JP4609167B2 - 露光システム、露光方法及びマイクロデバイスの製造方法 - Google Patents

露光システム、露光方法及びマイクロデバイスの製造方法 Download PDF

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この発明は、半導体素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等のマイクロデバイスをリソグラフィ工程で製造するための露光システム、該露光システムを用いた露光方法、該露光システムを用いたマイクロデバイスの製造方法に関するものである。
露光装置本体及び搬送部等からなる露光システムにおいては、露光装置本体が備えるファインアライメント系により基板上に設けられているアライメントマークを検出し、基板位置を微細に調整するファインアライメントが行われるが、ファインアライメント系の観察視野には限界があるため、ファインアライメントを行う前に基板のエッジ部を検出し、基板位置を粗に調整するコースアライメントを行う。
ここで、従来の露光システムにおいて搬送部がコースアライメントを行うコースアライメント系を備えている場合には、図10のフローチャートに示すように、搬送部に基板を搬入し(ステップS100)、搬入された基板のコースアライメントを行い(ステップS101)、露光装置本体が備える基板ステージ上に基板を搬送して(ステップS102)、搬送された基板のファインアライメントを行い(ステップS103)、露光を開始していた(ステップS104)(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の露光システムにおいて露光装置本体がコースアライメントを行うコースアライメント系を備えている場合には、図11のフローチャートに示すように、搬送部に基板を搬入し(ステップS110)、基板ステージ上に基板を搬送し(ステップS111)、搬送された基板のコースアライメント(ステップS112)及びファインアライメント(ステップS113)を行い、露光を開始していた(ステップS114)(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−273702号公報 特開2004−1924号公報
ところで、搬送部が露光を終了した基板を基板ステージから受け取り、受け取った基板を搬送し、新たな基板を基板ステージ上に搬送するまでに要する時間を搬送処理時間とし、基板ステージ上に載置された基板のファインアライメントを行い、基板上へのパターン露光を終了するまでに要する時間を露光処理時間としたとき、特許文献1記載の露光システムにおいては、搬送部によりコースアライメントを行っているため、コースアライメントに要する時間と搬送処理時間との合計時間が露光処理時間より長い場合、露光装置本体の動作に待ち時間が発生する。
また、特許文献2記載の露光システムにおいては、露光装置本体によりコースアライメントを行っているため、コースアライメントに要する時間と露光処理時間との合計時間が搬送処理時間より長い場合、搬送部の動作に待ち時間が発生する。露光処理時間は、露光パターンや1つの基板内の面取り数等により露光時間が異なるため変動する。即ち、パターン毎及び基板毎に露光時間が異なるため、従来の露光システムにおいては、搬送処理時間及び露光処理時間以外にも待ち時間が発生し、スループットの低下を招いていた。
この発明の課題は、搬送部及び露光装置本体の動作の待ち時間を短縮することができる露光システム、該露光システムを用いた露光方法及び該露光システムを用いたマイクロデバイスの製造方法を提供することである。
この発明の露光システムは、基板を搬送する搬送部と、前記基板上に所定のパターンを露光する露光装置本体とを備えた露光システムにおいて、前記搬送部で前記基板を搬送する際に前記基板の位置検出を行う第1位置検出部と、前記基板を露光する際に前記露光装置本体で前記基板を保持した状態で前記基板の位置検出を行う第2位置検出部と、前記露光システムの前記基板の処理時間に応じて、前記第1位置検出部と前記第2位置検出部との少なくとも一方で前記基板の位置検出を行うように切り換える切換手段とを備えることを特徴とする。
この発明の露光システムによれば、基板の処理時間、即ち搬送部が基板を搬送し始めてから搬送し終わるまでに要する時間である搬送処理時間及び露光装置本体が露光処理に要する時間である露光処理時間に応じて第1位置検出部と第2位置検出部との少なくとも一方で基板の位置検出を行うため、搬送処理時間と露光処理時間との長さの違いによる搬送部または露光装置本体の動作の待ち時間を短縮することができ、高スループットで露光を行うことができる。
