JP4609718B2 - 水素ロータリエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

水素ロータリエンジンの燃料噴射装置 Download PDF

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Description

本発明は、水素ロータリエンジンの燃料噴射装置に係り、特に、作動室に水素を直接噴射する水素インジェクタを有する水素ロータリエンジンの燃料噴射装置に関する。
燃料として水素を使用する水素ロータリエンジンが知られている。このような水素を燃料とするエンジンでは、水素ガスの体積がガソリン等の液体燃料に比べて大きい(密度が小さい)ので、吸気通路内に燃料を噴射する予混合燃料供給方式では、吸気充填効率を高めにくい。
これに対して特許文献1には、作動室内に水素を直接噴射するようにして充填効率を高めるようにした水素ロータリエンジンが開示されている。さらに、この特許文献1には、ロータハウジングの幅方向に並べた複数の小開口径水素噴射ポート、或いは、ロータハウジングの幅方向に傾斜して延びる複数の小開口径水素噴射ポートにより、作動室内に噴射する水素を均等に分布させて、ロータハウジングの幅方向の中間部に配置された点火プラグ周りが局所的にリッチにならないようにすることにより、過早着火を抑制するようにしている。
特開平06−241055号公報
ここで、水素ロータリエンジンにおいて、さらに燃費性能を向上させることが望まれている。これに対し、本発明者らは、水素ロータリエンジンの特性として、作動室間で漏れる高温燃焼ガスによる異常燃焼が、エンジンの高回転域、特に、高負荷高回転域において起きやすいが、低回転域において起こりにくいことに着目した。そして、高回転域、特に、高負荷高回転域においては、異常燃焼を抑制するために水素と吸入空気とのミキシングを促進させ、低回転域においては、燃費を向上させるために成層状態にすることが有効であることを見出した。
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術を含む従来技術では、このようなエンジン回転数に応じた水素の分布状態を得ることが難しい。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、異常燃焼を抑制すると共に燃費を向上させることが出来る水素ロータリエンジンの燃料制御装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明は、水素ロータリエンジンの燃料噴射装置であって、水素ロータリーエンジンの作動室を形成するロータハウジングに取り付けられ、水素ロータリエンジンの作動室に水素を直接噴射する水素インジェクタと、この水素インジェクタが作動室内に圧縮行程中の所定のタイミングで水素を噴射するように噴射タイミングを制御する水素噴射タイミング制御手段と、水素インジェクタからの水素が、水素ロータリエンジンの低回転域では圧縮行程の作動室のリーディング領域に向かって流出し、高回転域では圧縮行程の作動室の中央領域に向かって流出するように、水素の噴射方向を設定する水素流出方向設定手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、水素インジェクタ及び水素噴射タイミング制御手段により、作動室に圧縮行程中に水素を直接噴射するので吸気充填効率を高めることが出来る。さらに、水素流出方向設定手段により、水素ロータリエンジンの低回転域では水素インジェクタからの水素が圧縮行程の作動室のリーディング領域に向かって流出するので、リーディング領域で水素ガスがリッチとなるような成層状態を作ることが出来る。従って、燃焼効率を高めることが出来、その結果、燃費を向上させることが出来る。さらに、水素流出方向設定手段により、高回転域では水素インジェクタからの水素が圧縮行程の作動室の中央領域に向かって流出するので、水素はその中央領域から両側の領域へと拡散し易く、吸入空気と水素ガスとのミキシングが促進される。その結果、過早着火のような異常燃焼を抑制することが出来る。
