JP4612096B2 - 2つのチャンバーを備えた直線駆動装置とそのガイド構造 - Google Patents

2つのチャンバーを備えた直線駆動装置とそのガイド構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4612096B2
JP4612096B2 JP2009058121A JP2009058121A JP4612096B2 JP 4612096 B2 JP4612096 B2 JP 4612096B2 JP 2009058121 A JP2009058121 A JP 2009058121A JP 2009058121 A JP2009058121 A JP 2009058121A JP 4612096 B2 JP4612096 B2 JP 4612096B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
slide
guide
linear drive
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009058121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010207983A (ja
Inventor
雅之 羽村
建三 蛯原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2009058121A priority Critical patent/JP4612096B2/ja
Priority to TW99106743A priority patent/TWI433747B/zh
Priority to KR1020100021334A priority patent/KR101017549B1/ko
Priority to CN2010101324476A priority patent/CN101829924B/zh
Publication of JP2010207983A publication Critical patent/JP2010207983A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4612096B2 publication Critical patent/JP4612096B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

本発明は直線駆動装置に関し、特に、2つのチャンバーを備えた直線駆動装置に関する。
工作機械などで使用される直線駆動装置は、多数の微細溝を加工する必要がある回折格子や導光板用金型などの加工に用いられている。一般に、加工時間を短縮するためには、工具を高速駆動する必要があるが、工具を取り付けるスライドを高速に往復運動させると、スライドの加減速が大きいため、機械全体を揺らす力が生じる。
特に高精度な加工が要求される工作機械では、床振動の影響を防ぐため、エアダンパで機械全体を浮かせているので、スライドの加減速の反動により機械全体が揺れることで加工精度が悪化する。そこで、スライドを高速に駆動した場合にも、加減速の反動を打ち消す無反動の構造が考案されている。
特許文献1には、固定部のベースに対し同軸方向に移動可能なガイドとスライドを流体軸受で支持し、スライドの加減速の反動をガイドが受けることで、外部に反動が伝わらない構造の往復直線駆動装置の技術が開示されている。特許文献1に開示されるような直線駆動装置は、可動部の平衡位置がずれると駆動が不安定になるため、加工時の切削反力や駆動軸の水平からのずれといった外乱要素に対し、可動部の平衡位置を保つ機構が必要である。
特許文献2には、加工時の切削反力により可動部の駆動位置がずれるのを防ぐために磁石の反発力を利用する可動部の平衡位置を保つ機構が開示されている。図12は特許文献2に開示される可動部の平衡位置を保つ機構を説明する図である。直線駆動装置のスライド2を高速に往復駆動させてスライド2に取り付けた工具によりワークの加工を行う場合、スライド2が受けた加工反力はカウンタスライド3に伝わる。そのため、加工反力に対向するように、カウンタスライド3の平衡位置を保つ機構として永久磁石がカウンタスライド3とガイド1に設けられている。カウンタスライド3に設けられた永久磁石9a,9bとガイドに設けられた永久磁石10a,10bの磁極は相互に反発力が生じる向きに配置されている。なお、特許文献2には、磁石の位置を調整することで駆動位置が調整できる構造も開示されている。
特許第4072551号公報 特願2008−086426号(特開2009−233837号公報)
背景技術で説明した可動部の平衡位置を保つ機構では、ワークや治具が鉄などの磁性体である場合、これらの磁石がワークや治具に引き寄せられ、可動部の駆動位置がずれる可能性がある。このため、ワークや治具を全て非磁性体にする必要がある。
磁石による反発力を用いた可動部の保持機構では、磁石間の距離の2乗に反比例した反発力が働く。このため、可動部を保持する力はカウンタスライドの位置によって大きく変動することになる。背景技術で説明した直線駆動装置は無反動で駆動できることを特徴としているが、カウンタスライドとガイドとに設けられた磁石の間の距離が近づき大きな反発力が発生すると、大きな反力がガイドに伝わり無反動ではなくなる場合がある。
