JPS63253856A

JPS63253856A - リニアスライダ装置

Info

Publication number: JPS63253856A
Application number: JP8504587A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Sekine; 関根　忠
Original assignee: Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Mitsuba Corp
Priority date: 1987-04-07
Filing date: 1987-04-07
Publication date: 1988-10-20
Also published as: JPH0427795B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、磁気結合構造に関する。

〈従来の技術〉モータの回転運動を直線運動に変換するようにしたりニ
アモータが知られているが、例えば特開昭６０−９８４
８９号明細書には、リニアモータ手段を用いて、車輌の
カーテンを自動開閉するようにした自走スライダ装置が
開示されている。

しかしながら、この自走スライダ装置を屋外或いは浴室
等に於て使用する場合には、カーテン等を支持するべく
リニアモータ手段のスライダに一体的に設けられたフッ
ク部が、例えばリニアモータ手段のレールに設けられた
スリット状の開口部を通過して外部に臨んでいるため、
その開口部からレール内のりニアモータ手段に水が入り
込み、配線板等に水滴が付着してショート状態を生じる
虞れがある。そこで、フック部を設けたスライダを、リ
ニアモータ手段のコイルを有する可動部と別体にすると
共に、可動部とスライダとを隔壁を介して互いに磁気結
合することが考えられ、このようにした自走スライダ装
置をリニアモータ手段を隔壁と共にケーシングにより完
全密閉し、かつスライダを駆動し得ることとなる。従っ
て、このような自走スライダ装置にあっては、水のある
環境下であっても使用することが可能となる。

ところで、可動部及びスライダの１習勅方向長さかそれ
ぞれ略同−に形成されており、レールの端部に向けてス
ライダを駆動した場合には、両者が略同時にレール端部
に衝当することとなる。そこで、レール端部にはその衝
撃力を吸収するためにゴム材等からなるス１〜ツバを設
けているが、衝突する際の衝撃力によるはね返りにより
、両者の磁気結合が゛破断される虞れがある。

〈発明が解決しようとする問題点〉このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、磁気結合された一対の部材を駆動端に向けて駆動し
て、各部材かその端部に衝当する際に、その衝撃力によ
り両部材の磁気結合が破断されることを防止し得る磁気
結合構造を提供することにある。

〈問題点を解決するための手段〉このような目的は、本発明によれば、駆動手段により隔
壁に沿って駆動される駆動部材と、前記隔壁を介して前
記駆動部材と同方向に運動可能に支持された従動部材と
を互いに磁気的に結合するための構造であって、前記従
動部材が前記駆動部材の前記運動方向に沿う中央部分に
磁気的に保持され、かつ前記従動部材の前記運動方向長
さが前記駆動部材の前記運動方向長さより短く形成され
ていることを特徴とする磁気結合＠造を提供することに
より達成される。

〈作用〉このようにずれば、磁気結合された一対の部材の駆動部
材を駆動端に向けて駆動して衝当した場合に、駆動部材
が端部に衝当すると、従動部材が駆動部材との運動方向
長さの差の分だけ端部に向けて運動すると共に、駆動部
材の中央部分に保持しようとする磁気結合力により制動
力を受けるため、従動部材の衝撃力を緩和することがで
きる。

〈実施例〉以下に添付の図面を参照して本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。

第１図は本発明に基づく自走スライダ装置の断面図であ
り、第２図は、第１図の■−■線について児た側面図で
ある。第１図及び第２図に良く示されるように、角パイ
プ状をなすケーシング１が例えばアルミ材を押出し加工
して形成されている。

ケーシング］内の対向する両側面２．３には、リニアモ
ータ手段の固定子としての一対のブロック状のマグネッ
ト４．５が空隙をもって互いに対向するように固着され
ており、更に両マグネッ１〜４．５をそれぞれ覆うよう
に凹設された固定部材としての一対のレール部材６．７
が両マグネット４．５に密接して沿うように固設さ゛れ
ている。尚、この一対のマグネット４．５は、ケーシン
グ１の長手方向に沿ってピッチ幅Ｐをもって、両者の間
に生じる磁束の向きを交互するようにそれぞれ配設され
ている。

