JP4609717B2 - エンジンの回転数制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンの回転数制御装置に係り、特にエンジンの始動後の暖機時におけるアイドル回転数を制御するエンジンの回転数制御装置に関するものである。
車両のエンジンには、吸気通路にスロットルバルブを設け、このスロットルバルブの上流側と下流側との吸気通路を連通して該スロットルバルブを迂回するバイパス通路を設け、このバイパス通路には該バイパス通路のエンジンへの空気流量を調整可能なアイドル制御弁を設け、エンジンの冷却水温度であるエンジン水温を検出するエンジン水温検出手段を設け、アイドル回転数が目標エンジン回転数になるようにアイドル制御弁を作動制御する制御手段を設けた回転数制御装置が備えられている。
従来、エンジンの回転数制御装置には、エンジンの始動後に、エンジン水温に応じた第一の目標エンジン回転数を設定し、この第一の目標エンジン回転数をエンジン水温に応じた保持時間だけ保持制御した後、この保持時間の終了時のエンジン水温を検出し、エンジン回転数をこのエンジン水温に応じた回転減衰量で第二の目標エンジン回転数まで減衰制御するものがある。
即ち、図12のフローチャートに示すように、目標エンジン回転数制御において、プログラムがスタートすると(E01)、エンジンが始動したか否かを判断し(E02)、このステップE02がNOの場合に、この判断を継続し、このステップE02がYESの場合には、目標エンジン回転数をエンジン水温に応じた第一の目標エンジン回転数(NSET1)に設定し(E03)、そして、エンジン回転数をこの設定した第一の目標エンジン回転数(NSET1)にエンジン水温に応じた一定の保持時間(T1)にて制御する(E04)。次いで、この保持時間(T1)が経過したか否かを判断し(E05)、このステップE05がNOの場合に、前記ステップE04に戻し、このステップE05がYESの場合には、エンジン水温に応じた回転減衰量(TGEN)にてエンジン回転数を第二の目標エンジン回転数(NSET)まで減衰制御し(E06)、その後、エンジン回転数をエンジン水温に応じた第二の目標エンジン回転数(NSET)にて制御し(E07)、プログラムをエンドとしている(E08)。この場合、エンジンの冷機始動後、エンジンが安定した燃焼に到達するように設定された前記保持時間(T1)は、エンジンの始動時のエンジン水温に左右されることから、エンジン水温が低い程、安定した燃焼に到達するように長く設定されている。
特開2004−143982号公報
また、エンジンの制御装置には、エンジン水温が設定温度よりも低く且つエンジン水温の設定時間内における変化量が設定変化量よりも小さい場合に、目標エンジン回転数を上昇するとともに目標点火時期を遅角させるものがある。
特開2005−16465号公報
更に、エンジンの制御装置には、エンジンの始動後、設定時間経過するまで点火時期を通常の目標点火時期になるように制御し、設定時間経過後には、点火時期を緩やかに遅角側目標点火時期になるように制御するものがある。
特開平11−141446号公報
ところで、従来のエンジンの回転数制御装置においては、排気ガス低減に重要な触媒温度の昇温を考慮して、低温雰囲気からのエンジンの始動時からの保持時間は長めに設定されていた(図5の点線の保持時間(T1)を参照)。つまり、エンジンの始動後、前記保持時間(T1)は、アイドル放置(エンジン始動後、そのまま放置した状態)の場合、あるいは、車両が走行を経験した後アイドリングの状態の場合のどちらの状態でも、目標エンジン回転数として、図4に示された第一の目標エンジン回転数(NSET1)の特性を使用していた。しかし、エンジン水温が低くても、車両が走行を経験した後のアイドリング状態においては、触媒が暖機されている場合がある。この場合には、図5の点線の保持時間(T1)よりも短い保持時間(図5の実線で示したT1)程度で、触媒は活性温度に到達している。
