JP4610125B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、位相駆動リニアモータを用いた電子部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年プリント基板実装工程での省力化が強く求められている。この要請に応えるべく表面実装に関する技術開発が強力に推進されている。プリント基板の表面実装には、電子部品装着装置(通称チップマウンタ)が用いられる。この電子部品装着装置の小型化、高速化を図るために、ヘッド駆動装置には位相駆動リニアモータが採用されている。かかる従来の電子部品装着装置に採用される位相駆動リニアモータについて図を用いて説明する。
【0003】
図8は、従来の電子部品装着装置用リニアモータの構成図である。
図8より、従来の電子部品装着装置用リニアモータ101は、上サイドヨーク102と下サイドヨーク103から成るコの字型ヨーク104、移動体取り付け部108の両面に補強板105と共に固着されている中空移動コイル106、上記上サイドヨーク102と下サイドヨーク103の中空移動コイル側の面に並べて配置され界磁磁束を形成する永久磁石107とを備える。
【0004】
コの字型ヨーク104は、中空移動コイル106の移動(図上矢印Aの方向)をガイドする部分である。この上サイドヨーク102と下サイドヨーク103の中空移動コイル側の面には、中空移動コイル106の移動方向に整列して永久磁石107が配置されている。その極性は、上記矢印方向Aに見て、対応する位置にある上記上サイドヨーク102側の永久磁石107と下サイドヨーク103側の永久磁石107とが、それぞれに同じ方向に磁極が向けられている。
【0005】
更に、上記矢印方向Aに見て隣接する全ての永久磁石107は、それぞれ反対方向に磁極が向けられている。この永久磁石107によってリニアモータの界磁磁束が生成される。
中空移動コイル106は、駆動電流が印加された時に上記界磁磁束によって上記矢印方向Aに駆動されるリニアモータの移動子である。この中空移動コイル106の構成について図を用いて詳細に説明する。
【0006】
図9は、従来の電子部品装着装置用リニアモータの断面図である。
図9に示すように中空移動コイル106は、扁平型のコイルであって補強板105と共に移動体取り付け部108の両面に固着されている。この中空移動コイル106では、駆動電流によって励磁される磁束が、永久磁石107によって生成される界磁磁束の方向と一致している。次に中空移動コイル106の構造について詳細に説明する。
【0007】
図10は、中空移動コイルの説明図である。
図10に示すように中空移動コイル106は、補強板105を挟んで矢印方向Aにそれぞれ所定の間隔K1離れて配置される。この中空移動コイル106は、ウエット巻きで作成されている。ウエット巻きとは、巻き線を巻き込んで所定のコイルの形状を形作った巻き線間に、エポキシ樹脂などを浸透させてコイル形状を維持したままで固着させる巻き線方法である。
【0008】
上記中空移動コイル106は、扁平形状なので鉛直方向への強度を補強するために補強板105が用いられている。又中空移動コイル106の位置決めのために凸部110が設けられている。更に、補強板105に中空移動コイル106を挿入したときに全体として整列した中空移動コイル106の水平面に凹凸が出来ないようにコイルの厚さD1と等しい深さD2の窪みが設けられている。
【0009】
以上説明したように、従来の電子部品装着装置用リニアモータに用いられる中空移動コイル106は、扁平型のコイルである。更に、駆動電流によって励磁される磁束は、永久磁石107によって生成される界磁磁束の方向に一致している。この状態で、上記矢印方向Aに整列して配置されている。かかる構成のリニアモータを採用する従来の電子部品装着装置には、どのような解決課題があるのかについて以下に説明する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
課題1
図10に示すように中空移動コイル106では、L1部分(通常約8mm)がリニアモータの推力発生に寄与していないので巻き線の利用効率が悪くなる。その結果所望の推力を得るためにはコイルの容積が大きくなってしまい、結果として電子部品装着装置が大型化してしまう。
