JP4611100B2 - 遊技機 - Google Patents
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以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した第一実施形態を図1〜図5に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板30が装着されている。主制御基板30は、パチンコ機10全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて遊技を制御するための各種の制御信号(制御コマンド)を演算処理し、該制御信号(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、統括制御基板31と、表示制御基板32と、ランプ制御基板33と、音声制御基板34とが装着されている。統括制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示制御基板32、ランプ制御基板33及び音声制御基板34を統括的に制御する。表示制御基板32は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示装置20(可変表示器H)の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)を制御する。ランプ制御基板33は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、装飾ランプ16の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)を制御する。また、音声制御基板34は、主制御基板30と統括制御基板31が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、スピーカ17の音声出力態様(音声出力のタイミングなど)を制御する。
図2に示すように主制御基板30には、メインCPU30aと、ROM30bと、RAM30cとが設けられている。メインCPU30aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新している。ROM30bには、パチンコ機10を制御するためのメイン制御プログラムや複数種類の変動パターンが記憶されている。RAM30cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
表示制御基板32は、図2に示すように、サブCPU32aを備えており、該サブCPU32aにはROM32b及びRAM32cが接続されている。ROM32bには、可変表示器Hの表示内容を制御するため表示制御プログラムなどが記憶されている。また、RAM32cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
統括CPU31aは、主制御基板30(メインCPU30a)から変動パターン指定コマンドを入力してから所定時間経過後、指定された変動パターンに基づき報知演出を実行させるか否かの判定を行う(ステップS11)。すなわち、統括CPU31aは、報知演出を実行させて操作有効期間を設定し、それに伴う大当り予告を実行可能とするか否かについて指定された変動パターンに基づき判定する。なお、本実施形態において、大当り演出用の変動パターンを入力したときには、高い確率で報知演出を実行させると判定し、はずれ演出用の変動パターンを入力したときには、低い確率で報知演出を実行させると判定するようになっている。このステップS11の判定結果が否定の場合(報知演出を実行させない場合)、統括CPU31aは、予告処理を終了する。一方、ステップS11の判定結果が肯定の場合(報知演出を実行させる場合)、統括CPU31aは、RAM31cから前回設定された操作有効期間中に演出スイッチ26が操作された回数(以下、前回の操作回数と示す)を読み出す(ステップS12)。
表示制御基板32のサブCPU32aは、表示制御プログラムに基づき、統括制御基板31(統括CPU31a)から入力した各種コマンドに応じた処理を実行する。具体的には、サブCPU32aは、報知開始コマンドを入力した場合、報知演出を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、文字画像Kを表示する。また、サブCPU32aは、予告開始コマンドを入力した場合、予告演出を実行させるように可変表示器Hの表示内容を制御する。これにより、可変表示器Hは、キャラクタCAを表示する。従って、本実施形態の表示装置20が大当り予告を実行する予告手段となる。また、表示装置20が報知演出を実行する報知手段となる。
(1)操作有効期間終了時に、演出スイッチ26が操作された回数が閾値以上でない場合には予告演出を実行させず、演出スイッチ26が操作された回数が所定の閾値以上である場合には予告演出を実行させた。このため、演出スイッチ26の操作回数により大当り予告の実行の有無、すなわち、遊技演出の演出内容に変化が生じるため、遊技者に演出スイッチ26を積極的に複数回操作させることができる。
次に、本発明を具体化した第二実施形態を説明する。なお、第一実施形態と同様の構成は、第一実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明及び図面は省略又は簡略する。
統括CPU31aは、主制御基板30から変動パターン指定コマンドを入力してから所定時間経過後、報知演出を実行させるか否かの判定を行う(ステップS51)。ステップS51の判定結果が否定の場合(報知演出を実行させない場合)、統括CPU31aは、予告処理を終了する。一方、ステップS51の判定結果が肯定の場合(報知演出を実行させる場合)、統括CPU31aは、RAM31cに記憶されている演出スイッチ26の操作回数(前回の操作回数)をクリアし(ステップS52)、報知開始コマンドを表示制御基板32に出力する(ステップS53)。そして、統括CPU31aは、操作有効期間が終了するまで図4に示す予告実行処理を行い(ステップS54)、予告処理を終了する。