また、この発明の露光方法は、基板を搬送して、前記基板をアライメントして、前記基板上にパターンを露光する露光方法において、第1露光工程として前記基板を搬送する搬送時間と、露光装置本体で前記基板のアライメントを行った際の前記基板の露光に要する露光時間とを比較する第1比較工程と、第2露光工程として前記基板を搬送する搬送部で前記基板のアライメントを行った際の搬送時間と、前記基板を露光するのに要する露光時間とを比較する第2比較工程と、前記第1比較工程及び前記第2比較工程における比較結果に基づき、前記第1露光工程または前記第2露光工程を選択する選択工程とを含むことを特徴とする。
この発明の露光方法によれば、第1比較工程及び第2比較工程における比較結果に基づいて第1露光工程または第2露光工程を選択するため、搬送処理時間と露光処理時間との長さの違いによる搬送部または露光装置本体の動作の待ち時間を短縮することができ、高いスループットで露光を行うことができる。
また、この発明のマイクロデバイスの製造方法は、この発明の露光システムまたは露光方法を用いて所定のパターンを感光性基板上に露光する露光工程と、前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程とを含むことを特徴とする。
この発明のマイクロデバイスの製造方法によれば、この発明の露光システムまたはこの発明の露光方法を用いて所定のパターンを感光性基板上に露光するため、高いスループットでマイクロデバイスの製造を行うことができる。
この発明の露光システムによれば、基板の処理時間、即ち搬送部が基板を搬送し始めてから搬送し終わるまでに要する時間である搬送処理時間及び露光装置本体が露光処理に要する時間である露光処理時間に応じて第1位置検出部と第2位置検出部との少なくとも一方で基板の位置検出を行うため、搬送処理時間と露光処理時間との長さの違いによる搬送部または露光装置本体の動作の待ち時間を短縮することができ、高スループットで露光を行うことができる。
また、この発明の露光方法によれば、第1比較工程及び第2比較工程における比較結果に基づいて第1露光工程または第2露光工程を選択するため、搬送処理時間と露光処理時間との長さの違いによる搬送部または露光装置本体の動作の待ち時間を短縮することができ、高いスループットで露光を行うことができる。
また、この発明のマイクロデバイスの製造方法によれば、この発明の露光システムまたはこの発明の露光方法を用いて所定のパターンを感光性基板上に露光するため、高いスループットでマイクロデバイスの製造を行うことができる。
このように、この発明は、一枚の感光性基板の露光時間が露光されるパターンのショットのレイアウトにより変化しやすい場合、つまり外径が500mmよりも大きい感光性基板、特にフラットパネルディスプレイ用等の大型基板に対して露光を行う装置、方法に対して有効である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態にかかる露光システムについて説明する。図1はこの実施の形態にかかる露光システムを備えたデバイス製造システムの上方から見た概略構成図である。なお、以下の説明において、水平面内においてマスクM(図4参照)と基板Pとの同期移動方向(走査方向)をX方向、水平面内においてX方向と直交する方向をY方向(非走査方向)、X方向及びY方向に垂直な方向をZ方向とする。また、Z軸周り方向をθZ方向とする。
図1に示すように、デバイス製造システムは、露光システムEXSと、コータデベロッパ装置CDSとを備えている。コータデベロッパ装置CDSは、露光処理される前の基板Pに対してフォトレジストを塗布する塗布装置(コータ)Cと、露光システムEXSが備える露光装置本体EXにおいて露光処理された後の基板Pを現像する現像装置(デペロッパ)Dと、基板Pを露光システムEXSに搬送する搬送装置100とを備えている。コータデベロッパ装置CDSは、クリーン度が管理された第2チャンバCH2内に収納されている。
露光システムEXSは、コータデベロッパ装置CDSと露光装置本体EXの基板ステージPSTとの間で外径が500mmよりも大きいフラットパネルディスプレイ用の基板Pを搬送する搬送部H、露光装置本体EXと、露光システムEXS全体の動作を統括制御する制御装置CONTとを備えている。なお、外径が500mmよりも大きいとは、一辺若しくは対角線が500mmよりも大きいことをいう。露光システムEXS(露光装置本体EX及び搬送部H)は、クリーン度が管理された第1チャンバCH1内に収納されている。
搬送部Hは、コータデベロッパ装置CDSとのインターフェース部の一部を構成しコータデベロッパ装置CDSの搬送装置100から搬送された基板Pを受け取るポート部10と、露光装置本体EXの基板ステージPSTとポート部10との間で基板Pを搬送する基板搬送部20とを備えている。また、ポート部10は露光処理された基板Pを基板搬送部20から受け取る機能も有する。
図2は、搬送部Hが備えるポート部10の概略構成を示す図である。図2に示すように、ポート部10は、基板Pを支持する基板支持部1と、トレイTを支持するトレイ支持部2とを備えている。基板支持部1は、板状の第1支持部材3と、この第1支持部材3上に設けられ、基板Pの下面を支持する複数(この実施の形態においては、8つ)の基板支持ピン4とを備えている。基板支持ピン4のそれぞれは第1支持部材3上で起立しており、それぞれの下端部を第1支持部材3に固定し、それぞれの上端部(上端面)で基板Pの複数の所定位置を支持する。基板支持ピン4の上端面にはバキューム装置に接続した真空吸着穴がそれぞれ設けられており、基板支持ピン4は真空吸着穴を介して基板Pを吸着保持する。