さらに、加工されるワークや加工に使用される治具が磁性体である場合だけでなく、工作機械の構成部品の多くが鉄などの磁性体で構成されている。このため、背景技術で説明した従来の直線駆動装置を工作機械に搭載して使用する場合には、工作機械の軸の移動に伴い直線駆動装置の可動部の平衡位置がずれる可能性がある。
また、図12に示されるように、スライドの移動する軸方向と垂直に磁極を向けて磁石を配置することで、磁石間の距離の変動による反発力の変動を緩和できるものの、十分には緩和することは困難である。軸方向と垂直方向に磁石の磁極を配置すると、磁力が直線駆動装置の外向きに働く分、前述した周囲の磁性体の影響を受けやすい。
そこで本発明の目的は、周囲の磁性体の影響を受けない可動部の平衡位置を保つ構造を提供することである。また、本発明の他の目的は周囲の磁性体の影響を受けない可動部の平衡位置を保つ機構を備えた直線駆動装置を提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、ガイドとカウンタスライドを備えた直線駆動装置において、前記カウンタスライドは互いに連結された2つの軸受部を有し、前記2つの軸受部の間のストロークでスライドが駆動され、前記カウンタスライドと前記スライドとの間で駆動力を発生させる手段を有し、前記ガイドは長手方向の両端に蓋を備えた直方体の中空箱型構造を有し、該中空箱型構造の内側に前記カウンタスライドが搭載され、前記中空箱型構造の内側の面を前記カウンタスライドと前記ガイドの空気軸受の軸受面とし、前記ガイドの内面と前記蓋と前記カウンタスライドとで囲まれた空間は、該ガイドの長手方向両側部に第1チャンバーと第2チャンバーとを形成し、前記カウンタスライドが前記第1チャンバー側に移動したときには前記空気軸受の排気が前記第1チャンバー側へ流入する量が多くなり、前記カウンタスライドが前記第2チャンバー側に移動したときには前記空気軸受の排気が前記第2チャンバー側へ流入する量が多くなる構造を備えたことを特徴とする直線駆動装置である。
請求項2に係る発明は、前記第1チャンバーおよび第2チャンバーはそれぞれ第1流体容器と第2流体容器に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の直線駆動装置である。
請求項3に係る発明は、前記第1チャンバーおよび第2チャンバー内の圧力をそれぞれ調整するための圧力調整手段または流体流量調節手段を前記第1流体容器と前記第2流体容器に接続したことを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載の直線駆動装置である。
請求項に係る発明は、前記第1流体容器には第1オリフィスが設けられ、前記第2流体容器には第2オリフィスが設けられ、前記第1チャンバーおよび第2チャンバー内の流体がそれぞれのオリフィスを通って外部に排出されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の直線駆動装置である。
請求項に係る発明は、前記ガイドの端面に近いほど前記カウンタスライドとの軸受隙間が広がる構造であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の直線駆動装置である。
請求項に係る発明は、前記ガイドは、駆動方向と平行にガイド内面からガイド外面に貫通する長孔が設けられ、該長孔は前記カウンタスライドの前記2つの軸受部の両方にかかることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の直線駆動装置である。
請求項に係る発明は、直線駆動装置のガイドにおいて、前記ガイドは長手方向の両端に蓋を備えた直方体の中空箱型構造を有し、該中空箱型構造の内側にカウンタスライドが搭載され、前記カウンタスライドは互いに連結された2つの軸受部を有し、前記2つの軸受部の間のストロークでスライドが駆動され、前記カウンタスライドと前記スライドとの間で駆動力を発生させる手段を有し、前記中空箱型構造の内側の面を前記カウンタスライドと前記ガイドの空気軸受の軸受面とし、前記ガイドの内面と前記蓋と前記カウンタスライドとで囲まれた空間は該ガイドの長手方向両側部に第1チャンバーと第2チャンバーとを形成し、前記カウンタスライドが前記第1チャンバー側に移動したときには前記空気軸受の排気が前記第1チャンバー側へ流入する量が多くなり、前記カウンタスライドが前記第2チャンバー側に移動したときには前記空気軸受の排気が前記第2チャンバー側へ流入する量が多くなる構造を備えたことを特徴とする直線駆動装置のガイド構造である。
本発明により、周囲の磁性体の影響を受けない可動部の平衡位置を保つ構造を提供することができ、また、周囲の磁性体の影響を受けない可動部の平衡位置を保つ機構を備えた直線駆動装置を提供できる。