(9)本実施形態では予告実行処理にて使用する閾値を固定したため、遊技者は、演出スイッチ26を何回操作すれば大当り予告が実行されるかを予め知ることができる。従って、遊技者に閾値に達することを目指して演出スイッチ26を複数回積極的に操作させることができる。また、閾値が固定されているため、余分に遊技者に演出スイッチ26を操作させることがなくなる。
○上記実施形態では、操作有効期間終了時に演出スイッチ26の操作回数が閾値以上となったか否か判定したが、操作有効期間中、演出スイッチ26が操作される毎に判定しても良い。そして、統括CPU31aは、演出スイッチ26の操作回数が閾値に達した場合、大当り予告を実行させるための予告開始コマンドを表示制御基板32に出力することとなる。このように、演出スイッチ26が操作される毎に閾値に達したか否か判定して肯定判定となった時点で大当り予告を実行させるので、遊技者は、演出スイッチ26の操作回数が閾値に達したことをすぐに認識することができ、無駄に演出スイッチ26を操作する必要がなくなる。また、閾値に達した瞬間大当り予告が行われるので閾値に達したという達成感をすぐに得られ、遊技の興趣が向上する。
○上記第一実施形態のステップS13では、基準値を10回としたが、ステップS14にて減算する値(第一実施形態では3)よりも大きいならば、基準値を任意に変更しても良い。例えば、8回としてもよい。
○上記実施形態では、大当り予告を実行させる際、可変表示器HにキャラクタCAを表示させていたが、図柄組み合わせゲームの演出内容(すなわち、変動パターン)に応じて表示させるキャラクタを変更しても良い。このようにすれば、大当り予告の演出内容により、図柄組み合わせゲームの展開(リーチ演出が行われるか否か等)を示唆することができる。従って、遊技者は大当り予告の演出内容に注目することとなり、遊技の興趣が向上する。
○上記実施形態の演出スイッチ26は、押し釦式のスイッチを採用したが、タッチセンサ式のスイッチを採用しても良い。
(イ)前記閾値決定手段は、前記図柄変動ゲームの演出内容を特定する変動パターンに応じて閾値を決定することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
Claims (3)
- 遊技者が操作可能な演出用操作手段と、複数種類の図柄を変動させて図柄変動ゲームを表示する表示装置を備え、前記図柄変動ゲームの表示結果が予め定めた大当り表示結果になったことを契機に大当り遊技が行われる遊技機において、
前記図柄変動ゲームにおける当否の可能性を示唆する予告演出を予告手段に実行させる予告制御手段と、
前記図柄変動ゲームにて設定される操作有効期間中に前記演出用操作手段の操作を促す報知演出を実行する報知手段と、
1回の図柄変動ゲームにおける前記操作有効期間中に前記演出用操作手段が操作された回数を計数する計数手段と、
閾値を決定する閾値決定手段と、
前記計数手段が計数した回数が前記閾値決定手段により決定された閾値以上か否かを判定する回数判定手段と、
前記回数判定手段の判定結果が肯定の場合には前記図柄変動ゲームにおける当否の可能性を示唆する予告演出を予告手段に実行させる一方、前記回数判定手段の判定結果が否定の場合には予告演出の実行を規制する予告制御手段とを備え、
前記閾値決定手段は、前回設定された操作有効期間における前記演出用操作手段の操作回数が前回設定された閾値に達した場合、新たな閾値として前回設定された閾値よりも大きい値を設定する一方、閾値に達しなかった場合、新たな閾値として前回設定された閾値よりも小さい値を設定することを特徴とする遊技機。 - 遊技者が操作可能な演出用操作手段と、複数種類の図柄を変動させて図柄変動ゲームを表示する表示装置を備え、前記図柄変動ゲームの表示結果が予め定めた大当り表示結果になったことを契機に大当り遊技が行われる遊技機において、
前記図柄変動ゲームにおける当否の可能性を示唆する予告演出を予告手段に実行させる予告制御手段と、
前記図柄変動ゲームにて設定される操作有効期間中に前記演出用操作手段の操作を促す報知演出を実行する報知手段と、
1回の図柄変動ゲームにおける前記操作有効期間中に前記演出用操作手段が操作された回数を計数する計数手段と、
複数回の操作有効期間にわたって、各操作有効期間毎の前記演出用操作手段の操作回数を記憶する記憶手段と、
閾値を決定する閾値決定手段と、
前記計数手段が計数した回数が前記閾値決定手段により決定された閾値に達したか否かを判定する回数判定手段と、
前記回数判定手段の判定結果が肯定の場合には前記図柄変動ゲームにおける当否の可能性を示唆する予告演出を予告手段に実行させる一方、前記回数判定手段の判定結果が否定の場合には予告演出の実行を規制する予告制御手段とを備え、
前記閾値決定手段は、前記記憶手段を参照して、複数回の操作有効期間における前記演出用操作手段の操作回数を読み出し、読み出した操作回数の平均値に基づき、新たな閾値を決定することを特徴とする遊技機。 - 遊技者が操作可能な演出用操作手段と、複数種類の図柄を変動させて図柄変動ゲームを表示する表示装置を備え、前記図柄変動ゲームの表示結果が予め定めた大当り表示結果になったことを契機に大当り遊技が行われる遊技機において、
前記図柄変動ゲームにて設定される操作有効期間中に前記演出用操作手段の操作を促す報知演出を実行する報知手段と、
1回の図柄変動ゲームにおける前記操作有効期間中に前記演出用操作手段が操作された回数を計数する計数手段と、
閾値を決定する閾値決定手段と、
前記計数手段が計数した回数が前記閾値決定手段により決定された閾値以上か否かを判定する回数判定手段と、
前記回数判定手段の判定結果が肯定の場合には前記図柄変動ゲームにおける当否の可能性を示唆する予告演出を予告手段に実行させる一方、前記回数判定手段の判定結果が否定の場合には予告演出の実行を規制する予告制御手段とを備え、
連続する複数の操作回数ごとにランクが決められていると共に、ランク毎に予め決められた閾値が対応付けられており、
前記閾値決定手段は、前回設定された操作有効期間における前記演出用操作手段の操作回数をランク分けし、ランクに応じた閾値を新たな閾値として決定することを特徴とする遊技機。
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