すなわち、従来の制御においては、実際の触媒温度の上昇状態にかかわらず、アイドル回転数が、一つの目標エンジン回転数になるように制御されていた。主に、前記アイドル放置状態での触媒温度の昇温とヒータ性能の向上(エンジンの冷却水温がいかに早く暖機できるか)という観点から、図5の保持時間を決定していたため、目標エンジン回転数を第一の目標エンジン回転数(NSET1)に長い時間制御させることになり、アイドル運転時のエンジン回転数の高い時間が長くなり、このため、燃料消費量が増加したり、エンジン騒音が大きいなるという不具合が発生していた。
また、逆に、走行を経験したことを条件に、図5の保持時間(T1)を決定すると、アイドル放置では、第一の目標エンジン回転数(NSET1)に制御される時間が短くなり、燃料消費量が減少する点は良いが、触媒温度が活性温度に到達する時間が長くなり、触媒で浄化されない排ガスが大気に放出されそうになったり、エンジン水温の上昇時間が長くかかり、ヒータがなかなか温まらないという不具合が発生してしまう。
この結果、燃料消費量の低減、エンジン騒音の低減、ヒータ性能の向上、触媒の暖機時間の低減による排ガスの排出量の低減の両立をすることができなかった。
そこで、この発明の目的は、エンジンの始動後の暖機時における目標アイドル回転数をエンジンの暖機状態に応じて変更し、必要以上に高いアイドル回転数を維持させないようにし、経済的で、エンジンへの負荷を軽減するエンジンの回転数制御装置を提供することにある。
この発明は、エンジンの吸気通路にスロットルバルブを設け、このスロットルバルブの上流側と下流側との前記吸気通路を連通して前記スロットルバルブを迂回するバイパス通路を設け、このバイパス通路には該バイパス通路の前記エンジンへの空気流量を調整可能なアイドル制御弁を設け、前記エンジンの冷却水温度であるエンジン水温を検出するエンジン水温検出手段を設け、前記エンジンのアイドル回転数が目標エンジン回転数になるように前記アイドル制御弁を作動制御する制御手段を設けたエンジンの回転数制御装置であって、前記制御手段は、少なくとも車速が設定車速を越えた条件を含む条件成立に基づいて車両の走行状態の継続時間を計測し、かつこの計測された走行継続時間と設定継続時間とを比較することにより前記エンジンが暖機状態であるか否かを判定するエンジン暖機状態判定部を備え、前記エンジン水温検出手段により検出されたエンジン水温に応じた目標エンジン回転数を二種類設定し、高い回転数を維持する方を第一の目標エンジン回転数と設定し、この第一の目標エンジン回転数よりも低い回転数特性を有する方を第二の目標エンジン回転数と設定し、前記エンジンの始動後において目標エンジン回転数を前記第一の目標エンジン回転数に設定し、前記エンジン暖機状態判定部の走行継続時間と設定継続時間とを比較することにより前記エンジンが暖機状態であると判定された時には目標エンジン回転数をエンジン水温が高くなるに連れて高い値に設定する回転減衰量によって減衰して前記第二の目標エンジン回転数に変更することを特徴とする。
この発明のエンジンの回転数制御装置は、エンジンの始動後の暖機時における目標アイドル回転数をエンジンの暖機状態に応じて変更することにより、必要以上に高いアイドル回転数を維持することを無くし、これにより、ヒータ性能を落とすことなく、燃料消費量の低減及び排ガスの排出量の低減を図ることができる。
この発明は、ヒータ性能を落とすことなく、燃料消費量の低減及び排ガスの排出量の低減を図る目的を、エンジンの始動後の暖機時における目標アイドル回転数をエンジンの暖機状態に応じて変更して実現するものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
図1〜図7は、この発明の第1実施例を示すものである。
図7において、1は車載用のエンジン、2はエンジン1の吸気系の吸気通路、3はエンジン1の排気系の排気通路である。エンジン1は、一側シリンダバンク4Aと他側シリンダバンク4BとをV字形状に配置して構成されている。