基板支持部1(第1支持部材3及び基板支持ピン4)は連結部材5を介してステージ装置6に接続されている。ステージ装置6は、ベース7上においてX軸、Y軸、及びθZ方向のそれぞれに移動可能に構成されており、トレイTと基板Pとの位置関係を調整することができる。ステージ装置6には例えばモータとボールネジとを組み合わせたステージ駆動装置8が設けられており、制御装置CONTはステージ駆動装置8を介してステージ装置6をX軸、Y軸、及びθZ方向に移動する。そして、ステージ装置6の移動に伴い、基板支持部1及びこれに保持された基板PもX軸、Y軸、及びθZ方向に移動する。
トレイ支持部2は、枠状の第2支持部材9と、この第2支持部材9上に設けられ、トレイTの下面を支持する複数(この実施の形態においては、8つ)のトレイ支持ピン11とを備えている。トレイ支持ピン11のそれぞれは第2支持部材9上で起立しており、それぞれの下端部を第2支持部材9に固定し、上端部(上端面)でトレイTの複数の所定位置を支持する。ここで、トレイ支持ピン11のそれぞれは基板支持部1の第1支持部材3より外側に配置されている。
トレイ支持部2(第2支持部材9及びトレイ支持ピン11)はガイド部12に沿って図示しないトレイ支持部用駆動装置によりZ方向に移動可能に設けられている。制御装置CONTはトレイ支持部用駆動装置を介してトレイ支持部2をZ方向に移動する。そして、トレイ支持部2の移動に伴ってこれに支持されているトレイTもZ方向に移動する。トレイ支持部2の上昇により、トレイTは上昇し、基板Pに接近してこの基板Pの下面を支持する。ここで、トレイ支持ピン11は基板支持部1の外側に配置されているため、トレイ支持部2の上下方向への移動は妨げられない。また、ガイド部12はステージ装置6の外側に設けられており、またステージ装置6と基板支持部1とを連結する連結部材5は第2支持部材9の枠内部に配置されているため、ステージ装置6及び基板支持部1の水平方向への移動は妨げられない。
ポート部10は、基板Pを搬送する際に、トレイTに対する基板Pの粗位置を検出する検出装置(第1位置検出部)13を備えている。検出装置13は、基板支持ピン4に支持されている基板Pに対して下方の離れた位置に設けられており、基板Pのエッジ部の複数の所定の検出点の位置を非接触で検出する。検出装置13は、基板Pに対して検出光を投射する投射部と、基板Pからの反射光を受光する受光部とを有しており、基板Pからの反射光に基づいて基板Pの複数のエッジ部の検出点の位置を光学的に検出する。
図3は、基板Pの位置を検出する検出装置13(13A〜13C)の配置を示す図である。図3に示すように、この実施の形態では3つの検出装置13A〜13Cが所定の位置に配置されており、矩形形状である基板Pの少なくとも2辺の位置を検出するように配置されている。検出装置13Aは基板Pの+Y側の1辺を検出可能な位置に配置されており、検出装置13B,13Cは基板Pの+X側の1辺を検出可能な位置に配置されている。即ち、検出装置13B,13Cにより、基板Pの+X側の1辺において検出点が2点設定されている。検出装置13A〜13Cのそれぞれは基板Pに対して検出光を投射し、基板Pからの反射光を受光したか否かにより基板Pのエッジ部の3つの検出点をそれぞれ非接触で光学的に検出する。各検出装置13A〜13Cそれぞれの検出信号は制御装置CONTに出力される。制御装置CONTは、基板Pの+Y側の1辺を検出可能な検出装置13Aの検出結果に基づいて、基板PのY方向における位置を検出する。また、制御装置CONTは、基板Pの+X側の1辺の2つの検出点を検出可能な検出装置13B及び13Cの検出結果に基づいて、基板PのX方向における位置、及びθZ方向における位置(回転方向における位置)を検出する。
基板Pの位置情報を検出装置13A〜13Cを用いて検出する際、制御装置CONTは、ステージ装置6を移動しながら検出装置13A〜13Cを用いて基板Pのエッジ部の位置を検出し、この検出結果に基づいて基準位置に対する基板Pの位置情報を求める。この実施の形態において、基準位置とはトレイTを支持するトレイ支持部2、ひいてはトレイTの位置であり、制御装置CONTは、検出装置13A〜13Cの検出結果に基づいて、トレイT(トレイ支持部2)に対する基板Pの位置情報、すなわち、トレイTに対するXY方向への位置誤差量、及びθZ方向への回転誤差量を検出する。
ここで、図3に示す基板Pは平面視正方形状であるが、長方形状である場合、検出装置13B,13Cにより長方形状の基板Pの長辺側の2つの検出点を検出する構成が好ましい。短辺側に2つの検出点を設けるより長辺側に2つの検出点を設けることにより基板Pの回転誤差量をより高精度に検出できる。なお、短辺側に2つの検出点を設けた場合であっても基板Pの位置情報はもちろん検出可能である。