また、本発明において、好ましくは、水素インジェクタは、少なくとも第1インジェクタ及び第2インジェクタを有し、水素流出方向設定手段は、第1インジェクタの水素の噴射方向が作動室のリーディング領域に向かう方向となるように第1インジェクタを水素ロータリエンジンに取り付けると共に、第2インジェクタの水素の噴射方向が作動室の中央領域に向かう方向となるように第2インジェクタを第1水素インジェクタとは異なる角度でロータリエンジンに取り付けることにより構成されており、さらに、水素流出方向設定手段は、低回転域では第1水素インジェクタを作動させ、高回転域では第2水素インジェクタを作動させる。
このように構成された本発明においては、第1インジェクタの水素の噴射方向が作動室のリーディング領域に向かう方向となり、第2インジェクタの水素の噴射方向が作動室の中央領域に向かう方向となるように、第1及び第2の水素インジェクタが異なる角度でロータリエンジンに取り付けられ、さらに、低回転域では第1水素インジェクタが作動し、高回転域では第2水素インジェクタが作動するので、簡易な構成で且つ取付角度の調整により、作動室内のリーディング領域或いは中央領域に向けて水素を確実に流出させることが出来る。
また、本発明において、好ましくは、第2水素インジェクタの容量が第1水素インジェクタの容量より大であり、水素流出方向設定手段は、水素ロータリエンジンの高回転域且つ高負荷域で第2水素インジェクタを作動させる。
このように構成された本発明においては、水素流出方向設定手段は、水素ロータリエンジンの高回転域且つ高負荷域で第2水素インジェクタを作動させるので、過早着火のような異常燃焼が最も発生し易い高回転域且つ高負荷域において、吸入空気と水素とのミキシングを促進して異常燃焼を確実に抑制することが出来ると共に、第2水素インジェクタの容量が第1水素インジェクタの容量より大であるので、より多くの水素流量が必要な高回転域且つ高負荷域においても水素流量を確実に確保することが出来る。
また、本発明は、水素ロータリエンジンの燃料噴射装置であって、水素ロータリーエンジンの作動室を形成するロータハウジングに取り付けられ、水素ロータリエンジンの作動室に水素を直接噴射すると共に圧縮行程の作動室のリーディング領域に向けて水素を噴射する第1水素インジェクタと、水素ロータリーエンジンの作動室を形成するロータハウジングに取り付けられ、水素ロータリエンジンの作動室に水素を直接噴射すると共に圧縮行程の作動室の中央領域に向けて水素を噴射する第2水素インジェクタと、これらの第1及び第2の水素インジェクタが作動室内に圧縮行程中の所定のタイミングで水素を噴射するように噴射タイミングを制御する水素噴射タイミング制御手段と、水素ロータリエンジンの低回転域では第1水素インジェクタを作動させ、高回転域では第2の水素インジェクタを作動させるようにインジェクタを切り換える水素インジェクタ切換手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、第1及び第2の水素インジェクタ及び水素噴射タイミング制御手段により、作動室に圧縮行程中に水素を直接噴射するので吸気充填効率を高めることが出来る。さらに、本発明においては、圧縮行程の作動室のリーディング領域に向けて水素を噴射する第1インジェクタ及び圧縮行程の作動室の中央領域に向けて水素を噴射する第2インジェクタを有し、水素インジェクタ切換手段により、低回転域では第1インジェクタを作動させ、高回転域では第2インジェクタを作動させる。従って、低回転域では水素が圧縮行程の作動室のリーディング領域に向けて噴射されてリーディング領域で水素ガスがリッチとなるような成層状態を作ることが出来ると共に、高回転域では水素が圧縮行程の作動室の中央領域に向けて噴射されて吸入空気と水素ガスとのミキシングを促進することが出来る。その結果、低回転域では燃焼効率を高めて燃費を向上させることが出来、高回転域では過早着火のような異常燃焼を抑制することが出来る。
また、本発明は、水素ロータリエンジンの燃料噴射装置であって、水素ロータリーエンジンの作動室を形成するロータハウジングに取り付けられ、水素ロータリエンジンの作動室に水素を直接噴射すると共に圧縮行程の作動室のリーディング領域に向けて水素を噴射する第1水素インジェクタと、水素ロータリーエンジンの作動室を形成するロータハウジングに取り付けられ、水素ロータリエンジンの作動室に水素を直接噴射すると共に圧縮行程の作動室の中央領域に向けて水素を噴射する第2水素インジェクタと、これらの第1及び第2の水素インジェクタが作動室内に圧縮行程中の所定のタイミングで水素を噴射するように噴射タイミングを制御する水素噴射タイミング制御手段と、水素ロータリエンジンの低回転域では第1水素インジェクタを作動させ、高回転域では第1及び第2の両方の水素インジェクタを作動させるようにインジェクタを切り換える水素インジェクタ切換手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、第1及び第2の水素インジェクタ及び水素噴射タイミング制御手段により、作動室に圧縮行程中に水素を直接噴射するので吸気充填効率を高めることが出来る。