吸気通路2には、上流側から順次に、エアクリーナ5と、該吸気通路2を流通してエンジン1に供給される吸入空気量を制御するスロットルバルブ6とが配設されている。この吸気通路2の下流側には、一側分岐吸気通路7Aと他側分岐吸気通路7Bとが分岐し且つ交差して設けられている。この一側分岐吸気通路7A・他側分岐吸気通路7Bの下流側は、一側燃焼室8A・他側燃焼室8Bに連通している。
排気通路3は、エンジン1に接続される上流側が一側分岐排気通路9Aと他側分岐排気通路9Bとに分岐され、一側燃焼室8A・他側燃焼室8Bに連通している。この一側分岐排気通路9A・他側分岐排気通路9Bの途中には、一側触媒コンバータ10A・他側触媒コンバータ10Bが設けられる。また、排気通路3は、エンジン1から離間する側で一側分岐排気通路9Aと他側分岐排気通路9Bとの下流側が合流される。この一側分岐排気通路9Aと他側分岐排気通路9Bとの合流部位よりも下流側の排気通路3には、三元触媒コンバータ11が配設されている。
他側分岐吸気通路7Bには、吸気マニホルド調整弁12が配設されている。この吸気マニホルド調整弁12は、負圧によって作動する弁駆動部13により開閉動作される。この弁駆動部13には、吸気マニホルド調整弁12よりも下流側の他側分岐吸気通路7Bに連通する負圧導入通路14が接続している。この負圧導入通路14には、弁駆動部13側から順次に、負圧調整ソレノイド15と負圧タンク16とが設けられている。
吸気通路2には、アイドル空気量制御装置17が設けられている。このアイドル空気量制御装置17には、スロットルバルブ6の上流側と下流側との吸気通路2を連通してスロットルバルブ6を迂回するバイパス通路18と、このバイパス通路18を流通してエンジン1に供給される空気流量を調整可能なアイドル制御弁(ISCバルブ)19とが設けられている。
エンジン1には、一側燃焼室8A・他側燃焼室8Bに対応して、一側燃料噴射弁20A・他側燃料噴射弁20Bと、一側点火プラグ21A・他側点火プラグ21Bと、この一側点火プラグ21A・他側点火プラグ21Bに飛火させる一側イグニションコイル22A・他側イグニションコイル22Bとが設けられている。また、エンジン1には、他側シリンダバンク4Bに、PCVバルブ23が設けられている。このPCVバルブ23には、一側分岐吸気通路7A・他側分岐吸気通路7Bの分岐部位に連通するブローバイガス通路24が接続している。更に、エンジン1には、他側シリンダバンク4Bに、該エンジン1の冷却水温度であるエンジン水温を検出するエンジン水温検出手段であるエンジン水温センサ25が取り付けられている。
エアクリーナ5には、吸入空気の温度を検出する吸気温センサ26が取り付けられている。また、吸気通路2には、エアクリーナ5側からの空気流量を検出するエアフローセンサ27と、スロットルバルブ6の開度を検出してエンジン負荷検出可能なスロットルセンサ28とが取り付けられている。更に、他側分岐吸気通路7Bには、吸気通路2のマニホルド絶対圧を検出するマニホルド絶対圧検出センサ29が取り付けられている。
一側分岐排気通路9A途中の一側触媒コンバータ10Aよりも上流側部位には、空燃比センサとして、例えば、一側フロントO2センサ(酸素濃度センサ)30Fが設けられる。この一側フロントO2センサ30Fは、一側触媒コンバータ10Aよりも上流側の一側分岐排気通路9A内の排ガス中の酸素濃度を検出し、リッチ・リーンの出力信号を出力するものである。また、一側分岐排気通路9A途中の一側触媒コンバータ10Aよりも下流側部位には、空燃比センサとして、例えば、一側リアO2センサ(酸素濃度センサ)30Rが設けられる。この一側リアO2センサ30Rは、一側触媒コンバータ10Aよりも下流側の一側分岐排気通路9A内の排ガス中の酸素濃度を検出し、リッチ・リーンの出力信号を出力するものである。