基板Pの位置情報を検出する際には、ステージ装置6を移動し、例えばまず基板Pの+X側の1辺(基板Pが長方形状である場合には長辺側)の2つの検出点を検出装置13B,13Cの検出領域に配置して検出し、+Y側の1辺(基板Pが長方形状である場合には短辺側)の1つの検出点を検出装置13Aの検出領域に配置して検出する。
図2に戻り、搬送部Hの一部を構成する基板搬送部20はトレイTに基板Pを載置して搬送するものであり、基板ステージPSTに対して基板Pをロード及びアンロードする。基板搬送部20は、基板Pを載置したトレイTの一端部(+Y側端部)を保持して搬送可能な駆動手段の一部を構成する第1保持部21と、第1保持部21に対向し、トレイTの他端部(−Y側端部)を保持して搬送可能な駆動手段の一部を構成する第2保持部22と、第1保持部21をZ方向及びY方向に移動可能に支持する第1機構部23と、第2保持部22をZ方向及びY方向に移動可能に支持する第2機構部24と、第1,第2機構部23,24のそれぞれに接続する第1,第2被ガイド部25,26と、第1,第2被ガイド部25,26をX方向に移動する駆動手段の一部を構成するリニアモータにより構成される第1,第2駆動部31,32と、X方向に延び、第1,第2被ガイド部25,26それぞれのX方向への移動を案内する第1,第2ガイド部27,28とを備えている。
第1,第2機構部23,24の駆動は制御装置CONTにより制御される。制御装置CONTは第1,第2機構部23,24を駆動することにより、第1,第2保持部21,22のそれぞれを昇降可能、かつ第1,第2保持部21,22間の距離を調整可能である。したがって、第1,第2保持部21,22は第1,第2機構部23,24の駆動によりトレイTに対してアクセスし、このトレイTを保持及び保持解除可能である。第1,第2駆動部31,32及び第1,第2ガイド部27,28は、ポート部10及び基板ステージPSTのそれぞれまで延びており、第1,第2保持部21,22はポート部10及び基板ステージPSTとの間で移動可能である。
図4は、図1に示すデバイス製造システムの概略斜視図である。図4に示すように、露光装置本体EXは、マスクMを支持するマスクステージMSTと、基板Pを支持する基板ステージPSTと、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板ステージPSTに支持されている基板Pに投影する投影光学系PLとを備えている。露光装置本体EXは、複数(この実施の形態においては5つ)並んだ投影光学モジュールPL1〜PL5からなる投影光学系PLに対してマスクMと基板Pとを所定方向に同期移動しつつマスクMのパターンを基板Pに投影露光するマルチレンズスキャン型露光装置である。
マスクステージMST、基板ステージPSTの位置は、図示しないレーザ干渉計により計測及び制御されている。なお、基板ステージPSTの位置の計測、制御に用いられるレーザ干渉計は、基板ステージPSTに固定されている移動鏡50と投影光学系PLに固定された固定鏡(図示せず)との相対位置の計測、制御を行う。
投影光学系PLは、非走査方向に配列された第1列の投影光学モジュールPL1,PL3,PL5と、非走査方向に配列された第2列の投影光学モジュールPL2,PL4により構成されている。第1列の投影光学モジュールPL1,PL3,PL5と、第2列の投影光学モジュールPL2,PL4との間には、基板Pの位置合わせを行うためのオフアクシスのファインアライメント系(第2位置検出部)52、及びマスクMや基板Pに対するフォーカス位置を合わせるためのオートフォーカス系54が配置されている。ファインアライメント系52は、基板P上に設けられている複数のアライメントマークを検出することにより、投影光学系PLに対する基板Pの微細な位置ずれを検出する。ファインアライメント系52により検出される検出値は、制御装置CONTに対して出力される。同様に、オートフォーカス系54により検出される検出値は、制御装置CONTに対して出力される。
また、基板ステージPSTには基板Pを保持した状態で基板Pの粗位置、即ち基板Pの外周部(エッジ部)の複数の所定の計測点の位置を非接触で計測(検出)するコースアライメント系(第2位置検出部)80が設けられている。図5はコースアライメント系80の位置を説明するための図であり、図6はコースアライメント系80の概略構成を示す図である。コースアライメント系80は、図5に示すように3つ設けられ、基板Pの外周部の3つの計測点の位置をそれぞれ非接触で計測する。コースアライメント系80は、基板ステージPSTに設けられ、検出光を射出する発光部81と、基板Pに対して発光部81と対向する位置に取り付けられ、発光部81からの検出光を受光可能な受光部82とを備えている。
発光部81は、ランプ又は発光ダイオード等の不図示の光源から射出され入射部で集光した検出光を射出部から射出する光ガイド88と、光ガイド88の射出部から射出された検出光の向きを変える偏向ミラー83とを備えている。基板ステージPSTには、偏向ミラー83からの検出光を基板Pに供給するための開口部84が形成されている。偏向ミラー83により反射され開口部84を通過した検出光は、基板Pのエッジ部(計測点)を照射する。
