JP4320539B2 - エンジンの回転数制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はエンジンの回転数制御装置に係り、特にエンジン冷却水温度に応じて目標エンジン回転数を設定し、エンジンの安定した燃焼を可能とし、失火の発生を防止し、エンジン振動を起因としたドライバビリティ不良を改善し得て、排気ガス排出量を低減し得るエンジンの回転数制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両等に搭載されるエンジンには、冷機始動後のエンジン回転数を早期に安定させるために、エンジンを始動した際のアイドル運転時に、吸気通路に設けたスロットル弁を迂回して供給されるアイドル空気流量を調整し、エンジン回転数が目標エンジン回転数になるよう制御する制御装置を備えたものがある。
【0003】
このエンジンの制御装置は、エンジンの吸気通路にスロットル弁を設け、このスロットル弁を迂回して吸気通路を連通するバイパス通路を設け、このバイパス通路のバイパス空気流量を調整するアイドル制御弁を設け、エンジンを始動した際のアイドル運転時に、特開平11−141446号公報の図4に実線で示す如く、エンジン回転数NEが冷却水温度に応じて設定された目標エンジン回転数NEsetになるようアイドル制御弁を制御する。
【0004】
また、エンジンには、排気中の有害成分を浄化する触媒コンバータを排気通路に設けている。触媒コンバータは、触媒の温度が活性化温度に達すると、排気有害成分の浄化機能が有効に機能する。
【0005】
そこで、従来のエンジンの制御装置には、エンジンの冷機始動時に、触媒の温度を活性化温度に早期に上昇させて排気有害成分の浄化を促進するために、点火時期が通常の目標点火時期よりも遅角側に設定された遅角側目標点火時期になるよう制御するものがある。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−141446号公報 (第2−4頁、図1、図2、図4)
【0007】
エンジンの回転数制御装置としては、特開平11−141446号公報に開示されるものがある。この公報に開示されるエンジンの制御装置は、エンジンの吸気通路にスロットル弁を設け、このスロットル弁を迂回して前記吸気通路を連通するバイパス通路を設け、このバイパス通路のバスパス空気流量を調整するアイドル制御弁を設け、前記エンジンを始動した際のアイドル運転時にエンジン回転数が冷却水温度に応じて設定された目標エンジン回転数になるようアイドル制御弁を制御するエンジンの制御装置において、前記エンジンの始動から設定時間が経過するまでは点火時期が通常の目標点火時期になるよう制御するとともに前記設定時間が経過した場合には前記通常の目標点火時期を遅角側目標点火時期に緩やかに移行させて点火時期が遅角側目標点火時期になるよう制御する制御手段を設け、エンジンを冷機で始動した際の燃焼室の壁面温度が低い状態における排気有害成分の発生を低減し得て、排気有害成分を早期に除去している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の特開平11−141446号公報に開示される始動時エンジン回転数制御は、始動からT1時間の間、エンジン回転数を目標エンジン回転数(「目標回転数」ともいう)NSET1に設定し、その後、目標エンジン回転数がNSETになるようにゆっくり移行させるというものであった(図6参照)。
【0009】
しかし、冷機始動後、エンジンが安定した燃焼に達する時間(T1)は、始動時の内燃機関の温度に左右され、温度が低いほど安定した燃焼に到達する時間は長くなるものである。
【0010】
ところが、前記特開平11−141446号公報に開示されるものにおいては、上述した点が明確にされておらず、T1時間を固定した1つの時間とすると、エンジンが極低温時とそうでないときでは、エンジンの燃焼状態が異なり、例えば20度で安定燃焼する時間のまま−30度の制御を行うと、エンジンが安定燃焼しないことにより、失火が発生したり、エンジン振動が大きくなったり、排気ガスの排出量が増加してしまうという不都合がある。
【0011】
