JP4609622B2 - ろ過装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は、回転又は揺動可能な横型のドラムを具備し、該ドラム内のろ過材からなるろ過槽を通過させることにより原水を浄化するろ過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、池の水、プールの水、浴場の水、一般家庭排水、工業排水、食品工業排水等に含まれる汚濁物質を所要のろ過材で捕集して浄化するろ過装置が知られており、このようなろ過装置のろ過材を洗浄する装置として、ろ過材が滞留した床の底から洗浄水と空気とを圧送して攪拌し、ろ過材を逆洗するものがある。しかしながら、上記したろ過材の洗浄方法においては、ろ過材に付着した汚濁物質の除去が不十分である、多量の洗浄水と時間とを要する、洗浄のための装置が複雑で大型化する、等の問題がある。
【0003】
また、特開平8−318110号公報には、この種の定置型のろ過装置で多層のろ過材を有した多層ろ過装置が開示されており、該多層ろ過装置では、ろ過材の層表面に洗浄水を噴出してろ過材を洗浄している。さらに、上記のような多層ろ過装置として、ろ過材が滞留した床の底から、逆流させた洗浄水と空気とを圧送して攪拌することでろ過材を洗浄する装置が、従来から知られている。しかしながら、これら多層ろ過装置においては、ろ過材洗浄後に各ろ過材の機能の復元がなされない、ろ過材に付着した汚濁物質の除去が不十分である、多量の洗浄水と時間とを要する、洗浄のための装置が複雑で大型化する、等の問題がある。
【0004】
そこで、本発明者等は、ろ過網を設けることにより、ろ過材の洗浄が十分に行われると共に装置を簡素化、小型化することができ、且つろ過能力の向上を図ったろ過装置を提案した(特公昭61−41246号公報参照)。さらに、上記ろ過網の面積を拡大してろ過効率を向上させると共に、逆洗時にろ過材をろ過網に摺動接触させることにより、ろ過網に付着した汚濁物質を解離させて除去することができ、且つ従来の固定式ろ過装置と比較して、約1/5の洗浄水で十分なろ過材の洗浄が可能なろ過装置等をも提案した(特許第317782号及び特許第3177883号)。
【0005】
しかしながら、これらのろ過装置は、ろ過効率を向上させることに主眼をおいたものであり、逆洗の工程が必要となるため、配管等の構造が複雑となると共に装置の自動化が必要となり、取り扱いが煩雑になると共に製造コスト及び維持コストが増大するといった新たな問題を生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、十分なろ過材洗浄能力を備え、且つ製造コスト及び維持コストが安価であると共に取り扱いが容易なろ過装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、高いろ過効率を有すると共に小型化することができ、且つろ過能力を長期に亘って維持することができるろ過装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1のろ過装置に係る発明は、上記目的を達成するため、ろ過槽と空間部とが内部の上下に形成され、回転又は揺動可能な横型のドラムと、該ドラムの軸心部から空間部に貫入され、原水流入部が空間部に位置した原水流入管と、ドラムの軸心部から空間部に貫入され、ろ過水流出部がろ過槽に位置したろ過水流出管と、を具備したろ過装置において、ろ過槽と空間部とが板状の仕切網で仕切られて、ドラムを回転又は揺動させてドラム内のろ過材の擦り合わせを行うと共にろ過材と仕切網との擦り合わせを行いながら、すすぎ水をろ過水の流れ方向へ注入してろ過材を洗浄することを特徴とするものである。
このように構成することで、ドラムを回転又は揺動させることにより、ろ過材は崩落すると共に相互に擦り合わされ、ろ過材に付着した汚濁物質を剥離させることができる。さらに、ろ過材とろ過槽の上下に配設された仕切網(ろ過網)との間で生じる擦り合わせにより上記ろ過材に付着した汚濁物質をより効果的に剥離させることができ、ろ過材を原水又は洗浄水で洗浄することでろ過材から剥離した汚濁物質を除去することができる。
請求項のろ過装置に係る発明は、上記目的を達成するため、ろ過槽と空間部とが内部の上下に形成され、回転又は揺動可能な横型のドラムと、該ドラムの軸心部から空間部に貫入され、原水流入部が空間部に位置した原水流入管と、ドラムの軸心部から空間部に貫入され、ろ過水流出部がろ過槽に位置したろ過水流出管と、を具備したろ過装置において、ろ過槽と空間部とを板状の仕切網で仕切ると共に、処理目的に応じてろ過材の粒度、比重、特性等を選択した単一種又は複数種のろ過材を、単一又は混合した多層で形成することを特徴とするものである。
このように構成することで、ろ過材とろ過槽の上下に配設された仕切網との間で生じる擦り合わせによりろ過材に付着した汚濁物質を効果的に剥離させることができると共に、ろ過装置のろ過能力及びろ過効率を向上させることができる。
請求項のろ過装置に係る発明は、上記目的を達成するため、ろ過材を、比重の異なる複数種で形成したことを特徴とするものである。
このように構成することで、各々のろ過材をその比重差に基づいて分級させることができる。