受光部82は、基板Pのエッジ部近傍を通過した検出光が入射する対物レンズ85と、対物レンズ85を通過した検出光が入射する結像レンズ86とを備えている。結像レンズ86は、基板Pのエッジ部の像を撮像素子87に結像する。撮像素子87は、2次元CCD等により構成され、撮像素子87からの撮像信号は、制御装置CONTに対して出力される。即ち、制御装置CONTには複数(この実施の形態においては、3つ)の撮像素子87からの撮像信号が出力される。制御装置CONTは、出力された3つの撮像信号に基づいて基板Pの3つのエッジ部の位置情報を求め、求めた3つのエッジ部の位置情報に基づいて基板ステージPSTに対する基板PのX方向及びY方向における位置ずれ量及び回転誤差量を算出する。
制御装置(切換手段)CONTは、露光システムEXSの基板Pの処理時間、即ち搬送部Hによる搬送時間と露光装置本体EXによる基板Pの露光時間(露光に要する時間)に応じて、搬送部Hが備える検出装置13または露光装置本体EXが備えるコースアライメント系80の少なくとも一方で基板Pの粗位置の検出を行うように切り換える。なお、搬送時間とは、搬送部Hが露光装置本体EXの基板ステージPST上に載置されている基板PをトレイTに載置してから、トレイTに載置された基板Pを搬送し、基板Pを搬送装置100に受け渡し、更に、搬送装置100から新たな基板を受け取り、トレイTに載せた新たな基板を搬送して、新たな基板を基板ステージPST上に載置するまでに要する時間のことである。また、露光時間とは、基板Pが基板ステージPST上に載置された後に、ファインアライメント系52により基板Pの微細位置の検出が行われ、検出結果に基づいて基板Pの微細位置の調整が行われ、基板Pの露光開始から終了までに要する時間のことである。
即ち、制御装置CONTは、露光装置本体EXにおける基板Pの露光ショットの配列に基づいて露光時間を算出し、算出した露光時間と搬送時間とを比較する。制御装置CONTは、搬送時間と露光時間とのいずれかに待ち時間が発生しないように、搬送時間が露光時間より長い場合にはコースアライメント系52により基板Pの粗位置の検出を行い、露光時間が搬送時間より長い場合には検出装置13により基板Pの粗位置の検出を行うように切り換える。また、搬送時間と露光時間が同じ場合には、コースアライメント52及び検出装置13により基板Pの粗位置の検出を行うように切り換える。
次に、この実施の形態にかかる露光システムEXSを用いて基板Pの露光を行う露光方法について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、制御装置CONTは、第1露光工程として、基板Pを搬送する搬送時間と、露光装置本体EXのコースアライメント系80により基板Pのコースアライメントを行った場合のコースアライメントに要する時間を加えた基板Pの露光に要する時間とを算出し、算出された第1露光工程としての搬送時間と露光時間とを比較する(ステップS10、第1比較工程)。具体的には、搬送時間として、搬送部Hが露光を終えた基板Pを基板ステージPSTから受け取り始めてから、搬送装置100に基板Pを受け渡し、搬送装置100から新たな基板を受け取り、新たな基板を基板ステージPST上に載置し終わるまでに要する時間を算出する。また、露光時間として、基板Pが基板ステージPST上に載置された後に、コースアライメント系80によりコースアライメントを行い、ファインアライメント系52によりファインアライメントを行い、基板Pへの露光を終了するまでに要する時間を算出する。そして、算出された第1露光工程としての搬送時間の長さと露光時間の長さを比較する。
次に、制御装置CONTは、第2露光工程として、搬送部Hの検出装置13によりコースアライメントを行った場合のコースアライメントに要する時間を加えた基板Pを搬送する搬送時間と、基板Pの露光に要する時間とを算出し、算出された第2露光工程としての搬送時間と露光時間とを比較する(ステップS11、第2比較工程)。具体的には、搬送時間として、搬送部Hが露光を終えた基板Pを基板ステージPSTから受け取り始めてから、搬送装置100に基板Pを受け渡し、搬送装置100から新たな基板を受け取り、検出装置13によりコースアライメントを行い、新たな基板を基板ステージPST上に載置し終わるまでに要する時間を算出する。また、露光時間として、基板Pが基板ステージPST上に載置された後に、ファインアライメント系52によりファインアライメントを行い、基板Pへの露光を終了するために要する時間を算出する。そして、算出された第1露光工程としての搬送時間の長さと露光時間の長さを比較する。
