状115’を描いたものであり、二重の右回りネジ接続におけるオスネジを形成する対向して配置された突出部115a,115bを含む。突出部115a,115bはメスネジ形状(後述するネジ形状193c)とかみ合い、その中を進んで行くようにサイズと形状が決められている。
【0035】
通路114はテーパが設けられ、オスのルアーノズル193a(以下に述べる)もこれに適合してテーパ加工されており、国際規格ISO594/1第一版1986−06−15,参照番号ISO594/1−1986(E)「Conical Fittings with a 6%(ルアー)taper for syringes,needles and certain other medical equipment−Part 1」による6%ルアーテーパのようなものである。ルアーロックフィッティングの寸法は、国際規格ISO594−2第一版1991−05−01 参照番号ISO594−2:1991(E)「Conical Fittings with a 6%(ルアー)taper for syringes,needles and certain other medical equipment−Part2:Lock fitting」および/またはANSI/HIMA MD70.1−1983(ANSI270.1−1955規格の改訂版)「American National Standard for Medical Material−ルアー Taper Fittings−Performance」に準拠してもよい。またこれとは異なって、供給口端部112がオスのルアーロックフィッティングであってメスのルアーロックフィッティングと嵌合するものでもよい。
【0036】
供給通路114は、好ましくは、ネジ手段または他の適切で取り外しできる取り付け用具手段によりノズル109に嵌合できる取外し可能でネジ山の切られた封止体128により一次的に閉じられる。ここに使用する「取り外し」という用語は閉じたものを除去するという意味で「開口可能」を意味する。封止体128は第1のバレルを開口または穴あけした後に取り付けた状態を維持するよう設計され得る。封止体128は供給口端部112の中に引っ込むように設計される。封止体128はバルブまたはバルブを含むものでもよい。
【0037】
第1のバレル110は、所定の濃度を有する濃縮医薬溶液、濃縮液体薬剤、または乾燥薬剤132(例えば、凍結乾燥された粉末状の薬剤)を所定の量で満たされる第1のチャンバまたは混合チャンバを規定する。
【0038】
例としてあげる注射器混合システムの実施形態は、図1に示したように、希釈液注射器182をも含んでいる。希釈液注射器182は希釈液186を保存した第2のバレル184を有し、第2のバレル184は好ましくはシリンダー形状であって好ましくはシリンダー形状の内側表面188を有する。
【0039】
第2のバレル184は排出通路192を規定する排出口端部190を有する。排出口端部190の外側表面は、ノズル193aおよび従来のメス型ルアーロック二重メスネジ形状193cをもつ周囲カラー193bを含むオスのルアーロックフィッティング193を規定している。外部封止体またはキャップ194は希釈液注射器182の排出通路192を密封して閉じるように設けられている。キャップ194はオス型ルアーノズル受けとなるキャップ片191および周囲カラー189を有し、これらが一体化されて摩擦によってルアーロックフィッティング193をグリップする。これとは異なって、例えばネジ式のような、封止体194を排出口端部190に取り付ける別の適切な方法も使用することが可能である。
【0040】
さらに異なって、図1に示した実施形態のルアーロック接続システムの逆の方式も可能である。すなわち、バレル110のネジ形状115(または115’)を有するルアーロックフィッティング109を希釈液注射器バレル184に代わりに設け、メスネジ形状193cをもつルアーロックカラー193bをバレル110の端部に設けることである。
【0041】
希釈液注射器バレル184は反対側に、フランジ196をもつ開口端部195を有する。希釈液注射器バレル184の内部には、バレル開口端部195およびバレル排出口端部190の間でピストン(または「グロメット」、または「可動シール」、または「ストッパ」)197がスライド移動可能でかつ密封性をもって配置され、希釈液186を保存するための希釈液チャンバを規定している。ピストン197は、好ましくは、合成エラストマー材料のような可撓性を有する材料で作製されている。