【0011】
課題2
上記のように中空移動コイル106が扁平形状なので鉛直方向への強度を補強するために補強板105が必要に成ってくる。この補強板105は非磁性体なので磁気抵抗が大きく界磁磁束が弱められるため効率が低下する。その結果所望の推力を得るためにはコイルの容積が大きくなってしまい、結果として電子部品装着装置が大型化してしまう。
【0012】
課題3
中空移動コイル106に印加される駆動電流によって発生する磁束の方向が界磁磁束の方向と一致しているので界磁磁束が乱される。即ち回転機器における電機子反作用と同様の現象が発生し、電流対推力のリニアリティが悪くなり制御性が悪化して、ときには振動が発生する場合もある。結果として電子部品装着装置の制御性が悪くなってしまう。
【0013】
課題4
中空移動コイル106に起因する漏洩磁束が大きいため、コの字型ヨーク104(図8)内で渦電流が発生して装置の温度上昇を促す。その結果永久磁石107(図1)の起磁力が弱まり界磁磁束が小さくなり電子部品装着装置の推力を低下させる。
【0014】
以上説明した4つの課題が解決されていなかったため、従来の電子部品装着装置は、大型で小推力、かつ、制御性が悪くならざるを得なかった。本発明は、上記課題を解決して、電子部品装着装置の小型化、大推力化、高制御性化を図ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉
電子部品を吸着して基板に装着する部品吸着ヘッドと、上記部品吸着ヘッドを固定したX方向移動体と、上記X方向移動体をX方向に移動自在に支持し駆動するX方向リニアモータと、上記X方向リニアモータを固定したY方向移動体と、上記Y方向移動体をY方向に移動自在に支持し駆動する一対のY方向移動手段と、を備えた電子部品装着装置であって、上記X方向リニアモータは、それぞれ内側に複数個の永久磁石を配置した上サイドヨーク及び下サイドヨークと、上記上サイドヨーク及び下サイドヨークとの間に介在したセンターヨークと、上記センターヨークに移動可能に巻回すると共にセンターヨークの長手方向に複数個並べて配列され、上記X方向移動体を固定した中空状のコイル部材を備え、上記永久磁石は、その磁極をそれぞれ対向する上サイドヨーク側の永久磁石と下サイドヨーク側の永久磁石とでは、それぞれ反対方向に向けて配置すると共に、センターヨークの長手方向に沿って隣接する永久磁石同士においては、磁極を相互に反対方向に向けて配置したリニアモータであることを特徴とする電子部品装着装置。
【0016】
〈構成2〉
構成1において、上記Y方向移動手段は、それぞれ内側に複数個の永久磁石を配置した上サイドヨーク及び下サイドヨークと、上記上サイドヨーク及び下サイドヨークとの間に介在したセンターヨークと、上記センターヨークに移動可能に巻回すると共にセンターヨークの長手方向に複数個並べて配列され、上記Y方向移動体を固定した中空状のコイル部材を備え、上記永久磁石は、その磁極をそれぞれ対向する上サイドヨーク側の永久磁石と下サイドヨーク側の永久磁石とでは、それぞれ反対方向に向けて配置すると共に、センターヨークの長手方向に沿って隣接する永久磁石同士においては、磁極を相互に反対方向に向けて配置したリニアモータであることを特徴とする電子部品装着装置。
【0017】
〈構成3〉
構成1〜2記載の何れかの電子部品装着装置において、上記リニアモータのコイル部材の移動方向に沿って並ぶ永久磁石4N(Nは整数)個を一組として上記移動方向への位置角が4πに設定されたときに、上記コイル部材は複数個一組とした上記移動方向への長さが上記位置角4πに等しく設定されていることを特徴とする電子部品装着装置。
【0018】
〈構成4〉
構成1〜3記載の何れかの電子部品装着装置において、上記リニアモータは、4個一組で上記位置角4πに設定された永久磁石と、6個一組で上記位置角4πに等しい長さに設定されたコイル部材とを備え、上記6個一組のコイル部材には、上記コイル部材移動方向に向かって順番に、三相交流のU相、―U相、W相、―W相、V相、―V相がそれぞれ印加されることを特徴とする電子部品装着装置。