駆動部材としてのりニアモータ手段の可動部材８は、両
レール部材６．７の軸線方向に沿って摺動自在に、両レ
ール部材６．７に対して空隙をもって、それぞれを覆う
ようにＩ聖断面形状に形成されている。可動部材８の第
１図に於ける上部及び下部の部分９．１０が、それぞれ
両側面２．３に向けて張出しているが、その上部の部分
９の中央部にはメタル軸受１１が固設されており、左右
一体のローラ１２の軸１３がメタル軸受１１により回動
自在に軸支されている。このローラ１２は、第２図に示
されるように、可動部材８の摺動方向両端部にそれぞれ
設けられている。従って、可動部材８が、各ローラ１２
を介して両レール部材６．７の上面６ａ、７ａに１習動
自在に支持されている。

尚、ローラ１２は磁性体からなり、マグネット４．５に
向けて吸引されているため、可動部材８が摺動する際の
浮き上がりを防止している。

可動部材８の上下の部分９．１０の間の壁部１４には、
例えばデルタ結線された３極の円筒形状のコイル１５〜
１７が、それぞれの軸線が・両マグネット４．５の磁極
の面４ａ、５ａに直交するように、かつ摺動方向に沿っ
てピッチ２Ｐ／３をもって等間隔に連設されている。更
に、各コイル１５〜１７と電気的に接続された摺動接点
１８〜２０が、可動部材８の上面に固設されていると共
に、ケーシング１の天井部２１に摺動方向に沿って固設
された配線板２２の一対の導電パターン部材２３．２４
と摺接するように、配線板２２に向【プてばね付勢され
ている。可動部材８の下部の部分１０の下面には、下方
に向けて開放された略Ｕ字形断面形状をなす磁気シール
ド用鉄板２５が固着されており、その内部には磁気結合
用の一方のマグネッ１〜２６が開放端面に臨むように固
着されている。

ケーシング１の底壁２７の下部には補助ケーシング２８
が一体的に固設されている。この補助ケーシング２８と
底壁２７とにより郭成された空室内には、従動部材して
のスライダ３２が磁気シールド用鉄板３１により形成さ
れ、かつ補助ケーシング２８の軸線方向に摺動自在に受
容されている。

この鉄板３１も前記と同様に略Ｕ字型断面形状に形成さ
れていると共にスライダ３２としての運動方向である摺
動方向長さが可動部材８の同方向長さよりも短く形成さ
れており、その内部には磁気結合用の他方のマグネット
２９が開放端面に臨み、かつ前記したマグネット２６と
対向するように固着されている。このようにして可動部
材８とスライダ３２とが、それぞれのマグネット２６及
びマグネッ１へ２９同士の磁気吸引力により、隔壁とし
ての底壁２７を介して互いに磁気結合されている。

このスライダ３２にあっては、鉄板３１の側部に非磁性
体からなる左右一対のローラ３３が回動自在に設りられ
ており、底壁２７の下面にケーシング１の軸線方向に沿
って凹設されたスライダ３２のレールとしてのレール溝
３４に転勤自在に支持されている。従って、磁気結合の
吸引力によるスライダ３２の連動抵抗が低減される。尚
、この一対のローラ３３も、第２図に示されるように、
摺動方向両端部にそれぞれ設けられている。

更に、磁気シールド用鉄板３１の下面にはフック部３５
が一体的に固着されており、このフック部３５の遊端部
が、補助ケーシング２Ｂの底壁の中央部に、摺動方向に
沿ってスリット状に開設された開口部３６を通過して、
補助ケーシング２Ｂの下方に突出している。このフック
部３５には、図示されない例えばカーテン等の搬送量が
支持されることとなる。