【0042】
ピストン197はバレル開口端部195に面した外側198およびバレルの供給通路192に面した内側199を有する。ピストン外側198には、メスネジ形状204が切られた受け口となる窪み202が規定されている。この受け口窪み202はプランジャ208の末端を受けるものである。プランジャ208の末端はオスネジ形状212を有し、ピストン197のメスネジ形状204とネジで嵌合する。
【0043】
濃縮薬剤132を保存した薬剤容器10は希釈液186を保存した希釈液注射器182と一緒にパッケージ化されるよう意図されている。しかしながら、濃縮薬剤容器10および希釈液注射器182が別々にパッケージ化されて供給されることもあり得る。容器10が8mmのガラスまたはプラスティックチューブまたはバイアルで希釈液注射器182が50mlの希釈液注射器であると都合がよい。
【0044】
いずれにしても、薬剤を投薬するためには、濃縮薬剤132は希釈された溶液の形に再調製されなければならない。これを達成するために、希釈液186が濃縮薬剤132と混合される。図2に示したように、これは濃縮薬剤の入ったバレルの取外し可能な封止体128を除去し、希釈液注射器バレルの封止体194を取り外し、図3に示したように2つのバレルをねじり込んで一緒にすることで達成される。
【0045】
封止体194が希釈液注射器バレル184から取り外されるとき、希釈液186が排出通路192から流出することはない。なぜなら通路192の直径が小さく、空気がチャンバ内に侵入して内部の圧力と外気圧を等しくして液体を流出させることができないためである。
【0046】
一体化接続されたとき、オス型ルアーノズル193aはメス型ルアーフィッティング109の通路114に密閉するように受けられ、オスネジ形状115(または115’)がカラー193bのメスネジ形状193cにネジで嵌合する。
【0047】
2つのバレルが適切に接続されたのち、プランジャ208が下方向に押されてピストン197を希釈液186に対して押し付ける。これが希釈液186を希釈チャンバから希釈液注射器バレルの排出通路192経由で押し出し、バレルの供給通路114経由で濃縮薬剤バレル110のチャンバ内部に入る。希釈液186が濃縮薬剤132と合わされることで溶液状132’の薬剤再調製がなされる。充分に混合するために振動することも可能である。
【0048】
いくつかの応用において、容器バレル110の中で再調製された溶液の全量をただちに投薬する必要がないかまたは望ましくないことがある。本発明はそのような条件にも便宜をはかり、少量または部分的に溶液を投薬できるようになっている。
【0049】
これを達成するために、図4に示したように、プランジャ208が注射器バレル184において外側方向に引かれる。これが任意の量の再調製溶液を注射器バレル184内部に引き込む。
【0050】
いずれの場合にも、任意の量の再調製薬剤溶液が注射器バレル184に移されたのち、注射器バレル184はバレル110から取り外される。その後、任意の量の薬剤溶液を保存した注射器バレル184は患者に投薬するために適切な供給システムに接続される(例えば、排出ノズル193aは、ノズル193aを受けてカラー193bにあるネジと嵌合するようなメス型ルアーロックコネクタを有する供給チューブに取り付けることができる)。
【0051】
続いて、部分的投与量の投薬ののち、空の注射器バレル184は再度再調製薬剤溶液容器10に接続可能であり、さらなる少量または部分的投与量の薬剤溶液が引き続き患者への投薬のために注射器バレル184に引き込まれる。
【0052】
図5は違った方式の濃縮薬剤を保存するための容器500を描いたものであり、特に違ったカバー構造を有して容器内部で濃縮薬剤を最初に凍結乾燥するのに適している。この容器は外側を向いた環状のフランジ517で周囲を囲まれた開口した上端部516をもつバレル510を含んでいる。例えば、バレル510は8mmのガラスバイアルである。カバー構造はカバー片530またはホルダを含んでおり、これが容器バレル510の上に配置される周囲側壁532を有している。取外し可能なプラグ531がカバー片530に嵌合または保持される。このカバー片530およびプラグ531は、好ましくは射出成型されたボディである。
【0053】