【0019】
〈構成5〉構成1〜4記載の何れかの電子部品装着装置において、上記リニアモータのコイル部材の移動方向に見て隣接する全ての永久磁石の間に、磁極が上記移動方向に、かつ、相互に反対方向に向けられている永久磁石である補助マグネットが配置されていることを特徴とする電子部品装着装置。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
〈具体例の構成〉
図1は、本発明に用いられるリニアモータの構成図である。
図1より、本発明に用いられるリニアモータ1は、中空移動コイル(コイル部材)2、上サイドヨーク3、下サイドヨーク4、センターヨーク5、永久磁石6、ヨーク8、移動体取り付け部9とを備える。
【0021】
上記本発明に用いられるリニアモータ1の詳細説明に入る前に、このリニアモータ1が用いられる本発明の電子部品装着装置について説明する。
図2は、本発明の電子部品装着装置の説明図である。
本発明による電子部品装着装置11は、図示していない装着部品を真空吸着してプリント基板に装着する部品吸着ヘッド7と、この部品吸着ヘッド7のY方向の位置決めを行うY方向リニアモータ12と、このY方向リニアモータ12を支持する2本の支持梁13と、上記部品吸着ヘッド7のX方向の位置決めを行うX方向リニアモータ14と上記部品吸着ヘッド7を固定するX方向移動体17とX方向リニアモータ14を固定するY方向移動体18によって構成される。
【0022】
さらに、Y方向リニアモータは、その代替え手段として、周知のサーボモータとベルトとの組み合わせ、ないしは、サーボモータとボールネジの組み合わせ、に対してリニアガイドを付加した機構としてもよい。
【0023】
かかる電子部品装着装置用ヘッド駆動装置11がベース15の上に搭載されて電子部品装着装置が構成されている。
尚、図示してないが、電子部品装着装置には、部品吸着ヘッド7を回転自在、かつ上下動自在に支持する吸着ノズルが備えられ装着部品の吸着、及び基板への装着が行われる。又、複数種類の装着部品を蓄える装着部品供給部とプリント基板を搬送するためのコンベア等が備えられている。
【0024】
図示してないコンベアにより、図示してないプリント基板がベース15上面の所定の位置まで搬送されてくる。本発明による電子部品装着装置は、X方向リニアモータ14とY方向リニアモータ12を駆動して、図示してない装着部品供給部から部品吸着ヘッド7が装着部品を真空吸着する。更に、X方向リニアモータ14とY方向リニアモータ12を駆動してプリント基板上の所定の位置に移動して装着部品を装着する。
【0025】
上記支持梁13は、ベース15の上面の両端に図示してないコンベアの搬送方向(X方向)に対して垂直に、コンベアを跨ぐように設けられる。2個の支持梁13の上面は水平に、かつ、各支持梁13の上面同士が同一平面内に収まるように調整されている。支持梁13の上面には、この支持梁13上面の長さ方向に、Y方向リニアモータ12が取り付けられている。Y方向リニアモータ12には、部品吸着ヘッド7を搭載したX方向リニアモータ14がY方向移動体18に積載され支持されている。
【0026】
即ち、部品吸着ヘッド7は、Y方向リニアモータ12によってY方向に位置決めされ、更に、X方向リニアモータ14によってX方向に位置決めされる。結果として部品吸着ヘッド7は、図示してないプリント基板上の所望の位置に位置決めされる。以上で本発明の電子部品装着装置について説明を終了したので再度図1に戻って本発明に用いられるリニアモータ1の構成の詳細について説明する。
【0027】
中空移動コイル2は、図示していない外部回路によって駆動電流が印加される部分である。駆動電流と、後に説明する永久磁石6が生成する界磁磁束との鎖交よってフレミング左手の法則に基づく推力を発生する部分である。図を用いて詳細に説明する。
【0028】
図3は、中空移動コイルの説明図である。