さらに、本発明においては、圧縮行程の作動室のリーディング領域に向けて水素を噴射する第1インジェクタ及び圧縮行程の作動室の中央領域に向けて水素を噴射する第2インジェクタを有し、水素インジェクタ切換手段により、低回転域では第1インジェクタを作動させ、高回転域では第1及び第2の両方のインジェクタを作動させる。従って、低回転域では水素が圧縮行程の作動室のリーディング領域に向けて噴射されて、リーディング領域で水素ガスがリッチとなるような成層状態を作ることが出来ると共に、高回転域では、水素が圧縮行程の作動室のリーディング領域及び中央領域の両方に向けて噴射されて吸入空気と水素ガスとのミキシングを促進することが出来る。その結果、低回転域では燃焼効率を高めて燃費を向上させることが出来、高回転域では過早着火のような異常燃焼を抑制することが出来る。
また、本発明において、好ましくは、第1水素インジェクタの容量と第2水素インジェクタの容量とが同一であり、水素インジェクタ切換手段は、水素ロータリエンジンの高回転域且つ高負荷域で第1及び第2の両方の水素インジェクタを作動させる。
このように構成された本発明においては、水素インジェクタ切換手段は、水素ロータリエンジンの高回転域且つ高負荷域で第1及び第2の両方の水素インジェクタを作動させるので、過早着火のような異常燃焼が最も発生し易い高回転域且つ高負荷域において、吸入空気と水素とのミキシングを促進して異常燃焼を確実に抑制することが出来る。さらに、第1水素インジェクタの容量と第2水素インジェクタの容量とが同一であるので、部品の共通化によりコストを低減しつつ、上述したように、より多くの水素流量が必要な高回転域且つ高負荷域において第1及び第2のインジェクタの両方の水素インジェクタを作動させるので、水素流量を確実に確保することが出来る。
本発明による水素ロータリエンジンの燃料制御装置によれば、異常燃焼を抑制すると共に燃費を向上させることが出来る。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
先ず、図1乃至図4により、本発明の実施形態による燃料噴射装置が適用された水素ロータリエンジンの構成を説明する。図1は、本実施形態による水素ロータリエンジンのエンジン本体部の概略構成を示す図であり、図2は、本実施形態による水素ロータリエンジンのエンジン本体部の断面構造の一部を示す断面図であり、図3は、図1に示すエンジン本体部及びそれに付随する装置を示す水素ロータリエンジンの全体構成を示す図であり、図4は、本実施形態による直噴式水素ガスインジェクタによる水素ガスの噴射方向及び噴射される領域を示す図である。
先ず、図1に示すように、本実施形態による水素ロータリエンジン1は、トロコイド状の内周面を有するロータハウジング2及びその両側にそれぞれ配置された平面状の内面を有するサイドハウジング4を備えている。図2に示すように、本実施形態の水素エンジン1は、いわゆる2ロータ式ロータリエンジンであり、3つのサイドハウジング4a、4b(インターミディエイトハウジング)、4cと、ロータハウジング2とにより構成されたそれぞれの空間内にロータ6が配置されている。
図1及び図2に示すように、これらのロータ6は、その内方の偏心軸8により支持されると共にその偏心軸8と共に偏心回転するようになっている。このロータ6の周囲には、各ハウジング2、4とこのロータ6とにより囲まれた作動室10、11、12が形成されている。各作動室10、11、12の容積は、ロータ6の偏心回転により変化するようになっている。そして、作動室10、11、12における吸気、圧縮、膨張(爆発)、排気の一連の工程により、ロータ6が回転させられると共に偏心軸8が回転させられ、その回転力が動力として偏心軸8からドライブシャフト(図示せず)等に出力される。
図1に示すように、ロータハウジング2には2つの点火プラグ14、15が取り付けられ、また、サイドハウジング4には、吸気ポート16及び排気ポート18が形成されている。吸気ポート16には、吸気通路20が接続されており、その吸気通路20を介して作動室10内に空気が導かれる。また、排気ポート18には、排気通路22が接続されており、その排気通路22を介して作動室12内の排気ガスが排出される。なお、このような構成は、図2に示す2つのロータ6に対して、ほぼ同じ構成となっている。