周囲の環状側壁532は側壁の末端533においてフランジ517よりもわずかに大きいサイズとされている。側壁532の内側表面535は、底部の環状壁部分542、第2の環状壁部分544、第3の環状壁部分546、第4の環状壁部分548を有するうねった輪郭の不規則な形状を有している。それぞれの壁部分542、544、546、548は不連続またはひだ状になっている。壁部分542、544、546はそれぞれバレル510に面して凸面形状を有する。第4の壁部分548は実質的に平坦面形状を有する。
【0054】
図5に示された位置では、カバー片またはホルダ530は第1の環状壁部分542でフランジ517上に保持され、この壁部分のおよそ半分の高さについては、フランジ517の外径よりもわずかに内径が小さい(弛緩した状態)。
【0055】
周囲の環状側壁532は上壁556によりその上部が実質的に閉じられており、上壁556がそこから延びるノズル560を含むメス型ルアーロックフィッティングを有している。ノズル560は、オス型ルアーフィッティングを受けるためのテーパ加工されたルアー開口部562を有する。ノズル560の周囲はメス型ルアーロックフィッティングのためのオスネジ形状564である。このオスネジ形状は図2Aまたは2Bに示したネジ形状であることが可能である。
【0056】
上壁556の内面から下方向に延びているのはシールリング570であり、その外側には環状のシールビード572が、通常、第4の壁部分548に対向する形で設けられている。第4の壁部分548、上壁部分556およびシールリング570はフランジ517を受けるための着座エリア573を形成している。第3の壁部分546の凸面輪郭はカバー片530またはホルダをバレル510にロックしている。
【0057】
ホルダ530の末端533から上方向に延びているのは複数の垂直の溝582の形状をしたスリットであり、ホルダが図5の位置にあるとき、これが容器500の通気を可能にするが、ホルダが図6の位置に押し下げられたとき、これはバレル510により閉じられる。
【0058】
図6に示したように、カバー片またはホルダ530は下方向に押し下げられている。第1、第2、および第3の壁部分はフランジ517によって外側方向に歪まされるかまたは引き伸ばされ、フランジ517が着座エリア573まで通過することを可能にしている。フランジ517は着座エリア573にパチンと嵌まり込み、第3の壁部分546にある突出部分により捕捉され、フランジはシールビード572と壁部分548の間に位置する。
【0059】
シールビード572はバレルとカバー片またはホルダ530との間のシールを有効化するために、弾力性のある材料で構成される。
【0060】
凍結乾燥の間、容器500は図5に示した構成および位置に配置される。バレル510内部からの水蒸気は溝582の、特にフランジ517より上に露出した複数の溝部分を通って通気される。凍結乾燥ののち、プラグ531およびカバー片530は凍結乾燥装置にある従来の機械的手段(図示せず)により下方向に押し下げられる。壁部分542、544、546は、フランジ517が図6に示したように環状の着座573にくるまでフランジにかぶせられて弾力的に外側方向に歪まされるかまたは引き伸ばされる。ビード572はバレル510内で動くことによりカバー片またはホルダ530をシールする。このロック位置にでは、溝582はバレル510の壁材料により閉じられる。
【0061】
取外し可能なプラグ531はオス型ルアーノズルプラグ600を有しており、これがメス型ルアーロックノズル560の内側表面562にしっかり適合する。ノズルプラグ600は上壁601を介して、ノズル560のオスネジ形状564と係合するメスネジを有するカラー604に接続される。ハンドル片606は上壁601から上方向に延びてユーザがプラグ531を取り外すためにグリップ可能となっている。
【0062】
凍結乾燥されて濃縮された薬剤を容器510内部で再調製するために、プラグ531は回さないでメス型のルアーロックフィッティング560から取り去られる。いったんプラグが回らなくなると、図3に示したように、注射器バレル184がルアーロックフィッティング560に取付け可能となる。
【0063】
図7および8に示す違った実施形態では、容器700は、図1に示した一体ユニット化した底部壁116の代わりに、往復運動をするストッパ734を使用して容器を閉じる密閉構造を含んでいる。この構成はいくつかの利点があり、とりわけ最初の薬剤ストックを凍結乾燥して濃縮薬剤を作製する場合にある。