図3に示すように、駆動電流によって励磁される磁束の方向Xに絶縁スペーサ22を介して3の整数倍(3×N)個のコイル部材(3A1、3A2、3B1、3B2、3C1、3C2)が積層状態に固着されて構成される。このコイル部材(3A1、3A2、3B1、3B2、3C1、3C2)は、エナメル線等の巻き線を中空部23を設けた状態に多層巻きして構成される。所定のコイルの形状を形作った後、巻き線間にエポキシ樹脂などが浸透され、コイル形状を維持したままで固着させる。通称ウエット巻きといわれる。尚、駆動電流の相配列については、後に永久磁石6の磁極配列と共に図を用いて説明する。
【0029】
ここで留意すべき点は以下の通りである。
図9より、従来技術の中空移動コイル106は、扁平型のコイルであって補強板105と共に移動体取り付け部108の両面に固着されている。また、この中空移動コイル106では駆動電流によって励磁される磁束は、永久磁石107によって生成される界磁磁束の方向と一致している。これに対して本発明に用いられる中空移動コイル2は、駆動電流によって励磁される磁束の方向を後に説明する自己の移動方向(X方向)に一致させ、かつ、この移動方向に積層状態に並べて配列されている。
【0030】
上サイドヨーク3及び下サイドヨーク4は、上記中空移動コイル2を挟んで配置され、上記移動方向(X方向)に延びている部分である。後に説明するセンターヨーク5と共に上記中空移動コイル2を支持する部分である。上サイドヨーク3及び下サイドヨーク4の内側(中空移動コイル2側の面)には、中空移動コイル2の移動方向(X方向)に並べて後に説明する永久磁石6が並べて配列されている。上サイドヨーク3及び下サイドヨーク4は、通常、断面形状コの字型のヨーク8に一体化されている。このヨーク8が本発明の電子部品装着装置11(図2)では、Y方向リニアモータ12(図2)、又は、X方向リニアモータ14(図2)として表現されている部分である。
【0031】
センターヨーク5は、上記中空移動コイル2の中空部23(図3)に挿通され、上記、上サイドヨーク3及び下サイドヨーク4と共に上記中空移動コイル2の動きを支持して上記移動方向Xに延びる部分である。
【0032】
永久磁石6は、界磁磁束を発生させる永久磁石である。この永久磁石6の極性配列について図を用いて説明する。
図4は、磁極配列説明図である。
図4が示す通り、永久磁石6は、上記移動方向Xに見て対応する位置にある、上サイドヨーク側3の永久磁石6と下サイドヨーク側の永久磁石6とが、それぞれ磁極が反対方向に向けられている。
【0033】
即ち、磁極の極性が反転させて配置されている。更に上記移動方向Xにみて隣接する全ての永久磁石6は、それぞれ反対方向に磁極が向けられている。本発明に用いられるリニアモータでは、4個の永久磁石6と6個の中空移動コイル2が1組として構成されている。この理由については後に動作の説明の項で詳細に説明する。
【0034】
更に、中空移動コイル2は、三相交流(U相、V相、W相の順にプラス方向に(2/3)πずつ位相が進むものと定義する)で同期駆動できるように構成されている。三相交流の相順は、通常の相順と異なり、ここではU相、W相、V相とさだめている。この理由は、後に動作の項で詳細に説明するが、各相の位相差を(4/3)πに定めたことによる。図4に示すようにコイル部材3A1に+U相、コイル部材3A2に−U相、コイル部材3B1に+W相、コイル部材3B2に−W相、コイル部材3C1に+V相、コイル部材3C2に−V相、が、それぞれ供給される。
【0035】
センターヨーク5は、上記中空移動コイル2の中空部23(図3)に挿通され、上記、上サイドヨーク3及び下サイドヨーク4と共に上記中空移動コイル2の動きを支持し上記移動方向Xに延びる部分である。移動体取り付け部9は、部品吸着ヘッド7を取り付ける部分である。以上で本発明に用いられるリニアモータ1の構成の説明を終了したので、次に動作について説明する。
【0036】
〈具体例の動作〉
図5は、リニアモータの動作原理説明図(その1)である。 図4で説明したように、本発明に用いられるリニアモータは、4個の永久磁石6と6個のコイル部材を動作単位として構成されている。ここでは基本原理を説明するために図5に示すように永久磁石6を6−2〜6−5の4個(又は6−8〜6−11の4個)と、一体となって移動する3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)を一組の動作単位としている。
【0037】