ロータ6は、この図1において時計回りに回転し、この図1に示す状態では、作動室10において圧縮行程が行われ、作動室11において膨張(爆発)工程が行われている。
ここで、点火プラグ14、15の配置及び付随する構成を説明する。図1に示すように、2つの点火プラグ14、15は、ロータ6の回転方向に対して直列に、即ち、垂直方向に並んだ位置に配置されており、ロータハウジング2には、それぞれのプラグ14、15に対して、プラグホール14a、15aが形成されている。
これらの点火プラグ14、15及びプラグホール14a、15aの配置及び大きさは、これらのプラグホール14a、15aをロータ6のアペックスシール7が通過する際のガス吹き抜けが少なくなるように定められている。つまり、ロータ6の回転方向に対して後方側(トレーリング側)の点火プラグ14をアペックスシール7が通過する際には、圧縮行程となっている作動室10と、膨張行程となっている作動室11との圧力差が大きく、ガスが吹き抜けやすいので、点火プラグ14が燃焼室(作動室)から遠い位置に配置されると共にそのプラグホール14aの径がプラグホール15aより小さく形成されている。
一方、ロータ6の回転方向に対して前方側(リーディング側)の点火プラグ15をアペックスシール7が通過する際には、圧縮行程となっている作動室10と、膨張工程から排気行程に入っている隣の作動室との圧力差が小さいので、点火プラグ15は燃焼室(作動室)に近い位置に配置されると共にそのプラグホール15aの径が点火プラグ15の径と同等の大きさに形成されている。従って、この水素ロータリエンジン1では、リーディング側の点火プラグ15の方が、燃焼性が良好、即ち、着火後に燃焼が拡散し易くなっている。
次に、図3に示すように、吸気通路20の上流側にはスロットル弁24が設けられ、さらにその上流側にはエアクリーナー26が設けられている。また、排気通路22の下流側には、排気通路22中の排気ガスの一部を吸気通路20に還流するためのEGR装置30及び排気ガス浄化触媒(図示せず)などが設けられている。EGR装置30は、排気通路22と吸気通路20とを連結するEGR通路32と、このEGR通路32内の還流する排気ガスを冷却して密度を高めるEGRクーラ34と、EGR率を制御するためのEGR弁36とを有している。
次に、図1及び図2に示すように、各ロータハウジング2には、水素を作動室10内に直接噴射する2つの直噴式水素ガスインジェクタ40、42が取り付けられている。図3に示すように、各直噴式水素ガスインジェクタ40、42は、それぞれ、途中で分岐した水素ガス供給通路50を介して水素高圧ガスタンク52に接続され、この水素高圧ガスタンク52から水素ガスが供給されるようになっている。この水素高圧ガスタンク52の排出口には、そのタンク52から水素ガス供給通路50への水素ガス排出を制御するための停止弁54が設けられ、さらに、その下流側の水素ガス供給通路50には、各インジェクタ40、42に対する水素供給量(水素供給圧力)を制御する遮断弁56が設けられている。さらに、遮断弁56の下流側の水素ガス供給通路50には、水素ガス供給通路50内の残圧を検出するための水素ガス圧力センサ58が取り付けられている。
図1に示すように、2つの直噴式水素ガスインジェクタ40、42は、作動室10に対して異なる角度でロータハウジング2に取り付けられている。そして、図4に水素ガスの噴射方向及び噴射される領域を示すように、圧縮行程の作動室10に対して、一方のインジェクタ42(以下、「L側噴射インジェクタ」とする)が作動室10のリーディング側領域Lに向けて水素ガスを噴射し、他方のインジェクタ40(以下、「中央側噴射インジェクタ」とする)が作動室10の中央側領域Cに向けて水素を噴射する。その噴射された水素ガスは、リーディング領域L或いは中央側領域Cに向かって流出する。
本実施形態では、中央噴射インジェクタ40の容量が、L側噴射インジェクタ42の容量よりも大きいものとなっており、所定時間内により多くの水素ガスを噴射することが出来るものとなっている。これは、後述するように、中央噴射インジェクタ40を高回転域で使用するためである。