他側分岐排気通路9B途中の他側触媒コンバータ10Bよりも上流側部位には、空燃比センサとして、例えば、他側フロントO2センサ(酸素濃度センサ)31Fが設けられる。この他側フロントO2センサ31Fは、他側触媒コンバータ10Bよりも上流側の他側分岐排気通路9B内の排ガス中の酸素濃度を検出し、リッチ・リーンの出力信号を出力するものである。また、他側分岐排気通路9B途中の他側触媒コンバータ10Bよりも下流側部位には、空燃比センサとして、例えば、他側リアO2センサ(酸素濃度センサ)31Rが設けられる。この他側リアO2センサ31Rは、他側触媒コンバータ10Bよりも下流側の他側分岐排気通路9B内の排ガス中の酸素濃度を検出し、リッチ・リーンの出力信号を出力するものである。
なお、空燃比センサとしては、前記各O2センサの他に、排気系に取り付けられる各種センサを用いることが可能である。
エンジン1には、燃料供給装置32が設けられている。この燃料供給装置32には、燃料を貯留する燃料タンク33と、この燃料タンク33内に設置された燃料ポンプ34と、この燃料ポンプ34から圧送された燃料を導く燃料通路35と、この燃料通路35から一側、他側燃料噴射弁20A、20Bに分岐した一側、他側分岐燃料通路36A、36Bとが設けられている。燃料通路35の途中には、燃料中に含有する塵埃を除去する燃料フィルタ37が設けられている。
また、燃料通路35の途中には、前記一側、他側燃料噴射弁20A、20Bへの燃料の圧力を調整する燃料圧力レギュレータ38が設けられている。この燃料圧力レギュレータ38は、吸気マニホルド調整弁12よりも下流側の一側分岐吸気通路7Aに連通する導圧通路39から導入した吸気管圧力によって作動され、燃料の圧力を一定値に調整し、且つ、余剰の燃料を燃料戻り通路40から燃料タンク33に戻すものである。また、燃料タンク33には、燃料レベルセンサ41が取り付けられている。
エンジン1には、蒸発燃料制御装置(エバポシステム)42が設けられている。この蒸発燃料制御装置42においては、燃料タンク33の上部にベーパ制御弁43が取り付けられ、このベーパ制御弁43にエバポ通路44の一端側が接続し、このエバポ通路44の他端側にキャニスタ45が取り付けられている。このキャニスタ45にはスロットルバルブ6よりも下流側の吸気通路2に連通するパージ通路46が接続し、このパージ通路46途中にパージ弁47が設けられている。
キャニスタ45には、大気導入通路48が接続している。この大気導入通路48には、キャニスタ45側から順次に、リーク検出用モジュール49とエアサクションフィルタ50とが設けられている。リーク検出用モジュール49には、リーク検出用圧力センサ51が設けられている。
更に、エンジン1には、EGR装置52が設けられている。このEGR装置52においては、一端側が排気系の他側分岐吸気通路9Bに連通するとともに他端側が吸気系の一側吸気通路7Aと他側吸気通路7Bとの分岐部位に連通するEGR通路53が設けられ、このEGR通路53途中には、EGR弁54が設けられている。
負圧調整ソレノイド15と、アイドル制御弁19と、一側燃料噴射弁20A・他側燃料噴射弁20Bと、一側イグニションコイル22A・他側イグニションコイル22Bと、エンジン水温センサ25と、吸気温センサ26と、エアフローセンサ27と、スロットルセンサ28と、マニホルド絶対圧検出センサ29と、一側フロントセンサ30F・一側リアO2センサ30Rと、他側フロントセンサ31F・他側リアO2センサ31Rと、燃料ポンプ34と、燃料レベルセンサ41と、パージ弁47と、リーク検出用モジュール49と、リーク検出用圧力センサ51と、EGR弁54とは、エンジン1の回転数制御装置55を構成する制御手段(ECM)56に連絡している。
また、この制御手段56には、エンジン1のノック状態を検出するノックセンサ57と、エンジン1のカム角を出力するカム角センサ58と、エンジン2のクランク角を検出してエンジン回転数センサとしても機能するクランク角センサ59と、車速を検出する車速センサ60と、コンビネーションメータ61と、クルーズコントロールモジュール62と、表示ランプ63と、パワーステアリング圧力スイッチ64と、ストップランプスイッチ65と、ブレーキコントロールモジュール66と、トランスミッションコントロールモジュール67と、ABSコントロールモジュール68と、データリンクコネクタ69と、A/Cコンデンサファンリレー70と、A/Cコンプレッサクラッチリレー71と、HVACコントロールモジュール72と、A/C冷媒圧力スイッチ73と、メインスイッチ74と、イグニションスイッチ75と、P/N位置スイッチ76と、スタータマグネットスイッチ77と、バッテリ78とが接続している。