請求項のろ過装置に係る発明は、上記目的を達成するため、多層で形成した各ろ過材間に、各ろ過材を分離するための仕切網を介在させたことを特徴とするものである。
このように構成することで、各ろ過材をより確実に分離させることができる。
請求項のろ過装置に係る発明は、上記目的を達成するため、仕切網の各々には上方に空間を有するようにして各ろ過材が滞留することを特徴とするものである。
このように構成することで、ドラムを回転又は揺動させた場合には、上記仕切網で仕切られた各層のろ過材を擦り合わせて、ろ過材に付着した汚濁物質を効果的に剥離させることができる。
請求項のろ過装置に係る発明は、上記目的を達成するため、ろ過水流出管のみをポンプの吸込口に接続してドラムの内部に負圧を作用させる流出管をポンプの吸込口に接続したことを特徴とするものである。
このように構成することで、原水中の汚濁物質がポンプの羽根で細分化されることがなく、汚濁物質のろ過材による捕集が容易になると共に、タンク内部が負圧となることで耐圧強度を低く設定することが可能となり、タンクを軽量化することができる。
請求項のろ過装置に係る発明は、上記目的を達成するため、ドラムの両側面又は片側面に固定式又はドラムに追従する回転式で、且つドラムの一側に管又は中実軸を配すると共に、他側に、内部に一本若しくは二本の配管をするか又は同心上の三重管を配しておいて、これらの管を、所要に応じて原水流入管、ろ過水流出管、ろ過水管又は排水管とすることを特徴とするものである。
このように構成することで、シンプルな構造で様々な用途に容易に対応することができる。
請求項のろ過装置に係る発明は、上記目的を達成するため、ろ過槽内に、ドラムと一体で回転し、ろ過水流出管のろ過水流出部と連通する板状のろ過網を設けたことを特徴とするものである。
このように構成することで、より確実なろ過を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明のろ過装置の実施の一形態を、図1〜図21に基づいて詳細に説明する。まず、図5に示したろ過装置を詳細に説明する。このろ過装置は、粒状のろ過材からなるろ過槽1と空間部2とを内部上下方向に配した横型のドラム3と、該ドラム3の外側からその軸心部を貫通し、原水流入部4が空間部2内に位置した原水流入管5と、上記ドラム3の外側からその軸心部を貫通し、ろ過水流出部6がろ過槽1内に位置したろ過水流出管7と、を有し、上記原水流入管5とろ過水流出管7とが、各々軸受部16,16を介してドラム3内で回転可能に設けられている。これら原水流入管5とろ過水流出管7との回転はモータMの駆動によりなされており、この場合のドラム3は、一対のレール17a又はローラ51,52(図9参照)により回転可能に支持されている。
【0009】
なお、図3、図7、図9、図10及び図11に示したように、上記ドラム3は架台で回転可能に支持してもよく、その支持構造の一例を図9に基づいて具体的に説明すると、ドラム3の外周に少なくとも1条で、好ましくは2本のレール50を付設し、該レール50を、案内する好ましくは一対のガイド溝51a,52aを有したガイド溝ローラ51,52で支持している。該ガイド溝ローラ51,52は、略U字型の枠53,54に軸55,56を介して回動可能に取り付けられており、これら枠53,54は、上記レール50を挟持するようにして基台19上に溶接等して取り付けられている。なお、上記レール50を凹溝とし、ローラを凸形状に形成することで構成してもよい。
【0010】
そして、上記ドラム3は、上記モータMの駆動により、ドラム3の回転軸と同軸上に位置する原水流入管5とろ過水流出管7とを回転軸として回転し、この回転軸の軸受部は、Oリングやメカニカルシール等を備えたグランドパッキン18により支持されている。また、図5に示すように、ドラム3回転軸の軸線上に延出した原水流入管5とろ過水流出管7との一部分は同一の管体で形成されており、その略中央部位で仕切部材19により仕切られている。
【0011】
本発明のろ過装置では、原水流入管5、ろ過水流出管7の回転又はドラム3の回転のいずれであってもよいので、以下、ドラム3の回転を支持する軸心部とは両者を含むものとする。また、本発明のろ過装置では、上記原水流入管5とろ過水流出管7とを、所要位置で屈曲させてそれぞれ独立の管で形成してもよい。そして、図3、図5及び図7に示すように、ろ過水流出管7のろ過水流出部6には多数の流水口20が穿設されており、この部分がフィルタ網21で包覆されると共にろ過材洗浄時にフィルタ網21の内表面に摺接する摺接部材22が上記フィルタ網21と上記部分とに介在して設けられている。また、上記摺接部材22は、多数の流水口20が配設されている部分に巻回した螺旋状又は多数本の環状の線状部材により形成されている。また、ろ過水流出部6とフィルタ網21と摺接部材22とでストレーナSが形成されている。
【0012】
また、ドラム3の両側面又は片側面に、固定された各管に対してドラム3が回転する固定式で、一側面を管又は中実軸とし、他側面を軸心となる管内の所要位置に1本(図4の(B)参照)又は2本(図4の(C)参照)の配管(以下、二重管と称す)とするか、若しくは三重管(図7に示す原水流入管5及びろ過水流出管7と同軸上にさらに管を配置することで回転式となる)とし、図4の(B)に示すように、これらの管を原水流入管(原水又は洗浄水の流入を兼用する)や、ろ過水流出管(ろ過水流出と排水流出を兼用する)、或いは図4の(C)に示すように、個々にろ過水管と排水管とを設けてもよい。また、図4の(A)〜(D)に示したものには切替弁があるが、配管を個々に設けて切替弁を省略してもよい。