また、逆に、−30度で安定燃焼する時間のまま20度以上の制御を行うと、始動時のエンジン回転数がいつまでも高いままの状態となり、燃料消費量の増加やエンジン騒音の増加を招いてしまうという不都合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、エンジンの吸気通路にスロットルバルブを設け、このスロットルバルブの上流側と下流側とをバイパスするバイパス通路を設け、このバイパス通路にバイパス通路の空気流量を調整可能なアイドル制御弁を設け、エンジン冷却水温を検出可能なエンジン水温検出手段を設け、アイドリング回転数が目標エンジン回転数になるようにアイドル制御弁を制御するエンジンの回転数制御装置であって、前記目標エンジン回転数としてエンジン冷却水温に応じた第1の目標エンジン回転数および第2の目標エンジン回転数をそれぞれ設定し、エンジン冷却水温に応じた時間を設定し、エンジン冷却水温に応じた減衰量を設定する回転数制御装置において、エンジン始動後に、第一のエンジン冷却水温に応じた第1の目標エンジン回転数を設定し、前記第1の目標エンジン回転数をエンジン冷却水温に応じた時間だけ保持制御した後、保持制御終了時の第二のエンジン冷却水温を検出し、この第二のエンジン冷却水温に応じた減衰量で前記第二のエンジン冷却水温によって設定した第2の目標エンジン回転数まで減衰制御し、この減衰制御の後に前記第二のエンジン冷却水温の後で検出された第三のエンジン冷却水温に応じて設定する第2の目標エンジン回転数を保持制御することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
上述の如く発明したことにより、エンジン始動後において、エンジン冷却水温に応じた第1の目標エンジン回転数を設定し、第1の目標エンジン回転数をエンジン冷却水温に応じた時間だけ保持制御した後に、保持制御終了時のエンジン冷却水温を検出し、エンジン冷却水温に応じた減衰量で第2の目標エンジン回転数まで減衰制御し、始動後暖機時におけるエンジン冷却水温度に応じて目標エンジン回転数が設定され、エンジンの安定した燃焼が可能となり、失火の発生を防止し、エンジン振動を起因としたドライバビリティ不良を改善し得て、排気ガス排出量を低減している。
【0014】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
【0015】
図1〜図6はこの発明の実施例を示すものである。図2において、2はエンジン、4は吸気通路、6は排気通路である。
【0016】
このエンジン2は、一側の第1シリンダバンク8と他側の第2シリンダバンク10とをV字形状に配設している。
【0017】
そして、前記吸気通路4には、上流側から、エアクリーナ12と、吸気温センサ14と、マスエアフローセンサ16と、スロットルバルブ18とが順次配設され、吸気通路4の下流側を2本の第1、第2分岐吸気通路4−1、4−2に分岐させて設け、第1分岐吸気通路4−1を前記第1シリンダバンク8側の図示しない燃焼室に接続して設けるとともに、第2分岐吸気通路4−2を前記第2シリンダバンク10側の図示しない燃焼室に接続して設ける。
【0018】
また、前記スロットルバルブ18には、このスロットルバルブ18のスロットル開度を検出するスロットル開度センサ20を設けるとともに、前記スロットルバルブ18の上流側と下流側とをバイパスするバイパス通路22を設け、このバイパス通路22途中にバイパス通路22の空気流量の調整可能なアイドル制御弁(「アイドル・エア・コントロールバルブ」ともいう)24を設ける。
【0019】
更に、前記排気通路6は、上流側を2本の第1、第2分岐排気通路6−1、6−2に分岐して設け、第1分岐排気通路6−1を前記第1シリンダバンク8側の図示しない燃焼室に接続して設けるとともに、第2分岐排気通路6−2を前記第2シリンダバンク10側の図示しない燃焼室に接続して設ける。
【0020】
そして、第1分岐排気通路6−1途中に第1触媒コンバータ26−1を設けるとともに、第2分岐排気通路6−2途中に第2触媒コンバータ26−2を設け、第1分岐排気通路6−1途中の第1触媒コンバータ26−1よりも上流側部位に、排気ガス中の酸素濃度を検出する第1フロント側O2センサ28−1を設け、第1分岐排気通路6−1途中の第1触媒コンバータ26−1よりも下流側部位には第1リヤ側O2センサ30−1を設ける。