図に示す通り、永久磁石6−3から出力された磁束はセンターヨーク5を経由して、永久磁石6−2、あるいは、永久磁石6−2乃至永久磁石6−4に入力される。又永久磁石6−9から出力された磁束はセンターヨーク5を経由して、永久磁石6−8、あるいは、永久磁石6−8、乃至永久磁石6−10に入力される。同様にして永久磁石6−5から出力された磁束はセンターヨーク5を経由して、永久磁石6−4、あるいは、永久磁石6−4乃至永久磁石6−6に入力される。又永久磁石6−11から出力された磁束はセンターヨーク5を経由して、永久磁石6−10、あるいは、永久磁石6−10乃至永久磁石6−12に入力される。
【0038】
永久磁石6−2及び永久磁石6−8の左側を起点として位置角(磁場の位相角)を設定する。位置角は、磁極方向に隣接する永久磁石1個毎にπ進むものと定める。又永久磁石6−2及び永久磁石6−8の左側を起点として右方向(X軸方向)へ一体となって移動する3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)の移動する距離をxと定める。
【0039】
コイル部材(3A1)が距離xだけX軸方向へ移動したときに鎖交する磁束数を
Ba=Bm・SIN(x)・・・・・・・・・・・(1式)
コイル部材(3B1)が距離xだけX軸方向へ移動したときに鎖交する磁束数を
Bb=Bm・SIN(x+4π/3)・・・・・・(2式)
コイル部材(3C1)が距離xだけX軸方向へ移動したときに鎖交する磁束数を
Bc=Bm・SIN(x+8π/3)・・・・・・(3式)
とおく。ここでBmは、永久磁石の最大磁束密度とし、各コイル部材毎の位置ズレを上記位置角(4π/3、8π/3)で表している。
【0040】
上記図4に示すようにコイル部材(3A1、3B1、3C1)に以下に記す駆動電流がそれぞれ供給される。
コイル部材(3A1)には、
Ia=Im・SIN(ωT)・・・・・・・・・・(4式)
コイル部材(3B1)には、
Ib=Im・SIN(ωT+4π/3)・・・・・(5式)
コイル部材(3C1)には、
Ic=Im・SIN(ωT+8π/3)・・・・・(6式)
で表す駆動電流が供給される。
ここで留意すべき点は以下の通りである。
(4式)は、上記定義した三相交流のU相であり、(5式)は、W相となる。
又(6式)より
Ic=Im・SIN(ωT+8π/3)=Im・SIN(ωT+2π/3)となり、この式は、V相となる。即ち、上記三相交流各相の接続順をU相、W相、V相の順に接続したのと等価である。
【0041】
以上求めた(1式)〜(6式)から永久磁石6−1〜6−6の界磁磁束とコイル部材に流れる電流が鎖交することによって3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)に働く推力Fは次式で表される。
F=Bm・SIN(x)×Im・SIN(ωT)+Bm・SIN(x+4π/3)×Im・SIN(ωT+4π/3)+Bm・SIN(x+8π/3)×Im・SIN(ωT+8π/3)
=(1/2)Bm・Im[COS(ωT−x)−COS(ωT+x)+COS(ωT−x)−COS(ωT+x+8π/3)+COS(ωT−x)−COS(ωT+x+16 π/3)]
ここで(2/3)πの整数倍づつ位相を異にする3つの交流信号の和は0になることから、上式カッコ内のCOS(ωT+x)+COS(ωT+x+8π/3)+COS(ωT+x+16π/3)=0・・・・・・・・・(7式)
よって、
F=(3Bm・Im/2)×COS(ωT−x)・・・・(8式)
【0042】
(8式)より(ωT−x)=2Nπ・・・・・・・・・・(9式)
の時、最大値3・Bm・Im/2になる。ここでN=0、1,2、3・・整数である。
(9式)を時間Tで微分すると
ω−dx/dT=0
ゆえにX軸上での位相速度dx/dTは、
dx/dT=ω・・・・・・・・・・・・(10式)となる。
(10式)は、移動可能な3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)が位置角で表された位相速度ωでX軸方向への移動するかぎり、コイル部材(3A1、3B1、3C1)が界磁磁束から受ける推力は常に一定となることを意味している。