次に、制御装置CONTは、ステップS10における比較結果と、ステップS11における比較結果とに基づいて、第1露光工程で露光を行うか、第2露光工程で露光を行うかを選択する(ステップS12、選択工程)。搬送時間と露光時間との差が大きく、搬送時間が露光時間より長い場合、露光装置本体EXによる露光が終了しているにもかかわらず、搬送部Hによる搬送が終了していないため、次の露光を行うことができず、露光装置本体EXの動作に待ち時間が発生する。また、搬送時間と露光時間との差が大きく、搬送時間が露光時間より長い場合、搬送部Hによる搬送が終了しているにもかかわらず、露光装置本体EXによる露光が終了していないため、露光を終えた基板Pを搬送することができず、搬送部Hの動作に待ち時間が発生する。
従って、第1露光工程における搬送時間と露光時間との差が、第2露光工程における搬送時間と露光時間との差より小さい場合、制御装置CONTは、第1露光工程で露光を行うことを選択する。一方、第2露光工程における搬送時間と露光時間との差が、第1露光工程における搬送時間と露光時間との差より小さい場合、制御装置CONTは、第2露光工程で露光を行うことを選択する。こうすることにより、露光装置本体EXや搬送部Hの動作に発生する待ち時間を短縮することができる。
ステップS12において第1露光工程で露光を行うことを選択した場合には、制御装置CONTは、搬送部Hにより搬送装置100から基板Pを搬入し(ステップS13)、搬送部Hにより基板Pを露光装置本体EXに搬送し(ステップS14)、基板ステージPST上に基板Pを載置する。次に、制御装置CONTは、コースアライメント系80により検出され、出力された基板Pの位置情報に基づいて基板Pの位置ずれ量を算出し、基板ステージPSTを移動させることにより基板Pの粗位置の調整を行う(ステップS15)。
一方、ステップS12において第2露光工程で露光を行うことを選択した場合には、制御装置CONTは、搬送部Hにより搬送装置100から基板Pを搬入し(ステップS16)、検出装置13により検出され、出力された基板Pの位置情報に基づいて基板Pの位置ずれ量を算出し、ステージ装置6を移動させることにより基板Pの粗位置の調整を行う(ステップS17)。次に、搬送部Hにより基板Pを露光装置本体EXに搬送し(ステップS18)、基板ステージPST上に基板Pを載置する。
次に、ステップS15において粗位置の調整が行われた基板P、またはステップS18において搬送部Hにより粗位置の調整が行われ搬送された基板Pのファインアライメントを行う(ステップS19)。即ち、制御装置CONTは、ファインアライメント系52により検出され出力された基板Pの微細な位置情報に基づいて、例えば投影光学系PLが備える調整機構等を用いて基板Pの微細な位置の調整を行う。次に、ステップS15において微細な位置調整が行われた基板P上にマスクMのパターンを露光する(ステップS16)。
なお、上述の露光方法においては、第1露光工程での露光または第2露光工程での露光のいずれか一方を選択しているが、ステップS10において算出された第1露光工程での露光時間の長さと、ステップS11において算出された第2露光工程での搬送時間の長さとが同一であった場合、検出装置13によるコースアライメントとコースアライメント系80によるコースアライメントの双方を行い、基板Pの露光を行う選択をしてもよい。この場合には、搬送部Hで基板Pのコースアライメントを行い、露光装置本体EXでも基板Pのコースアライメントを行うため、基板Pの粗位置の調整をより確実に行うことができる。
この実施の形態にかかる露光システム及び露光方法によれば、搬送部Hによる搬送時間及び露光装置本体EXによる露光時間に応じて、搬送部Hが備える検出装置13または露光装置本体EXが備えるコースアライメント系80により基板Pの粗位置の検出を行うため、搬送部Hの動作や露光装置本体EXの動作の待ち時間を短縮することができ、高スループットで露光を行うことができる。
なお、この実施の形態においては、検出装置13またはコースアライメント系80により基板Pの粗位置を検出しているが、検出装置13またはコースアライメント系80により基板Pの粗位置を検出するとともに、図示しない基板情報取得手段により基板Pの情報を取得するようにしてもよい。
また、この実施の形態においては、基板Pのエッジ部に非接触で計測する検出装置13及びコースアライメント系80により基板Pのエッジ部を検出しているが、基板Pのエッジ部に軽接触で当接する測長器等を用いて基板Pのエッジ部を検出するようにしてもよい。
このように、同じサイズの基板への露光であっても、露光するパターンのレイアウトにより、露光時間つまり実際に露光している時間、次のショットへの移動時間などを含めた露光時間に変化が生じる。この露光時間は、さまざまなレイアウトが可能となる大型基板に対して大きく変化し、特に外径が500mmを超えるような基板への露光に対してはこの変化量が大きくなる。
また、コースアライメントを搬送部Hと露光装置本体EXとでともに行うことにより、基板の位置精度が向上し、ファインアライメント系52でのアライメント時間を短縮することが可能となる。また、搬送時間と露光時間との関係で、基板のIDの読み込み、基板への基板情報の書き込み、基板周辺への周辺露光等を行う場合にも搬送部Hと露光装置本体EXとにそれぞれの機構を設け、本発明のように切り換えるようにしてもよい。