【0064】
容器700はその底部を上にして逆さに描いてある。これは凍結乾燥の間の容器の位置関係である。密閉構造は、異なるタイプのバレル710の開口端部の上に実質的に保持されたホルダ745をも含んでいる。このホルダが開口端部716の上でストッパ734を解放可能な状態で保持する。往復運動するストッパ734はバレル710に適合するようにサイズおよび形状が決められている。ストッパ734は、好ましくは合成エラストマーまたはゴムのような弾力性の材料でできており、バレル710の内側表面718に対してシールをする。
【0065】
ホルダ745は、好ましくは射出成型されたプラスティックボディであって、上壁747で上部を実質的に閉じられた環状の周囲側壁746を含んでいる。上壁747は中央に穴749をもつ中央部の窪み748を含んでいる。中央の窪み748はそこに細菌フィルタ744(明瞭化のために部分的に分解組み立て図により示した)を受けるようにサイズが決められており、フィルタはインサートモールド、熱処理、または接着によって窪みに固定され、中央の穴749をカバーしている。細菌フィルタは円板形状であり、PALLまたはFILTER TECH細菌フィルタ素子から成る。窪みから下方向に延びる複数のフック750は外側に向いた引っかかり751を有する。
【0066】
ホルダ745の側壁746は1つまたは複数の溝形状の通気窓755を含んでおり、これが凍結乾燥の間に水蒸気Vをバレル710から逃がすことを可能にする。溝形状の通気窓755は、ホルダが図7に示したバレル710との相関位置にあるとき、水蒸気がバレル開口端部716から通気窓755を通って放射状に外側に逃げられるように上方向に限定的に延びている。ホルダ745が図8に示した位置にあるとき、通気窓はバレル710によって閉じられる。複数の通気窓はホルダ745の外周に沿って間隔をおいて設けることができる。
【0067】
ホルダ745は、分けられた環状のうねり760、761、762および環状の平坦な壁面764をもつ不規則な内側表面を有している。うねりは筋目をつけて分けられた少し凸面の環状リングである。図7に示した位置では、最も下にあるうねり760は内側に向いた輪郭を有しており、この約半分の高さでバレル710のフランジ770の外径より小さな内径となる。この輪郭が内側に伸びる環状部分700を供給し、これがホルダ745をバレル710のフランジ770上に保持する。図8に示すようにホルダ745が下方向に押し下げられたとき、フランジ770が壁764、上壁の底面747、および環状のうねり762により規定される着座に捕捉されるまでうねり760、761、762は、フランジを超えてかぶせられ、外側方向に歪まされるかまたは引き伸ばされる。環状のうねり762の凸面輪郭はホルダ745をフランジ770にロックする。うねり760、761、762はバレル710の外側において効果的にシールをする手助けとなる。
【0068】
さらに明確に図8に示したように、ストッパ734は、垂直方向に間隔をあけて垂直方向に立ち上がって放射状内側方向に傾斜をつけた同軸の環状壁782、784、786をもつ中央ソケット780を含んでいる。環状壁782、784、786は、垂直方向に立ち上がって放射状外側方向に傾斜をつけた中間の環状壁790、792により相互接続されている。
【0069】
ストッパ734がホルダ745の中に押されると、フックの引っかかり751は弾力的に壁786、790、784、および792を乗り越えていき、摩擦によって壁782とかみ合ってストッパ734をその場に保持してホルダ745と結合させる。
【0070】
凍結乾燥が完了したのち、ホルダ745およびアッセンブリ(ホルダ745、細菌フィルタ744、およびストッパ734を含む)は凍結乾燥装置にある従来の機械的手段(図示せず)によって図7に示した位置から図8に示した位置に押し下げられる。容器を取り巻く雰囲気は減圧下(真空)から大気圧へと上昇する。ストッパがバレル710の内側をシールして容器外側の雰囲気圧が増加するので、ストッパの反対側から加わる空気圧の差による圧力が押し下げを助長する。ストッパ734の外側から加わる大きな圧力はホルダ745からストッパ734を取り外すように力を加える。その後、ストッパ734は、バレル710の内面718とストッパとの摩擦力を考慮しながらもストッパの反対側による差圧に応じてバレル内を自由に移動する。