ここで留意すべき点は、上記(7式)、(8式)が成立するためには3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)の位置角の変化量(ここでは(4/3)π)、及び3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)に印加される駆動電流の位相差(ここでは(4/3)π)がそれぞれ(2/3)πの整数倍であることが求められる。或いは、同期モータなのでωT=xが前提条件となる。
【0043】
即ち、3個の一組のコイル部材(3A1、3B1、3C1)をそれぞれ位置角にして(4/3)π離して、かつ、それぞに(4/3)πづつ位相の異なる駆動電流を印加すると、その駆動電流角周波数ωで表される位相速度で3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)が移動することを意味する。
以上、永久磁石6−1〜6−6の界磁磁束と3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)に流れる電流が鎖交することによって3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)に働く推力Fについて説明した。
尚、3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)には、永久磁石6−7〜6−11の界磁磁束との鎖交によっても推力Fが同一方向に働くが、同様の理論なので説明を割愛する。
【0044】
このように、4個の永久磁石6−2〜6−5に対して3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)が一組となって動作している。これ以外の組み合わせでは、上記(7式)、(8式)を満足しない。
以上で本発明に用いられるリニアモータの基本原理の説明を終了して、実施例の動作原理について説明する。
【0045】
図6は、リニアモータの動作原理説明図(その2)である。
上記基本動作原理では位置角にして2π/3の長さを持つ3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)がそれぞれお互いに位置角4π/3の間隔をおいて配置されていた。 実施例では、その間隔の中に位置角にして2π/3の長さを持つ、3個のコイル部材(3A2、3B2、3C2)が配置される。
【0046】
更に、既に図4を用いて説明したようにコイル部材3A1に+U相、コイル部材3A2に−U相、コイル部材3B1に+W相、コイル部材3B2に−W相、コイル部材3C1に+V相、コイル部材3C2に−V相が、それぞれ接続されている。ここで−U相、−W相、−V相は、上記三相交流の+U相、+W相、+V相をそれぞれ逆接続したものである。
【0047】
かかる接続を採用することによってコイル部材(3A2、3B2、3C2)に印加される駆動電流の位相は、各相毎に4π/3づつ遅れる。
一方コイル部材(3A2、3B2、3C2)は、コイル部材(3A1、3B1、3C1)の後に接続されるので各コイル部材の位置角も相互に4π/3づれる。従って上記(7式)(8式)を満足する。その結果コイル部材(3A1、3B1、3C1)に働く推力と同様の推力がコイル部材(3A2、3B2、3C2)にも働くことになる。
【0048】
即ち、実施例のリニアモータは、上記基本動作原理で説明した3個のコイル部材(3A1、3B1、3C1)からなるリニアモータの容積を増加させることなく2個直列に接続したのと等価になる。
かかる構成を採用する目的は、上記課題4で説明した中空移動コイル106(図8)に起因する漏洩磁束を小さくして、コの字型ヨーク104(図8)内で渦電流の発生を最低限度に食い止めることにある。
【0049】
図6に示す通り、コイル部材3A1の駆動電流I・SIN(ωT)、によって励起される磁束をHA1とすると、コイル部材3A2の駆動電流−I・SIN(ωT)によって励起される磁束はHA2となり磁束の向きが反転して打ち消しあうことになる。同様にコイル部材3B1とコイル部材3B2に励起される磁束、及びコイル部材3C1とコイル部材3C2に励起される磁束も同様の結果になる。