この制御手段56は、各種センサ類からの検出信号を入力し、エンジン1のアイドリング回転数が目標エンジン回転数になるようにアイドル制御弁19を作動制御する。
また、制御手段56は、エンジン1の暖機状態を判定するエンジン暖機状態判定部56Aを備え、また、エンジン水温センサ25により検出されたエンジン水温に応じた目標エンジン回転数を二種類設定し(図4参照)、常時高い回転数を維持する方を第一の目標エンジン回転数(NSET1)と設定し、この第一の目標エンジン回転数(NSET1)よりも低い回転数特性を有する方を第二の目標エンジン回転数(NSET)と設定する回転数設定部56Bを備え、更に、エンジン1の始動後において目標エンジン回転数を前記第一の目標エンジン回転数(NSET1)に設定し、エンジン暖機状態判定部56Aによりエンジン1が暖機状態であると判定された時には目標エンジン回転数を前記第二の目標エンジン回転数(NSET)に変更する回転数変更部56Cを備えている。
前記エンジン暖機状態判定部56Aは、この実施例において、エンジン発熱量を算出し、この算出されたエンジン発熱量と設定発熱量とを比較することにより、エンジン1が暖機状態であるか否かを判定する。
このため、制御手段56には、回転数設定部56Bで、図4に示すように、エンジン水温に対応した目標エンジン回転数を二種類設定し、高い回転数を維持する方を第一の目標エンジン回転数(NSET1)と設定し、この第一の目標エンジン回転数(NSET1)よりも低い回転数特性を有する方を第二の目標エンジン回転数(NSET)と設定する。この図4において、第一の目標エンジン回転数(NSET1)・第二の目標エンジン回転数(NSET)は、エンジン水温が低い状態(−30℃付近)で最も高い値に設定され、エンジン水温が高くなるに連れて低い値に設定される。
また、制御手段56には、図5に示すように、エンジン水温に対応したアイドリング放置時の保持時間(T1)が設定される。この保持時間(T1:実線で示す)は、エンジン1の始動後、エンジン水温が低い程、安定した燃焼に到達する時間を長くするように、エンジン水温が低い状態(−30℃付近)で最も高い値に設定され、エンジン水温が高くなるに連れて低い値に設定される。この図5においては、触媒温度の昇温から決定したアイドル放置時の保持時間(T1:点線で示す)が設定されている。
更に、制御手段56には、図6に示すように、エンジン水温に対応した回転減衰量(TGEN)が設定される。この回転減衰量(TGEN)は、エンジン水温が低い状態(−30℃付近)で最も低い値に設定され、エンジン水温が高くなるに連れて高い値に設定される。
また、制御手段56には、図3に示すように、エンジン水温に対応した設定発熱量としての発熱量判定値(CALSET)が設定される。この発熱量判定値(CALSET)は、エンジン1への吸入空気量、燃料噴射量、エンジン負荷等から算出されたエンジン発熱量と比較される。
次に、この第1実施例の作用を説明する。
図1のフローチャートに示すように、目標エンジン回転数制御において、プログラムがスタートすると(A01)、エンジン1が始動したか否かを判断し(A02)、このステップA02がNOの場合に、この判断を継続し、このステップA02がYESの場合には、目標エンジン回転数をエンジン水温に応じた第一の目標エンジン回転数(NSET1)に設定する(A03)。
そして、吸入空気量、燃料噴射量、エンジン負荷等からエンジン発熱量を算出し(A04)、この算出されたエンジン発熱量が発熱量判定値(CALSET)よりも超えたか否かを判断する(A05)。このステップA05がNOの場合に、前記ステップA04に戻す。