ここで、この水素エンジン1では、水素ガスを圧縮行程において作動室10に噴射するようにして、吸気充填効率を高めるようにしている。その噴射タイミングは、吸気行程が終了した後、所定のロータ回転角となったとき(ロータ6が図1に示すような位置にあるとき)に噴射を開始し、必要な噴射量を噴射し終えた後に終了する。噴射量は、各インジェクタ40、42の内部に設けられた電磁弁(図示せず)の開閉量により調整される。
各水素ガスインジェクタ40、42は、それぞれ、ECU70に接続され、このECU70によって、各インジェクタの噴射の切換、噴射タイミング及び噴射量などが制御されるようになっている。
エンジン1には、センサとして、上述した水素ガス圧力センサ58の他に、エンジン本体部に、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ72が取り付けられ、また、吸気通路20に、その吸気通路20内の吸入空気量を検出するエアフローセンサ76が取り付けられている。さらに、図示しないが、排気通路22には、その排気通路22中の酸素濃度(空燃比λの算出に用いる)を検出する酸素濃度センサ、吸気通路20内の空気の温度を検出する吸気温センサ、エンジン冷却水の温度を検出する水温センサ、スロットル弁24の開度を検出するスロットル開度センサ、排気通路22内の排気ガスの温度を検出する排気温センサ、水素ガス供給通路50内を流れる水素ガスの流量を検出する水素ガス流量計、ガソリン供給通路60内を流れるガソリンの流量を検出するガソリン流量計なども、エンジン1に設けられている。
ECU70には、これらのセンサの出力信号、特に、エンジン回転数センサ72からのエンジン回転数Nに関する出力信号、及び、エアフローセンサ76からの吸入空気量Aに関する出力信号が入力されるようになっている。
次に、図5及び図6により、ECU70による各直噴式水素インジェクタ40、42の切換制御の内容を説明する。
図5は、本実施形態による各直噴式水素インジェクタの切換制御を示すフローチャートであり、図6は、本実施形態によるエンジン回転数及びエンジン負荷に基づいて各直噴式水素ガスインジェクタを切り換えるための制御マップを示す図である。なお、図5に示すフローチャートにおいて、「S」は各ステップを示す。
先ず、図5に示すように、S1においてエンジン回転数Nを示す出力信号及び吸入空気量Aを示す出力信号を各センサ72、74から読み込む。次に、S2において、S1で読み込んだ吸入空気量A及びエンジン回転数Nから、所定の空燃比(例えばλ=2)となるような燃料噴射量Q及びエンジン負荷Rを演算する。
次に、S3に進み、S2で演算したエンジン負荷Rが所定値を超えているか否かを判定する。この所定値は、図6中Ttで示すラインである。このラインTtはエンジン回転数Nに応じて定められ、本実施形態では、エンジン1の最大発生トルクの80〜85%の値と設定している。
このS3において、エンジン負荷Rが所定値(ラインTt)を超えると判定された場合は、S4に進み、S1で読み込んだエンジン回転数Nが所定値を超えているか否かを判定する。本実施形態では、所定値を4500rpmと設定している。本実施形態では、4500rpmを超えると高回転域、4500rpm以下であれば低回転域とする。なお、この所定値は、エンジンの排気量や特性によって異なる値に設定しても良い。
このS4において、エンジン回転数Nが所定値(4500rpm)を超えると判定された場合は、S5に進み、中央噴射インジェクタ40により、上述したように圧縮行程の所定のタイミングで、S2で演算された燃料噴射量Qの水素ガスを作動室10の中央側領域Cに向けて噴射させる。
一方、S3において、エンジン負荷Rが所定値以下であると判定された場合、或いは、S4において、エンジン回転数Nが所定値(4500rpm)以下であると判定された場合は、S6に進み、L側噴射インジェクタ42により、上述したように圧縮行程の所定のタイミングで、S2で演算された燃料噴射量Qの水素を作動室10のリーディング側領域Lに向けて水素を噴射させる。
このようなS3及びS4の判定による水素ガスインジェクタ40、42の切換を制御マップとして表したのが図6である。この制御マップに示すように、S2で演算したエンジン負荷Rが所定値(ラインTt)を超え、且つ、S1で読み込んだエンジン回転数Nが所定値(4500rpm)を超えている領域(中央噴射インジェクタ領域)では、中央噴射インジェクタ40により作動室10の中央側領域Cに向けて水素を噴射し、それ以外の領域(L側噴射インジェクタ領域)では、L側噴射インジェクタ42により作動室10のリーディング側領域Lに向けて水素を噴射させるのである。