本発明の実施形態である直線駆動装置が有するガイド部分の斜視外観図である。 図1に示す直線駆動装置のガイド部分を切断線で切断した断面図である。 本発明の直線駆動装置の実施形態において磁石によってスライドの駆動方向を反転させる形態を説明する図である。 第1チャンバーと第2チャンバーとを備えた本発明の直線駆動装置の実施形態を説明する図である。 第1チャンバーと第2チャンバーのそれぞれにエアタンクを取り付けた本発明の直線駆動装置の実施形態を説明する図である。 ガイドの端面ほど空気軸受の隙間が広くなる構造である隙間調整軸受部を備えた本発明の直線駆動装置の実施形態を説明する図である。 ガイドの長孔端部がカウンタスライドの軸受面にかかる構造を備えた本発明の直線駆動装置の実施形態を説明する図である。 ガイド面の窪み部を設けた本発明の直線駆動装置の実施形態を説明する図である。 スライドに取り付けられた工具を説明する図である。 直線駆動装置に工具を取り付けた外観斜視図である。 直線駆動装置に工具を取り付けた断面図である。 従来の直線駆動装置においてカウンタスライドの位置を磁石の反発力で保持する構造を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明である直線駆動装置の実施形態におけるガイド部分の斜視外観図である。ガイド1は、ガイド1の外面の所定箇所を図示省略した部材により工作機械(図示せず)の所定の軸に固定して取り付けられる。
ガイド1は対抗する一対の両端面が開口する内部が中空の箱型形状をしている。ガイド1の中空部分にスライド2とカウンタスライド3が備わっている。図1では一開口端にカウンタスライド3の一部分が見える。スライド2とカウンタスライド3については他の図面(図2、図3)を用いて説明する。また、ガイド1の少なくとも一側面には、両開口端を結ぶ軸方向に平行に延びる長孔4が設けられている。この長孔4は、スライド2に取り付けられた工具32等が往復運動可能なように設けられる孔である。工具32については図9を用いて後述する。
図2は、図1に示す切断線でガイド1を切断した断面を示している。ガイド1の内側の面を軸受面として、スライド2とカウンタスライド3が同軸方向に移動可能なように軸受(流体軸受)されている。前述したように、流体軸受(空気軸受)は、他の構造部よりも剛性が低い部分であり、加えた力に比例して変位する弾性体であるバネと考えることができる。スライド2とカウンタスライド3がガイド1の同一の面を軸受面とすることで、ガイド1を単純な中空箱型の構造にできる。
スライド2は工具32(図9参照)などが取り付けられる部材であり、また、往復運動するための推力を発生するコイル5が搭載されている。ガイド1の内側面とスライド2の外側面を軸受面とし、ガイド1はスライド2を軸受(流体軸受)している。スライド2の内部には、図示省略した流体入口および該流体入口と連通する流体配管が設けられている。該流体配管に導入された圧縮流体(例えば、圧縮空気)をガイド1の軸受面に噴射することによって、スライド2はガイド1に対して圧縮流体によって軸受されている。また、コイル5に給電する給電線も設けられている。
カウンタスライド3は2つの軸受部3a,3bを有し、軸受部3aと3bとは連結部3cで連結されている。軸受部3a,3bの内部には、図示省略した流体入口および該流体入口と連通する流体配管が設けられている。該流体配管に導入された圧縮流体(例えば、圧縮空気)をガイド1の軸受面に噴射することによって、カウンタスライド3の軸受部3a,3bは、ガイド1に対して圧縮流体によって軸受されている。
連結部3cには、リニアモータを構成する駆動用永久磁石6a,6bと鉄心6cが搭載されている。この駆動用永久磁石6a,6bの磁力とスライド2に搭載したコイル5の間で推力を発生させ、スライド2を駆動するリニアモータを構成している。
次に、スライド2の往復運動について説明する。スライド2に搭載されるコイル5に電流を流しリニアモータを駆動してスライド2を一方向に移動させる。スライド2の往復運動のストロークエンドになるとコイル5に流す電流の向きを変えて、スライド2の移動方向を反転させる。スライド2が他のストロークエンドに移動すると、再度コイル5に流す電流の向きを変えて、スライド2の移動方向を反転させる。このようにして、スライド2は、駆動用永久磁石6aと駆動用永久磁石6bの間を往復運動する。駆動力はスライド2とカウンタスライド3との間で発生するので、スライド2とカウンタスライド3は作用反作用の関係から反対方向に移動する。この駆動力はガイド1には伝達されず、スライド2の加減速により発生する反力が外部(例えば、工作機械)に伝わらない。
また、カウンタスライド3の移動ストロークを短縮し直線駆動装置全体を小型化するためには、スライド2からの反力による運動量を吸収するためカウンタスライド3をスライド2よりも数〜数10倍に重くする必要がある。スライド2自体の重量が低減すれば、カウンタスライド3の重量も低減でき、直線駆動装置全体の重量も低減できる。この観点に立てば、ガイド1の中空部分のスライド2が往復運動する軸方向に垂直な断面の形状を3角形状となす。スライド2も3角形状とすることによりスライド2の計量化を図ることができる。なお、断面円形、断面多角形など種々有りえるが、製作の容易性の観点から3角形ないし4角形の断面の直線駆動装置が望ましい。
図3は図2に示される直線駆動装置に、スライド2を反転させる力を増加させるための反転用磁石である永久磁石8を付加している。スライド2側とカウンタスライド3側にそれぞれ反転用磁石である永久磁石8を配置する。それぞれの永久磁石8は、接近すると反発力が発生する向きに磁極が配置されている。永久磁石8は、スライド2を反転させる反力を生じさせる磁石であり、スライド2(軸受部3a,3b)に配設した永久磁石8とカウンタスライド3に配設した永久磁石8との距離が短くなると反発力が発生し、スライド2は、急激に減速され、かつ、反転方向への力を受けてスライド2は反転方向に加速される。図3に示される矢印は、永久磁石8の磁極の向きを示している。