このステップA05がYESの場合には、エンジン水温に応じた回転減衰量(TGEN)にて第二の目標エンジン回転数(NSET)までエンジン回転数を減衰制御し(A06)、その後、エンジン回転数を第二の目標エンジン回転数(NSET)にて制御し(A07)、プログラムをエンドとする(A08)。
次いで、図2のタイムチャートに基づいて、エンジン1の冷機始動からの目標エンジン回転数制御を説明する。
エンジン1が低温の−10℃付近で始動した際には(時間t1)、保持時間(T1)が長く設定されていることから、エンジン回転数は、第一の目標エンジン回転数(NSET1)に長い保持時間(T1)で維持されている(時間t4)。そして、エンジン回転数は、その時のエンジン水温に応じた回転減衰量(TGEN)によって減衰され、一定時間経過後に(時間t5)、第二の目標エンジン回転数(NSET)に制御される。
一方、エンジン1が常温の20℃付近で始動した際には(時間t1)、保持時間(T1)が短く設定されていることから、エンジン回転数は、第一の目標エンジン回転数(NSET1)に短い保持時間(T1)で維持されている(時間t2)。そして、エンジン回転数は、エンジン水温に応じた回転減衰量(TGEN)によって減衰され、一定時間経過後に(時間t3)、第二の目標エンジン回転数(NSET)に制御される。
つまり、アイドル運転時の目標エンジン回転数を切り替える制御において、エンジン1の始動後、走行経験後のアイドル運転時は、保持時間(T1)の間でも、目標エンジン回転数として第二の目標エンジン回転数(NSET)の値を取り、目標エンジン回転数を走行経験の無いアイドル放置の場合よりも早く低い値に設定する。ここで、走行経験後とは、エンジン発熱量が設定発熱量を超えた場合である。
この結果、この第1実施例において、エンジン1の暖機状態を判定し、エンジン水温センサ25により検出されたエンジン水温に応じた目標エンジン回転数を二種類設定し、高い回転数を維持する方を第一の目標エンジン回転数(NSET1)と設定し、この第一の目標エンジン回転数(NSET1)よりも低い回転数特性を有する方を第二の目標エンジン回転数(NSET)と設定し、エンジン1の始動後において目標エンジン回転数を第一の目標エンジン回転数(NSET1)に設定し、エンジンが暖機状態であると判定された時には目標エンジン回転数を第二の目標エンジン回転数(NSET)に変更する。これにより、エンジン1の始動後の暖機時における目標アイドル回転数をエンジンの暖機状態に応じて変更しているので、必要以上に高いアイドル回転数を維持せず、ヒータ性能を落とすことなく、燃料消費量の低減及び排ガスの排出量の低減を図ることができる。
また、制御手段56は、エンジン発熱量を算出し、この算出されたエンジン発熱量と設定発熱量(CALSET)とを比較することにより、エンジン1が暖機状態であるか否かを判定する。これにより、エンジン1の暖機状態を判定するのに、通常の燃料噴射量制御システムで用いているパラメータを利用して算出したエンジン発熱量のパラメータを使用し、特別な専用部品を設ける必要がなく、構成が簡単で、廉価とすることができる。
図8、図9は、この発明の第2実施例を示すものである。
以下の実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、制御手段56のエンジン暖機状態判定部56Aは、触媒温度を測定し、この測定された触媒温度と設定温度である触媒温度判定値(CALSET)とを比較することにより、前記エンジンが暖機状態であるか否かを判定する。このため、制御手段56には、図9に示すように、エンジン水温に応じたエンジン1の始動後の触媒温度判定値(CALSET)を決定するテーブルが設定されている。前記触媒温度は、触媒の実際の温度、あるいは、演算された触媒の推定温度である。なお、この第2実施例においては、車両の走行後とは、触媒温度が触媒温度判定値(CALSET)を超えた場合である。