【0013】
さらに、図4の(D)に示すように、洗浄時にポンプからの原水又は洗浄水の排出口と排水管の流入口とを対峙させて原水又は洗浄水の一部を排水管に圧送し、エゼクターポンプのようなポンプ作用として利用してもよい。そして、ドラム3を支持する原水流入管5と、処理水と排水とに切替可能な切替弁が設けられたろ過水と排水とを流出させる管と、を付設するようにした。また、図3に示すように、ドラム3の内周面に各流水管と平行な攪拌材23を複数本付設して攪拌手段を形成し、ドラム3の回転時に粒状のろ過材の攪拌移動を助長するように構成されている。上記攪拌手段は、図6に示すように、原水流入管5又はろ過水流出管7及び二重管又は三重管に装着する攪拌装置39の攪拌用のへら40がアーム41に複数配設されており、該アーム41がドラム3の回転軸の軸心部となる各管に枢軸部を介して支持されて、歯車43をモータ(図示せず)で回転させることで攪拌装置39によりろ過材を攪拌する構造になっている。
【0014】
さらに、図7に示すように、ドラム3の回転軸であって、ろ過水流出管7内に貫通させた原水流入管5により、軸受部16a,16bを介してろ過水流出管7を支持させ、ドラム3内のろ過水流出管7に環状の防砂パッキン8を装着した。また、上記原水流入管5は、ろ過水流出管7に付設したOリングやメカニカルシールを具備したグランドパッキン18からなる軸受部を介して、支持枠17により支持されている。これにより、ろ過材の洗浄時に、粒状のろ過材が各流水管を介してグランドパッキン18に侵入するのを防止した構造になっている。好ましくは、ドラム3内の各流水管に環状の防砂パッキン8,8を装着したり、また、防砂パッキン8を合成ゴム若しくは可撓性の合成樹脂等で形成し、金属性のワッシャを介してボルト9等でドラム3の側壁に固定してもよい。さらにより好ましくは、上記防砂パッキン8に、例えばサイアベンダゾール(登録商標)等の防ばい剤を混入又は被覆して、該防砂パッキン8に藻類等が付着するの防止するとよい。
【0015】
この場合、原水流入管5が配管24の側壁を貫通するので、この部位をOリング等でシールするのは当然である。また、図示しないが、ドラム3の他側は当該ドラム3を回転可能に支持する中実軸が設けられている。さらに、ドラム3を固定し、ろ過水流出管7を回転させてもよい。また、原水流入管5とろ過水流出管7とにはOリング等を介して固定の配管24やホースが取り付けられており、該軸受部と給水管部位とのいずれかに、Oリング、メカニカルシール或いはラビリンス構造等の防砂手段を設けることで、ろ過材が軸受部に侵入するのを防ぐことができる。
【0016】
さらに、図8に示すように、ドラム3の回転を支持する軸心部の軸となる原水流入管5とろ過水流出管7とに、或いは軸受部16に、ドラム3内に延出すると共に溝に清水を注入する注入口11をドラム3の外側に配したラビリンス(溝)10を刻設して構成してもよい。この場合、ドラム3の回転に同期させて清水を注入するようにポンプを作動させると、清水を節約し、且つ動力の無駄を省くことができる。また、軸受部16のラビリンス(溝)の注入口11の近傍に凹溝12を設けると共に該凹溝12にOリング13を嵌合し、さらにメカニカルシール14とグランドパッキン18とグランド押え34等を配した軸受部16が設けられ、該軸受部16に支持枠17が取り付けられる構造になっている。または、防砂パッキンとOリング、防砂パッキンとメカニカルシール、或いはラビリンスの溝をドラム3内にまで延出させると共に該溝に清水を注入した手段とOリングとの組み合わせ等は、処理目的に応じて適宜選択すればよい。
【0017】
次に、図10に示したろ過装置を詳細に説明する。なお、以下の説明において、上記したろ過装置と同一符号は、同一又は相当部分とする。本ろ過装置は、例えば金網やパンチングメタル等のろ過網15を横型のドラム3のろ過槽1内に直接、若しくはフランジ等に溶接又は接着等して固定され、好ましくは蓋26の内面の略全面に当該蓋26の4方端に配した略ロ字状の部材やフランジ27を介して溶接等で接合され、又はろ過槽1内若しくは蓋26の内面にボルト及びナット44等で着脱可能に付設してストレーナSが構成されている。そして、ろ過網15は、上記略ロ字状の部材やフランジ27により、ドラム3の内面と略面一となるように設けられている。また、上記ろ過網15と蓋26との間隙28に、ろ過材を通過したろ過水が集水され、又は洗浄水(原水でもよい、以下、単に洗浄水と称す)を通水させるためにろ過水流出部6と連通した構造になっている。また、上記蓋26はドラム3にボルト及びナット等で着脱自在に取り付けられている。
【0018】
また、上記ろ過網15はウェッジワイヤであって、図21に示すように、板材に多数のスリット46を配して形成するのが望ましい。なお、蓋26とその内面に付設したろ過網15としてのウェッジワイヤとは、ドラム3の曲面に整合させて形成してもよいし、また、ろ過網15のみを偏平状や平面状としてもよい。また、ろ過網15と蓋26とに上記した防ばい剤を混入又は被覆し、さらには、ろ過網15と蓋28との間隙28に該防ばい剤を混入又は被覆したブラシ25を介在させて、ろ過網15の裏面の清掃手段と藻類の付着防止手段としてもよい。