【0071】
ストッパはその外側表面上に、複数の環状のうねり800、802、804、すなわち凸面の輪郭をもつリングを有しており、これがストッパ734とバレルの内側表面718との間の効果的シールに役立っている。
【0072】
細菌フィルタ744が、ストッパ734が外側方向に移動する前および移動中(希釈液が注射器バレルから希釈バレルの混合チャンバに排出されて乾燥薬剤と希釈液が混合されるとき)にバレル710の内側表面718の無菌状態を維持していることが理解できる。フィルタ744は、ストッパ734が移動している間、フィルタとストッパ734の間にある空間におけるバレル710の空気を出し入れすることを可能にしている。例えば、希釈液が注射器から容器700に押し出されているとき、ストッパはフィルタ方向に移動し、空気はバレルからフィルタを通って外に出る。溶液に再調製された薬剤が容器から引き出されるときは、ストッパはフィルタから遠ざかるように移動し、空気はフィルタを通してバレル内部に引き込まれる。
【0073】
このシステムを使用することにより、薬剤の効率的かつ効果的な調製、パッケージ化、再調製、および供給が促進される。さらに、このシステムは鋭利な注射針またはカニュールの使用を回避するため、針が刺さる危険性が取り除かれ、さらに部品数を削減する。
【0074】
前述のことから、本発明の新しい概念の範囲および真の精神から逸脱することなく効果の得られる改良および変形例は数多くあることが観察される。この開示は幅広く理解されるものであってここにある特定の実施形態に限定されるものでないこの開示は添付した特許請求の範囲によいカバーされるものであり、このようなすべての変形例は本請求範囲の中に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の位置にあるプランジャおよびピストンを有する希釈液注射器バレル中の希釈液、および濃縮薬剤を含んだ容器を示した部分断面図である。
【図2】 さらなる操作ステージにある図1の注射器バレルおよび容器の分解組み立て図を含む断面図である。
【図2A】 図2の容器にあるノズルを拡大した断片的透視図である。
【図2B】 図2のコンテナのための1つの選択肢のノズルを拡大した断片的透視図である。
【図3】 濃縮薬剤を容器中で再調製する直前の希釈液収容注射器バレルと接続した図1の容器を示した断面図である。
【図4】 希釈液が薬剤容器中に押し出されて再調製溶液を形成している図3と同様の断面図である。
【図5】 1つの選択肢である図3の容器の上部が凍結乾燥の初期ステージにある、部分的断面図を含む透視図である。
【図6】 容器が凍結乾燥の最終ステージにあるときの図5と同様の透視図である。
【図7】 図1の容器の1つの選択肢である底部が凍結乾燥の初期ステージにあるときの、部分的断面図を含む透視図である。
【図8】 図7の底部が凍結乾燥のさらなるステージにあるときの、部分的断面図を含む透視図である。

Claims (1)

  1. 第1の端部および開口した第2の端部を有するバレルと、第1の位置と第2の端部に対してロックされる第2の位置との間で移動可能なように開口第2の端部に装着されるように構成されたホルダを含む構造を有する濃縮薬剤を保存するための容器であって、前記ホルダは前記バレルの内側から前記バレルの外側へと蒸気を通気するための穴を含み、前記ホルダが前記第1の位置にある時に前記穴が開口し、前記ホルダが前記のロックされる第2の位置にある時に前記穴が閉じられ、前記ホルダは、前記バレルの前記開口した第2の端部にかぶさるように寸法決定された周囲側壁を含み、前記バレルが前記開口第2端部の周囲にフランジを有し、前記ホルダが前記バレルに係合するようにうねりのある内面をもつ周囲側壁を有する容器であり、前記周囲側壁の前記うねりのある内面が、(1)前記ホルダが前記フランジ上に保持されるための前記フランジの外径よりも小さい内径の凸面環状壁部分、および(2)上壁に近接して配置され、前記ホルダが前記ロックされた第2の位置にあるときに前記上壁に近接した前記フランジを捕捉するため、前記フランジの径よりも小さな最小限の内径をもつ第2の凸面環状壁部分を有し、且つ、前記ホルダが、プラグおよび注射器バレルと取外し可能に嵌合するためのルアーロックフィティングを有する、容器。
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