次に、この第2実施例の作用を説明する。
図8のフローチャートに示すように、目標エンジン回転数制御において、プログラムがスタートすると(B01)、エンジン1が始動したか否かを判断し(B02)、このステップB02がNOの場合に、この判断を継続し、このステップB02がYESの場合には、目標エンジン回転数をエンジン水温に応じた第一の目標エンジン回転数(NSET1)に設定する(A03)。
そして、触媒温度の計測等から触媒温度を演算し(B04)、この算出された触媒温度が触媒温度判定値(CALSET)よりも超えたか否かを判断する(B05)。このステップB05がNOの場合に、前記ステップB04に戻す。
このステップB05がYESの場合には、エンジン水温に応じた回転減衰量(TGEN)にて第二の目標エンジン回転数(NSET)までエンジン回転数を減衰制御し(B06)、その後、エンジン回転数を第二の目標エンジン回転数(NSET)にて制御し(B07)、プログラムをエンドとする(B08)。
この第2実施例によれば、エンジン1の暖機状態を判定するのに、触媒温度を利用しているだけなので、システム全体が複雑にすることなく、エンジン性能を向上させることができる。
図10、図11は、この発明の第3実施例を示すものである。
この第3実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、制御手段56のエンジン暖機状態判定部56Aは、車両の走行状態の継続時間を計測し、この計測された走行継続時間と設定継続時間とを比較することにより、エンジン1が暖機状態であるか否かを判定する。なお、この第3実施例においては、車両の走行後とは、車速が設定車速を超えた条件と、エンジン回転数が設定回転数を超えた条件と、エンジン負荷を設定負荷を超えた条件とを、単独で条件とする場合、あるいは、これら条件を組み合わせた場合であり、その条件の継続時間が設定時間を超えた場合である。
次に、この第3実施例の作用を説明する。
図10のフローチャートに示すように、目標エンジン回転数制御において、プログラムがスタートすると(C01)、エンジン1が始動したか否かを判断し(C02)、このステップC02がNOの場合に、この判断を継続し、このステップC02がYESの場合には、目標エンジン回転数をエンジン水温に応じた第一の目標エンジン回転数(NSET1)に設定する(C03)。
そして、車速、エンジン回転数、エンジン負荷等を計測し(C04)、走行経験条件が成立か否かを判断する(C05)。
この走行経験条件の成立か否かの判断にあっては、図11に示すように、プログラムがスタートすると(D01)、エンジン1が始動したか否かを判断し(D02)、このステップD02がNOの場合に、この判断を継続し、このステップD02がYESの場合には、車速が設定車速を超えたか否かを判断する(D03)。このステップD03がNOの場合に、この判断を継続する。
このステップD03がYESの場合には、エンジン回転数が設定回転数を超えたか否かを判断する(D04)。このステップD04がNOの場合に、前記ステップD03に戻す。
このステップD04がYESの場合には、エンジン負荷が設定負荷を超えたか否かを判断する(D05)。このステップD05がNOの場合に、前記ステップD03に戻す。
このステップD05がYESの場合には、継続時間が設定時間を超えたか否かを判断する(D06)。このステップD06がNOの場合に、前記ステップD03に戻す。
このステップD06がYESの場合には、走行経験条件が成立し(D07)、プログラムをエンドとする(D08)。
図10のステップC05がYESで、走行経験条件が成立した場合には、エンジン水温に応じた回転減衰量(TGEN)にて第二の目標エンジン回転数(NSET)までエンジン回転数を減衰制御し(C06)、その後、エンジン回転数を第二の目標エンジン回転数(NSET)にて制御し(C07)、プログラムをエンドとする(C08)。