なお、図6に示す制御マップには、いくつかのスロットル開度についてエンジン負荷(発生トルク)の変化を合わせて示している。例えば、スロットル開度70%であり且つ高回転域(4500rpm〜)では、得られるエンジン負荷Rが所定値Ttを超えているため、中央噴射インジェクタ42による噴射を行わせるが、スロットル開度50%且つ高回転域では、得られるエンジン負荷Rが所定値Tt以下になるため、L側噴射インジェクタ40による噴射を行わせることが分かる。
ここで、水素ロータリエンジンでは、エンジン回転数が高くなるにつれて、膨張行程にある隣の作動室11から漏れてくる高温の燃焼ガスにより、圧縮行程にある作動室10の水素ガスが着火するいわゆる過早着火(プリイグニッション)が生じやすくなる。特に、高負荷高回転域において、作動室10内に水素ガスのリッチな部分があると、このような過早着火が生じ易くなってしまう。
これに対して本実施形態では、エンジン1の高負荷域且つ高回転域において、作動室10の中央側領域Cに向けて水素を噴射することにより、水素ガスが作動室10内に均一に分散するようにしている。即ち、作動室10の中央側に向けて噴射された水素は、ロータ6が回転するにつれ、その中央側領域Cから、前方のリーディング側領域L及び後方のトレーリング領域Tに拡散して、吸入空気と水素ガスとのミキシングが促進されるのである。その結果、過早着火のような異常燃焼を抑制することが出来る。
そして、本実施形態では、中央噴射インジェクタ40の容量を、L側噴射インジェクタ42の容量よりも大きくしているので、低回転域より水素噴射量の多い高回転域で水素ガスの噴射量を確実に得ることが出来、その結果、出力を確保することが出来る。
一方、本実施形態では、過早着火が起こりにくい低回転域において、作動室10のリーディング側に向けて水素ガスを噴射することで、リーディング側領域Lで水素ガスがリッチとなるような成層状態にしている。この場合、ロータ6が回転し、点火プラグ14、15に対して細長い作動室が形成されると、上述したように燃焼性の高い点火プラグ15の周囲で水素がリッチとなる。従って、燃焼効率を高めることが出来、その結果、燃費を向上させることが出来る。さらに、出力も向上する。また、本実施形態では、高回転域であるが負荷が小さいときにも、このように成層化して、燃焼効率を高めるようにしている。
次に、図7及び図8により、本発明の第2実施形態を説明する。図7は、第2実施形態による各直噴式水素インジェクタの切換制御を示すフローチャートであり、図8は、第2実施形態によるエンジン回転数及びエンジン負荷に基づいて各直噴式水素ガスインジェクタを切り換えるための制御マップを示す図である。
この第2実施形態による水素ロータリエンジンの構造は、図1乃至図3により上述した構造と基本的に同様である。以下、上述した実施形態(第1実施形態)と異なる点について説明する。
先ず、水素ロータリエンジン1の構造として、この第2実施形態では、図1に示す2つの水素ガスインジェクタ40、42を、互いの同じ容量のインジェクタとしている。本実施形態では、第1実施形態に比べ、中央噴射インジェクタ42の容量を下げ、中央噴射インジェクタ40の容量と同じ容量にして、部品(インジェクタ)の共通化を図っている。
次に、図7に示すように、ECU70の制御内容としては、S11乃至S14は、上述した図5のS1乃至S4の処理と同様である。即ち、S11においてエンジン回転数N及び吸入空気量Aを読み込み、S12において燃料噴射量Q及びエンジン負荷Rを演算し、S13において、エンジン負荷Rが所定値(第1実施形態と同様の図8に示すラインTtで表される値)を超えるか否かを判定し、S14において、エンジン回転数Nが所定値(第1実施形態と同様の4500rpm)を超えるか否かを判定している。
S13においてエンジン負荷Rが所定値を超える判定され、さらに、S14においてエンジン回転数Nが所定値を超えていると判定された場合には、S15に進む。このS15では、上述したような圧縮行程の所定のタイミングで、中央噴射インジェクタ40により作動室10の中央側領域Cに向けて噴射させると共にL側噴射インジェクタ42によっても作動室10のリーディング側領域Lに向けて水素を噴射させる。このS15では、各インジェクタ40、42による噴射量の合計量がS2で演算された燃料噴射量Qとなるように、各インジェクタ40、42の噴射量が定められている。本実施形態では、ミキシングを促進するために中央噴射インジェクタ40の噴射量が多くなるように定められている。