上述の実施の形態にかかる露光システムでは、照明光学系ILによってマスク(レチクル)Mを照明し、投影光学系PLを用いてマスクMに形成された転写用のパターンを感光性基板Pに露光する(露光工程)ことにより、マイクロデバイス(半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等)を製造することができる。以下、上述の実施の形態の露光システムEXSを用いて感光性基板としてのプレート等に所定の回路パターンを形成することによって、マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得る際の手法の一例につき図8のフローチャートを参照して説明する。
先ず、図8のステップS301において、1ロットのプレートP上に金属膜が蒸着される。次のステップS302において、コータデベロッパ装置CDSが備える塗布装置によりその1ロットのプレートP上の金属膜上にフォトレジストが塗布される。その後、フォトレジストが塗布されたプレートPは、搬送装置100により露光システムEXSが備える搬送部Hに搬送され、搬送部Hにより露光装置本体EXの基板ステージPST上に搬送される。次に、ステップS303において、上述の実施の形態の露光システムEXSが備える露光装置本体EXを用いて、マスクM上のパターンの像がその投影光学系PLを介して、その1ロットのプレートP上の各ショット領域に順次露光転写される。
その後、露光を終えたプレートPは、搬送部Hにより基板ステージPSTから搬送装置100に搬送され、搬送装置100によりコータデベロッパ装置CDSが備える現像装置に搬送される。次に、ステップS304において、現像装置によりその1ロットのプレートP上のフォトレジストの現像が行われた後、ステップS305において、その1ロットのプレートP上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うことによって、マスクM上のパターンに対応する回路パターンが、各プレート上の各ショット領域に形成される。その後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行うことによって、半導体素子等のデバイスが製造される。上述の半導体デバイス製造方法によれば、高スループットでプレート上に露光を行うことができ、良好な半導体デバイスを得ることができる。
また、上述の実施の形態の露光システムでは、プレート(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以下、図9のフローチャートを参照して、このときの手法の一例につき説明する。図9において、パターン形成工程S401では、上述の実施の形態の露光システムを用いてマスクのパターンを感光性基板(レジストが塗布されたガラス基板等)に転写露光する、所謂光リソグラフィ工程が実行される。この光リソグラフィ工程によって、感光性基板上には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。その後、露光された基板は、現像工程、エッチング工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによって、基板上に所定のパターンが形成され、次のカラーフィルター形成工程S402へ移行する。
次に、カラーフィルター形成工程S402では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルターの組を複数水平走査線方向に配列したカラーフィルターを形成する。そして、カラーフィルター形成工程S402の後に、セル組み立て工程S403が実行される。セル組み立て工程S403では、パターン形成工程S401にて得られた所定パターンを有する基板、およびカラーフィルター形成工程S402にて得られたカラーフィルター等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。
セル組み立て工程S403では、例えば、パターン形成工程S401にて得られた所定パターンを有する基板とカラーフィルター形成工程S402にて得られたカラーフィルターとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。その後、モジュール組み立て工程S404にて、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、高スループットで感光性基板上に露光を行うことができ、良好な液晶表示素子を得ることができる。