また、前記した一対の導電パターン部材２３．２４は、
第３図に示されるように、それぞれくし状のパターンに
形成され、かつ対向して入組むスライド方向長さ２Ｐ／
３の給電部分２３ａ、２４ａを、可動部材８の摺動方向
に沿って互いに距離Ｐ／３の絶縁部分３７を介して、そ
れぞれ配設されている。尚、各１覆勤接点１８〜２０が
摺動方向に沿ってピッチ２Ｐ／３をもって等間隔に連設
されており、可動部材８の摺動に伴って、各摺動接点１
８〜２０が両給電部分２３ａ、２４ａに交互に摺接する
こととなる。

更に、前記したケーシング１の両開放端面１ａ、１ｂに
は、第２図に示されるように、シール部材３８．３９が
それぞれ固着されており、ケーシング１の内部が密閉さ
れた状態になっている。従って、水がケーシング１の内
部に入り込み、配線板２２等に水滴が付着することを防
止できる。

次に、このようにして構成された自走スライド装置の作
動要領を第４ａ図〜第４ｆ図を参照して以下に示す。第
４ａ図〜第４ｆ図は、可動部材８の摺動に伴うピッチ幅
Ｐ／３ごとの各摺動接点１８〜２０に対する正負の電圧
の印加状態、及び各コイル１５〜１７の励磁状態、及び
マグネット４の配置状態を示す模式図である。尚、マグ
ネッＩ〜４．５は互いに対をなしているため、一方のマ
グーネッ１へ４のみを示す。

例えば第３図に示す矢印の向きに可動部材８が摺動する
と、各摺動接点１８〜２０には、正負の電圧がピッチ幅
Ｐ／３ごとに、前記した一対の導電パターン部材２３．
２４のパターンに応じて、順次印加されることとなる。

従って、各コイル１５〜１７が第４ａ図に示すように励
磁されていると、マグネッ１〜４との間に生じる吸引及
び反発力により、図に示す矢印の向きに可動部材８が摺
動する。そして、第４ｂ図に示す位置になると、各コイ
ル１５〜１７が図に示す状態に励磁されるため、前記と
同様に矢印の向きに可動部材８が摺動することとなる。

このようにして、第４ａ図〜第４ｆ図に示されるように
、ピッチ幅Ｐ／３ごとに各コイル１５〜１７が図に示す
状態に励！ｌされるため、可動部材８が第４ａ図〜第４
ｆ図の順に矢印の向きに摺動することとなる。尚、第３
図に示す一対の導電パターン部材２３．２４に印加され
る正負の電圧を逆にすることにより、可動部材８が前記
と反対方向に向けて摺動することとなる。

このようにして可動部材８がケーシング１内を摺動し得
るが、前記したように両マグネット２６及び２９が互い
に磁気結合されているため、スライダ３２も可動部材８
に伴って摺動することとなる。

このようにして構成された自走スライダ装置の駆動端部
にあっては、第５図に模式的に示されているように、可
動部材８が一方の駆動端であるシール部材３９に向けて
衝当すると、スライダ３２が憤性力により、図の２点鎖
線により示す位置に向けて実線の矢印の向きに運動する
こととなる。

しかしながら、両マグネット２６．２９同士が磁気的に
吸引されているため、スライダ３２には可動部材８の運
動方向に沿う中央部分に保持しようとする磁気結合力が
作用しており、その磁気結合力により所謂制動力が破線
の矢印の向きに作用して、スライダ３２の慣性運動によ
る衝突力が緩和される。従って、可動部材８とスライダ
３２どの磁気結合力が破断されることを防止できると共
に、駆動端部に於けるスライダ３２の停止動作を円滑化
し得ることができる。

第６図は、本発明に基づく第２の実施例を示ず第５図に
対応した図である。この第２の実施例にあっては、可動
部材８には運動方向に沿って一対のマグネット４１ａ、
４１ｂが異なる磁極を並列に固着されていると共に、ス
ライダ３２を可動部材８の運動方向に沿う中央部分に磁
気的に保持すべく、スライダ３２には一対のマグネット
４２ａ、４２ｂが、一対のマグネット４１ａ、４１ｂと
異極同士を対向するように固着されている。従って、こ
の第２の実施例にあっても、駆動端に前記した実施例と
同様の効果が１ワられることとなる。