図4は、第1チャンバーと第2チャンバーとを備えた本発明の直線駆動装置の実施形態を説明する図である。図4は、図1〜図3に示されるガイド1の長手方向の両端に第1の蓋11と第2の蓋12を取り付け、第1チャンバー13と第2チャンバー14とを形成することを示している。第1チャンバー13は可動部であるカウンタスライド3の軸受部3bとガイド1の内側面と第1の蓋11とで形成され、第2チャンバー14は可動部であるカウンタスライド3の軸受部3aとガイド1の内面と第2の蓋12とで形成される。なお、スライド2を反転させる力を増加させるための反転用磁石である永久磁石8を付加しているが、反転する力を増加する必要がなければ反転用磁石である永久磁石8を用いなくてもよい。
第1チャンバー13と第2チャンバー14とは図4に示されているように独立した空間である。第1チャンバー13にはガイド1と軸受部3bで形成される軸受面7からの排気が流入する。第2チャンバー14にはガイド1と軸受部3aで形成される軸受面7からの排気が流入する。第1チャンバー13と第2チャンバー14へ軸受面7から流入する排気は、カウンタスライド3が第1チャンバー13側に移動したときは第1チャンバー13へ流入する量がより多くなり、カウンタスライド3が第2チャンバー14側へ移動したときは第2チャンバー14へ流入する量がより多くなる。カウンタスライド3の移動に応じて第1チャンバー13と第2チャンバー14とに流入する軸受面7からの流体の量を調整可能とする構造については後述する。
図5は、第1チャンバーと第2チャンバーのそれぞれにエアタンクを取り付けた本発明の直線駆動装置の実施形態を説明する図である。第1エアタンク15は第1チャンバー13と第1連通管17により連通しており、第2エアタンク16は第2チャンバー14と第2連通管18により連通している。第1エアタンク15と第2エアタンク16とはそれぞれ独立したタンクである。第1エアタンク15には第1圧力調整装置19、第2エアタンク16には第2圧力調整装置20が接続されており、エアタンク内の圧力を調整できるようになっている。第1と第2エアタンク15,16と第1と第2チャンバー13,14とは第1と第2連通管17,18によって連通していることから、第1チャンバー13内の圧力と第2チャンバー14内の圧力とをそれぞれ圧力調整装置19,20によって調整することができる。第1と第2圧力調整装置19,20としては例えば、減圧弁、スピードコントローラなどを使用することができる。また、圧力調整装置19,20に替えて流量調整装置を用いてもよい。
カウンタスライド3の軸受部3a,3bの軸受面7からの排気の一部は、第1チャンバー13と第2チャンバー14内に流入する。第1チャンバー13に流入した排気は第1連通管17を経て第1エアタンク15に入り、第1オリフィス21から排出される。第2チャンバー14に流入した排気は第2連通管18を経て第2エアタンク16に入り第2オリフィス22から排出される。
図5中では、第1と第2エアタンク15,16から第1と第2圧力調整装置19,20を介して空気などの流体が流出することが示されているが、外部の圧力源(図示せず)から圧力調整装置19,20を介して空気などの流体をエアタンク15,16に流入させることで、エアタンク15,16内の圧力を調整することもできる。
例えば、本直線駆動装置が水平に対して右下がりに取り付けられている場合には、重量の影響でカウンタスライド3の平衡位置は本来の位置より右にずれてバランスする。この場合、例えば第1チャンバー13内の圧力が第2チャンバー14内の圧力よりも高くなるように、圧力調整装置19,20を調整することで、カウンタスライド3に左向きの力を加え、水平の平衡位置に調整することができる。
さらに、例えば第1チャンバー13を下、第2チャンバー14を上にして(つまり、本直線駆動装置の駆動軸を鉛直方向に向けて)配置した場合、カウンタスライド3の重量を支えられるように第1チャンバー13内の圧力を上昇させれば、本直線駆動装置を垂直にしたままでも駆動することも可能である。
第1と第2エアタンク15,16が第1と第2チャンバー13,14に接続されていない状態において、カウンタスライド3が十分に速く右側に移動して第1チャンバー13の容積が半分になったとすると、第1チャンバー13内の圧力が高くなる。その圧力変動は、第1チャンバー13を形成する第1の蓋11を右方向に押す力として作用する。同時に第2チャンバー14は1.5倍の容積になり圧力が下がるので、第2チャンバー14を形成する第2の蓋12を右方向に引っ張る力として作用する。このため、カウンタスライド3の駆動力がガイドに伝わってしまうため、直線駆動装置の無反動の性質が損なわれてしまう。
カウンタスライド3の移動に伴う第1と第2チャンバー13,14の容積変化が同じであれば、第1と第2チャンバー13,14の容積が大きければ大きいほど圧力変動は低減できる。しかし、第1と第2チャンバー13,14の容積を大きくすると、つまり、第1と第2チャンバー13,14を駆動方向に延長することになり、直線駆動装置の全長が長くなってしまう。このため、図5に示すように、第1と第2エアタンク15,16を第1と第2チャンバー13,14に接続するほうが直線駆動装置を小型化できる。そして、第1と第2チャンバー13,14に接続された第1と第2エアタンク15,16の容積が大きければ大きいほど圧力変動は低減でき、第1と第2エアタンク15,16の容積を第1と第2チャンバー13,14の数〜数百倍の容積とすることで、前述の圧力変動を数〜数百分の1に低減でき、圧力変動を無視することができる。なお、第1と第2チャンバー13,14と第1と第2エアタンク15,16を連通する第1と第2連通管17,18は抵抗とならないように十分太い内径のものを用いることが望ましい。