実施の形態にかかる露光システムの概略構成を示す図である。 実施の形態にかかるポート部の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかる検出装置の配置を説明するための図である。 実施の形態にかかる露光システムの概略斜視図である。 実施の形態にかかるコースアライメント系の配置を説明するための図である。 実施の形態にかかるコースアライメント系の構成を示す図である。 実施の形態にかかる露光方法について説明するためのフローチャートである。 実施の形態にかかるマイクロデバイスとしての半導体デバイスの製造方法を示すフローチャートである。 実施の形態にかかるマイクロデバイスとしての液晶表示素子の製造方法を示すフローチャートである。 従来の露光方法について説明するためのフローチャートである。 従来の露光方法について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10…ポート部、13…検出装置、20…基板搬送部、52…ファインアライメント系、54…オートフォーカス系、80…コースアライメント系、CONT…制御装置、EXS…露光システム、EX…露光装置本体、IL…照明光学系、H…搬送部、M…マスク、MST…マスクステージ、P…基板、PST…基板ステージ、PL…投影光学系、T…トレイ。

Claims (12)

  1. 基板を搬送する搬送部と、前記基板上に所定のパターンを露光する露光装置本体とを備えた露光システムにおいて、
    前記搬送部で前記基板を搬送する際に前記基板の位置検出を行う第1位置検出部と、
    前記基板を露光する際に前記露光装置本体で前記基板を保持した状態で前記基板の位置検出を行う第2位置検出部と、
    前記露光システムの前記基板の処理時間に応じて、前記第1位置検出部と前記第2位置検出部との少なくとも一方で前記基板の位置検出を行うように切り換える切換手段と、
    を備えることを特徴とする露光システム。
  2. 前記第1位置検出部は前記基板の粗位置検出を行うことが可能であり、前記第2位置検出部は前記基板の粗位置検出及び微細位置検出を行うことが可能であることを特徴とする請求項1記載の露光システム。
  3. 前記切換手段は、前記基板の搬送部での搬送時間と前記露光装置本体での前記基板の露光に要する露光時間とを比較することにより、前記第1位置検出部または前記第2位置検出部の少なくとも一方を用いて、前記基板の粗位置検出を行うことを特徴とする請求項2記載の露光システム。
  4. 前記切換手段は、前記露光装置本体における前記基板の露光ショットの配列に基づいて前記露光時間を算出し、前記算出した露光時間と前記搬送時間とを比較することにより、前記基板の粗位置検出を前記第1位置検出部または前記第2位置検出部の少なくとも一方で行うことを特徴とする請求項2または請求項3記載の露光システム。
  5. 前記基板の情報を取得する基板情報取得手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の露光システム。
  6. 前記基板は、外径が500mmよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の露光システム。
  7. 基板を搬送して、前記基板をアライメントして、前記基板上にパターンを露光する露光方法において、
    第1露光工程として前記基板を搬送する搬送時間と、露光装置本体で前記基板のアライメントを行った際の前記基板の露光に要する露光時間とを比較する第1比較工程と、
    第2露光工程として前記基板を搬送する搬送部で前記基板のアライメントを行った際の搬送時間と、前記基板を露光するのに要する露光時間とを比較する第2比較工程と、
    前記第1比較工程及び前記第2比較工程における比較結果に基づき、前記第1露光工程または前記第2露光工程を選択する選択工程と、
    を含むことを特徴とする露光方法。
  8. 前記基板のアライメントは、前記基板をラフにアライメントするコースアライメント動作を含むことを特徴とする請求項7記載の露光方法。
  9. 前記露光装置本体での露光の際には、前記基板をファインにアライメントするファインアライメント動作を含むことを特徴とする請求項7または請求項8記載の露光方法。
  10. 前記基板は、フラットパネルディスプレイ用の基板であることを特徴とする請求項7乃至請求項9の何れか一項に記載の露光方法。
  11. 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の露光システムを用いて所定のパターンを感光性基板上に露光する露光工程と、
    前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程と、
    を含むことを特徴とするマイクロデバイスの製造方法。
  12. 請求項7乃至請求項10の何れか一項に記載の露光方法を用いて所定のパターンを感光性基板上に露光する露光工程と、
    前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程と、
    を含むことを特徴とするマイクロデバイスの製造方法。
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