【0019】
また、ドラム3と原水流入管5とは、原水流入管5がダストシール29及びグランドパッキン18等を介在させた軸受部16に嵌合され、且つ軸受部16とドラム3の端壁とが固定された構造になっている。また、上記軸受部16は、基台31に立設した両支持軸17,17に120度の角度位相差で等配した3個のカムフォロア32により、両支持軸17,17で支持されている。そして、上記軸受部16には当該軸受部16と一体で回転するギヤスプロケット30(ベルトを巻回したプーリでも可)が取り付けられており、該ギヤスプロケット30を図示しないモータの駆動で回転することでドラム3が回転する構造になっている。
【0020】
なお、ドラム3の所要位置にカムスイッチと摺接する図示しないカムを設けておいて、該カムスイッチの検出信号に基づいて、ドラム3の回転が、ろ過網15を付設したろ過水流出部6が下側に位置して停止するように構成されている。上記機構は、ろ過水流出部6が下となるような位置を、図示しないセンサで検出したり、回転する軸受け等の回転角度位相をエンコーダで検出して、ろ過水流出部6が下側に位置した状態でドラム3の回転を停止させてもよい。また、ろ過水流出管7と連通した固定管33(図10参照)と軸受部16との間には、ダストシール29、グランドパッキン18、グランド押え34等を介在させている。また、図10に示すように、原水や洗浄水を選択的にドラム3内に給配するバルブコントロール35が、配管の所要位置に設けられている。なお、図10に示す符号36は原水入口、符号37は処理水出口、及び符号38は排水出口である。
【0021】
また、略板状のろ過網15をドラム3の内周面の全面に付設することにより、より一層のろ過効率の向上を図ることが可能となる。また、図示しないが、空間部2に配した原水流入部4の開口部を栓等で閉塞して原水流入部4の側壁から散水したり、又は原水流入部4をドラム3の全長幅に付設して構成してもよい。さらに、破線で示す内部配管を、ろ過水流出管7をドラム3の外部に配管すると(原水流入管5と原水流入部4とをも外部配管とすることができる)、タンク3内部の全幅を利用することができる。また、タンク3はモータ(図示せず)の正逆回転、若しくはドラム3に設けたピニオンギヤ(図示せず)と往復運動するラックギヤとで構成したラックアンドピニオン機構を用いて揺動させてもよい。また、略板状のろ過網15を付設して、上記防砂手段を設けてもよい。さらに、ろ過槽1内と空間部2とに、横型のドラム3と一体で回転し、ろ過水流出部6と連通する板状のウェッジワイヤ等のろ過網15を付設して、ドラム3の内部を二分割としてもよい。
【0022】
また、図11に示すように、上記ろ過水流出部6と連通する板状のウェッジワイヤ等のろ過網15をも付設してドラム3の内部を三分割とし、左右を軸受部16と一体で回転するように固定させてもよい。なお、図10に示すろ過装置と同じ符号を付与した部分は同一若しくは相当部分であり、その説明を省く。そして、上記ろ過網15とドラム3内周面との間に、ブラシ25(回転ブラシ、タワシ、スポンジ等)を介在させて、清掃手段及び藻類等の付着を防止する付着防止手段とするか、或いはろ過網15の孔の外径よりも大径のセラミックスやトルマリンペレット等の水質改善維持材45を介在させることにより、一次ろ過、水垢や錆等の付着防止及び除去の水処理用としてもよい。
【0023】
次に、図12乃至図20に示したろ過装置を詳細に説明する。なお、以下の説明において、上記したろ過装置と同一符号は、同一又は相当部分とする。図12〜図18は、ろ過槽1の構造をドラム3の軸断面で示した図で、ろ過槽1を、比重が異なる複数のろ過材、例えば、砂、砂利、アンスラサイト、ガーネット、セラミックス、イオン交換樹脂及び活性炭等を用いて、複数の層で形成した。即ち、ろ過材からなるろ過槽1と空間部2とを内部上下方向に配した横型のドラム3と、該ドラム3の外側からその軸心部を貫通し、原水流入部4が空間部2内に位置した原水流入管5と、上記ドラム3の外側からその軸心部を貫通し、ろ過水流出部6がろ過槽1内に位置したろ過水流出管7と、を有したろ過装置において、処理目的に応じてろ過材の粒度、比重、特性等を選択し、単一又は混合した多層としたものである。このように、処理目的に応じてろ過材の粒度、比重、特性等を選択したろ過材を単一又は混合した多層で形成し、好ましくは、各ろ過材を比重が異なるろ過材で構成して分級させるとよい。
【0024】
また、本発明のろ過装置では、多層で形成したろ過槽1を機械力と重力のもとで回転又は揺動させることにより、各ろ過材が互いに擦り合わされ、又は各ろ過材が互いに擦り合わされることに加えてろ過網15とも擦り合わされ、これにより、各ろ過材に付着した汚濁物質を効果的に解離及び除去して、洗浄水が従来の定置型ろ過装置の20〜35%の水量で所要の洗浄を済ませることができ、且つ、各ろ過材を比重の小さいものから順次比重の大きなものとなるように分級させることができる構造になっている。さらに、各ろ過材の層間を完全に分離する仕切網15aを設けて各ろ過材が互いに混ざり合うことを極力防止し、処理目的に応じたろ過槽1として保つことにより、処理効率を向上させるように構成されている。この場合、各ろ過材が滞留すると共に各ろ過材の上部に空間を設けることが望まれる。
【0025】