第1と第2エアタンク15,16に設けた第1と第2オリフィス21,22は排気の抵抗して作用する。流体軸受の排気は第1と第2チャンバー13,14に流入せず、第1と第2チャンバー13,14および第1と第2エアタンク15,16は、第1と第2オリフィス21,22以外密閉されていると仮定する。
カウンタスライド3に外部から力を加えて右に移動させると、第1チャンバー13内の圧力が高まり、カウンタスライド3を左に押し戻す力が発生する。外部から力を加えるのをやめるとカウンタスライド3は元の位置に戻ろうとするが、第1オリフィス21から空気が逃げているため、逃げた流体の分、元々の第1チャンバー13内にあった流体の量が減っているので、元の位置に戻りきらない。同時に、第2チャンバー14でもその逆の現象が起きる。この元に戻らない分が駆動の抵抗(減衰)として働く要素である。
本構造のように、第1と第2チャンバー13,14内に流体軸受の排気が流入し、第1と第2オリフィス21,22から常時流体が外部に放出されている状態でも、カウンタスライド3が移動すれば同様の抵抗が働く。駆動抵抗は、駆動の安定化を図る上で重要な要素である。例えば十分な駆動抵抗がない状態でスライド2に推力を与えると、特に、駆動抵抗の少ない流体軸受では僅かな推力でスライド2を高速に駆動(往復運動)させることができる。この一方で、切削抵抗などの外力(抵抗)によりスライド2の速度が著しく低下し、駆動速度の変化が大きい。逆に、十分な駆動抵抗があればその分与える推力を大きくする必要があるが、外力が加わった際の速度変化を小さくでき、駆動速度を安定化できる利点がある。
一般的に抵抗要素があれば、抵抗として失われるエネルギーが熱に変換され、装置の温度上昇を招く。例えば、図12の従来の直線駆動装置では、ガイド1やカウンタスライド3が良好な導電体である場合、駆動時にガイド1とカウンタスライド3の相対位置が変化することで、反転用磁石の近辺では渦電流が発生し、渦電流損が駆動抵抗となる。渦電流損は熱に変換されるので、図12に示す従来の直線駆動装置では単純に装置の温度を上昇させることになる。直線駆動装置を構成する構成部材の温度の上昇は、例えばガイド1の真直精度を悪化させ、スライド2に工具を取り付けている場合は工具の位置を変化させることになることから、装置の温度上昇は最小なほうが望ましい。
一方、本発明の直線駆動装置の実施形態においては、流体が抵抗要素であり、流体は常時流出していることから、装置の温度上昇を低減できる効果を奏する。
また、本発明の直線駆動装置の実施形態では、第1と第2チャンバー13,14の圧力は、カウンタスライド3の端面に均一に力を加えるので、カウンタスライド3が軸対称であれば、必ず重心に力が加わる。したがって、カウンタスライド3に不要なモーメントを加える必要がない。
図6は、ガイドの端面ほど空気軸受の隙間が広くなる構造である隙間調整軸受部を備えた本発明の直線駆動装置の実施形態を説明する図である。ガイド1の内側の軸受面7が、ガイド1の端面に向かうほど広がる構造(隙間調整軸受部100)となっている。カウンタスライド3に外力が加わっていなければ、第1チャンバー13と第2チャンバー14の圧力が等しくなる平衡位置でカウンタスライド3は静止している。流体軸受からの排気量は、単純には軸受隙間に比例するとみなせる。図6において、カウンタスライド3が右に移動した場合、第1チャンバー13に近い側のカウンタスライド3(軸受部3b)の流体軸受は軸受隙間が広がる。このため、流体軸受の軸受面7から第1チャンバー13に流入する排気量が増大する。一方、第2チャンバー14側では、軸受隙間が狭まることから第2チャンバー14に流入する軸受面7から流入する排気量は減少する。この結果、第1チャンバー13内の圧力が第2チャンバー14の圧力よりも高くなり、カウンタスライド3を左に押し戻す力が働く。これにより、外力などでカウンタスライド3の平衡位置がずれると、自動的に元の平衡位置に戻ろうとする力がカウンタスライド3に働く。軸受隙間の変化が直線的であればこの力も直線的に変化することから、カウンタスライド3の平衡位置からのずれ量に比例した平衡位置に戻そうとする力を発生することができ、理想に近い構造である。
図7は、ガイドの長孔端部102がカウンタスライド3の軸受面7にかかる構造を備えた本発明の直線駆動装置の実施形態を説明する図である。ガイド1に設けた長孔4の直線駆動装置の軸方向の両端面が、カウンタスライド3の軸受面7にかかる構造である。長孔4から流出する流体軸受の排気量はカウンタスライド3の位置によって異なることから、第1と第2チャンバー13,14内に流れ込む排気量もカウンタスライド3の位置によって変わる。換言すれば図6に示した排気量を変化させるのと同様に、カウンタスライド3を平衡位置に戻す効果がある。
図8は、ガイド面の窪み部を設けた本発明の直線駆動装置の実施形態を説明する図である。図7の実施形態では、原理的に第1と第2チャンバー13,14に流れ込む排気流量の変化が小さい。そこで本実施形態では、ガイド1に設けられた長孔4と同じ幅でガイド1の内側面にガイド1の端面に向かうガイド面の窪み部104が設けられている。