この第3実施例によれば、エンジン1の暖機状態を判定するのに、車両が停止していない状態の継続時間を用いているだけなので、特別な専用部品を設ける必要がなく、構成が簡単で、廉価とすることができる。
以上説明した実施例では、アイドル回転数制御を行うシステムとして、スロットルバルブをパイパスしたパイパス通路を設け、このパイパス通路内に設けたアイドル制御弁を制御するシステムを用いているが、前記パイパス通路を廃止して、スロットルバルブを電子化した電子スロットルバルブを設け、この電子スロットルバルブの開度を制御してアイドル回転数を制御するシステムを用いても、同様の制御を実施することが可能である。
エンジンの始動後の暖機時における目標アイドル回転数をエンジンの暖機状態に応じて変更することを、他のエンジン制御にも適用することができる。
第1実施例において目標エンジン回転数制御のフローチャートである。 第1実施例においてエンジンの冷機始動からのエンジン回転数挙動を示すタイムチャートである。 第1実施例において発熱量判定値を設定するテーブルである。 第1実施例において目標エンジン回転数を設定するテーブルである。 第1実施例において保持時間を設定するテーブルである。 第1実施例において回転減衰量を設定するテーブルである。 第1実施例においてエンジンの回転数制御装置のシステム構成図である。 第2実施例において目標エンジン回転数制御のフローチャートである。 第2実施例において触媒温度判定値を設定するテーブルである。 第3実施例において目標エンジン回転数制御のフローチャートである。 第3実施例において走行経験条件成立のフローチャートである。 従来において目標エンジン回転数制御のフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 吸気通路
6 スロットルバルブ
7A 一側分岐吸気通路
7B 他側分岐吸気通路
17 アイドル空気量制御装置
18 バイパス通路
19 アイドル制御弁
20A 一側燃料噴射弁
20B 他側燃料噴射弁
25 エンジン水温センサ
26 吸気温センサ
27 エアフローセンサ
28 スロットルセンサ
55 エンジンの回転数制御装置
56 制御手段
56A エンジン暖機状態判定部
56B 回転数設定部
56C 回転数変更部
59 クランク角センサ
60 車速センサ

Claims (1)

  1. エンジンの吸気通路にスロットルバルブを設け、このスロットルバルブの上流側と下流側との前記吸気通路を連通して前記スロットルバルブを迂回するバイパス通路を設け、このバイパス通路には該バイパス通路の前記エンジンへの空気流量を調整可能なアイドル制御弁を設け、前記エンジンの冷却水温度であるエンジン水温を検出するエンジン水温検出手段を設け、前記エンジンのアイドル回転数が目標エンジン回転数になるように前記アイドル制御弁を作動制御する制御手段を設けたエンジンの回転数制御装置であって、前記制御手段は、少なくとも車速が設定車速を越えた条件を含む条件成立に基づいて車両の走行状態の継続時間を計測し、かつこの計測された走行継続時間と設定継続時間とを比較することにより前記エンジンが暖機状態であるか否かを判定するエンジン暖機状態判定部を備え、前記エンジン水温検出手段により検出されたエンジン水温に応じた目標エンジン回転数を二種類設定し、高い回転数を維持する方を第一の目標エンジン回転数と設定し、この第一の目標エンジン回転数よりも低い回転数特性を有する方を第二の目標エンジン回転数と設定し、前記エンジンの始動後において目標エンジン回転数を前記第一の目標エンジン回転数に設定し、前記エンジン暖機状態判定部の走行継続時間と設定継続時間とを比較することにより前記エンジンが暖機状態であると判定された時には目標エンジン回転数をエンジン水温が高くなるに連れて高い値に設定する回転減衰量によって減衰して前記第二の目標エンジン回転数に変更することを特徴とするエンジンの回転数制御装置。
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