【0050】
以上の結果、上記課題4で説明した中空移動コイル106(図8)に起因する漏洩磁束の方向が相互に逆方向になってうち消され、コの字型ヨーク104(図8)内での渦電流の発生を最低限度に食い止めることが可能になる。また、中空移動コイル106の磁束によりヨーク104が磁気飽和することも防止でき、推力のリニアリティ並びに大きな推力を維持することも出来る。以上の説明では4個の永久磁石6−2〜6−5に対して6個のコイル部材(3A1、3A2、3B1、3B2、3C13C2)が一組となっている場合について説明した。しかし本発明は、この例に限定されるものではない。
【0051】
上記(7式)及び(8式)を満足するのは、4個の永久磁石に対して6個のコイル部材が一組になる場合には限られない。両式を満足するためには、隣接するコイル部材に印加される駆動電流の位相角変化量と、そのコイル部材の位置角変
化量が等しければ良い。
【0052】
但し、この時複数個のコイル部材のそれぞれに印加される駆動電流の総和は、上記(7式)に示すように0にならなければならない。この場合においても、複数個のコイル部材の数量を適宜設定することによって上記のように漏洩磁束を低減させることも可能になる。
尚、これまでの説明では、 6個のコイル部材の全ての巻き線方向は同一方向とされ、かつ駆動電流は+U相、−U相、+W相、−W相、+V相、−V相の順番で供給されていた。しかし、隣接するコイル部材の巻き線方向が相互に反転されることによって駆動電流を+U相、+U相、+W相、+W相、+V相、+V相の順番で供給してもよい。
【0053】
次に上記実施例の拡張例について説明する。
図7は、拡張例の説明図である。
上記実施例との差異のみについて説明する。図7に示すように隣接する永久磁石の間(6−1と6−2の間、6−2と6−3の間、6−3と6−4の間・・・・・)に極性をX軸方向に一致させた補助マグネット20が配置されている。更に補助マグネット20の極性は配列順に交互に反転されている。
【0054】
上記構成を採用することによって永久磁石の間(6−1と6−2の間、6−2と6−3の間、6−3と6−4の間・・・・・)での磁束密度分布を補強することが可能になる。補助マグネット20を配置していない場合の磁束密度分布が、図上の補助マグネット無しの磁束密度分布21で表されるとするならば、補助マグネット20を配置した場合の磁束密度は、補助マグネット有りの磁束密度分布22で表される。
【0055】
即ち、補助マグネット有りの磁束密度分布22は、補助マグネット無しの磁束密度分布21に比して特性曲線上の両肩部が補強されることになる。その結果リニアモータの推力は増加させる。
【0056】
以上の説明では、本発明の電子部品装着装置(図2)におけるX方向リニアモータ14(図2)に終始したが、Y方向リニアモータ12(図2)についても全く同様の説明になることは言うまでもない。 又、上記説明では、説明を割愛したが、リニアモータの3相駆動電流(U相、V相、W相)は、図示してない駆動電流供給装置によって駆動されている。この駆動電流供給装置を制御することによって本発明の電子部品装着装置(図2)は制御されることになる。
【0057】
【発明の効果】
駆動電流によって励磁される磁束の方向を移動方向に一致させ、かつ、この移動方向に並べて配列される複数個の中空移動コイルと、上サイドヨーク及び下サイドヨークの中空移動コイル側の面に、上記移動方向に並べて配列され界磁磁束を形成する複数個の永久磁石とを備えるリニアモータによって構成される本発明の電子部品装着装置は以下の効果を有する。
1.リニアモータの巻き線の利用効率が良くなるので所望の推力を得るため電子部品装着装置用の容積が小さくなる。
2.中空移動コイルを補強するための非磁性体の補強板が必要無くなるので磁気抵抗が小さくなりリニアモータの効率が良くなるので所望の推力を得るための電子部品装着装置の容積が小さくなる。
3.中空移動コイルに印加される駆動電流によって発生する磁束の方向が界磁磁束の方向と一致しないので界磁磁束が乱されることがなくなる。即ち回転機器における電機子反作用と同様の現象が発生しにくくなる。その結果、電流対推力のリニアリティが良くなり電子部品装着装置の制御性が向上する。