カウンタスライド3の軸受面7からの排気の一部はガイド面の窪み部104を介して第1と第2チャンバー13,14に流れ込む。ガイド面の窪み部104があることで、長孔4から排気される排気とガイド面の窪み部104に流入する排気が明確に分かれ、カウンタスライド3の位置による排気量の変化が図7に示す実施形態に比べて大きくなる。従って、ガイド面の窪み部104は、カウンタスライド3を平衡位置に戻す力をより大きくする効果を奏する。
図9は、スライド2に取り付けられた工具を説明する図である。スライド2に板バネ30とピエゾ素子34が取り付けられており、板バネ30に工具32が取り付けられている。ピエゾ素子34に電圧を印加すると、ピエゾ素子34が伸張し、工具32が切り込み方向に変位する。スライド2の往路では工具32を切り込み、復路では、ピエゾ素子34への電圧の印加を停止し工具32を逃がすことで、引き切り加工を行う。
図10は、図9で説明した工具を取り付けた本発明の直線駆動装置の一実施形態の外観斜視図である。なお、蓋11,12をのみを記載し、エアタンク15,16等の構成は記載を省略している。工具32は、ガイド1の少なくとも1側面に形成された長孔4を貫通してガイド1の外部に突出している。工具32は、矢印36方向に往復運動し、往路では、図9で説明したようにピエゾ素子34に電圧を印加し矢印38方向にピエゾ素子34を伸張させることにより工具32を切り込み方向に変位させ、ワークの切り込み加工を行う。復路ではピエゾ素子34への電圧印加を停止しピエゾ素子34を収縮させ、工具32を逃がす。
以上のように、スライド2に設けたコイル5に流す電流の向きを変えることによって、スライド2を往復運動させて、かつ、このスライド2の往復運動の際、ピエゾ素子34を駆動制御する制御手段により、例えば、スライド2の往動時にはピエゾ素子34に所定の電圧を印加して伸張させ、工具32に所定量の切り込み量を与えて被加工物に対して引き切り切削加工を行う。復動時にはピエゾ素子34を縮小させ工具32が被加工物に干渉しない位置まで退避させて復帰させる。その後、図示省略した手段によって、被加工物を相対的にスライド2の往復動作方向と直交する方向に移動させて、前述したように引き切り切削加工を行う。なお、工具32の切り込み量はピエゾ素子34に印加する電圧の大きさによって制御できる。
図11は、図9で説明した工具を取り付けた本発明の直線駆動装置の一実施形態の断面図である。工具32に切り込みと逃げの動作を行わせるピエゾ素子34への電力の供給は、工具32の加工動作の障害にならないスライド2の適宜な箇所に給電線の受入端(図示せず)を設ける。この受入端は、ガイド1に設けられている長孔4に面する箇所が望ましい。または、工具32が貫通する長孔4とは別に、ガイド1の長孔4と対向する側面に長孔23を設け、該長孔23を介して給電線をスライド2に設けられた給電線の受入端に接続するようにしてもよい。また、コイル5の電源ラインも工具32への給電と同様に構成することができる。さらに、流体軸受(空気軸受)である場合には、エア(空気、窒素ガスなど)を供給する配管を給電線と同様に長孔4を介してスライド2に接続する。
1 ガイド
2 スライド
3 カウンタスライド
3a,3b 軸受部
3c 連結部
4 長孔
5 コイル
6a,6b 駆動用永久磁石
6c 鉄心
7 軸受面
8 永久磁石
9a,9b 磁石
10a,10b 磁石
11 第1の蓋
12 第2の蓋
13 第1チャンバー
14 第2チャンバー
15 第1エアタンク
16 第2エアタンク
17 第1連通管
18 第2連通管
19 第1圧力調整装置
20 第2圧力調整装置
21 第1オリフィス
22 第2オリフィス
100 隙間調整軸受部
102 長孔端部
104 ガイド面の窪み部

Claims (7)

  1. ガイドとカウンタスライドを備えた直線駆動装置において、
    前記カウンタスライドは互いに連結された2つの軸受部を有し、前記2つの軸受部の間のストロークでスライドが駆動され、前記カウンタスライドと前記スライドとの間で駆動力を発生させる手段を有し、
    前記ガイドは長手方向の両端に蓋を備えた直方体の中空箱型構造を有し、
    該中空箱型構造の内側に前記カウンタスライドが搭載され、
    前記中空箱型構造の内側の面を前記カウンタスライドと前記ガイドの空気軸受の軸受面とし、
    前記ガイドの内面と前記蓋と前記カウンタスライドとで囲まれた空間は、該ガイドの長手方向両側部に第1チャンバーと第2チャンバーとを形成し、
    前記カウンタスライドが前記第1チャンバー側に移動したときには前記空気軸受の排気が前記第1チャンバー側へ流入する量が多くなり、前記カウンタスライドが前記第2チャンバー側に移動したときには前記空気軸受の排気が前記第2チャンバー側へ流入する量が多くなる構造を備えたことを特徴とする直線駆動装置。
  2. 前記第1チャンバーおよび第2チャンバーはそれぞれ第1流体容器と第2流体容器に接続されていることを特徴とする請求項1記載の直線駆動装置。
  3. 前記第1チャンバーおよび第2チャンバー内の圧力をそれぞれ調整するための圧力調整手段または流体流量調節手段を前記第1流体容器と前記第2流体容器に接続したことを特徴とする請求項1または2のいずれか1つに記載の直線駆動装置。
  4. 前記第1流体容器には第1オリフィスが設けられ、前記第2流体容器には第2オリフィスが設けられ、前記第1チャンバーおよび第2チャンバー内の流体がそれぞれのオリフィスを通って外部に排出されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の直線駆動装置。