また、図12及び図13に示すように、空間部2に、切替弁61(図19参照)により原水流入部、汚水排出部及び洗浄水排出部のいずれかに切替可能な原水流入管5を配すると共に、ろ過槽1内又はろ過材とろ過槽1の底部との間の空間2aに、切替弁62(図19参照)によりろ過水流出部、洗浄水流入部及び洗浄水排出部のいずれかに切替可能なろ過水流出管7を配するとよい。さらに、図14乃至図16及び図18に示すように、処理目的に応じて、例えば、多層のろ過材を下層に向けて粒度が小さくなるように形成しておいて、ろ過に使用する層を選択することで処理水のろ過速度を調節することが可能となり、また、処理目的に対応させ易いように、多層間の各ろ過材内部又は仕切網15aで仕切られた多層間の各ろ過材の上部空間の一部又は全部に、原水流入部、汚水排出部及び洗浄水排出部のいずれかに切替可能な原水流入管5を配するとよい。
【0026】
また、図15に示すように、最下層のろ過材内部にろ過水流出部、洗浄水流入部及び洗浄水排出部のいずれかに切替可能なろ過水流出管7を配したり、図16に示すように、原水流入管5を偏平に形成したり、さらに、図18に示すように、多層間の各ろ過材を分離する仕切網15aの下方に孔が開いていない仕切板57を全面に設けて仕切網15aと仕切板57との間に空間を形成し、各ろ過材の上部空間の一部又は全部に設けた原水流入管5を、通水管58で支持して各ろ過材の空間部に位置させ、仕切網15aと仕切板57との間の空間に連通する連通孔58bが穿設された通水管58aを、各ろ過材の各仕切板57に連通連結させてもよいし、又は所望数の通水管58aで上部の仕切板57と仕切網15aとを連通させてもよい。また、各通水管58aの取り付け位置を図18における紙面視で一致させたり、ずらすように配してもよい。さらに、各ろ過材から仕切網15aや通水管58aや連結孔58bを介して、ろ過水流出管7へ通水させてもよい。
【0027】
そして、本発明のろ過装置は、このような仕切板57を具備したことにより、上記各ろ過材で独立したろ過を行うことで処理能力を増大させることができ、また、通水管58aが各ろ過材を連通させていることで反復してろ過を行うことが可能となり、処理目的に対応させ易い構造になっている。なお、図13、図14及び図17に示すように、最上層のろ過材の上方に仕切網15aを設けてもよい。また、多層間の各ろ過材を単一にしてもよいし、混合したろ過材(図16及び図18参照)としてもよい。
【0028】
また、図19及び図20に示すように、本発明のろ過装置は、ろ過水流出用又は汚水排出用のポンプPの吸込口をろ過槽1を具備したドラム3に連通させてもよい。この場合、ポンプを介することなく原水をドラム3に供給することが可能となり、原水中の汚濁物質がポンプの羽根(羽根車)で破壊されて細分化されてしまうようなことがなく、汚濁物質を大きな状態に保つことにより当該汚濁物質をろ過材で効率よく捕集することができる。また、ドラム3内部には負圧が負荷されるので、ドラム3の耐圧強度を低く設定することができ、装置の軽量化を図ることができる。
【0029】
なお、図19に示した逆洗(原水と逆方向の洗浄水による洗浄)を行う仕様である場合、洗浄水がポンプPの吐出口からドラム3内部に供給されるが、逆洗時においてはろ過装置がオープンとなるので、ドラム3内部の圧力が上昇するようなことがなく、さらに、原水(洗浄水)中の汚濁物質はポンプの羽根で破壊されたほうがよい。また、ドラム3内部への原水の流入は、ドラム3よりも高い位置に設置した原水貯留タンク(図示せず)から流入管で注入したり、或いは原水貯留タンク等がドラム3よりも低い位置に設置されている場合には、ドラム3内部に呼び水を注入したり、ポンプの起動時のみに使用する原水流入用の補助ポンプを付設してもよい。
【0030】
また、多層ろ過装置においても、図3乃至図10に示したろ過装置に基づいて詳述した、原水流入管5とろ過水流出管7とが軸受部を介してドラム3内で回転可能に取り付けられる構造、ろ過水流出管7に付設したストレーナの構造、原水流入管5及びろ過水流出管7の構造、種々の防砂手段の構造、ウェッジワイヤ等の仕切網(ろ過網としての作用を有し、且つ多層で形成したろ過槽を備えたろ過装置では各ろ過材を仕切る作用をも有するので、仕切網と称す)の構造、清掃手段及び付着防止手段の具体的手段、及び一次ろ過手段、清掃手段及び付着防止手段を、適宜適用することができるが、説明が重複するのでその説明を省く。
【0031】
さらに、上記したろ過装置においては逆洗を行わない場合で説明したが、多層ろ過装置ではこの逆洗を適用することができ、その構造は、例えば図10の破線で示した矢印の方向が逆となり、3方向弁を組み合わせたり、5方向弁を用いて切替弁を構成しただけのものであるので、その説明を省く。また、多層ろ過装置のろ過槽1及び内部機構の作動方式には、次に示すものが考えられる。
イ.ろ過槽1は逆洗時のみ回転又は揺動する。原水流入部4及びろ過水流出部6は逆洗時にろ過槽1と共に双方とも回転及び揺動しない。
ロ.ろ過槽1は逆洗時のみ回転又は揺動する。逆洗時に原水流入部4はろ過槽1と共に双方とも回転及び揺動せず、ろ過水流出部6はろ過槽1と共に双方とも回転又は揺動する。
ハ.ろ過槽1は逆洗時のみ回転又は揺動する。原水流入部4及びろ過水流出部6は逆洗時にろ過槽1と共に双方とも回転又は揺動する。