4.中空移動コイルに起因する漏洩磁束が小さくなるため、コの字型ヨーク内での渦電流が発生が少なくなる。その結果界磁磁束の減少を防止出来るので電子部品装着装置の推力低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるリニアモータの構成図である。
【図2】本発明の電子部品装着装置の説明図である。
【図3】中空移動コイルの説明図である。
【図4】磁極配列説明図である。
【図5】リニアモータの動作原理説明図(その1)である。
【図6】リニアモータの動作原理説明図(その2)である。
【図7】拡張例の説明図である。
【図8】従来の電子部品装着装置用リニアモータの構成図である。
【図9】従来の電子部品装着装置用リニアモータの断面図である。
【図10】中空移動コイルの説明図である。
【符号の説明】
1 リニアモータ
2 中空移動コイル
3 上サイドヨーク
4 下サイドヨーク
5 センターヨーク
6 永久磁石
7 部品吸着ヘッド
8 ヨーク
9 移動体取り付け部
Claims (5)
- 電子部品を吸着して基板に装着する部品吸着ヘッドと、
前記部品吸着ヘッドを固定したX方向移動体と、
前記X方向移動体をX方向に移動自在に支持し駆動するX方向リニアモータと、
前記X方向リニアモータを固定したY方向移動体と、
前記Y方向移動体をY方向に移動自在に支持し駆動する一対のY方向移動手段と、を備えた電子部品装着装置であって、
前記X方向リニアモータは、
それぞれ内側に複数個の永久磁石を配置した上サイドヨーク及び下サイドヨークと、
前記上サイドヨーク及び下サイドヨークとの間に介在したセンターヨークと、
前記センターヨークに移動可能に巻回すると共にセンターヨークの長手方向に複数個並べて配列され、前記X方向移動体を固定した中空状のコイル部材を備え、
前記永久磁石は、その磁極をそれぞれ対向する上サイドヨーク側の永久磁石と下サイドヨーク側の永久磁石とでは、それぞれ反対方向に向けて配置すると共に、センターヨークの長手方向に沿って隣接する永久磁石同士においては、磁極を相互に反対方向に向けて配置したリニアモータであることを特徴とする電子部品装着装置。 - 請求項1において、前記Y方向移動手段は、
それぞれ内側に複数個の永久磁石を配置した上サイドヨーク及び下サイドヨークと、前記上サイドヨーク及び下サイドヨークとの間に介在したセンターヨークと、
前記センターヨークに移動可能に巻回すると共にセンターヨークの長手方向に複数個並べて配列され、前記Y方向移動体を固定した中空状のコイル部材を備え、
前記永久磁石は、
その磁極をそれぞれ対向する上サイドヨーク側の永久磁石と下サイドヨーク側の永久磁石とでは、それぞれ反対方向に向けて配置すると共に、センターヨークの長手方向に沿って隣接する永久磁石同士においては、磁極を相互に反対方向に向けて配置したリニアモータであることを特徴とする電子部品装着装置。 - 請求項1〜2記載の何れかの電子部品装着装置において、
前記リニアモータのコイル部材の移動方向に沿って並ぶ永久磁石4N(Nは整数)個を一組として前記移動方向への位置角が4πに設定されたときに、前記コイル部材は複数個一組とした前記移動方向への長さが前記位置角4πに等しく設定されていることを特徴とする電子部品装着装置。 - 請求項1〜3記載の何れかの電子部品装着装置において、
前記リニアモータは、4個一組で前記位置角4πに設定された永久磁石と、6個一組で前記位置角4πに等しい長さに設定されたコイル部材とを備え、
前記6個一組のコイル部材には、前記コイル部材移動方向に向かって順番に、三相交流のU相、―U相、W相、―W相、V相、―V相がそれぞれ印加されることを特徴とする電子部品装着装置。 - 請求項1〜4記載の何れかの電子部品装着装置において、前記リニアモータのコイル部材の移動方向に見て隣接する全ての永久磁石の間に、磁極が前記移動方向に、かつ、相互に反対方向に向けられている永久磁石である補助マグネットが配置されていることを特徴とする電子部品装着装置。
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