  5. 前記ガイドの端面に近いほど前記カウンタスライドとの軸受隙間が広がる構造であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の直線駆動装置。
  6. 前記ガイドは、駆動方向と平行にガイド内面からガイド外面に貫通する長孔が設けられ、該長孔は前記カウンタスライドの前記2つの軸受部の両方にかかることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の直線駆動装置。
  7. 直線駆動装置のガイドにおいて、
    前記ガイドは長手方向の両端に蓋を備えた直方体の中空箱型構造を有し、
    該中空箱型構造の内側にカウンタスライドが搭載され、
    前記カウンタスライドは互いに連結された2つの軸受部を有し、前記2つの軸受部の間のストロークでスライドが駆動され、前記カウンタスライドと前記スライドとの間で駆動力を発生させる手段を有し、
    前記中空箱型構造の内側の面を前記カウンタスライドと前記ガイドの空気軸受の軸受面とし、
    前記ガイドの内面と前記蓋と前記カウンタスライドとで囲まれた空間は該ガイドの長手方向両側部に第1チャンバーと第2チャンバーとを形成し、
    前記カウンタスライドが前記第1チャンバー側に移動したときには前記空気軸受の排気が前記第1チャンバー側へ流入する量が多くなり、前記カウンタスライドが前記第2チャンバー側に移動したときには前記空気軸受の排気が前記第2チャンバー側へ流入する量が多くなる構造を備えたことを特徴とする直線駆動装置のガイド構造。
JP2009058121A 2009-03-11 2009-03-11 2つのチャンバーを備えた直線駆動装置とそのガイド構造 Active JP4612096B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009058121A JP4612096B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 2つのチャンバーを備えた直線駆動装置とそのガイド構造
TW99106743A TWI433747B (zh) 2009-03-11 2010-03-09 具有二腔室之直線驅動裝置及其導引構造
KR1020100021334A KR101017549B1 (ko) 2009-03-11 2010-03-10 2 개의 챔버를 구비한 직선 구동 장치와 그 가이드 구조
CN2010101324476A CN101829924B (zh) 2009-03-11 2010-03-10 具有两个腔室的直线驱动装置及其引导结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009058121A JP4612096B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 2つのチャンバーを備えた直線駆動装置とそのガイド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010207983A JP2010207983A (ja) 2010-09-24
JP4612096B2 true JP4612096B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=42714219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009058121A Active JP4612096B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 2つのチャンバーを備えた直線駆動装置とそのガイド構造

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4612096B2 (ja)
KR (1) KR101017549B1 (ja)
CN (1) CN101829924B (ja)
TW (1) TWI433747B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105711089B (zh) 2014-12-04 2018-10-02 三纬国际立体列印科技股份有限公司 导杆组件与立体打印装置
JP6246411B1 (ja) * 2017-07-21 2017-12-13 Dmg森精機株式会社 クーラント供給装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4517482Y1 (ja) * 1969-01-09 1970-07-17
JPH10252801A (ja) * 1997-01-07 1998-09-22 Showa:Kk ガススプリング
JP2007130712A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Fanuc Ltd 加工装置
JP2009233837A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fanuc Ltd シャトルのガイドの位置を保持する機構を備えた加工装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE443605B (sv) * 1981-05-14 1986-03-03 Craelius Ab Anordning for matning av en bergborrmaskin