ニ.ろ過槽1は逆洗せず、順洗(原水と洗浄水とが同方向)のみで回転又は揺動する。原水流入部4及びろ過水流出部6はろ過槽1と共に双方とも回転及び揺動しない。
ホ.ろ過槽1は逆洗せず、順洗のみで回転又は揺動する。洗浄時に原水流入部4はろ過槽1と共に双方とも回転及び揺動せず、ろ過水流出部6はろ過槽1と共に回転又は揺動する。
ヘ.ろ過槽1は逆洗せず、順洗のみで回転又は揺動する。原水流入部4及びろ過水流出部6は洗浄時にろ過槽1と共に双方とも回転又は揺動する。
ト.ろ過槽1は順洗時又は逆洗時に回転及び揺動せず、原水流入部4及びろ過水流出部6の双方又はろ過水流出部6のみが回転又は揺動する。
【0032】
次に、このように形成された図10に示すろ過装置の動作を説明する。通常のろ過装置として使用する場合、原水は、図1の(a)に示すように、原水入口36から流入し、原水流入管5、原水流入部4、空間部2、ろ過槽1表面、ろ過槽1、略板状のろ過網15、ろ過水流出部6、ろ過水流出管7を経て処理水出口38へ流出する。そして、ろ過材を洗浄する際には、切替弁を洗浄排水側に切替えて、洗浄水(原水でも可)を、原水流入管5から各図の破線矢印で示す上記した原水をろ過する際の流水経路と同じ経路で給水し、当該洗浄水をドラム3内に継続的に流入させる。
【0033】
さらに、図5に示すストレーナSを備えたろ過水流出部6を回転させるか、又は攪拌手段を駆動若しくはドラム3を駆動手段等で駆動することにより、粒状のろ過材が攪拌され、又はドラム3が回転して、図2に示すように、ろ過槽1内の粒状のろ過材が、安息角度よりも大きな角度となることで崩れだし、粒状のろ過材が互いに擦り合わされる。これにより、ろ過材に付着した汚濁物質を解離させ除去することができ、且つ粒状のろ過材がドラム3内に付設したストレーナS又は略板状のろ過網15とも擦り合わされ、該ストレーナS又は略板状のろ過網15に付着した汚濁物質をも解離させ除去することができ、従来のろ過装置と比較して、洗浄水を大幅に削減することが可能となる。そして、上記解離して除去された汚濁物質は、各図中の破線矢印で示す洗浄水の流水経路を経て、排水出口37から排出される。
【0034】
したがって、このろ過装置のろ過材では、粒状のろ過材がドラム3内に付設された略板状のろ過網と擦り合わされ、該ろ過網の汚濁物質を解離させるのと、粒状のろ過材が互いに擦り合わされ、該ろ過材に付着した汚濁物質を解離させるのと、ろ過槽1内における原水流入部4からの洗浄水の流出と、の相乗効果により略完璧に行われる。そして、ドラム3又は攪拌手段の駆動を停止して静止状態に戻し、好ましくは洗浄水を注入してろ過槽1内部のすすぎろ過材の均し等を行った後、通常のろ過装置として所定時間使用する。また、ろ過材が蓋の上にない位置、即ち蓋が取り外しできる位置でドラム3の回転を停止させるようにすることで、ろ過材をこぼすことなく蓋を取り外すことができ、ろ過材の交換を容易に行うことができる。さらに、各々の防砂手段を施してあるので、ろ過材が、回転を支持する流水管の軸受部に侵入するのを阻止して、長期の使用に耐え、且つメンテナンスの容易なろ過装置となる。
【0035】
また、原水の流れに対して上層を、比重が小さく、且つ粒度を粗くし、下層になるに従い順次比重が大きく、且つ粒度を細かくした多層のろ過槽とする、即ち処理目的に応じて、ろ過材の粒度、比重及び特性を単一又は混合して多層とし、単位ろ過面積及び単位ろ過体積当たりの汚濁物質抑留量を増大させたので、原水の処理量の増加と良好な水質の処理水の確保が持続でき、これにより、ろ過材が不交換でよく、肥厚の生じないろ過材の持続により洗浄水を少なくし、さらに、ろ過材の粒径が減少した場合であっても、下層のろ過材として利用してろ過材の再生率を高めることができ、ろ過槽1を低く形成して装置全体をコンパクトに構成することが可能となる。
【0036】
そして、ろ過時において、汚濁物質のろ過材への付着が電着、固着或いは高粘着、又は長期に亘るろ過装置の不使用でろ過材間の硬化が進行していた場合であっても、原水が流れ易い部位のみ流れることでろ過槽1に生じた、所謂「水みち」や「マッドボール」等の発生がない、確実なろ過材の復元がなされるろ過装置を得ることができる。さらに、ろ過槽1の多層間に各ろ過材を分離する仕切網15aを介在させたことにより、ろ過材が互いに混ざり合うことを極力防止して、処理目的に応じたろ過槽1として維持することが可能となり、より処理効率の向上を図ることができる。また、ろ過槽1を多層で構成した場合の各ろ過材の洗浄は、仕切網15aが最上層にないものは、ドラム3が回転又は揺動することで、ろ過材は各ろ過材の直下の仕切網15aと擦り合わされ、この仕切網15aに付着した汚濁物質を解離させると共に粒状のろ過材が互いに擦り合わされ、粒状のろ過材に付着した汚濁物質を解離させると共に、ろ過槽1内の最上層の粒状のろ過材が、安息角度よりも大きな角度となることで崩れて、粒状のろ過材が互いに擦り合わされ、ろ過材に付着した汚濁物質を解離させることも、上述したろ過装置とその動作は同一である。
【0037】