一方、S13においてエンジン負荷Rが所定値以下であると判定され、或いは、S14においてエンジン回転数Nが所定値以下であると判定された場合には、S16に進み、上述したS6と同様に、L側噴射インジェクタ42により、S12で演算された燃料噴射量Qの水素を作動室10のリーディング側領域Lに向けて水素を噴射させる。
第2実施形態による水素ガスインジェクタ40、42の切換を制御マップとして表したのが図8である。この制御マップにおいては、S2で演算したエンジン負荷Rが所定値(ラインTt)を超え、且つ、S1で読み込んだエンジン回転数Nが所定値(4500rpm)を超えている領域が、「中央噴射インジェクタ及びL側噴射インジェクタ領域の併用領域」として規定され、それ以外の領域が、「L側噴射インジェクタ領域」として規定されている。また、この図8に示す制御マップにも、図6と同様に、いくつかのスロットル開度について、エンジン負荷(発生トルク)の変化を合わせて示している。
以上説明したように、この第2実施形態では、低回転域である場合、或いは、高回転域であるがエンジン負荷が小さい場合に、上述したように、L側噴射インジェクタ42による水素噴射により、作動室10のリーディング側領域Lで水素ガスがリッチとなるように成層化して燃焼効率を高めるようにしている。
一方、高回転域、特に、高負荷且つ高回転域である場合には、両方のインジェクタ40、42により水素ガスを噴射している。この場合においては、作動室10の中央側領域C及びリーディング側領域Lの両方に向けて水素ガスが噴射されるので、ロータ6の回転に伴って水素ガスと吸入空気とのミキシングが促進され、特に、作動室10の中央側領域Cの水素ガスは、ロータ6の回転に伴ってトレーリング領域Tにも拡散されて吸入空気とのミキシングが促進される。これらの結果、異常燃焼(過早着火)の発生を抑制することが出来る。
さらに、水素ガスの噴射量が大きくなる高回転域、特に、高回転域且つ高負荷域において、2つのインジェクタ40、42の両方から水素ガスを噴射することにより水素ガスの噴射量を確実に得ることが出来る。そして、2つのインジェクタ40、42の共通化を図ることが出来るので、コストも削減される。
なお、噴射された水素ガスの方向をいわゆるアシストエアー技術を用いてコントロールするようにしても良い。例えば、ロータハウジング2の水素ガスインジェクタ40、42の近傍に空気(アシストエアー)を噴出させる孔部を設け、この孔部から噴出した空気により水素ガスの流出方向を変えるようにしても良い。また、直噴式水素ガスインジェクタを1つだけ設け、或いは、同じ角度でロータリハウジングに取り付けられた2つの直噴式水素ガスインジェクタを設け、そのような直噴式水素ガスインジェクタの近傍に空気を噴出させる孔部を設けて、ある一定の方向に噴出した水素の流出方向を変えるようにしても良い。
本発明の実施形態による水素ロータリエンジンのエンジン本体部の概略構成を示す図である。 本発明の実施形態による水素ロータリエンジンのエンジン本体部の断面構造の一部を示す断面図である。 図1に示すエンジン本体部及びそれに付随する装置を示す水素ロータリエンジンの全体構成を示す図である。 本発明の実施形態による直噴式水素ガスインジェクタによる水素ガスの噴射方向及び噴射される領域を示す図である。 第1実施形態による各直噴式水素インジェクタの切換制御を示すフローチャートである。 第1実施形態によるエンジン回転数及びエンジン負荷に基づいて各直噴式水素ガスインジェクタを切り換えるための制御マップを示す図である。 第2実施形態による各直噴式水素インジェクタの切換制御を示すフローチャートである。 第2実施形態によるエンジン回転数及びエンジン負荷に基づいて各直噴式水素ガスインジェクタを切り換えるための制御マップを示す図である。
符号の説明
1 水素ロータリエンジン
2 ロータハウジング
4 サイドハウジング
6 ロータ
10 圧縮行程の作動室
11 膨張行程の作動室
14 トレーリング側(T側)の点火プラグ
15 リーディング側(L側)の点火プラグ
16 吸気ポート
18 排気ポート
40 直噴式水素ガスインジェクタ(中央噴射インジェクタ)
42 直噴式水素ガスインジェクタ(L側噴射インジェクタ)
70 コントロールユニット
72 エンジン回転数センサ
74 エアフローセンサ
C 圧縮行程の作動室の中央側領域
L 圧縮行程の作動室のリーディング側領域
T 圧縮行程の作動室のトレーリング側領域