JPS63253856A (ja) * 1987-04-07 1988-10-20 Mitsuba Electric Mfg Co Ltd リニアスライダ装置
JPH06254715A (ja) * 1993-03-04 1994-09-13 Ryobi Ltd 往復運動工具の振動低減装置
US5998889A (en) * 1996-12-10 1999-12-07 Nikon Corporation Electro-magnetic motor cooling system
DE19810996A1 (de) * 1998-03-13 1999-09-16 Krauss Maffei Ag Impulsentkoppelter Direktantrieb
KR100554687B1 (ko) 2003-07-15 2006-02-24 사단법인 엔.씨 공작기계 연구조합 정밀이송을 위한 2축 제어방법
JP2006025476A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Fanuc Ltd 直線駆動装置
JP4899763B2 (ja) * 2006-09-29 2012-03-21 富士電機リテイルシステムズ株式会社 端末管理装置、プログラム、及び通信方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4517482Y1 (ja) * 1969-01-09 1970-07-17
JPH10252801A (ja) * 1997-01-07 1998-09-22 Showa:Kk ガススプリング
JP2007130712A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Fanuc Ltd 加工装置
JP2009233837A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fanuc Ltd シャトルのガイドの位置を保持する機構を備えた加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010207983A (ja) 2010-09-24
TW201039972A (en) 2010-11-16
KR101017549B1 (ko) 2011-02-28
KR20100102558A (ko) 2010-09-24
TWI433747B (zh) 2014-04-11
CN101829924A (zh) 2010-09-15
CN101829924B (zh) 2012-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4586088B2 (ja) 往復直線駆動装置
JP4347396B2 (ja) シャトルのガイドの位置を保持する機構を備えた加工装置
JP4072551B2 (ja) 加工装置
KR101651340B1 (ko) 리니어 모터를 구비한 직선 구동 장치 및 공작 기계
Slocum et al. Linear motion carriage with aerostatic bearings preloaded by inclined iron core linear electric motor
JP4382133B2 (ja) シャトルを備えた加工機
JP4612096B2 (ja) 2つのチャンバーを備えた直線駆動装置とそのガイド構造
JP5783643B2 (ja) 放電加工装置
JP2019049362A (ja) 流路切替弁、及びその製造方法
JP2002283174A (ja) 直線駆動装置
JP4256247B2 (ja) カウンタバランス装置を有する機械構造体の送り機構
Li et al. Trajectory control of pneumatic servo table with air bearing
JP6492229B1 (ja) フィードバックばねを用いた気体圧サーボ弁
Tsumura et al. Magnetically preloaded aerostatic guideway for high speed nanometer positioning
CN111146920A (zh) 一种音圈电机
JP2002210617A (ja) 放電加工の送り装置
MURRENHOFF et al. MITITGATION OF MACHINE VIBRATION BY MEANS OF AN ACTIVE SPINDLE BEARING UNIT
Ro et al. A Miniature Linear Slide With Air Bearings and Its Implementation in a Mesoscale Precision Turning Machine

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101014

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4612096

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150