一方、ろ過槽1内の最上層のろ過材の上にも仕切網15aを配したろ過装置の場合、ドラム3が回転又は揺動すると、各ろ過材は、各仕切網15aの間で各ろ過材の直下の仕切網15aと擦り合わされ、この仕切網15aに付着した汚濁物質を解離させると共に粒状のろ過材が互いに擦り合わされ、ろ過材に付着した汚濁物質を解離させて当該ろ過材を復元することができる。そして、各ろ過材が滞留すると共に上部に空間を有するようにろ過網を配し、この空間に位置した、原水流入部、汚水排出部及び洗浄水排出部のいずれかに切替可能な原水流入管5からの原水による洗浄と、図19に示した逆洗ができるろ過装置の場合には、各仕切網15aの下からの洗浄水で各ろ過材を洗浄することができる。しかも、順洗の場合、洗浄に要する洗浄水は圧力を付与しないすすぎ用の水のみでよく、その水量は従来の定置型ろ過装置の20〜35%で済み、用水の再利用率の向上と上下水道の大幅な削減を図かることができる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ろ過槽と空間部とが内部の上下に形成され、回転又は揺動可能な横型のドラムと、該ドラムの軸心部から空間部に貫入され、原水流入部が空間部に位置した原水流入管と、ドラムの軸心部から空間部に貫入され、ろ過水流出部がろ過槽に位置したろ過水流出管と、を具備したろ過装置において、ろ過槽と空間部とが板状の仕切網で仕切られて、ドラムを回転又は揺動させてドラム内のろ過材の擦り合わせを行うと共にろ過材と仕切網との擦り合わせを行いながら、すすぎ水をろ過水の流れ方向へ注入してろ過材を洗浄するので、ドラムを回転又は揺動させることにより、ろ過材を崩落させると共にろ過材を相互に擦り合わせてろ過材に付着した汚濁物質を剥離させることができる。さらに、ろ過材とろ過槽の上下に配設された仕切網とが擦り合わされて、ろ過材に付着した汚濁物質をより効果的に剥離させることが可能となり、ろ過材のろ過能力を効率よく復元させるろ過装置を提供することができる。
請求項の発明によれば、ろ過槽と空間部とが内部の上下に形成され、回転又は揺動可能な横型のドラムと、該ドラムの軸心部から空間部に貫入され、原水流入部が空間部に位置した原水流入管と、ドラムの軸心部から空間部に貫入され、ろ過水流出部がろ過槽に位置したろ過水流出管と、を具備したろ過装置において、処理目的に応じてろ過材の粒度、比重、特性等を選択した単一種又は複数種のろ過材を、単一又は混合した多層で形成したことにより、例えば、原水の流れに対して上層のろ過材を、比重が小さく、且つ粒度を粗くし、下層に向けて順次比重を大きく、且つ粒度を細かくしてろ過槽のろ過材を多層で形成しておいて、処理目的に応じて、単位ろ過面積及び単位ろ過体積当りの汚濁物質抑留量を増大させることにより、原水の処理量の増加と処理水の良好な水質を持続することが可能となり、また、ろ過材が不交換でよく、肥厚の生じないろ過材の持続により洗浄水を削減し、ろ過材の粒径が減少した場合であっても、下層のろ過材として利用してろ過材再生率を高めることができると共に、ろ過槽を低く形成して装置を小型化することができ、さらに、ろ過においては、汚濁物質のろ過材への付着が電着又は固着或いは高粘着であったり、長期に亘る不使用でろ過材間の硬化が進行した場合であっても、「水みち」や「マッドボール」等の発生のない確実なろ過能力の復元が可能であるろ過装置を提供することができる。
請求項の発明によれば、請求項の記載において、ろ過材を、比重の異なる複数種で形成したことにより、ろ過槽に多層で形成した各ろ過材が混ざり合ってしまった場合であっても、各ろ過材間の比重の差を利用して分級させることができ、処理目的に応じたろ過を持続することが可能なろ過装置を提供することができる。
請求項の発明によれば、請求項又はの記載において、多層で形成した各ろ過材間に、各ろ過材を分離するための仕切網を介在させたことにより、各ろ過材が混ざり合うことを極力防止して、処理目的に応じたろ過を持続することができ、より処理効率を向上させることが可能であるろ過装置を提供することができる。
請求項の発明によれば、請求項2乃至4のいずれかの記載において、仕切網の各々には上方に空間を有するようにして各ろ過材が滞留することにより、ろ過槽の各ろ過材を確実に復元して、処理水の水質の均一化を図ることができ、また、圧力水による逆洗や洗浄方式に依存しない機械力と重力とのもとで、ろ過槽を回転又は揺動させることにより、粒状のろ過材が互いに擦り合わされ、又は各ろ過材が互いに擦り合わされると共に各ろ過材が仕切網とも擦り合わされて、より確実な各ろ過材の復元を図ることができ、さらに、洗浄水は圧力を付与しないすすぎ用の水のみでよく、従来の定置型ろ過装置と比較して、洗浄水の使用量を20〜35%に削減することが可能となり、用水の再利用率の向上と上下水道とを大幅に削減したろ過装置を提供することができる。
請求項の発明によれば、請求項2乃至5のいずれかの記載において、ろ過水流出管のみをポンプの吸込口に接続してドラムの内部に負圧を作用させるので、原水中の汚濁物質がポンプの羽根で破壊されて細分化され、ろ過材での捕集が困難となるようなことがなく、効率よく捕集することが可能となると共に、ドラム内を負圧状態としてろ過装置を使用することができ、従来の内部圧力が高まるドラム及び配管と比較して耐圧強度を低く設定することが可能となり、ドラム及び配管の材料の板厚を薄くしたり、或いはその材料にプラスチックを用いてドラム及び配管の大幅な軽量化を図るろ過装置を提供することができる。
請求項の発明によれば、請求項乃至のいずれかの記載において、ドラムの両側面又は片側面に固定式又はドラムに追従する回転式で、且つ、ドラムの一側に管又は中実軸を配すると共に、他側に、内部に一本若しくは二本の配管をするか又は同心上の三重管を配しておいて、これらの管を、所要に応じて原水流入管、ろ過水流出管、ろ過水管又は排水管としたことにより、種々な用途に応じた好ましいろ過を行うろ過装置を提供することができる。