Claims (6)

  1. 水素ロータリエンジンの燃料噴射装置であって、
    上記水素ロータリーエンジンの作動室を形成するロータハウジングに取り付けられ、上記水素ロータリエンジンの作動室に水素を直接噴射する水素インジェクタと、
    この水素インジェクタが上記作動室内に圧縮行程中の所定のタイミングで水素を噴射するように噴射タイミングを制御する水素噴射タイミング制御手段と、
    上記水素インジェクタからの水素が、上記水素ロータリエンジンの低回転域では圧縮行程の上記作動室のリーディング領域に向かって流出し、高回転域では圧縮行程の上記作動室の中央領域に向かって流出するように、水素の噴射方向を設定する水素流出方向設定手段と、
    を有することを特徴とする水素ロータリエンジンの燃料噴射装置。
  2. 上記水素インジェクタは、少なくとも第1インジェクタ及び第2インジェクタを有し、 上記水素流出方向設定手段は、上記第1インジェクタの水素の噴射方向が上記作動室のリーディング領域に向かう方向となるように上記第1インジェクタを上記水素ロータリエンジンに取り付けると共に、上記第2インジェクタの水素の噴射方向が上記作動室の中央領域に向かう方向となるように上記第2インジェクタを上記第1水素インジェクタとは異なる角度で上記ロータリエンジンに取り付けることにより構成されており、
    さらに、上記水素流出方向設定手段は、上記低回転域では上記第1水素インジェクタを作動させ、上記高回転域では上記第2水素インジェクタを作動させる請求項1に記載の水素ロータリエンジンの燃料噴射装置。
  3. 上記第2水素インジェクタの容量が上記第1水素インジェクタの容量より大であり、
    上記水素流出方向設定手段は、上記水素ロータリエンジンの高回転域且つ高負荷域で上記第2水素インジェクタを作動させる請求項2に記載の水素ロータリエンジンの燃料噴射装置。
  4. 水素ロータリエンジンの燃料噴射装置であって、
    上記水素ロータリーエンジンの作動室を形成するロータハウジングに取り付けられ、上記水素ロータリエンジンの作動室に水素を直接噴射すると共に圧縮行程の上記作動室のリーディング領域に向けて水素を噴射する第1水素インジェクタと、
    上記水素ロータリーエンジンの作動室を形成するロータハウジングに取り付けられ、上記水素ロータリエンジンの作動室に水素を直接噴射すると共に圧縮行程の上記作動室の中央領域に向けて水素を噴射する第2水素インジェクタと、
    これらの第1及び第2の水素インジェクタが上記作動室内に圧縮行程中の所定のタイミングで水素を噴射するように噴射タイミングを制御する水素噴射タイミング制御手段と、 上記水素ロータリエンジンの低回転域では上記第1水素インジェクタを作動させ、高回転域では上記第2水素インジェクタを作動させるようにインジェクタを切り換える水素インジェクタ切換手段と、
    を有することを特徴とする水素ロータリエンジンの燃料噴射装置。
  5. 水素ロータリエンジンの燃料噴射装置であって、
    上記水素ロータリーエンジンの作動室を形成するロータハウジングに取り付けられ、上記水素ロータリエンジンの作動室に水素を直接噴射すると共に圧縮行程の上記作動室のリーディング領域に向けて水素を噴射する第1水素インジェクタと、
    上記水素ロータリーエンジンの作動室を形成するロータハウジングに取り付けられ、上記水素ロータリエンジンの作動室に水素を直接噴射すると共に圧縮行程の上記作動室の中央領域に向けて水素を噴射する第2水素インジェクタと、
    これらの第1及び第2の水素インジェクタが上記作動室内に圧縮行程中の所定のタイミングで水素を噴射するように噴射タイミングを制御する水素噴射タイミング制御手段と、 上記水素ロータリエンジンの低回転域では上記第1水素インジェクタを作動させ、高回転域では上記第1及び第2の両方の水素インジェクタを作動させるようにインジェクタを切り換える水素インジェクタ切換手段と、
    を有することを特徴とする水素ロータリエンジンの燃料噴射装置。
  6. 上記第1水素インジェクタの容量と第2水素インジェクタの容量とが同一であり、
    上記水素インジェクタ切換手段は、上記水素ロータリエンジンの高回転域且つ高負荷域で上記第1及び第2の両方の水素インジェクタを作動させる請求項5に記載の水素ロータリエンジンの燃料噴射装置。
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