【0021】
前記第2分岐排気通路6−2途中の第2触媒コンバータ26−2よりも上流側部位に第2フロント側O2センサ28−2を設け、第2分岐排気通路6−2途中の第2触媒コンバータ26−2よりも下流側部位には第2リヤ側O2センサ30−2を設ける。
【0022】
更にまた、前記第1、第2リヤ側O2センサ30−1、30−2よりも下流側部位において、第1、第2分岐排気通路6−1、6−2を合流させ、この合流部位よりりも下流側の排気通路6途中には三元触媒コンバータ32を配設する。
【0023】
前記エンジン2には、図示しない各燃焼室に指向させて燃料噴射弁34を設けている。燃料噴射弁34は、燃料供給通路36により燃料タンク38に連通されている。燃料タンク38内の燃料は、燃料ポンプ40により圧送され、燃料フィルタ42により塵埃を除去されて燃料供給通路36により燃料噴射弁34に供給される。
【0024】
前記燃料供給通路36途中には、燃料の圧力を調整する燃料圧力調整部44を連絡して設けている。燃料圧力調整部44は、吸気通路4に連通する導圧通路46から導入される吸気圧により燃料圧力を一定値に調整し、余剰の燃料を燃料戻り通路48により燃料タンク38に戻す。この燃料タンク38には燃料レベルセンサ50や圧力センサ52が配設されている。
【0025】
また、前記燃料タンク38は、蒸発燃料用通路54によりスロットルバルブ18よりも下流側の吸気通路4に連通して設け、蒸発燃料用通路54の途中にキャニスタ56を介設している。
【0026】
前記エンジン2には、EGR制御手段58を設けている。EGR制御手段58は、排気系から吸気系に還流される排気のEGR量を調整するEGRバルブ60を設けている。このEGRバルブ60は、排気系の第2フロント側O2センサ28−2よりも上流側の第2分岐排気通路6−2と吸気系の第1、第2分岐吸気通路4−1、4−2の合流部位とを連通するEGR通路62に設けられ、作動を電子的に制御されてEGR量を調整する。
【0027】
なお、符号64はPCVバルブである。
【0028】
前記吸気温センサ14と、マスエアフローセンサ16と、スロットル開度センサ20と、アイドル・エア・コントロールバルブ24と、第1フロント側O2センサ28−1と、第1リヤ側O2センサ30−1と、第2フロント側O2センサ28−2と、第2リヤ側O2センサ30−2と、燃料噴射弁34と、燃料ポンプ40と、圧力センサ52と、EGRバルブ60とを、制御手段(「ECM」ともいう)66に接続して設ける。
【0029】
この制御手段66には、カムシャフトポジジョンセンサ68と、吸気圧センサ70と、イグニションコイルアセンブリ72と、エンジン冷却水温の検出可能なエンジン水温検出手段である水温センサ74と、クランク角センサ76と、インジケータランプ78と、接続端子80と、パワーステアリング圧力スイッチ82と、ヒータブロアファンスイッチ84と、クルーズ・コントロール・モジュール86と、車速センサ88と、コンビネーションメータ90と、A/Dコンデンサファンリレー92と、A/Cコントローラ94と、データリンクコネクタ96と、ABSコントローラモジュール98と、メインリレー100と、イグニションスイッチ102、P/Nポジションスイッチ104と、バッテリ106と、スタータスイッチ108と、O/Dオフランプ110と、パワーランプ112と、ライティングスイッチ114と、ストップランプスイッチ116と、O/Dカットスイッチ118と、パワー/ノーマルチェンジスイッチ120と、4WD LOWスイッチ122と、トランスミッションレンジスイッチ124と、第1ソレノイドバルブ126と、第2ソレノイドバルブ128と、TCCソレノイドバルブ130と、A/Tインプットスピードセンサ132と、A/Tアウトプットスピードセンサ134とを夫々接続して設ける。
【0030】
そして、前記制御手段66は、アイドリング回転数が目標エンジン回転数になるようにアイドル制御弁24を制御する。
【0031】