請求項の発明によれば、請求項乃至のいずれかの記載において、ろ過槽内に、ドラムと一体で回転し、ろ過水流出管のろ過水流出部と連通する板状のろ過網を設けたことにより、ろ過材の耐久性が向上し、長期の使用に耐え得ると共にメンテナンスフリーとなり、且つろ過効率の向上をも図るろ過装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明のろ過装置の作動原理及び作動手順を示す説明図である。
【図2】 発明のろ過装置の作動原理を説明するためのドラムの軸断面の概略を示す図である。
【図3】 発明のろ過装置の一実施例を示す説明図である。
【図4】 発明のろ過装置の種々な配管例を説明するための概略図である。
【図5】 発明のろ過装置の他の実施例を示す説明図である。
【図6】 発明のろ過装置の攪拌手段を示す斜視図である。
【図7】 発明のろ過装置の他の実施例の要部の断面図である。
【図8】 発明のろ過装置の種々の実施例を示す要部の断面図である。
【図9】 発明のろ過装置の他の実施例を示す説明図である。
【図10】 発明のろ過装置の他の実施例を示す説明図である。
【図11】 発明のろ過装置の他の実施例を示す説明図である。
【図12】 発明のろ過装置のろ過材を多層にした状態を示す軸断面の概略図である。
【図13】 発明のろ過装置の多層で構成したろ過材の各層間に仕切網を設けた状態を示す要部の軸断面の概略図である。
【図14】 発明のろ過装置の他の実施例を示す要部の軸断面の概略図である。
【図15】 発明のろ過装置の他の実施例を示す要部の軸断面の概略図である。
【図16】 発明のろ過装置の混合ろ過材を多層で設けた状態を示す要部の軸断面の概略図である。
【図17】 発明のろ過装置の混合ろ過材を多層で設けた他の実施例を示す要部の軸断面の概略図である。
【図18】 発明のろ過装置の本発明のろ過装置の混合ろ過材を多層で設け、各層間に仕切網と仕切網とを配した状態を示す要部の軸断面の概略図である。
【図19】 発明のろ過装置の流水経路の概略を示す図である。
【図20】 発明のろ過装置の種々な配管例を示す概略図である。
【図21】 発明のろ過装置のろ過網としてのウェッジワイヤを示す図である。
【符号の説明】
1 ろ過槽、2 空間部、3 ドラム、4 原水流入部、5 原水流入管、6 ろ過水流出部、7 ろ過水流出管

Claims (8)

  1. ろ過槽と空間部とが内部の上下に形成され、回転又は揺動可能な横型のドラムと、該ドラムの軸心部から前記空間部に貫入され、原水流入部が前記空間部に位置した原水流入管と、前記ドラムの軸心部から前記空間部に貫入され、ろ過水流出部が前記ろ過槽に位置したろ過水流出管と、を具備したろ過装置において、前記ろ過槽と前記空間部とが板状の仕切網で仕切られて、前記ドラムを回転又は揺動させて前記ドラム内のろ過材の擦り合わせを行うと共に前記ろ過材と前記仕切網との擦り合わせを行いながら、すすぎ水をろ過水の流れ方向へ注入して前記ろ過材を洗浄することを特徴とするろ過装置。
  2. ろ過槽と空間部とが内部の上下に形成され、回転又は揺動可能な横型のドラムと、該ドラムの軸心部から前記空間部に貫入され、原水流入部が前記空間部に位置した原水流入管と、前記ドラムの軸心部から前記空間部に貫入され、ろ過水流出部が前記ろ過槽に位置したろ過水流出管と、を具備したろ過装置において、前記ろ過槽と前記空間部とを板状の仕切網で仕切ると共に、処理目的に応じてろ過材の粒度、比重、特性等を選択した単一種又は複数種のろ過材を、単一又は混合した多層で形成することを特徴とするろ過装置。
  3. 前記ろ過材を、比重が異なる複数種で形成したことを特徴とする請求項に記載のろ過装置。
  4. 多層で形成した前記各ろ過材間に、各ろ過材を分離するための仕切網を介在させたことを特徴とする請求項又はに記載のろ過装置。
  5. 前記仕切網の各々には上方に空間を有するようにして各ろ過材が滞留することを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のろ過装置。
  6. 前記ろ過水流出管のみをポンプの吸込口に接続して前記ドラムの内部に負圧を作用させることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のろ過装置。
  7. 前記ドラムの両側面又は片側面に固定式又は前記ドラムに追従する回転式で、且つ前記ドラムの一側に管又は中実軸を配すると共に、他側に、内部に一本若しくは二本の配管をするか又は同心上の三重管を配しておいて、これらの管を、所要に応じて原水流入管、ろ過水流出管、ろ過水管又は排水管としたことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のろ過装置。
  8. 前記ろ過槽内に、前記ドラムと一体で回転し、前記ろ過水流出管のろ過水流出部と連通する板状のろ過網を設けたことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のろ過装置。
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