また、第７図は、本発明に基づく第３の実施例を示す第
５図に対応した図である。この第３の実施例にあっては
、可動部材８には運動方向に沿って３個（７）？クネッ
ト４３ａ、４３ｂ、４３ｃが互いに所定の間隔をおいて
連設されている。スライダ３２には、運動方向に沿って
２個のマグネット４４ａ、４４ｂが互いに所定の間隔を
おいて固設されている。更に、スライダ３２を可動部材
８の運動方向に沿う中央部分に磁気的に保持すべく、可
動部材８の各マグネット４３ａ、４３ｂ、４３Ｃのそれ
ぞれの間には磁性体部材４５が固設されて、スライダ３
２のマグネット４４ａ、４４ｂとの間に生じる吸引力に
より、スライダ３２と可動部材８とが吸引されていると
共に、マグネット４３ａ、４３ｂ、４３ｃとマグネット
４４ａ、４４ｂとが互いに同極同士を対向するように、
かつ千鳥配列状に配設されている。従って、この第３の
実施例にあっても、駆動端に於て前記した実施例と同様
の効果が得られることとなる。

〈発明の効果〉このように本発明によれば、極めて簡単な構造により、
磁気結合された両部材を駆動端に向けて駆動した際に駆
動部材が衝当しても、従動部材が好適に磁気結合力によ
る制動力を受けるため、従動部材の衝撃力が緩和される
こととなる。従って、駆動端部に於て、衝撃力による磁
気結合の破断等が防止されるばかりでなく、従動部材の
停止動作を円滑化し得る等、その効果は極めて大である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に基づく自走スライダ装置の断面図で
ある。第２図は、第１図の■−■線について見た側面図である
。第３図は、本発明に基づく自走スライダ装置の配線板の
構造を示す模式図である。第４ａ図〜第４ｆ図は、本発明に基づく自走スライダ装
置の作動状態を示す説明図である。第５図は、本発明に基づく自走スライダ装置の駆動端部
に於ける作動を模式的に示す説明図である。第６図は、本発明に基づく第２の実施例を示す説明図で
ある。第７図は、本発明に基づく第３の実施例を示す説明図で
ある。１・・・ケーシング　　　１ａ、１ｂ・・・端面２．３
・・・側面　　　　４．５・・・マグネット４ａ、５ａ
・・・面　　　６．７・・・レール部材６ａ、７ａ・・
・上面　　８・・・可動部材９．１０・・・部分　　　
１１・・・メタル軸受１２・・・ローラ　　　　１３・
・・軸１４・・・壁　　　　　　１５〜１７・・・コイ
ル１８〜２０・・・摺動接点２１・・・天井部２２・・
・配線板２３．２４・・・導電パターン部材２３ａ、２４ａ・・・給電部分２５・・・鉄板　　　　　２６・・・マグネット２７・
・・底壁　　　　　２８・・・補助ケーシング２９・・
・マグネット　　３１・・・鉄板３２・・・スライダ　
　　３３・・・ローラ３４・・・レール溝　　　３５・
・・フック部３６・・・開口部　　　　３７・・・絶縁
部分３８．３９・・・シール部材４１ａ、４１ｂ・・・マグネット４２ａ、４２ｂ・・・マグネット４３ａ、ｚｌ１３ｂ、４３ｃｍｖグネッ１へ４４ａ、４
４ｂ・・・マグネッ１− ４５・・・磁性体部材特　許　出　願　人　株式会社三ツ菓電ｔａ製作所代　
　　理　　　人　弁理士　人　島　陽　−第１図り肛第２１２２１第３図

Claims

【特許請求の範囲】駆動手段により隔壁に沿って駆動される駆動部材と、前
記隔壁を介して前記駆動部材と同方向に運動可能に支持
された従動部材とを互いに磁気的に結合するための構造
であって、前記従動部材が前記駆動部材の前記運動方向に沿う中央
部分に磁気的に保持され、かつ前記従動部材の前記運動
方向長さが前記駆動部材の前記運動方向長さより短く形
成されていることを特徴とする磁気結合構造。