このとき、前記制御手段66には、エンジン始動後において、エンジン冷却水温に応じた第1の目標エンジン回転数を設定し、前記第1の目標エンジン回転数をエンジン冷却水温に応じた時間だけ保持制御した後、保持制御終了時のエンジン冷却水温を検出し、エンジン冷却水温に応じた減衰量で第2の目標エンジン回転数まで減衰制御する機能を付加する構成とする。
【0032】
詳述すれば、前記制御手段66は、エンジン始動後の目標エンジン回転数を、図3に示す如く、エンジン冷却水温によって第1の目標エンジン回転数NSET1に設定する。
【0033】
そして、前記制御手段66は、図4に示す如く、エンジン冷却水温によって第1の目標エンジン回転数NSET1の保持時間T1を設定し、この保持時間T1だけ第1の目標エンジン回転数NSET1を保持制御する。
【0034】
また、前記制御手段66は、保持制御の後に、保持制御終了時のエンジン冷却水温を検出し、図5に示す如く、エンジン冷却水温に応じた減衰量TGENを設定し、この減衰量TGENで第2の目標エンジン回転数NSETまで減衰制御するものである。
【0035】
このとき、第2の目標エンジン回転数NSETは、図3に示す如く、エンジン冷却水温に応じて設定される値である。
【0036】
次に、図1の回転数制御用フローチャートに沿って作用を説明する。
【0037】
制御用プログラム(ISC制御)がスタート(202)すると、エンジンが始動されているか否かの判断(204)を行い、この判断(204)がNOの場合には、判断(204)がYESとなるまで、判断(204)を繰り返し行い、判断(204)がYESの場合には、ISC制御の目標エンジン回転数を第1の目標エンジン回転数NSET1に設定する(206)。
このとき、第1の目標エンジン回転数NSET1は、図3に示す如く、エンジン冷却水温(第一のエンジン冷却水温)によって設定される。
【0038】
また、第1の目標エンジン回転数NSET1の設定後には、図4に示す如く、エンジン冷却水温(第一のエンジン冷却水温)によって第1の目標エンジン回転数NSET1の保持時間T1を設定し、この保持時間T1にて第1の目標エンジン回転数NSET1の保持制御を実施する(208)。
【0039】
そして、保持時間T1が経過したか否かの判断(210)を行い、この判断(210)がNOの場合には、保持時間T1による第1の目標エンジン回転数NSET1の保持制御(208)に戻り、判断(210)がYESの場合には、保持制御終了時のエンジン冷却水温(第二のエンジン冷却水温)を検出して、図5に示す如く、エンジン冷却水温(第二のエンジン冷却水温)に応じた減衰量TGENを設定し、この減衰量TGENでエンジン冷却水温(第二のエンジン冷却水温)によって設定した第2の目標エンジン回転数NSETまで減衰制御を行う(212)。
【0040】
この減衰制御の後には、図3に示す如く、エンジン冷却水温(第三のエンジン冷却水温)によって設定される第2の目標エンジン回転数NSETにて制御(214)が行われ、制御用プログラム(ISC制御)がエンド(216)となる。
【0041】
これにより、始動後暖機時におけるエンジン冷却水温度に応じて、目標エンジン回転数が設定されるため、エンジンの安定した燃焼が可能となり、失火の発生を防止し、エンジン振動を起因としたドライバビリティ不良を改善し得て、排気ガス排出量を低減することができ、実用上有利である。
【0042】
また、第2の目標エンジン回転数NSETを、エンジン冷却水温に応じた値としたことにより、燃料消費量の低減可能な精度の高い制御を実施し得るものである。
【0043】
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0044】
例えば、この発明の実施例においては、エンジン始動後において、エンジン冷却水温に応じた第1の目標エンジン回転数を設定し、第1の目標エンジン回転数をエンジン冷却水温に応じた時間だけ保持制御した後、保持制御終了時のエンジン冷却水温を検出し、エンジン冷却水温に応じた減衰量で第2の目標エンジン回転数まで減衰制御する構成としたが、減衰量の最小値を考慮し、制御性を向上させる特別構成とすることも可能である。
【0045】
すなわち、減衰量(rpm/sec)は、図7に示す如く、水温によって設定されるものであり、このとき、減衰量(rpm/sec)の最小値aは水温に応じて変化するものではないことにより、この減衰量(rpm/sec)の最小値a分を、図8に示す如く、第1の目標エンジン回転数NSET1からエンジン冷却水温に応じた減衰量で第2の目標エンジン回転数NSETまで減衰制御する際のスキップ量Sとするものである。
【0046】
さすれば、第1の目標エンジン回転数NSET1から減衰量で第2の目標エンジン回転数NSETまで減衰制御する際に、減衰量(rpm/sec)の最小値a分のスキップ量Sだけ、第1の目標エンジン回転数NSET1を第2の目標エンジン回転数側NSETに移行、つまり低減させ、その後にエンジン冷却水温に応じた減衰量で第2の目標エンジン回転数NSETまで減衰制御することができ、制御の応答性を向上し得て、実用上有利である。
【0047】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、始動後暖機時におけるエンジン冷却水温度に応じて、目標エンジン回転数が設定されるため、エンジンの安定した燃焼が可能となり、失火の発生を防止し、エンジン振動を起因としたドライバビリティ不良を改善し得て、排気ガス排出量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すエンジンの回転数制御用フローチャートである。
【図2】エンジンの回転数制御装置の概略構成図である。
【図3】第1及び第2の目標エンジン回転数NSET1、NSETを設定するためのエンジン冷却水温度(「水温」ともいう)(度)と目標エンジン回転数(「目標回転数」ともいう)(rpm)との関係を示す図である。
【図4】保持時間T1を設定するためのエンジン冷却水温度(「水温」ともいう)(度)と保持時間(sec)との関係を示す図である。
【図5】減衰量を設定するためのエンジン冷却水温度(「水温」ともいう)(度)と減衰量(rpm/sec)との関係を示す図である。
【図6】冷機始動からのエンジン回転数挙動のタイムチャートである。
【図7】この発明の他の第1の実施例を示す減衰量を設定するためのエンジン冷却水温度(「水温」ともいう)(度)と減衰量(rpm/sec)との関係を示す図である。
【図8】冷機始動からのエンジン回転数挙動のタイムチャートである。
【符号の説明】
2 エンジン
4 吸気通路
6 排気通路
12 エアクリーナ
14 吸気温センサ
18 スロットルバルブ
20 スロットル開度センサ
22 バイパス通路
24 アイドル制御弁(「アイドル・エア・コントロールバルブ」ともいう)
34 燃料噴射弁
38 燃料タンク
52 圧力センサ
56 キャニスタ
58 EGR制御手段
66 制御手段(「ECM」ともいう)
74 水温センサ

Claims (1)

  1. エンジンの吸気通路にスロットルバルブを設け、このスロットルバルブの上流側と下流側とをバイパスするバイパス通路を設け、このバイパス通路にバイパス通路の空気流量を調整可能なアイドル制御弁を設け、エンジン冷却水温を検出可能なエンジン水温検出手段を設け、アイドリング回転数が目標エンジン回転数になるようにアイドル制御弁を制御するエンジンの回転数制御装置であって、前記目標エンジン回転数としてエンジン冷却水温に応じた第1の目標エンジン回転数および第2の目標エンジン回転数をそれぞれ設定し、エンジン冷却水温に応じた時間を設定し、エンジン冷却水温に応じた減衰量を設定する回転数制御装置において、エンジン始動後に、第一のエンジン冷却水温に応じた第1の目標エンジン回転数を設定し、前記第1の目標エンジン回転数をエンジン冷却水温に応じた時間だけ保持制御した後、保持制御終了時の第二のエンジン冷却水温を検出し、この第二のエンジン冷却水温に応じた減衰量で前記第二のエンジン冷却水温によって設定した第2の目標エンジン回転数まで減衰制御し、この減衰制御の後に前記第二のエンジン冷却水温の後で検出された第三のエンジン冷却水温に応じて設定する第2の目標エンジン回転数を保持制御することを特徴とするエンジンの回転数制御装置。
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